食欲魔人日記 11年02月 第3週
2月14日 月曜日
チョコのチョの字も入ってませんが、今日はバレンタインデー。
うどん(あつあつ)
麦茶

今日の朝御飯はうどんだなー……と、朝起きて鍋に湯を沸かして小鍋にも湯を張ってかけだしのパックを温めて、で、NHK教育をつけて「今日の0655は猫かなー犬かなー」と思いながらうどんを茹でる。
 
冷凍庫には、確か野菜セットと一緒に買った「鳥天」もあったりするのだけれど、朝から鳥天を食べるのはやっぱりなんだか重いのよねと、でも天かすはちゃっかり食卓に出してみたりして。
 
うーん、早く「ひやひや」が美味しく食べられる気温になってもらいたいなぁ。うどんは(というより、だしは)冷たいものの方が好き。

手作りマドレーヌ
牛乳

今日はバレンタインデー。
 
でも、家にはだんなが北海道出張やら北欧出張やらで買ってきてくれたチョコレートがまだしこたま残っていて、あまり情熱的にチョコレートを買う気分にもなれなかったここ最近。息子もあまりチョコ菓子が好きではなく(唯一の例外がJohanのチョコブレッドだそうで……)、だから
「チョコレートとか抜きで、バレンタインデーに食べたいお菓子とかあるかい?」
と連休中にだんなと息子に聞いてみた。
 
息子は
「モンブランがいいなー。栗の塊は入ってなくて、クリームたっぷりのやつ!」
と。
 
美味しいマロンクリームって難しいんだよ、私が作るより、むしろ美味しいケーキ屋さんで買う方が幸せな事になると思う……と話しながら歩いていたところで、北海道物産館で「マルセイバターサンド」の特別販売をしているところに出くわしてしまい、
「あ!僕、これでいい!これがいい!」
これ1箱買ってください!とお願いされ、だから息子の分のバレンタイン菓子はバターサンドということに。
 
だんなからのリクエストは「マドレーヌ」。
 
これなら自分で作れそう、と昼過ぎに気合い入れて作ってみた。型まで持っているくせに(しかも10個単位で)、あんまり焼いたことがないマドレーヌ。材料を見ると、そのバターと砂糖の多さに眩暈がしそうになった。
 
小麦粉に対して、ほぼ同量の砂糖とバターが入っている。そりゃあ美味しいはずだよね……と、レシピ通りに計量しながら卵と砂糖を混ぜ合わせ、粉を合わせて溶かしバターと牛乳を加えていく。
 
"へそ"を作らない焼き方もあるようだけれど、私が馴染み深く感じるマドレーヌは、貝殻型ではなく丸く薄いカップケーキ型で、中央がこんもり盛り上がった"へそ"がついているもの。あれは、低温の生地を高温で一気に焼き上げることでできるものなのだそう。参考にしたフォションのレシピ(1年くらい前の『ELLE a table』に載っていた)にも、生地を冷蔵庫で最低2時間は寝かせろと書いてあった。金属型を使うなら、バター塗って粉ふった型も冷蔵庫に入れておくと良いらしい。
 
お菓子作りは料理よりもずっと科学っぽいよなぁと思いながら戦々恐々焼き上げてみたマドレーヌ、綺麗な色に焼けて、中央にはこんもり"へそ"もできていた。焼けた焼けた超美味しそう!と、焼きたてのところを学校から帰ってきた息子と一緒におやつで食べる。
 
「んまーい!すごく美味しい!」
「うん、成功でした〜けっこう簡単だった……かな?」
もう1個食べたそうな息子を「続きは父ちゃんが帰ってきて、見せてからー!」と制しながら、「もっとたっぷり生地用意して、チョコチップ入りとか作れば良かったかしら」と思ったのだった。
 
プレーン生地、ちょうど10個分の型に分けたところで綺麗になくなっちゃったのだった。

茹でもやし・ほうれん草のナムル(昨夜の残り)
さつまいものスティック炒め
大根と牛すね肉の潮州風水炊き
羽釜御飯
麦茶

今日は月曜、野菜が届く日。今週のベジタSは
 さつまいも2本・再婚1本・白菜半玉・あさつき1束・水菜1把・ウスヒラタケ1パック・いちご1パック
という内容。
 
お芋が頻繁に届くなぁ、大根も前のがまだちょっと残っていたはず……そういえばセロリも残ってる……とあれこれ考え、週末に買ってきてあった牛すね肉使って「潮州風水炊き」なるものを作ってみることにした。ちょうど手持ちの野菜で作れる煮込み料理、レシピは譚彦彬さんのもので、本当はすね肉じゃなくバラ肉を使って作るもの。
 
