じゃがいも玉ねぎ入りの豚スープ
御飯
Pastelの
なめらかプリン
昨日の夕食と全く同じ、朝御飯。
2日目のロールキャベツというのも、それはそれで味がなじんで何となく美味しい。
最後に残った2つをだんなと1つずつ食す。
今回、ちょっと薄味に出来てしまったので今日もこれでもかこれでもかとケチャップをかけて食べる。
最後のコンソメスープにまで、にょろりにょろりとケチャップ垂らして飲んでいたら、
「そこにも入れちゃうの……」
とだんなはちょっとばかり呆れた風だった。……だってケチャップ好きだし。
そして食後にPastelのなめらかプリンをうきうきといただく。
先日友人からもらったプリン、相変わらずとろとろ〜んほえほえ〜んで美味♪
カラメルが入ってるし、卵とミルクの味もするし、材料からすれば多分これは"プリン"と言って良いのかもしれないが、しかしやっぱりプリンじゃない。クレームブリュレとかパンナコッタとか、そっちの仲間のような感じ。
しみじみスプーンですくって食べていたら、私は発見してしまった。
Pastelのプリンは、2層になっている。色もほとんど変わらず、よくよく見ないと分からないんだけど上はクリーム分が濃厚なふわりとした層で、下はやや水気の感じられるツルリとした層になっている。ほほ〜。
茄子の生姜煮
きゅうりの浅漬け
麦茶
薄切り牛肉を使って、今日の弁当は少し手抜きの焼き肉丼。
牛肉を玉ねぎと一緒に炒めて仕上げに焼き肉のたれ(私は"赤と黒"が大好きだ)をジャジャジャッとかけ、御飯に乗せれば出来上がり。簡単なくせに、結構わくわくしちゃうのよね、焼き肉弁当。
あとは茄子を醤油と味醂、そしてたっぷりの千切り生姜で煮含めたつけあわせ。昨日揉み込んでおいたきゅうりの浅漬け。
どうもお弁当、私が混ぜ御飯や炒め御飯や丼ものが好きだったりするもんで、気を抜くとすぐそういうものになってしまう。
本当は肉の間に野菜を挟んでロールにして云々、とかうずらの卵と豚肉を串に美しく刺して串揚♪とかこちゃこちゃしたものもやれば楽しいんだろうけど、どうも私は野菜や肉をざくざく切って「うりゃあっ!」と炒めるのが性に合っているみたいだ。
今は給食が出ているが、息子に弁当が必要になってしまったら、はてどうするか。
頼まれても多分私には「ピカチュウ弁当」なんて作れそうにない。「胡麻で目をつけましょう」なんてお弁当本を図書館で読んで、本を引き裂きたくなってしまったのだから、無理というものだ。
ゆで卵に割り箸を当てて紐で結って「花形卵」を作りましょう、とか、おにぎりを体に見立てて海苔を着物風につけて、頭はうずらの卵に顔つけて「おにぎり人形」を作りましょう、とか。手芸技能が要求される分野になると、ちょっと逃げたくなっちゃうのだ。
豚肉の角煮
かきたま汁
御飯
サンミゲール
苺
「たこ焼きをしましょうか」と明石タコを買ってきた。結局昨日も一昨日もたこ焼き気分にならなかったので今日のおかずにしてしまうことにする。
八角入りの角煮があったので、それに合わせて中華炒めをすることにしたが……中華料理にタコの炒めというのはあまり無いらしい。参考にしようと探したレシピにタコ料理はなく、イカ料理ばかり。まぁタコもイカも似たようなもんだし(←おいおい)と、イカ料理の調味料を参考にしてXO醤炒めに取り組む。
アスパラガスと赤ピーマンを用意して、生姜と長ねぎをXO醤と炒めたところに放り込む。塩と醤油と紹興酒とスープを加えて片栗粉でとじてできあがり。なんとなく見かけは中華炒めっぽくなった。よしよし。
トロトロの角煮と中華炒め、御飯におつゆ。で、ビールで乾杯。
タコのXO醤炒めは、思いの外美味しかった。甘味のあるアスパラとピーマンと辛いたれが絡んで良い感じ。
かきたま汁
御飯
冷蔵庫から、ちょっと前のウィンナーを発掘。6本のそれをフライパンでこんがりと炒めて、粒マスタード添えて、それが今朝のおかず。
昨日のスープに昨日の御飯。
簡単じゃのぅ〜春じゃのぅ〜眠いのぅ〜やる気ないのぅ〜……と、5月病を気取ってみる。
ああ、昼寝日和な良い天気。
ニラ入り卵焼き
きゅうりの浅漬け
日本茶
着々と日々お弁当作成。
