9月23日(水) 今日は一日水遊び

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朝からカルーアポーク〜「Surf Lanai」

昨夜もやたら早くに寝たのに、起きたのは朝6時。もうちょっと早く起きるつもりだったのにー……と思いつつ、既に起きていた母と2人、洗濯物を持って2つ隣のホテルまで、砂浜歩いててくてくてく。
 
さすがに南国に5泊となると、一度は洗濯しておかないと荷物が多くなって仕方が無い。下着のシャツ程度の品をホテルのランドリーサービスにお願いするのも「なんだかなぁ」だし……と、系列ホテルのモアナサーフライダーのコインランドリーに行ってきた。ビーチ側から半地下分ほど外階段を下りたところにあるランドリールームは、ドラム式洗濯機が2つと乾燥機が2つ。どちらも1回$3($1コイン×3枚)と、使用料は高めだ。
 
$1コインなんて普通には流通してないし……と、ホテルのフロントで「ランドリー使いたいから両替してー」とお願いして、じゃらりとコインをゲットしてからランドリールームへ。洗濯は30〜40分で終わるそうなので、回収はだんなに来てもらって、あとは部屋干しすれば半日で乾くでしょう、と帰ろうとしたところで、ランドリールームのドアに小さなトカゲがいるのを発見。
 
体長10cmほどの茶色い可愛いトカゲだったものだからカメラ構えて(フォト蔵に写真入れてあります)「かーわいー♪」と私ははしゃいでいたのだけれど、母はと言えば「イヤー!その扉からはもう出ないわよ私!」だそうで、ビーチ側に直接出られる扉は使わずに、ホテル内を通って帰ってきた。
 
ロイヤルハワイアンのプール。小さいのです。ほとんど「ため池」なのです。 帰り道に通りかかった、滞在ホテルのプール脇。
 
ロイヤルハワイアン宿泊者専用のプールは、こんな感じにかなり小さめ。
 
プールと言うより「ため池」に近い感じで、なんというか、この場所は、「"ロイヤルハワイアンのデッキチェアを使っている自分"にステイタスを感じるための場所」なのかしら、と思ったりした。
 
タオルが敷かれているところは、既に誰かが場所を取っているという印。皆さん早起き……。 パラソルつきは有料チェア。白い屋根のガゼボは更にお高い有料スペース。
 
まだ朝7時頃なのに、既に無料のチェアの多くは、「場所取り済み」を示すピンクの縞々タオルがかかっていた。
 
うーん、皆さん、早起き……。
 
人気の揺り椅子コーナーも、朝はこの静かさ。 ロビー近くの、人気の揺り椅子コーナーも、人の気配は全くなくて、こんなに静か。
 
そういえば、ここに座ることは滞在中一度もなかったな。座っておけば良かった。
 
さて、今日は、「滞在ホテルをだらだらと満喫しましょう」をテーマに、ホテル御飯、ホテル施設を楽しむ趣向。
 
朝食は、館内の「Surf Lanai」に行ってみることにした。このホテルにはブッフェレストランはなく、朝食もアラカルト。
 
パンケーキやフレンチトースト、エッグスベネディクトに、朝からロコモコまで!とメニューは豊富。
 
「Surf Lanai」にて朝御飯。私はkalua pork style hashを。 私はフレッシュパイナップルジュースと、「kalua pork style hash」を選んでみた。
 
日本語メニューによると(どの店行っても、リクエストせずとも、日本語メニューが普通に出てくる……ハワイはらくちん……)、「ポーチドエッグ、ハワイアンチリペッパー、オランデーズソース、ホーファーム産ロミトマトレリッシュ」がついてくるということだった。
 
ポーチドエッグにオランデーズソースという組み合わせは、まんまエッグスベネディクトのよう。一昨日の夜に食べたあのカルーアポークをハンバーグ型にざっと固めて両面焼きつけた風のものが、ポーチドエッグの下に鎮座ましましていた。こんがり焼かれたハッシュドポテトも添えられていて、それがガーリック風味だったものだから、朝からがっつり食欲をそそられる。
 
私のこの料理にはパンの類はついてこなかったのだけれど、「絶対、母が頼む料理が余るだろうから」と予想して、実際、その通りに。
 
「白身のオムレツと、パンケーキが食べたいわ。あとフルーツ盛合せも」と、母が過剰な注文をしていたので、パンケーキは半分、ありがたくいただくことにしたのだった。
 
母の頼んだ、buttermilk pancakes w/sild blueberry 隣から撮影したので角度がちょっと変だけど、母が頼んだ buttermilk pancakes w/ wild blueberry $16。
 
