3月16日(木) ちらっと、博多

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温泉旅館の朝御飯

「由紀ちゃん、朝風呂行くなら今だわよ」
と、朝5時過ぎに母に起こされた朝。
 
だんなや息子との旅行だと、ぶっちぎりの早起き勢の私が、母相手だと「良く寝るわけねぇ」扱いされるのが納得できない午前5時。
 
まぁ、「早い者順」の家族風呂に行くならこのタイミングですかねぇ……と、家族風呂に行ってみた。2つあるうちの1つは既に使用中で、びっくりしたわけだけど。
 
ごくごくほんのり硫黄の香りがする温泉は「アルカリ性単純温泉」だそう。風呂上がりの肌が、キュッキュとする感じで気持ち良い。
 
「朝はパン派」の私も、旅館の朝御飯は大好きなのです。 朝食は昨夜と同じく、部屋食の和朝食。
 
ふきのお浸し、蓮根の含め煮、
生湯葉とわさび漬け、アスパラのくるみ和え、こんにゃくの煮物、
松風焼き的なもの
 
ミックスリーフのサラダ w/柚子味噌
 
鱈の粕漬け 大根おろし 切り干し大根の含め煮
 
だし巻き玉子、胡麻だれ温泉豆腐
 
ご飯(おひつ付)、豆腐とわかめの味噌汁、香の物、ほうじ茶
 
フルーツゼリー
 
……といった内容で、野菜たっぷり豆腐たっぷり。
 
どれもしっかり手がかかっていて、美味しいものだらけだった。魚の粕漬けがうっとりするほどの美味しさで、ついつい御飯をおかわり。
 
縁側に下駄がちゃんと用意されているのです そして「たんまり食べてしまったから」と朝食後に再びお風呂。
 
朝から何度もお風呂に入ってずっと体の芯がぽかぽかな状態だったので、風呂上がりにまたふらりと庭園を散策してきた。
 
縁側側から室内を見たのが、この写真。
 
ちゃんと縁側に2足の下駄が用意されていて、自分の靴を用意せずとも庭園に降りられるようになっているのだった。
 
今日は夕方の便帰宅予定。一日歩き回る体力はあんまり無いので、チェックアウトの時間までのんびりしようと、数時間、部屋でのんびりしていた。
 
館内には、有名人の色紙が屏風になってそこかしこに。 チェックイン時にはゆっくり見て回れなかったけれど、チェックアウトはのんびり館内を散策しながら、そこかしこにある著名人のサイン色紙の屏風を眺めてみたり。
 
こういう色紙、見つけただけでも150枚くらいはあったように思う。
 
写真の屏風ではなかったけれど、力道山の色紙がすごくかっこよかった記憶。
 
ちょっと過ぎたけど、フロント近くには可愛いひな人形も。 お会計してタクシーを呼んでもらっている間、最後にロビーでコーヒーをいただいた。
 
フロント近くにはひな人形も飾られていて、あら可愛い、と旅館で撮った最後の写真はこのひな人形。

博多ぷらぷら

二日市温泉を出て、向かったのは特急で一駅隣の博多駅。
 
この界隈で「観光」と言うと、太宰府天満宮とかなのだろうけど、母は神社仏閣にはほとんど興味がなく、そも色々移動するのはめんどくさい、という感じだったので、「駅近でさらっと昼御飯食べて、あとはお土産物見ようか」という、ゆるい感じにすることにした。
 
博多と言えば、本番の博多ラーメンであり、鉄鍋餃子であり、モツ鍋、水炊き……と名物(かつ私の好物)は様々あるのだけれど、あいにくそれらは全部母が好まない方向。
 
「魚が食べたいわ。お寿司とか」
と母の希望で、博多駅ビル「JR博多シティ」のレストランフロアにあるお店で、海鮮丼を食べてきた。
 
博多駅ビルで「博多丼」。胡麻だれまぶしのゴマサバが美味しかったー。 せめて名物っぽいものが食べたい、ということで、私が選んだのは「博多丼」。
 
「人気のマグロの漬け丼に博多名物ゴマサバ、明太子、イカ、ウニ、高菜をのせた6種類のにぎやかな名物丼で6周年をお祝い」
 
というこのメニューは、「JR博多シティ6周年企画」ということで、「6」をテーマにした限定フードメニューなのだそう。
 
マグロも漬けになっているし、鯖も胡麻だれがまぶされていて、味わいしっかり。
 
宮崎にも鯖寿司が名物のお店があったりするけれど、博多も鯖、名物なんだね。鯖、おいしい。幸せ。
 
味噌汁と漬物の他に、切り干し大根の小鉢もついてきたセットメニューで、ミニサイズビールを飲みつつ、ちょっとのんびりお昼御飯。

博多「JR博多シティ」内「Toc-Toc(トクトク)」にて
博多丼
ランチビール
\1500
値段失念

昼食後は、「ちょっとお洋服見たい」という母と駅ビルをちょこちょこ見て歩き、その後は駅隣接の土産物街でいろいろお買い物。
 
結局博多ラーメンが食べられなかったので、せめてもと、「博多めん街道」で色々なお店のお土産麺を購入し、ついでに九州地酒を扱う酒屋さんでだんなへのお土産日本酒も数本ゲット。
 
「ひよこ」も買ったし「チロリアン」も買ったし、ついでにスーパーも見つけたので、九州味噌と甘口醤油と鶏飯の素まで買った。「エコバッグで機内持込にすれば持って帰れるんじゃん?」と苺(あまおう)まで購入。
 
ちょっと常軌を逸した荷物量になってしまったので(←諸悪の根源は3本の日本酒)、駅構内のクロネコヤマトに駆け込んで、母も私もそれぞれ段ボール1箱分、荷物を家に送ってしまうことに。母はキャリーの中身をほぼ送ることにしたらしく、「軽くなったわー」と満足気だったけれど、私は冷蔵ものが複数あるうえに、ノートパソコンもあったので、、残念ながらキャリーはいまいち軽くはならず。
 
そのままよろよろと、夕方の便に乗る予定になっている福岡空港に向かったのだった。

ラウンジ&Wi-Fi空の旅

博多で、「ケーキとか食べたいけど、大荷物で喫茶店入るのもね」と、福岡本店なのであるらしいケーキ屋さん「赤い風船」で、美味しそうな「プレミアムショートケーキ」を買ってみた。
 
なんでも、「あまおう」より糖度が高く稀少な苺「レディア」を使用し、カルピスバターに太陽卵、北海道根釧産生クリームを使ったこだわりの品らしい。
 
スポンジ・苺&クリーム・スポンジ・苺&クリーム・スポンジ・ホイップクリーム・てっぺんにも苺、と2層の苺クリーム層のリッチなケーキは1個648円。
 
空港でラウンジが使えたので、おつまみ用の小皿にケーキを乗せて、フォークはケーキ屋さんでつけてもらったのを使い、ラウンジの無料紅茶を飲みつつ、搭乗案内が始まるまで空港でのんびりすることができた。
 
そして今、JAL国内線では「機内Wi-Fi無料キャンペーン」実施中。
 
往路は使うお客さんが多かったのか(高校生の修学旅行団体が乗ってたのよねー)いまいち繋がらなかったのだけれど、復路はそこそこ快適にWi-Fi接続を堪能できた。
 
機内から家族にメールやLINEを送れるのって、なんだか不思議な感覚。
 
東京駅近くのビルで無事にだんなと落ち合って、久々の母との2人旅は無事に終わったのだった。それにしても、私、大荷物。