食欲魔人日記 10年10月 第5週
10月25日 月曜日
「さつま豚」。さつまいもが、煮くずれたー。
べか菜のおひたし・牛佃煮
卵かけ御飯
豚汁
麦茶

豚汁があるし、ちょうど美味しそうな卵を買ってきたところだしということで、今日の朝御飯は「卵かけ御飯&豚汁」という良い感じの組み合わせ。
 
少しずつ余っていたべか菜のおひたしや佃煮も出して、それらを添えつつ黄色くツヤツヤ光る卵かけ御飯を堪能した。普通の味噌汁の残りを翌日や翌々日に啜るのはなんだか虚しい感じがするけれど、豚汁については別格。カレーと同じく「作った当日よりむしろ翌日の方が美味しい」汁物で、刻んだ長ねぎをバラバラ散らしながらたっぷりいただいた。
 
今日は野菜が届く日。そろそろ根菜が目立つようになってきた今日この頃、今日の品揃えは
 
ごぼう1袋・さつまいも3本・かぼちゃ1/4個・レタス1玉・小松菜1把・みぶ菜1把・極早生温州みかん7個
 
というものだった。ああ、つい数日前にスーパーで安納芋を買ってきたばかりなのに、さつまいもが届いてしまったよ……。

クラッカー、チーズ、キャビア
「魚久」の粕漬け(銀だら)
さつま豚
豚汁
羽釜御飯
ビール(サッポロ冬物語)

で、さつまいもが届いたので、「さつま豚」を作ってみることにした。野崎洋光さんのレシピで、豚肉や蓮根、こんにゃくなどを買ってきて、いざいざ。
 
豚バラのブロックは一口大にカット。蓮根とさつまいもも同サイズの乱切りにして水にさらし、人参も乱切り、こんにゃくはスプーンですくえ……とあったけど、最初から玉こんにゃくを買ってきた。それら全てを一度湯通ししてから水と酒を煮立たせた中に入れ、砂糖(4人分で大さじ7と、けっこう多め)を加えて炊いていく。煮汁が半分ほどになったら入れた砂糖の2/3量ほどの醤油を加えて、煮汁がなくなるまで煮ていけばできあがり……というもの。
 
「肉じゃが」のさつまいも版のような感じだけれど、じゃがいもと比べてさつまいもは甘味があるのに、更に煮汁も甘いというちょっと不思議な煮物。でも思ったほどには甘ったるくならず(加減してレシピより砂糖を少し控えたりもしたけども)、なかなか良い感じのほっこりした煮物になってくれた。仕上げに塩ゆでしたきぬさや散らして、できあがり。
 
でも、「煮汁がほとんどなくなるまで煮詰める」と、さつまいもは間違いなく煮崩れる。煮くずれるよね?と思いつつ、それでも一応レシピどおりにと仕上げてみたけれど、やっぱり見事に煮崩れた。酒と砂糖で煮た時に5分ほどで引き上げて、醤油を加える段階で鍋に戻し入れる方が綺麗な仕上がりになりそうだ。
 
あとは簡単に、「魚久の粕漬けがあったはずー」と、銀だらの粕漬けを炙り、チーズなどのおつまみ出して、まだまだ鍋に残る豚汁と、羽釜で炊いた御飯。真面目に作ったのはこの「さつま豚」だけだけど、根菜どっさりの煮物はたいそう食べ応えがあって、それだけでけっこうお腹一杯になってしまった。

10月26日 火曜日
全然自炊しなかったので、せめて美味しそうな画像を……
「アンデルセン」のアップルパイ
アイスカフェオレ

息子は「marond」というパン屋さんの「まるごとりんご」というパンが大好き。
 
その名のとおり、りんごを甘く煮たのが丸々1個、デニッシュ生地にくるまれているものだ。デニッシュ生地で全面くるまれているわけではなくて「紐状の生地で包んでいる」みたいな感じだから、パンというよりむしろ「パン生地つきのりんご」と言った方が良い感じで、私はむしろその過剰なりんごっぷりが苦手。そんなに、そこまでりんごりんごしてなくても良いじゃないかと思う。
 
