食欲魔人日記 01年01月 第1週
1/1 (月)
さつまいもの飴煮 (朝御飯)
お雑煮
お煮しめ
刺身(まぐろ・かんぱち)
蒲鉾
さつまいもの飴煮
日本酒(神亀 ひやおろし)・冷茶

あけましておめでとうございます。
午前10時、元旦早々盛大に寝過ごした我々はのんびりと朝御飯を摂る。お雑煮に煮しめ、蒲鉾などなど、いかにもな正月料理だ。日本酒も勿論欠かせない。

我が家の雑煮は、私が母の実家の秋田で慣れ親しんだ醤油味の吸い物だ。具は鶏肉と舞茸、ごぼう。秋田名物きりたんぽ鍋に良く似た具の、透明な吸い物である。こんがり焼いた角餅を入れて食す。上から三つ葉をパラリと。

煮しめは大根・にんじん・ごぼう・里芋・筍・椎茸・がんもが入る。これは特にポリシーもない、どこぞの本で読んで真似たものだけど、ただただ"がんも"だけはだんなの「絶対入れようよ」という意向により入れてみた。里芋は煮汁が粘っこくなるので別鍋に入れ、筍も薄味で煮て別鍋にしてある。簡単なようで、それなりに手間はかかっている。

今年は栗きんとん代わりに飴煮を作ってみた。
市販品の栗きんとんは水飴たっぷりという風情でどうにも甘く、自家製にしようとしても大量にできてしまいそうだったので、急遽思い立って作ってみたものだ。昨夜天ぷらにした残りのさつまいも、1/2本ほどのそれを輪切りにして水で煮、柔らかくなったところでおもむろに砂糖を投入。一度溶けて芋に染み込んだところで砂糖を更に投入して飴状にして絡めたもの。仕上げにかぼすの絞り汁をぎゅっとかけて馴染ませる。要領が悪くてちょっと煮崩れてしまったけれど、さっぱりした味の煮芋は栗きんとんとはまた違った風味で悪くない。栗きんとん風情を醸し出そうと、上から刻んだ栗の甘露煮をバラバラとふりかけてみた。

正月料理を朝から堪能したところで、家を出る。元旦の今日、だんなのおばあちゃんの家に挨拶に行くのだ。久しぶりだし、曾孫の顔を見せに言ってあげなければと思う。

だんなの祖母宅にて
 タコの刺身・ハム・自家製伊達巻
 きんぴらごぼう
 海苔巻きがんも揚げ
 こんにゃくの味噌おでん
 豚肉の角煮
 煮豆・栗の甘露煮
 おばあちゃん手製のお赤飯
 蟹玉汁
 ビール

 みかん
 洋梨
 甘栗
 コーヒー

私たちの祖父母世代の家に遊びに行くと、もうこれは当然のように御馳走攻めにあってしまうのである。私の親戚でもだんなの親戚でも、それは変わらない。特に男孫が多かっただんなの祖母宅ときたら、それはすごい量の食べ物を用意して待ってくれているのである。心してかからなければならない。

午後3時に到着した祖母宅に、親戚一同12人がみっちりと集まった。挨拶もそこそこに宴会が始まる。狭くないテーブルなのに、所狭しと大皿が並んでいく。齢80を越えたおばあちゃんだけど、今日も元気にたくさんの量の料理を用意してくれていた。義弟と私がそれはそれは大好物なお赤飯も、これでもかと言うほどに準備されていた。誠にありがたいことである。遠慮のない嫁は、テーブルの前に座り込んで、もう動かないのであった。

はんぺんや卵を練り合わせて作ったのだという自家製伊達巻や、自家製がんもにひじきなどを混ぜて海苔で包んで揚げたものなど、想像もしないような正月料理が並んでいる。海苔巻き揚げは、醤油をちろりと垂らして食べるとサクサクふわふわの、何とも良い感じの酒の肴なのであった。ふわりと柔らかく優しい味の伊達巻も美味しいし。

もち米と小豆を手間かけて炊いた赤飯も、いつもながらの美味で私はお代わりして喰ってしまったし、蟹肉たっぷりの吸い物も幸せが充満していた。も、もう腹一杯です。もう喰えません。という状態に子供世代集団がなり果てるまで、そう時間はかからなかった。

なのになのに、ここで終わらないのが祖母宅の恐ろしいところだ。
「コーヒー、飲む?」
「ほらほらここに甘栗があるのよ。」
「梨でも剥こうかね。」
「この和菓子が美味しくて。」
「そうだよ、お腹、空かないかい?」
止まらないのである。20分前にようよう食事を終えたところだというのに、テーブルには新たな茶や菓子、果物が並んでしまうのがこの家ならではなのだ。「あ、美味しいね、美味しいよ。」なんてミカンを結局食べまくっている子供集団にも問題があるのだが。

