食欲魔人日記 10年8月 第2週
8月9日 月曜日
野菜があれこれ届いたのでサラダスパゲティ。
くるみパン
ハムエッグ
アイスカフェオレ
ぶどう(デラウェア)

だんなは朝ジム、私と息子は心ゆくまで朝寝……と思いつつ、結局7時過ぎには2人揃って起きてしまった。
 
今日は良い感じに曇天で、どころか雨模様。これは涼しくて良いね〜とオーブンのスイッチを入れて、簡単にパンの朝御飯に。
 
「アンデルセン」の花のような形をしたくるみパンは、私の大好きなパンの一つだけれど、息子はどうもその「くるみ」がお好きでないらしい。
「くるみかぁ……」
としょんぼりした顔をしていたので、息子の分は「1枚だけ耳の側が残ってるけどそれで良い?」と、厚切りトーストを出してやった。
 
「今日も食べるぞおぉぉぉ」
と、ぶどう好きの息子は気合いを入れて、食後はすごい勢いでデラウェアを食べ始める。こうすると効率的だ、とか何とかいいながら、1粒ずつバラしたぶどうの粒を目の前に並べ、両手に1粒ずつ持ってぽいぽいと口に入れ始めた。100粒!100粒食べたよ!と、御満悦。
 
先週休んだ野菜の宅配、今日はまたなんだか盛りだくさんな内容だった。……お盆で野菜の注文が少なくて増量したの?とでも勘ぐりたくなる充実ぶり。
 
ミニ大根1本・小松菜1把・ロメインレタス1玉・葉ねぎ1把・葉生姜1束・なす3本・ピーマン4個・きゅうり2本・ミニトマト1袋・とうもろこし1本
 
「夏だなぁ!」
とうきうきするその品揃えにうっとりして(でもまた大根が入ってたよ……もう笑うしかない……)、葉生姜は手元の茗荷の残りと共に、速攻甘酢漬けにした。
 
米酢と砂糖と塩を合わせてさっと煮立てたところに、汚れを落とした葉生姜を漬け、さっと湯通しした縦半割りの茗荷も漬ける。明日から美味しく食べられるかなー。数日置いた方が良いかしら。生姜も茗荷も大好物。

角切り野菜とベーコンのコンソメスープ
ゆで卵とツナ乗せ サラダスパゲッティ
麦茶

飲み会とのことで、だんな不在の夕御飯。
 
せっかく美味しそうな野菜が色々届いたし……と、「きゅうりやトマトを早く食べたいな」と献立はサラダスパゲッティ。先日「壁の穴」でなかなか美味しいそれを食べてきたばかりだったけれど、やっぱり私の中では「サラダスパゲッティ=ピエトロの味」という刷り込みがあったようで、「ああ、あの味のが食べたい」と思ってしまっていたのだった。
 
太めの麺を茹でてしっかり水で締めてからボウルに盛りつける。ゆで卵とツナ、そしてロメインレタス、きゅうり、ミニトマト、紫玉ねぎ、とうもろこし。今日届いた野菜を中心にあれこれ盛りつけて、上からピエトロドレッシングをビャーッと回しかけた。
 
このドレッシング、280ml入りのが450円ほど。なかなか安売りもされることがない強気のお値段だったりして、でも冷蔵庫に1本入っていないと物足りない気分になるので常に数本ストックしている。
「……パスタソースとしても、安くないよねぇ、これ……」
ボトルの中身が一気に1/3ほど減ってしまったのを見て、「やっすいレトルトのミートソースを買ってきたりするよりも高くついたりするんだな、これは」と思ってしまったりした。
 
でも、やっぱりこのサラダスパゲッティ、「そうそうこれこれ、私の思うサラダスパゲッティの味って、これこれこれ」と頷きまくりたくなる美味しさだったのでとっても満足。とうもろこしもトマトもとても甘くて、ほろ苦いロメインレタスも良い感じだった。

8月10日 火曜日
茄子にミートソースかけてチーズ乗せて〜……副菜のはずだったのに何このボリューム。
「551蓬莱」の豚まん
アイスウーロン茶
白桃・ぶどう(デラウェア)

このところパン続きで、でも夏の暑い日に「御飯と味噌汁」というのもどうにも触手が、もとい食指が動かない。他に何か無かったっけ?と冷凍庫を確認したら「551蓬莱」の豚まんが3個出てきた。おおラスト3個。おとっときの3個。
 
後生大事に豚まんをとっておいても仕方がないしねと、これを蒸して食べてしまうことにした。冷凍庫の奥でガギンゴギンになっていたものなので心もち長めに蒸し器に入れてみる。幸い、さして冷凍臭くなっていることもなく、ちゃんと美味しくいただけた。
 
食後に息子大好物のデラウェアと、今シーズン初購入の白桃。
 
s 先日スーパーで
「白桃、けっこう安くなってきたね……でもまだ早いかなぁ」
「うーん、香りが弱いかなぁ……いやでも、このあたりとか美味しそうな匂いするかも」
「柔らかいかな?甘いかな?」
と、だんなと相談しいしいドキドキしながら買ってきた白桃、剥いてみたらなかなか甘い、ちゃんと「当たり」の桃だった。
 
梨やスイカあたりは、多少甘さが弱くても「……いまいち?」とか言いながら食べてしまえるけれど、甘くない桃の悲しい味ときたらいかんともしがたい感じで、だから私は桃に関してだけは糖度保証のものを好んで買ったりしている。
 
今年はこの猛暑で葉野菜の生育がよろしくない代わりに果物が甘くなっているのだそう。美味しい桃がたくさん口にできますように。

茹で枝豆・とうもろこし
茗荷と葉生姜の甘酢漬け
スティック野菜(きゅうり・大根)
茄子のミートソース焼き
豚と小松菜のピリ辛炒め マッチョラー油添え
じゃがいもと万能葱の味噌汁
羽釜御飯
梅干し
ビール(サッポロ黒ラベル)

昨日届いた野菜、茄子や小松菜があるなー……ということで、今日のメインディッシュは豚薄切り肉と小松菜のオイスターソース炒め。香辣脆で辛さをつけつつ、塩胡椒もふってオイスターソースは風味づけ程度。もっとビリッと辛くした方がそれっぽかったなと思いつつ、息子も食べるのでと香辣脆は控えめにしておいた。
 