半身ほど残っていた鰻が出てきたので、みじん切りにして醤油と味醂とつけ込み、たっぷりの万能葱と一緒に御飯に混ぜ込んでみる。付け合わせは甘くないものの方が良かろう、と大量の刻みニラ入りの卵焼きときゅうりの浅漬け。
したら、なんとなくお弁当箱の彩りが茶色と黄色と緑、とやけに殺風景になってしまった。
ここは人参とか赤ピーマンとかプチトマトとか、赤いものを入れるべきだったか〜……と朝7時の台所で途方に暮れても時既に遅し。今日はなんとなく見かけ殺風景なお弁当で我慢していただくことにする。
それでも、ニラニラした卵焼きと、魚臭い鰻御飯はなかなか似合っていた。キュウリをぽりぽりやりながら御飯をぱくぱく。
淡泊だなぁ〜……と思っていたら、何故か無性にケンタッキーフライドチキンが恋しくなった。
あの噛むと油が滲みでるフライドチキンにごろごろとしたポテト、メープルシロップつきのオイリーなビスケットに、どこをどう加工したかわからないような缶詰そのままのコーンサラダ。あああ、チキン喰いたい。フライドチキンチキンチキン。
そう思うと止まらないのはいつものことだ。
午後ずっと、「チキンチキンチキン……」と呪文のように唱えつつ、思わず夕方だんなに電話。
「おねがい〜、夕食、ケンタ買ってきて。」
携帯電話の向こうで溜息が聞こえたのは気のせいだったか。
フライドチキン
カーネルクリスピー
フライドポテト
コーンサラダ
ビスケット
サンミゲール、ダイエットコーク
かくして午後8時、だんなとだんなが抱えて帰ってきたケンタッキーの袋を出迎える。
がさがさと紙袋を空け、ファミリーパックの箱を空け、小皿を出して冷凍庫から冷えたグラスと冷蔵庫から冷えたビールを取り出した。
フライドチキン4本にカーネルクリスピー2本、ビスケットは2個、ワイルドジンガーサンドにフライドポテトとコーンサラダは1つずつ。テーブルの上に漂うあの独特のスパイスの香り。うはは〜ケンタだケンタだ、久しぶり♪
まずは念願のチキンにむしゃぶりつく。骨の多い胸肉の方が美味しいかもしれないとは思うけど、食べやすいもも肉がやっぱりお気に入り。太い骨を右手に持って囓りつきながら、左手のビールを流し込む。至福。
油っけのあるもの食べながらこれはマズイんじゃないか、と思いつつもビスケットにメープルシロップをたら〜り。甘いコーンと塩辛いポテトを息子と奪い合いつつ、十数分でテーブルの上は綺麗になった。
「おゆきさ〜ん」
胸肉の骨を囓っている私にだんなが言う。
「……キビシイこと、言っていい?」
……いいですよ。どうぞどうぞ。
「……ダイエットは、どこに行ったの?」
ええ、ダイエット、ありますよ。どこにも行っていませんよ。今はほら、私の体から抜けて頭の上50cmくらいのところに漂っておりますが。ほらほら。
白きくらげの中華スープ(レトルトもん)
ご飯
アイス烏龍茶
「オムレツが、食べたいなぁ……」
と呟いたらば、
「よっしゃ、作りましょうか」
とだんなが動き出した。我が家ではオムレツは全てだんな担当、というコンセンサスが確立してしまったようだ。すまんねだんな、私がオムレツがド下手くそなばっかりに。とほほほほー。
塊ベーコンをざくざくと切ったやつをコロコロと大量に入れて、卵3つでふわふわオムレツ。今日もだんなの腕は冴えている。中心がふんわりと半熟の大きなオムレツを家族でつつく。
ん〜いいなぁオムレツ。何やらシアワセになってしまう。
牛肉とアスパラガスのサンバルソース炒め
カレー味のポテトサラダ
大根と人参の甘酢漬け
サフラン風味のシーフードスープ(レトルトもん)
今日のお弁当テーマは「アジアご飯」。
マヨネーズにカレー粉をふって混ぜ合わせたポテトサラダに、酢と砂糖に一昨日から漬けておいた薄切りの大根とにんじん。そしてバリ島で買ってきた(……って3年前の事なんだけど)赤唐辛子がごろごろ入ったサンバルソースで炒めた牛肉。サンバルソースで炒めると、おかずは一気に異国の味に。
茶色と緑の牛肉炒めに、黄色いサラダ。白と赤の漬物。うむ。今日はやたらと華やかになった。調子に乗って仕上げにご飯の上にピンク色のたらこふりかけまでかけたら、やたらと派手になってしまって少々焦ってしまったけれど。
カレー味のポテトサラダ
コーン入り酢油キャベツ
福神漬
アイス烏龍茶