肉は水にローリエ、八角、粒のままの黒胡椒、それに葱と生姜を入れた中で下ゆでしていく。下茹でが終わった後、その煮汁に塩や砂糖や鶏ガラスープを足し、野菜加えて再び軽く煮込む……みたいな料理だ。醤油やオイスターソースは入らないから、スパイシーな香りはあるけれどあっさり味。
 
野菜はたっぷりの大根の他(これは煮汁で割としっかり味を含ませて煮る)、最後にさっと加えて火を通す程度のセロリと玉ねぎと赤パプリカ。「水炊き」という料理名から想像する味とはちょっと違った風に仕上がったけれど、八角が香る面白い煮物ができた。
 
昨夜の残りのもやしとほうれん草があったのでそれも出し、あとはたまる一方のさつまいもをなんとかしようと、スティックに切ってフライドポテトの要領で揚げてみようと試みてみる。油を少なめにしたらすっかり芋が油を吸いきってしまって、単なる「スティックさつまいもの炒め」みたいな感じに。仕上げに黒胡麻と塩をふって、なんとなく体裁を整えてみた。
 
さつまいも料理といえば、あとは「普通に焼き芋」とか「スイートポテト」とか「スイートポテトパイ」とか、あとは「芋御飯」「とんさつま」(肉じゃがのさつまいも版みたいな感じ)「とりさつま」(とんさつまの鶏版)、あとはポタージュスープとか汁の実とか……と考えるけど、やっぱりじゃがいもよりも扱いにくい感があって、ちょっともてあまし気味だったりするのだった。
 
確かアメリカにはさつまいもの甘ったるい缶詰(=「Yam」というもの)があったよなー、あれをサンクスギビングに食べたりするんだ……と思い出してしまったりしながら、「美味しいさつまいもなら、やっぱり普通に焼いて食べるか」という結論に達した感じ。そう、ちょうど、この間スーパーで「包んでおいしい黒ホイル」というのを買ってきたばかりなのだ。

2月15日 火曜日
夕飯はにんにくが香る和風のパスタ。
ラケルパン
カフェオレ

昨日、息子が寝た頃から猛烈な勢いで降り始めたドカ雪は、そのまま雪だったらかなりな積雪になったのだろうけれど、あいにく雨になってしまったようだった。朝起きると、もう道路にはほとんど雪は残っておらず、屋根の上や車のボンネットの上がうっすら雪化粧。シャーベット状のぐしょぐしょの氷が溜まっているような感じで、でも息子は「雪積もったー!」とご機嫌だ。そんな天気の中、だんなはめげずに朝ジムに向かっていった。
 
朝御飯はラケルパン。
先日「RAKERU」で食事した時についでに買ってきた(ショッピングモール内で3000円買い物すると駐車料金が少なくなるのでその対策もあったりして)。6個入りのは密閉袋に入って、持ち帰り易いようになっていて、しかも賞味期限もちょっと長め。使い勝手がよさそうなそのパンを買ってきたのだった。
 
オーブンで温めるのではなく、レンジでふんわり温めて、中央にバター挟んで食べると良いらしい。
確かにお店のも、中にバター挟んで出されてきたなぁと思い出しながら、ごろっとサイズは大きめだけれどふわふわと頼りない食感のパンを温めてかぶりついた。なんでも、「卵料理に最も合うパン」として開発されたものなのだそう。ほんのり甘さがあってふわんふわんで、確かに卵料理に似合いそう。
 
なるほどなぁ、残った3個は次回オムレツでも添えて朝御飯にしようかしらね、と思いながら、今日のところはパンとカフェオレで。

太刀魚のつみれときのこのスープ
油揚げと水菜とフライドにんにくのスパゲティ
麦茶
 
「ル・パティシエ ヨコヤマ」の谷津ロール
自家製マドレーヌ
カフェオレ

今日は、だんなが夕飯までに帰ってこられそうなら、この寒さもあることだし(白菜もあることだし)豚味噌鍋、帰ってこられなかったら……どうしよう?と思いながら、とりあえず昼間のうちに数日分の献立考えて食材買ってきた。
 
あいにく食事の支度を始めようとする頃までにだんなからの「今から帰るよ」電話もなくて、じゃあ息子と2人分の夕御飯だなと、考えていた献立のひとつ、和風のスパゲティにすることに。
 
もう隨分昔に買ったものだけれど、神戸のスパゲティ屋さんのオーナー西巻眞さんの本『365日スパゲティが食べたい』『365日やっぱりスパゲティ』はタイトルも中身も楽しいスパゲティのレシピ本。
 