いわゆる「シルバーダラーパンケーキ」のサイズで、生地にまでしっかりブルーベリーが混ぜ込まれていた。甘酸っぱくて、香りが良くて、良い感じ。
 
別添で、呆れるほどたっぷりのバターとシロップがついてきていた。
 
テーブルには、「これはホテルからのプレゼント」と、一口サイズのブルーベリーケーキまでやってきて、朝からたいそう満腹に。
 
フルーツ盛合せ。とっても綺麗♪ こちらは、皆でつついた market fruit and berries $15。
 
奥からスターフルーツ、メロン、パイナップル、すいか、キウイ。そしてベリー類。
 
どれも甘くて美味しかったけれど、家族全員でつついても、フルーツまでは完食できず。「部屋に持ち帰ってもよいかしら」とお願いしたら、綺麗な紙箱に包んでくれ、プラスチックのカトラリーセットもつけてくれた。

Waikiki 「The Royal Hawaiian」内「Surf Lanai」にて
kalua pork style hash
fresh govinda juice (pineapple)
selection of "T" premium tea (imperial english breakfast)
$20.00
$8.00
$6.00

今日は水遊び日和

今日はひたすら水遊び。
 
ハワイ滞在中、サーッと通り雨が十数分降ることが度々あったけれど、幸いにして、今日は一日良い天気。たっぷりめに日焼け止めを塗ってはみたけれど、見事にがっつり日焼けした。
 
午前中は隣接のシェラトンワイキキの無料デッキチェアを借りてホテルのプールで遊んでみたものの、家族連れが多くて、思った以上の大混雑。これは海の方が楽しいかな?と、プールサイドから退却して、母のたっての希望でロイヤルハワイアンのピンクのパラソルをビーチサイドに借りることにした。
 
ピンクのパラソル借りました。母、御満悦。 パラソルは、1日借りて$40。
 
ホテルスタッフが、ささっとチェアにタオルを敷いてくれる。
 
パラソルの位置も良い具合に調節してくれ、「フードの注文やパラソルの位置変更など、御用があったらこの旗を立ててくださいね」とチェアの背もたれのところについている旗の説明をして去って行った。
 
本日は晴天なりー! このあたりのビーチは、案外と「遠浅」ではなくて、波打ち際から50mほどで背が立たなくなる感じ。
 
波が高めなので、浮き輪やフローティングマットを持って遊ぶ周囲の人たちが楽しそうで、「あれ、いいね」「コンビニで売ってるかな」と「お昼の休憩の時に見に行こうか」と、ごにょごにょ話しつつ、午前中は浮き具なしで遊んでいた。
 
ワイキキの海なんて、そんなに言うほど綺麗なものじゃないでしょ?などと思っていたけれど、海の色はちゃんと綺麗だし、砂の粒子は細かいし、何よりナマコが全然いないし。あと、小さな魚も泳いでいた。ビーチ近くに「カツオノエボシに注意」という看板が立っていたのに軽く戦慄したけれど(刺されると超大変な毒クラゲ)、残念ながら(?)カツオノエボシとの遭遇もなく。
 
お昼の休憩で一旦部屋に引き上げて、シャワーを浴びた後、コーヒー淹れて、さらっと部屋のものをつまむだけの簡単昼食を。
 
ウェルカムギフトのバナナブレッド、朝食の残りのフルーツ、昨日のアフタヌーンティーの焼き菓子、機内食のスナック袋のおかき……と、地味に色々あって、それで充分満足できた。
 
そして午後は、シェラトン内のショップでめでたくフローティングマットが購入できたので(1個$5くらいだったのを2個購入、空気はホテルのビーチハウスで入れてもらって1個$1)、マットに乗って海遊び。
 
私は留守番〜……と、だんなと交代して遊びつつも、もっぱらパラソルの下でお昼寝(息子はぶっ通しで海の中)。お昼寝はいつだって心地よいけど、波の音聞きながらというのも、また最高だった。

魚介ナイト〜「Azure Restaurant」

今日はもうホテルから出ないぞー、ということで、夕食もホテルの中で。
 
メインダイニング、「Azure Restaurant」に予約の電話を入れてみると、案内できるのは20:30になってしまうという人気っぷり。それでもキャンセルが出るかもしれないと、「16時過ぎにキャンセル席有無が確定するので、レストランと調整のうえ、お席用意できてもダメでも、お部屋に連絡差し上げます」と言っていただけたので、シャワー浴び浴び、連絡を待ってみた。
 