今朝弁当を作る時に薄切り牛肉パックを取り出したとき。まじまじとパックを眺めていたところ、それがやたらと良い肉だったことに気がついた。
買ってきたのはだんなだ。場所は松屋デパート「山形牛」とパックにシールが貼ってある。霜降りの入った、なんだか旨そうな肉だった。多分100g200円か何かの安売りコーナーのだったのだろうと思うけど、うーむ、この肉は美味しく食べたいぞ。
かくして昼間、「美味しく牛肉を食べるには」をえんえんと考え続ける。
さっと焼いて大根おろしにお醤油かける。大きめにざくざく切ってご飯と炒めて牛肉ピラフ。ハヤシライス。牛しゃぶしゃぶ肉のサラダ。牛丼。しぐれ丼。焼き肉のたれで焼いてレタスで巻いちゃう。中華炒め。……カレーライス。
おお。カレーライスカレーライスカレーライス。
牛肉たっぷりカレーライス。
「これ!」と思ってしまったら最後だ。いつものように「カレーライスカレーライス」と唱えつつ帰宅。
「美味しく牛肉を食べるには」のお題からは何だか遠ざかったような気がするが、良いのだ良いのだ。カレーライスの魔力の前にはそんな小さな野望なぞ。
買い置きだった「こくまろカレー」を使用。じゃがいもとにんじんの買い置きの量がいまいち心もとなかったのでアスパラガスも入れちゃう。
たっぷりの玉ねぎにたっぷりの牛肉。ころころとじゃがいも、にんじん、アスパラガス。
煮込んだ肉野菜にルーを投入すると、否応無しにカレー気分は盛り上がる。付け合わせにコーンを混ぜた酢油キャベツ、昼の残りのポテトサラダ、福神漬をテーブルにずらりと並べて、いただきます♪
じっくり炒めた玉ねぎは半分溶けていて、じゃがいもも形がなんとか残っている程度のホロホロになっていた。そいでもって、薄切り牛肉がこれでもかこれでもかとヒラヒラしている。
「お代わり♪」
「お代わり♪」
と夫婦してぱたぱたとテーブルと炊飯器とレンジ台を移動しつつ、また3合の米がほとんど無くなってしまった。……あちゃー。
だんな、健康診断なのだそうである。昨夜は午後9時以降の食物摂取禁止、午前0時以降の飲料摂取禁止、当然今朝は何も飲み食いしちゃいけない、というのである。
なんだか目の前で湯気を立てる白いご飯なぞ喰うのも申しわけなく、買い置きのシリアルなぞを取り出して息子と二人で牛乳ぶっかけて食す。
……正直、PostPetシリアルはあんまり美味しくない。子供の頃駄菓子屋で売っていた、お米のポップコーンのようなあのフカフカしたやつに似ていて(名称失念)、なんだかやたらと甘い。"ビタミンシュガー"をかけて食せというが、んなことしたら一層甘くなる。頼りない歯ごたえの、何だかもにゃもにゃするシリアルかきこんで、今日は保育園の保育参観。会社お休み。
ねぎ焼きミックス
午前いっぱいかかった保育参観を終え、午後はじゃあ自分のために使おうと池袋に行く。目指すは三越百貨店にて開催中の「横浜中華街フェア」。目当てはもちろん、売っているであろうマンゴプリン。
しかしフェアは期待外れで、会場の広さは期待していた半分以下。食べ物は少なく、しかも旨そうなものも少なかった。
失意のまま、とぼとぼと西武百貨店に出向いて昼食を摂ることにする。
平日正午直後のデパートレストラン街は、何故こんなに混んでいるのかというくらい混んでいる。銀座アスターには長蛇の列、蕎麦屋、洋食屋などにも行列。対してステーキ屋やスパゲッティ屋、とんかつ屋などはそう並んではいない。なるほど客層は平均年齢50歳というところなのだった。油っ気が多かったりボリュームがありそうなところは倦厭されている模様。「一人で気軽に入れて、なおかつ並ばなくて済むところ〜」とレストラン街をカツカツを歩いて、お好み焼き屋さんが目に入った。
「ねぎ焼き」
という文字が目に入る。生涯一度も食べたことのない、「ねぎ焼き」。
月島のもんじゃ焼き屋にはお好み焼きはあってもねぎ焼きはなく、いつか食べてみたいなぁと思っていたのだ。
「ねぎ焼き、って、長ねぎ焼いたのが出てくるの?焼き肉屋とかで?」
とだんなに質問し、
「全然違うよ。……う〜〜ん、万能葱がたっぷり入ったお好み焼き、って感じかなぁ」
と返され、しかし想像もつかなかったこれまでの私。
「ねぎ焼きデビュー!よっしゃぁ!」