そうして、だらだらとひたすら食べ続けて午後10時、帰宅。人がたくさんの正月は、やっぱり正月らしくて良いと思う。

1/2 (火)
帆立と海老のクリームソースのリングイネ (夕御飯)
お煮しめ
おばあちゃんのお赤飯
鶏肉と舞茸の澄まし汁
さつまいもの飴煮
冷茶

新春2日目。
目覚めると10時過ぎ。今世紀の行く末を暗示するような盛大な朝寝であった。

昨日、だんなの祖母宅からいただいてきた赤飯を蒸籠で蒸す。
「蒸し器で蒸すように、これは固めに炊いてあるからね。」
とお祖母ちゃんに言われた赤飯は、蒸籠に入れて10数分蒸すとほこほこに柔らかくなった。一両日小豆を水に浸し、米も赤水に漬けておいたのだという赤飯は本当に美味しい。

まだまだまだまだ大量にあるお煮しめを皿に盛り、雑煮用の澄まし汁の残りも盛り合わせ、準備は簡単ながらそれなりに豪華な食卓になった。
私の赤飯好きは周囲にはつとに知られているところであるけれども、昨日判明した事実は息子もまた赤飯好きだということだった。彼もまた、目を輝かして湯気のたつ赤飯にかぶりついている。

目の色を変えてえらい勢いで赤飯を食べ続ける妻と息子に呆れてか、だんなが
「そんなに好きなら、いいよいいよ二人でお食べ。」
と自分は炊きおきの白いご飯を食べはじめた。すまんだんな。君のお祖母ちゃんから貰ってきたお赤飯なのに、すまん。
言葉では謝っておきながら黙々と赤飯を食べ続ける私たち。

「……俺も、お赤飯大好きなんだけどなぁ。」
2合近くもあったと思われる赤飯をたちまち胃袋に送り込み完了してしまった私たちを前にだんなが言った。
「この家では、僕が一番"赤飯をキライな人"になっちゃってるんだねぇ。」
とぽつり。

まぁいいじゃないか。同様に私は「我が家で一番プリンがキライな人」であるし(プリン、大好物なのに……)、「我が家で一番麺類がキライな人」になっちゃってる(スパゲティもラーメンもうどんも蕎麦も大好きなのに……)んだから。

ハーゲンダッツのアイスクリームバー(クッキー&クリーム クランチ)
アイスコーヒー

昨日6時間ほど滞在していたお祖母ちゃん宅は、寒かった。日が暮れてからはただ1台の小型の石油ストーブの前の席が争奪戦となっていた。ああ、ババシャツを着てくれば良かったと心底思ったけど後の祭りだ。先ほどから喉が痛くなってきてしまった。

「アイス!アイスが食べたいです!」
と騒いでいたら、だんなが近所のコンビニに行ってきてくれるとのこと。
「ハーゲンダッツのアイスバーが良いのです。」
「はいはいはい。」
「まわりがチョコレートでね、クッキークランチがまわりについてるやつ。」
「はいはいはい。」
「中はバニラアイスね、バニラアイスゥ〜!」
「だから、わかったっちゅーに!」
私の好きな食べ物を入手するにあたっての熱意は、今世紀も健在なようだった。

だんなが買ってきたのは、クッキー&クリームの周囲がチョコレートコーティングされてクッキークランチがまぶされているやつ、と、バニラアイスクリームの周囲がチョコレートコーティングされてナッツがまぶされているやつ、の2種類だ。
どちらでも好きな方を、とのだんなの言葉に甘えて、有り難くクッキー&クリームをいただいた。こってり濃厚なハーゲンダッツのアイスクリームは今世紀も旨かった。パリパリのチョコが下に剥がれて落っこってくるのもならではだ。

帆立と海老のクリームソースのリングイネ
カフェオレ

冷蔵庫には、アメ横で大量入手してきた帆立と海老がまだまだ大量に残っているのである。
「海老あん作って蝦餃を作るとか……。」
「魚介を炒めて、ヨコイのソースでスパゲッティに、とか?」
「いやいや、生クリームがあるからクリームソースのスパゲッティ、とか。」
「それだ!」

海老と帆立をめぐって議論を重ねた末、クリームソースのパスタにすることと相成った。
クリームソースで大きな具ゴロゴロのパスタならば、太めの楕円形ロングパスタ"リングイネ"が良いであろう。大鍋にぐらぐらと湯を沸かしはじめる。

たっぷりのバターでたっぷりの玉ねぎを炒め、そこに魚介を投入。適度に炒まったところで生クリームを盛大にダバダバと入れる。塩で調味し、沸騰しない程度に温めたところで茹でたてのパスタを投入。えいやっとかき混ぜて、とりゃ!と皿に盛り、上からガリガリガリと黒胡椒を挽いたら、いただきます。

