桜あんぱん
チーズクリームあんぱん
牛乳
カフェオレ
3個ずつあんぱんが残っていたので、今朝はそれを1個ずつ。やっぱりあんぱんには牛乳だ。これだけ涼しい季節になってもやっぱりあんぱんには牛乳が一番だと思う。そして、木村屋のころっと小さめの、生地がほんのり甘くてしっとりした感じのあんぱんには、ますます牛乳が似合う気がする。
「んでも、最後にちょこっとコーヒーも飲みたいのよねー」
とだんながコーヒーも用意してくれたので、食後にそれをいただくことにしながら、あんぱんと牛乳の組み合わせを今日も存分に堪能した。
チーズクリームあんぱんも、とても美味しい。学校給食に出てくるような、懐かしいような味のクリームチーズっぽい味がして、それがたまらないのだった。
白菜と豚肉の炒め煮
茄子としめじの味噌汁
自家製いくら
羽釜御飯
ホッピー
ここ最近、ちょっと良いものを食べ過ぎていたような気がする。飲み過ぎていたような気もする。そして冷蔵庫の中には、モツ鍋の材料が揃っている。明日か明後日にはモツ鍋の予定。安売りしていたモッツァレラチーズの買い置きもあるから、近日中には自家製ピッツァの予定もある。
「……だから、今日は地味めな御飯にしよう、今日くらいは地味めにしよう……」
ということで、なるべく野菜を多くした感じの、さっぱりめの料理にすることにした。白菜と豚コマがあるから、重ねてシンプルに塩味で蒸すかなとか色々考えて、ほんのりピリ辛味の炒め煮にすることにした。胡麻油でにんにくと生姜を炒め、肉を炒めて塩胡椒し、刻んだ白菜も加えてざっと炒めたら、味噌と酒とオイスターソースと豆板醤、ひたひたになるくらいの水を加えて蓋をして5分ほど火にかけてできあがり。本で見た料理だったけれど、よくよく考えてみれば「豚肉と白菜」で、味つけは味噌で、できあがったものはまんま外見が「豚味噌鍋の具が煮えました」といったものになっていたのだった。あいやー……。
「あはは、味噌味でね、白菜と豚肉でね、できあがってみたら豚味噌鍋まんまでした……」
苦笑いしながらテーブルに出したのだけれど、一応調味料は豚味噌鍋のそれとは違う内容なので、それなりには違う味だった。でも外見はやっぱり豚味噌鍋。ほんとごめんなさい。
それでも、息子が気にならないくらいのぎりぎりに入れた豆板醤が適度なアクセントになっていて、適度に酒のおかずになり、適度に御飯のおかずにもなってくれたし、味の方も決して不味いものじゃなかったので一安心。あとはマヨネーズを添えて食べるだけの、サラダ菜ときゅうりとチーカマの盛り合わせと、具沢山めに作った茄子としめじの味噌汁。今日の食卓はかなり殺風景だったので、自家製いくらも出して、御飯に適当にさらさらと乗せて食べた。
自家製いくらは、市販のいくらよりも薄皮が厚い感じで、塩気は少なく、ポロポロとしている。独特のパツンと弾けるような食感が、自家製いくらを食べるようになった最初の頃は気になっていたのだけれど、今はそのパツンとした食感も気に入っている。甘さしょっぱさが自分の思うように調整できるのも嬉しいところ。
今回は少し味醂を多く入れすぎてしまったようなので、次回はも少し控えめにしよう……と思いつつ、軽くイクラ御飯でシメにした。
ミルクティー
今日の朝御飯は、ホットサンド。だんなは既に御飯と味噌汁の朝御飯を済ませて朝ジムに向かった後で、
「私たちはどうする?ホットサンドにしようか、パン4枚ちょうど余ってるし」
具はどうする?普通に卵かな、と相談してチーズと卵を挟むことにした。「チーズ大盛り!」とのリクエストが入って、息子の分には心もちチーズを多めに。