茄子の方はスライスしてテフロン加工のフライパンで両面を素焼き。だんなお手製のミートソースの余りがあったので、それを上からかけ、更にピザ用チーズも乗せてからオーブンで10分ほどかけて焼いてグラタン風に。
 
昨日漬けておいた茗荷と生姜の甘酢漬けと、スティックに適当に切った野菜、枝豆ととうもろこし……と、なかなか彩り豊かな食卓になった。
 
ちょうど今日、友人から素敵なプレゼントをもらったところだったので、早速それも食卓に。
コリスインのコリスケさんお手製のラー油と梅干しがこんな素敵なラベルつきでやってきた。
 
以前にも一度お手製ラー油をいただいたことがあって、でも
「前回とまた違った味ですよ。何でしたら少しマッチョっぽいラベルにもしますし」
と楽しい言葉を貰ったので、お言葉に甘えて「ぜひ」と。ラー油への興味もさることながら「マッチョっぽいラベル」って何!?と、そちらも気になって仕方がなかった。
 
……で、届いたラー油にはハルク・ホーガン的マッチョマンのシールと、「辛いけど辛くない んなことよりとにかくマッチョなラー油」という、どこかで見たことあるような雰囲気のラベルがついていた。
 
「"少し"じゃないよ、少しどころじゃなくマッチョっぽいよ!」
「なんじゃこりゃー!」
と、瓶を見るなりだんなと大笑いしてしまい、「マッチョラー油、まずは豚肉炒めに添えて食べてみる?」と、辛さ控えめの炒め物にタラタラかけて食べてみた。「食べるラー油」的に、底に沈殿物があれこれあるラー油で、薄切りにんにくもたっぷり入っている。赤いけれど、でも見た目ほどには辛くなくて食べやすい。香りが良いから冷や奴とか茹でたもやしを冷ましたものとか、冷しゃぶとか、そういった冷たいものに良く似合いそう。
 
早速梅干しもいただいてみよう、と、炊きたて御飯に乗せて食べてみた。
 
私の親戚には梅干しを漬ける習慣のある人はいなかったから、「知り合いが漬けた梅干し」というのを口にしたのはこれが多分初めてのこと。ちゃんと酸っぱくてちゃんとしょっぱくて、でもガリゴリに固いのではなくてフクフクと柔らかい、とても美味しい昔ながらの風な梅干しだった。
 
やたらと車酔いしていた幼少期、「これ舐めると良いよ」と遠足の時に誰かにもらった「カリカリ梅」が劇的に好みに合わない味で、以来私は(車酔いの辛い記憶とも連動して)「梅干しは苦手」と思っていた。でも今、酢の物に梅肉が乗っていたりするのは平気で食べるし、どころか焼き鳥に自ら梅肉つけて喜んで食べている次第。
 
お弁当の白い御飯の真ん中に、あの「カリカリ梅」が埋まっているのは遠慮したいけど、美味しい梅干しが埋まっていたらそれは嬉しいことだなぁ……と思いながら大きな梅干しをほぐしながら御飯と一緒に食べて、「……お弁当にこの梅干しが入っているのは嬉しいわ」としみじみ思った。大事に食べよう。

8月11日 水曜日
今日は「えのすい」のお泊まりツアー♪
目玉焼き
バタートースト
アイスカフェオレ
白桃・ぶどう(デラウェア)

今日は私と息子、2人でお出かけ。
えのすい(新江ノ島水族館)」のお泊りナイトツアー、「親子限定 深海の世界を見てみナイトツアー」に申し込めたので、数カ月ぶりのえのすいへ。
 
この水族館に泊まるのもこれが確か5回目くらい。誘えば息子も「行く行く〜♪」と喜んで来るし、私もこれがなかなか飽きなかったりする。水族館に泊まること自体がなかなか楽しい体験だし(どんどん"雑魚寝"の技術と装備が向上している気が……)、何より「えのすい」にはクラゲがたくさん。しかも深海調査にも重きを置いているとあって、クラゲ&深海生物好きな私にはたいそうツボな水族館なのだった。もうちょっと近い場所に住んでいたなら間違いなく年間パスポートを買っているところだ。
 
家族3人揃っての朝御飯は、冷凍庫に保存していた「神戸屋スペシャル」をトーストにして、目玉焼きを添えて。食後に甘い桃と葡萄も出して、そこそこしっかり食べた後はキャンプ用のエアマットに毛布、着替えと洗面道具をあれこれ詰めてお出かけの準備をした。水族館楽しいなー♪雑魚寝楽しいなー♪

鵠沼海岸 「埜庵」にて
 マンゴーみるく \800

「でね、電車を途中下車することになるんだけど、おっそろしく美味しいかき氷屋さんがあるそうなんです」
ちょっと家を早めに出て寄ってみませんか?と息子を誘ったら「いく!」とやる気に満ちた反応をくれた息子。
 
ちょっと前から「藤沢に天然氷を使った絶品のかき氷屋さんがある」という話はうすぼんやりと耳にしたことがあって、でもその店の存在を実際に調べてみたのはほんの数ヶ月前。調べてみれば、片瀬江ノ島駅の1つ手前の鵠沼海岸駅から徒歩ほんの1分ほどの距離にあり、想像していた以上に美味しそうなかき氷の写真がたくさん見つかったのだった。
 
それではいざいざ、と、乗るのが楽しい"湘南モノレール"や"えのでん"の魅力を振り切って、藤沢から小田急線で移動。大荷物抱えて鵠沼海岸で降りて、青空の下お店に向かった。あのへんのはずだよ、と指を出したその先に「氷」の旗が揺れていた。
 
お店の名前は「埜庵 (こほりのあん)」。
 
天然氷を使ったかき氷屋さん(一年中かき氷が食べられるらしい)で、氷の美味しさもさることながら、自家製のシロップと練乳がたいそう美味しいらしい。「おすすめ」とメニューの上に並んでいるのは「抹茶みるく金時」「抹茶みるく」「いちごみるく」「白桃みるく」「生めろんみるく」「マンゴーみるく」「キャラメルみるく」という品揃えで、値段は800〜900円くらい。市販のシロップを使ったかき氷は一段お安くて各500円。
 