「だから……アップルパイはこういうものの方が好きなのよね」
と、「アンデルセン」で普通な感じのアップルパイを買ってきた。半月型のパイ生地にくるまれた、適量のりんごの甘煮が入っているアップルパイ。
 
だんなは朝ジムで早々に出かけていったので、息子と2人パイを囓って息子を送り出したら、朝7時前にして家の中はすっかり静かに。
仕事はあるけど、急ぎのものではないからぼちぼちやりますかね、と、のんびり取り組んでいたら、午後に大変な事になってしまったのだった。

おつまみ適当に
「和幸」のロースカツ・刻みキャベツ
豚汁(そろそろおしまい)
羽釜御飯
ビール(Corona)

今取り組んでいる仕事、数週間前に
「もし○○を頼んだら、作業にどのくらいかかりますか?」
と聞かれていたのだった。
 
それだけでしたら○日というところですけれど、他に○○の話も伺っていますから、それと並行にとなると○日みていただかないと……なんてお返事をしていたのに、その話全部ひっくり返す勢いで
「明日の昼まで仕上げてくれないでしょうか」
という依頼。連絡があったのは午後2時。明日の昼までって、24時間切ってるじゃない!とハニワ顔になって、でも先方の事情も分かるので猛烈な勢いでパソコンに向かい始めた。うーん、そんな早くflash仕上げたことないんだけど。画像加工もしなくちゃなんだけど……。
 
4時間ほど根を詰めてがんばったら、「徹夜はしなくて大丈夫そうだけど」くらいのところまでは持ってこられた。夕飯には全然手が回らなくて(半冷凍になっていた鶏肉をなんとかしようと解凍していたのに……)、御飯と味噌汁は用意できるからと、だんなにおかずを買ってきてもらった。クラッカーなどのおつまみ出して、昨夜の残りの「さつま豚」も用意して、で、メインのおかずはだんなが買ってきてくれた「和幸」のとんかつ。
 
ロースかつの良いのが安売りされていたから買ってきたよと出されたかつはけっこうなボリュームで、嬉しいことに刻みキャベツもたっぷり。ビールも冷えてないんじゃない?と買ってきてくれたコロナを飲み飲み、御飯炊いて味噌汁温めたくらいでありつけたありがたい夕飯を満喫した。とんかつは美味しいなー、とんかつ考えた人は天才だな!と、とんかつ食べるたびに思っている私。
 
というわけで、今日は「お総菜のとんかつの写真」とか「3日煮詰まった豚汁の写真」しか撮れなかったから、数日前に撮った美味しいものあれこれ。
友人たちからもらったお茶やお菓子と、銀座三越で買ってきた「あめやえいたろう」の飴。お茶は仕事でテンパッている時にマメに淹れていただいてみたり、甘いものもトイレに立った時に台所に寄って一口ぱくりと食べてみたり、密かに着々となくなっているところ。……そう、この日記に書かないでいるだけで、けっこうあれこれ口にしてるのです……。

10月27日 水曜日
塊肉をことこと煮たい気分だったのでした。
豚味噌うどん

麦茶

だんだん肌寒くなってきた今日この頃、土鍋に豚味噌鍋の残りスープがまだあったので、それを使って豚味噌うどんの朝御飯にした。
 
冷凍うどんが2玉しかなかったのでそれを放り込み、追加の肉もパラパラッと入れて煮ること5分ほど。いい感じにうどんが茶色に煮えたところで小碗によそっていただいた。
 
なんとなく見た目は名古屋の味噌煮込みうどんを彷彿とさせるものがある……というか、ないでもない……という感じなのだけれど、味の方はそれほど味噌味噌しておらず、こっくりしているけど「味噌のこっくり」ではなく「練り胡麻とか酒粕のこっくり」の方が強い印象。豚味噌鍋自体もそんな味わいで、「味噌だけど、なんか色々複雑な味」が感じられる幸せな味なのだった。

