8月14日(日) 幸せサンデーブランチ
- ・ 洋菓子朝食
- ・ 「Dusit Thani Guam Hotel」〜豪華サンデーブランチに
- ・ タモンでショッピング
- ・ ちらりと海遊び
- ・ 「SHAMROCKS」〜次は是非地ビールを
- ・ 「Onigiri Seven」〜グアムのおにぎり
洋菓子朝食
どうやらホテルの部屋から見下ろしたところに、民家が何軒かあるらしい。そのエリアあたりからニワトリの「コケコッコー」が朝から響き、それと同時に目覚める私。
時刻は5時過ぎだったけれど未だに外は真っ暗。
この季節、日本は4時半には明るくなってきているんだけどなと思いつつ調べてみれば、どうやらグアムの日の出はけっこう遅いものだった(今日は6:08、ちなみに東京は4:59)のであるらしい。
そんなこんなで、動物的に夜明けと同時に覚醒してしまう私としては、夜明けが遅いのはウェルカムだわと、かなりしっかり寝ていた気がする、グアム2日目の朝。
今日は滞在中一番のお楽しみのサンデーブランチが11時スタートで控えていて、朝は軽く軽くにしておこうと、日本から持ち込んでいた「近江屋洋菓子店」の焼き菓子2種類、部屋のコーヒー淹れていただいた。
旅行出発の前日に買ったもので、日本に1週間近く置きっぱなしにしておくよりはと持ってきてしまったもの。
"レーズンビスクウィ"というレトロなネーミングのレーズンサンドは、ちょっと厚めのビスケット生地にレーズン入りのバタークリームがサンドされている品。
クリームが若干控えめな分量に思えるところも込みで、ほんのりレトロ感があって悪くない感じ。
しっとりというよりはややぽそもそ食感寄りのマドレーヌは、中にカレンズも少しだけ入っていた。ごくごくほんのり、そのカレンズの洋酒が香る、懐かしいような味わいで。
なんとなく持ってきたお菓子、実にちょうど良いボリュームの朝御飯になってくれて、とても良かった。
豪華サンデーブランチに〜「Dusit Thani Guam Hotel」
そして時間になるのを待って、滞在ホテルから歩いて向かったのが、タモンの繁華街中心部にあるタイのホテルチェーン「Dusit Thani Guam Hotel」。
あちこちのホテルでサンデーブランチは開催されてはいる(なんなら滞在のウェスティンにもある)のだけれど、ひと通り調べたところ、ここが一番魅力的に思えたのだった。
"仔豚の丸焼きが出る"という記述を見たのが一番心惹かれるポイントだったかもしれないけれど。
3方の壁が巨大なガラス窓で海を見渡す素敵なレストラン。
スパークリングワインが注がれ放題、フレッシュジュースも「これ飲む?」という風に瓶入りのがテーブルにやってくる(オレンジジュース、濃厚ですごく美味しかった……)ような塩梅で、そして料理の種類は凄まじいレベルの豊富さで。
どれも美味しく、そしてお値段$65というのはなかなかお値打ちだったかもしれない。
魚介の冷製コーナーには、迫力の盛りの生牡蠣にムール貝に帆立貝、巨大な海老、そして蟹。
日本のブッフェのように、手袋をしろとかマスクをしろという指導もなく、トングもコロナ禍以前のように皆が使い回すスタイル。
カットサービスの肉のところだけに、スタッフとの衝立があることくらいが、コロナ禍を思い出させる存在だったりした。
当然ながらお客さんも、ほとんど全員ノーマスク。
こんな舟盛りの刺身(まぐろ、ぶり、サーモンの3種類)もあって、同じ一角の寿司コーナーでは正しき見た目の握り寿司も次々握られていて。
サラダ類も豊富だったし、本来ならこの冷菜あたりから食べるべきなのは重々承知だったのだけど、私がまず真っ先に向かったのは仔豚の元だったりした。
インドネシアでは"バリ・グリン"という名前で祝祭(とか法事とかの)料理としての位置付けにある仔豚の丸焼き。
この地域のチャモロ料理においても"Hotnon Babui"という名前で有名な品なのだそう。
私たちの入店は数組目で、席に案内されるなりとっととブッフェ台に(写真の掲載は前後してるけど、私が真っ先に向かったのがこのコーナーだった)向かったところ、仔豚はまだ無傷な状態で。
「これ食べたい、まず食べたい、すごく食べたい」
と凝視していたら、スタッフさんが「食べる?」と寄ってきてくれ、僭越ながら"第一刀目"の、つやつや光る背中の皮の一番美味しそうなところをいただいてしまった。皮の下の肉も軟らかでジューシー、もう最高。
もうこれは当然のようにおかわりするよね……!