事前にお店のサイトを見たら「一番混むのはオープン直後と2時から5時」とあったので、絶対にそこは外そうと(最大45分ほど待たなければ入れなかったりするそうなので)、1時〜1時半到着目処にお店に向かってみた。平日だから大丈夫かなとは思っていたけど、でもお店は全ての席が埋まっていたほど。入り口前の椅子で数分待って空いた1階屋外の席に案内された。かき氷食べるなら冷房効いた室内じゃなくて蒸し暑い屋外の方が気持ち良いなと思う。最初に店内のカウンターで注文して支払いを済ませ、番号札持って席につく。

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私はマンゴーみるく800円、息子は「季節のかき氷」の白桃みるく900円。
 
やってきたのは、こんもりたっぷりのかき氷。
 
木のトレイに滑り止めのマットを敷いたガラスの器、その中には練乳をかけたふわふわの氷がたっぷりと。フルーツソースは別添で片口の器に入れられていて、これもたっぷり。
 
なにしろ氷が山になっているので、これを崩さないように、こぼさないようにソースをかけるのはなかなか至難な技だった。息子と2人、きゃあきゃあ言いながらソースをかける。半分残して途中で足す。
 
息子のも私のも、果肉の形が適度な具合にざくざく残っている、でもちゃんと"シロップ"としての存在感のある美味しいソース。
 
一口食べて、「うんまあぁぁぁい!」と息子と顔を見合わせた。なにこれ、すごく美味しい。フルーツも美味しいし練乳も美味しいし氷も美味しいし食感も素敵だし、全部美味しい。
 
あらやだこれ美味しい!美味しいよ!と、自分の分に夢中になりつつも、息子の「白桃みるく」とも途中で交換してみた。
 
息子曰く、「マンゴーの方も美味しいけどー、でも僕は白桃が好きだな!」だそう。
 
確かに、「白桃と"みるく"って?」と、相性はどうなのかしらと思ったのだけれど、これが素敵に良く似合う。
 
練乳も、市販の練乳のようなギトギトしい甘さではなくて、もうちょっとサラサラしていて甘さが少ない。暑くない時期は自家製になるそうだけれど、今は季節的な安全面を考慮して市販の練乳を生クリームなどで調整して使っているのだとか。この練乳が、とても幸せな味がする。
 
氷の方も、なんだかサラサラふわふわとしていて口溶けが良く、「ジャリジャリっとしてて、すぐに頭がキーンとなって」ということがない。ふわふわくしゅくしゅとほどなく溶けていって、器には良い具合に甘い「フルーツ風味のミルク水」が残っていく。その"最後に溶けた具合"の味も考えてのかき氷、なのだそうだ。サイトには「この時期は溶けるのも早いのでシロップや練乳も溶けたときに美味しいドリンクになるくらいに調整しています」とあって、確かにほんとにその通りで、すごいなと思ったのだった。
 
「9月からの季節のかき氷はぶどうと梨を予定」だそう。
 
うわーん、もっと早く来るべきだったよー。一昨年から「お泊りナイトツアー」でさんざん江の島まで足を向けていたのに、何をやっていたんだ私。真冬でもこの氷なら食べられたし、食べたかったよ私。
 
「……美味しかったねぇ〜」
「明日もこの店来られる?お母さん」
「……え?来ようと思えば来られるだろうけど……モノレールとか乗るのは良いの?途中下車するのもめんどくさくないの?」
「明日も来る!絶対来る!」
私よりもなんだか息子が夢中なのだった。

えのすい お泊りナイトツアーで
 深海魚(風)和食弁当
 ほうじ茶

午後3時前に「えのすい」に到着して、ツアーの手続きして午後6時の再集合までは自由時間。せっかくだから水族館を見学しましょうと入ったは良いけど……ものっすごい混雑だった。こんな混んでるえのすい初めてだ、というほどの混雑。何しろクラゲの水槽の前にも人がたくさんいて、なかなか水槽の前に行けないくらい。さすがお盆シーズン、大変な混みようだ。
 
それでも夏季は閉館が6時と遅めのこともあって、5時を過ぎると途端にお客さんは少なくなった。集合時間直前の閉館間際の時間ともなると、クラゲホールはほぼ貸し切り状態。
 
今日展示されていたクラゲは、「パープルストライプドジェリー」というピンクがかった実にキレイなのがいたり、多分初めて見た「ヤナギクラゲ」がいたり。お馴染みのアカクラゲやパシフィックシーネットル、あとはアマクサクラゲにキタユウレイクラゲにと、今回もうっとりする内容だった。
 
暗所に強いコンパクトデジカメを買ってから初めての「えのすい」だったので、これ幸いとその新カメラで撮りまくってみたら、こと薄暗いクラゲ水槽の撮影に関しては、一眼レフより圧倒的に美しく撮影できてしまったり。調子に乗ってここに十数枚写真をアップロードしてしまいました。
 
「クラゲはね、また"大人の女性限定クラゲヒーリングナイト"とかに行くから良いのよ」
と、今回あえて「深海」がテーマのツアーに申し込んだのだけれど("大人の女性限定深海ディープナイト"とかは開催されないだろうし、と……)、深海で良かった。深海楽しかった。もう私はずっとわくわくしっぱなし。
 
再集合後、まずは「しんかい6500」に乗り込んだトリーターのVTR上映と体験談。
 
・「しんかい6500」は3人乗りで、パイロット、その補佐、そして研究者が乗りこむ。
・窓は3つ。外から見ると大きく見えるが、実際は直径12cm、すごーくちっちゃい。
・「しんかい6500」の1回の活動は「8時間」と決まっている。6500mの深海には2時間半(往復5時間)かけて行くことになるので、海底で調査できる時間は差し引き3時間、2400m程度の深海だと1時間半(往復3時間)で行くので、差し引き5時間調査可能ということになる。
 