ぷりぷりの海老と貝がたっぷりのクリームパスタは、何やら豪華で旨かった。これでもかと入れたバターと生クリームが良い感じだ。バターはカルピス製、生クリームはナカザワ製。洋服や装飾品のブランドには拘らない私達であるのに、何故飲食関係だけはこうも拘ってしまうのか。良質のバターに良質の生クリームがこってり絡むパスタは和食尽くしのここ数日にちょっと嬉しいものだった。

1/3 (水)
焼き餃子 (夕御飯)
Kさん製手打ち蕎麦
アイス烏龍茶

正月3日目となると、なんとなく"お正月がお腹いっぱい"な状況になってくる。バラエティ番組も飽きたし、お煮しめの味にも飽きてきた。だんなは朝から吉野家の冷凍牛丼を解凍しているのであった。そこまで正月料理を忌避しなくても、と思う。

で、私は日本蕎麦を食す。年越し蕎麦用にKさんが自家製のを送ってくださった蕎麦の残りを茹で、冷たい水でキリッと締めてツルツルと食す。妙な混ぜもののない手打ち蕎麦は、蕎麦湯がまたたまらなく美味しい。かつおだしの甘味の少ないつゆ(←これまた蕎麦と一緒に送っていただいてしまった)に、最後、蕎麦の茹で汁を入れて飲むのである。蕎麦の香りが濃厚な、薄味になっただしは500ml一気飲みできそうなほど旨い。

ミスタードーナツの
 エビグラタン
 きなこボール
 ジンジャーエール

「正月も3日目だしー」
「飽きてきたしー」
「お台場でも行く?」
「銀座でも行く?」
「でも、寒いしー」
「人混みはヤだしー」
私たちはやる気がなかった。今年は存分に寝正月なのだ。毎年そうなような気もするけど、細かいことは気にしてはならない。

だんなはビールのCMに触発されてしまって、現在「餃子食べたい病」にかかっている。じゃあ材料買いに行きましょう、と近所のマーケットに自転車かっ飛ばして向かってみた。

どこから来るんだ、というほどのものすごい量の人がイトーヨーカドーの中には充満していた。「タイムレンジャーショー」なる子供向けイベントも開催されて、どのフロアも家族連れでうじゃうじゃしている。皆さん、我が家同様ヒマらしかった。案の定、一休みしようとしたフードコートも満席だ。テーブルに突っ伏して寝てしまってるおじさんなどもいたりして、普段以上に圧倒される空間が展開されていた。

普段それほどジャンクフードを食べているわけじゃないのに、何故か正月3日目頃には無性にそういうものが食べたくなる。ああ、マクドナルドのかるびマック、ああ、ケンタッキーのカツサンド、ラーメンコーナーの味噌ラーメンにスナックコーナーのバナナチョコクレープ。結局人混みかき分けつつ着席し、ミスタードーナツの各種商品を食べている次第だ。私はエビグラタンパイときなこボール、だんなはつゆ麺と肉まんのセット、エンゼルクリームにチョコファッションなどがずらりと並べられた。

一時期、期間限定商品で出ていた「きなこボール」は私の大好物だ。中が空洞の、ふかふかしたパフのような生地のまわりにきなこがまぶされている小さな三角形の物体が5〜6個紙皿に入っているというやつだ。"ほにょっ"とした見た目からちと想像できないような食感が楽しくて、きなこ味がまた優しくてたまらない。期間限定だったきなこボールは、いつしか定番商品として店頭に並ぶようになっていた。こっそり小躍りして喜んでいた私。

甘くないエビグラタンパイを主食にし、だんなのつゆ麺をスープ代わりにいただいて、デザートがきなこボール。21世紀初ジャンクはミスタードーナツとなったのだった。

焼き餃子
肉団子スープ
納豆
ご飯
モルツ、アイス烏龍茶

さて、だんな垂涎の餃子である。
白菜をたっぷり用意し、茹でて刻んで絞って加える我が家の餃子は旨味濃厚でかなり美味しい。今日も40枚の皮を準備し、皆で黙々と包んでみた。まだ包めない2歳児の息子は、「はい」と1枚ずつ餃子の皮を袋からつまんでは私とだんなに手渡してくれる。包む工程からして、「餃子だ餃子だ餃子を喰うぞ」という熱意が高まってくる。キリン一番絞りのCMでは焦げた餃子が画面に出てきていたけれど、我が家の餃子は美味しいぞ。

鉄鍋餃子の如く、カンカンに熱したフライパンの上に餃子をぐるりと20個弱円形に並べ、湯を注いで蒸し焼きにする。最後に胡麻油をちろりと垂らし、香ばしくしたところで大皿かぶせて逆さに返す。今日の餃子は一段と美しい。ああ餃子よ何故貴方は餃子なの。