薄切りパンにごくごく薄く、でもまんべんなくマーガリンを塗ってホットサンドメーカーにセットすると、表面が良い感じにカリカリサクサクした食感のきつね色に焼き上がる。具も少なくはないカロリーがあるはずのホットサンドなので、パンに塗るマーガリンくらいは控えめにしたいなと思いつつ、この食感あってこそのホットサンドという思いもあって、なかなか難しい。
中までしっかり焼いたホットサンドは、中に詰めたチーズも良い感じにこぼれるようなとろけっぷりで最高に美味しかった。
モツ鍋(シロ・ごぼう・キャベツ・ニラ・ちゃんぽん麺)
焼酎お湯割り・ロック(焼きいも 黒瀬)
先日、普段あまり行かないスーパーに寄ったところ、1kg720円とかいう内容の冷凍の豚モツを見つけた。そのスーパーは肉類の品揃えが少しばかり変わっていて、牛テールとか皮付きの豚バラとか、あとは冷凍のセンマイとかハチノスとか、鶏ガラに豚のゲンコツにと、面白いものが主に冷凍コーナーに揃えられている。
「あーモツだ……。……モツ鍋?」
と、その1kgの袋を手にとって、目線のすぐ先に冷凍のゲンコツもあったものだから
「……豚骨スープで?」
と、それも籠の中に。お店で食べたモツ鍋って何が入っていたっけと思い出しながら、ニラとかキャベツとか買ってきたのだった。
鶏ガラスープを煮出すのはこれまで何度か経験があるけれど、ゲンコツを買ってきたのはこれが初めて。骨の太さなんかが全然違うけれど、まぁ似たような要領で煮出せば良いのかなと、ダッチオーブンに水張って骨入れて、アクを取りつつしばしの間強火で煮込み、あとは蓋して弱めの中火でシューシュー蒸気を立てさせながら煮出してみた。骨が大きいせいか、あるいはダッチオーブンの威力なのか、鶏ガラよりは簡単に白濁したスープが取れて、
「もう少し煮詰めるべき?このくらいで止めとくべき?」
と少しばかり迷いつつ、今日のところはあっさりめのスープということであまり強くは煮出さなかった。鶏ガラも入れてもう少しがんばって煮込んでみたら、めちゃめちゃ美味しいラーメンスープとかが出来るのかもしれない。
で、土鍋に塩で調味した豚骨スープを張って、そのスープで2時間くらい下茹でしておいた"シロ"(モツ)を入れ、ささがきにしたごぼうも入れ、あとはキャベツとニラ、薄切りにしたにんにく、炒り胡麻などを積み上げるように乗せていく。お店で食べたモツ鍋の味と外見ってこうだったかなと思い出しながら、それらしいものを作ってみた。何しろ、「おうちでモツ鍋」はこれが初めてだ。
んで、今回の反省点と次回への展望。
- たっぷりの方が美味しいからって、ごぼうを入れすぎると、スープの色が悪くなるので注意しましょう。
- 塩気はかなりしっかりめにつけないと、味がボヤけます。
- 辛すぎるのもつらいけど、少しばかり赤唐辛子の輪切りを散らした方が、味にインパクトがついて良いかもしれない。
- チャンポン最強。
結論は「チャンポン最強」に尽きるのだけど(←ええ?)、お気に入りの焼酎をお湯割りやロックで飲み飲み、時間を気にせずつつける「家モツ鍋」は格別の美味しさだった。冷凍のモツはかなり脂も抜けた感じで、プルップルという食感とはちょっと違った感じだったけれど、でも充分満足できる味と食感だったし、化学調味料の味のしないスープもしみじみ美味しかった。モツも良く食べたけれど、キャベツも2/3玉ほど、ニラは1束、綺麗に消えた。
「このお蕎麦、もっと食べたい!」
と息子がやたらと気に入ったようで、多分1玉以上息子が食べただろうチャンポン玉は3つ消えて、家族揃ってお腹一杯。
最後の方は、かなりグダグダ気味に
「そうだよ、白井コースケがあたるの親友なんだよ」
「そうそう、アニメはラム親衛隊のパーマでまとめられちゃったんだよ」
「あー、ニキビ潰す人だ」
