我が家の御近所の八百屋さんに、かつて「帆船」とラベルのついた中華総菜が売られており、
マンゴプリンも売られていました。
案外と美味しかったので「また買おう」と思いつつ、気がついてみるとその総菜類は店頭から消え去ってしまい、その代わりに御近所に同名の中華料理店がオープンしたのはつい先日のことです。どうやらテイクアウト専門だったお店がいよいよ本営業に入ったようで、さっそく行ってみることにしました。メニューの中にもしっかり「マンゴプリン」の文字が。
そして粥や麺、炒飯類、一品料理と共に点心類もしっかり並ぶ品揃え。正直言って、東京ど真ん中で営業するにはちょっとばかり頼りない味のレベルではあるのですが、徒歩10分圏内にこういう店がある便利さを思うと、妙に憎めないお店です。
メニューには日本語と共に中国語での品名、読みもカタカナでふられています。「マンゴプリン」の文字の横には「芸果布丁」「マンゴーブーティン」の文字がありました。
やってきたのはハート形の色鮮やかなオレンジ色のプリン、エバミルクとチェリーつき、という王道の形状です。
缶詰らしきマンゴーの果肉が粒々と入り、生地はつるんと滑らか、「マンゴープリンの素」の味というか、あるいはカスタードパウダーてんこもりというか、どことなくジャンクな合成臭が漂います。以前のテイクアウトの時代と同じく、生のマンゴーの風味は希薄です。ていうか、ありません。
味わいはジャンク、果肉も缶詰らしきもの、ですが口当たりは最高のプリンなのです。フルフルとぎりぎりの柔らかさの生地は口の中でスッと柔らかく溶け、舌の根と喉をツルンと冷やしながら滑っていく食感は非常に心地よいものです。食感は最高なのに、どうしてこんなにジャンク味漂ってしまうのか、非常に不思議なアンバランスなプリンです。
ちなみに杏仁豆腐も同じ口溶けの、こちらは杏仁の香り溢れるなかなか素敵な一品なのでした。御近所なのでついつい通ってしまいそうです。
[01.12.01]