8月18日(木) 最後もロコモコ

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再びの朝御飯〜「Little Pika's」

グアム最終日の朝は、やっぱり絶対美味しいものを食べておきたいよねと、ロコモコを食べに行った「Little Pika's」に行くことに。
 
「Little Pika's」のフレンチトースト。ボリュームたっぷり! もう一度ロコモコを食べるのも悪くないけれど、私はパンケーキ的朝御飯が食べたかったのよと、「Kahlua FrenchToast」を頼んでみた。
 
「drunken french toast with powdered sugar and caramelized bananas」
 
と説明にはあって、"drunken"ってどういう意味?(飲めてしまうほど素敵な食感ということか、お酒に浸されてるということか、あるいは酒じゃなく卵液を指しているのか?)と思いつつ、特に洋酒風味ということもなく、とても食べやすいふるんふるんのあつあつフレンチトーストがやってきた。
 
軽く炒めてカラメルが絡んだ風なバナナもたっぷり、メープルシロップつき。
 
チャパタサンドのクラシックバーガーチャンプ。これも美味! そしてだんなは、グアムのハンバーガーフェスティバルで優勝した一品なのだという「Classic Burger Champ」。を。
 
バンズではなくチャバタで挟まれた、みっちり食感のハンバーグサンドで、
「toasted ciabata lana sauce, provolone, avocado, bacon, lettuce, tomato, pikles, red onions,.」
とメニューには紹介されていた。これもまたたいそう具沢山で良い感じ。
 
日替わりのTangのジュース(フィリピンのメーカーで有名な粉ジュースらしい)、前回はラズベリー味ということだったので紅茶にしたのだけど、今日はオレンジフレーバーのマンゴー味だそうで、試しに飲んでみた。
 
ファンタオレンジの炭酸抜いてマンゴージュース混ぜた感じ?気になる香料臭さもなく、さっぱり味でぐいぐい飲めてしまう美味しさだった。
 
フィリピンスタイルのお粥をちょいちょい見かけることもあるし、グアムってフィリピン食文化がけっこう入ってきているところなんだな……?と。面白いなあ。

Tamuning 「Little Pika's」にて
Kahlua FrenchToast
Classic urger Champ
Iced Coffee
Tang - flavor of the day
$15
$15
$4
$4.5

この坂道を毎日毎日歩いてました。今日も良い天気! 帰り道、道路渡って振り返ったところを、あんまり良い天気だったので撮った写真がこちら。
 
この奥側がタモン繁華街の中心部だから、それはもう毎日、日に2度3度の勢いでこの坂を歩いていた数日間だった。
 
そして今日の私たちは、13時半頃にホテルを発てば良いらしく、ならばとレイトチェックアウトの希望を申し出てみれば、「今日は満室予定なのでダメですー」とのこと。
 
それは残念……と、規定通りの12時にチェックアウトすることにして、そして今日の屋外は昨日とうってかわって最高に良い天気。
 
ちらっと、「最後にプールか海かで遊ぼうか」と思ったけれど、最後に身支度整えるのが大変だし、それ以前に未だ足も手も日焼けで痛い状態で、これ以上日光浴してどうするの……と、諦めた。

再びのプールサイドランチ〜「Misty's Beach Bar」

最後にこの青い海が見られて本当に良かったです。また来たいな。 荷作りしながら窓の外を見れば、今日も最高に綺麗な海の色。
 
当然気温も相当高かったわけだけど、最後のお昼はこのホテルのロコモコも試しておきたいなあと、昨日も訪れたプールサイドバーを訪れることにした。
 
屋根のあるカウンター席はがっつり日陰なので安心して、
「8oz. seasonal spicy beef patty with spicy mushroom cream sauce over rice, topped with an egg」
と説明のあったロコモコを「シェアして食べるよ」と1つだけ注文し、あとは生ビールを。
 
けれど、5分経っても10分経ってもビールが出て来なくて、首を傾げていたら、タンクの交換が必要だからちょっと待ってね、とのことで。
 
ホテルのロコモコもちょっと独特で美味しかったです。 結局20分くらい経ってからかな、ようやくビールとロコモコがやってきたのだった。暑かった……。
 
これまたちょっと独特なロコモコで、マッシュルーム入りクリームソースはグレイビーよりはベシャメルソース寄りでほんのりガーリックな香り。
 
上の赤いソースは、ケチャップでもチャモロのフィナデニソース(酸っぱくて辛い)でもなく、むしろインドネシアのサンバルに近いような、じんわり甘辛しょっぱいみたいなもの。
 