餃子には、定番の醤油とラー油。そして福岡で学んできた醤油&柚子胡椒。"胡椒"と言っても、粒胡椒は入っていない。柚子と唐辛子を練り合わせたような、粒々入りの緑色のペーストだ。これをちょいと餃子になすりつけて、醤油にちょっと浸して食べる。これがまた醤油&ラー油で15個食べられるところが20個食べられるようになる。そんなに食べてどうする、って気もするけれど。

500mlのビールを開けて、酌み交わしながらラー油醤油と柚子胡椒醤油の餃子を交互に堪能。醤油や塩で下味のついた餃子は皮はパリパリ中身ふくふくで相変わらず絶品だ。40個ある餃子は、ビールで20個、ご飯で20個綺麗になくなった。

1/4 (木)
田舎ぜんざい (朝御飯)
田舎ぜんざい
お煮しめ
鶏肉と舞茸の吸い物
アイス烏龍茶

無性に"あんころ餅"が食べたくなった。昨日マーケットで小豆を買ってきて、昨夜ことことと仕込みしておいたのを、今朝わくわくと食す。

小豆を煮るのは、難しい。ものの本によると「渋皮抜きをする為に3度湯通ししろ」だの沸騰させるなだのと色々とうるさい事が書いてある。小豆を水と砂糖で煮れば良いというもんじゃないらしい。しかし、手本どおりに沸騰させないように注意して煮ていたのにどの粒も見事に皮が破れているのはどういうわけか。煮あずき職人への道はまだ果てしなく遠かった。ま、自分で食べるものだから、見てくれが悪い分はどうでも良いのだ。

300gの小豆を煮るにあたって、必要な砂糖の量は450gであったという現実を噛みしめつつ、「それはそれこれはこれ」とたっぷりの煮あずきを椀によそる。焼き餅を2つ沈めて、いざいざいざ。この椀1つに、スプーン山盛り5杯ほどの砂糖がきっと入ってるんだろうなぁ。気にしない。気にしちゃいけない。

まだ無くならない煮しめを盛り合わせ、昨日だし取って仕込んだ澄まし汁も飲む。まだまだ食卓からは正月が抜けない。

づけ丼
抹茶入り玄米茶

世間では、今日が仕事始めであるらしい。私は今日から改めて、晴れやかにプー生活を送る。ああ、会社勤めのスケジュールに縛られない生活はなんと快適なことか(って、もう次のちょっとした仕事が決まりつつあるのだけど)。

アメ横にて大量購入してきた巨大なマグロの塊は、そろそろ生で食すのはヤバかろうと、"づけ"加工されつつある。煮きり味醂と醤油を合わせ、鰹節を浸したタレにマグロの切り身をぽてぽてと漬け込む。1両日置いたところで、いよいよご飯の上に盛り付けて、ワサビと細切り葱と胡麻をふってわしわしと食す。つけダレも少々ご飯に垂らして、と。

脂の乗った豪華なマグロで食すづけ丼もまた格別だ。まだマグロ、500gくらいあるんだよなぁ。全部づけ丼になるのだろうか。

クリームコロッケ
カツカレー
コーンクリームスープ
インディア・ペール・エール、アイス烏龍茶

一昨日くらいから"カレーが食べたい"と燃えていた私。何故正月はカレーのCMが妙に目についてしまうのだろう。何だか無性に食べたくなる。
我が家のカレーは、大概がポークカレーだ。中辛のルーを使うのを常としている。
バターで玉ねぎをじゃかじゃかと炒め、すっかり透き通ってくたっとしたところでにんじんを入れる。ざっと炒めて肉も投入し、全体的に油が回ったところで水を入れてことこと煮込む。30分ほどしたところでおもむろに更に生の玉ねぎを1個分投入し、じゃがいもも加える。とろけた玉ねぎも良いけど、形の残る玉ねぎが欲しい、そいでもってじゃがいもは煮崩れてしまっては困る、そんな私の苦肉の策だ。

野菜に火が通った段階でルーを割り入れ、あとは食べる15分くらい前まで火を止めて味を馴染ませておく。仕上げにバターのひとかけらでも入れれば完成。特に工夫もない、ごくごく普通のドロリとしたカレーだ。今日は水分が多くて何やら水っぽくなってしまったけれど。

「カレー、だからね。」
と朝言っておいたというのに、だんなは帰宅連絡の電話の中で
「何か買って帰るものない?」
とか言うのだ。
「カツとか、さ。」
などと言うのだ。だんなはカツカレーを御所望らしかった。委せます、と言ったらばヒレカツ2枚とコロッケ4個入りパックを買って帰ってきた。カツカレーは良く聞くものであるし食すのもやぶさかでないけど、クリームコロッケカレーというのは、いかがだろうか。ちょっといまいちなような気がしないでもない。それにしても今日もなんだかハイカロリーだ。

