10月08日(月) さぬきうどん2! やまうち・谷米・一福など

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※ うどん店名は『さぬきうどん全店制覇稿略本2012-13年版』に倣いました ※

薪と煙と朝のうどん〜まんのう町「やまうちうどん」

例によって昨夜布団に入ったのは9時過ぎとたいそう早めな時間で。ゆえにただでさえ旅行中は早起き気味な私が目を覚ましたのは朝5時前。
 
「このホテルの大浴場は朝6時からだし〜」
と、のんびり昨日一昨日の日記などつけながら時間をつぶして、朝風呂を堪能してきた。
 
ホテルのブッフェ朝食も充実している風ではあったけれど、ここは高松、当然のように素泊まりプラン。そこはもう「朝からうどんを食べに行く」以外に選択肢はないわけで、朝9時開店のお店に行くのに合わせて宿をチェックアウトしたのだった。
 
というわけで、今日も食べて食べて5軒回ってきた。10年前は1日8軒とか回っていたらしいけれど(と、もう既に他人事のような感覚)、さすがに当時のような頑健な胃袋ではなくて、5軒がやっと。
 
それすらも「ゴメン、手伝って……」と私は息子や夫に1玉平らげるのを手伝ってもらっていたていたらく。うう、もっとたくさん食べたかったなぁ。
 
特にそう考えていたわけではなかったけれど、若干色物メニュー寄りの選択肢だった昨日に比べて、今日はもう「超正統派さぬきうどん」の店ばかり。「そうそう、さぬきうどんって、こんな感じ!」という美味しいお店ばかりを回ってきた。初めて行った「一福」もすごく美味しくて、大トリにふさわしい感動の味だった。
 
大好きな、超お気に入りの店、まんのう町「やまうちうどん」が今日最初の1杯。
 
大好きなまんのう町「やまうち」。この店に到達するまでも楽しみの一つ。 この、「朝イチでやまうち」というのを一昨年やってすっかり気に入ってしまい、今年もまんま同じルートで行くことにした。
 
店名から感じる以上に「山の中」にあるお店。周囲にはほんとに何もないような感じで、でもすっかり慣れた私たちは
「線路発見!あそこ曲がればいいんだよね」
「行くぞー!坂上るぞー!」
「うわー♪」
と、カケラも迷うことなくお店に到着。営業開始の9時より少し早い到着になったのだけれど、お店は既にオープンしていた。
 
このなんとも良い感じのロケーションと良い、お店の佇まいと良い、サイドメニューの美味しさと良い、そしてなんといってもうどんとだしの美味しさと良い、「やまうち」は心底大好きなうどん屋さん。
 
他にもお気に入りの店はたくさんたくさんあって、「で、食べ歩いた結果、どこが一番好きですか?」「どこが一番お勧めですか?」と聞かれると毎回心底困ってしまうのだけれど、今日改めて、「ああ、私が一番好きなのはやまうちかも」と思ったのだった。
 
まんのう町「やまうち」、店内のこの感じ!すてき……♪ 高松市内によくある風なこざっぱりとしたお店は、「雰囲気だけ」なら都内にあるさぬきうどん屋さんでも感じることができるけれど、「本場香川のさぬきうどん」の魅力を煮詰めたような空気を感じるお店(しかも最高に美味しい)のは、やまうちかなぁ、と。
 
店頭左手には薪が積まれていて、ここのうどんは薪釜で茹でられている。風光明媚なこの地で使われる地下水も美味しくないはずがなく、「この場所で、この環境でこそ食べられる最高のうどん」なのだった。
 
「なんかね、やまうち来るとつい"あつあつ"頼んじゃうのよ」
「単に朝イチで行くから涼しくて……ということじゃないの?」
「違うのよーなんでか"あつあつ"なのよー」
 
まんのう町「やまうち」にて。なんて幸せなあさごはん! 私があつあつ、夫がひやひや、息子がひやあつ、と、三者三様好きな感じに頼んで、すっかり腹ぺこになってしまったので2個盛りのいなり寿司(150円)も貰って息子と半分こ。
 
