今日もホテルで朝御飯
2泊3日の旅行はあっという間に過ぎてしまい、今日はもう最終日。
今日は8時半に札幌駅を発つ列車に予約を入れてあるので、昨日よりも少しばかり早起きした。
昨日の朝食は少々食べ過ぎた感があったので、今日は軽めにあれこれ少しずつ。それでもおかずコーナーにはナゲットがあったりコロッケがあったりで、しかも「かつとじ煮」などというものまで並んでいた。
「これ、御飯に乗せたらカツ丼だよねぇ……」
「朝からカツ丼だねぇ……」
と呟きつつ、結局家族全員が朝からプチカツ丼を堪能。いかにもな安っぽい味だったけれど、その安っぽい感じがまた美味しいんだ……。
御飯にパンプキンスープ(味噌汁もあったのだけれど、つい……)を合わせてしまいつつ、サラダやスクランブルエッグ、ナゲットやコロッケもしっかり1個ずつ盛ってきてもぐもぐ。
大人も子供もわくわく〜「旭山動物園号」
今日目指すのは旭川、旭山動物園。
荷造りも素早く終え、ホテルをチェックアウトして札幌駅から週末に出ている臨時特急「旭山動物園号」に乗った。
旭山動物園に向かうのだから、旭山動物園号に乗ればちょうど良いのじゃないかという単純な思いで予約したのだけれど、これがなかなかすごい電車。
外観からして大変に派手だったこの列車、各車両「○号車はライオン号」「○号車はオオカミ号」と名前がつけられ、その動物のイラストが壁面に描かれている。
私たちが乗ったのは「ペンギン号」。床も天井も壁もペンギンモチーフのイラストが配され、ブルーが基調の涼しげなペインティングがそこここに施されている。
車両の隅の方には、座席に巨大なぬいぐるみをかぶせた特別シート「ハグハグチェア」なるものが記念撮影スポットとして用意されていた。
ペンギン号の車両の端にあったのは当然ペンギンのハグハグチェア。シートに頭があたる部分の少し上にペンギンの巨大な頭が並んでいる。
ペンギン以外にもオオカミ、ホッキョクグマ、ライオンと、動物園の人気キャラクターのハグハグチェアが各車両にあって、乗客はあっちをうろうろ、こっちをうろうろカメラを持って歩き回る。
先頭車両は客席のないラウンジカーになっていた。
靴を脱いであがれるスペースでは旭山動物園の紹介ムービーを放映中。記念スタンプ台も用意され、ここにも「ハグハグチェア」が2つ。
ホッキョクグマはなかなか愛らしかったけれど、その隣のフクロウはなんともユーモラスな、シュールな表情だ。
カメラ抱えて息子と2人、車両の端から端まで探険したりするうちに1時間半のほどの列車の旅はあっという間に終わってしまった。
乗車記念の絵はがきが配布されたり、突然クイズ大会が始まったり、動物園行きのバス乗り場の案内と時刻表が配られたり、至れり尽くせりな旭山動物園号での移動は、子供のみならず大人もちょっとわくわくするものだった。
ペンギンのお散歩!〜「旭山動物園」
旭川駅への到着後は、直通のバスに乗って30分ほどで旭山動物園に。
到着と同時に「まもなくペンギンの散歩がはじまりまーす!」というアナウンスが流れているのが聞こえてきて、今すぐ見られるなら見ましょう!と色めきたつ私たち。
急ぎ早足で見学ポイントを目指し、「ディズニーランドのパレード鑑賞ですか?」的な混雑の中、なんとか場所をみつけて最前列で待つことができた。
遠くからよちよちとキングペンギン、ジェンツーペンギンがやってきて目の前を通り過ぎていく。すごいすごい、可愛い可愛い。
ペンギンたちがやってくる前に、「ちょっとお話聞いてくださいねー」と飼育員さんの説明があった。これがなかなか面白い。
「このイベントは、ペンギンたちの自主判断による、完全自由参加のアトラクションとなっております。気分が乗ったペンギンだけ、時間が来てドアが開くと自分で出てくるんです」
「歩くスピードもペンギンたちの判断によるものですから、日によって移動時間はまちまちです。昨日はここまで25分かかりましたから、今日は若干早いペースでのお散歩となっております」
「キングペンギンは、群を作る性質なんですね。先頭の1羽が止まると、ピタピタピタッと全員が止まってしまいます。ジェンツーペンギンの方はマイペースで、1羽でも勝手に歩いて行くんです」
ペンギンたちは思っていた以上に私たちの近くを歩いていく。