というわけで、サラダも魚もすっ飛ばし、私の1皿目はこれだった、という。
手前の白いのが、仔豚の肉部分、その後ろがパリッパリの皮部分。
更に、同じコーナーでのカットサービスだった"Rosemary Spiced Prime Rib of Beef"も温野菜と共にいただいてきていたのだった。
大きな窓向こうには青い空、青い海、賑やかなグループ客に生演奏のBGM。
コロナ禍のあれこれなんて悪夢か何かだったのかしらと思えるほどに、リゾートホテルの見知った空気そのままで、それでも頭の隅では"トング触った手で鼻とか擦ったりはしないようにしないと"なんて考える自分もいたりして。
そして2皿目から思い出したように魚介や野菜も持ってきつつ、そして卓上のグラスにはシャンパンも滞りなく注がれ続け。
アメリカ人大好きな、海苔が内側の海苔巻き(当然のようにアボカド入り)も久しぶりで、なんだかちょっと嬉しくなった。
スプーンのような器に盛られているのは、爽やかな酸味のScallop Ceviche。
グアムはスペインの統治下にあった時代も長かったから、食文化にもスペインの影響がけっこう強く残っているみたい。仔豚の丸焼きの"Hotnon"も"スペイン風オーブン"という意味だそうだし。
そして、期待以上に素敵だったのが中華コーナー。
こんな風に、焼味が吊された一画があって、皮目パリパリの豚バラ肉も、ローストチキンも叉焼も、しっかり本格味。美味しかった。
手前には蒸籠も山と積まれていて、中にはちょっと大ぶりな小籠包、数種の蒸し餃子もあったりして。
私は食べなかったけれど、麺好きのだんなはラーメンバーにも果敢に取り組んでいた。
縮れのない細めの中華麺は、九州のラーメンのような感じで、スープは白濁鶏ガラスープという感じ?
美味しい叉焼乗せ放題なのも素敵。
こう、全体的に、大味で雑な感じということもなく、甘すぎるとかこってりしすぎるということもなく、すごく期待もしていたこのブッフェ、その期待以上に美味しいものばかりだった。
お店の盛況ぶりも納得の幸福感。
それでもデザートコーナーには、こんなにカラフルなケーキ(これはCheese Cake Tartですって)などもあったりして。
チョコレートファウンテンは昔も今も女の子たちに人気なようで、フロア中心部のデザートコーナーの花形的存在だった。
アイスクリームが数種類、焼き菓子、トリュフチョコレート、グラス入りのゼリーが何種類か……といった、デザートの品揃え。
右の写真、グラス入りのがChampagne JellyとMix Berry Panna Cotta。
皿の上はトリュフチョコレートとPecan Tart、Cheese Cake Tart、そしてMango MousseとLeche Flan。
これだけ綺麗な見た目だとついつい食指も動くというもので、最後にダメ押しでキャラメルビスケットアイスにチョコレートソースかけて焼き菓子添えて食べたりした。
そんなこんなで、もう相当に、お腹一杯。
これまでの人生5指には確実に入る幸せなサンデーブランチだった。
大満足。
Sunday Brunch |
2×$65.00 |
タモンでショッピング
すっかり重くなった身体で、食後はホテルに戻りつつ寄り道ショッピングを少し。
サンデーブランチのホテル隣接のショッピングモールには、ハワイのクッキー屋さん「Honolulu Cookie Company」があって、期間限定レモンフレーバー「Lemon Collection」を販売中。
「え、美味しそう」
「グアム全然関係ないけどお土産これでいいかな」
などと言いつつ、そこそこの量買い込んだら、
「10枚好きなの持って帰って良いよ」
「これは試供品だよ」
と、雑に十数枚のクッキーを余分に貰えてしまった。
その後寄ってみた「JP Superstore」では、100mlのアルガンオイル2本と3fLのアルガンコンディショナーをまとめて$24で買えてしまったりと、なかなか素敵な買い物を。
ちらりと海遊び
午後2時前、ホテルの部屋に戻ってみれば、まだ部屋の清掃が入っていない様子。
じゃあ少しプール行ってみる?その間に清掃も入るでしょうと部屋で着替えてプールサイドを訪れてみれば、レンタルタオルは全て出払っている状態だった。
「もう3時間もタオルはないんだよー」
とプールカウンターのおっちゃんに言われたけれど、え、ホテルのプールでそういうことある……?と軽く驚きつつ部屋から使用済のタオルを持ってきて使ってみたり。
