8月27日(月) 自転車に乗って食べ巡り買い巡り

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YouBikeに乗って

この旅行中の天気予報は連日「曇り時々雷雨」って事になっている。
でもそれにもめげず、今日は食べ歩き買い歩きの一日の予定。
 
朝食は、昨日食べに行く予定だったけど行けなかった魯肉飯屋さんに「昼は混むらしいから朝に行くしか」と起きて早々、向かってみた。昨日は早くに寝てしまったせいでだんなも私も6時には起きていて、「さすがに早いかな」「魯肉飯屋はともかく、他の店が開いてないしね」「7時なったらホテル出ようか」などとそわそわしながら、いざ出発。
 
店の最寄り駅まではMRTで移動して、その後は台湾のレンタサイクル「YouBike」を使ってみた。
 
悠遊カードと、台湾で有効な電話番号があれば(我が家は電話番号が付与されるタイプのSIMカードを買って対応した)ネットで会員登録ができ、電話番号1つに対して悠遊カード は5枚まで登録可能。登録さえ済ませれば、あとは悠遊カードをポートの端末に翳すだけで好みの場所から借り、好みの場所へ返却できるようになる。
 
料金は30分毎に10元(≒36円)といったところ。すごーく安い。そしてすごーく便利。
MRTの出口には、たいていYouBikeのポートがあるし、公式アプリでポートの場所やそこにある自転車やポートの数も確認できる。
 
車体は台湾が誇る自転車メーカーGIANTのだし、すごくきちんとメンテナンスされていて「なんかサドルががたがたする」「空気が無い」なんてことも、ほぼほぼ無い。しかも3段ギアつき。鍵はワイヤーキーが籠の中に入ってる。
 
日本と比べれば自動車の運転は荒いし、そして尋常じゃないバイクの数にちょっと驚くけど、右側通行を徹底して半端な大通りは避ける(すごい大通りは逆に歩行者道路に自転車優先レーンがあったりする)ようにすれば、あんまり怖いこともなかった。
 
ポートが本当にあちこちにあるから便利すぎて、今日だけで何回借りて何回返したかなっていうくらい、借りまくって乗りまくった。
 
乾物街で「あー、しまった、あっちの店のがやっぱ良さげだったからあっちで買おう」って300mほどの距離を戻るのも、自転車なら楽勝。

なんて神的魯肉飯〜「今大魯肉飯」

朝からおいしそうな匂い。魯豆腐も食べれば良かったかなー。 ともあれ、そんな「初めてのユーバイク」で目指した魯肉飯屋さん。
 
さすがに朝7時台のお店はまだ全然空いていた。奥には食べられるスペースもある。
 
それでもテイクアウトのお客さんがちらちらと絶え間なくやってきていて、やっぱり人気店なんだなぁ、と。
 
頼んだのは魯肉飯と煮卵、そして美味しいと聞いていた「香又r骨」(椎茸とスペアリブのスープ)。
 
スペアリブと椎茸とあさりのスープ。滋味深い……朝からしあわせ……。 容器ごと蒸されているスープは、蒸籠からあっつあつの状態で出てくる。
 
このスープ、スペアリブと薄切り椎茸の他に、殻つきのあさりが入っていて、「豚と貝と椎茸の味がそれぞれめっちゃするのにめっちゃバランスが良い」という不思議な味わい。
 
他にも「苦瓜排骨」「扒菜排骨」「竹筍排骨」があったけど、どれも美味しいに違いないと思った。
 
理想の魯肉飯が、我が目の前に……!! そして魯肉飯は、こんな感じ。
 
大ぶりにざくざく手切りされた風な角切り肉がほろんと煮込まれていて、割とたっぷりめの肉の量&たれの量。
 
ちょっと固めに炊いた御飯に、こっくりしてるけどギトギトしていない、良い塩梅の甘じょっぱさ。魯蛋も、もちろん魯肉と同じ味。スパイスの風味はほとんどしない。
 
「魯白菜」ってメニューもあって、それはどうやら醤油甘じょっぱ系じゃないみたい。透明スープで煮込んだ風な品で、これも絶対おいしいと思う。
 
これはもしかして世界最高の朝御飯なのではと錯乱しつつ(でも肉骨茶が朝食メニューなのだから、魯肉飯だって朝食メニューとして間違ってない気はする)、菜寮駅まで戻って自転車を返却し、今度は中山國小駅に移動した。さて、今日は色々お買い物するよー。