といったお話。掃除機状の装置で海底の深海エビやら貝やらをボンボン吸い込んでいく動画を見たりもした。
 
その後は3班に分かれて、順に「加圧実験」「深海水槽バックヤード見学」「深海生物を触ってみよう」をそれぞれ体験。
 
バックヤードは、本当に狭くて入り口からちらりと奥を見せてもらうくらいだったけれど、貝やら海老やらの水槽がずらりと奥にも並んでいた。深海の水圧を体験する実験は、専用装置にカップラーメンの容器、発泡スチロール玉、ピンポン玉、ソーセージ、羊羹を入れて水深1000m相当の圧力をかけるというもの。羊羹とソーセージは全く水圧の影響を受けないけれど、他のものはピンポン玉が紙のようにクシャクシャになったり、カップ麺の容器が1/10くらいのサイズに圧縮されてしまったり。
 
「私、ひととおり実験してみたんですが……豆腐はあんまり変化ないです。ピーマンはですね、ピーマンの中に空気が残ってたのか……"マラカス"みたいになりました。あとキャベツ、これが面白かったんですが……なんていうのかな、レタスみたいになったんです。キャベツが、レタスみたいに」
とのこと。キャベツの実験、やってみて欲しかった。「レタスみたいに」って、どうなってしまったのかわかるようなわからないような。
 
そしてそして、「触ってみよう」と洗面器に用意されたのは、オオグソクムシとイガグリガニ、サガミモガニ。どれも深海でしか採取できない、普通には見かけたり触ったりすることのできない生物だそうで、テンションがあがるお母さん(息子は逃げ腰)。
 
オオグソクムシはこういうの(←※写真へのリンクですが、虫が苦手な方はクリックしちゃダメです)。私は思いっきり触ったりつついたりした挙げ句、他の人がひっくり返してしまって体勢を戻せなくなった彼をつまんで戻してあげたりした。
 
あと、生きてはいないけれど、「死んだ個体を樹脂で固めて標本にしました」というダイオウグソクムシもぺたぺた触ってみた。これは本当にプラスチックの標本触っているような感じなので私としては怖くも気持ち悪くもないけれど、体長50cm弱というその巨大さが子供達の悲鳴を誘う。
 
裏返すとこんな感じ(←※写真ですが、さっき以上に、虫が苦手な方には閲覧をお勧めしません)。こういうのが深海の海底をうじゃうじゃ歩いているのを想像すると、背筋がゾクゾクして「いいわぁ……」と思ってしまう私は相当趣味が悪いと思う。
 
そして現在、館内では「オオグチボヤ」の長期飼育の記録を更新中。
人間の口が、口だけがかぱーっと開いてるような奇天烈な生物で、でも飼育はしていても「何を食べているか、未だに皆目見当がつかないのです」とのこと。
 
「え?じゃあ、ぶっちゃけ、飼育と言いつつ"海水に漬けているだけ"という状態ということなんでしょうか?」
「そうなんです……でもその状態でさえ、生かしておくのが大変なんです」
プランクトンなどを与えてみていますが、食べている形跡がないんです、だそうだ。深海生物、奥が深い。
 
そんな楽しい深海レクチャー終了後に、ちょっと遅めの夕御飯。
 
「カレーだな」「カレーだよね」
だってこれまで親子ツアーはずっとカレーだったもんね!と思っていたら、給仕に出てきたのは和服の女性スタッフ。和服?なぜ?と思っているうちに1人1つずつお弁当が配られたそれは、「深海魚御膳(風)」という感じのものなのだった。
 
さすがに、ゲテモノ的な、見かけがいかにもな「深海魚」はそうそう食べられるものではなく(あえてそれを名物にしているお寿司屋さんも伊豆の方にあるそうだけど)、でもたとえば金目鯛や太刀魚は普通に食卓に登場する深海魚。そんな馴染みのある(でも住んでいるところは深海域の)魚を多く使ったお弁当で、私はすごく楽しかった。子供達は……ちょっと食べにくいものが多かったかな。
 
金目鯛の照り焼きに、太刀魚の南蛮漬け。
 
煮物は黒ムツ、揚げ物は鱈、そしてかき揚げの中にもお魚が入っていて「なんだろこれは?」と思ったら鯖。
 
肉はひとかけらもない魚尽くしのお弁当で、それをイワシの大群やマンタが泳ぐ大水槽の前でいただくというのがなんともシュールな光景だった。
 
「……でもクラゲナイトにはクラゲ御飯出ないよね」
クラゲ尽くし御膳とか出されても困っちゃうけど……と思いながらもぐもぐ。
 
食後は夜の水族館探険。
 
すっかり魚影が見えなくなった珊瑚礁の水槽だとか、昼でも夜でも変わらずぐるぐる泳ぐまくっているサメ水槽だとか、昼の水族館ではそんなお愛想を見せてくれないのに「あらこんな時間に人間が来たわ」とばかりに近づいてきてくれるイルカ水槽だとかを見て回る。風の強い今晩は雲も少なくて、暗い海の上には見事な星空が見えた。
 
子供たちはそろそろ眠くなってくるだろう9時20分頃に探険も終了して、
「今回のツアーの記念品に、みなさんにおみやげでーす」
と、子供達だけに「ギンエビス」という深海で採取したのだという巻き貝がプレゼントされた。ところどころ真珠色に光る綺麗な貝。
 
そのあとは10時まで自由時間で、就寝準備。
「たまには大水槽の前で寝てもいいんだよ?お母さんは」
「いや……他の人とぎゅうぎゅうになって寝るのが嫌だからクラゲがいい」
そうですか、ではまたクラゲで……と、今回もクラゲ水槽の方に寝具をセットしに行ったら、いつも以上に不人気だったクラゲ水槽前。特大ブルーシート2枚分の広さがあるのにお客はたったの3組で、私たちはパシフィックシーネットルの水槽前に大きく場所をとって就寝したのだった。

8月12日 木曜日
昨日に続いてまた来たよ、「埜庵」の白桃かき氷……♪
えのすい お泊りナイトツアーで
 カメロンパン・くるみパン
 バナナ
 ヨーグルト
 オレンジジュース

この年になって「雑魚寝に慣れる」という状況はどうだろう……と思いつつ、着実に「水族館で熟睡」が得意になってきている私。
 
この季節は寝る前にお風呂に入れないのがストレスなので、汗ふきシート的なものを使って寝る前に体中拭いておく、とか、着替えを布の袋に入れておいてそれを枕にする、とか、たとえ服は薄着でもちゃんと毛布をかけて寝た方が熟睡できるぞ、とか。夜10時と早めの消灯だったこともあって、たっぷり寝て清々しく目覚めてしまった。
 
