9月23日(水) 横浜港4隻揃い踏み

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荷造り&朝御飯

最終日の朝は、さすがに人の気配も少なくて 朝日が部屋に射し込んできて、私の起床は朝5時半。
 
「ああ、また夜明けを見るのに間に合わんかったー」
と思いつつ、だんなも息子もまだ寝ていたので、カメラを持ってデッキ散策。
 
空気が澄んでいれば富士山が左手に見えるタイミングだったようだけれど、あいにくの曇り空で遠くにあるだろう富士山は霞んで全く見えなかった。
 
船首方向から朝日を愛でる 船はほぼ真東に進んでいる様子。
 
船首方向に進むと、水平線の少し上で太陽が昇りつつあるところだ。
 
8Fのデッキを1周した後は更に上階の10Fのスポーツデッキに向かい、プールの方にも行ってみた。昨日は使用不可能だった海水プール、今日は昼過ぎまで使用可能とのことで、海水を少しずつ引き込んでいるところだった。これは息子が喜ぶかな。今日は泳げると伝えたら、昼まで泳ぐのじゃなかろうか。
 
そのままぷらぷらと船内散策もしてみた。そういえば、船内の写真をほとんど撮っていなかったな、と。
 
毎日お世話になったメインダイニング前。右手は売店。 右の写真は、メインダイニング前。
 
右手は売店と写真販売コーナーで、まっすぐ進むとモーニングティーやらアフタヌーンティーやらがいただける「オープンバー」になる。3度の食事は基本的にメインダイニングで摂るので、ここが船内で最も頻繁に足を向ける場所だ。
 
オープンバーを、レセプションに通じる吹き抜けに沿ってぐるりと回ると、右手に「ピアノサロン」。
 
ここがピアノサロン。ここでもオープンバーのメニューのお茶やお酒をいただける。 ピアノサロンはほとんど足を向けることがなかったけれど、ここでオープンバーのメニューのお茶やお酒をいただくこともできたようだし、船内イベントのいくつかはここで開催されていた。ウノ大会とか。
 
夜食目当ての連日の夜更かしで、息子もさすがに疲れた様子。
 
部屋に戻るとすぐにだんなが目を覚ましたけれど、その後も息子は一向に起きる気配がない。まぁ、朝食を遅めにしても良いしねと、息子を起こさないようにしつつ、だんなと2人、静かに荷造りを始めることにした。
 
ランドリーの洗濯機や乾燥機が無料で使えたのを良いことに(洗剤や柔軟剤なども無料)、毎日のように洗濯をしていたので、帰宅してから洗濯機フル回転という必要がなさそうなのがありがたい。たいして買わなかった(買えなかった)ささやかな量のお土産を詰め、スーツを詰め、靴を詰め、「あとは家で片づけるだけ」の洗濯済みの服を詰め。
 
ものの数十分で宅配してもらう分の荷物の準備はほとんど終わった。あとはパソコンをはじめとした電気機器類と、細かなあれこれを手荷物用にまとめるだけで、1時間後に下船ということになっても大丈夫でしょうというところまで準備が完了した。
 
宅配の荷物は着払いの伝票をつけて11:30までに部屋の前に出しておけば、あとは家まで届けてもらえる。
今回、往復でスーツケースをの宅配を利用したのだけれど、行きの時は客室に既に荷物が運ばれていた。スーツケースを引きずってあちこち移動する必要のない、このあたりのらくちんさ加減は、クルーズならではのものかなと思う。
 
で、息子が起きるのを待っての朝食は、午前7時半を少し過ぎた頃。
 
最終日はやっぱり洋食が良いなと、パンあれこれとサラダとウィンナー、温野菜に卵料理とすっかり馴染みになったメニューのあれこれをいただいた。幸い席は窓際に座れ、伊豆大島らしい大きな島の横を船はゆったりと過ぎるところ。
 
今朝食べたものは、ベーコン入りのスクランブルエッグ、コーンと枝豆のソテー、じゃがいもと玉ねぎの炒め煮、ウィンナー、サラダ、カフェオレに飲むヨーグルト、フルーツはメロンとパイナップル。
 