と妙に気合いが入りつつ、「千房」という名のその店に入店。一人ゆえ、カウンター席に通される。目の前には大きな鉄板、うりゃうりゃと焼きそばを炒めているあんちゃん。
メニューを広げ、「ねぎ焼きミックス」なる品を見つける。下には「牛すじ、こんにゃく、豚肉、いか、タコ」なんて書いてある。な、なんだか旨そうだ。文句なくこれ。1390円。安くはない。
ぽや〜んと目の前のあんちゃんの仕儀を観察していると、おもむろに
「醤油かソースをおかけしますが、どちらに?」
と言われる。え、え、え、そんな、今日ねぎ焼きデビューするわたくしにそんな質問をふっかけられても困ります。困惑しつつ、多分醤油の方が合うだろうと思いつつ自分の好みを優先させてソースを頼む。
続いて
「青のりと鰹節、マヨネーズをおかけしますが、宜しいですか?」
と聞かれる。うおぉぉ、ここはSUBWAYか、「青のりたっぷり、マヨネーズ控えめね」とか言っていいのか。でも私はねぎ焼き初心者だ。ここは謙虚に
「あ、お願いします」
と言っておく。どきどきどき。
ほどなくして、木皿に乗った鉄板の上に、ジュクジュク言ってるねぎ焼きがやってきた。大量の鰹節が上でくねくねしている。ヘラと箸と小皿つき。ぶきっちょな私は、ヘラで切りわけつつ箸を駆使していただいた。あちちちちっ。
これでもかこれでもかと刻み葱が入る中、ごろごろと具が均等に入っている。柔らかくてケモノ臭い牛すじ肉、小さなこんにゃくにタコにイカ。薄切り豚肉。卵も入っていると見受けられる。葱のツンとする香りと甘ったるいソースが良い感じに絡んでいる。鼻の頭に汗かきつつ、ねぎ焼きを堪能。うおぉ、旨いぞねぎ焼き。この牛すじ肉がたまらん(←牛すじマニア……)。
コーン入り酢油キャベツ
福神漬
牛乳
昼食後、デパート地下を歩きまくる。マンゴープリンを1つゲット。朝食用のスコーンゲット。クロテッドクリームゲット。パルミジャーノ・レッジャーノチーズもゲット。
「後は、肉か魚と野菜を買って帰ろう♪」
と思ったところで、神亀のにごり酒と目が合う。1本1500円ほどのその酒が冷蔵ケースに5本ほど並んでいるのを見てしまい、おもわず2本購入(あんまり売ってないのよ)。気が付くとお財布の中にお札が1枚も無くなっていた。がーん。おかずの材料が買えない〜。
「お金がないのは首がないのと一緒や」
敬愛する西原理恵子先生の言葉を唱えつつ、トホホと帰宅。
そして結局夕飯は2日目のビーフカレー。
これはこれでシアワセな夕食だ。肉も野菜もソースと渾然一体となっていて濃度が増している。全体的に柔らかな味になってトロンとなったカレーをがつがつ。
私がねぎ焼き喰ってるころ、だんなはアクアパッツァ西麻布店で一人で昼飯喰ってたらしい。
カレーを掻き込みながら
「ものすごいイタリアンパセリが出てさ〜。」
「魚のトリッパが出たよ。スモークで。」
「パニーニが美味しくてさ〜。」
「やっぱり西麻布店の前菜が最高だねっ!」
「あ、そうそうマンゴーのタルトが美味しかったよ。」
「あとあと、デザートにカラメルのアイスクリームにカプチーノのミルクの泡をかけたものが出てさ〜、んもう、絶品っ!」
とまぁ良くしゃべるしゃべる。そして私は何だか悔しくなる。ええ、ねぎ焼きはとっっても美味しかったんですけれども。
プレーンスコーン・カラントスコーン
ストロベリージャム・アプリコットジャム
クロテッドクリーム
アッサムの煮出し紅茶
昨日買ってきたスコーンとクロテッドクリームで朝食。
独身時代、私と母はこのスコーンとクロテッドクリームがいたくお気に入りで週に4回ほどは朝食にこれを食べていた。当時販売されていたナカザワ製クロテッドクリームは500gくらい入った超巨大パックしか売っていなくて(今は同社の130g入りミニパックが発売中♪)、賞味期限2週間ほどしかないそれを必死に食べまくっていたものだ。
さんざん食べていたFornum&Masonのスコーンなぞを昨日池袋で見つけてしまったものだから、思わず脇の冷蔵ケースにはいっていたクロテッドクリームと共に買ってきてしまったのだった。う〜む、ひさしぶりだ。1年ぶり以上かもしれない。