上階のベンチでいただく朝御飯は、お泊りツアー恒例の「カメロンパン」。
 
今日のセットはくるみパンで、バナナとジュースとヨーグルトという組み合わせもいつも通り。
 
私は密かにこの「カメロンパン」を楽しみにしていて、朝御飯にこれを見かけるたびに「いいぞいいぞ」と思ってしまうのだった。
 
今日の予定は特にないけれど、「また昨日のかき氷屋さんに行きたい」というのであれば、開店の11時までこのあたりで時間をつぶさなきゃねぇ。
 
まだ雨も降りそうにないし、じゃあ暑いけど江の島散策でもしていましょうか。

江の島 「Cafe du GABO」にて
 カスタードキャラメルバナナワッフル \600
     バニラアイストッピング \100
 ライムスカッシュ \500

えのすいのお泊りツアーの終了は午前8時。お盆シーズンということで水族館の一般営業は通常より1時間早い8時からということで、そのまま館内に戻って、ペンギンをひやかしたり最後のクラゲ水槽を満喫したりしていた。数十分時間を潰してから江の島に渡り、展望台まで行きながら、目的は「猫さがし」。ここには野良猫、もとい、地域猫がたくさんいる。
 
江の島の猫たちは今日もおおむね元気で……というより、暑さでダレダレな様子だった。会えた猫は全部で6匹、こちらが猫飼いなのを察してくれるのか、あちらから近寄ってきてくれたり、撫でるとその場で「さぁ、かまえ」とばかりに腹を見せて転がってくれたり、相変わらずかわいこちゃんが多かった。……しかし、どの子もうちの猫より大きいんだなぁ……。うちの猫はやっぱり小ぶりなんだなぁ。
 
一応今回も(クラゲ撮影には向かないとはいえ)一眼レフを持ってきていて、ついでにいつもは今ひとつ使いどころのないズームレンズも持ってきていた。これが野良猫撮影にはちょうど良くて、ぐーぐー寝ている寝姿も凛々しい横顔も存分に撮れた次第。とれた写真はこんな感じ

 
今日は台風接近でやたらと風が強く、展望台付近まで行くと歩くのもつらいくらい。気温はしっかり高いから汗も止まらない。
「うーん……どっかで一休みしようか」
「僕、そこの喫茶店がいいと思う……」
と、息子御指名のお店は展望台のすぐ下にあった、ちょっと洒落た「Cafe du GABO」というお店。ワッフルが名物らしいけど、メニューにはしっかり「しらす丼」なんて文字もある。
 
ライムスカッシュをもらって、息子と半分こするつもりでワッフルも一つ注文してみた。バニラアイスのトッピングはプラス100円。期間限定メニューらしい「カスタードキャラメルバナナ」を選び、
「半分にお切りしましょうか?」
との言葉に頷いたら、クレープのように紙で綺麗にくるまれたワッフルがやってきた。ちゃんと包んであるのでそのまま手で食べられて良い感じ。

鵠沼海岸 「埜庵」にて
 いちごみるく \800
 生めろんみるく \800(息子と半分こ)

ここでお昼御飯を食べてしまったら、かき氷に支障が出る……!ということで、12時近くになるのを待って、江の島を撤収して小田急線に乗り、鵠沼海岸駅へ。
 
昨日も来たかき氷屋さん「埜庵 (こほりのあん)」を再度訪れた。
 
息子曰く、
「今日は、ミルク抜きの白桃にするんだー」
だそう。何も同じ味のものを続けて頼まなくても良いじゃんと言えば、
「昨日のは、練乳の味が強かったの。すごく美味しかったんだけど、でも今度は練乳抜きの白桃を楽しみたい」
だそう。私なんかは、「それでも白桃の味はわかったのだから他のを試したいな」などと思ってしまうのだけれど、息子はなかなかのこだわり屋。
 
しかも、「食べられたらお代わりもしようかなー」などとたわけた事をぬかしているので、じゃあ一応確認をとお店の人に聞いてみた。タイミングが良かったのか、幸い店頭に並んでいる人はおらずすんなり座れた。
 
「あの……おかわりって、できます?」
「はい!どうぞ、よろこんで!」
「食べ終わってから再度注文って形で大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ♪」
混んでいる店だから「長居するな食べたら出ろ!」という感じかと思いきや、おかわり歓迎と言われて喜ぶ息子。じゃあ無理せず、まず1杯食べてみてそれからお代わりのことは考えようねと注文した。

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息子は初志貫徹で「白桃」、900円。
 
面白いことに、「白桃みるく」は練乳がけ氷に白桃シロップが別添で来るのだけれど、「白桃」になると白桃がけ氷に練乳が別添になる。
 
どっちにしろ練乳はついてくるんだね、と笑ってしまった。何しろその練乳が美味しいわけで、「おかわり練乳100円」というメニューもあったりする。
 
「練乳も来たよ……♪」
と息子はなんだか嬉しそうで、最初に「練乳抜きの白桃氷」をたっぷり堪能した後に、ちらちらっと練乳も添えつつ(いや、舐めつつ)食べ始めた。最後は結局「白桃風味のミルク水」みたいなものになっていて、昨日と同じじゃん……みたいな。
 
「いちごみるく」もまた、苺の粒々入りでとても良い感じ。
 
いちご自体は季節はずれなものではあるけれど、でも「いちごと練乳」の黄金の組み合わせは捨てがたい感じ。
 
苺をガラスの器に入れて牛乳注いで練乳かけて潰して食べるアレを、ものすごく洗練させたような美味しさだった。
 
お菓子みたいなのに果物そのものの味で、口当たりは良いし優しい風味だし……と、うっとり。
 
近くのテーブルには常連らしいお客さんたちがいて、ご主人と話していたのだけれど、
「今日はね、空いてるんだよ〜。先週末だったかな、45分待ちとかになっちゃって……」
とのことで、昨日今日すんなり入れたのは本当に運が良かったらしい。とか言っているうちに続々と店頭にお客さんたちが並び始め、「どうする?お代わりしちゃう?食べられる?」と息子と真剣に協議した。
 