手を出すのは禁止だけれど、ジェンツーペンギンなどはあちらの方からクチバシが触れそうなところまで近寄ってきては、ニンゲンが差し出す携帯を「なにしてんの?」という風に首を傾げて眺めてくるのだった。「そっか」と、何を納得したのか頷くような動作をした後、またマイペースでペッタペッタと去っていくペンギンは、たいそう可愛らしかった。
到着早々可愛いものを見てしまって興奮してしまいつつ、でももう11時になろうというところ。
混雑する前に食事できるところに行こうということになった。
動物園で美味しいランチ〜「MOGMOG TERRACE」
園内に軽食ができるコーナーはいくつかあったけれど、しっかりしたものをということになると、東門近くにある「MOGMOG TERRACE」というセルフサービス式のレストランになるらしい。
日替わりのもの含めて10種類くらいあるおかずの中から好みのものを3〜5品ほど選び、ライスかパン、2種類あるスープから1種、サラダもセットになって1200〜1800円。小学生以下の子供には、おかず2品の同様のセットが格安価格700円ということだった。美味しそうなケーキ類もあれこれあって、おかずも手がこんでいるものが多く、こういうところのランチとしてはややお高めの感があったけれど充分満足できる内容と味。
御飯も美味しい動物園とは幸せなことで、なんでもこのお店、旭川ターミナルホテルが運営を任されているのであるらしい。
ついつい、旭川動物園ラベルの大雪山ビールも買ってしまって、ビールにも似合いそうな好みのおかずを3つ選んだ。知床鶏のスープカレーに、とうもろこし入りハンバーグ和風ソース、そして帆立と海老のクリームパイ包み。だんなも私と同じスープカレーととうもろこし入りハンバーグ、そしてビーフシチューのパイ包みを選び、息子は道産豚のフランクフルトとコロッケという好物な組み合わせに御満悦。
まだ到着早々、何も疲れることはしていないけれど、
「お疲れさまでしたー!」
「午後もいっぱい見て歩きましょー!」
と乾杯しつつ、心持ち急ぎめに料理を平らげた。
今の季節の旭山動物園は、閉園が午後3時半となかなか早い。さくさく見ないと閉園までに回りきれなくなってしまいそうだ。
モグモグプレート3品 大雪地ビール 大雪ピルスナー |
\1200 \650 |
ヒョウの肉球とかオオカミとか〜「旭山動物園」
で、午後は精力的に動物園巡り。
正門とは反対側の、山の上の方向にある東門に移動したので、東門近くの動物たちを見つつ、正門近くの人気動物エリアまで移動しようということになった。
昔ながらの動物園の雰囲気を持つ、サイやキリン、カバなどを見た後は、ニホンザルやクモザル、チンパンジー、オランウータンのコーナーに。
残念ながら、寒さに強いニホンザル以外はこの季節は屋内の展示となっていた。
屋外エリアに開放感のあるジャングルジム風の造形物のところに放たれているクモザルなどを見たかった(しかもカピバラと共生しているらしい)のだけれど、それは雪のない時期に、ということだ。
というわけで、猿コーナーでじっくり見たのは寒さに強いニホンザル。
多くの動物園では、猿山は上から山を見下ろすような造りになっているところ、ここのは上からも眺めることができつつ、ぐるりと坂を下りて猿の目線まで降りて見ることもできるようになっていた。
檻までの距離は、ほんの50cmほど。すぐ目の前に「猿の幼稚園」とばかり小猿が集まりキャッキャキャッキャ騒いでいるコーナーがあったり、ちっこい小猿がてこてこ近寄ってきて、おもむろに雪を鷲掴んで食べはじめてみたり。動物園でニホンザルをよく見ることはあっても、「猿とばっちり目が合う」ほどのことはあんまりないものだから、新鮮だった。
もうすぐ午後1時、ペンギン館で「ペンギンのもぐもぐタイム」(餌やりショー)が始まるとのことで、ペンギン館に向かってみた。
館の中には、ペンギン水槽の下を横切る形で透明トンネルが設けられている。水中トンネルは今や珍しいものではないけれど、それがペンギン水槽だというのが面白い。
トンネルの上をペンギンがゆーらゆーらと泳いでいく様はなかなか楽しく、水の抵抗を受け流すような体型は、飛行船が空に浮かんでいるようにも見えた。