「俺ゲソ天」「僕ちくわ天」と、男たちはがっつり揚げ物までもらってきたあげく、「おかわりー!」ともう1玉半分こして食べていた。
 
朝からやりよるわね……(私もお代わりしたかったけど、この後を考えて自重)。
 
なんともフォトジェニックなうどんです。なまめかしい。 「宮武系」ではあるのだけれど、その中では若干の女っぽさを感じるうどん……と、私は思っている。
 
太さのある麺だし独特のねじれもあるけれど、薪釜の独特な火の通り方がそうさせるのか、なんともいえないなまめかしい口当たり。「がしっごちっ」系ではない。
 
うどん同様、優しいけれど力強く、澄んだだしもたいそう美味しい。んもう、たまらん。
 
五目の具のおいなりさんもばっちり美味しかったし、世界遺産に指定したいほどの「幸せな朝御飯」なのだった。

あ、そうそう、今日は里芋とお米とゴルフボールが店頭で売られていました。いつも色々なものを店頭で売っているお店……。

香川 まんのう町「やまうちうどん」にて
ひやひや
いなり
200円
150円

はんじゅくたまごてーん!〜丸亀市「手打ちうどんまえば」

「さて、思いのほか時間ができてしまったわけですが」
「やまうち、早くからやってたしねぇ……並ばずに済んじゃったし」
次に行こうと思っていた三嶋製麺所は10時開店だから、ちょっともてあましちゃうよねぇ……と、急遽間に1軒挟むことにした。
 
「まえば、どうかな。あそこ開店9時」
「ああ、あそこなら地図見ないでも行けるし、良いね〜」
 
たいがい「香川の土地勘」が身についている今日この頃。「まえばなら行ける!」と、丸亀に戻っていざ「手打ちうどんまえば」。
 
丸亀市「まえば」。幹線道路からすぐの良い立地です♪ 高松市丸亀市間を移動するときなどに、ほぼ必ず通るだろう幹線道路からすぐのところにあるうどん屋さん。
 
便も良いし、駐車場も止めやすいし(ともすると満杯になるけど)、セルフの店で席数豊富。色々便利で、しかも間違いなく美味しいうどん屋さんだ。
 
だし美味しい、うどんも美味しい、そしてなんといっても衣に青海苔が入った「半熟卵天」(100円)が幸せ。他にも天ぷらがたくさん。他の県ではまず見ない、香川特有の「金時豆の天ぷら」もある。
 