トッピングの目玉焼きは卵2個、上からは砕いたナッツと葱が散らされて、なるほどなーと思いつつとても美味しくいただいた。
ナッツ散らすの、良いな。私も真似したい。
 
で、ビールのプラコップもそろそろ空になり、ロコモコもあと僅かというところで、スタッフのお兄ちゃんから「Everything OK?」の言葉が。おいしいよーと答えたら、「待たせてごめんな!これは俺からの奢り!」って、ビールが私とだんなにそれぞれ1杯ずつ追加で出てきて、嬉しい反面、苦笑いしてしまった。
 
このビール、余裕で500mlくらいあるんだよなあ……口切り一杯なんだよなあ……これから空港に向かって帰らないといけないんだけどなあ……と思いつつ、ここはビール大好きな私たちの事、さらっと綺麗に飲み干してしまったわけだけど。

Tamuning 「The Westin Resort Guam」内「Misty's Beach Bar」にて
Loco Moco
Beer(Lagunitas IPA)
$18
2×$8

なのでちょっと長めに楽しむことになったホテルランチ。
 
「バリ島と比べて、だんなの中でグアムの好き具合ってどのくらい?」
とだんなに問うてみたら、「バリ島100に対してグアム95くらい」と、思いのほか高い数字が返ってきた。
 
ぶっちゃけ、文化的(踊りや歌の芸能系、装飾品や調度品、食器のテイストとか日用品の方向性とか)なものに関しては、私は圧倒的にバリ島が大好きで。
 
ホテルも広いし、物価も全体的に安いし、バリ島の好きなところを挙げればキリがないのだけど、だんな曰く、「でも方向が違うところでグアムもすごく良かった」と。
 
海が本当に綺麗だったこと、英語が全くストレスなく通じること、かつて1年暮らして身についた懐かしのアメリカ文化を手軽に満喫できること、土産物もアメリカンなものが色々買えること、etc。
 
ああ確かにねーと、何より、3時間ちょっとで来られてしまう、時差1時間の海外の手軽さは本当にらくちんだった。
同じ方向の文化だったらそりゃあハワイの方が色々良いところはあるかもだけど、あそこはやっぱり時差がきつすぎる。
 
「じゃあ、別に、リゾート好きな私に気を遣って"グアムに行こう"言い出したわけじゃあなかったんだ……」
だんなも行きたかったのねと今更に知って口にしたら、「俺が我慢できなかったの!」と言われた。
 
コロナ禍で2年超海外旅行を禁じられて、「あーもー南の島でうだうだしたい!」欲は、私はもとよりだんなも相当あったようで。
 
そんなこんなで、「グアム楽しかったよ、今回初めてだったんだけど、また来るよ」的な事を荷物を預かってくれていたベルボーイに告げつつ、「タクシー使うかい?」の言葉には「いや、Stroll頼んだから」と、グアム初心者らしからぬ返事をして、さくっとUber的サービスで空港に。

帰り道はビジネスクラス

往路の空き具合に反して、復路はけっこうな混雑だったらしい……けれど、残念ながら座席のグレードアップ(インボラ)までは見込めなくて、「12000マイルでビジネスにできるから、しちゃう?」と、カウンターでビジネスクラスに変更してもらった。万歳。
 
あまり広くはないラウンジは他社との共通、ただ、JAL客専用の別室が用意されていた。
ソファ席脇に電源があったのでその場所を確保しつつ、「機内食も良いのになるしなあ」とラウンジの軽食はざっと見るだけでデザート1品だけを試してみた。
 
飲料は缶飲料の他はコーヒーくらい?缶ビールはアサヒ、BUD LIGHT、Budweiser。
カップ麺(日清のカップヌードル)に、ポテトチップスの小袋、菓子パンっぽいのとサンドイッチ類、パック入りのサラダ、ホットドッグにスパムむすび……という品揃え。
 