食後うだうだしたところで、今日は「どっちの料理ショー」2時間半スペシャルなるものが始まっているのであった。
天ぷらそば・親子丼 VS ラーメン・チャーハン
という対決であるらしい。カツカレー喰ってる我らもヘビィならばブラウン管の中もまたヘビィなのであった。

「そりゃ……天ぷらそばと親子丼、だよねぇ。」
とぽそりと私が言うと、だんなが猛反撃をはじめた。
「何言ってんだよおゆきさん!ラーメンとチャーハンに決まってんじゃないかっ!」
曰く、ラーメンとチャーハンは組み合わせるとその魅力が倍増しちゃうのだそうなのである。天ぷらそばと親子丼は組み合わせる必要がないけど、ラーメンとチャーハンは両方あってなんぼ、なのだそうなのである。ラーメンと半チャーハンのセットなんて、涙ちょちょぎれちゃうのだそうなのである。カツカレー喰った直後だというのに、だんなはラーメンとチャーハンについて熱く語っちゃうのであった。

私は私で、究極のものが食べられるならラーメンよりは蕎麦が美味しそうだし、チャーハンよりは親子丼……(いや、これはチャーハンかな)……が嬉しいような気がするのだ。私たちの議論は尽きない。

ただ一つだけ言えるのは、まもなく私たちはラーメンとチャーハンと天ぷらそばと親子丼が食べたくて仕方なくなっちゃうだろう、ってことだ。
明日の朝がラーメンとか親子丼とかってのは……ちょっとイヤだなぁ。ヘビィだわ。

1/5 (金)
2日目のカレーライス (夕御飯)
お煮しめ(まだまだあるのよーとほほ)
づけ丼
鶏肉と舞茸の吸い物
アイス烏龍茶

さて、お煮しめも5日目となると黒ずんできてしまっている。もはや何がなんだかわからない物体になり果てつつあるそれは、煮込まれてエッジが無くなった大根であり、うっすら黒ずんできた金時人参であり、火を通しすぎたか一回り小さくなった椎茸であったりするのであった。ああ、他人様には絶対見せられない怪しい煮物だ。それはそれで、ホロホロの茶色い大根は美味しかったりするんだけれど。

メインは、巨大なまぐろの切り身を煮きり味醂と醤油のだしに漬け込んでいたマグロのづけ丼だ。熱い御飯に冷たいづけをたっぷり乗せて、葱と胡麻をたっぷりかけて、わしわしと口に放り込む。鶏肉と舞茸の汁物は、東北出身の母が良く作ってくれたもの。東北だからして、"だしに淡く醤油を垂らして、すっきり透明"なんて状態からはほど遠く、醤油も塩も盛大にだばだばと入れるものだ。関西方面に持っていったらきっと塩辛くて喰えないシロモノかもしれない。そう、母の作る茶碗蒸しもまた、見事に醤油の色にうす茶色に色づいているのだった。それがまた美味しかったんだけど。

田舎ぜんざい
牛乳

来週の土曜日、我が家は引越である。
ちと早いかと思いつつ、でもきっと昔の手紙だの日記だの発掘する度に1時間単位で時が止まってしまうのだ。のんびりと大量の本から梱包することにするも、10箱ほどの本入り段ボールを作ったところで右腕がビキビキと腱鞘炎のように痛み始めてしまった。なんてことだ。

よろよろしながら時計を見ると午後1時。腹を空かせていそうな息子に謝罪しつつ、おもむろに餅を焼きはじめた。自分で仕込んだ煮あずきにて、田舎ぜんざいの昼御飯。
砂糖と牛乳は合う。小豆と牛乳も、これまた合う。餅と牛乳もきっと合うはずだ、多分。横暴な理屈をこねつつ、お供に冷たい牛乳を並べてみた。アツアツのぜんざいに冷たい牛乳はやはり似合っていた。ちなみにタピオカココナッツミルクに粒あん入れても美味しいのであります。

ところで、「ぜんざい」と「汁粉」の違いは何だろう。
「汁気が多いのが汁粉である」とか「こしあんを用いるのが汁粉である」とか、意見は色々あるらしいけど、きっちりした定義は見つからなかった。私の知る定義は「田舎」がつくと「ぜんざい」「汁粉」共に粒あんを用いる、ということくらいである。何となく、汁粉はさらっとしていてぜんざいはどろっとしているような印象もあるけど、それもきっと気のせいなのだろう。汁粉とぜんざいと、共にメニューに載る甘味屋さんなどを見つけたら、ちょっと追求してみようと思う。今世紀の抱負。