で、結局、「食べずに悔やむより食べて悔やめだよ」という格言もあるし(?)、2人で1個なら食べられるでしょう!と、「生めろんみるく」800円を追加注文。
 
練乳みるくタワー氷に、別添でメロンのソース。
 
メロンと練乳が、これまたそれほど(苺やマンゴーほどには)似合うものとは思えていなかったのだけれど、ちゃんと調和していてちゃんと美味しかった。ものっすごく上等な「メロン味シャービック」食べているというか(例えが貧困ですみません)……。
 
やだ、どれもこれも美味しかったわ……でも次はいつ来られるかなぁ、なんて呟いていたら
「僕、このかき氷のためだけにここまで来てもいい」
と、息子。
 
あんたどんだけ気に入っちゃったのよ、と言いつつ、私も私で「えのすいのwebサイトをマメにチェックして、珍しいクラゲが展示されたら"かき氷目当てと合わせ技一本"で来てもいいなぁ」なんて思ってしまうのだった。

鶏の唐揚げ・ポテトサラダ
ビーフカレー(レトルト)
麦茶

かき氷を食べ終わると、ぎりぎりそれまで保っていた天気がついに崩れだして、小雨降り始めた中急いで電車に乗って帰宅。もうぐにゃぐにゃに疲れていて、今日はだんなの帰りも遅いと聞いてるし……と、買い置きのビーフカレーを使って済ませてしまうことにした。
 
藤沢の駅ビルに入っていたクィーンズ伊勢丹のお総菜コーナーで唐揚げとサラダを見繕い、確か年末に買った「こんなこともあろうかとカレー」(=何も食べるものがないよー、となった時に「こんなこともあろうかと」と華々しく出すために買っておいたカレー)があったはず!と、華々しく出してみた。華々しく出してみるほど美味しいカレーというわけでもないのだけど。
 
息子も私も、どうやら「昨日のお泊りツアーの夕飯がカレーじゃなかった」事に軽くショックを覚えていたようで、
「カレーが、なんか食べたかったんだよね」
「ね」
と話しながらもぐもぐもぐ。

8月13日 金曜日
昨日買ってきたしらすさつまあげとか、鶏ねぎポンとか
「麻布十番 モンタボー」の
 クロワッサンソーセージロール
 北海道牛乳パン
アイスカフェオレ

一昨日昨日と歩いた鵠沼駅の前には、可愛いパン屋さんがあった。地元のパン屋さんかしらと思ったのだけれど、看板を見ると「麻布十番」の文字。「麻布十番 モンタボー」というお店で、デパートや大型スーパー内に展開しているお店らしい。
 
ちらっと覗いてみて、試食販売していた「北海道牛乳パン」が美味しかったので、ソーセージロールと共に買ってきてみた。ソーセージロールはオーブンで温めてから食卓へ。
 
「これねこれね、ふわふわして美味しかったんだけどさ」
スキー場とかでこれ売ってない?外見違うけど牛乳パンって名前でよく売店に置かれてる……と言ったら、だんなが「おお!」とわかった顔をして笑っていた。
 
なぜかスキー場のふもとの売店とかでよく見かける、直径20cmくらいはあるバボーンと大きな「牛乳パン」、ほのかに甘くてフワフワで私はあれが大好き。それを彷彿とさせる味だったものだから、思わず買ってきてしまったのだった。
 
さて、昨日一昨日と遊んできちゃったから今日は仕事しないと。

ミックスサラダ
鶏肉とピーマンの塩焼き ねぎポン
しらすさつまあげ 甘酢漬け葉生姜・茗荷
小松菜と茄子の味噌汁
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル)
 
「不二家」のシュークリーム
アイスプーアル茶

野菜もあれこれあるし、今日はちゃんと料理しよ……と冷蔵庫眺めて、「鶏焼いて、ねぎポンで食べるか」と無難なメニューに落ち着いた。今日は比較的過ごしやすい一日であったようだけれど、でもガスコンロで調理するよりはまだオーブンの方がマシ、と思ってしまう。
 
一口大サイズの鶏もも肉をオーブン用の焼き網に並べ塩して、ついでに半割にしたピーマンも並べて塩して、皮がパリッとなるまで焼くこと20分くらい。刻み万能葱をしこたまかけて、ポン酢(旭ポンズ)をかけながら食べる。
 
そもそもの最初は、ちゃんと「油淋鶏」として、揚げ鶏に甘酢と万能葱を添えていたのだけれど、「揚げるのがめんどくさい」と、焼いた鶏に甘酢と万能葱を添えるに至り、それが更に「わざわざ甘酢にしなくても、ポン酢で充分美味しいんじゃない?」と市販の旭ポンズを使うようになったという次第。
 
今日はその鶏ねぎポンがメインディッシュで、あとは昨日江の島で買ってきた「しらすさつまあげ」を軽く炙って生姜を添えて。ついでに自家製の甘酢漬け葉生姜と茗荷も一緒の皿に乗せてみた。サラダ野菜があれこれあったのでレタスとパプリカ、ミニトマト、紫玉ねぎ、人参などでミックスサラダにして、あとは半端に残っていた小松菜と茄子を味噌汁に。なんだか冷蔵庫内一斉処分という献立になったけれど、なんとなくまとまった献立になった……と思いたい。
 
手元に万能葱がたっぷりあったので、たっぷりかけちゃえーと鶏もピーマンも見えなくなるほどにかけてみたら、さすがに鶏と食べるにも多すぎる感じで、ならばと残った葱を御飯にかけて、"マッチョラー油"もかけながらサラサラっといただいてみた。これがまた美味しくて、ビール飲んだ後なのに御飯のお代わりが欲しくなってしまい、でも自重。
 
そうそう、1枚120円となかなか値の張るさつまあげだったけれど、しらすがその形を残したままざくざく入るさつまあげもすごく美味しかった。これからあの方面に行く時はかき氷屋さんと天秤にかけながら昼御飯を食べることになるから、がっつりしらす丼を食べるのも難しいことになってしまいそう。
 
食後は、不二家のシュークリーム。
いつも「今から帰るよ」電話をしてくれるだんなが、これまたいつも「何か買っていくものある?」と聞いてきてくれるので
「ない……けど、"美味しいもの"は歓迎です」
とおねだり。
 