「"2番白井コースケ、ニキビを潰しますっ!"」
「"1番面堂終太郎、ロッカーに入ります!"って……アレ、なんだっけ、なんか、きのこ鍋食べる話だったよね」
「そうそう、きのこ鍋だよ。"3番諸星あたる、松茸を食います!"ってやつだよ」
「そうそうそうそう……」
なんでそうなっちゃったのかわからないけれど、うる星やつらの話をし始めてしまって、どうやら私たちはめちゃめちゃ酔っぱらっているようだった。
麦茶
土鍋の中には、昨夜のモツ鍋の残りが、まだたんまりと。
鍋の翌日の常どおりに、今朝はおじやかな、それともうどんでも入れるかなと思っていたのだけれど、考えていた以上にモツ鍋は油っこかった。豚味噌鍋や水炊きの翌朝と同様というわけにはいかないと、今日の朝の腹具合が示していた。……朝御飯は、軽くでいいなー。できれば豚骨スープとか豚モツの味のしないやつで、という感じ。
「でも、今日はパンの用意がないんだよ」
だから選択肢があまりないんだよ……と、冷凍御飯をとりあえずチンして、「お茶漬けはどうでしょう」と提案してみた。息子喜ぶ、だんな喜ぶ。なんで君たちそんなに嬉しそうかねというほどに、特に息子が喜んでいた。……家でお茶漬けをすることはあまりないので、お茶漬け好きの息子にとっては「なんで朝からそんな御馳走が?」的な気分だったのであるらしい。
特に薬味を別に用意することなく、永谷園の普通のお茶漬け海苔を使っての普通のお茶漬け。だんなと私は鮭茶漬けで、息子は海苔茶漬けにした。
「あられ、要らないよね?私、あられあんま好きじゃない」
「え?このあられが良いんじゃない?食感違って美味しいやん」
「いやー、このふやけた感じがね、すごくイヤ……」
などと言いつつ、さらさらっと。
清蒸鮮魚
モツ鍋の残り
羽釜御飯
ビール(ザ・プレミアム・モルツ〈黒〉)
ほうじ茶
昨日はしこたま「肉!」という感じの夕御飯だったので、今日は魚を買ってきた。
香菜の残りもあることだし「清蒸鮮魚」をしようと思って切り身の魚を見に行ったのだけれど、その料理に似合いそうな魚は鱈くらいしか見つからず。白身の魚はたいてい似合うし、金目鯛などを使ってもすごく美味しくできるのだけれど、今日は鱈で作ることにした。
切り身の鱈には塩と紹興酒をふって皿に並べ、10分くらい蒸す。蒸し上がった魚の下には蒸し汁が溜まっているので、それをフライパンに移し、醤油と老酒、塩と胡椒を適当に加えて軽く煮詰めて魚の上からかけ、ソースに。魚の上には白髪葱と針生姜を添えて、その上から煙が出るほど熱した胡麻油を大さじ1ほどかけたら、香菜を添えてできあがり。本当は香菜はもっと軽く、本当に「添えもの」程度の分量で良いはずなのだけれど、半端にたっぷり残っていたので、今回は山盛りにしてしまった。シンプルながらちゃんと中華っぽい味に仕上がり、熱した胡麻油の香りが香ばしくて美味しい料理だ。
メインディッシュはそんな感じで、あとは焼き茄子におろし醤油を添えたものと、昨夜のモツ鍋の残り(キャベツとニラを追加投入)をスープ代わりに食卓に出した。モツ鍋のスープには、「やっぱり少しくらい辛味がないと、どうにも味が引き締まらない気がする」と小口切りにした赤唐辛子を1本分だけ加えてみた。じわっぴりっとした刺激が加わってやっぱりこちらの方が良い感じ。んで、やっぱりごぼうは酢水にさらすとか皮を厚めに剥くとかして色抜き対策をしておかないと、スープの色が悪くなる。せっかく綺麗な白濁したスープを取ったのに黒っぽい色がついてしまって、それだけがどうにも残念な今回のモツ鍋だった。
カフェオレ
キャベツも残ってるし、久しぶりにホットドッグにしたいなー、と、ソーセージとドッグパンを買ってきた。で、キャベツは昨夜、うっかりしてモツ鍋の残りに全部突っ込んでしまった。何やってるんだ、何やってるんだ私ー!と夕食後に呆然としつつ、