ワンプレートディッシュ(牛肉のモロッコ風煮・茹で青菜・御飯)
具沢山チャウダー
レタスのサラダ
ビール(ヱビス ザ・ホップ)

ここ数日、泣けるほど仕事が山積み(目の前にうずたかく積まれているというよりも、1つ片づけたら直後に2つ来る、みたいなそんな感じ……)で、そして私の仕事といったら「ひたすらモニターに向かう」ような内容ばかり。
 
「なんかダメ、疲れた、もうダメ」
とか言いながら、いい香りのハンドクリームをしこたま塗ってみたり、おもむろに香水をあちこちにふりまいてみたり、突然こってりフルメイクをしてそれから仕事に戻ってみたりの奇行をしてみたりする。外に出たいとか人に会いたいとかはあまり思わないけれど、なんかこう、気分転換がしたい!と、前向きな気分転換をした。料理。
 
そういえば煮込み用の牛肉を買ってきてあったんだった……と、予定していた「牛肉のモロッコ風煮」の調理に、午後早めに時間に取りかかった。
イラストレーター(いや、漫画家?)の大田垣晴子さんの本に載っていた料理で、ビーフシチューとカレーを足して2で割ったような料理。最初に刻み野菜を炒めて、そこに牛肉も加え炒め、赤ワインとトマトで煮込んでいく。
 
調味には塩の他に「モロッコスパイス」が入る。モロッコスパイスなるものがなければ、ターメリックとガラムマサラを適当に使う。ターメリックが入るからなんとなくカレーっぽくもあるけれど、でも「ほんのりスパイシーなビーフシチュー」くらいの仕上がり。残ったら翌日にカレーのルーを1かけ2かけ入れると美味しいカレーになるそうな。
 
「むしろその、"翌日のカレー"の方がめっちゃ気になるよね……」
と思いながら、セロリや玉ねぎをざっくざく刻みまくって牛肉を煮込んだ。野菜を刻むその勢いのままスープ用にとさつまいもやかぼちゃも刻みまくり、具沢山チャウダーも準備。
 
本当は添えるスープもスパイシーにソトアヤム風(インドネシアの鶏スープ、ターメリックたっぷり)にしようと思ったのだけど、スーパーを覗いたら香菜が売り切れてなんだかしょんぼりだったので、だったらミルク煮系にしようかなと方向転換したのだった。なんとなく目に付いたので買ってきてみたキューピーの「チャウダーの素」がなんだかいかにもな味で悪くなくて、とろみのついた濃厚なチャウダーのできあがり。
 
仕事は大変だったけれど、今日はなんだかそれなりに手のこんだ料理ができて、満足な気分。
しかも夕方過ぎてめちゃめちゃ気温が下がってくる中、この温かな煮物料理類はたいそう美味しかった。
 
ちゃんとモロッコ風煮も残ったので、明日はカレーのルーを投入してみようと思う。御飯にかけるのも勿論美味しそうだけど、タリアテッレみたいなパスタに絡めるのも美味しそう。

10月28日 木曜日
今日のわたしのお昼御飯。
「サンジェルマン」のカルツォーネ
極早生温州みかん
カフェオレ

今日は息子、市主催の陸上大会。各小学校からの選抜選手が100m走や1000m走などに出場する大会で、選手に選ばれなかった生徒も応援に行かねばならないし、どころか毎日の朝練も選手非選手区別なくこの一ヶ月参加してきていた。やっと朝練の日々もおしまいかー……と思いながら、早起きしてお弁当作り。
 
でも、台風接近中の今日、天気は非常に芳しくない。午後から雨の予報で、どうなるのかなーと思いつつ弁当を仕上げた(陸上大会延期でも弁当は必要なので)ら、連絡網で「大会は延期になりますー」と回ってきた。そうよね、やっぱりね、でもそうなると延期先のその日も弁当が必要なんだよね……(ああ、もう)。
 