まず、ミルクティを煎れることから始める。クリームたっぷりスコーンにはストレートティの方が良いとは思いつつ、私の好みは濃厚に濃厚で濃厚な牛乳含有量90%という煮出し紅茶。
ミルクパンにお湯を50ccほどだけ沸騰させてそこへ茶葉を放り込み、火を止めて茶葉が開くまで待つ。お湯がお茶色に濃く染まったところで火をもう一度つけて、牛乳を「美味しそうな色になるまで」注ぐ。フツフツと小泡が立ち始めたら漉して注ぐ。出来上がりに粉スパイス放り込んだらチャイになる。今日は、スパイス抜き。
かくしている間に、オーブンで温められていたスコーンも良い具合になっていた。
あつあつのそれを中央に走る割れ目に沿ってかぽんと上下に割って、ジャムとクロテッドクリームをたっっっぷりつけて、食べる。……至福。
若い娘さんはほとんどご存知だと思うけど、そもそも「クロテッド・クリーム」とは何ぞや。私も記憶が怪しくなってきたのでもう一度調べてみる。
クロテッド・クリームは、ジャージー種の乳牛から採れる極めて脂肪分の高い牛乳を、遠心分離器で水分を分離除去したのち、湯煎で数時間煮詰めてつくる、乳脂肪の固まりに近い濃厚な(ほぼ固形の)クリームである。ちなみに、クロテッドというのは、「凝固した」という意味である。そうそう、それである。ホイップクリームとは全然違う、ねっとりと弾力のあるねちねちとしたクリームだ。パッケージをひっくり返してみると脂肪分63%の文字。バターの2/3……ってことはカロリーも2/3ってことだ。それをぺたくたぺたくた塗って食べてれば、そりゃ太るというものである(実際独身時代、これで太った記憶が)。
(『イギリスはおいしい』林望/著より抜粋)
水分の少ない、ポソポソとしたスコーンに甘いジャムをこってりつけ、クロテッドクリームでねっとり感を加えつつ食べる。この3つの味と食感が合わさると、なんとも言えない美味になる。
プレーンスコーンにアプリコットジャムつけて、クリームたっぷり♪
カラントスコーンにストロベリージャムつけて、クリームこってり♪
とうきうきと食していると、目の前のだんなはどうも表情が暗かった。うつろな目でスコーンをモサモサと喰っている。
……そう言えば、彼はビスケットのような焼き菓子が嫌いだったんだっけか。
「……もしかして、スコーン、あんまり好きくなかった?」
と訊いてみたら、こくりと頷いた。
そうか……キライか……ごめんよ……。
私はイギリス田舎町のB&Bなんかでいびつな手製のスコーンに山のようなクロテッドクリームをつけて食べるのが夢なんだけどなぁ……。そうか、キライか……。
久しぶりにクロテッドクリームたっぷりのスコーンなぞ食べてしまったら、何だか胃が重くなってしまったのである。
昼になっても、全然腹が空かない。由々しき事態だ。学生時代は全然平気だったのに、これもやっぱり年かしらん。
まぁ、腹が空かないのに無理に詰め込むことはなかろうと、烏龍茶一杯飲んで乗り切ってみることにする。
ところで。
昨日は何だか駄菓子ネタとねぎ焼きネタに関して普段以上にメールを頂いてしまった。
わたくし、また1つ賢くなってしまいました(←今まで知らなさすぎた、とも言う)。どんどん教えてやって下さい。いつも感謝しています。
曰く、
・「子供の頃駄菓子屋で売っていた、お米のポップコーンのようなあのフカフカしたやつ」は商品名「にんじん」、らしい。
うんうん、確かに赤い円錐状のフィルムに包まれていました。思い出しました。
更に、
・大阪でもねぎ焼きだけは『十三名物』。ほかのお好みとは一線を画してる、らしい。
・十三の「やまもと」と言うねぎ焼き屋さんには行かなければならない、らしい。
・冬場には「牡蠣ねぎ」もある、らしい。
・ねぎ焼きは「すじねぎ」にとどめをさす、らしい。
・自宅でお好み焼きをするときについでにねぎ焼きもしちゃうとグッド、らしい。
・ねぎ焼きにはやっぱり醤油、らしい。
・更に醤油とレモンがお勧め、らしい。
・マヨネーズはくどくて葱の香りを阻害するからお好みの時だけ、という不文律が浪速にはある、らしい。
うおぉぉぉ、恐るべしねぎ焼き文化。
情報を総合すると、十三に出向き、「やまもと」に入り、「すじねぎ」に醤油(とレモン)をかけてマヨネーズ抜きにすれば最高に美味なねぎ焼きを喰えるという結果に!
