• ・ 「Little Pika's」〜朝からロコモコ
• ・ アウトレットと、こてこて中華
• ・ 「Kmart」〜恋しきアメリカ食材を
• ・ 「California Pizza Kitchen」〜今夜はピザ夕飯！

今朝は、朝７時半にオープンする"Breakfast All Day"が売りの人気店、「Little Pika's」に、開店と同時に訪れてみた。
 
ホテルからほど近いこのお店、かなり人気の店なようで、昨日通りかかった時には昼前も昼過ぎも店頭に小さな行列が出来ていた。一番の名物はロコモコみたい。
 
他のサンドイッチ類なども美味しそうで、実際、ロコモコ以外のメニューもとても人気のようだったのだけど、ロコモコ好きの私としては、やはりロコモコを食べておかねばということで、だんなも私もロコモコを。
 
「cracked peppercorn sauce. sunny side up egg. sauteed onions. mushrooms」
と説明書きのあったロコモコは、面白いことに、"rice or texas toast"と、ライス添えではなくトースト添えでも可能なよう。
 
一見木製皿のようだけれど紙皿に乗せられてやってくる料理、そしてカトラリーもプラスチック製の使い捨て。
 
それで２人で5000円ほどの朝食と思うと「円高って怖い……（いや１ドル110円としてもまあまあ贅沢価格ではある）」と思わざるを得ないのだけれど、でも、期待以上に美味しくて幸せだったので満足。
 
ネットの口コミで"チーズソース"と記されているのを見て、グレイビーソース（←デミグラスソース系のではなくアメリカの白茶色のグレイビー）にはチーズは入らないけどな？と思っていたところ、この店のは確かにふんわりチーズの香り。
 
ソースの仕上げにクラフトのパルメザンチーズ混ぜましたみたいな、そんな印象のチーズ感。
 
肉は玉ねぎやパン粉のつなぎを全く感じさせない、牛100%のみっちりどっしりしたものでかなりのボリュームがあって、ロンググレインライスの上にそのハンバーグ、炒めた赤玉ねぎ、焦げそうな寸前までしっかり炒めたマッシュルーム、完璧に黄身が半熟の目玉焼き、そしてたっぷりのグレイビーソースという構成だった。
 
ソースのふんわりしたチーズ感が良かったし、何よりハンバーグがすごく美味しかった。個人的にはハワイのWolfgang'sのロコモコよりもこちらの方が好みだわと思ったくらい。

そして午前中は、さほど広くはないホテルのプールサイドの、これまた数多いとは言えないビーチチェアをプールサービス開始早々の10時に借りて、ごろごろしたり海遊びしたり。
 
昨日よりはいくらか満潮気味だった海は、それでも波はほとんど無く、仰向けに浮くと顔に波がかかることもなく、いつまでも浮いていられてしまうほど。
 
私はもともと地黒気味だし、焼かずに白い肌のまま帰ろうなんて気持ちは早々にかなぐり捨て、痛くならないように顔と肩と背中だけはうっすらと日焼け止めで保護しつつ、前向きに日光浴しまくっていた。
 
2019年以来の南国滞在、なんだかんだ、ものすごく浮かれている私。

そして午後になるのを待って出かけてみたのは、空港近くにある「The Guam Premier Outlets」。
 
目当てはアウトレットの敷地内にある「IHOP」だったわけだけど、到着してみれば「営業は水曜日から日曜日までです」という無情な貼り紙が。
 
アメリカ本国でもハワイでも未だ行ったことのないIHOP、せっかくだからと今回のグアム旅行で行ってみようと楽しみにしていたのに、ホテルから徒歩圏内にある最寄りの店舗はコロナ禍以来の休業中。
 
そこ以外の残り唯一のグアム内店舗がこのアウトレットモール店で、そこもこんな有様だったものだから、我々はもう一生涯IHOPに行けないのではという絶望感に駆られつつ、どうにも空腹だったのでモール内のフードコートに移動した。
 