弁当を仕上げるのと並行にオーブン余熱して温めて食べたのは、最近密かにお気に入りの「サンジェルマン」のカルツォーネ。カレーパンほど油っこくなく、でもトマトやチーズの具は食べ応えがあって、中までしっかり温めて食べるととても良い感じ。本格的なピザ生地ではなく、モチモチしたパン生地なのも朝御飯には程良くて、値段も1個180円くらいとそこそこお手頃。
 
息子は「ANTONIO'S」のが美味しいと言うけど(そしてそれには同意だけど)、あれは1個400円以上するからそんなに頻繁には買えないのよ〜。

おいなりさん
唐揚げ
青菜のおひたし
マカロニサラダ
さつまいものレモン煮
ほうじ茶

息子のお弁当用の料理あれこれが残ったので、いつもはすごーくテキトーに済ませている私の昼御飯(どのくらいテキトーかというと、袋から出したままの食パンを焼きもせずバターやジャムを塗りもせず囓ったりする……通称"素パン")が豪華になった。
 
おいなりさんに青菜のおひたし、唐揚げと玉子焼きとマカロニサラダ。
おいなりさんは、昨夜のうちに油揚げを煮ておいて煮汁に浸したままにし、今朝それを絞って御飯を詰めた。御飯は酢飯にはしないで胡麻とじゃこを混ぜただけ。 唐揚げは弁当箱に詰められなかったほんの1かけ、マカロニサラダも数本。
 
でもさつまいものレモン煮はけっこう残っていたので多めに盛りつけた。先日の野菜セットで届いたさつまいもと、スーパーで売られていた安納芋を一緒に煮てみたのだけれど、明らかに煮上がった時の色合いが違うし(安納芋は艶やかでとても綺麗)、美味しさも全く違う。安納芋は何度か買っていてその美味しさも知っていたけれど、あまりの違いに軽く驚いた。安納芋すごいな。さすがだな。
 
ちょこちょこと細かいおかずと、味のよく染みたおいなりさんのお昼御飯はとても幸せ。おいなりさんは2個残ってしまって「どうしましょ」と思っていたら、学校から帰ってきた息子が
「あー!おいなりさんまだあるじゃん!食べていい?」
と、2個とも綺麗に平らげてしまったのだった。美味しかったんですって。それは何より〜。

レタスのサラダ
牛肉のモロッコ風カレーがけタリアテッレ
具沢山チャウダー
ビール(Corona)

今日の夜はだんなは飲み会、私は激ジョブ。
 
今日は「仕事を1つ片づけてメールを出すと、入れ替わりで3通の仕事メールが届く」ような状況。夜8時を過ぎて「今日中にできますか?」なんて内容のが届いたりして、とにかくずーっと仕事をし続けていた。
 
幸いな事に昨夜の牛肉煮込みもスープも両方残っている。
「牛肉のモロッコ風煮込み」はターメリックやガラムマサラなどのスパイスが入る、ほんのりとスパイシーな煮物だったけれど、「残った煮込みに市販のカレールーを数かけ落とせば美味しいカレーになる」とのことで、フレークタイプのカレールー(コスモ直火焼きというやつ)をさらさらとふり入れてみた。トマトと赤ワインも入る煮込みにカレー味がついて、濃厚なトロリとしたソースに。
 
DE CECCOのタリアテッレが使いさしで残っていたので、これが良いかなと太い平麺のパスタを茹でてソースと絡め、上からパルミジャーノをふってみたら、これがなかなか良い感じ。最初からその味を目指して作ったような、濃厚な大人な味のカレー風味の肉煮込みソースになっていた。
 
夕食摂ったらまた仕事〜。正念場だ、がんばろう。

10月29日 金曜日
このモツ煮豆腐(卵入り)がねー、うまいんですわー。
バタートースト
炒めソーセージ&目玉焼き
極早生温州みかん
カフェオレ

先日、野菜セットと一緒にスライスして使うタイプの太いソーセージを買ってみた。それをスライスして両面炒めつけ、目玉焼きを添えて、バタートーストと共に。
 
せっかく美味しいバターがあるのだからと、ここしばらくせっせと食パンを買うようにしている。こんがり焼けたパンに黄金色の発酵バターを塗りつつ食べる幸せは格別。フランスに住んだりしたら毎朝こういうバターが手軽に口にできちゃったりするのかなぁと思うと、乳製品ラバーとしては「フランス住んでみたい!」と思っちゃったりするのだった。
 
