香港滞在4日目、そろそろ胃袋が香港の空気になじんだ頃にいざいざ嘉麟樓に出撃です。
場所はかの半島酒店(The Peninsula)内。ふかふかの絨毯も心地よい、何とも豪奢な雰囲気です。調度品の重厚さ、感じた「敷居の高さ」は香港旅行中、この店がやはり最高のものでした。
予約は昼の12時丁度、まだまだお客も少ない頃からテーブルについて、美味なる点心の品々を堪能してきました。相変わらずここの叉焼酥(チャーシューパイ)は壮絶なまでに絶品でした。
マンゴプリンはHK$35と、これまた気合いの入った価格です。足の長いカクテルグラスにちんまりと、それはそれはお上品な「盛り」になっています。美味しいマンゴプリンならばバケツ一杯行きたいところですが、このカクテルグラス盛りつけの上品加減がペニンシュラならではなのかもしれません。品名は「[木亡]果布甸」。英文字で「Chilled Mango Pudding」とも併記されていました。
エバミルクなどはかかっておらず、飾りはラズベリーが1粒、というシンプル極まりないプリンです。オレンジ色の強い生地には細かい果肉がたっぷりと透けて見え、そそられる光景です。
非常に柔らかなプリンは、グラスからスプーンですくうと自重で崩れてしまいそうな感じ。口に入れると、その入れたそばからクシャッと溶けていきます。素晴らしい口当たりと口溶けです。
果肉は甘く芳醇香りの上質なものがたっぷりと、大きさは小指の先大の大きなものからピューレ状までの細かいものまで様々です。その果肉の柔らかさと生地の柔らかさを同じレベルに合わせたような、全体として均一の質感になるように目指して作られた、という感じのプリンです。
エバミルクは不要と納得できる濃厚なミルク感も感じられます。ですがその割には後味はさっぱりと、マンゴーの香りのみが残るような軽さも併せもっているプリンでした。
舌触りや口溶けの良さは香港内随一と言っても良いかもしれません。ですが、この「いまひとつ満足できない上品な盛りつけ」及び「ちょっと派手ではあるまいか?と思われるほどのそのオレンジ色粉の色使い」をもって、「これが香港ナンバー1!」と断言するにはちょっとだけ及ばないかな、と思ってしまうのでありました。
また、私の夫は「俺の好みからすると、ちょっと甘すぎ……」と更にその評価はちょっと下になってしまったようです。
当日、詳しい食事光景はこちらの旅行記に
[01.07.04]
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ペニンシュラホテル内、飲茶で有名な店です。
なんだかんだでここのが一番美味しかったのがやっぱり現実だ。
色艶鮮やか、他の場所のものより一段とクリーミーで美味。
ただし、上品に小ぶりな器で出てきます。これがちょっとね……。バケツ一杯マンゴプリンを食べたい私としては、ちょっと不満。
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[96.12.30]