台北 三重「今大魯肉飯」にて
魯肉飯
魯蛋
香又r骨
2×30元
2×10元
50元

うろうろ買い物

路上の樹が大きいと南国だなーと思ったり。 YouBikeの公式アプリの地図を眺めつつ、
「〇番出口を出たら近くにポートがあるよ」
と、地下鉄を降りたら、再び自転車に乗って。
 
最初に目指したのは、朝9時と早め開店だったお店「勝立生活百貨」。
 
「ドンキっぽい」とネットで紹介されていたこのスーパー、なるほどわかる、と、ローカルな調理雑貨などなどを眺め歩いた。茶器とか皿とか麻雀牌とか、たのしいものが色々と。

中山國小「勝立生活百貨」にてお買い物。
茶缶
炊飯巾
3×75元
55元

西の乾物街(迪化街)に向かいつつ、「屈臣氏(Watsons)」と「家樂福(カルフール)」にも寄れたから、お目当てのお菓子や調味料もあらかた見つけることができた。
 
大体がお土産として配る分だけど、こんなに買いました「京都念慈菴」ののど飴。 というわけで、ずらーっと、「京都念慈菴」の飴。
 
今回初めて口にするソフトタイプがとっても楽しみ(美味しいらしい)。
 
左端は、タイガーバームの首肩用クリーム……なのだけど、今回これをダース買いするつもりだったのに、売ってるところが全然見つからなかった。タイガーバームは普通に売ってるのにねえ。
 
やっと見つけたのもノーマルタイプで「特強配方」ではなかったのが、またまたしょんもり。
 
シンガポールや香港では買えた「虎標頸肩舒 (特強配方)」、残念ながら台湾では買うことができなかった。
 
台湾っぽいのとかぽくないのとか、調味料いろいろ。 調味料系はこんな感じ。麺線とスペアリブの調味料は昨夜買ったもの。
 
台湾の甘いマヨネーズと、はまぐりのだしキューブ、なんか美味しそうだった(特売してた)クノールのスープと、そして「干貝風味」のほんだし。
 
何に入れても旨味マシマシ…!台湾の「ホタテほんだし」が神がかり的に美味しくて超使える」というネットニュースを見て「ならば買わねば」と思ったこの品。
 
見知ったメーカーでもコンソメキューブとか、国によって味が違うからほんと、面白い。

農安 「watsons」にてお買い物
虎標頸肩舒乳膏
京都念慈菴 枇杷潤喉糖 金桔檸檬味
京都念慈菴 枇杷潤喉糖 金桔檸檬味(袋装)
2×219元
2×95元
5×35元

台北 重慶北路「家樂福」にてお買い物
京都念慈菴 枇杷潤喉糖 枇杷軟喉糖 金桔檸檬味
京都念慈菴 枇杷潤喉糖 檸檬草味
京都念慈菴 枇杷潤喉糖 超涼薄荷味
京都念慈菴 枇杷潤喉糖 金桔檸檬味
京都念慈菴 枇杷潤喉糖 蘋果桂圓味
康寶經典蕈又Z湯
烹大師干貝風味調味料
香甜沙拉酱-香甜
2×57元
93元
93元
93元
95元
99元
3×84元
2×55元