「もぐもぐタイム」は、ダイバーが水槽に潜り、ジェンツーペンギンがオキアミを水中で食べる様を見せてくれるもの。人気イベントでかなりの混雑になるとのことで、行列についてもその水槽の前に居られるのはほんの30秒たらず。入れ替え制で次々お客さんが入れ替わっていき、なかなか大変な事になっていた。映画などで見て知ってはいたけれど、ペンギンが水の中を泳ぐ様は実に綺麗だ。地上のあのヨチヨチ歩きもまた最高に愛らしいのだけれども。
「もぐもぐタイム」はどこもそんな感じらしく、ホッキョクグマやアザラシなどの人気動物ともなるとペンギン以上に大変なことになるらしい。ひととおりショーのスケジュールはチェックしていたのだけれど、もうそんなに行列につかなくても良いかなと、あえてイベント時間に合わせて園内を巡るのは止めにすることにした。
次に訪れたのは「もうじゅう館」。
最初に目に飛び込んできたのは、雪の中をうろうろと歩く立派な体格の「アムールトラ」の姿だった。すぐ隣にはライオンの檻もあり、間近でオスライオンが寝そべっている。猿と同様、こちらも檻がかなり近く、間近で動物をみることができた。
ヒョウの檻の作りは面白いことになっていて、人間の頭上にせり出すような形で檻の床面が伸びている。格子になっている床面にヒョウたちが上ると、人間は下からユキヒョウの肉球などを観察できる。
その、せり上がっているところはヒョウたちのお気に入りの場所なのだとか。そのお気に入りの場所で寝そべっているユキヒョウのオスの「ゴルビー」、メスの「プリン」を彼らの下からじっくり観察することができた。うわー、猫と同じ肉球だ。でも毛がもっさもっさ生えている。
ここで、突然始まったヒョウのもぐもぐタイム。
「あと10分くらいしたらトラのところで何かやるらしいよ?」
と言いつつヒョウを見ていたのだけれど、予定が変わったのか、もともとこちらでもイベントがある予定だったのか、飼育員さんが出てきてこの動物園のヒョウ、ユキヒョウとアムールヒョウとクロヒョウの説明をしながら生態の一端をお見せします、というイベントが始まった。
「餌ね」「餌だわ」と立ち上がるヒョウたち。「のびー」と上体を前に傾けてあくびをする様は、我が家の猫とそっくりで笑ってしまった。
バケツに牛肉らしきものを入れた飼育員さんが檻の上部に立つと、ヒョウたちは見事な身のこなしで直角の網を駆け上がる。
アムールヒョウは、いかにもヒョウらしいヒョウといったしなやかな体型のヒョウで、高度6000m付近の高原や高山に住むというユキヒョウは全身がもっさもっさの毛皮。尻尾ももさもさ、肉球の間までもさもさだ。なんだか可愛らしい。
クロヒョウを間近で見られたのも楽しかった。
クロヒョウは「クロヒョウ」という種類ではなく、ヒョウの黒変個体なのだそう。真っ黒なわけではなく、陽光が当たる下で観察すると黒地に黒模様のヒョウ柄がついているのがよくわかる。
どのヒョウも、骨格はいかにもな猫、動作も猫。可愛らしいなと思ってしまいつつ、その全身バネのような体と爪と牙で、人間なんか襲われたらひとたまりもないだろうなと容易に想像できてしまう。
そして精悍な顔つきのオオカミも。
ユキウサギの目線の高さからオオカミを観察できるコーナーもある、広々とした「オオカミの森」は昨年夏に出来た新エリアだそう。
オオカミたちは、ついこの間までは3匹いたそうだけれど、勢力争いの結果(!)1匹が死んでしまったとのことで、今は姉弟(兄妹?)オオカミの2匹になってしまったとのこと。
少し寂しげな目をしたオオカミは、とても精悍な体であり面構えでありといった風体で、「犬だ」「犬だね」「大きな犬だ」と評しながらオオカミを眺めつつも、愛玩動物としての犬猫との顔つきの差に思いを馳せてしまった。愛玩動物は、目を可愛らしく、大きく大きくするように変えられてきたんだなぁ……という感じ。
ちょうど「もぐもぐタイム」開催中で、館内は大変な混雑。その入り口にちらりと寄ってみたらそこにもホッキョクグマ用のプールを覗ける窓があり、そこを餌を求めるホッキョクグマが、ぬうと通り過ぎていった。
熊にしては、アンバランスに思えるほどに小さな頭、そして毛並みは思った以上にふさふさだ。白く長い体毛が水の中で揺れるのがはっきり見えた。
