10月12日(水) 本場ディープなカヤトースト

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今朝のブッフェは中華中心

あっという間に最終日。
 
今日は中華料理中心にしてみた朝食ブッフェ 昨日に続いて、朝食は種類豊富なホテルブッフェ朝食。
 
今日は中華料理中心にしてみようかな、と心に決めて、中華料理やシンガポールのローカルフードが並ぶ一角で主にあれこれ盛りつけてみた。
 
その中華温菜コーナーの説明札によると、
 
Braised Mix Vegetables
Wok Fried Seasonal Vegetable
Char Kway Teow
Roasted Duck Fried Rice
Fried Carrot Cake
 
といったものが並んでいたらしい。
 
蒸し物コーナーで蝦餃、焼売、ミニあんまんも貰い、ついでに、カヤトーストコーナー脇の温泉卵も。あとはカフェオレとジャスミンティー。
 
食後に甘いパパイアとパイナップルとすいかと、地味に嬉しい存在だった「ヤクルト」も。
 
「Carrot Cake」は、シンガポールのローカルフードだそう。
「キャロット」という名前ながら人参は入っておらず、大根を指しているんですって。「大根餅と卵の炒め」のような料理で、優しい味でなかなか美味しかった。あとはこってり味の焼きそばとか、ローストダック入りの炒飯とか、ミニ青梗菜のオイスターソース炒めとか。
 
息子は「俺は、今日はアメリカン」と、オムレツ焼いてもらってパンをあれこれ持ってきていたり、だんなはだんなで麺料理を啜っていたり。

Orchard 「Grand Hyatt Singapore」内「StraitsKitchen」にて
朝食ブッフェ

カヤトーストを食べに〜「Killiney Kopitiam」

午前中は鋭意、荷造り。
 
今日の帰国は日付が変わってからの深夜便で、昼のチェックアウトでは夜がしんどいかなと、2部屋のうち1部屋を夜まで使えるようにお願いしてある。1部屋は午前中のうちに撤収する必要があるので、できるところまで荷造りして一方の部屋に集めておいた。
 
んで、お昼ご飯は、「本場のカヤトーストを食べに行きましょう」と、地下鉄1駅乗ってSomerset駅に。
 
一大チェーンの「Ya Kun Kaya Toast」は以前食べた事があるし、カヤジャムも買って食べたし……と、今回は別チェーンの「Killiney Kopitiam」に行ってみることにしたのだった。
 
滞在ホテル近くのショッピングモール内にも支店があるみたいだけれど、行ってみたのは本店(で良いのかな?)のKilliney Road店。
 
「Killiney Kopitiam」。昔ながらの雰囲気のお店でした。 ショッピングモール内の店舗はかなりこざっぱりとした、チェーンのファストフード店のような内観だったから、本店もそんな感じなのかなと思ったら、思った以上に「昔ながら」な雰囲気の、味わい深いお店。
 
住所を確認してマップを見ながら移動したのに、最初はそうと気付かず店頭を素通りしてしまったほどだった。思いのほか、小さなお店だったし。
 
クーラーの効いてない、「街の食堂」みたいな店で、だんなはチキンカレー、息子は「Mee Rebus」なる和え麺、母はフレンチトースト、私はカヤトーストを注文。
 
トースト類は1オーダーしたら、自動的に2カウント、卵も1オーダーで自動的に2個の卵がカウントされてやってきた。確かにその量で丁度良い感じ、だったかも。
 
「Killiney Kopitiam」のカヤトースト。カヤジャムが優しい味でとってもおいしい。 Ya Kunのカヤトーストは黒っぽいパンだけれど、このお店のはイギリス食パン風の白いパン。そしてなぜか耳の部分が切り落とされている。
 
バターは思っていたよりも控えめな分量で、でも優しい味のカヤジャムがとても美味しかった。
 
甘さは軽めで、ココナッツ風味もそう強くなく、「ココナッツ風味の卵ソース」という感じ?パンダンリーフの緑色も淡め。このカヤジャムは、毎朝店内で煮て作っているのだそうだ。
 