「そういうわけで、明日の朝はホットドッグ予定だったのですが、キャベツをうっかり使い切ってしまったので"素ホットドッグ"です」
と宣言したのだった。ホットドッグは、バターで炒めたキャベツを詰めてこそのホットドッグなんだけどなぁ。あれがないと、やっぱり何だか物足りない。パンとソーセージだけのホットドッグではあまりに悲しいので、せめてもととろけるチーズはトッピングしてみた。
かなり小さめなドッグパンだったので、全員1人2個ずつのホットドッグ。
最近、我が家で「誰がケチャラーだ」「誰がマヨラーだ」という話で盛り上がっていて、多分私が一番のケチャラーかつマヨラーだわよねと、その称号に恥じない程度にたっぷりケチャップ添えて食べてしまった。息子が
「僕ねぇ、バタラー」
と言い、だんなが
「俺はねぇ、あぶラー」
とか言っていて、なにそのギトギトしい称号は、とげんなりする私(でも私はケチャラーとマヨラーで2冠……マヨネーズも相当くどくどしいよね……)。
ロメインレタスのシーザーサラダ
ほうれん草としめじのバター炒め
ポークソテー
角切り野菜のミルクスープ
羽釜御飯
赤ワイン(BMマテュー テラヴィティス ボジョレーヌーヴォー 07)
理由はさっぱりわからねど、「木曜は、なーんか、洋風のおかずを用意しなきゃいけないような気がする」と、ポークソテーを予定していた。ロメインレタスの買い置きがあるからサラダにしたいし、先日近くのスーパーでたまたまた売っていたチーズ、「モンドール」も買ってある。なんで洋食にしなきゃいけなかったんだろう?と、自分で自分の行動に首を捻っていたのだけれど、朝のテレビ番組でボジョレーヌーボー解禁の報道をしていて「そうか、これが理由だった!」とやっと思い出した。そうそう、今日はボジョレーヌーボーの解禁日だったよ。
何年も熟成される赤ワインとは全然違う、どこかジュースのように感じられるカラッとした軽い赤ワインのボジョレーヌーボー。我が家ではそれほど赤ワインを熱心に飲む方ではないから、こういうお祭り騒ぎの時にかこつけて飲むことをけっこう楽しみにしている自分がいる。レストランなどでありがたーく飲むほどの味ではないと思っているので(そもそも、赤ワインの美味しさそのものをあんまり理解していないのだと思う……)、目下、家でなんとなーく洋風の料理を用意して、なんとなーく1本空にするのがここ数年の流れになっている。
「それでもね、お店で試飲して、一番重い感じの買ってきたんだよ、ポークソテーだって聞いてたし」
と、だんなが買ってきてくれたのは、生産者元詰めの、自然農法で仕込まれたのだという1本。ボジョレーヌーボーというと華やかな、鮮やかなラベルの瓶が多いと思っていたけれど、だんなが買ってきてくれた瓶は葡萄のイラストがちょこりとついただけの、すごくシンプルなものだった。だんなの言う通り、ボジョレーヌーボーの中では飲み口がしっかりとしたものだと思うけれど、でもやっぱりくいくいと喉を滑り降りるように飲めてしまう赤ワインだった。チーズとかポークソテーよりもシーザーサラダの方に似合っている感じ。
どうも最近葉っぱ系の野菜が恋しくてたまらず、ロメインレタスをシーザーサラダにしたうえで、ポークソテーにほうれん草の炒めたのも添えることに。しめじも加え、バターと塩で軽く炒めたほうれん草をポークソテーに添えた。ポークソテーの味つけは、いつも通りにウイスキー(しっかりフランベ)と、バターと少しの醤油。いつもとそう変わりない味で作ったはずだったのだけれど、ポークソテー自体が久しぶりだったせいもあってか、息子がいたくこのポークソテーを気に入ってくれた。
