6月3日(木) まだまだこんがり、アンガスビーフもりもり

二度目のブッフェ朝食

あっさごはん〜昨夜は9時前に寝たというのに、目覚めると7時過ぎ。いったい何時間眠るつもりなんだというほど、皆揃ってぐーぐーとよく寝ていた。それだけ昨日、めちゃめちゃ遊んでいたということかな。

今日の朝食も、昨日に引き続きブッフェ。微妙に品揃えは変わっているけれど、炒飯が焼きそばになっていたり、肉炒めが魚炒めになったりといった程度の変化なので、印象はあまり変わらない。その変わり映えしない中をどれだけ目先を変えて食べるかということで、私はサンドイッチを作成してみる。食パン2枚にバターを塗り、スモークサーモンとゆで卵、サラダコーナーの野菜類を積んで、軽くマヨネーズベースのドレッシングをかけてから挟む。氷を満たしたグラスにコーヒーと牛乳を注いでアイスカフェオレにし、そしておかず類も何種類かもらってきた。揚げ豆腐にフィナデニソースを添えたもの、白い御飯に似合いそうなサバの塩焼き、グリル野菜に焼きそば。メキシカンなサルサをかけたスクランブルエッグ。今日も国籍がわやくちゃなプレートになってしまった。クランベリージュースもたっぷりといただく。

昨日も今日もキムチは山盛りに準備されているのよね……と見ていると、韓国人旅行客がものすごく多くやってきているということに改めて気づかされる。お客の4割、いや5割くらいは韓国人?という感じ。日本人は3割くらい。あとはオーストラリアからの人が多いように見える。中国語圏の人も少なくない。ブッフェ料理に韓国料理が多く並んでいた理由が、今朝改めてよく理解できた。

焼けても遊ぶ遊ぶ

今は流れていない、流れるプール

「いーたたた、いーたたた」
とか言いながら、水着を着用。もう肩も背中もまっかっかで痛い痛い。もう手遅れだろうけれど、これでもかと日焼け止めを擦り込んでみる。

だんなは午前中、このホテルから数キロ離れた別のビーチへ。そのビーチにあるマリンスポーツ屋さんで「ウェイクボード」なるものをしてみるのだという。ここ数年に流行し始めたマリンスポーツで、スノーボードみたいなボードに乗って水上スキーみたいな事をやるのだそうだ。私と息子はホテルで留守番。今日もプールでちゃぷちゃぷと遊び、浮き輪につかまる息子と一緒に海でも泳いでみた。

昨日カヤックに乗った時は、魚の姿なんて全然見えなくてがっかりしたのだけれど、ゴーグルをつけて海の中を覗きながら行くと、けっこう多くの熱帯魚を見ることができた。私のウエストくらいまでしかない水深なのに、鮮やかな色の魚がすいすいと泳いでいく。相変わらずナマコはこれでもかと大量にいたけれど、2〜3種類の魚を目撃することができた。桂三枝みたいな顔つきのがいたり、鯵みたいな形状でちょっと美味しそうな感じのものもいたり。泳いでも泳いでも一向に深くならないので、岸から300m以上遠ざかって遊んでしまった。魚が見られて、ちょっと満足。でももっとこう、"群れ"といった風のものが見たいなぁ。でも本格的にシュノーケリングしたり○○島ツアーとかに参加するのはめんどくさいのよねぇ……(←わがまま……)。

海を満喫し、
「それじゃ、流れるプールに戻ろうか」
と、息子と2人流れるプールにたゆたっていたら、ちょうどだんなが帰ってきて、私たちが場所とりしていたデッキチェアに近づいてくるところだった。ウェイクボードは想像以上に難しかったけれどもすごく楽しかったとか。
「"立ち上がるのが難しい"って聞いてたけど、立つのは簡単だったのねー……問題は、立ったあとで。バランスとるのが難しくて、もう……」
なのだそうだ。そこからまた3人で遊び、私が疲れ切った頃合いに、ホテルスタッフから
「サッカーやりましょ!サッカー!サッカー!」
と誘いがかかる。私はもうダメ、全然動けない……とデッキチェアに崩れ落ちるなか、だんなと息子は楽しそうに芝生コーナーに向かっていった。