「具体的には、シュークリームとかが美味しいものだと思います」
と伝えたら、駅前の不二家とかになっちゃうけどいいの?などと言いつつリクエスト通りにシュークリームを買ってきてくれた。何事も言ってみるもの!と思いながらホイップクリームとカスタードクリームの両方が詰まった大ぶりのシュークリームをもぐもぐ。

8月14日 土曜日
450gの肉ー!!どーん!
生ハム添えミックスサラダ
チーズトースト
アイスティー

特に予定のない週末、今日の朝御飯はチーズトーストに昨夜の残りのサラダ。「肉っ気もちょっと欲しいなぁ……」と、先日切り落とし生ハムを買ってきたのを思い出して、ちらっと添えた。
 
アイスコーヒーがまだできあがっていないということで、今朝はアイスティーで。アイスで飲むにはもったいないかなと思いつつ、「ペニンシュラ・ブレンド」を淹れてみた。ダージリンとアッサムがベースのブレンドだそうで、適度な渋みがあってミルクティーでも悪くない感じ。途中から牛乳足しつついただいた。

胡麻だれ冷やし中華
カクテルチューハイ

土曜の午前中、しかも蒸し暑い、とあっては、私なんかは全くかけらもやる気が出なかったりするのだけれど、だんなは元気。
「午前中のうちに買い物行っちゃわない?20円引きシール貰えるし……」
と、やる気なのだった。確かに割り引きは嬉しいよねぇ、と、重い腰を上げてお買い物に。
 
駅前の大型スーパー(イオン系)では、毎週土曜日、午前11時までに行くと「20円引きシール」が1人10枚貰える。その日に買い物する品、1点100円以上のものに貼ることができる。アルコールは不可。だんなと2人で買い物に行くとシール20枚貰えるので、20点買い物すれば400円割引になるという次第。
 
今日もシール貰って、「かにかまは……89円だ、ダメだ……」とか言いながら、シールぺたくた貼ってあれこれ買い物してきた。お昼御飯は「冷やし中華だ!」ということに。
 
胡麻だれ冷やし中華に、トッピングはハム・カニカマ・キュウリ・錦糸卵。
「ラー油かけて食べて美味しいような冷やし中華が良いなぁ」
と、胡麻だれにしてみたところ、途中からかけ始めたラー油(マッチョラー油)が異様に似合って止まらないようになってしまった。ついついピタピタとかけ過ぎてしまい、「冷やし中華」というより「冷やし中華風油そば」みたいな感じに……。

幕張 「OUTBACK」にて
 プライムリブセット450g \4300
     (シーザーサラダ・さやいんげん・マッシュポテト)
 本日のカップスープ \160
 生ビール(ハイネケン) \680
 レッドサングリア500ml \1500

アメリカのステーキチェーン「OUTBACK」にて、期間限定(8/11〜9/30)でプライムリブが復活とのこと。
 
「プライムリブ、食べたーい〜……プライムリブ大好き〜……」
早いうちに食べに行かなきゃ!とくねくねしていたところ、だんなが
「……俺の誕生日クーポン、有効期限が今日までだわ」
と呟いた。
 
年会費も入会費も無料のアウトバッククラブに入ると、毎年誕生日近くにクーポンが貰える。有効期限は誕生日の1週間前から2週間後までで、スタンダードなステーキメニュー「アウトバック・スペシャル」の200gサイズ(2,200円)が無料でいただけるという太っ腹な特典だ。
 
で、それは良いチャンスだねと、夕方家族で幕張のお店まで行ってきた。
 
「OUTBACK」にて、セットサラダとカップスープ。 今日の日替わりスープは「ビーフオニオン」とのこと。
 
ステーキにはサラダかスープかのどちらかが無料でついてくるのだけれど、サラダを選んで追加でスープもつけてもらった。
 
いつもいつも、私が選ぶサラダはシーザーサラダ。だんなが選ぶサラダはハウスサラダ(にランチドレッシング)。
 
クルトンやパルメザンチーズを惜しむことなくばっさばさかけたここのシーザーサラダ、いかにもな味で(そうそうアメリカでこういうサラダ食べた!みたいな味で)とても好き。ビーフオニオンスープも何だか懐かしくなっちゃうような味だった。
 
で、誕生日クーポン使用のだんなが200gの小ぶりのステーキにした代わりに、私のプライムリブはどーんと450g。だんなと分けて食べようということで、一番でっかいサイズにした。
 
3種類から選べるソースは「オージュ」(ビーフベースのさっぱりとしたソース、だそう)を。「オリジナル」か「ステーキ」かを選べるスタイルは、もちろん当然、表面を炙らない「オリジナル」。
 
サラサラとした澄んだ褐色のソースを添えられたプライムリブは、「そうそうこうでなくっちゃ」という綺麗なバラ色をしていた。ホースラディッシュも小皿で添えられ、更に山盛りのさやいんげんとマッシュポテト。
 
「プライムリブ」は、アウトバックのサイトでは「アメリカ風のローストビーフ」と紹介されていた。確かにローストビーフなのだけれど、こう、塊でドーンと出される感じは「ローストビーフ」という単語から想像する厚さ数mmにカットされたお上品なものとは全然違って、「これぞ肉!」という感じ。
 
だんなはむしろステーキ(リブアイ最強!だそう)の方が好みなのだそうだけど、で、私ももちろんステーキも大好物なのだけれど、プライムリブの「表面も内側も、しっとりと柔らかく、"肉"!」という食感と旨味を味わう至福な感じは、なかなか他では味わえないもの。
 
フチ部分の、外気に触れていた(熱源に当たっていた)部分はしっかりと塩気がついていて、内側にもほのかに塩気が染みてきている。一口サイズにカットしてバシャバシャとソースを絡めつつ、ホースラディッシュを添えつつ、いただいた。うまーい!……けど、さすがに450gも一人で食べきれるものではなく、結局半分弱をだんなの皿に持っていってもらう感じに。代わりにステーキもたっぷり3口分くらい分けてもらった。
 
サービスデザート。はっぴばーすでーつーゆー♪ 誕生日サービスということで、食後にはこのアイスクリームプレートが。
 
年も年なので歌はなしで、とお願いしておいたら、このお皿だけがひっそりやってきたのだけれど、すぐ近くのテーブルでもまさに今日お誕生日のご家族連れがいらしていて、
「お食事中のところ失礼致しま〜す!本日こちらのテーブルに誕生日のお客様がいらっしゃいま〜す!お客様の名前は○○さん!○○さんで皆様よろしくお願い致します!」
と、店内のお客さんも巻き込んでのバースデイソング斉唱。止めてと言っておいて良かった……と胸をなで下ろすだんななのだった。
 