あ、それよりも、豆腐のようなノリ(大きな容器に水に漬けられた状態)で売られているという本場のモッツァレラチーズを食べてみたいかも。

稲毛 「テング酒場」にて
 もつ煮豆腐 2×\368
 もつ煮玉子 2×\85
 ラーメンサラダ \357
 串(ねぎ間塩) 2×\84
 串(鶏皮塩) 2×\84
 串(シロ塩) 2×\84
 串(豚もち) 2×\147
 串(にんにく) 2×\105
 国産鶏の唐揚 \399
 ハムかつ \294
 生ハムピザ \305
 サイコロステーキ \294
 茹で餃子 \294
 一口串かつ \84
 ごはんセット \210
 ねぎとろ手巻 \399
 ホッピーとか泡盛ロックとか

「今日は多分、夕食を作る気力はないのです」
つまり、具体的に言うと、「飲みに行きたい」とかそういう感じなわけです。
 
……と、今日の朝、出勤前のだんなに訴えてみたところ、「うん、じゃあ飲みに行こうか」と言ってくれた。久しぶりにモツ煮豆腐つつきに行きますかね、と言われたので、わーいモツ!わーいホッピー!と、その一念で今日のお仕事を乗り切った。山のように見えた仕事もなんとか夕方片づいて、心おきなくお酒を飲みにお出かけ。
 
一応金曜日だし予約してから行った方が間違いないかなぁと、地元の駅前のお店に一報入れてから行ってみると、お店はほぼ満席の盛況ぶり。すっかり「和食ファミレス」方面に方向転換した「天狗」と差別化して存在している「テング酒場」は、「ビールとつまみ」というよりも「日本酒と焼酎(と、あとホッピー)と肴」という感じの店。学生さんたちよりも客層は30〜40代のサラリーマンが多く占めるような居酒屋だ。
 
モツ煮は1人1つねー玉子も入れてねーあとホッピー!
と、お約束の注文を入れて、あとはメニュー見ながら
「鶏の唐揚げ食べたい……」
「僕!ハムカツとピザ!」
「あと串焼きもいろいろ取ろうよ」
と、あれこれ注文。モツ系の串焼きが揃っていてそこそこ美味しく(すごーく美味しい、というほどでもないけど、値段はお手頃)、それに似合う値段の焼酎や日本酒も揃っているのが嬉しい。
 
ホッピーの「中」(=焼酎)をお代わりしながらホッピー1瓶を2〜3杯に分けて飲みつつ、こればかりは超絶品のモツ煮豆腐を堪能した。モツが柔らかく煮えていて、どっさりで、豆腐にも味噌の味が適度に染みていてかなり良い感じ。スープもモツもそれぞれセントラルキッチンから送られてくるものなのだろうけれど、カウンター向こうの厨房の大鍋にモツが煮えていて、時折ドザドザと追加モツが追加されていたりして、なかなか良い感じの光景だったする。トロンと優しい味噌の味でとっても好みのモツ豆腐。
 
今日も美味しくあれこれいただいたのだけれど、何ヶ月か前に「注文してから30分近く品がテーブルに来なくて、業を煮やしてテーブルを立って帰った」ことがあるねぎとろ巻きが、今日も全然テーブルに運ばれてこなくて苦笑い。
 
「ここは俺のおごりだから、帰りにコンビニでおゆきさんがアイスを買ってくれるんだよ?」
とだんなに言われて
「いいよー」
とぷらぷらコンビニに寄ってアイス買って帰ってきた。「ガリガリ君」にオレンジ味が登場していたのでさっそくお買いあげ。まだ食べてなくて冷凍庫にしまってあるけど。