Latiya Cake。懐かしいような味のカスタードケーキ。 「Latiza Cake」と札がついていたカスタードケーキっぽいのがいかにもこちらのお菓子っぽくて試しに1つ貰って来てみた。
 
検索しても出て来ない"Latiza Cake"は多分誤植で、"Latiya Cake"が正しい品名なのだと思う。
 
"Cinnamon Custard Cake"という説明をみつけたその品、やっぱり伝統的なお菓子だそうで、スポンジケーキをベースにシナモンをまぶしたバニラ風味のクリームを乗せた品で、クリスマスや祝祭などの際に供される品なのだとか。
 
土台のケーキはスポンジケーキの他、エンゼルフードケーキ、パウンドケーキを使うのも多いんですって。
 
発祥はスペインだそうで、スペインスタイルはカスタードをそのまま器に入れ、グアムでは"It isn’t latiya unless it uses sponge cake as the base. (スポンジケーキをベースに使わないとラティヤじゃない)"とまで言われるのだという記述を見つけて、笑ってしまった。
 
ああ、この感じが、そこそこで見た"Butter Cake"に通じるのかしらと、とろんとした食感の甘いムースケーキをいただいた。甘さ濃厚だけど、それがまた悪くなく。
 
そして帰路はさすがのビジネス、若干窮屈ながらもフルフラットになるシートで機内食後はごろごろ寝転んで満喫してきた。
 
ビジネスクラスの機内食。あらやだ、すごく美味しい……! 食前酒も色々で、日本酒は寫樂と鳳凰美田の、それぞれJALオリジナルの品。
 
だんなが鳳凰美田を貰っていたので脇から貰ったところ(私はなんとなく気分で梅酒を貰っていた)、ここ近年のがっかり鳳凰美田ではなく、とても良い感じの鳳凰美田だった。
朝日米の純米大吟醸ですって。
 
機内食の献立は、こんな感じ。
 
食前酒(梅酒)
カプレーゼ・海老のマリネ・スモークサーモン
コンソメスープ
ビーフシチュー(orマヒマヒのグリル)
ブレッド
フレッシュフルーツ
アイスクリーム(ハーゲンダッツ バニラ)
紅茶
 
陶器のお皿で供される、文句なしに美味しい機内食は炭水化物(パンとじゃがいも)だけは自重しつつ他のものは美味しく平らげた。
 
ヒコウキスゴクアケニクイアイス……! デザートにはグアムのちょっと大きめサイズハーゲンダッツのバニラ味。
 
「やっぱり飛行機のアイスも新幹線みたいに"ヒコウキスゴイカタイアイス"だったりするのかな」
なんて言っていたのだけど、残念ながら(?)固すぎて食べづらいということはなく。
 
ただ、プラスチックの密着蓋がめちゃくちゃ開けづらく、そしてこのハーゲンダッツカップ、ABC Storeでも500円くらいの価格がしたものだから結局グアム滞在中一度も口にすることは叶わなかった品だったりして。
 
これはアレだね、"ヒコウキスゴクタカイアイス"であり"ヒコウキスゴクアケニクイアイス"だったね……なんて。
 
ビジネスシートに突如持ち込まれるガムテープ。笑ったわ。 そして私の席には小さなトラブルが。
 
押し込むとロックされる仕掛けのテーブルが、離陸時にロックされずにびよーんと前に突き出てきてしまい、別に痛いとかは無いけど困ったなあと乗務員さんに相談したところ、やっぱりどうもロック機構が壊れていたみたいで。
 
着陸時も危ないから隣のお席に移動していただいた方が良いかもなどと言われていたけど、それはそれでめんどくさいなと思っていたら、登場したのはガムテープ。
 
「お見苦しくて申し訳ありませんが……」
とか何とか告げられながら、スタイリッシュなボックス席に貼られていくガムテープのシュールな光景に笑ってしまった。
 
これはこれで貴重な体験だったかしら、と。
 
かくして何事もなく成田に帰還し、陰性証明ワクチン接種経緯等々入力済のアプリを掲げて速やかに空港を出て帰宅することができた。
 
京成線沿線千葉住まいは、飛行機着陸から2時間かからずに自宅まで辿り着けるという利便の良さがありがたい。
 
次の海外はバリ島(か台湾か香港か)に行けるかなあ……行けると良いなあ。