2日目のカレーライス
R1/Fの
 ローストビーフサラダ
 海老とブロッコリーのタルタルサラダ
インディア・ペール・エール、アイス烏龍茶

右腕いよいよ痛い。ビキビキッと昼過ぎに腕に電撃が走った後、どうにも右腕が重く痛くなってしまった。筋でも違えちゃったかなぁ。
こういう時に限って、仕事の依頼も来ちゃうのだ。ちょっと待って〜、私は今マウスも握れない。泣きながら左手駆使してお仕事。もう包丁を握るどころじゃなくなって、だんなに泣き言メールを送る。
「腕、痛いですー。今日もカレーで良いですか?」
心よい返事が返ってくる。
「あとあと、R1/Fのサラダが食べたいんですがー」
呆れた口調ながら、またも心よい返事が返ってきた。すみませんね、だんな。

「好物なものを2種類買ってきました」
と帰宅しただんなの、その2種類は考えなくてもわかる。ローストビーフ入りのしょうゆ味ドレッシングのサラダと、海老とブロッコリーがタルタルソースに絡んだやつだ。ビールを飲みながら、まずはサラダをつつく。巨大な海老がごろごろ入った優しい味のタルタルサラダも、さっぱり味のローストビーフも相変わらずだ。美味しい。

そしてそして、2日目のカレーライス。せっかく玉ねぎを2回に分けて投入し、全部煮崩れてしまわないように工夫したというのに、2日目のカレーでは残酷にも玉ねぎは溶解している。跡形もない。じゃがいもも縁が煮崩れはじめ、人参も美しい朱色にカレー色が染み込みつつある。肉も脂身のところから溶解しはじめていて……良い感じなのだった。2日目のカレーはなんて旨そうなのだろう。いや、実際に旨いんだけど。

全体的に味がまとまりつつある2日目のカレーをしみじみ堪能。3日目のカレーもまた美味だけど、ここは用心しないと「3日目のカレー」は「くさったカレー」になってしまう。ちゃんと火を入れて、大切に食べましょう食べましょう。

1/6 (土)
ドトールのミルクレープ (夜食)
ラストお煮しめ
納豆
ご飯
舞茸の吸い物(インスタント)
抹茶入り玄米茶

午前8時、起床。今日は来週引越予定の新居お掃除に行かなければならない。午後には通信販売の荷物も届く。いざいざいざ。

大晦日に仕込んだ煮しめはいよいよラスト。最早濃い茶色一色に染まった怪しげな物体以外の何物でもなくなってしまっている煮しめだ。メインはぜんざいにするか、づけ丼にするか、あるいはカレーにするか悩んだところで(←どれもなるべく早急に食べなければいけないものばかりだ。とほほ)、結局、納豆飯を喰うことにする。納豆ご飯、私は大好き。だんなは大嫌い。でも喰う。だんなの目の前で、喰う。

そういえば、昨日の
"「ぜんざい」と「汁粉」の違いや如何?"
につき、何通かメールを頂戴しました。ありがたやありがたや。(ありがとうございました>みなさま)
曰く、

  • 「ぜんざい」は焼いた餅入り、「汁粉」は白玉粉で作ったような小さいお団子or餅
  • 「ぜんざい」は粒あん、「汁粉」はこしあん
  • 関西においては「ぜんざい」は粒あん入り、「汁粉」はこしあん入り
  • そして汁気のないのが「亀山」

てな感じでございます。ここで新たな概念が登場してしまいました。「亀山」。
私は初めて耳にする単語でございます。すなわち
 「ぜんざい」(粒あん)の上澄みが「汁粉」ってことで、その残りが「亀山」か。
 そして「亀山」に「汁粉」を混ぜれば「ぜんざい」か。
だそうなのですけれども、そうなってくると何やら煮あずきにおける出世魚のような様相を呈してくるのでございます。
真実は未だ分からず。「全日本ぜんざい協会」とかあったら教えを請いたいところです(←そんなん、ないって)。

稲毛 うまいラーメンショップにて
 葱チャーシュー麺
 餃子

なんてことだ。道中1時間かけて新居最寄り駅にたどり着いたところで、肝心の新居の鍵を忘れてきた事が露見した。ほど近いだんなの実家にてだんなと息子に待っていてもらうことにして、私は往復2時間かけて鍵1つを取りに戻る。午前中から掃除を始めようとしていた今日の計画、もう台無しだ。なんてこった。なんてこった。

家までの道を駅から走って向かい、自転車で疾走して再び駅に戻り、電車の乗り換えも猛スピードでおこなって汗だくになって新居最寄り駅を目指す。「駅からタクシーに乗って新居に直接行くからね、急いで掃除しよう」と息せき切ってだんなに電話したところ、
「みんなでラーメン食べに行こう、って言ってるんだけどぉ。」
と何とものんびりした言葉が返ってきた。わ、私のこの2時間の焦りの行動をどうしてくれようか。

ともあれだんなの実家に一度立ち寄り、お義母さんと義妹、だんなと息子の5人にて近くの旨いラーメン屋に向かうことになった。その名も「うまいラーメンショップ」。冗談のような名前だ。旨くなかったら張り飛ばすところだ。でも、名前の通り旨いラーメン屋なのであった。