「それ、別にスパゲティで作らなくても普通に中華麺で作ったらよくない?」「これもうどんの方が実は似合うんじゃない?」という風な、かなり独創的な具材の組み合わせなども載っていたりするけれど、和風の食材の組み合わせなどはとても参考になるし作りやすいものが多い。今日作ったパスタ料理も、これに載っていたものだ。
 
具はカリカリに焼いたにんにくと油揚げ、そして水菜。唐辛子とオリーブ油が入るから、要するに油揚げと水菜入りのアーリオオーリオペペロンチーノだ。味付けに塩胡椒と、醤油ひと垂らし、そして最後に七味唐辛子をパパッとかける。この七味がなかなか良い感じでじんわり辛みがついてアクセントの効いた味になってくれた。
 
汁物は、買い置きの「太刀魚のつみれ」を使ったきのこ汁。
 
全体的に肉っ気のない夕御飯で、しかもボリュームも控えめ。
「でも食後にロールケーキ出すからね。あと食べたかったらマドレーヌも残ってるから」
の一言で、全体的には「ヘルシー」のかけらもない夕御飯になったけれど、それもまた良し。

2月16日 水曜日
今日は豚味噌鍋ですよ〜。
お餅(磯辺焼き)
抹茶入り玄米茶
はっさくのはちみつがけ

そういえばお餅がまだまだ残ってるんでした、と今更ながらに思い出して、今日の朝御飯は磯辺焼き。
 
1人2個ずつ切り餅をこんがり焼いて、醤油絡めて海苔で巻く。ごく簡単な、「料理」とも言えないような餅料理だけれど、これがシンプルで美味しいんだなぁ……と思いながら、あったかいお茶を傍らにもぐもぐ。餅が嫌いな子供なんていません!と思っていたのだけれど、目の前の息子はやや不満そうで、やっぱり彼は餅があまり好きなのではないのだった。
 
デザートに、ちょっと渋めな酸味強めのはっさくをあらかじめ剥いておいて、はちみつを軽く絡めておいたもの。1房1房剥いて食べていたのでは登校の時間に間に合いそうにないしと餅を焼く前にナイフ使って剥いたのだけれど、慣れるとナイフでの柑橘の皮剥きは案外楽しいしらくちん。

豚味噌鍋(白菜・長ねぎ・豚バラ肉・うどん)
ビール(シルクヱビス)
日本酒(白龍 吟醸新酒生原酒しぼりたて)
日本酒(隧道熟成 純米古酒 須々許里)

今日の夕御飯は、ちょっと久しぶりな豚味噌鍋。
 
今週届いた野菜に白菜半玉・あさつき1束というのがあったので
「これは豚味噌鍋をせよという神の仰せ……!」
と受け取って、だんなが夕飯時に帰宅できるタイミングを狙っていた。今日は帰ってくるよと予告されたので、ビール冷やして土鍋出してうきうきと鍋の準備。
 
土鍋にスープ張って、白菜と長ねぎを20分くらい煮込んで芯まで柔らかく煮えたところで豚肉を入れてさっと火を通してから食卓に出す。あとは適宜、白菜の葉の部分と肉を足しながらぐつぐつ煮込みつつ。「白菜1/2玉全部食べちゃおう」と、気合い入れてがっつりと白菜をよそっては口に運んだ。
 
「大地を守る会」から届く白菜、ものによってはものすごい虫食いがあったりする。葉ものを減農薬・無農薬で育てるのは大変なのは重々承知だけれど、でも安くはないお金払っているのに「虫の食べ残し」みたいな野菜を食べるのも悲しいもので、あまりに酷いものは"届いたうちの1/3ほどは食べられる状態ではありませんでした"などと、その旨次回の注文時の通信枠に書くようにしていた。
 
今日届いた白菜は、虫食いのほとんどない(ゼロではないけども)、それはそれは立派なものだった。瑞々しい葉はバリッと張りもあって、ざくざくと切るその感触から「あ、なんか違う感じだ」と思えるほど。白菜はアクのほとんどない淡泊な葉ものだけれど、それでも「味がある」のがよくわかった。いつもこういう白菜が届いてくれるなら「ずっとずーっとこの野菜の宅配を続けます!」という気分になるのだけどなぁ。生産者によって出来映えに違い(けっこう派手な違い)があるのは仕方のないことなのかな。
 