このホテルには"クラブメイツ"というスタッフが常駐している。流れるプールで他の流れと合流するところでサポートのために立っていたりプールの監視をしていたりするのだけれど、ウィンドサーフィンやシュノーケリングの無料講習会やテニスの相手をしてくれたりもする。そして時々、
「○○やりましょー!○○!」
と色々なイベントの誘いもかかるのだった。サッカー仲間を募っていたのは日本人スタッフのイズミちゃん。
「はい、そっちのママさんも!パパさんも!そっちの彼女もぉ!」
と、彼女に限らずクラブメイツの誘いはけっこう強引で、
「ハイ、握手しましょ握手。握手するだけ」
と掴んだ手をそのまま引っ張ってイベント会場に連れていってしまったりするのだった。で、7人ほどが集合したらしく、芝生で軽く練習の後、ミニサイズのゴールを使ってのミニサッカー試合。私はずーっとデッキチェアで寝そべっていた。

十数分後、汗びっしょりで
「楽しかったー」
と戻ってきた我が夫と我が息子。イズミちゃんも近寄ってきて、
「はぁーい、おつかれさまでしたぁ!ジュース飲む?ジュース。パイナップルジュース!きてきてー」
誘われるままプールの監視椅子のあるところに近寄ると、足下のクーラーボックスから巨大缶入りのパイナップルジュース。キンキンに冷えたそれを紙コップにだばだばと入れて、プールサイドで乾杯した。
「いっぱいあるからー。飲んで飲んでー、いっぱい飲んでー」
誘われるままに数杯、つめったいジュースをいただいて、満足。そしてもうお昼の時間。

怪しい昼食

フィリピン製カップ麺。ちょっと怪しい…… 今日の夜は、街に出て大きなステーキを食べる予定。昼御飯はごくごく軽くでいいよねー……と、
「1日くらいは、昼御飯がカップ麺という日があっても良いのではないか」
という事前の打ち合わせどおりに、カップ麺昼飯とすることになった。外で食べると、何かと量がたっぷりになりがちだし、同じホテルでの食事が続くのもちょっと飽きがくるし。

昨日、スーパーで買ってきたのは"SUPREME"という名のフィリピン製カップ麺。でもパッケージにはしっかり"NISSIN"の文字も入っていたりする。1個70円ちょっとという値段のそれは、シリーズもので3種類のフレーバーがあり、
BULALO FLAVOR (Beef Merrow Flavor)
PINOY CHICKEN MAMI (Artificial Chicken Flavor)
INSTANT LA PAZ BATCHOY (Pork Garlic Flavor)
だそうで、
「俺は……このガーリックってやつだな」
「ぼく、この、とうもろこしのがいい!」(←パッケージのとうもろこしの写真が載っていた←もちろん実際はそんなもの入っていない……)
「じゃあ、私はビーフでいいや」
そんな事言いながら、わいわいとカップ麺に湯を注ぐ。部屋には1.8Lも一気に沸かせる電気ポットがちゃんと常備されていた。

で、それだけじゃちょっぴり寂しいので、階下のテイクアウト可能なお店(昨日ランチを摂ったお店)から料理を1品。ついでに「ドリンクなんでも1杯ただでさしあげるよー」のウェルカムドリンクチケットが未使用状態だったので、それを使ってビールも2本いただいてきた。お店はカツ丼や鰻重もある多国籍料理屋さんで、お店の壁にはお寿司の写真なんかも載っている。だから
「海苔巻きみたいなものが欲しいんだけど」
とお店に伝えてみると、
「海苔巻きはないけど、朝御飯に出しているおにぎりがあってね、今はもうランチタイムだけど……うん、作れるよ」
と、おにぎりセットを作ってくれた。発泡スチロールの容器に鮭おにぎりが2個といなり寿司が1個、そしてたくわん3枚ラッキョウが3つ、なぜか"はじかみ"が1本。そして発泡スチロールのカップには味噌汁も。そして部屋でフィリピンのカップ麺片手におにぎりを囓るという謎な昼食を楽しんだ。