フレンチトーストは、想像と違う外見で面白かった 「フレンチトースト(烤蛋面包)」は、こんな感じ。
 
想像とちょっと違った外見でやってきたので、軽く驚いた。
 
バターとカヤジャムが別添でやってきて、それをつけながら食べるスタイル……みたい。
 
チキンカレーがすごく美味しかったのでした。食事メニューもなかなか豊富。 食事メニューもなかなか充実していたこのお店。
 
大きな塊の鶏肉がごろごろ入ったチキンカレー、少し味見させてもらったけれど、ココナッツ風味が濃厚でじんわり辛くて旨味たっぷり。すごく美味しかった。
 
店頭には「Food Paste」なるレトルトパックが何種類も売られていて、カレーもあったので1つ購入。美味しかったカヤジャムも1個お土産に買って帰ることにした。

Somerset 「Killiney Kopitiam」にて
烤面包
烤蛋面包
加哩鸡加/白飯
迷东布施面
半生熟鸡蛋
咖啡 鸟(加冰)
咖啡(加冰)
 
Killiney Food Paste (Curry)
Killiney Kaya
2×S$1.20
S$2.20
S$6.60
S$4.70
4×S$0.90
2×S$2.10
S$1.90
 
S$5.80
S$5.00

食後は地下鉄駅前で散会。
 
「散策してくるー」という息子と、「ホテル帰ってのんびりしてるー」というだんなと、「デパートでも見に行く?」という私と母に別れた。

老舗茶店で美味しいケーキ〜「TWG Tea」

Somerset駅界隈から滞在ホテルまではちょうど地下鉄1駅分。感覚的にはSomersetが有楽町でOrchardが銀座という感じ……だけど、建物1つ1つがやたらとでっかいから、距離は2倍以上はある印象。
 
道中、色々なお店があって、シンガポールローカルじゃないけど「3点以上の購入で20%off」セールやっていた「Desigual」で母と一緒にカットソー買ったり、「DEAN&DELUCA」覗いたり、高島屋の地下食器売り場もうろうろ。
 
高島屋では「2点で50%OFF」のル・クルーゼ特売コーナーで足を止めてしまい、今年春夏の新色だった「クールミント」カラーの鍋が対象だったものだから、悩みに悩んだ末、買ってしまった。あああああ、旅行先で鍋買っちゃう(しかも超重い鍋)とか……もう……。

Somersetにて「Desigual」にてお買い物
カットソー3点
S$332.00→S$253.60

Orchard 「Takashimaya」にてお買い物
LE CREUSET Cocotte Ronde 24cm Cool Mint
LE CREUSET mini-cocottes Cool Mint
tax refund
S$219.50
S$38.00
-S$12.00

シンガポールでのお買い物は、対象店で指定金額以上の買い物をしてパスポートを提示すると、消費税(GST)還付の手続き用のレシートを貰うことができる。
 
そのレシートがあれば、帰国時に空港の端末で還付の手続きをすることができるのだった。鍋購入の還付金はS$12。
 
限定カラーの24cmココットロンドとミニココット買って、帰国してからのクレジットカードの請求金額は還付金差し引きで18000円弱。悪くない買い物だった……と思いたい。
 
「ところで、母、お茶したいって言ってたよねTWGで」
「あのベイサンズにもあった綺麗な紅茶屋さん?このあたりにもあるの?」
「高島屋の中にも喫茶店あるみたいよ。ちょっと休む?」
 
ぜひ!ということだったので、「TWG Tea at Takashimaya L2」に向かい、2人でお茶をすることに。母はさっきのお店は激しく好みじゃなかった風だったから、「美味しい紅茶と綺麗なケーキ」で御機嫌になってくれて、何より。
 
スイーツ満載のトロリーを見せてもらい、母はクレームブリュレ風のシンガポールのケーキとアッサムティーを、私はミルフィーユとバニラティーを選んでみた。
 
TWGで午後のお茶。素敵な雰囲気のお店でした。 銀色にぴかぴか光る、まんまるの巨大なティーポットは、なんだか宇宙船みたいな外見。
 
ティーポットの中には茶葉は入っておらず、適度な濃さに淹れられたお茶がたっぷりと入っていた。
 
ロゴ入りのティーカップが浅いタイプだったとはいえ、4杯くらい飲んで、まだ充分残っていたくらい。
 
パリッとした手触りのナプキンやテーブルクロスも上質な生地で、どれもロゴ入り。椅子もふかふか。
 
ミルフィーユは、パイ生地サクサク、やや褐色がかった、キャラメル風味のカスタードクリームも、しつこすぎない適度な甘さで美味しかった。てっぺんにラズベリーが乗り、クリームの層にもラズベリーが少々。
 
