• ・ 「The Eatery」〜バリ風朝御飯
• ・ クタ歩き
• ・ 「MM Juice」〜チェーンジュース屋さんの昼御飯
• ・ 「Hypermart」〜いろいろ買い物
• ・ 午後は水遊び
• ・ 「Warung Indonesia」〜最高のナシチャンプル

朝5時（日本時間で朝6時）、空腹で目覚めてしまった今日の朝。
 
近隣のお洒落なカフェなども調べてはあったけど、あんまりにお腹が空いたので、「ホテルブッフェにはバリ飯っぽいのがあるらしいし、いっぱい食べられるよね」と、ホテルブッフェに行くことにした。嬉しいことに、spgカード特典で朝食も20%オフになるそうで（昨日の夕飯も15%オフですって嬉しいわ）。
 
普通のパンやデニッシュ、ソーセージなどの類もあったけど、せっかくだからとインドネシア料理っぽいものを色々と持ってきてみることに。
 
昨夜食事をした屋外にブッフェ料理を持っていく人あり屋内で食べる人もあり、座る場所は適当でキャッシャーに宿泊客かチェックする人も特段おらず……というゆるゆるっぷりで、良いのかそれでと思いつつ適当に料理を持ってきた。（そしてお会計は近くに来たスタッフ捕まえて、「宿泊客だけど朝食ついてないプランなんだよ」と伝えて伝票切ってもらった）
 
写真左下、白玉団子を潰したようなものは、「LAK-LAK」だそうで、バリニーズパンケーキだそう。
 
ねちもちした食感で、ココナッツジャムっぽいものがトッピングされている。
 
見知らぬ品名はメモしてきたけど、"CORN PALAK"はコーン入りのほうれん草カレー（辛さはマイルド）、"GOBI MUTTER"は豆とカリフラワーのクローブ風味のカレー風煮込み。
 
更に屋台風のしつらえで"SOTO AYAM"（鶏スープ）も出してくれるし、Congeeと札にあったそれはどっから見ても"BUBUR AYAM"（鶏粥）ですありがとうございましたといった感じのものだった。
 
この、ソトアヤムとブブルアヤムが私は大好きで大好きで。
 
どちらも鶏味濃厚、お粥には揚げたエシャロットやセロリ、揚げた豆、油条などを入れていただく。
 
ちょっと塩味も効いていて、どちらかといえば海鮮（帆立）ベースなものが多い中華粥より、むしろこちらの方が好みなほど。
 
大豆ミートが一緒に炒められたいんげんの炒め物とか、自家製のパイナップルジャムだとか、色々全部満足だった。
 
安いし便利だし、良いなこのホテル……。

折角のプールアクセスのお部屋なので、朝食後はショッピングモールがオープンする10時までちらっと水に浸かってみたのだけど、「無理！冷たくて無理！凍える！！」というほどに気温も水温も低かったものだから、早々に退散。
 
オープンを待ちかねるくらいの勢いで、てくてく歩いて「Beachwalk Shopping Center」に行ってみた。
 
とにかくバイクが多いバリ島、こんな細い通りでもバイクがばんばん通るのでそうそうのんびりな気分にもなれないけれど、のどかな雰囲気。
 
海際にあるショッピングモールまでは歩いて５分くらい……かな。道中にはＴシャツ屋さんなんかのお土産もの屋さんもいっぱいあって。
 
どんなに雑多な店でも、店員さんにやる気が無さそう（大体店内にべたっと座ってる……）な店でも、店頭にお供え物があるのがバリ島。
 
道中とおりかかった小さな寺院にも、いくつものお供え物が床に並んでいた。
 
そして到着した、「Beachwalk Shopping Center」。
 
ちらっと地階のスーパー見て、あとは特段、化粧品もブランド衣類にも興味がないから、これといって見るところは無かった……かな。
 
ホテルでもそうだったけど、このモールでも（この後訪れた他のモールでもホテルでも）、どこもセキュリティが厳重。
 
チェック自体はけっこうゆるゆるだったりするけど（金属探知機が鳴ってもスルーされる……）、車はトランクを覗かれ、車の裏に鏡を入れてチェックされ、手荷物検査に金属探知機ゲート。
 