丸亀市「まえば」にて。シュッとしたうどんです。だしも旨い♪ 今度は私、「ひやひや」をいただいた。かけの小は1杯200円だ。
 
ここのうどんは、ねじれが少なくシュッとしていて、断面がピシィッ!と真四角になっている。
 
「折り目正しいうどん」という感じ。だしも麺同様、ピシッと姿勢の良い風な清々しさがある。
 
麺の太さとか、だしの味とか、良い感じにバランスが良いんだよなぁと感じるうどん屋さんだ。
 
丸亀市「まえば」の牛すじおでんはこんな感じ。 牛すじおでんが大好きな夫、ここでも早速1本いただいていた(130円)。
 
ここはおでんだしの味が淡めで、すじには甘味噌を添えていただくようになっている。
 
こんにゃくも一緒に串に刺してあって、横から一口私も味見。ううっ美味しいっ……。

香川 丸亀市「手打ちうどんまえば」にて
うどん(小)ひやひや
半熟卵天
200円
100円

さくらちゃんに会いに〜まんのう町「三嶋製麺所」

そしていざいざ、まんのう町。土器川をどんどこどんどこ上流に向かう。
 
11時開店の谷米(たにべい)を前に、「三嶋製麺所」に寄るのが半ばお約束のようになっている私たち。
 
まんのう町「三嶋製麺所」。うどん屋だってわかります?わからんでしょ? 前回来た時にはかなり迷ったこのお店。
 
看板無い、駐車場少ない(=つまり「あそこ車たくさん止まってる!うどん屋あった!」という発見ができない)、道も狭い、とにかく大変。
 
「かけ」とか「ぶっかけ」とか、メニューもない。言えるのは「あついの」と「つめたいの」の違いと「1玉ちょうだい」「2玉ちょうだい」の玉数だけ。1玉120円。
 
「三嶋製麺所」、おばあちゃんがうどん打ってます 基本は製麺所なので、近所の人がタッパー持って「○玉ちょうだーい」と買いに来るようなお店。
 
店内の飲食スペースも10席ばかり。店の外にも5人くらいは座って食べられる。あとはそのへんで適当に食べる。
 
カウンターの向こうではうどんを茹でる大鍋の前に作業台があり、おばあちゃんがうどんのばしてる最中だった。
 
まんのう町「三嶋製麺所」にて。醤油かけただけのうどんが、旨いのよーこれがー どんぶりに麺もらった後は、そのへんに積んでいる卵を好みで使って(1個30円)、適当に葱と醤油かけて、で、適当に混ぜながら食べる。
 
食べた後にどんぶり返しがてら、自己申告でお会計。「それでいいの?ほんとに?」という感じの製麺所なのだった。
 
すぐ目の前でうどん打って茹でている、正真正銘できたてのうどん。
「醤油かけて生卵混ぜただけなのに、うどんが旨い」って、すごいよね。旨いのよ。すごいのよ。
 
うっかりいつものくせで「つめたいの」をいただいちゃったけど、この店は「ぬくいうどんに卵混ぜて食べるかま玉風」の方が美味しいと思う。つめたいのも充分美味しいけれど、冷たいうどんは、自分としてはやっぱりだしの味が恋しくなってしまう。
 
息子がしみじみと「どこのうどんも美味しいねぇ」と言っていたけれど、それはね息子、美味しいとわかっているお店ばかりを厳選して巡っているからなんだよ……と私と夫は苦笑い。
 
三嶋製麺所。さくらちゃんに会えました♪ 2年前にはあった、店頭の「下にさくらがいます」の張り紙は無くなってしまっていたけれど、裏手の坂の下には、今回もさくらちゃん(わんこ)がいた。
 
お店の人に「さくらちゃんに会って行っても良いですか?」と断ってから、2年ぶりに看板犬、さくらちゃんと再会。
 
「お客さんだお客さんだー♪」
と、パッタパッタ尻尾ふったあげくに腹を見せて寝転がるさくらちゃんは「お前、動物としてそれで良いのか」という相変わらずの警戒心の無さ。
 
ハスキー犬の毛色顔つきなのに毛がモフモフなさくらちゃんは雑種なのかな?今日もたいそう可愛かった。また会いに来るからねー。
 

香川 まんのう町「三嶋製麺所」にて
つめたいの(小)

120円
30円

喰うほどに腹が減るうどん〜まんのう町「谷川米穀店」

このうどん屋をして、夫は
「喰うほどに腹が減るうどん」
と言う。
 
量が少ないわけでも、食べ応えがないわけでもないのに、食べれば食べるだけ「あ、もう1玉食べたい」「あともう1玉……」と取り憑かれたようにお代わりしたくなるうどん、なのだそうだ。
 
言い得て妙だなと思いつつ、私もここが大好き。
 
しかしここは屈指の人気店で、行き難さ・営業時間の短さ・行列の進まなさ、どれをとっても大変なお店。行く時には、「じゃ、気合い入れて並びましょか」と覚悟してからお店に向かう。玉切れですよと言われても、「じゃああっちのお店にしとこうか」と向かえる他の候補のお店も周囲にほとんどない(それこそ三嶋製麺所くらい)。
 
このお店に限らず、「がもう」「山越」「竹清」「なかむら」などなど、大行列ができるところは少なくないけれど、「あんなに並んでまで食べなくてもいいや」というお店もある。私にとっては「山越」「竹清」あたりが、「行ってすぐ食べられるなら食べたいけど、並ぶんじゃあなぁ……」と思うお店だ。
 