10月30日 土曜日
なんだかご馳走、夕御飯
「サンジェルマン」のコーンパン・シナモンブレッド
ソーセージ入りオムレツ
カフェオレ

今日、土曜日の朝御飯は、買い置きのコーンパンがあるからそれを食べましょ、とオーブンを温める。そういえばシナモンブレッドも買ってあったんでしたー、と、それもほんのりと温めてテーブルへ。
 
目玉焼き用意しようか?それともオムレツ?と言ったら
「オムレツー!」
と居間から息子の雄叫びが聞こえてきたので、オムレツも用意。いつもはだんなが作ってくれるオムレツだけど、
「私やります!やってみます!」
と、炒めた刻みソーセージを真ん中にくるんだオムレツに挑戦してみた。
 
サイズが大きいこと(=使った卵5個)もあって、あの高級ホテルの朝御飯時に目の前でシェフが焼いてくれちゃったりする、「手首ぽんぽん叩きながらくるくるひっくり返す」的なテクニックは到底無理だったけれど、良い感じに半熟に固まった卵を半月型にパタンと折って皿にひっくり返すことで、なんとなくそれっぽい感じのオムレツが完成した。中はトロトロ半熟でなかなか素敵な出来映え。
 
それでも「シェフの作るオムレツ」までの域はまだまだまだまだ遠く、「オムレツってやっぱり難しい」と改めて思った私。

ソース焼きそば もやし入り
麦茶

今日は台風が絶賛接近中。夕方か夜には千葉沖を通過する予定らしく、朝から降り続く雨は止むどころか強くなる一方。
 
でもお買い物行かないと夕飯の材料もほとんどないのよねー……ということで、最寄りのスーパーに行って来た。駅前大型スーパーに比べると元々品揃えはあまりよろしくないこのお店、今日は台風接近中ということもあってか、精肉の冷蔵ケースなどはスペースが目立つ感じ。
「ポークソテーとかどうかなって思ったけど……」
「なんかあんまり品揃えよくないねぇ……」
右往左往した結果、「お昼は焼きそば、夜は鶏手羽の素揚げにしましょう」と最小限のお買い物だけして帰ってきた。
 
息子は最近、焼きそばにはまっているらしい。
「一番美味しいのはペヤング!」
って、それ全然「焼き」そばじゃないよね?炒めてないよね?という感じだけれど、ともかく「ソースの絡んだ汁なし麺」に御執心らしい。
 
ならばということで、だんながウスターソース味の肉もやし入り焼きそばを作ってくれた。上から青海苔をばっさばさとかけながら食べる。
 
「焼きそばは、てか中華麺は太めの方が美味しいよねー」
という私とだんなと、
「いやいや、焼きそばとかは細い麺の方が美味しいよ!モチモチとかよりツルツルの方がいいよ!」
という息子と意見の対立をみつつ、今日の麺は細めの息子好みなもの。

クラッカーとチーズ、キャビア
肉サラダ(風)
カプレーゼ
鶏手羽の素揚げ
オニオングラタンスープ(キャンベル)
羽釜御飯
ビール(もやしもんエール 菌だけに金ピルスナー)

「手元にそろそろ賞味期限が訪れるモッツァレラチーズ(輸入もののすごく美味しいの)があるから、食べちゃいましょう」から始まった、今日の夕飯の献立。
 
ピザ生地作ってピザにする?いやいや普通にカプレーゼが美味しくて幸せかも!と、「ですから洋風のおかずにしましょう」と、ポークソテーかな、チキンステーキとかでも良いけど……と考えて、だんなの「手羽元を揚げて食べよう!」の提案で手羽元揚げに決定。
 
手羽元、作り方と言えるほどの作り方はなくて、衣も下味もつけない鶏手羽元をただただ素揚げして、揚げ終わったところに塩をパラパラッとかけて、あとは囓りつくだけ、というもの。地味だけどやけに美味しい。骨つきだから旨味も出るのか、なんだかすごく美味しい。ご馳走だ(手羽元、たいていすっごく安いのにね……)。
 