お風呂を済ませてからの夕御飯、最初はやっぱりビールが良いねと1缶あけた後は、先日越後湯沢で買ってきた吟醸酒を。300mlという小さな瓶入りの生酒は、利き酒コーナーで口にして「こりゃ美味しいや!」と買ってきたものだった。果物のようにも感じる甘い米の味と、原酒ならではの力強さを感じるお酒で、とっても好みな味わい。山形も米どころで美味しいお酒が色々みつかるけれど、越後湯沢はさすがの新潟、目移りするほど美味しそうなお酒がたくさん売られている。白龍、大吟醸とかにごり酒も気になるなぁ。
 
で、300mlの小瓶のお酒なんてあっという間になくなってしまい、まだなんか物足りないなぁと、開封していた古酒の続きもちびちび飲んでしまって、すっかり良い気分になってしまったのだった。

2月17日 木曜日
皮がパリンパリンに焼けた鶏が息子に喜ばれました
ラケルパン
ラタトゥイユのスクランブルエッグ風
カフェオレ

今日の朝御飯は3個残っていた「ラケルパン」。
卵料理に似合うように作られたのだというこのパン、だったら卵と合わせてあげたいなぁと考えていて、「ラタトゥイユのスクランブルエッグ風」なるレシピを見つけた。
 
ちょうど手元にズッキーニとトマトとパプリカがある。玉ねぎも常備しているし、あと茄子を加えたらラタトゥイユが作れそうな感じ。多めに作ったら夕御飯にも使えるな、と、先日茄子も買ってきたところだ。今日は朝起きて早々、スキレットをコンロにかけて野菜を炒めるところから始めたのだった。
 
オリーブ油を熱して、角切りにした野菜を次々入れて炒めていく。最後にトマトを加え、蓋して数分煮込んでいる間にパンと食後の苺の用意。レシピでは、茄子1本ズッキーニ1本トマト1個……といった分量のラタトゥイユに対して卵4個を生クリーム加えて溶いたものでスクランブルエッグにせよとあったけれど、それは3人分の朝御飯に食べるにしてはけっこうな分量になりそうだったので、できあがったラタトゥイユは半量ほど別容器に取り分けておいた。で、卵3個に牛乳加えて(これだけのために生クリーム買うのもなんだかな……だったので)、レシピよりも卵の割合が幾分か多い「ラタトゥイユのスクランブルエッグ風」の完成。
 
「わざと塩気控えめ気味にしたからね、これかけてください」
きっと似合うと思うんだぁ……と出したトリュフ塩をパラパラかけて食べると、朝っぱらからトリュフの香りに口の周りが包まれて、なんともゴージャスな夢心地気分。卵料理といい、レンジで温めたふわふわのパンといい、全体的にふわんふわんした朝御飯だった。
 
食後の苺は、野菜セットに入っていたもの。1人分3〜4粒と、分量は少なめだった(スーパーで普通に売っている苺パックは小粒だったら30粒近く入っていたりするので……)けれど、甘くてほんのり酸味もあって、力強い味のたいそう美味しいものだった。
 
いつも以上に充実した朝御飯。

水菜のサラダ
鶏の塩焼き ラタトゥイユとパセリのソース添え
太刀魚のつみれときのこのスープ
羽釜御飯
麦茶

仕事が地味に忙しくなってきたここ数日。
来週再来週あたりが山場かなーというところ。……がんばろう。
 
だんなもこのところ忙しく、「木曜金曜は家で夕飯は無理そうだな」とのこと。私も夕方遅くまで仕事していたし、息子と2人の夕御飯は簡単に済ましてしまおうと、火入れしながらとっておいた残りもののスープと、朝に作ったラタトゥイユ使って鶏肉料理の夕御飯にした。
 
鶏はスキレットでこんがり塩焼きに。ラタトゥイユを敷いた皿の上に鶏を乗せ、パセリのちょっとしょっぱいソースを上に添えた。パセリと玉ねぎとにんにくをみじん切りにして、塩を効かせてオリーブ油で和えた「洋風ねぎソース」みたいなもので、香りも良くてなかなか美味しい。先日和牛のたたきを作った時に美味しかったので、また用意してみた。塩気淡めのラタトゥイユにも似合って思った以上に良い組み合わせ。
 
ベーコンビッツを散らしてサイゼリヤドレッシングを添えた簡単な水菜のサラダも用意して、「ポタージュとバゲットとか添えていたら格好のついた夕飯だったかもだけどねぇ」と洋風のメインのお皿とフォークナイフを食卓に並べた。
 