お茶屋さん「林華泰茶行」。見た目そっけないけれども良いお店! だんなと満場一致?で「ここ寄りたいね」と言っていたお茶屋さん「林華泰茶行」にも行く事ができた。
 
老舗のお茶問屋さんで、飲食店が「うちのお茶は林華泰茶行のだからね、おいしいよ!」とメニューに書くような、そんなお店。
 
でもお手軽に1/2斤、1/4斤量で買わせてくれるのがすごく嬉しい。
 
ドラム缶サイズの茶缶に良い香りの茶葉がたっぷりと……! ドラム缶サイズの茶缶が店内に並び、その蓋に品名と1斤あたりの値段が書いてある。
 
これをこのくらいください、とメモに書いて、包んでもらってきた。
 
今日も暑いよねえ、お茶、飲んでく?とばかりに試飲させてもらった凍頂烏龍が染み渡るほど美味しかった。

大橋頭「林華泰茶行」にてお買い物
凍頂烏龍 1/2斤
野生普洱16年 1/4斤
600元
800元

そろそろ休憩しませんか?と迪化街に入り、休憩前にもひとつお土産購入。
 
「你好我好」は可愛いセレクトショップ。美味しいと噂の花生酥はばらまき土産。你好我好」は、日本人経営の雑貨セレクトショップ。
 
ここで扱ってる「花生酥」(ピーナッツバターのお菓子)が美味しいらしく、それ目当て……だったのだけど、店内には可愛いものが山盛りだった。
 
味のあるポストカードとか、食器とか。でもねえ、そろそろ手荷物が、自転車で運ぶにはけっこうな分量だったから衝動買いは止めておいた。

迪化街「你好我好」にてお買い物
花生酥
2×130元

10年前にも来たお店がありましたー!やった! そうして、最後の大きな買い物が、「蒸籠」。
 
10年前に訪れた店がまだあって、そして変わらぬ立派な蒸籠を扱っていて嬉しかった。
 
迪化街は乾物街であって調理器具街ではないのだけれど、2〜3店舗は調理器具を扱う店がある。
 
その中でも、「大華行」の蒸籠は縁にステンレスの枠がついていて丈夫でとても質が良かったのだった。
 
以前はただただ蒸籠だけがある殺風景なお店だったけど、今は雑貨も揃うお洒落なお店。
 
店番をしていた少年の言葉によると、10年前なら彼のおじいちゃんが店に居た頃だったのだそう。彼のお父さんが色々変えて、今の形にしたのだそうだ。
 
蒸籠も無事に買えました♪ いつものサイズのもいくらか買い換えたかったけど、あいにく枠つきのが無かったから、本来の目的だった「中華鍋サイズ蒸籠」を2段+蓋で購入。
 
これを持ち帰るために、わざわざ日本から折りたたみコンテナ持ってきたもんね、今回。
 
こんな立派な蒸籠のセットが2000円ちょっとで買えてしまうのだから、それはもう、頑張って持って帰らなければ。

迪化街「大華行」にてお買い物
蒸籠
3×200元

杏仁豆腐まみれになろう〜「夏樹甜品」

時間は少し前後して、花生酥を買った直後に「甘いもの休憩!」と訪れたのは杏仁豆腐と杏仁かき氷で有名なお店、「夏樹甜品」。
 
私はピーナッツの甘煮をトッピングした冷たい杏仁豆腐「花生杏仁豆腐」を、だんなは2種類具材がトッピングできる「杏仁豆腐冰」を。選んでいたのは杏仁蒟蒻と粒あんで。
 
「夏樹甜品」にて。甘さ控えめ、良い香りの杏仁豆腐でした。 杏仁豆腐は、それこそ「豆腐」のように四角い塊のままの豆腐が甘さ控えめの杏仁スープに沈んでいるというもの。
 
全体的に甘さは控えめだけど、杏仁の香りはしっかり漂う心地良い味だった。
 
食感も良い感じに柔らかく、口に入れるとクシュッとほどけるように溶けていく。
 
見た目地味だけど、この下に杏仁豆腐と杏仁蒟蒻とあずきが入ってます。 でも、より幸せだったのは杏仁豆腐味のかき氷の方だったかも。
 
ふあふあのかき氷自体が杏仁豆腐味で、バケツ一杯食べられそうなほど、美味しかった。
 
だんなからせっせと奪ってまりまりと食べていたら、豆腐が案外お腹に溜まってきて(いや、それ以上に杏仁蒟蒻がぷりぷりと固い食感で強敵だったり)、昼御飯間近にしてちょっとお腹が一杯に。やばい。

迪化街「夏樹甜品」にて
花生杏仁豆腐
杏仁豆腐冰(杏仁蒟蒻&紅豆)
70元
100元

そうしてこのエリアでの最後の買い物を済ませた後は自転車を返却し、急ぎタクシーで予約した昼食のお店へ。
3分遅れで無事到着できました。

北京ダックを喰らい尽くす店〜「陶然亭餐廳」

お昼に行ってみたのは、美味しいと評判の北京ダックのお店「陶然亭餐廳」。
 
目の前でカットして貰えます。テンション急上昇です。 私たちが東京でちょいちょい食べているお店と同じスタイルで、皮の他に肉も目の前でカットしてくれ、自分で巻いて食べるスタイル。
 
クレープ状の皮、「包餅」はちょっと小さめ、野菜は葱だけ。
 
たれは海鮮醤っぽい甘じょっぱいのが1種類だけ、と、かなりシンプルで、卓上には干し豆腐の和え物と、にんにく風味のしょっぱいピーナッツ。
 
副菜も美味しかったけど、あんまり手を出す(胃袋的)余裕がなかったです。くやしい。 そうして「これ、サービスね」と出てきたのは、千切りキャベツ?と思ったら、白菜の和え物。
 