でもここ、「谷川米穀店」は「天下無双」の存在。ここばっかりは時間かけて移動しても、大行列を待っても、「食べねばならぬ」というお店なのだった。私もさることながら、夫がたいそうお気に入り。3玉とか平気で食べる。
 
「谷川米穀店」お馴染みの行列風景 到着は10時40分というところだった。
 
店頭にはすでに30人以上が行列し、煙突から湯気が出ているのでお店は既に営業している様子だ。
 
続々と伸びる列、営業時間は11時からたったの2時間(玉切れ終了)。
 
で、まだ11時を少し過ぎた頃だというのに「本日は終了しました」の大うちわが出てきた。おばあちゃんが持つこのうちわが列の後ろにつくと、その後ろに並ぶお客さんは「キャンセル待ち」みたいな感じになる。もしも玉が余っていたら食べられますけど、もう無くなってしまう可能性も高いです〜……という目安だ。2時間の営業時間に合わせてまだまだ続々お客さんがやってきているのに「終了」。本当に色々な意味で難易度の高いうどん屋なのだった。
 
谷米のうどん。「これはどこのうどんでしょう?」というクイズなら超サービス問題。 私たちがうどんを口にできたのは、11時15分を過ぎた頃。
 
ここもだしの用意はなく、選べるのはうどんのサイズと熱い冷たい、卵の有無だけ(小は120円、大は240円、そばもあるけど、食べてる人を私は見たことがない)。
 
私は冷たいの1玉。葱乗せて、醤油ピャーッとかけて、この店特有「青唐辛子の佃煮」をちょいと添えていただいた。
 
耳かき一杯でもしっかりと辛い青唐辛子が、うどんに似合うんだわー。美味しいんだわー。
 
コシがあるのにクタッと柔らかくもある不思議な食感のここのうどん。
箸でちぎれず、ぴよーんと伸びるのに優しく噛みきれる。
 
そして、これが今日4玉目のうどんだというのになんぼでも食べられそうな気分になってくる魔性の味わいなのだった。醤油かけてるだけなのに、なんでか旨い。
 
でもさすがにそろそろお腹いっぱい。私は1玉にしておいた。やっぱりもう1玉いけば良かったかなーと後ろ髪引かれつつ。

香川 まんのう町「谷川米穀店」にて
うどん小(冷)
120円

だし良し、麺良し、天ぷら良し〜高松市「一福」

昼過ぎて、「じゃあもう1軒だけ寄って、それを最後にしよう」ということに。
 
今回のうどん屋巡り、最後にと向かったのは高松市の「一福」。
創業平成19年、新しめのお店だけれど、「一福は旨い」「一福お勧め」と複数の方から「一福」の名が出てきて、こりゃ行かなきゃいけないなぁと、ここに決めた。これがもう、「大トリ」にふさわしい美味しいお店だった。
 
高松市「一福」。場所もわかりやすく綺麗なお店でした。 目立つ赤い看板ですぐにわかる、やや大型のセルフの店。
 
細麺系の有名店、丸亀市の「中村うどん」で修業した方が独立して作ったお店とのこと。なのでこのお店の麺もさぬきうどんにしては細めの系統。
 
太め麺の「宮武系」と比べると半分!?というくらいの細さ。細いけれど、これもしっかり「さぬきうどん」なのだった。
 
高松市「一福」店内。どれにしようかなーどれにしようかなー♪ セルフの店は、毎回この光景に心が躍る。
 
あ、ちらし寿司美味しそう、天ぷらいいなーここのとり天はでっかいなー、なんて、毎度毎度1つ2つ皿に取りたくなってしまう。
 
私は肉っ気が恋しくてとり天(120円)をもらい、私の後ろの息子はちくわ天(100円)を皿に取り。
 
俺もちくわ天にしよ……と夫が手を出そうとしたときに、
「はい、ちくわ天揚げたてでーす♪」
と、揚げたてちくわ天がバットに足されたのだった。そういう次第で、夫1人が揚げたてちくわ天をゲット。
 