皮を良い具合にパリンパリンに焼いたのが、息子には大好評。
「パリパリだ!……美味しいからこれ最後に食べる」
と、他のものから食べ始めたので、
「……それ、オイル入ったソース乗ってるから時間経つとクタクタになってきちゃうよ。パリパリが良いなら早く食べなきゃ」
と助言しながら、私はアツアツの美味しいうちに鶏を堪能。

2月18日 金曜日
本日の救世主、ココイチのグランドマザーカレー。
豚味噌うどん
麦茶

先日の豚味噌鍋の残りスープで、今日の朝御飯は豚味噌うどん。スープの残った土鍋をコンロにかけて、冷凍うどんを2玉入れるだけのごくごく簡単な準備で済むあったか料理だ。
 
今回の鍋は、「とにかく白菜を食べましょう」ということで白菜をもりもり食べたものだから、鍋の当日、食べたうどんはたったの2玉(家族3人で2玉だなんで初めてじゃないかという控えめさ)、しかも肉まで余るという我が家らしからぬ事態になった。だからその分、今朝のうどんには肉がたっぷりだったりして。
 
白菜の残りも入ってるし、葱の残りも入っているし、かつてなく具沢山になった「朝の豚味噌うどん」。具材の多さに負けない勢いで刻んだあさつきをたっぷり散らしながら食べた。
 
豚味噌うどん、後でちらっと喉が乾くけれど腹持ちはばっちり。さて今日もがんばろう。

「CoCo壱番屋」の
 プチエビフライサラダ
 グランドマザーカレー(小盛)
麦茶

今日は息子の学校の用事もあって、ちらっと出かけたり仕事したり週末の準備したりの慌ただしい一日。5時頃から「もうひとふんばりー!」とパソコンに向かったら終わらんようになってしまった。
 
「豚肉があるけど……水菜とかも残ってるけど、でもゴメン、今日は手抜きだ!」
だんなの帰りも遅いし!と、CoCo壱番屋のカレーをネット注文して、届くまで引き続きお仕事。
 
このところすっかり「ゴーゴーカレー」に魅了されてしまってココイチとはちょっと距離をおいたお付き合いをしていたのだけれど、久しぶりに食べようと思ったのはモンスターハンターのスプーンプレゼントキャンペーンをしていたから。
 
「だからね、君にもそのキャンペーン対象のグランドマザーカレーを選んでもらいたいのです」
でもグランドマザーカレーは甘口は選択できないのです……イヤ?と息子に聞いたら、「イヤ」とのこと。結局息子はいつもの甘口チーズカレーにして、私はキャンペーン商品のグランドマザーカレーを選んだ。
 
私が普段家で作るカレーは辛口寄りの中辛で、ココイチの普通のカレーよりもちょっと辛いくらい。その家カレーをうまいうまい言いながら食べている息子は、でもココイチは甘口の方が良いんですって。謎だ。
 
いつもいつも、ココイチの普通盛りのカレーはちょっと量が多めなのよねと感じながら食べていたところだった(だんなが一緒の時は2〜3口分手伝ってもらっていた)ので、今日は思い切って「小盛」に。通常300g盛られる御飯が200gということで、3.3割減はいくらなんでも物足りないかなと思ったけれど、これが案外良い感じ。値段が50円しか変わらないので少々の割高感も感じるけれど、ほどよく美味しく食べられる分量で助かった。
 
野菜も欲しいなと、カレーが控えめな分「プチエビフライサラダ」もつけて、それは息子と半分こ。グランドマザーカレーは、じゃがいもごろごろ人参ごろごろ豚バラ肉ゴロゴロのカレーで、私が普段家で作っているカレーのごろごろ加減と似た感じのものだった。そうか、私がいつも作るカレーはおばあちゃん風だったのねと苦笑いしつつ、もぐもぐ。
 
カレーもなぁ、食後に喉が乾くんだよなぁ……。後でお茶飲もう。

2月19日 土曜日
蔵王に来ました!お気に入りの「レストラン大森」でお昼御飯。
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山形新幹線車内で
 チキン弁当

今日は朝5時起き。
 
始発から2本目の山形新幹線に乗って、この週末は1泊2日のスキー旅行。ここ数年御一緒している友人親子と、去年から一緒に来ている友人夫妻と共に、総勢7人の蔵王行きだ。
 
7時前の新幹線、そんな時間に駅弁なんて売ってるのかなと思っていたら、東京駅は朝5時半から駅弁の扱いがあるとのこと。新幹線乗り場に向かう途中の駅弁コーナーで、お気に入りの「チキン弁当」をみつけたので家族3人これにした。ケチャップライスに鶏の唐揚げ、スモークチーズにポテトサラダと、好きなものばかりが詰まった、とっても潔い感じのチキン弁当は昔からのお気に入り。なんでも昭和39年に発売開始以来のベストセラーなのだそうだ。
 