今日のビーチは干潮だったらしく岸から歩いても歩いても太腿くらいにまでしか水位が無かった。底まで綺麗に見える、見事な透明度の綺麗なビーチ。
白い砂の海底は、サイパンあたりにはうじゃうじゃといたナマコもいなければ魚もいなくて、そこは少しだけ寂しかったりしたs。
でも波もほとんどない穏やかなビーチで、「これはABC Storeに$5くらいで売っているフロートを買ってきたら楽しいのでは」なんてだんなと盛り上がり。
……で、午後3時過ぎに部屋に戻ればまだ清掃が入っていなくて、結局昨夜の使用済タオルで海遊び後のシャワーも済ませ(なにしろ部屋のバスタオルは1人1枚しか置かれてなかったので)、清掃が入ったのは午後4時過ぎ。
清掃が終わってみればタオルの補充の枚数が欠けてるし麺棒などのアメニティの補充もされていないし、ハウスキーピングに電話をかけても一向に出ないし、このウェスティン、大丈夫かしら……と思ってしまうのだった。
コロナ禍から抜け出しつつあるようで、でもまだそうでもなくて、色々大変なんだよねきっと……とは、思いつつ。
次は是非地ビールを〜「SHAMROCKS」
昼食があんな感じだったから、夕飯は軽くていいね、すごく軽くていい……と探していたところ、生ビールが色々飲めるらしい「SHAMROCKS」というお店を見つけて。
営業はしているみたい(コロナ禍以来、今も引き続き休業しているお店も多い。すごく多い)だし、メニューを見ればフード類もすごく美味しそう……!と、サンデーブランチのホテルの更に数百メートル先にあるその店を目指して歩いて行ってみた。
……のだけど、残念ながら生ビールは無し、フードも無し、ただ瓶ビールが飲めるだけという残念な営業状態。
生ビールは出してないんだ、と言われ、まあそれで良いよと入店したのだけど、フードも無いとは思わなかった。
でも、まあ喉渇いたし……とビールを1本。
だんなはコロナ、私はハワイのクラフトビール、"BIG WAVE"を。
ABC Storeでも扱いのあるこのビール、ゴールデンエールだそうで苦みとコクのバランスがすごく良いし、少し柑橘っぽい風味もある。
このビールがすごく美味しくて、これを機にグアムのホテルで飲むビールはBIG WAVE一択になってしまった私たち。
幸い、このバーの階下におにぎり屋さんがあって美味しそうだったので、そこで何か買って部屋でもう1回ビール飲もうかということになったのだった。買って帰ったビールはもちろん、BIG WAVE。
Beer(Big Wave Golden Ale) Beer(Corona) |
$7 $7 |
グアムのおにぎり〜「Onigiri Seven」
そのおにぎり屋さんは、「Onigiri Seven」。
テイクアウト専門店で、おにぎりは1個$2程度と、グアム価格からするとまあまあお手頃価格。
私はツナポキ(Tuna Poke)、だんなは海老天(Tempura Shrimp)を選び、他の品揃えはTuna Mayo、Karaage Chicken、Porik Kimuchee、Yakiniku Beef、Teriyaki Chicken、Salmon Poke、Natto、Gomashio、Konbu、Ume、Salmonといった感じだった。
更にBeef Bowl(牛丼)、Curry Rice、Udon Noodle Soupといったものや、店内の冷蔵ケースに巻き寿司や散らし寿司っぽいもの色々と。
更にホットデリ的ケースの中には「Karaage」と「Takoyaki」もあった。それならと、唐揚げも買うことにして。
ここのおにぎりは、具無しの平たい海苔巻きおにぎりを半分に切って、その断面に具材を詰め込んだ風なもの。
面白い見た目だなーと思いつつ、買い物袋ぶら下げてホテルに帰還した。
Tuna Poke Onigiri Tempura Shrimp Onigiri Karaage |
$2 $2 $5 |
で、部屋に戻って早々、持参したジップロックに氷とビール詰め込んでビールをきんきんに冷やしつつ、その間にシャワーを浴びて。
"おにぎらず"に似た外見の、ちょっと不思議なおにぎりは、でもちゃんと美味しかった。
ちょっと酸味のあるポキの味が、案外と米に似合っていて悪くなく。
"Karaage"は見事にちゃんと日本的唐揚げそのままな味で、これがかなり幸せだった。
ビールも文句なく美味しいし、ホテルのサービスに関しての降り積もる不満はあれど室内のカフェテーブルは充分に使えるサイズで椅子も2脚あるしで、そこは快適。
きっと明日もニワトリに起こされるのね……と思いつつ、旅先の就寝時間はこの旅でもとっても早め。