もうパンダエクスプレス（←すっごくあるあるな中華弁当屋さん）でも良いなあと思いつつ、まだこっちの方がマシかしらと食べてみたのは「HONG KONG WOK」というお店の２種おかず選択弁当。結果的にはパンダとそう変わりなかった……かもしれない。
 
わーい、アメリカでしょっちゅう見たあるあるなメニュー（オレンジチキンとか、見ただけで味が舌に蘇るレベル）だーと思いつつ、私はローストダックとハニーチキン、だんなはハニーシュリンプと、品名"Beef with Broccoli"という雑なネーミングの牛肉とブロッコリーの炒め物を選択。
 
"soup of the day"と、Steamed Rice、Fried Rice、Fried Noodleのいずれかがもれなくついてくるということで、私は炒飯、だんなは焼きそばで。
 
胡椒がやたらと効いたケミカルな味の卵スープも、てろ〜んと独特の甘さのハニーソースだれの絡んだチキンも（と、だんなの海老も）、「そうそうそうそう、アメリカンの中華ってこんな感じ！」と笑っちゃうような懐かしい味わいで。
 
絶対、全く、ちっとも、「すごく美味しい！」というものではないのだけど、なんでか、アメリカのフードコート系中華料理ってこういう感じになっちゃうんだよね……と、20年以上前から一向に変わらないその味にしみじみ懐かしさを感じながら楽しんだ。
 
少しだけ期待していたローストダックも、「そのタレ、そんなに要らないから！」という分量の、甘ったるーいタレが纏わり付いているのもお約束？

かくして、ここまでやってきた一番のお目当てのIHOPには行けなかったわけだけど、さすがのアウトレットモール、覗いた靴屋は"２足買ったら２足目半額"キャンペーン中で、良い感じのサンダルが２足で$50で買えてしまった私は大満足。
 
Earth Originsのサンダル、元値$79.99が$35.98のアウトレット価格になっていて、SKECHERSのは$49.99が$29.98に。安い後者が２足目扱いになって半額になり、結局SKECHERSのサンダルを普通に１足買う価格で良い感じのEarth Originsのサンダルを貰えてしまう感じになった。
 
私、大足（25cm超ある……）のうえ甲高幅広で本当に靴を選ぶので、スニーカーや普段履きの靴は男女兼用系に頼りがち。
 
服以上に靴は試着しないとどうしようもないので通販にも頼れず、女性もののパンプス、サンダル系は欧米サイズが手軽に買える国への旅行が一番の良い機会。
 
なので今日のこれは本当に良い買い物だった。

そして、私たちの買い物の本番は、アウトレットモールではなくむしろこっち！の、「Kmart」。
 
往路はアウトレットモールから赤いバスに乗り、復路はグアム版Uberの「StrollGuam」を使って帰ってきた。
 
コロナ禍前は、このKmartに行くルートのバスもあったようだけど、今は走っていないそうで。
 
残念ながら生鮮品はそれほど多くなかった（牛乳やチーズくらいまではあったけれど、肉魚、野菜果物などは無かったと思う）このスーパー。
 
でも逆に、お土産として持ち帰れる常温品は充実していたということで。
 
そうそうこういうのが欲しかったの！と、顆粒スープやソース、缶詰の棚にへばりつく私。
 
バーベキューソースにランチドレッシング（アメリカではメジャーなのに日本ではほとんど見かけないミルク系ドレッシング）、特売していたスパム、息子へのお土産マッケンチーズ、ロウリーズのスパイス、etc。
 
昔ながらの赤い苺ゼリーで有名なJELL-Oのチーズケーキミックスは、だんなが「えー……美味しくないんじゃない？」と渋い顔していたけど、いや、案外美味しい……んじゃないかな……？と言いつつカートに入れた。
 
Cracker Jackはキャラメルコーティングのポップコーンとピーナッツを合わせたお菓子。スポーツ観戦のお供な感じ？「懐かしいー！」と、思わずこれもカートに入れて。
 
小袋系は、猫へのお土産を少しと、インスタントグレイビー、クノールのスープの素、アルフレッドパスタソース、インスタントハウピア（ココナッツプリン）、タコス用スパイスいっぱい。
 