結果、めでたく「17:45の御案内でしたら4名様のお席ご用意できます」とのこと。良かった良かった、と、時間になるのを待ちかねる勢いで、空腹抱えてお店に向かったのだった。
 
Azure Restaurant」は、前回のハワイ旅行でも母と訪れ、ちょうど母の誕生日ということもあって、コース料理を予約していただいたお店。繊細な味付けでどの料理も美味しくて、とても気に入ったお店だった。ちょうど昨夜がガツンと肉!な食事だったから、魚料理のお店というところも嬉しいな、と。
 
確かにお店は大盛況。私たちは入り口近くの席だったということもあり、飛び込みのお客さんたちが満席と断られてきびすを返す様を10組くらい見ることになった。店内には日本人のカップル客やグループ客も多く、彼らの多くはミールクーポンというかバウチャーというか、何やらチケットを持参して来る人がほとんど。旅行代理店を通したお得なプランでもある感じ。
 
私たちは、特にコースの予約も何もなかったので、「シェアできそうな料理はシェアして、好きな感じに食べよう」とメニューを眺めて真剣に検討。前菜2種類にして1品はシェア、メインは魚と肉を1皿ずつでこれもシェア、デザートもいけたらいこう……と、してみたら、案外と良い流れのコースになったし、「過剰にお腹いっぱい」ということもなく、程よい夕飯に。何を食べても美味しかったな。前回も今回も、味にもサービスにも安定感のある、良いお店でした。
 
ロイヤルハワイアン「Azure」にて、名物海鮮盛り合わせ。生牡蠣♪あわび♪ロブスター♪♪ 前菜はこれがイチオシ!ということで、「時価」の「アズーア風海鮮盛り合わせ」。今日は$90ということだった。
 
「シェフ厳選のその日の新鮮なシーフードを」とのこと、今日は生牡蠣(kumamoto)、ハワイ島産の大海老、コナ産のロブスター、あわび、ハマチ、そして蟹。
 
中央のソースは、生牡蠣には必須のカクテルソース、白いのはホースラディッシュ風味のクリームソース、そして「わさび醤油」、レモン。
 
「ハマチにわさび醤油」なんて、まんま日本の味で、笑ってしまった。ハマチはとろけるような口当たりで、小ぶりだけど旨味濃厚な牡蠣、kumamotoも文句のない美味しさ。ロブスターもさることながら、大海老がぷりぷりと巨大で、それもうっとりだった。
 
テーブルには、3種類のパンも登場。チーズ風味のパリパリおつまみと、セミハード生地の食事パンと、オリーブを練り込んだチャパタ風のパンと。ピンクソルトを添えたバター(このバターがまた、バター不足に悩む日本人にとっては憎たらしくなるほどふんだんに添えられていて、しかもおいしい……)、白いディップソース(味は失念……)つき。
 
私の選んだ前菜はAlaskan King Crab Chowder。蟹肉たっぷり! そして2皿目の前菜、私が選んだのは「Alaskan Crab Chowder (アラスカンクラブチャウダー)」。
 
「アラスカ産クラブとカフク産コーン、ベーコンとモロカイ島産のスィートポテト入りクリームチャウダースープ」とのこと。
 
惜しみなく蟹肉がどっさりとスープに入っているうえにトッピングまでされていて、上に乗った紫色の野菜が「モロカイ島のスィートポテト」。紫芋なのね。
 
「カフク産コーン」は、今日他の料理でも何度か食べたけれど、日本で食べるとうもろこしより、「色白め、粒小さめ」な印象なのに、すごく甘くて美味しいコーン。スープは滑らか、でも具はざくざくたっぷりと、という、素敵なチャウダーだった。
 
だんなは「Hibachi Garlic Prawns (海老のガーリック火鉢グリル)」$21、息子と母は1皿を1人でシェア(で、息子多めの盛りつけ)で「Hirabara Farms' Baby Romaine Salad (サマーロール風ロメインシーザーサラダ)」$15。
 
海老もちょっと予想を裏切る盛りつけ(海老1尾ずつの下に、コーンのサラダとモッツァレラチーズが)だったけれど、驚きだったのはシーザーサラダ。生春巻きの皮で綺麗にロール状に巻かれていて、オブジェのように角皿に盛りつけられていた。
 