化学調味料味ぷんぷんのラーメンは、それでもそれぞれ、クラッカーが添えられていたりおろしにんにくがついていたりと、味は変化に富んでいる。
「お、こっちはきしめんみたいな麺なんだね」
「うおー!このポークラーメン!にんにくくさー!」
「ああ、この安っぽい味がいかにもで……美味しいかも……」
それぞれのラーメンを交換して味見しながら、レモンの薄切りが入ったコロナビールをぐびぐびと。そしておにぎりと"はじかみ"。……ヘンな昼ご飯……。

Pacifc Islands Club」内「Galley」の
Onigiri Salmon
Beer (Corona)
$7.50
2×$0,00

さすがにへたる

午後も水着を着て……と思ったのだけれど、さすがにヘバる。さすがに疲れた。一度Tシャツに着替えてベッドに沈むと、もう起きる気力がなくなってくる。疲れもあるし、日焼けのピリピリ痛もあるし、ダレダレだった。

それでも息子は元気。
「ねぇね、お外、いこ?ゴルフ、しよ?ゴルフしたいなぁ〜」
すっかりパターゴルフにハマッてしまい、ゴルフゴルフ言う息子にだんながおつきあい。私は部屋でポチポチと日記をつけていたのだけど、いつのまにかうつぶせに寝っ転がってしまって、
「つっかれたー、たるいー」
とゴロゴロゴロゴロしていたところ、汗で顔をびしょびしょにした二人が戻ってきた。で、そのまま彼らも疲れたのか昼寝に突入。夕方から外出するしね、とそのまま数時間、本格的に昼寝した。充電が最初に終わった息子によって午後4時過ぎに起こされる。なんだかもったいない気もするけれど、旅行先の昼寝ってめちゃめちゃ心地よいのよね。

ガラパンでお買い物

トイレに立ち寄った某ホテルからの夕日 サイパンの繁華街、GARAPAN(ガラパン)。有料のショッピングバスでも、無料のDFS送迎バスでもそこに向かうことができる。DFSはガラパンの中心部にあるのだ。適当にホテルのロビーに行き、「どっちのバスが先に来るかなー」と待っていたところ、DFSバスがやってきたのでそれに乗せてもらうことにした。送ってもらって素通りするのも申し訳ない気がして、ちょこちょこっとDFSの中を見て歩く。

安く買える化粧品などにはちょっと心惹かれるものの基本的にブランドものにはさっぱり興味を惹かれないので、食べ物・雑貨関係を中心に見て歩く。さほど広くはなく、ものの十数分で買い物は終わってしまった。だんながサイパンのキャラクター、「サイパンダ」印のお菓子を買ったくらい。南国ならではの雑貨などもあるかなと思ったのだけれど、ほとんどはバリから輸入しているような感じで「だったらバリに行ったときに買うから、わざわざここで買わなくてもー」という風のものばかりだった。

DFSよりスーパーみたいなところのほうが楽しいよね、と、食事の時間まで近くをぷらぷら。生まれて初めてABC STORESにも足を踏み入れた。ハワイの話などで何かと出てくるABCストア、
「おおお!これが噂のスパムむすび!」
「おお、本物だ!」
と盛り上がってみたり。でも、買う物は特になくー……。

ステーキの夕食

大量のナチョス そして夕食。一応念のために昨日予約を入れておいてから向かったのは、DFSから歩いてほんの数分の距離にあるCountry House Restaurantというお店。ホームページは日本語だし、どうやらオーナーは日本人らしいのだけれど、アンガスビーフの巨大なステーキが食べられるとのこと。
「アンガス!アンガス食べたい!」
「黒毛牛食べたい!」
と、アンガスビーフ大好きな私たちはうきうきとここを目指したのだった。お店の内装もメニューの感じも西部アメリカンな匂い。開店直後に入ったので、まだ客足はまばらだったけれど、お店を出る頃にはほぼ満席の盛況ぶり。

クーポンを持っていたので、息子にはミックスジュースがサービスされた。私はオリジナルカクテルの"カントリー・コラーダ"というもの。だんなはビール。息子用のキッズメニューの代わりにと皆でつまめるナチョスを前菜にとり、ついでにオニオンリングも注文してみたら、これらが大変な分量でテーブルにやってきた。もう前菜2つだけでテーブルから溢れそうな勢いだ。