ていうか、とりあえずもう一回「千房」(←何だか有名な店だったらしい)に行って今度は醤油でマヨ抜きにしてもらってみるのが吉とみました。再チャ〜レンジ。
焼き葱のマリネ
大根の味噌汁
ご飯
よなよなエール
実のところ、あんまり夕食を作る気力が無かった。
んが、ぺらぺらと『ケンタロウの和食 ムズカシイことぬき!』(講談社 ケンタロウ)なぞをめくっていたらモリモリと調理意欲が沸いてきた。買い置きの三つ葉や葱を使ってちゃっちゃと料理。すごく簡単。
茹でた牛肉をざくざく切った生の三つ葉と合わせ、赤唐辛子の輪切りをパラパラとぶっかけて醤油と胡麻油で和えるだけのサラダ。
サラダ油でこんがり焼いた長ねぎを、酢と醤油と砂糖のたれに漬け込んで冷たく冷やしたマリネ。最後に粒胡椒をふって完成。
牛肉茹でる・葱を焼く・ご飯を炊く・大根を煮る、のほぼ4過程だけで夕食完成。たったの20分。簡単に美味しい夕食が出来たぞ。ケンタロウ、今日もありがとう。
初挑戦の焼き葱マリネ、すこぶる美味だった。甘く酸っぱく、そしてこんがり焼かれて香ばしい長ねぎ。多分ワインと良く似合う。けどきっと日本酒でもそう悪くないはずだ。
今度M井さんが遊びに来たら前菜代わりに出してみましょう、そうしましょう。
アイスカフェオレ
何だか結婚してからというもの、「週末の朝御飯昼御飯はだんなが作る」という意識合わせが無意識のうちに行われていたようなのである。
昨夜、炊飯器の中を覗いたり冷蔵庫の中を確認していたりしただんなは、
「鶏肉は……ないね。ベーコンはあるか。ミックスベジタブルはあるし……オムライス、作りましょうか。」
と何やら予定をたてていた。
息子用には卵1個。大人用には2個。半熟卵に、ベーコンと玉ねぎ、ミックスベジタブルが入ったケチャップライスがくるまれたほこほこのオムレツが本日の朝御飯となった。
だんなの作るケチャップライスは(そしてオムレツも、ナポリタンスパゲッティなんかも)バターが大量に入っている。私だと臆して入れられないほどのバターを惜しまず入れてえいやっと作るので非常に美味しい。今日の御飯もバターの香りがこっくりと絡み合ってとても良い香りがした。
そして、今日は念願の「給食当番」へ出向くのが予定。
銀座線、終点浅草の1つ手前の「稲荷町」。そこから徒歩5分の位置にあるらしい「給食当番」。何でも揚げパンやミルメーク付きの牛乳、鯨の竜田揚げが供されているらしい、噂の店だ。揚げパンには目がないのよ。ついでにミルメークにも。というわけで家族うきうきとおでかけ。小雨降ってるけど関係ないもんね。
かくして、「混雑するらしいし」と開店直後を狙ってお店に到着。まだ1組の客が来ていたばかり。
木造の机に椅子が並ぶ中、8人かけのテーブルにつく。天井には白い板に黒字、あの教室の入り口にかけられているものと同じ文字で「一年生」「給食室」なんて札がかかっている。
で、カレーやスパゲティなど普通っぽい洋食メニューも並ぶ中、確かに「給食セット」の文字がある。
「給食セット Part1」は「揚げパン・カレーシチュー・冷凍ミカン」のセット。
「給食セット Part2」は「ソフト麺・ミートソース・牛乳・ミルメーク」のセット。
何やらわくわくしながらこの2つを注文。
揚げパンは砂糖ときなことココアから選べるし、ミルメークもコーヒーやイチゴ、メロン、バナナなんかから好きなのを選べる。素晴らしい。
黒板には「メルルーサのフライ タルタルソースかけ」「鯨の竜田揚げ」なんてものもあって、これも心くすぐられちゃう。鯨の竜田揚げも、つまみに注文。息子用に200円の揚げパン1個を追加にもらう。
そして席はどんどん埋まっていく。食事が出るころには、席のほとんどが埋まっていた。5人組のお客さんが来て「満席でございます」と断られてしまったところだった。壁には芸能人の色紙がずらりと貼られている。
そして、あのアルミのトレイにアルミのお皿、先割れスプーンが添えられて給食セットがやってきた。うわぁ、なんだか感無量。
こんな感じ♪ 中央が「鯨の竜田揚げ」
「ミルメークだっ!」
「揚げパンだあぁぁぁぁ!」
「ソフト麺だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
と体温を上げつつ、「給食」をいただく。
「そうそう、こういう袋に入っていてねぇ……あれ?もっとシャワシャワな袋じゃなかったっけ?」