うどんは全員「冷たいかけの小」(200円)を選択。だしを注いだ状態で渡されて、葱や生姜は自分で入れる。天かすが無料で用意されているのも嬉しかった。
 
高松市「一福」のひやかけ。ほそーい♪うまーい♪ とてもバキッと、強くいりこが香るだしは濃厚だけれどえぐみもなくてたいそう好みな感じ。
 
麺も、期待していたその期待以上に美味しかった。
 
細いうどんというのもツルツル抵抗なく喉に入っていってその食感が心地良い。キラキラ光る細い麺はとても美しくもあった。
 
そして、びっくりするほど美味しかったのが夫の揚げたてちくわ天。昨日の「よしや」のちくわ天も良かったけれど、揚げたてだった分、このちくわも悶えるほどに香ばしくて美味しかった。
 
「よしや」同様、ここのちくわも、ちくわそのものがとても上質なものなのだろうな。
うっすら青海苔が入る衣もサクサクで、もうちょっとお腹に余裕があったら私も1本いただきたかった。……でももう、おなかいっぱい。

香川 高松市「一福」にて
かけ(ひやひや)
とり天
200円
120円

穏やかだった鳴門の海〜「大鳴門橋 渦の道」

これにて今回のうどん巡り、終了。
美味しいお店ばかりだったなー。幸せでした。
 
今回は大阪からレンタカーで往復ということで、行きも帰りも大鳴門橋を通った。
 
大鳴門橋「渦の道」。けっこう歩きますよ〜。 鳴門の渦潮、私一度も見たことないのよ〜……と、せっかくだからと寄ってみたのが「渦の道」。
 
渦潮は、干潮時満潮時に見られるものなのだそうだ。
 
潮の満ち引きによって瀬戸内海から外海、またその逆方向へ海水が流れるわけだけれど、狭い海峡と海底の地形の影響で渦が産まれるとのこと。
 
だから、水位差が大きくなる大潮の時期の満潮時干潮時、殊に3月下旬から4月下旬にかけての頃が一番見応えがあるのだそうだ。
 
……が、あいにく、今日は中潮。満潮は11:30、干潮は18:20。訪れた午後3時前後は一番穏やかな時間帯だった。
 
大鳴門橋「渦の道」。スケスケ床がたくさんあります。怖いです。 まぁそれでもと行ってみたら、これがなかなか大変な施設。
 
「真上から渦潮が見えます」ウリの「渦の道」。とはいえ、そんなに海の真ん中までは行かないでしょと思っていたら、甘かった。
 
遊歩道は一番奥まで行けば450m。橋の全長は1300m強ということだったから、1/3ほどの距離を歩くことになる。
 
道路のその下に遊歩道を作っていて、そこここには「透ける床」が。地上45m、けっこう怖い。しかも、大型トラックなどが上を通っていくたびに微妙に揺れる。ますます怖い。
 
大鳴門橋「渦の道」にて。もう、お母さん、めちゃめちゃ怖いです。 透ける床たっぷりのこのあたりが、渦が観測できる場所らしい。
 
あいにくと、この時間帯はいたってフツーの海なのだった。
 
……が、やっぱり怖い。
そうなのよ、私、実は高いところそれほど得意じゃないのよ、スカイツリーだって展望台に着いた途端に「もういいや、帰ろうか」と思ったくらいなんだから……と思い出して、心拍数が上がってきた。
 
大鳴門橋「渦の道」。橋の構造がよくわかりますなー…… 写真の右端、ガラスの壁がついているのが遊歩道。
 
これは橋のちょうど中央、徳島県側から淡路島側を見た感じ。
 
「渦の道」入場は、セット券で「架橋記念館エディ」にも入れるものを買ったので、記念館で渦潮のできるメカニズムなんかもお勉強してみたりした。
 
そんな感じで大阪帰還は午後5時過ぎ。おつかれさまでした!