トルティーヤチップにたっぷりとチーズが散らされ、トマトや豆やハラペーニョがトッピングされた後オーブンで焼かれたナチョス。香菜の香り漂うサルサとたっぷりのサワークリームが添えられている。想像の1.3倍くらいの分量があったナチョスは、小山のようだった。うまい。

そしてオニオンリングは想像の4倍量くらい。せいぜい玉ねぎ1個分くらいだろうと予想していたそれは、ナチョス並に山盛りの、玉ねぎ4個分くらいのものだった。ほんのりスパイシーな下味がついていて、ケチャップつけて食べても、そのまま食べてもどちらでも美味しい。サクッとした衣が香ばしくて、いくらでも手がのびてしまいそう。この後には400g級のステーキが控えているというのに、家族全員モリモリバリバリと勢いよく食べてしまう。いかんいかん。

カクテルは、バナナのようなココナッツのようなパイナップルのような、色々なトロピカルフルーツの味が感じられるものだった。ねっとりと甘く、細かなシャリシャリとした氷が心地よくて、アルコール度数はけっして低くはないのにクピクピと勢いよく飲んでしまって、おかわりにビールを。
前菜だけで満腹になってしまいそうだったところ、必死でセーブしてステーキセットに臨む。
そして巨大なステーキ

ステーキの価格に4ドル追加するとセットになる。セットにすると、スープとサラダとパン(またはライス)がついてくるのだった。前菜のボリュームを知らずにセットにしてしまったものだから、もう大変。肉は根性で食べきったし、スープやサラダも平らげたけれど、パンとステーキに添えられた野菜類は食べきることができなかった。ごめん、ごめんよ、まさかあんなに大量のオニオンリングが来るとは想像もしていなかったもので……。

待望のステーキは、私が14oz(400g)のTボーン、だんなが1ポンド(450g)のリブアイ。このお店で1、2を争う巨大ステーキを各々注文したことになるらしい。見ると、他のテーブルには鉄製のステーキ皿でやってくるのに、私たちのステーキは巨大すぎてそれには乗らず、普通の陶器の皿でやってきている。鉄製のステーキ皿を「いいなぁ……冷めなくて……」と思いつつ、た〜っぷりの肉をこれでもかと堪能した。素朴な味のじゃがいもと玉ねぎのスープもすごく好みな味だったけれど、肉はとにかく「そうそうこれこれ!」と握り拳に力がぐっと入っちゃう、幸せな美味しさ。日本の肉の柔らかさとはちょっと違う、それなりに歯ごたえがあって、脂も乗ってるんだけれど基本的に赤身で、肉汁たっぷりで噛みしめた口の中にジュルジュルと汁気がたっぷりと染み出てくる。

「ああ、うまうま」
「うまうまうまー」
だんなと私と、それぞれ肉を交換したりしながらも、大きな肉を食べる食べる食べる。塩胡椒だけで焼かれた肉には、醤油ベースの甘辛ソースもついてきて、それも適当にシャバシャバかけながらいただいた。骨からこそげとるように、Tボーンの美味しさをたっぷりと噛みしめる。肉の大きさは納得の上での注文だから問題なかったのだけれど、添え物の野菜の分量もまたビッグサイズだったものだから、それが何より強敵だった。たっぷりのいんげんのソテー、たっぷりのにんじんのグラッセ、たっぷりのフライドポテト。もりもり食べたけれど、それらは一向になくなる気配がなくて、残してしまうことに。食べきれなかったナチョスやオニオンリングはドギーバッグに詰めてもらって、それをもってプラプラと夕暮れ迫る街に出た。

GARAPAN 「Country House Restaurant」にて
Country House Nachos
Onion Rings
T-Bone Steak 14oz
Rib Eye Steak 16oz
Beer (San Miguel)
Beer (MGD)
Beer (Draft)
Country Colada
Mix Juice
$8.00
$4.00
$30.00
$36.00
$3.50
$3.75
$6.00
$0.00