なんて言いながら。
鯨の竜田揚げは、私は食べた記憶がない。給食から消え去っていた時代とも思えないけど、でも食べたことがなかった。
じわっと醤油の味が滲みてくる竜田揚げはレモンを絞っていただいた。サクサクで、淡泊な味。美味しいけど、「鯨」と言われてもいまいちピンとこない。
「これこれ、これだよぅ〜」
と目の前のだんなは涙ぐんでいる。
給食は、旨かった。でも隨分と美味しかった。美味しすぎた。
パンは揚げたてでふわふわしていて、グラニュー糖がたっぷりとまぶされていた。きなこの揚げパンも、細かくて甘いきなこがたっぷりとかかっていて。カレーシチューは甘くて具がごろごろとしていたけど、スパイスがちゃんと効いていてほんの少し大人の味がした。上にたらりと生クリームが垂らされていて見た目も少し大人っぽい。そして今のミルメークは隨分溶けやすく、種類が豊富になっていたし、冷凍みかんはほど良く溶けてしまっていて「冷たいみかん」という感じだった。それに、今の牛乳ってプラスチックのキャップなのね。紙の蓋じゃなく。
とても美味しいのに、それに文句をつけてどーするんだ私たち。大体給食の味は学校毎に微妙に違っていたはずだし。
でも「ソフト麺」は相変わらずソフト麺で、そしてミートソースはケチャップの味がする子供っぽいあの味がした。
給食を語っちゃう私たちは、昔話に花を咲かせるおばあちゃんたちと何ら変わらない。
「給食の揚げパン、こんなに美味しくなかったよねぇ。砂糖がジャリジャリ固まってて。」
「冷凍みかんも、給食終わるまであんまり溶けなくてほとんどシャーベットだったし。」
「ミルメークはもっと溶けにくくて、溶かす"お作法"が色々と必要だったし。」
「「でも、ソフト麺は同じだね。」」
意見の一致を見たところで、店を後にする。
楽しくて美味しくて、きっと私たちはまたここに来ちゃうのだ。
給食セットは各780円。
鯨の竜田揚げは1200円。
揚げパンは1個200円。
で、ございました。
(タン塩・骨付きカルビ・サンチュ・にんにく・長ねぎ・玉ねぎ・南瓜・茄子・赤ピーマン)
醤油焼きそば
サンミゲール、アイス烏龍茶
先日、明け方に夢を見たのだ。
私と私の母がソウルの街を歩いている夢で、「焼き肉を食べよう!」と街の焼き肉屋を訪れるとどこも満席。とぼとぼと歩いて辺鄙な場所にあった古びた店にようやくたどりつき、骨付きカルビを食べるところだった。
いざ食べよう!と大口開けたところで目覚ましが鳴って、覚醒。
「……焼き肉ぅ〜〜〜〜」
と呟いた私にだんなは怪訝な顔をした。
「夢で食べられなかったしね。焼き肉しよう。」
という優しいだんなの提案により、本日は焼き肉。
いつもよりはちょっとだけ控えめに、牛肉は骨付きカルビを400g、タンを200g上野松坂屋にて買ってきた。
野菜はいつものとおりたっぷりと準備。
レモン絞りをたっぷりと、胡椒もガリガリ挽いてタンを味わう。鉄板の横では野菜も焼きまくって、こんがり火が通ったにんにくや南瓜を順に食べる。
タンの後には骨付きの細長いカルビを焼いて、サンチュで御飯と一緒に巻いてコチジャンつけて食す。肉汁溢れる肉と御飯と野菜。パワー溢れる今の身体にこれ以上パワー漲らせてどーすんだ、と思わなくもないが、とりあえず漲らせてみる。もくもくとカルビを焼き、サンチュを取り、巻いて食べる。合間に茄子を喰いパプリカを喰い玉ねぎを喰い。
で、いつもガーリックライスだしね、と本日は焼きそばにてシメ。
私が食器を洗っている間に、だんなが醤油と塩味の焼きそばを作ってくれた。薄切り豚バラ肉入り。
焼き肉は、楽しい。
家中肉臭くなっちゃうし、床はなんだかベタベタになっちゃうし、案外後かたづけも大変だしで手間はかかるけど「肉喰ってるぞー」という気分が沸いてくるのはやっぱり焼き肉だ。
中華風漬物盛り合わせ
焼き物盛り合わせ
海老揚げ餃子
蝦餃
海鮮餃子
フカヒレ餃子
鮑の精進煮
豚の角煮と花巻×3
咸水角
小龍包×3
コーンスープ×3
蟹の卵入り焼売
干し貝柱入り焼売×2
北京ダック with 海老せんべい
季節野菜の炒め物
叉焼飽
中華蒸しパン
腸詰と鶏肉の蒸しもの×2
椎茸餃子
江戸菜炒め
春巻
海老のライスペーパー包み揚げ
香港風揚げ餅
バナナの揚げ餃子
ピータン粥
高菜の炒飯
ニラ饅頭
広東風焼きそば
芝麻球
マンゴープリン×9
パイナップル入りココナッツミルクプリン×2
杏仁豆腐