午後1時過ぎて、店の中は満席だ。数分待って、4人がけのテーブルに5人がぎっちり並んで腰かけた。
無類のラーメン好きの義妹に、
「葱ラーメンがね、一番美味しいと思う。」
と教えられ、素直に葱ラーメンを。お、葱チャーシュー麺もあるですか。ではそれを。

義妹は何せ、「何でも御馳走してあげるよ。寿司でも焼き肉でも。」と言われた時に「ラーメン」と即答したという伝説を持つほどのラーメン好きだ。ただし"行列の店"系を練り歩くことには興味ないようで、身近なところの美味しいラーメンを食べ続けることに満足しているものであるらしい。大学の学食のラーメンを週に3度は食べてるそうな。「いや、マジに美味しいんだって。」と義妹は言うけど、それにしても3度も喰うな、妹よ。

口の広めの大きなどんぶりにやや太めの縮れ麺。醤油味のスープに、ひらひらと5〜6枚のチャーシューが円形に飾られている。中央には斜め切りにした葱と細切りチャーシューが甘辛いタレに絡んだやつがどかんと盛られていた。やや濃いめ味つけだけど、油の絡んだ葱とチャーシューがこってりと絡むラーメン、なかなか美味しい。行列して喰いに行くほどのものじゃなくとも、近所にあったら「今日は食べに行こうか」と出かけたくなるに充分旨いラーメン、というか。いかにもラーメン屋の餃子、という風情のこんがり焼けたにんにくたっぷりの餃子もまた幸せに美味しかった。

でも、店名は何とかならないだろうか。「うまいラーメンショップ」。変だって……。

だんなの実家にて
 ハムとトマトのサラダ
 かまぼこ炒め
 いくら
 五目おこわ
 豆腐の赤だし
 リンゴ
 ビール、お茶

午後2時過ぎから怒濤のように新居の掃除をする。義妹も一緒に手伝ってくれて何とか午後5時半、引っ越してこられるだけの準備が整った。埃と砂粒だらけの床もピカピカになった。

震えて作業していた火の気のない建物から徒歩10分、暖かいだんなの実家に帰ってきてぐにゃぐにゃになる私たち。なし崩し的にそのまま夕飯も御馳走してもらうことになってしまった。鎌倉の、五目の具が入ったかまぼこをフライパンでこんがり焼いたやつに醤油垂らして食べながらビールを飲み、ドレッシングのかかった生ハムを食す。筍やきのこがたっぷり入ったおこわにいくらを乗せ、海苔を巻いてたらふく食べた頃には、やっと身体も温かくなった。

床掃除やら窓拭き掃除やらで腕も足も腰も疲れ果てて帰宅。
ふー、寒いと思ったら、明日は雪ふるかもですって。そりゃまた大変。

ドトールの
 ミルクレープ
カフェオレ

「ヒロタのシュークリームが食べたい。」
帰りの電車の中で駄々をこねていた私に、残念ながらヒロタの売店は途中の駅にないのよね、とだんながドトールコーヒーのミルクレープを帰宅途中に買ってくれた。ミルクレープは大好物だけど、ドトールのミルクレープは初めてである。はっきり言って、「どうせドトールだし」と私は舐めていた。不味くはないかもしれないけど、それほど美味しくもなかろう、と。

いや、これがこれが美味しかった。そりゃ本家本元の「ドゥリエール」には到底敵わないけど(値段からして倍近く違うし)、隨分とその本家本元を研究したんだなぁという味である。ほんのりバター味のたっぷりのクリームも、こんがり焼けた薄いクレープの層も、かなりあの味に迫っていた。それでもどことなく安っぽい味は確かに「あ、これはドゥリエールじゃなくてドトールのだ」と想像せしめるけれど、場合によっては区別つかないんじゃないだろうか。美味しいです。ごめんなさい。

いつしか、ドゥリエールのショップ店頭に「ドトールのミルクレープは当店のものじゃありません」と注意書きがあったことがあったそうである。
そこまで本家も意識しているドトールのミルクレープ。安いしねぇ。これはまた食べちゃうかもしれない。

1/7 (日)
七草粥 (朝御飯)
七草粥
まぐろのづけ
築地「佃弥」の
 佃煮・あみ
 佃煮・大海老
抹茶入り玄米茶

今日は七日。七草粥を食べねばならない。
「七草セット」なるものがスーパーや生協で売られているものだから、有り難く買ってきて粥に仕立てる。と言っても、冷凍庫の中に中華粥の残りが冷凍されていたので、それを解凍して混ぜ込むという邪道なやり方だったけど。

せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ
以上の見た目はただの雑草以外の何物でもないような草をざくざく切っては粥に加える。"なずな"なんて、要するにそれって"ペンペン草"だったような気がするけど、今日ばかりは"なずな"にも敬意を払いつつざくざく刻む。