香菜もたんまり入っていて、ピーナッツなどが入った甘酸っぱい味。これ、北京料理の「松柏長青」という料理なんですって。
 
これが、しゃきしゃき食感で甘酸っぱさがほどよい箸休めにもなって、最後はダックと一緒に皮に巻いて食べてしまったりも。
 
皮はつやっつやのぱりっぱり。お腹一杯北京ダックを食べるという至福……♪ 周囲は8人10人テーブルが当たり前、少なくても4人という感じ。
 
さすがに2人で北京ダックは、ちょっと果敢すぎたらしかった。でも食べたかったのだから後悔はしない。
 
ダック1羽と巻物のセットが1200元で、それに1品150元足せば、炒め物とかスープとか、そのダックを材料にした副菜を様々頼む事ができる。
 
スープのような茶碗蒸しのような不思議な料理、溜黃菜 副菜を食べる余裕はほとんどない中、だんなが「どうしてもこれだけは食べてみたい」と言っていたのが「溜黃菜(鴨油炒蛋) (Fried Eggs with Duck Oil)」だったので、これは注文してみた。
 
ダックの肉は入っておらず、"焼いたダックから出た脂"で卵を炒め固めたというスープ……らしいけど、スープというより「洋風茶碗蒸し」な感じ?
 
謎のトゥルトゥル食感が不思議な感じで、思ったよりもくどくはなく(でも冷めるとちょっと脂臭さが出てきてしまう印象ではあった)。
 
お肉は包んでもらって部屋で小腹が空いたときに摘むことにして、あんまりにお腹一杯になってしまたのでよろよろとホテルに帰還したのだった。

南京復興「陶然亭餐廳」にて
烤鴨一隻一吃(包餅吃)
溜黃菜(鴨油炒蛋)
台湾啤酒(生)
1200元
150元
?元

ホテル満喫

朝7時頃から活動しまくっていたので少し疲れたねと、午後は無料で入れるホテルのプールで遊ぶことに。
 
えろプールも昼間は健全です。 12階にジムスペースやスパ、ロッカールームがあり、そこから10階直通専用エレベーターでプールサイドに向かうという仕組み。
 
夜にはピンクの照明でなんともムーディーになるプールも、昼は至極健全に、ざっぱざっぱと本気で泳ぐまくる男性陣が多かったりした。
 
お部屋の真下がプールでした。右上の空間で何やら撮影をしていたよ? ロッカールームはとても綺麗。
 
部屋のカードキーと引き替えに、のっぺりした手触りのシリコンのバンドを渡され、それでバンドに記された番号のロッカーを開けることができる。
 
ミストサウナとドライサウナ、ジャクジーなども広々してて、タオルもふんだんに置かれていた。
 
サウナの前にこんもりと氷が入った器がスポットライトを浴びて置かれているあたり(しかもこれ、氷が天井から降ってくるものであったらしい)、こういうところがお洒落(を頑張ってる)っぽいよなあ、なんて。
 
プールも青と緑のモザイクが美しく、お洒落だけど泳ぎ甲斐のある広さ。
少し泳いで、パラソルの下(でも曇天)、がち昼寝などもしてしまいつつ、夜は無料のお酒をいただきに上階の「YEN Bar」に向かってみた。
 
「YEN Bar」。夜はお洒落人が集まるスポットだそう。 SPGゴールドの特典で、17:00-19:00のハッピーアワーは指定のドリンクが無料でいただけるんですって。
 
渡されたボードには、ビールやワイン類、ソフトドリンクの他に数種類のカクテルも。
 
せっかくだからカクテルかなと選んでみたパイナップルフィズは、「pampero light rum, sailor jerry spiced rum, angostura bitter, fresh pineapple, soda water」なんて感じのものだった。
パイナップル味が濃厚で、南国的な味。
 
ボリュームもたっぷりなパイナップルフィズでした。 101側の席では101のビル形をしたアフタヌーンティーを楽しんでいる人もいて、紫色に統一された空間は、これまたなんともエロい……というか、お洒落というか。
 
卓上にはおつまみにドライ野菜のあれこれ(人参とかおくらとかかぼちゃとか)と、やたらしょっぱいガーリック風味のナッツがやってきて、それをぱりぽり食べながら1時間ほどの食前酒を楽しんだ。
 
手元のスマホで見る限りではあんまりこの先の天気は良くなさそうではあるのだけど、ぎりぎり保つかしらねぇと相談しながら、今日は近場の夜市にちらっと行ってみることに。
せっかくだから101の近くにも行ってみたいし。