「覚えてる?昔のって、ポテトチップスが入ってたんだよね」
「ああ、そういえばそうだったそうだった、あっちの方が良かったよね」
と話しながら新幹線に乗り込んでからの朝御飯を堪能。
 
今回のメンバーは全員が「狩人」(=モンハン仲間)。
行きの新幹線もきゃっきゃうふふと席を向かい合わせにしたボックス型シートであれこれ狩って道中を楽しんだのだった。

山形蔵王温泉スキー場 「レストラン大森」にて
 フライドポテト・枝豆
 三元豚の生姜焼き丼 \1000
 生ビール

蔵王温泉スキー場。昼頃までは雲がありながらもこの見晴らしの良さ。 山形駅から蔵王温泉に。宿に荷物を置いて身支度整えてレンタルスキーの手続きして、全員がゲレンデに立ったのは11時になったあたり。
 
天気の悪い日が多い蔵王でこんな天気は珍しいというくらい、小雪がちらつきつつも青空が覗く良い天気。
 
「じゃあ、中央ロープウェイからリフト何本か乗って、大森ゲレンデを目指してお昼にしましょう」
と段取り決めて、皆でうらうらと滑りに行った。
 
樹氷原コースの後半から百万人ゲレンデ、大森ジャイアントから麓の大森レストランまでは8kmほどの長距離コース。レストランに到着した頃にはまさにお昼時で、レストランはたいそうな混雑に。
 
折り悪く、前日の朝のテレビ番組で「今年の樹氷は素晴らしいです!」なんて特集が組まれてしまったりして、しかもこの天気の良さもあって「蔵王のスキー場がこんなに混んでいるの初めて見た」というほどにゲレンデもロッジも人だらけ。往年のスキーブームの状況を思い出すね、なんて苦笑いしつつ、幸い席が取れて、皆で一緒に昼御飯を楽しめた。
 
私が選んだのは、三元豚の生姜焼き丼。お味噌汁と漬物がついて1000円。
「レストラン大森」と「大盛」をかけているのか、このレストランの大盛りは笑っちゃうくらい大盛りで、しかも「この器に盛り放題で400円」といったフライドポテトや枝豆があったりする。どっかり盛ったそれらをテーブルの真ん中に置いて、「ビール飲むぞー!」と盛り上がる大人が数人。
 
貝割れ大根などの野菜と半熟卵、紅生姜が乗った生姜焼き丼は、なかなかの厚切りの豚肉が3〜4枚。甘じょっぱい生姜焼きたれもちゃんと美味しくて、満足な昼御飯でお腹と心を満たした後は、午後もスキー!
 
蔵王温泉スキー場、午後になってどんどん晴れてきました 大人はスキーが達者な人たちばかり。
 
息子を含む小学生2人は、「パラレル?ウェーデルン?なにそれ」状態のボーゲナーだけれど、おそれを知らないスピードを出して滑るので(止まれないとかではなく、一応スピードコントロールはできたうえで、だけども)、これまた置いていかれてしまいそう。
 
待って待ってと防水カメラ持ちながら滑ると、皆の後ろ姿しか撮影できないというありさま……。
 
で、途中から友人夫が
「俺ミニスキーで両手空く(=ミニスキーはストック持たない)のでカメラ代わりに持ちますよ〜」
と、カメラ持って皆の姿をあれこれ撮影してくれた。
 
蔵王温泉スキー場、目が開けられないほど眩しいゲレンデ。 2時を過ぎる頃にはこんな、見事な青空に。
 
いつまでも滑っていたい気分ではあったのだけれど、でも午後3時を過ぎるとさすがに足がガクガク言い始めて、
「ダメです私もうダメです抜けます」
「あ、私も帰ります」
と、友人1人と私が2人で皆から離脱した。
 
早く帰ってお風呂入りましょ、と宿近くのゲレンデを目指す道すがら、道中のゲレンデではちょうど「チューブスライダー」をやっていて、「あ、これはやりたい!」「これだけはやって帰りましょ!」と2人で初体験チューブスライダーも。
 
リフトの下でスキー外して、チューブ(でっかい浮き輪、みたいなもの)を抱えてリフトに乗る。ゲレンデの隅に雪を盛って壁を作った滑り台状の専用コースがあり、そこにチューブにお尻入れて滑り降りる……というもの。
 