青臭いようなほろ苦いような、1月7日しか味わうことのない七草粥。今年もまぁ元気でがんばろうね、ということで、ひとつ。

秋葉原 万世にて
 テンダーロインステーキ160gセット
 (サラダ・スープ・パン・ステーキ)
 ビール

本日、秋葉原にてお買い物。ついに3年強使ったパソコンを買い換える所存である。それ以外にも、冬のボーナスや私の退職金を出所として普通紙ファックスやらウォシュレットやらへの購入欲望も高まっている。いざいざ秋葉原。

秋葉原と言えば、「万世橋」たもとの「万世」が思い出されてしまう私たちである。だんなに至ってはその思いは格別であるらしい。今は亡き彼の祖父が、神田の古本街に行っては帰りがけにここの"万かつサンド"を土産に買ってきてくれたという、それはそれは想い出の品なのであるそうな。そうでなくとも、ここのカツサンドはやはり絶品であると思う。当然ステーキやハンバーグも美味しい。

買い物前に精力をつけようと、3Fのグリルで今世紀初ステーキを食すことにする。フェア中で、テンダーロインステーキが大変にお求め安い価格になっていた。中瓶ビールをだんなと昼間っから酌み交わしつつ、セットのサラダをバリバリ食べる。今朝、七草粥で今年の健康を祈ったはずなのに、いきなりコレステロールを貯めてどうするんだ、自分。

鉄板でジュージュー言ってるステーキがいよいよやってくる。分厚く、ころんとしたステーキの周囲にベーコンが巻かれ、具合は良い感じにミディアムレア。付け合わせはコーンにフライドポテト、菜の花のソテーとクレソン。玉ねぎ入りの醤油味ソースをバシャバシャぶっかけ、てっぺんに乗るハーブバターを溶かして絡めつつ、喰う。柔らかで肉汁たっぷり、期待通りの美味しさだ。さすが160g。幸せな大きさである。

JR秋葉原駅は、今日もなんかディープな人々の独特な雰囲気と匂いに満ち満ちていたのに、万世の店内は不思議と"ごく普通の人"で溢れていた。家族連れや、老夫婦などなど。グループ連れの男性客もいなくはないけど「俺、マルチに萌え萌え」などという未知の会話をするような客は、何故か見あたらないのだった。
「あったりまえじゃない、おゆきさん。」
彼は彼のタルタルステーキを頬張りながら"何言ってんの"と続けた。
「ここで喰う金があったら、そういう人たちはフィギュア買ったり本買ったりメモリ買ったりしてるんだからさ。」
だそーだ。た、確かに……(汗)

しっかり喰って精つけて、人混みの電気街に繰り出した。
今日の収穫は「Gateway SELECT 950」なる新マシーン。きっとPhotoshopも快適に動いてくれることでありましょう。数週間後に届くのが、楽しみであります。くふふふふ。
(しかも普通紙ファックスまで買っちゃったし)

自家製焼き鳥
カルビの串焼き
葱焼き
葱づけ丼
日本酒(神亀 ひやおろし)

自家製カラメルアイスクリーム
アイスカフェオレ

雪が降り始めた中、大荷物で帰宅。
「炭火で焼き鳥焼いて、日本酒ちびちび飲みませんか?」
と提案したらば、だんなは大喜びで賛同してくれた。
「焼き鳥やるなら、葱も焼かなきゃ。ね。」
とうきうきしている。

塩だれが既に揉み込まれていた串カルビも買ってきて、あとは地鶏もも肉を小さく切ってさくさくと自分で串に刺す。葱もざくざく切った。炭火焼き肉器をコンロで熱して、炭が赤く色づいたとこで食卓へ。確かモニター商品で、もう少ししたら返却しなきゃいけない予定であるはずだけど、すっかり卓上炭焼き器が気に入ってしまってる私たち。いや、炭火は本当に素晴らしい。何焼いても素晴らしく美味しい。

部屋中を煙でもうもうにしながら、串に刺した鶏肉をあぶる。脂が溶けて垂れる度に、焼鳥屋チックな香りが漂ってきて、なんだかとても幸せな気分。キリッと冷えた日本酒の猪口を傾けながら、じっくりと1本ずつ焼いていく。味つけは、ただただ塩のみ。粗塩ふって、レモンを絞って食べる。出来合いの塩だれのついたカルビ肉が、合成調味料の味つけでやたらとくどく思えるほど、ただ塩とレモンの鶏肉は美味だった。葱もこんがりこんがり焼いて、塩ふって食べる。それだけで日本酒ももう最高に美味しくなる。

はぁ、いいなぁ、幸せだなぁ。
で、また肉喰って、七草粥の「健康になる一年」の誓いを欺くようにコレステロールを溜め込んじゃうわけだ。とほほほほ。