ミルフィーユの食べにくさというのはどこの国でも変わらないみたいで、「パ、パイ生地が切れない……クリームがずれる……」と苦笑いしながら格闘したティータイム。でも楽しかったし美味しかった。

Orchard 「Takashimaya」内「TWG Tea at Takashimaya L2」にて
Vanilla Tea
Harmutty SFTGFOP1
Patisserie Collection
S$11.00
S$11.00
2×S$9.50

最後の夜はローカル色濃厚ブッフェ〜「StraitsKitchen」

宿に戻ると、もう午後4時を過ぎようというところ。
 
帰国便は、諸事情あってだんなが先に夜9時過ぎの便、私たちはその4時間後の便。だんなは7時半にはホテルを出なければならず、「さて、夕飯どうしましょうか」と。
 
私たちはゆっくり食事できるけれど、だんなはそうもいかず、「一番効率よく、皆で夕御飯を食べるには」を考えた結果、2日間朝食ブッフェでお世話になった「StraitsKitchen」で、ディナーブッフェに行くのが一番かなという結論に。
 
好きなものを好きなだけ食べられるし、私たちはだんなを見送った後にも食事の続きが出来る。何よりシンガポールローカルフードを色々いただけるというのが良い感じだった。
 
残念ながら肉骨茶こそ無かったけれど、マレー料理に中華料理にインド料理に種類豊富なデザート、と、ただでさえ品数豊富だった朝食をはるかに上回る品揃えで、たっぷり色々楽しむことができた。メニューが多彩すぎて「これは一体なんだろう?」と思った料理も多々あったりして。
 
「StraitsKitchen」のディナーブッフェ。海南鶏飯もいただけます♪ 最初に向かったのは焼味コーナー。
 
奥の一角は焼味専門店のように丸ごとの焼鴨などが吊されていて、小皿に叉焼や蒸し鶏などが盛られた状態で並べられていた。
 
Roast Duck
Hainanese Style Steamed Chicken
Braised Chicken with Soya Sauce
 
といった品揃えで、脇には鶏風味のご飯やスープ、ソースの用意もあり、この一角だけで「海南飯セット」が作れるようになっていた。
 
更には、香菜がたんまり入った壷も置かれていたものだから、
「香菜!香菜ありました!香菜!」
と、チキンの隣に香菜山盛り。以後、ブッフェ台を往復する度に「最後に香菜を乗せてくる」のがお約束になってしまうことに。
 
この海南飯がまた、美味しかった。値段などを考えなくて良いのなら、ホーカーズで食べたものより美味しかったかも。生姜醤油だれっぽいものがかかっていたのも、あのお店のものに似ていたし。
 
サテも大人気でした。ピーナッツだれが美味しい。 朝食会場では「カヤトースト」コーナーだった、炭火焼きのサテコーナーも大人気。
 
チキンとラムとビーフのサテが次々と焼かれていくのだけれど、どうもこれが一番の人気メニューだったようで、焼かれるなり次々持って行くお客さんが続出。
 
自家製のピーナッツソースが自然な味で美味しかった。
 
インド料理とマレー料理のコーナー。知らない料理がいっぱい……。 このコーナーが一番、「これって何だろ?」と思うものが多かったエリア。
 
カレーあり、タンドールのグリルものあり、でもインド系だけではなくシンガポールローカルっぽい煮物もあり……?と、そんな感じ。
 
手前のご飯は、香草たっぷりのビリヤニ(インドの炊き込みご飯)だったと思う。香ばしくて美味しかった。
 
シンガポールのローカルフード「Popiah」は目の前で作ってくれます これは、シンガポールのローカルフード「Popiah」を作ってくれるコーナー。
 
クレープのような小麦粉生地に、海鮮醤のような甘いタレを塗り、海老や卵、野菜、揚げ玉っぽい何か(揚げた「豚脂」だったらしい)などなどを巻いて一口大にカットしてくれる。
 
生春巻っぽくもあるけど、甘じょっぱいから、印象としては北京ダックに近いところもあるかも。
 
写真の左側の大鍋は、その「Popiah」には欠かせない、「Turnip」というカブの煮付けなのだそう。これがシャキシャキとした食感で、良いアクセントなのだった。
 
「Otak Otak」と呼ばれる「ピリ辛味さつまあげ」とか、みんな大好き「Mee Goreng」(マレーシアやインドネシアの焼きそば)なども、色々食べてみたけれど、とてもじゃないけど全種類は無理だったな。インド料理コーナーにももっと行きたかった。
 