徳島 大鳴門橋にて
渦の道・架橋記念館エディ 2施設セット入場券
880円

串揚げ食べ放題!〜大阪「串亭こまいど」

せっかく大阪に来たのだから串揚げ食べたいよ、でももう繁華街に遠出はしたくないよ……ということで、
「ちょっと離れているけど、行ってみる?」
とレンタカーを返しに行った後、夫が調べてくれたお店「串亭こまいど」で夕御飯にすることにした。
 
1980円で120分間、串揚げと鍋メニューと8種類の一品料理メニューがオーダー制で食べ放題。ブッフェ台ではセルフサービスで、サラダ、御飯、味噌汁、アイスクリーム(バニラ、ストロベリー、チョコの3種)も食べ放題。ソフトドリンクのドリンクバーは200円。アルコールの飲み放題は1000円だ。
 
一品料理メニューからバターコーン、すじこん土手煮、おつまみキャベツをもらって、あとはひたすら串揚げを満喫してきた。
 
すっかり喉も渇いてしまって、元取るぞー、とばかりに生ビール飲んで生ビール飲んで、生絞りグレープフルーツサワー飲んで、最後には抹茶ミルク(←お酒)も飲んで。そうして疲れもあってもうすっかり良い気分に。
 
大阪「串亭こまいど」にて。案外たくさん食べられます。 串揚げは、いくつかの「グループ」が設定されていて、注文はそのグループでお願いします、とのこと。
 
「豚バラ」1本というのは注文できず、豚バラが入る「定番A」(豚バラ・小玉ねぎ・えび・うずらたまご・れんこん)を注文する必要があるということだ。
 
まぁ、嫌いな具材ってほとんどないしね……と、
「H、2つくださーい」
「FとCはも2つずつ」
「あ、Cはもひとつ増やしてください」
とばんばん注文。
 
A:定番(豚バラ・小玉ねぎ・えび・うずらたまご・れんこん)
B:定番(牛ロース・アスパラ・イカ・漬けまぐろ・ほたて)
C:定番(もち・ウィンナー・サーモン・スパイシーチキン・チーズ)
D:野菜(ししとう・しいたけ・山芋・おくら・なす)
E:野菜(エリンギ・プチトマト・さつまいも)
F:肉(豚ヘレ・牛バラ・牛モツ・ねぎま)
G:野菜(銀杏・にんにく)
H:チーズ(チーズちくわ・チーズベーコン・もちチーズ)
I:創作まきもの(ささみ梅しそ・豚梅しそ・山芋ベーコン・豚わさび)
J:こだわり肉(茶美豚ロース・牛ハラミ)
K:季節のおすすめ(茄子のピリ辛肉みそ・タラの自家製タルタル・豚ねぎのサムジャン味噌)
L:季節のおすすめ(しいたけのバターしょうゆ・海老マヨ・茶美豚ロースの柚子とろろ)
更に1本単位で注文できるデザート串(りんご・パイン・チョコバナナ・いちご・プチホットケーキ・プチシュークリーム・きなこもち・チョコモチ)
 
……てな感じになっていて、私が食べたのはAとCとFとGと、あとKとLは夫と分けて食べたかな。後になって数えてみたら、食べた食べたの串56本。
 
揚げたてのが次々やってくる串揚げは申し分なく美味しかったし、ポン酢とウスターソースと塩で好きな感じにいただけたのも良かった。カウンター席で揚げてもらうお店はどうしてもせわしない気分になってしまうから、テーブル席で好きにいただけるこういう店でちょうど良かったかも。
 
しっかし、安い。私の住む千葉の地元にもこんな店があったら通うのに……と、心から思ったのだった。

大阪 寝屋川「串亭こまいど」にて
食べ放題&飲み放題
2980円

夫の家でお風呂入って、そして布団に倒れた途端に日記も書けずに爆睡。充実の秋休みも、残すところあと1日だ。