タピオカ入りココナッツミルク
バニラアイスクリーム
ライチシャーベット
生ビール×2
(以上、夫婦および2歳児による合計消費料理)
……今日の日記、見た人驚くだろうなぁ。
自分で思いました。食べたもの全部羅列して、
「なんじゃあぁこりゃあぁ!」
と。とほほほほー。すみませんすみませんすみません>ダイエットの神様
さて、今朝いきなりだんなは言うのだ。
「飲茶が食べたいな。」
と。
「翠園酒家か、香港ガーデンに行きませんか?」
と。
私はというと、昨日の夕飯後に不味いまっっずいマンゴプリンを食べてしまっていたのである。しかも2つも。2個とも、それはそれは美味しくなかった(これとこれ)。
もう、何でこんな不味いマンゴプリンのファンやってるのかわからなくなってしまって、自分の掲示板に嘆きの発言まで書いてしまった。
美味しいマンゴプリンが食べた〜い食べた〜い食べた〜い!と切望していたところにこの誘いは渡りに船そのまんま。そのままウホウホと家族3人は朝食も喰わずに香港ガーデンに出向くことになった。
昼も夜も毎日ワゴンサービスの食べ放題飲茶を提供しているのがここ、香港ガーデンである。
前回は怠りなく夜に予約をして出向いたが、今日は予約なし(ていうか昼は予約を受け付けてくれない)。11時半の開店に合わせて速攻向かう。広尾駅から徒歩6分。時間制限なしのお一人様3000円勝負。
11時45分頃、到着。大ホールはほとんど埋まっていたものの、すぐ脇のやや狭いホールにそのまま通され着席することができた。
即座に前菜の皿が2つやってきて、バイキングの始まり。脇をどんどん通過する蒸しものワゴンを呼び止め、料理皿ワゴンを呼び止め、粥の鍋が入ったワゴンを呼び止め、ついでにビールなども注文し、更にデザートコーナーに山盛り据えられた各種デザートを鷲掴みにする。
美食の宴〜♪美味なるマンゴプリン〜♪ほかほかの点心に冷えたビール〜♪♪昨夜の不機嫌はどこへやら、の幸せな私。
今日もつくづく、良く食べているのである。ワゴンを呼び止める端からテーブルの上の蒸籠や皿はどんどん綺麗になっていって、次々と新しい料理がテーブルに満載になる。
皮がカリカリに揚げられた豚肉の前菜。カリカリと温かい海老揚げ餃子にはマヨネーズをつけて。湯気のたつ餃子や点心は魚介や肉や蟹の味がどれもしっかりほわんと漂い、小龍包にはスープがちゃんと詰まっている。どれも翠園酒家と比較すると同等とは言えず、実のところ8割方の味ではあるものの、それでも食べ放題、作りたて、の魔力があまりに強力で私たちは感動してしまう。3000円でこれだけの種類のこれだけの味のものがいくらでも食べられるなら、そりゃもう大変なことだ。幸せなことだ。
「腸詰と鶏肉の蒸しもの」は旨味の詰まったスープに浸っていて思わず皿を傾けてスープを啜ってしまった。
にんにくと塩味のシンプルな「季節野菜の炒めもの」は箸休めにぴったりだった。
「香港風揚げ餅」は供するときにコンデンスミルクがたらりとかけられて出てきて、ほんわか甘いシアワセな味だった。
甘いパイナップルがたっぷり入ったココナッツプリン。ほわりと薄甘くて柔らかな蒸しパン。表面カリカリサクサクの咸水角。
どれもこれも美味しうございました。せりあはもう、食べられません。いや……まだもうちょっと、食べられるかな。
仕上げにデザート椀をずらりと並べ、もう6個目になるマンゴプリンを心静かに味わって食す。そうそう、これがマンゴプリンだ。この味だ。この美味を愛して、私はホームページまで持ってるんだわ。わたくしの心の補完、修了。
最後の最後にライチシャーベットを息子とわけあって、試合終了。
せりあはもう……本当に食べられません。げふ。
しじみの味噌汁
ねぎとろ丼
サンミゲール、よなよなエール
昨日上野で、ちょっと安かった鰹のサクを買ってきた。ついでにネギトロも買ってきた。
そして今日、帰宅間際にしじみも買ってきて魚介満載の夕御飯。
「まだお腹、すかないね〜」
なんて言いながら御飯を酢飯にしてみたり、鰹をチリリと直火で焙ったりしていたら食欲はあっけなく復活。
しじみがじゃりじゃりたっぷり入る味噌汁作って、鰹にはワカメを敷いて万能葱とにんにくをたっぷりふって、酢飯に海苔とネギトロ乗せて更に葱ふって醤油たらしてねぎとろ丼。何だか御馳走だ。
缶ビール2つ空けつつ、柚子酢たっぷりの鰹を食す。
何だか美食続きの週末だったのでありました。