本日の鮮魚メニュー。うん、名称書かれてもわからないお魚ばっかりだ! で、こちらが、「本日の鮮魚」メニュー。
 
他のメニューは全て日本語併記だけど、これだけは英語。「tuna」とか「kampachi」といった単語はあるけれど、でも「Monchong」あたりになると、もうさっぱりわからない。
 
調理法は2種類で、高温でシンプルにローストして、「新鮮はハーブとレモン、ケッパーの白ワインソース」か「“Black Magic”スパイス仕上げ、生姜と胡麻のヴィネグレソース」とのこと。後者が良いな、マジックスパイス仕上げにするなら、どの魚がお勧め?と尋ねたら、ノータイムで「Opakapaka」とのこと。これにしてもらった。
 
「Opakapaka」のブラックマジックスパイス仕上げ。どこか東洋の香りで素敵。 Opakapaka(おぱかぱか?)は、英語名だと「crimson snapper」。後に調べたら、和名だと「ヒメダイ(姫鯛)」だそうだ。
 
ハワイで高級魚として知られる魚なんですって。淡泊だけれど旨味も脂もしっかりある、身も適度に締まった美味しい魚だった。魚料理は1皿6oz(約180g)ということだったけど、けっこうボリュームたっぷりだ。
 
表面はこんがりカリッと焼かれているけれど、中はふっくら。
魚の下に敷かれているのは、ノザワ農場産スイートコーン、ツインブリッジアスパラガス、ハマクア産マッシュルーム、だそうだ。このレストランの料理、野菜もふんだんに使われていて、しかもしれが美味しい。
 
肉料理は「Shinsato Farms' Porchetta」。馴染みやすい味でした。 「豚肉食べたい!」という息子と母のために、最後のお肉の皿は「Shinsato Farms' Porchetta (シンサト農場ポーチェッタ)」。
 
「ポークの腹肉とセンターカット両方を贅沢に使い、外はパリパリ、中はジューシーな美味しいポーク料理」とのこと。
 
「ポーチェッタ」、響きと綴りからしてイタリア料理のようだなと思ったら、「イタリア版ローストポーク」であったらしい。イタリアからのアメリカ移民の手で、アメリカでも人気のある料理なんですって。豚ばら肉を丸めて調理した叉焼風のスタイルもあるそうで、この店のものはまさにそれ。
 
表面はカリッと、甘じょっぱいソースは日本人の口にも良く似合う、御飯が恋しくなる味わいの豚料理だった。
 
これまたたっぷりの野菜が添えられていて、添え物は「ヒラバラ農場産スカーレットとワイマナロ農場産グリーン野菜、モロカイポテトのバターピューレ、ロミロミドライシュリンプ」とのこと。確かに、干し海老もお肉の上にトッピングされていた。
 
最後はリリコイ風味のクレームブリュレ。しかしベリー登場頻度高め。 最後は、残ったスパークリングワインを舐めつつ、「Azure Lilikoi Crème Brûlée (パッションフルーツ味のリリコイクリームブリュレ 季節のベリーズ)」を。
 
大好きなパッションフルーツの香りがふんわり濃厚に漂う、表面のカラメリゼも完璧なクレームブリュレ。
 
「またベリーが……」と、正直なところベリーは食傷気味なのだけれど、でも完食。クレームブリュレ自体は最高だった。
 
他のデザートメニューは、「サイアルアチョコレートケーキ」、「デーツとナッツのプディングとピーナッツバタードーム」、「バナナケーキとココナッツムース」、「マウイパイナップル キーライム」、「ラベンダーパンナコッタ」といった感じ。
 
どれも美味しそうで、余力があったらチョコレートケーキとか、バナナケーキ&ココナッツムースとか、試してみたかった。「マウイパイナップル キーライム」は、Pavlova(ニュージーランドの、メレンゲとクリームとフルーツのお菓子)仕立てだったみたい。
 
これだけしっかり食べておきながら、「全盛期はもっとたんまり食べられたんだけどなぁ」などと思ってしまう私だった。

Waikiki 「The Royal Hawaiian」内「Azure Restaurant」にて
Azure Chilled Seafood Served On Crushed Ice
Alaskan King Crab Chowder
"Black Magic" Spiced Fish (Opakapaka)
Shinsato Farms' Porchetta
Azure Lilikoi Crème Brûlée
Cocktail (Fresh Raspberry Essenced Collins)
Wine (brut rose domaine carneros by taittinger napa NV)
$90
$14
$40
$40
$11
$12
$72