毎度、気になるのに手を出す余裕がないカラフルなローカル菓子 「気になるのに毎回食べられない」の筆頭は、なんと言ってもこういうお菓子類。
 
パンダンリーフの鮮やかな緑色をした焼き菓子や、色鮮やかな「ういろう」風のお菓子。見た目からして「ココナッツ風味です!」と主張しているココナッツフレークまぶしのお団子などなど。
 
サイズが割と大きめで、「ここでコレ食べたら、絶対絶対満腹になっちゃう……」と思うと、なかなか手が出せないのだった。1/3切れくらいのサイズで並んでいると良いのにな……。
 
最後はパッションフルーツ風味のかき氷デザートを。 というわけで、最後は冷菓に逃げてしまって、これは「Ice Jelly with Passion Fruit」という品。
 
「Shaved ice, ice jelly, sugar syrup, pasion fruit syrup」と説明にあった、爽やかな酸味のかき氷とゼリーのデザートだった。
 
他には、蜜をかけて食べるタピオカプリン「Sago Gula Melaka」や、マンゴープリン(美味しかった♪)なども。
 
アイスクリームコーナーも充実していて、ココナッツやマンゴーなどの南国フルーツものの他には「horlicks」なんてものも。これ、「ミロ」みたいな麦芽飲料フレーバーなんですって。人気なのかな……?
 
冷菓コーナーには他にも「Ice Kachang」「Chendol」などもあったし、更には温かいデザートとしてバナナフリッターとかドライフルーツのシロップ煮「Cheng Teng」、お汁粉みたいな「Pulut Hitam」などなど、本当に色々な品が並んでいた。到底全部は食べきれないね……。

Orchard 「Grand Hyatt Singapore」内「StraitsKitchen」にて
Buffet Dinner
4×S$62.00

機内食はSoup Stock Tokyo

夕食中に「じゃあ次は日本で会いましょう」とだんなを見送り、私と母と息子は、続けてのんびり食事をした後、部屋に帰還。
 
出発ぎりぎりまで部屋が使えるって本当に何より!と、シャワー浴びて荷造りの仕上げもしっかり済ませて、ごろごろしまくってからチェックアウトした。
 
夜の道路はガラガラで、空港に到着後「まだ3時間もある……」なんて状況になったりしたけれど、消費税還付手続きをしたり(でもこれ、すぐにできた……超簡単)、ちらちらっと免税店を見たら他にすることもなく。
 
結局、搭乗口近くのベンチに座って、だらだらとスマホやタブレットを弄って時間を潰すことになったのだった。
 
飛行機から見えた朝日。あんまり揺れなくてらくちんでした。 ともかくも、無事に深夜1:50(日本時間2:50)発のJAL便は離陸して、離陸するなり「もう限界……」と飲み物も貰わずに爆睡。
 
あまり寝られなかったけれど、それでも、数時間は寝ていたようで、起きたらちょうど夜明けだった。
 
その後もうとうとしつつ、朝7時前に朝御飯。
 
夕飯が出ない分、ちょっと豪華な朝御飯は「Soup Stock Tokyo」のスープでした 深夜便は夕食の提供がないという事からか、朝御飯はちょっと豪華。
 
Soup Stock Tokyo」の野菜入りコーンスープ(かぼちゃたっぷり)とパン、サラダ、フルーツ、ストロベリーヨーグルト。
 
アップルジュースとコーヒーも貰いつつ、往路同様帰路でも「シン・ゴジラ」を見ることができたものだから、また最初から見てしまいながらもぐもぐ食べた。
 
半端な機内食を出されるよりは、この「スープ朝食」はとても嬉しい内容。
 
夜9時半の便だっただんなは、普通に「夕食&着陸前に軽食」の機内食だったそう。それを思うと、深夜便は案外悪くないのかも。願わくば、空港でラウンジに入れれば、待ち時間もそんなに苦ではないのだけれどね……。
 
さして揺れることもない快適なフライトで、9時半頃、予定よりちょっと早めに飛行機は無事に羽田空港に。エアポートバスを待ってのんびり帰宅したら、もうお昼近くになっていた。
 
前回以上に観光らしい観光をしなかったシンガポールだったけど、美味しいし綺麗だし、シンガポールはやっぱり好きな街。海南飯用のソースと肉骨茶スパイスが無くなった頃にまた遊びに行きたいなー。