『チャイニーズテーブル 食卓にワインの香りをのせて』(旭屋書店 2000.10)という本に載っていたレシピです。
著者は陳啓明さん。名前だけではピンときませんが、マンゴプリンがそれはそれは美味しい、東京恵比寿はウェスティンホテル内「龍天門」の料理長をなさっている方です。(龍天門マンゴプリンレポートはこちら)
97年に初めて食した時、あまりの感動に「旨いっすね!」とウェイター氏に言ってしまったことがあるのですが、そのときに「味の秘密はコーンスターチ」だと教わりました。んが、このレシピには入っておりません。陳さんが新横浜プリンスホテルからウェスティンホテルに移ってきたのが平成8年ということでしたので、私がかつて感動したマンゴープリンとは違うレシピなのかもしれません。
涼しげなガラスの器に盛られたマンゴプリンの写真は、さくらんぼとライム、レモンの飾りつき。美しいあのハート型をしています。「マンゴープリン」「香芒菓布甸」と写真の横に書かれています。説明文には
ほどよい酸味と甘みのバランスにこだわって、
2種類のマンゴーを組み合わせました。
特有の香りと甘さの中に、心地よい酸味が口の中いっぱいにひろがります。
とあります。
更にマンゴーの説明として、
マンゴーは熱帯、亜熱帯地域が原産の果物。なめらかな口当たりと特有の甘い香りが特徴。日本では果皮も果肉も黄色いフィリピン産のイエローマンゴーが主流。果皮が赤みがかったオレンジ色のアップルマンゴーは、メキシコ産のものが多く出まわります。
とのことでした。
更に、この本は料理とワインを楽しむ趣向ということで、デザートにも合うワインが同じページに紹介されています。
こんなWINEと……
レチョート・ディ・ソアーヴェ(ぶどうを収穫した後、陰干しして造る、イタリア・ヴェネト州の甘口白ワイン)。
アプリコット、黄桃などの濃厚な香りや、ドライフルーツがぎゅっと詰まったような甘味、しっかりとした味わいと上品な酸味が心地よいデザートワインです。
クリーミィなデザートにはもちろんですが、チーズにもOK。特に青カビタイプのゴルゴンゾーラチーズなどを添えると、リッチなデザートタイムを楽しめます。
■イ・カピテッリ(アンセルミ) I Capitelli 1996 (Anselmi)
イタリア(ヴェネト州) \5000
と、イタリア産甘口ワインが載っていました。ワインと楽しむマンゴプリンというのも、また未知なる味わいかもしれません。
レシピはフィリピンマンゴー、アップルマンゴー、更にピューレまで使う手の込んだもの。口当たりを研究してか、寒天とゼラチンが共に使われます。
気合いを入れて作りたくなるマンゴプリンです。
余談ですが、この龍天門の担々麺もまた、涙がちょちょぎれるほど美味なのですが、この本には担々麺のレシピも載っています。おかずから麺料理、デザートまで網羅された楽しい一冊でした。
[01.06.11]