ゲレンデ自体は初級コースのゆる〜いものだったけれど、スキーではなくチューブで滑り降りるのは目線が低くなることもあって、なかなかスリリングでたいそう楽しいものだった。午前は11:30まで、午後は13:30-15:30と、天気の良い時だけに滑ることができるチューブスライダー、蔵王にスキーに来るようになってもう何年も経つけれどやってみるのは初めてで、これは楽しい!と疲れも忘れて遊んでしまった私たち。

蔵王温泉 スキー宿にて
 先附:白魚と菜の花の辛し和え
 前菜:ローストビーフサラダ仕立て ベビーリーフ ラディッシュ
 お造り:虹ます ホタテ貝柱 恵胡 妻一式
 焼物:鮭の男爵焼き 丸十レモン煮 しし唐 花蓮根
 煮物:小蕪と鴨つみれの炊合せ 湯葉巻き 春菊 柚子
 鍋:牛肉すき鍋
 酢の物:牡蠣湯引き卸しポン酢 なめこ 胡瓜 小葱
 お椀:きりたんぽ汁
 食事:白米(県産はえぬき)
 香の物:おみ漬け ぜんご漬
 デザート:だだちゃ豆ロールケーキ いちご
ビール

今回の宿は、年末も泊まったいつもの常宿。
 
蔵王、スキー宿の夕御飯♪ 温泉入ってさっぱりして、食堂でいただく夕御飯は、いつもの「いかにもな温泉宿風」で、洋風のお皿や鍋があるのもいつもの食卓の光景。
 
ビールを貰ってそれを飲み飲み、カレー味のじゃがいもがトッピングされた鮭の塩焼きつついたり、ローストビーフつついたりした。
 
「牛肉すき鍋」は、大きな肉が2枚、春菊や白菜もたっぷりとあって、溶き卵をつけつついただく「すき焼き」風なもの。子供達も大人と一緒に滑りまくって疲れたか、このちょっと大人っぽい献立の夕御飯をかなりの勢いで平らげていた。でも「これは要らない」と、息子からは牡蠣の湯引きをもらっちゃったりして。
 
今日のお椀はきりたんぽ汁。ちゃんとごぼうと舞茸、芹も入った、一口サイズにカットされたきりたんぽ入りの汁で、それもいただいたらすっかりお腹一杯。
 
早めの夕御飯の後は、3人部屋で一番広い我が家の部屋に皆集まって、お酒出したりお菓子並べたりしながらおおいに「狩り」を楽しんだ。下位ハンターだった友人親子はめでたく上位に上がり、私は私で最後に行ったアルバトリオンクエストで「天をつらぬく角」(略称"天つら"、レアアイテム)が出たりで、各々充実した感じだったアフタースキー。

2月20日 日曜日
山形牛の牛タン!牛タン!
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
蔵王温泉 スキー宿にて
 温泉卵 焼き海苔 納豆
 ポテトサラダ、ハム、トマト
 ほうれん草の胡麻和え、ひじきの煮付け
 鰤の塩焼き たらこ わさび漬け
 漬物盛り合わせ
 わかめの味噌汁
 御飯
 お茶

食堂での朝御飯は、朝7時45分から。
 
昨夜の就寝はそう遅くはなかったので、だんなも私も6時過ぎには目が覚めて、のんびりお風呂に浸かって温まってからの朝食は、この宿のいつものスタイル「御飯と味噌汁、海苔と納豆、焼き魚」なもの。時々だったら大歓迎なのだけれど、私にとっては「これが3日続くと4日目には逃げ出したくなる」感じのものだ。乳製品が皆無なのが、おそらく私にとっては厳しいのだと思う。牛乳やチーズやヨーグルトの類が恋しくなって仕方がない。
 
「1日2日なら良いんだけどね、どちらかというとパン食の方が朝御飯は好きなのよね」
「あ、私もそんな感じ」
「私は逆だなぁ……こういう朝御飯なら1週間続いても全然大丈夫」
 
と、賑やかに、口と箸をせっせと動かしながら、それでも朝からがっつり食べた。納豆も食べた。
 
荷物まとめて身支度整えて、そしていざいざゲレンデへ。2泊3日だとぐっとのんびり感漂ってくるけれど、1泊2日の旅行ってすんごく慌ただしいのよね。

山形蔵王温泉スキー場 「レストラン黒姫2」にて
 フライドポテト&ビール
 フライドチキン&ビール
をだんなと半分こ

蔵王温泉スキー場、今日も快晴!奥に見えるのが「横倉の壁」 1〜2月のシーズン中の蔵王温泉スキー場、晴天率は2〜3割というところなのだとか。
 
立派な樹氷が育つのは、それだけ風と雪がが強いということで、一昨年あたりは「蔵王はいつ来ても吹雪」という心が折れそうな状況が続いたりした。
 
それが今シーズはどうしたことか、年末年始の4日間も問題なく楽しめ、今回に至っては昨日今日とこの天気の良さ。
 
今日は朝から雲一つない晴天に恵まれた。横倉ゲレンデからリフトに乗ると、右手に「横倉の壁」(平均斜度30度、最大38度の超難関コース)のコブの陰影がくっきり。ムリムリムリムリ、あの壁はムリ……と思いながら、午前中は山頂へのロープウェイの混雑ぶりを後目に、黒姫や大森ゲレンデを楽しんだ。
 