カプレーゼは、いつもどおりの「塩とおろしにんにくとオリーブ油で和えておいたトマトを、そのジュースごとバジル、チーズと和える」方法で。
 
あと、レタスもあるんだよなーお昼に使った豚肉もちょこっと残ってるし……ということで、「肉サラダ」も用意した。
「サイゼリヤ」の大好きなメニューで、それをなんとなく真似ながら、
皿にレタス盛る→上に豚肉の焼いたの(焼く前に焼肉のたれを少量揉み込んでおいた)をトッピング→更に風味づけと彩りにパプリカパウダーをふりかける→ドレッシングは手持ちのサウザンアイランドドレッシングにマヨネーズを混ぜつつ
という感じに。これがかなりうまい具合にちゃんと「肉サラダ」風で、立派なおかずになってくれた。
 
スープは手抜きして、キャンベルのオニオンスープの缶詰を使ってのオニオングラタンスープ。
トッピングくらいはちゃんとしようと、薄切りにしたバゲットにシュレッドチーズをこんもり乗せたのをオーブンで焼いて、それをアツアツのスープの上に浮かべて出した。
 
「もやしもんエール」も出したら、台風超接近中の晩御飯はなかなか豪華なものになってくれて、テレビで日本シリーズの中継など眺めながらのんびりした夕御飯。美味しいモッツァレラチーズを使って作ったカプレーゼは、驚きの美味しさだった。モッツァレラチーズは火を通すのも大好きだけど、冷たいままのにかぶりつくのもまた格別。

10月31日 日曜日
サーティーワンでハロウィンフレーバーを♪
ホットサンド (スパイシー肉たまチー)
カフェオレ

だんなと一緒にお買い物に行って「朝御飯どうしようか?」という話になると、
「……ホットサンド?」
とリクエストされることが多い。とっても多い。だんなはホットサンドが大好きだ。私も好きだけど……色々めんどくさかったりする。ホットサンドメーカーを出して電源につないで、パンに1枚1枚マーガリン塗って、具の準備をする。慌ただしい平日にはあんまり手を出したくないメニューだ。
 
で、今日の朝御飯は、幸い日曜だしということでホットサンド。
ちょうど先日の「牛肉のモロッコ風煮」をカレー味にした煮込みの残りが少量あったので、これ幸いと使ってしまうことにした。牛煮込みをパンに乗せ、上にゆで卵スライスを数枚、その上からシュレッドチーズを積んでパンで蓋して「肉たまチー」という感じで。
 
手間暇かけた煮込みなどが挟まっているとさぞ高級感溢れるホットサンドになる……と思いきや、案外そうでもないところがホットサンドのミラクル。チーズやら卵やら、マーガリン塗ったパンやらの味わいで、なんとなーく、ちょっと鄙びた昔ながらの喫茶店の食べ物のような味になっちゃうのだった。それがまた良いところなんだけど。

稲毛 「紫藤園」にて  650円ランチ(干焼蝦仁)
 
「サーティワンアイスクリーム」にて
 ダブルカップ(レギュラー) \400
     パンプキンプリン
     クッキーアンドクリーム

今日は10月31日、ハロウィン。
31日ってそういえばそういえば、アイス屋さんのサーティーワンで割引セールとかするんじゃなかったっけ?と思い出して調べたらダブルコーンorカップが31%OFFになるキャンペーンがあることがわかった。
 
大昔は、31日にお店に行くと、縦に長〜いカレンダーを配っていた気がするのだけど、今は割引なのねーと、
「私、サーティーワンのかぼちゃアイス食べたかったの!」
だから食べに行きましょう皆の分は奢るから!と、昼御飯食べがてら買い物しがてら皆でお出かけ。
 
お昼は駅近くの雑居ビルの2階にある「紫藤園」という中華料理店で。安くてボリュームがあって通し営業の、いかにもな「中国人経営の町の中華料理屋さん」という感じのお店。一度来てみて、悪くない感じ(すごーく美味しい、というわけではなかったけれど、この値段でこの味だったら文句なし、という風)だったので、また訪れてみた。だんなは中華丼セット、息子は醤油ラーメンと半チャーハンセット、私はエビチリセット、全部650円。
 