アピギギのおやつ

ナイトマーケットの風景

今日は木曜日。
毎週木曜日はガラパンの中心街で"Garapan Street Market"なる夜市がたつらしい。

「マーケットマーケット〜♪」
「夜市〜♪」
と、開催されているはずの通りに来てみれば、屋台もなく人影も少なく、しかも道路は工事中で閑散とした雰囲気。あらあら、ここじゃなかったのかしらー?いや、ここだったはずなんだけど、とそばのコンビニに立ち寄って店員さんに聞いてみた。だんなが英語で尋ねてくれたのだけど、ものっすごく流暢な日本語で
「ナイトマーケットはハイアットホテルの向こう、ビーチ沿いでやってますよ」
と返される。その通りを左に曲がって……と、教わったとおりに行ってみたら、オレンジ色の明かりがポウと輝やいているエリアに到着した。
アピギギ売りの陽気なおっちゃん

思っていたよりもずっと小さな小さな夜市。道の長さは100mほどしかなく、その両側に仮設のお店がつらつらと並んでいる。ステージではカントリーチックな音楽をバンドが出てきて演奏中。お店のほとんどは料理屋さんで、御飯とおかずと飲み物がセットで5ドル、といったようなものだった。あとは甘いもの屋さん、八百屋さん、中国風の丼ものや麺屋さん、あとは少しの衣料品とアクセサリー屋さん。ちらちらん覗きながら歩いても2〜3分で通りの端から端まで移動できるような、ささやかなマーケットだった。今はそういうシーズンなのか、明かりという明かりに数百匹もの羽虫がたかっている。

ここでの目当ては、Apigigi(アピギギ)。チャモロ料理の定番的お菓子なのだそうで、私の大好きなココナッツミルクが使われているらしい。タピオカとココナッツミルク、ココナッツの果肉を合わせてバナナの葉でくるんで焼いた餅菓子のようなもの、と聞いて、
「うわぁ、食べてみたい、すっごく食べてみたい!」
と楽しみにしていたのだった。

アピギギの屋台は、すぐにみつかった。陽気なおっちゃんが
「アピギギ〜アピギギ〜!」
と大声出して売っている。バナナの葉が焼ける香ばしい匂いが周囲に立ちこめていて、1個1ドルのそれをひとついただいてみた。アピギギが焼ける様を写真に撮ろうとカメラを構えると、
「シャシン、トッテ!トッテ!」
と片言の日本語で話しかけながらこちらにポーズをつけてくれるお店のおっちゃん。アピギギ撮ってるんだかおっちゃん撮ってるんだかわからなくなったけれど、面白いのでこのページにも載せちゃえ〜。
噂のアピギギ

テーブルや椅子が近くになかったので、道路脇のブロックに座って食べた。アツアツのバナナの皮にきっちりとくるまれていたのは白くプリプリモチモチとした、小さめのバナナくらいの大きさのある餅だった。四角く、平べったい。その餅にも焦げ目がついててアツアツで、いかにも美味しそう。

ねっちりもっちりと濃厚に甘く、ココナッツの香りが漂う素朴な味わい深いお菓子だった。タピオカとココナッツのぷりっショリッとした歯触りが感じられて、焼き色のついた部分の香ばしさもいい感じ。思った以上に美味しいお菓子だったのだけど、ステーキ食べた後にはちょっと重めなデザートだった。もうお腹いっぱい。


GARAPAN 「Garapan Street Market」にて
Apigigi
$1.00

念願のアピギギを食した後は、もうマーケットで他にすることもなくなってしまい(御飯類も美味しそうだったんだけど、さすがにそれらは胃に余力がなく……)、バスに乗ってホテルに帰還。8時半には部屋に戻ることができて、今日も限りなく水に近い温度のシャワーを浴びた後、部屋でだらだらとのんびり過ごす。ホテルでは午後9時から"カジノ・ナイト"なるイベントがあるということで、風呂上がりのだんなは数十ドル持って一人で出かけていったのだけど、
「賭けカジノじゃありませんでした……ただのゲームでした……」
と、参加賞の子供用シールを持って数十分後に帰ってきた。
午後11時を過ぎると、ホテルのプールサイドでは突然コンサートが始まって、寝るまでずっとボロンポロンとベースの音が聞こえてきていた。このホテルは朝から深夜まで、とても元気。