マンゴプリンの美味しいお店 日本編  

聘珍樓

 

神奈川県横浜市中区山下町149
045-681-3001

3500円のランチコース内で登場
(単品メニューもあって、確かそれは600円ほど)

中華街、賑やかな大通り沿いの中でも最も日々混雑する一角にある高級中華料理店が「聘珍樓」です。全国各地に支店がありますが、本店がここ横浜中華街。ディナータイムには2万円のコースメニューなども供される、なかなかの高級店です。他店と異なり一見すると洋風の建物になっており、内部も中華な雰囲気は漂うものの、かなりシック。入り口で「飲茶メニューのお客様のお席と、一般の中華料理のお客様のお席に別れております」と告げられ、一般料理の席を選ぶと暗めのより一層シックな内装の部屋に通されました。

横浜聘珍樓に来るのは初めてではありませんが、何故か毎回マンゴプリンがメニューにない時期ばかりで、気になりまくってはいたもののこのお店のマンゴプリンを食べたことがありませんでした。今回、たまたま「ここにしようか」と入ったのですが、めでたくメニューにはマンゴプリンの文字が!ランチのコースを頼んだところ、その選択制のデザートの中にも含まれており、めでたく聘珍樓マンゴプリンとの邂逅とあいなったのでありました。

3500円のランチコースは、なかなかの充実ぶり。八角の香り漂うものの、どこかフレンチな印象もある牛テールの煮込み料理や、アーモンドを衣につけた蟹爪の揚げもの、貝や海老なども盛られる一風変わった前菜など、どれも洗練された外見と味の料理が続きます。最後に日本料理で言うところの「お食事」が出てくるのですが、この御飯ものとデザートが選択制になっています。選択できるデザートは3〜4種類ほどあったでしょうか。同行した母は杏仁豆腐、私はマンゴプリンを選択しました。

白い陶器の器に固められたプリンは、コースの最後に出てくるものとしては充実感のあるたっぷりめなボリュームでした。
エバミルクはかかっておらず、中央にホイップクリームとミントの葉。涼しげかつ上品な一皿です。

マンゴーの生の果肉がざっくりと混ざっている嬉しいプリンでしたが、11月という季節柄もあるためなのか、果肉はやや酸味が強いものでした。そうはっきりと「すっぱい……」と感じるものではないのですが、甘みよりは酸味の方が強いかな、といった味の果肉です。それを補うかのように、プリン生地はやや甘め。生クリームではなくエバミルクがたっぷり使われているような、ミルク感も多分に漂っています。それゆえに、口当たりはややねっとりめ。もうちょっとばかり柔らかくても良いのではないのかなという、ごくごく微量に固めに感じる舌触りでした。

オレンジ色濃厚なプリンの色は、カスタードパウダーを使ったものと思われる色味と香りです。「香港に、こんな味のマンゴプリン、あったなぁ……」と思わせてくれるような、かなり本場の味を意識したマンゴプリンでとても美味しくいただきました。老舗の風格、ぷんぷんです。その割に単品としてもさほど高価すぎないのも嬉しいところでした。

(当日の詳しい食事風景はこちらの日記にございます)

[03.11.15]

『飲茶のおいしい店100軒』(成美堂出版・1997)に写真が掲載されてました。
ミルクのかかっていない、クリーム色の強いマンゴプリンが載っています。周囲にフルーツ、値段は不明。
ですが、98年11/21にここで食事した際にはメニューに「マンゴプリン」の文字はありませんでした。季節もので、いつでもあるというものでも無いのかもしれません。他の飲茶メニューがどれも美味なだけに、期待は高まるばかりです(殊に杏仁豆腐は絶品だったよー)
(せりあ由紀)[99.05.18]