そしてあの有名な、天井と床を垂直に突き抜ける透明チューブを泳ぐアザラシが見られる「アザラシ館」。
くねくねと、楽しそうな風情に見える、チューブを泳ぐアザラシの姿を何度か見ることができた。残念ながらあまりに素早くて(館内も暗めで)写真に残すことは叶わず。
チューブとつながる大水槽の中にはたくさんのアザラシが、これまた気持ち良さそうに泳いでいた。
ペンギンとはまた違ったモチモチした体型が可愛らしい。
アザラシ館に訪れたのは、ちょうど午後の「ペンギンのお散歩」が始まった頃。案の定お客のほとんどはペンギンを見に行っていて、アザラシ館はガラガラだった。
この午後のペンギンの散歩が終わると、閉園も間近。大体旅行のバスも次々出発の模様で、お客さんが一気に減っていく。そういえばまだここを見てなかったよとワシなどの鳥類を見つつ、最後は「こども牧場」のふれあいタイムでモルモットを撫でたり、アオダイショウを撫でたり。爬虫類好きの私は、ついつい真剣にアオダイショウを撫でてしまった。すべすべしててひやっとしてて、要するに「ヘビ皮」だ。
お土産は、気になるグッズもあれこれあったけれど、海洋堂のオリジナルガチャガチャを何個か。
「ペンギンこい!」
「ホッキョクグマこい!」
と念じながら何度か回し、めでたくペンギンフィギュアなどを手に入れて、閉園直後のバスに乗るべく動物園を後にした。
この季節の旭山動物園にこられて良かったなと思いつつ、もちろん夏にもまた来たい。動き回る元気なお猿とか見たいなぁ。
噂通り、いや、噂以上の楽しい動物園でした。「もうじゅう館」が楽しかったなー。
ひょんな事から買えました〜「花畑牧場」
午後3時半のバスに乗り、旭川駅前に戻ってきたのは午後4時過ぎ。
今日の夕御飯は、駅近くにあるジンギスカンのお店を予約してある。予約時間まで1時間ほどあるので駅前をぷらぷらし、デパ地下などを覗くことにした。
北海道のデパートといったらこれ!の「丸井今井」を少し覗き、めぼしい品がなかったので今度は西武デパートに移動。
生麺タイプの旭川ラーメンとか、持ち帰れそうなジンギスカン用ラム肉とかあればなぁという気持ちだったのだけれど、西武デパートに足を踏み入れると、そこここに貼られたポスターに「花畑牧場販売会」の文字が。
今日は午後4時半からの販売があるそうで、
「あと10分くらいだねー、きっとすごい行列だろうねー」
などと話しつつ地下に降りてみたら、行列は思いの外少なかった。ほんの20人くらい。
で、10分待つだけで噂の生キャラメルを買うことができるのならと、並んで買ってみた。
丸い容器に入った生キャラメルはプレーンの他、チョコ、ホワイト、抹茶、いちごなどがあるらしい。よくわからないまま、プレーン数箱とホワイト、いちごを買ってみた。あとは、小ぶりながら手頃な価格だったカチョカヴァロチーズと、パンに塗って食べられる生キャラメルクリームと。
どうかなー美味しいといいなー。
「花畑牧場」の キャラメル(プレーン) キャラメル(ホワイト) キャラメル(いちご) カチョカヴァロ 生キャラメルクリーム |
3×\850 \850 \850 \1050 \980 |
最後の食事はジンギスカン〜「成吉思汗大黒屋」
思いがけず購入できてしまった生キャラメル持って、そろそろ予約時間が迫ってるねと目指したジンギスカン屋さんは「成吉思汗 大黒屋」というお店。←のリンク先の記事を見つけて、「ここ美味しそう!」と思ったのだけれど、やはり人気のお店らしい。タイミングによっては行列もすると聞いて、半端な時間なら大丈夫だろうと思いつつも念のため予約を入れておいてみた。
週末とはいえ、夕方の営業が始まったばかりの5時という時間ではさすがにガラガラ。注文すれば数十秒で肉が出てくるような対応の早さで、ものの30分ほどですっかりお腹いっぱいになってしまった。
メニューは非常に潔く、肉は3種類のみ。「生ラム」と「骨付きラム」は、どちらもタレで揉まれていない生肉の状態で、あと1つ「岩塩ハーブラム」はハーブと岩塩を揉みこんだ、炙っただけでタレ無しでいただけるもの。
その他のメニューも、キムチ類サラダ類が数種類ずつ、あとは御飯とトマト素麺(?だったかな?)くらい。