天気は最高、でも数日前の暖かい日に雨が降ったらしく、そこここが見事なアイスバーン状態で、今日の気温の高さもあいまってなんだか早々に春スキーの気分だ。
 
だんなと2人で半分こ、スキー場での軽めのお昼御飯 今日は夕飯が早めだからと、昼御飯もかなり早めに、でも早くも混雑し始めていた黒姫のロッジで済ませることに。
 
まだ11時頃ということもあって、軽くて良いよねと、私とだんなは「フライドポテト&ビールセット」と「フライドチキン&ビールセット」を1つずつ頼んで、それを半分こすることにした。
 
窓際のカウンター席で、目の前には雪景色、そして暖かい部屋でたっぷりのビールと揚げ物。もう最高だ。
 
フライドポテトはかなり揚げおき感溢れるものだったけれど、チキンはカリッとした衣の食感も良く、食べるところたっぷりの良い感じのものだった。息子にポテトを奪われてしまいつつ(息子は息子でカツカレーという豪勢なものを食べているというのに)、3本あるチキンも1本半ずつだんなと半分こ。
 
蔵王温泉スキー場、樹氷原コースはこの光景 午後は、「私はもう上がります〜もう体ガクガクで」という友人と、「俺たちは横倉の壁に挑もうかと」という友人夫妻と別れ、帰りたくないけど横倉の壁も嫌な私は、だんな+子供2人というオラオラグループに混ぜてもらうことに。
 
ここ数年、寄る年波を理由に、若い頃のような無茶滑りができなくてスピードを出すのが怖くなりつつあったのだけれど、今回友人たちと滑っていて僅かながら学生時代の勘が戻ってきた感じ(でもだんなには見事に置いていかれる……)。
 
午後2時には上がらなきゃねと、男衆と一緒に何度か黒姫や百万人を滑り、最後に鳥兜山頂のラーメン屋さんで「玉こんにゃく」休憩をして、満喫しまくった充足感を抱えて宿に帰還した。

山形 「冷麺さくら」にて
 さくらセット 2×\2625
 ユッケ 2×\840
 上塩タン 4×\1250
 特上ロース 2×\1575
 サーロインステーキ \3150
 焼き野菜 \630
 サンチュ
 ビール たらふく
 サービスデザート(アイスクリーム)

蔵王スキーの締めくくりは、いつものお店、山形駅前の「冷麺さくら」で山形牛の焼肉!
 
すっかり顔なじみになったご主人に、年末に来たうちに「2月に大人数でまだ来ます」と予約を入れて、お座敷2卓をとっておいていただいた。コース料理もあれこれあるけれど、コースに含まれる魚介を食べるよりはとにかく肉をということで、ハーフ冷麺が最後に出てくる「さくらセット」(カルビ、ロース、サンチュ、ハーフ冷麺×2で\2625)を2つ貰ったあとはアラカルトから色々注文。
 
山形駅前「冷麺さくら」の特上ロース♪今日もうまうま♪ 皆大好き上塩タンは4皿、そのほかロースやユッケは2卓あるので2皿ずつ、あとは
「これだけ人数いたら、このサーロインステーキも食べてみたくない?」
と1皿注文して皆で厚切りのサーロインも楽しんだりと、サシがたっぷり入った山形牛を楽しんだ。
 
サーロインは、200gで3150円となかなかの価格だったけれど、素晴らしい美味しさ。
 
「朝日町赤ワインで味付けした特別な一品」だそうで、両面をさっと炙っただけの肉はとろけるような口当たりだった。
 
スキーで疲れてビールが進んで「飲んべえ組」は最初の予約サービスのグラスビール1杯を早々に空けた後、生中を各自3杯ずつ。
ほどよい満腹具合とほろ酔い気分に満たされて、帰りの新幹線の中でもぼちぼち狩りをしながら帰路についた。帰宅は10時過ぎ。
 
また来年もやりたいね。お疲れさまでした!