どこかのホットケーキがこんな感じだったなぁ……という、大きなバニラアイスの上ににょろにょろもくもくと大量のホイップクリーム。チョコソースも添えて、上にはチェリーと細いキャンドル。

8月15日 日曜日
今日のお昼御飯、だんなが作った炒めスパ♪
だんな特製 スパゲッティ"ダニエル"風
アイスカフェオレ

今日は目覚めると、朝9時半過ぎ。
 
あらまぁずいぶん寝ちゃったわと起きると、とうに息子もだんなも起きていた。りゃんりゃんだけは、私の脇腹にびったり貼り付いて爆睡中。暑い、暑いですりゃんりゃんさん……。
 
予定では、御飯炊いて味噌汁作って「日曜の朝は卵かけ御飯にでもしようか」ということだったけれど、御飯炊いていたらお昼に近くなっちゃうねと、朝昼兼用でがっつり食べてしまうことにした。
 
「では昼御飯予定の炒めスパを作っちゃいますかね」
と、だんなが立ち上がって"ダニエル"を作ってくれた。
 
卵とベーコンを使うけれど明らかに「カルボナーラ」とは違った感じの、その「炒り卵絡めスパゲティ」的なものは、虎ノ門にある「ハングリータイガー」というお店の名物炒めスパゲティ
 
「自分が思うより、3割くらい多めに塩入れてみた!どうだ!」
と出してくれたスパゲティは、前回はほんのり塩気が物足りなく感じていたのが、今日はばっちり良い感じだった。黒胡椒ガリゴリ挽いてかけつつ、パルメザンチーズもふりつつ食べる。
 
具は卵の他にはベーコン、マッシュルーム、玉ねぎで、ほんのりとにんにくの香り。
サラリーマンのお父さんにも似合いそうなパスタだけど、でもどこか子供っぽくもあって、「ああ、そうか、"男の子"が好きそうな味なんだわこれ」と思いながらたっぷりしっかりいただいた。

「六花亭」のマルセイバターサンド
アイスティー

朝昼兼用の食事だったので、午後3時頃におやつ。
 
昨日たまたまスーパーに「六花亭」コーナーができていて、バターサンドも冷蔵ケースに並んでいた。
「これ買ったら息子が喜ぶね」
「喜びますなぁ……」
と、5個入りの箱を買ってきたのだった。
 
君の好きなおやつを買ってきたよ、もしかしたらチーズケーキより好きなものかもしれない……と言いながら出したら
「あぁ!チーズケーキより好きなものだ!」
だそうで、本当にそれほどまでに好きなおやつなのであったらしい。
 
確かに、このサクサクのビスケット生地とクリームとレーズンの量のバランスや、食感の心地よさは絶妙。
先日、駅前のパン屋さんでレーズンサンドの扱いがあったから買ってみたのだけれど、息子と食べたら「うーん……やっぱりマルセイの方のが美味しいよね」という結論になってしまったのだった。お母さんは「小川軒」のも美味しいなと思うのだけど、これまた息子に言わせると「やっぱりマルセイ(以下略)」だそうで。

蔵王クリーミースプレッド(オレンジ)とリッツ
茹でもやし 胡麻だれラー油
牛カルビと玉ねぎの焼肉風炒め
大根の味噌汁
羽釜御飯
ビール(Corona)

海浜幕張に足を向けるたび、ちょっとばかり楽しみなお買い物スポットだった「カルフール」。大手スーパーのイオンに売却されたのはもう5年以上前のこと。それでも表向きは、輸入食材も多めでいつも何かしらフェアをやっているし、鶏の丸焼きやワインやチーズのコーナーも変わりないように見えるし……と重宝していたのだけれど、とうとう「カルフール」の名前も消えて「イオン」になってしまった。バス停の名前も「カルフール前」といった感じだったのに「幕張イオン前」的なものに。
 
今は大々的な改装工事も入り、フロアの半分くらいは「どうでもいいや」的な感じにワゴンを適当に並べて投げ売りの品を積んでいるような始末。これはがっかりだわ……と昨日夕食前に歩き、でも半額のキャットフードがあったのでしこたま買い込んできた。
 
一応食品売り場の方だけはそれなりに活気もあって、相変わらずラム肉の扱いがちゃんとあったりするのは嬉しいこと。
 
「焼肉用のお肉が安いねぇ……」
「おゆきさん、これから俺たちは何を食べに行くのかな?」
「プライムリブ、だねぇ……」
 
「ああっ、こっちのステーキ肉もいい……」
「重ねて聞くけど、おゆきさん、これから俺たちは何を食べに行くのかな?」
「ステーキ、だねぇ……」
 
そっか、牛肉はダメか……と言いつつ、でも結局オージービーフのカルビを買ってきてしまった。100g198円だったかな、とにかくなかなか安かった。
 
ホットプレートきっちり出してやる焼肉もめんどくさいねと、中華鍋で一気に炒め物として調理してしまうことに。一緒にパウチパックの焼肉のたれも買ってきたので、それを絡めて簡単に玉ねぎと共に炒めてしまう。
 
「理由はないけど、もやしを買おう」
と、昨日のうちにもやしを買ってきていたので、それは茹でて冷やして、「ごましゃぶ+ラー油」で。
 
昨日食べた胡麻だれ冷やし中華のラー油かけがたいそうツボだったので、もう一度あの組み合わせをと、ごましゃぶをかけてみた。……やっぱり美味しいんだわ、胡麻だれ&ラー油。
 
ビールのつまみにチーズスプレッドとリッツも出して、今日のビールはコロナ、もちろんライム入り。
ライムがあると良いよ、コロナも飲めるしカイピリーニャもできるよと、コロナと一緒にライムもちゃんと買ってきた。コロナ自体は旨味があるビールの類ではないから、実に飲み応えを感じないビールなのだけれど、ライムを入れて飲むあの爽快感はまた格別。思わず1人2本ずつ飲んでしまったのだった。