オムレツコーナーで目玉焼きも焼いてくれていたので、
「スクランブルエッグが食べたいんですが……」
とリクエストして、ベーコン入りで作ってもらった。オムレツとはまた違う、ふわっとした卵に満足。

最後の船内イベントは「ビンゴ」

小さなプールだったけれど息子は御満悦、奥がジャグジー 昨日入れなかったプール、今日は入れるみたいだよと息子に伝えたら「入る!」と即答。
 
今日は午前8時から12時までプールが利用可能とのことで、
「水着もまだ出せるようになってるし、あとでシャワーも浴びることができるし、入っていく?ただ、10時からビンゴ大会があるから10時ちょっと前までってことになるけど……」
と、朝食時での私の説明を聞くか聞かないかのうちに「じゃあ僕部屋に帰って準備してるよ」と臨戦態勢。
 
そう広くはないし(というか、むしろ小さいと言えるサイズ)、海水のプールだけれど、船内で開催される諸々のイベントに参加するよりもプールが良いのだそうで、10時までは息子につきあってプールサイドでのんびり過ごす。私もだんなも水着になることはしなかったけれど、ゆるい格好でデッキチェアに横たわり、海を見ながらボーッとしていた。
 
そして10時からは、クルーズ恒例(なのであるらしい)ビンゴ大会。
 
女性のクルーズスタッフが中華のコックさんの格好とニワトリの格好で登場し、3種類のビンゴで場を盛り上げる。
いわゆる普通のビンゴ(ノーマルビンゴ)の他の2種類は、「ラッキーセブンビンゴ」(並びは関係なく、7ヶ所が開けばビンゴ)、そして「サバイバルビンゴ」(通常とは逆に1つでも開いたら失格、最後までどこも開かなかった1人が優勝)。
 
前2つのビンゴでは「当たれー当たれー」と祈り、最後は「当たるなー当たるなー」と祈り、でも思うようにはいかないもの。残念ながら私たちはどれにも当たることができず、最後のサバイバルビンゴでの「クルーズ優待券5万円」が当たる人などを「いいなぁー」と眺めていただけだった。
 
私たちが今日参加した船内イベントは、ビンゴだけだったけれど、最終日も気を抜くことなく「折り紙教室」「スカットボール」「輪投げゲーム」「ウノ」「ドミノ」と、ランチタイムまでは今日も色々な催し物があったのがすごい。

いよいよ東京湾、ランチはちらし寿司

船上最後の食事、昼食は和食で「ちらし寿司」だった。
 
さすがにクルーズ6日目ということもあってか、「生魚」は登場せず、干瓢や椎茸などの入った寿司飯の上には蟹肉や茹でた海老、タコ、イクラなどが盛られている。銀杏やかまぼこの入った、「茶碗蒸しの見本」のような茶碗蒸しと、クルーズ中初めての登場でちょっと嬉しかった赤出汁の味噌汁、おでんのような味わいのじゃこ天の煮物などなど。
 
船はいよいよ東京湾に入ってきたあたりで、左にも右にも陸が見え始めた。
周囲にはヨットもたくさん浮かんでいるし、小さな釣り船や漁船も多い。田舎道から突然都心の道路に入ってきたような海上の混雑ぶりで、ああいよいよクルーズも終わりなんだなぁという感慨がひしひしと沸いてきた。

「ぱしふぃっくびいなす」にて本日のお昼御飯
しめじのピーナッツ和え
じゃこ天と野菜の含め煮
海鮮ちらし寿司
茶碗蒸し
赤出汁(豆腐・葱)
和菓子(古代餅)
お茶

豪華客船4隻揃い踏み

もう特に荷物の片づけもなく、いつでも船を降りられるよという状態になったので、昼食後は11Fのプールデッキでデッキチェアに寝そべり、船が横浜港につくまでだらだらしたり景色を眺めたり。
 