市場隣接、手頃な夜市〜「臨江街夜市」

FFあたりのゲームに出てきそうなビルですよね台北101。 不思議な造形のビルは、FFあたりのゲームに出てきそうな外見。
 
ビルの谷間からすぐ判るその建物を目指し、ホテルからてくてく歩いて向かってみた。
 
ビルの地階はフードコートや食料品店があったのでちらっと覗いたりしつつ、この先は自転車に乗ろうと通りすがりのポートで自転車借りて、目指すは「臨江街夜市」。
 
わーい、夜市だー!でも雨が本降りだー! こぢんまりとした夜市と聞いていたけどなかなかどうして通りは長く、屋台もそれなりにあるうえに左右に路面の飲食店が沢山並んでいる。
 
市場が隣接している夜市ということで、市場がお休みの月曜は休業しているお店もちらちらあるのだそうで。
 
……なんてわくわくしていたのは序盤だけで、ぽつぽつ降ってきた雨はあっという間に本降りから土砂降りに。
 
「適当に歩いて適当に美味しそうなものを食べる」なんて全然無理な天気になってしまって、事前にちらっと調べてあった小籠包の専門店と、あとは「乾麺が食べたい」というだんなのリクエストで調べて向かった麺屋さんに寄るだけがやっとだった。残念。
 
メニューはたったの3種類。優しい味のお店でした。 それでも途中のコンビニでビールはしっかり買って、ついでに傘も雑貨屋で買って、美味しいと評判の小籠包屋さんに向かってみた。
 
ここは屋台ではなく、路面店。
調理は店頭でしているので、欲しいものをそこで伝えてから店内で料理を出してくれるのを待つ。
 
スープもたぷたぷ。おいしかったです。 涼しいお店の中で食べる優しい味の小籠包はしっかり御馳走だった。
 
肉たっぷりというよりは、「ニラ饅頭を小籠包にしました」みたいな野菜たっぷりの小籠包で、包まれたスープも優しい味。
 
この店、メニューはこの小籠包と焼売、そして酸辣湯だけという3種類だけだった。
 
卓上にプラスチックの小皿とレンゲ、針生姜やタレ類(黒酢と白いお酢、お醤油)が置かれていて、このあたりはセルフサービスでいただく仕組み。

「臨江街夜市」内「正好鮮肉小籠湯包」にて
湯包
2×100元

かなりな本降りなものだから、もう人影もまばらです。かなしい。 そうして外は、いよいよもって本格的な雨模様。
 
「乾麺が食べたい」と言っていただんな、調べてみたら食べられるお店があって、じゃあそこを目指してみましょうかと目抜き通りをてくてくと歩いていく。
 
「大傻小傻」というお店、麺とスープのお店かな? 辿り着いたのは、「大傻小傻」というお店。
 
ここも先の店同様、店頭は屋台風だけど奥にイートインスペースがちゃんとある。
 
だんなはお目当ての「乾意麺」を、私は麺よりは米飯な気分だなぁと「雞肉飯」を。
 
これが初めてだったかも?「雞肉飯」は、揚げにんにくだれが乗ったさっぱり肉丼でした。 御飯の上にほぐした鶏むね肉、上からがっつりにんにくねぎ風味の醤油だれがかかった風な鶏丼が、「雞肉飯」。
 
思ったよりもしっかりどっしり味だった。
 
だんなの食べた麺の方が、美味しかったかな……?
 
こちらが「乾意麺」。麺の下に葱やら何やら埋まってた模様。 で、こちらが「乾意麺」。
 
「意麺」は、油で揚げてから茹でた卵麺で、台南の名物の一つなのだそう。インスタント麺のルーツとも言われているとか。
 
それを汁麺ではなく和え麺でいただくのが「乾意麺」。
 
私の雞肉飯と似て非なるたれがかかっていて、麺の下にも葱やら何やらが埋まっていたらしい。全体を混ぜてツヤッとした麺はいかにも美味しそうで、実際、たいそう美味しかったのだった。
 
「あー、こんなのあるよ、食べたい」で食べられるのが夜市の楽しさ。
ああ、もっと満喫したかったな。

「臨江街夜市」内「大傻小傻」にて
雞肉飯
乾意麺
55元
40元

「聖娜」の夜おやつ

で、このあたりで色々限界で、近くの大通りからタクシーに乗って帰還。
 
幸せの夜おやつ 「甘いものを食べ損ねた!」と、ホテル隣接のショッピングビル内にあるパン屋さんで蛋撻(品名は「鮮奶蛋塔」だった)を買い、部屋で珈琲淹れて夜のおやつにした。
 
皮はさくさく洋風のパイ生地で、フィリングは中華っぽい卵ぷるぷるのエッグタルト。
 
1個35元は安くて美味しかった。

市政府「聖娜(Semeur)」にてお買い物
鮮奶蛋塔
2×35元

明日も朝から精力的に動く予定なので、今日の活動はこれでおしまい。
おやすみなさい。