全体的にメニューは少なく、でも安く、そして素晴らしく美味しかった。
肉と一緒に焼いて食べる野菜は、サービスで食べ放題。
「こちら、焼いちゃって良いですかー?」
と最初の肉を持ってきてくれた店員さんが手際よく野菜と肉をジンギスカン鍋に乗せていく。あまり両面焼きすぎず、ミディアムレアくらいで食べると美味しいですよと勧められた。適度に焼けた肉と野菜を、手元のジンギスカンだれにつけつつ食べていく。
一口食べて、「あ、他の食べ物は要らないんだ、ずっと肉と野菜食べていれば幸せなんだ」と開眼。
肉は良い感じに柔らかく、でもただ柔らかいだけではなくて深い旨味がある。「羊臭さ」ではなく「羊の風味」を程良く感じる。
骨付きラムは「テクセル種」という羊肉らしい。ラムよりも若干匂いの強い、マトンに近い肉だということだけれど、これまた肉厚で柔らかなものが4本で800円。良質の美味しいものが、近所のスーパーで買うラムチョップと同程度以下の値段で供されていることにびっくり。どれもこれも安くて美味しかった。
ちょっと変わった感じの、ハーブ塩で調味されたラムは、スライスされた厚めの肉と共に骨つきも1本皿に乗っていた。甘辛いジンギスカンだれと共に食べるラムは、いかにもジンギスカンな味でもちろん美味しいけれど、ハーブ塩はまた目先が変わり、これまたいくらでも口に運べてしまいそうな感覚。サービスの野菜は玉ねぎメインでかぼちゃやにんにくの芽、長ねぎ、ピーマンなどが盛られていた。でも最初に持ってきてもらった分以上は頼めずに(何しろ肉に夢中……)、とにかくせっせと肉を食べた。羊ってこんなに美味しいんだなぁ、としみじみ。
梨と水菜、あさつきのサラダも注文してみた。
フルーツの甘さを感じるさっぱり味のサラダで、これも美味しい。ビール飲み飲み、炭火の上に乗ったジンギスカン鍋に次々肉を乗せては焼いて、焼いては食べた。最後の食事も美味しくて、北海道旅行は大団円という感じ。
梨 水菜 あさつきのサラダ 生ラム成吉思汗 骨付生ラム 岩塩ハーブラム ビール サイダー |
\400 3×\600 \800 \700 値段失念 値段失念 |
最後までお買い物
結局、夕食には1時間半くらいみていたのだけれど、頼むと次々出てくる肉をせっせと平らげ、40分ほどで早々にお店を後にした。
まだバスの時間まであるねと、目をつけていた「ラルズマート」というスーパーで最後のお買い物。
・松尾ジンギスカン 特上ラム500g
・ソラチ 十勝豚丼のたれ
・ベル 丸鶏がらスープ
を買ってみた。
ベル食品と言えばジンギスカンのたれで、これは千葉のスーパーなどでもそれなりに容易に買うことができる。
が、この旅行中にベル食品の鍋用のたれやスープカレーの素など色々な商品を見かけて「おー、これもベルだー」とその度にわくわくしていた私。
顆粒のラーメンスープも便利そうだなと思ったけれど、とりあえず何かと使えそうな濃縮液状の鶏ガラスープを試しに買ってみたのだった。あとは既に1本別のを買っているけれど、メーカー製の豚丼のたれを。豚丼は十勝帯広発祥なのだそうで、こんな感じに、炒めてタレを絡めた豚肉の他には白髪葱だけがトッピングされているのがスタンダードな外見であるらしい。だんなのお弁当に重宝しそうな予感。
松尾ジンギスカン 特上ラム500g ソラチ 十勝豚丼のたれ ベル 丸鶏がらスープ |
\735 \258 \268 |
かくして、北海道到着時の倍くらいの重量になった感のある大荷物を引きずって、旭川駅前から旭川空港行きのバスに乗り、夜8時過ぎに発つ便で羽田空港に。
電車を乗り継いでの帰宅は、もう日付も変わりそうな時刻になっていた。
たったの2泊3日、旭川まで行ったこともあって慌ただしい旅だったけれど、北海道初上陸の息子もたいそう楽しかったみたい。私も十数年ぶりの北海道で、初めて訪れる札幌名所もたくさん堪能できた。
「今度は洞爺湖!」
「いやいや夏の旭山動物園!」
「今度こそ小樽にも!」
と新たな目的地も胸に抱きつつ、無事に帰宅。
今回、この旅行の計画を機に、色々な方から美味しいお店のお勧めをたくさんいただきました。
「次」もまたきっとあると思うので、いただいた情報は次回にも活かそうと思います。
ありがとうございました!