今度は青空のベイブリッジの下、船がくぐる 遠く遙か右方向に「うみほたる」が見え、千葉方面、神奈川方面にそれぞれ見える工業地帯が過ぎていくと、見覚えのある橋が迫ってきた。
 
横浜はもうすぐ近く、みなとみらいのホテル群も見え始め、船はゆっくりベイブリッジの下をくぐっていく。
 
出港は「大さん橋」からだったのだけれど、着くのはそこではなく「新港埠頭」なのだそう。
何か理由があって大さん橋は使えないのかしら、と思っていたら、大さん橋に巨大な客船が2隻泊まっているのが見えてきた。
 
大さん橋を見る。左がTHE WORLD、右が飛鳥U。 しかも大さん橋に泊まっているのは、この2隻だけではないのだそう。
 
大さん橋には全部で4隻泊まっているから、この船は大さん橋には行けないのだ、と、そういう話なのだった。
 
右の船はなんとなく見覚えがある気がするのだけれど、左の船はちょっとびっくりするような外観。バルコニーがやたらと目立ち、マンションが浮かんでいるような感じなのだ。
 
近づく船影を眺めていたら、マンションのような船には「THE WORLD」の文字が、右の船には「飛鳥II」の文字が見えてきた。おおーあれが飛鳥IIなのね。「The World」はどこの船なんだろう?
 
音楽に見送られ そうして船は、予定の14:15よりも若干早い1時半頃、無事に港に到着した。
 
小さなタグボートが近づき、ゆっくり船が押されて移動する中、私たちは客室に戻って忘れ物がないかの確認を。
 
冷蔵庫の中OK、バスルームもOK、と最後にひととおり確認して、6日間を過ごした船室を後にした。
 
下船は5Fから。
吹き抜けのホールで生演奏の音楽を聞きつつ、最後に乗船者カードをスキャンして下船の登録をし、船を降りる。乗船者カードとルームキーはそのままお土産に。
 
楽しかったです。お世話になりましたー。 出港時は空港のボーディングブリッジのようなところを通って船内に入ったのだけれど、今回は寄港地で出入りしたのと同じ感じで船の横腹からぞろぞろと下船。
 
船長さんたちが並んでお見送りしてくれ、記念撮影をする方たちも少なくなかった。
うん、クルーズ楽しかったな。良い経験でした。
 
船が着いたみなとみらいは、「開国博Y150」のイベントまっさかりということで、ものすごい人。
 
無料のシャトルバスが桜木町行き、大さん橋行きで出ていたので、私たちは大さん橋行きに乗ることにした。そこからなら、帰宅前に寄ろうという予定だった中華街が歩いて行ける距離だし、あとはあの客船たちを間近でちょっと見てみたいという思いもあって。
 
大さん橋、奥には「にっぽん丸」の姿が なんと、大さん橋について最初に目に入った船は「にっぽん丸」だった。
 
日本の客船で世界一周に出るような規模のものは、今のところ「飛鳥II」「にっぽん丸」そして「ぱしふぃっくびいなす」の3隻だと聞いている。
 
それが3隻、横浜に集まり、しかも見知らぬ外国の客船まで、とあって、大さん橋は見学の人々でごった返していた。
 
こちらが「飛鳥II」。美しいです。 「にっぽん丸」も「飛鳥II」もそれぞれ大きく美しい船。
 
特に「飛鳥II」は「ぱしふぃっくびいなす」とはまた違う、高級感溢れた船だった。
 
クリスマス時期の1泊2日のクルーズは1人5万円ほど、102日間の世界一周クルーズともなれば、最低でも1人400万円くらいする(ちなみに「ぱしふぃっくびいなす」の103日世界一周クルーズは320万円から)、憧れの豪華客船だ。
 
「THE WORLD」船尾側。一室の広さが半端じゃない。 で、「NASSAU」という文字も併記されていた「THE WORLD」。これがまた、とんでもない船だった。
 
