マンゴプリンの作り方 果実使用  

〜陳啓明さんバージョン〜


 

【100gのプリン15個分】

イエローマンゴー 4個(約900g)
アップルマンゴー 1個(約180g)
糸寒天 2g
水(寒天用) 300cc
粉ゼラチン 25g
水(粉ゼラチン用) 100cc
砂糖 60g
(A)
 マンゴー・ピューレ 300g
 バニラアイスクリーム 150g
エバミルク 適量
季節のフルーツ 適量


糸寒天はたっぷりの水(分量外)に一晩つけておく。
アップルマンゴーは皮をむいて種を取り、1〜2cm角に切る。イエローマンゴーは皮をむいて種をとり、手でつぶしておく。
1の糸寒天の水気を切って分量の水を加え、電子レンジにかけて溶かす。
粉ゼラチンは、水(分量外)でしめらせておく。
水100ccを湯煎にかけて温め、4の粉ゼラチンを溶かす。
5のゼラチン液に3の寒天液を合わせ、砂糖を加えてよく混ぜる。
6に2のマンゴー、(A)の材料を加え、手早く混ぜて型に流し入れ、粗熱をとって冷蔵庫で冷やし固める。
皿に7を型から出してのせ、エバミルクをかけ、好みで季節のフルーツなどを適宜添えて供する。

【Note:】

  • マンゴーは、よく熟したものを使い、特有の香りを充分にいかすようにします。
  • マンゴーピューレは、マンゴーの味が安定しない場合にも対応できるよう使用しています。ピューレ300gに対してイエローマンゴー2個で代用しても構いません。

『チャイニーズテーブル 食卓にワインの香りをのせて』(旭屋書店 2000.10)という本に載っていたレシピです。
著者は陳啓明さん。名前だけではピンときませんが、マンゴプリンがそれはそれは美味しい、東京恵比寿はウェスティンホテル内「龍天門」の料理長をなさっている方です。(龍天門マンゴプリンレポートはこちら

97年に初めて食した時、あまりの感動に「旨いっすね!」とウェイター氏に言ってしまったことがあるのですが、そのときに「味の秘密はコーンスターチ」だと教わりました。んが、このレシピには入っておりません。陳さんが新横浜プリンスホテルからウェスティンホテルに移ってきたのが平成8年ということでしたので、私がかつて感動したマンゴープリンとは違うレシピなのかもしれません。

涼しげなガラスの器に盛られたマンゴプリンの写真は、さくらんぼとライム、レモンの飾りつき。美しいあのハート型をしています。「マンゴープリン」「香芒菓布甸」と写真の横に書かれています。説明文には

ほどよい酸味と甘みのバランスにこだわって、
2種類のマンゴーを組み合わせました。
特有の香りと甘さの中に、心地よい酸味が口の中いっぱいにひろがります。
とあります。
更にマンゴーの説明として、
マンゴーは熱帯、亜熱帯地域が原産の果物。なめらかな口当たりと特有の甘い香りが特徴。日本では果皮も果肉も黄色いフィリピン産のイエローマンゴーが主流。果皮が赤みがかったオレンジ色のアップルマンゴーは、メキシコ産のものが多く出まわります。
とのことでした。

更に、この本は料理とワインを楽しむ趣向ということで、デザートにも合うワインが同じページに紹介されています。

こんなWINEと……
レチョート・ディ・ソアーヴェ(ぶどうを収穫した後、陰干しして造る、イタリア・ヴェネト州の甘口白ワイン)。
アプリコット、黄桃などの濃厚な香りや、ドライフルーツがぎゅっと詰まったような甘味、しっかりとした味わいと上品な酸味が心地よいデザートワインです。
クリーミィなデザートにはもちろんですが、チーズにもOK。特に青カビタイプのゴルゴンゾーラチーズなどを添えると、リッチなデザートタイムを楽しめます。
■イ・カピテッリ(アンセルミ) I Capitelli 1996 (Anselmi)
 イタリア(ヴェネト州) \5000
と、イタリア産甘口ワインが載っていました。ワインと楽しむマンゴプリンというのも、また未知なる味わいかもしれません。

レシピはフィリピンマンゴー、アップルマンゴー、更にピューレまで使う手の込んだもの。口当たりを研究してか、寒天とゼラチンが共に使われます。
気合いを入れて作りたくなるマンゴプリンです。

余談ですが、この龍天門の担々麺もまた、涙がちょちょぎれるほど美味なのですが、この本には担々麺のレシピも載っています。おかずから麺料理、デザートまで網羅された楽しい一冊でした。

[01.06.11]