650円という価格にしてはたっぷりめなおかずと、御飯とコーンと卵のスープ、レタスのサラダとザーサイと杏仁豆腐。相変わらず豪勢な内容で、エビチリはケチャップ風味の優しい味。じわっと辛いけれど、辛いものがとても得意というわけではない私も「もっと辛くても大丈夫なのに」と思うほどマイルドな味付けだった。
 
その足でそのままお買い物に行き、スーパーのフードコート内にあるサーティーワンで食後のデザートにした。
 
お昼が重かったこともあって、私とだんなは2人で1つのダブルカップ、息子は「でも1人で食べたい!」と、1人で1つのダブルコーン。
私たちのカップは、「パンプキンプリン」とクッキー&クリーム、息子のコーンは「魔女のトリック」とクッキー&クリーム。
 
「パンプキンプリン」はカラメルソース入りの、本当にプリンっぽい味のかぼちゃアイス。「魔女のトリック」という名前のものすごい色合いのアイスは、紫色をした赤りんごシャーベットと赤色をしたグレープシャーベットのマーブルという大変に毒々しい色合いのアイスだった。見た目に反して、味は案外とさっぱりと、ちゃんとフルーツ味。
 
ハロウィンらしいことを何もしなかった今年だったけれど(かぼちゃ料理すら作らなかった!)、派手なカップに盛られたかぼちゃアイスを口にできて、なんとなく満足。

ミックスリーフのサラダ
鶏の塩焼き
カルボナーラスパゲティ
具沢山のトマトのスープ
ビール(モルツハーフ&ハーフ)
カイピリーニャ

夕飯は、「パスタがいいねー」という事になって、久しぶりのカルボナーラ。野菜不足解消のために、セロリや人参をしこたま入れたトマト味のスープと、紫玉ねぎをたんまり入れたミックスリーフのサラダも用意した。カルボナーラのベーコンだけでは少々物足りない肉っ気にと、鶏もも1枚を一口大に切って、これはオーブンで塩焼きに。
 
冷蔵庫には、先日コロナに合わせて買ってきたライムの半端な残りがあって、「このライムの残りをなんとかしちゃおう」と、献立に今ひとつ似合わない感じながらもピンガ(ブラジルの蒸留酒、サトウキビが原料)を飲むことに。
 
グラスに乱切りにしたライム入れて、砂糖も少量入れて、氷を詰めて、上からピンガをだばだばと注ぐ。マドラーで適当に砂糖を混ぜ溶かしつつ、ライムもつついて果汁を出して飲むカクテルは「カイピリーニャ」(田舎のお嬢さん、という意味)というもの。ピンガは広義のラム酒だそうで、そういえばラムにライムジュースとシロップを入れるカクテルは「ダイキリ」だったりして、「そっかーこれお洒落な感じにするとダイキリになるのかー」と思いながら、ついつい杯を重ねてしまった。
 
なんとも雑味がある強いお酒なのだけど、その雑味がたまらないというか、塩胡椒ふっただけの焼いた肉とか食べたくなるこの感じが好き。
 
「ピンガ飲むとさぁ……シュラスコ食べたくなるよね」
「わかるわかる。でもあの店はちょっと高いよね」
「高いけど旨いよ……いや、あの店でなくてもいい、渋谷あたりのやっすいシュラスコ屋とかでもいい」
「でもそういう店にはピンガ置いてなかったりしてな」
「ピンガなくてもいい、ビールお供にシュラスコ食べる……」
「それ、最初の話と違ってるよね、もうピンガどうでもよくなってるよね」
 
つまりおゆきさんは、ピンガはどうでも良くて単にシュラスコが食べたいと……と、不本意なまとめられ方をしてしまいつつ(いや、シュラスコ食べながらピンガ飲みたいんだよ!ほんとは!)、でもピンガとクリームソースのパスタも全く全然似合わないって味じゃないよね?と思いながら美味しい夕御飯を完食。