近くで見るほど、本当に「海に浮かぶマンション」と言う感じ。全室バルコニーつきという風に見えるし、そのバルコニーの区切りを見るだに、1部屋の占有サイズが異様に広い。中には、そのバルコニーにジャグジーがついている部屋まである。
 
この船は一体なんだろうね、と、帰宅してから気になって調べてみた。
 
バハマ船籍の「THE WORLD」は、世界で唯一のレジデンス型豪華客船なのだそう。
 
一番狭い「1バスルーム付きスタジオ」の分譲価格が$800,000(約7300万円)から。オーナーが乗船していない時に借りる形で乗るビジターの宿泊プログラムが1泊最低でも2人で$1,450(約13万円)から。4ベッドルームの部屋なんて、なんじゃそりゃー!と叫びたくなる豪華さなのだった。……すごい。世界が違う。違いすぎる。
 
いつか、「ぱしびい」でももうちょっと上のクラスの部屋に行ってみたいよね、とか、全室バスタブ付きだっていう飛鳥IIにも憧れちゃうよね、などと話していたのだけれど、想像を遙かに超えたゴージャスな客船の存在を知ってしまって、ただただ恐れ入るばかり。眼福でした。

初めてのクルーズ旅行を終えて

船の揺れに体が馴染んでしまったものなのか、地に足がついていないようなふわふわしたような感覚が抜けないまま、中華街散策をして夕方無事に帰宅。
揺れる感覚のないベッドってやっぱり良いわ、とか、またクルーズに行ってみたいわ、とか、反面クルーズはもうしばらく良いわ、とか、色々な事を思いながらさっそく帰宅当日から旅行中に撮影した写真の整理などをはじめてみた。屋久島は本当に素晴らしかったなぁ。
 
……で、初めてのクルーズ旅行を終えて、「また行きたい」「もういいや」と思った理由を、忘れないうちにまとめてみようかな、と思う。

【良かった点】
  • 荷物は客室まで直接配送でき、帰りも客室のドア前に出すだけで家にまで届けてくれる。これは本当に楽だった。
  • 普段、そうそうお洒落を必要とする場所に行くことなどないから、船上生活のドレスコードの決まりやイベントには新鮮な気分が味わえた。
  • 寄港地で、大きな荷物を持たずにショルダーバッグ1つで散策できたりするのもありがたい。
  • クルーズ船に興味を持つ良い機会だった。この機会がなければ、いつか海外でクルーズ船に乗れる機会があっても臆していたと思う。あんまり恐れるものではないなと、さほど緊張する必要はないんだと学べた。いかにもリピーターという乗客も少なくなかったけれど、クルーズ初めてという風のお客さんもたくさんだった。
  • 無料でランドリールームが使えるのも、旅行中には嬉しいもの。長期間の旅行では自分で洗濯ができないことがけっこうストレスになるので。
【いまいちだった点】
  • 息子の最大のストレスだったのが「好きな食べものが食べられない」こと。夕食はともかく昼食も固定だと、確かにちょっと息苦しいかもしれない。この船はレストランの選択肢も無かったし。
  • そして、「3食つき」というのは、「旅行して現地の食べ物をたくさん食べる」のが楽しみの私たちには、あんまり利点にはならなかったりした。
  • 「時間を忘れて楽しめるように」と客室に時計がなかったりしたけれど、船内生活はなんだかんだ言って時間に縛られる。食事の時間もあるし、イベントに参加したいとなったら時計とにらめっこ状態。
  • そして船内、案外「並ぶ」「待つ」ことが多い。「団体旅行」な要素がゼロではないので、人気のあるイベントなら並ぶこともあるし、食事も良い席(窓際とか)につきたかったら、オープンの少し前にレストランに着くくらいの気持ちで向かって、結果並ぶことになったりする。個人旅行で好き勝手やっているのに慣れると、これも地味につらい。
  • 大型客船は揺れないと言っても、やっぱりそれなりに揺れる。今回のクルーズ2日目は、若干乗り物酔い体質の私は酔い止めを切らせることができなかった。副作用で眠くなってしまうから、船内生活を満喫できなくてちょっと悲しい。
  • 寄港地に何泊か停泊するようなクルーズならともかく、日中のみの寄港では本当に慌ただしい。「夕方この時間までに船に帰らなければ」という制約はなかなか厳しいものだった。
  • 寄港地で、ショルダーバッグ1つで出られるのは良いけれど、案外繁華街からは遠かったりする。お土産物屋さんが近くにあるわけではなかったり。
【今度クルーズに行くことがあったら持っていこうというもの】
  • 星座盤とペンライト:今回も持っていったけど、持っていって良かった。船上からの星空は、晴れている夜なら一度は見ておくべき、と思った。本当に綺麗だった。
  • ティーバッグ類:今回、オープンバーで紅茶コーヒーは飲み放題だったけれど、アイスティーアイスコーヒーは有料。しかも、トラベルマグなどに入れて部屋に持って帰るのはダメとのこと。紅茶の持ち帰りが可能なら、部屋の冷蔵庫で冷やしてアイスティーが飲めるんだけどなと思いつつ、じゃあ最初から部屋でアイスティーを作ってしまえば良いのではないかなと思い至った。部屋に置かれるペットボトルの水(これは飲み放題)にティーバッグを沈めれば、水出し紅茶が作れて幸せ。コーヒーの粉もうまいこと持っていけば、水出しアイスコーヒーが楽しめるという寸法。
  • マグネット類:一応いくつか持っていったけれど、部屋の壁はほとんど全てがスチール製で、マグネットがくっつくようになっている。船内新聞を貼るのも良し、長期のクルーズだったら、強力マグネットつきの棚などを持っていけば、収納スペースが格段に多くなりそうな予感。
 