「このソース!この白っぽいソース!美味っしいねえぇぇぇ!」
と、やたらと感動してくれて、ナイフとフォークを扱いにくそうに繰りつつも一口一口大事そうに食べている。そういえば前回焼いた時は息子は1人で1枚食べきれない頃合いだったかもと思い出しつつ、少し薄めの豚肉だったとはいえ、息子は綺麗に食べきったのだった。そうか、息子、ポークソテーも好物でしたか……。肉じゃがとか、味醂と醤油で炒めたようなニラともやしと豚肉の炒め物あたりを旨い旨いと言っていたから和食寄りの方が好みなのかと思っていたのだけれど、単に豚肉が好きなのかもしれない。
息子が健全に御飯とスープとおかずを堪能する傍ら、大人2人はボジョレーヌーボー飲み飲み、
「あんまり肉食べちゃうと、あとで御飯のおかずがなくなっちゃうよ」
「んだねー」
などと言いつつ、あれこれつついてのんびり食事を楽しんだ。ポークソテー、もう少し(いや、いっそ2倍くらいでも)厚めの肉の方が本当は美味しいんだけど、あらかじめスライスされているソテー用の肉だとそんな厚さはまず見かけない。
お母さん、最近全然コーンフレークとか出さないよね、朝御飯に。
……と息子に言われて、そういえばそうかもと。取り出しやすいようにと100円ショップで買ってきたスクリューキャップの透明のプラ容器(コーラ飴とかよっちゃんイカとか詰めておきたいような感じの)に小型のスコップ突っ込んで、そこにコーンフレークを保存しているのだけれど、最近すっかりその容器を取り出すこともなくなっていた。砂糖のまぶされていない、ごくごくプレーンなコーンフレークは、それでも時々中華風サラダに散らしたりなどはしている。
「んー……じゃ、けっこう前に買ったグラノーラあるし、これ開封して食べようか?」
と、多分夏頃に買ったものだと思われる南国味グラノーラ(ココナッツミルク風味、フリーズドライマンゴー、パパイヤ、キウイなどなど入り)があったので、それを開けて食べることにした。本当に久しぶりだ。
カリカリサクサクした食感が楽しいし、このほのかに甘い感じもやっぱり好きなんだよなぁ、と久しぶりのフルーツグラノーラを堪能しつつ、残り少なくなっていた牛乳を空っぽにする勢いでサクサクと食べた。美味しいけど、コーンフレークは異様に腹持ちが悪いのよね……。
(牛肉・白滝・せり・白菜・椎茸・長ねぎ・焼き豆腐)
羽釜御飯
ビール(ザ・プレミアム・モルツ〈黒〉)
今日の私は、どこからの怪電波を受信してしまったものか、午前中からどうにもすき焼きが恋しくてたまらなかった。別にテレビですき焼きの映像を見たわけでも、読んでいた本とか眺めていたWebサイトに載っていたわけでもないのに、頭の中がすき焼き一色。牛肉!卵!あの甘じょっぱい味!白滝に長ねぎ〜……と考えていたら、本当に止まらなくなってしまった。……私の頭に怪電波飛ばす奴は誰じゃい。
「あ、それ、俺俺ー」
と、怪電波発信元は私の伴侶だったことが数時間後に判明した。
昼休みの頃を狙って「今日はすき焼きで良い?」とメールしたら、
「ないす電波!俺も食いたかったのよー!」
と返事が来て、そうか君が電波を撒き散らしていたのかーと脱力しつつ、誰も止める者も無しということで今日はすき焼き。
肉と卵、白滝と長ねぎと椎茸、あと焼き豆腐はすぐ思いつくとして、あとは何を入れるんだっけ。春菊?白菜?芹とか?と、考えながらネットで検索してしばし調べ、
「芹……入れたいなぁ」
ということになった。多分すき焼きと言えば春菊の方が一般的なのだろうと思う。あの春菊独特のニガニガした強い香りは嫌いではない(どころか好きだ)のだけれど、今日のところはなんとなく芹が恋しい。あと、白菜も半端に残っていたところだったのでこれも食べてしまいたかった。お肉屋に行って、いつもは買わないちょっと良いめの和牛をたっぷり買って、野菜袋もぶら下げて帰宅。