警戒が厳重になったのは2002年、2006年のテロ以降らしいけど、前回来た時はここまでじゃなかった気がする。安全になるのは良いことだけど、若干めんどくさくもあったりして。
 
で、ここのモールにはもうあんまり用事が無いねと、ブルーバードタクシー拾って、スーパーに行くことにした。

訪れたのは、DFSギャレリアに隣接しているローカルモール「Mal Bali Galeria」。  
この中のスーパーでお買い物しましょという主目的の前に、少し早めの昼御飯にしてしまうことにした。
 
中華料理店にドーナツ店、丸亀製麺(!)などがある中、ローカルフードチェーンもいくつかあって、多分本業はジュース屋さん(?)のファミレス風レストラン、「MM Juice」に入ることにした。
 
だんなはチキンのミーゴレン（MIE GORENG AYAM 38182Rp）、私は少し悩んでスペシャルナシゴレンを。
 
どのへんがスペシャルかと言えば、「fried rice with sunny side up, meatball, sausage and chicken」という感じだそう。
 
肉たっぷりのたいそうボリューミーなお皿だった。上には崩しながら焼いた風な目玉焼きと、えびせんっぽいパリパリと、フライドガーリックと野菜の甘酢漬けとレタスときゅうりとトマト。
 
甘いものは飲みたくない気分だったのでノンシュガーのアイスティーを別途頼んだら、かなり濃厚味のジャスミンティーでちょっとばかり驚いた。
 
ジャスミンティーはホテルの部屋のティーバッグにもあったから、どうやらこの地ではそれが人気というかメジャーなのであるらしく。
 
口の中さっぱりして良いけどね……いやしかし濃いめだなと思いながらくいくい飲んだ。フレッシュジュースも美味しそうだったなー。

そして食後は大型スーパー「Hypermart」でお買い物。
 
鮮魚精肉、野菜に惣菜まで、一通り揃うスーパーで、でもあいにくと、目当てのヘアオイルこそあったけれど、ヘアクリームやアイロンスプレーは見つからず。
 
それでもばらまき土産とか、ソトアヤムやナシゴレンの素とかパイナップルジャムとか息子へのお土産とか、ざくざく色々お買い物。
 
写真はホテルに帰還してから記念撮影したもので、「ellips」のヘアオイルの多さに笑うしかない。
 
だって、日本で2000円近くで売られているものが600円ちょっとで買えるんですもの。お値段1/3なんですもの。それはもう、買うしかない。
でも残念ながら、このスーパーでは全種類は扱っていなかった。
 

だんなが買った、謎の「BOKASHI RUB OIL」は日本語の公式ページまであった。
なんでも、バリの万能薬なんですって。
 
肩こりや肘膝の痛みのマッサージオイル、ダイエットやリンパマッサージのオイル、シミ肌荒れ、便秘、虫さされや痒み、火傷に湿疹にも……と、万能らしい。香港の百合油もそんな効能をうたうものだけど、こちらは香りが良いことが利点みたい。あと虫除け効果も高いとか。
 
そしてタクシーを拾いにDFS側に移動しようとモールの裏口を出たら、そこに猫さんが。
 
バリ島、犬はたくさんいるけど猫はあんまり見ることがない。
 
未だバリ島は狂犬病のリスクがあるので、犬はもちろん猫に噛まれても危険とのことでほとんど触らなかった（触れなかった）けど、人懐こい子で目の前でころんころん転がってくれた。
 
どの国でも猫は最高に可愛い……。

午後は気温も上がって天気も良いしで、水遊び向きの状況に。
 
これはプールが捗るね！と、当初はスーパーの梯子をしようかと言っていたのをとっとと帰り、水の中に飛び込んだ。
 
ホテルのプールは最上階にもあるのだけれど、そちらはバーが併設で広さはあんまりたいしたことなく。デッキチェアも塞がっていたので、じゃあ部屋の前のラグーンプールで良いよねと、そのあたりをちゃぷちゃぷしていた。
 