我が家はそこそこタコス（タコライス）頻度が高いので、タコスパイスは手軽な調味料土産の筆頭枠。
 
タコベルのスパイスがある！と手にしてみたら、マコーミックの倍額くらいしていたので、１つだけにしておいたりした。タコスパイスは１袋99セントとかだから、日本で輸入物買うよりは若干は安いかな？という感じ。
 
食べ物以外だと、日常お世話になっているバウンスシート（衣類乾燥機用のペーパー柔軟剤）に、安かったアルガンオイルのコンディショナー（$11.99)、異様に安かった解熱鎮痛剤($3.99)など。
 
痛み止めはアセトアミノフェン500mg含有、つまり解熱剤にもなるもので、「もしもグアムでコロナ発症しちゃったら熱冷ましになるからねー」と適当に買ってきたのだけど、100カプセルで500円ちょっとというお値段は、凄まじい安さだったのでは。
 
そんなこんなで$100ちょっとのお買い物。
欲しいものがあらかた買えて大満足だった。
 
やはり旅先での買い物はスーパーが一等楽しいなあと、しみじみ。

宿に戻ればなんだかんだ夕方近く。
 
再び水遊びというタイミングでもなく、暫し部屋でのんびりしてから、夕飯はホテル近場のピザ屋に行ってみる？なんて話になった。
 
でもそちらはそこそこ人気はあるようなものの、なかなかにメニューが個性的な様子。
それよりはこちらの方が間違いない感じで良いのでは……？と、これもアメリカ本土でもハワイでも行ったことのなかった「California Pizza Kitchen Guam」に。
 
場所は「The Plaza」、サンデーブランチを楽しんだあの界隈のショッピングセンターの２階。
 
Guam Breweryのビール飲み飲み、頼んでみたのは「The Original BBQ Chicken Pizza」。
 
Barbecue sauce, smoked Gouda and Mozzarellacheeses, pulled BBQ chicken and sliced red onions, garnished with fresh cilantro.
 
だそうで、それはもう絶対美味しいでしょと思ったら、案の定すごく美味しかった。
 
チーズたっぷり、こってり味のBBQソースがビールを進ませないわけがなくて、ほのかな香菜の香りも良いアクセント。
 
ピザーラとかドミノとか、あの系統のふわふわ食感のピザ生地も焼きたてで香ばしく、とても良い感じだった。
 
サラダか前菜あたりにも手を出したいと思いはしたものの、明らかにボリューム過多な印象しかなかったので、「それならパスタ１皿追加にしない？」と、ガーリッククリームソースのフェットチーネを、オプションの海老乗せで。
 
これまたアメリカあるあるな、「これアルフレッドソースだよね」という風なもので、めちゃくちゃ良い感じだった。海老も大きめぷりっぷりなのが５尾乗っていて。
 
そんな感じに幸せだったものだから、デザートにうっかりバターケーキも。
 
OUTBACKのが余裕のボリュームだったからと舐めていた（つもりはないけど、多分舐めてた）ところ、やってきたのは想定の1.5倍量、いや２倍量くらいの円柱状のケーキ。
 
その上には大人の握りこぶし大ほどのバニラアイスクリームが、どーんと存在感を放ちまくっていた。
 
でも、このお店のもまた、バターの風味が濃厚でとてもとても美味しいデザートで。
 
このバターケーキ、テーブル担当のお兄さんのお気に入りメニューでもあったらしい。
 
注文時には
「うん！これ美味しいよオススメだよ、５個持ってくる？それとも10個？」
などと英語でまくしたててくるし、"Everything OK?"聞きがてら、
「One more？」
などと言ってくるし、どれだけ食べさせたいんだと笑ってしまった。
 
バターケーキ、"butter cake hawaii"などと検索してもむしろ"butter mochi"の方が結果として挙がってくるところをみると、これはグアム文化のスイーツということで良いんだろうか。
 
印象としては、ものすっごく凶悪な、攻撃力高めのシロノワールという感じ。明らかにカロリーおばけなのだけど、それがまたたまらない美味しさなんだな……。癖になりそう。