……と、そんな感想を抱いた、人生初めてだった今回のクルーズ旅行。
 
諸手を挙げて「クルーズ良かった!これからの旅行は全部クルーズ!」というほどにもならなかったし、「もう二度と乗らない!」とも思わなかったし、善し悪し色々あったなという印象だ。
 
たとえば船上から花火を見るとか、運河を渡るとか、客船でなければ楽しめない場所、客船だからこそ楽しめる旅行先というのはたくさんあると思う(地中海クルーズとかね)。そういうところに行ってクルーズ船に乗れる機会があったら是非乗りたいと思うし、でも普通に飛行機などを使って行ける旅行先をわざわざクルーズにする事はないかな、とも思う。
 
言ってみれば食事のお世話も身の回りのお世話も全部しますよ、という「移動する旅館」がクルーズ客船での旅だった。
ホテルに素泊まりして好き勝手に歩いたり、自分でその日の御飯をどうするかゼロから考えなければいけない面倒くささがなく、逆に言えばそんな風の自由度がない……という感じ。
 
で、色々と「そうか、クルーズ旅行ってこんな感じなんだ」とわかったところで、海外のクルーズ船の価格など調べてわくわくしている私。
全然「もういいや」じゃないのであった。
 
世界には色々な客船がある。2000人3000人乗れるクラスは当たり前、そして2010年末には、なんと総乗客数64000人(単位が千じゃなくて、万!!)というとんでもない船も就航するらしい。そんな船だと決まった時間に決まった内容の食事を摂ることも強制されず、10以上のレストランで好みの場所、好みの時間で好きなように食事ができたりもするとか。
 
船の中に巨大なショッピングアーケードがあったり、しかもそこでパレードが行われたり、「海側のお部屋」の他に、窓つきバルコニーつきの「中庭に面したお部屋」があるような船もあるそうだ。値段の方も、「7泊で400ドル」といったクラスから選択肢があるので、「休みは取れるけどお金ないし、安いクルーズにでも行こうか」などという選択肢が出てくるのも、また日本の船とは違った感じ。日本のクルーズ船はどうしても「豪華な旅」という位置づけになってしまう。もうちょっと、敷居の低い日本船のクルーズというのがあっても良いと思うのだけど。
 
次にクルーズの旅行記を書ける機会はいつ訪れるかなと楽しみにしつつ、今回の旅行記はこれにておしまい。