そしておやつに、ウェルカムスイーツを食べることに。
 
素朴な紙袋に入っていたのは、多分ホテルメイドのものなんだろう、バナナチップと、豆煎餅みたいなぱりぱりと、ホテルのマークを模したプレーンクッキー、チョコクッキー、ベリー系の色鮮やかなマカロン。
 
お煎餅はちょっと絶妙に湿気ていて、バナナチップもちょっとぼんやりうすら甘い味だったけど、その素朴な感じも悪くはなく。

夕飯は、ホテルから徒歩圏内にある人気ワルン、「Warung Indonesia」に行ってみることにした。
 
ワルンは「食堂」。いわゆる定食系が食べられるわけだけど、ここの名物はナシチャンプル。
 
ナシチャンプルくださーいと伝えると、店員さんが皿に御飯を盛って待機してくれるので、ショーケースの中を見ながらこれとそれとあれをくださいと好きなものを好きなだけ盛りつけて貰える。
 
ぺろっと金額札と共に皿を渡され、お会計は飲み物代と一緒に食後に払うシステムだった。
 
料理は保温されているわけじゃないから全部常温の、つまりお弁当みたいなノリではあるのだけれど、評判に違わずどれもこれもが美味しそう。
 
料理名の札はついているものもあれば、ついてないのもある。
 
辛いのかそうじゃないのかもわからないけど（赤色系でも全く辛くないのもあるし）、そこはもう自分の感性を信じて頼んでみるしかないという感じ。
 
私は"AYAM KUNING"（直訳で"黄色い鶏"。左の写真一番奥）をメインに、時計回りにコーンフリッター、鶏唐揚串（っぽいの）、サンバル（これは勝手につけてくれる）、豆苗ともやしの炒め（多分）、揚げゆで卵の甘辛煮（的なもの）という感じに盛ってもらって42000Rp。
 
だんなは"AYAM LADA HITAM"(直訳で"黒胡椒鶏"）をメインに、豚の串カツっぽいのを盛ってもらったりして36000Rp。
 
美味しいと聞いていた空心菜炒めは別に作ってもらって、ビール大瓶で１本貰って半分こしたら足りなくなって小瓶を追加……で、
「で、結局おいくら万円だった？」
「15万円だった」
なんて会話を食後にしていたという。
 
これだけ飲み食いして１人600円くらい。なんて幸せ。
 
味付けは若干濃い（まあバリ島の御飯って大概濃い……濃くて甘い……）けど、それがあっさり味のビンタンにやたら似合うし、そして「何食べるんだかわからない」という謎感は薄い。
 
酢豚を甘くしたような鶏唐揚げ串がほんとに美味しくて、にんにくの塊がごろごろ入った塩味空心菜炒めも、「台湾やシンガポールで食べるのとはまた別の味がするね」という風で。
 
卵はゆで卵を揚げてからソースを絡めた風で、見た目地味だけどこれもとっても美味しかった。
 
肝心の"黄色い鶏"は若干パサついていて、これは次には食べなくて良いかな、という感じではあったけど（でも美味しかった）。
 
そしてこの店、子猫が２匹、足元をちょろっちょろしているという大変にけしからん（＝素晴らしい）店だった。
 
こちらから撫でることはしなかったけど、カメラを構えていたら近づいてきて手に鼻を擦り付けてくる人なつっこさ。
 
ごめんね、もっともふもふ触りたかったけど、ホテルに戻った後は速攻手を洗わなきゃ……。
 
母数は３しかないけれど、でも、バリで見た猫はどの子も耳が大きく鼻が尖ったきつね顔。
 
皆痩せていることもあってか、正直なところあんまり"美猫"と言える造形ではないものの、でも可愛い。猫は可愛い。猫最高。