俺の実家じゃ、いつもすき焼きは父ちゃんが味つけてたよ?関西風に、……とのことで、味つけはだんなにおまかせ。牛肉を鉄鍋で軽く炒めてからそこに醤油や味醂、砂糖を加えて湯も注ぎつつ適当に調味していく。豆腐入れてー、白滝は肉にくっつけないようにしてー、と、いかにもなすき焼きの光景ができあがった。1人1個の生卵も器に割って、いざいざすき焼き〜。
「はぁ〜、すき焼きって、あんまり分量食べられないよね」
「肉、いいめのやつ800gくらい買ってきたんだけどね、あ、そのうち200gは切り落とし肉だけど」
最初に脂っこい肉食べちゃった方が良いでしょ、と、脂身が多めだった切り落としの牛肉からつつき始めたのだけれど、結局お高い方の肉は半量ほど残してお腹一杯に。そう、すき焼きはあんまり分量が食べられない。なにしろ味がかなり濃い。焼肉と異なり野菜も肉も全部同じ甘じょっぱい味だから、満腹になる以前に味に飽きがきてしまうのかもしれない。でも、美味しいのよね。
シメに、器に残った溶き卵を御飯にかけて「すきやき味卵御飯」にして食べて、夕食終了。
ピザパン
ウィンナーロール
カマンベールチーズパン
スィートポテトパイ
を、少しずつ
カフェオレ
昨日の夕方、すき焼きの材料を買い揃えつつスーパーも寄ったところ、神戸屋のパンの試食販売をしていた。売り物の商品が次々開封されて一口大にカットされて試食コーナーに並べられていて、その大盤振る舞いな試食コーナーに人だかりができている。手をのばして私と息子も味見させてもらい、カマンベールチーズパンやスィートポテトパイが美味しかったので、いくつか買って帰ることにした。息子がもう「あれも食べたい、これも食べたい」状態だったので、じゃあ全種類少しずつ食べればいーじゃんと、オーブンで温めた方が美味しそうなものは温め、全部を3〜4等分にカットして大皿に盛りつけた。
今日は息子、登校日。給食もあって、午後には授業参観も予定されている。
平日と同じ時間に皆で早起きしてパンをあれこれつまんだ後、寒空の中息子は元気に登校していった。大きなサラミとチーズが乗ったピザパンに、ちょっとしっとりめな食感のスィートポテトパイ、カマンベール独特のねっとりとした香りのあるカマンベールチーズパン、それぞれちゃんと美味しい。
麦茶
息子不在で、とても静かな土曜日。だんなはテレビゲームに興じ、私はそれを応援しつつネットサーフィン。昼御飯は、野菜や豆腐が少量残っていたすき焼き鍋に残っていた肉を足しつつ、すき焼き丼にしてみた。昨日の鍋には芹を使ったので、今日の丼は春菊を使ってみることに。……あ、やっぱり、春菊美味しいわ。
すき焼き用の肉を半端に何枚か残しておいても仕方がないと、残っていた肉を全部投入してのすき焼き丼はかなり豪華なものになった。白滝や煮えた白菜、長ねぎなども少量ずつ余っていて、それらを御飯の上に盛りつける。そして肉がたっぷり。肉に負けないよう、春菊もたっぷりめに添えてみた。
「おぉ!豪華すき焼き丼だ!」
「うん、残しても仕方ないかなー、って思って」
盛りの良さはどんなお店にも負けない感じになったすき焼き丼を前に2人して歓声挙げて、うっとりしながら平らげた。味がしっかり染みた豆腐が実に美味しくて幸せ。とろけるような口当たりの、いかにもな牛臭さの漂う和牛も最高だった。
白子ポン酢
お刺身(マグロ・イナダ・イカ・アジなど)
スモークサーモン・玉子焼き
魚肉ソーセージ・チーカマ・スティックきゅうり
静岡おでん(レトルト)
ビール(キリン一番搾りとれたてホップ)
日本酒(菊水 にごり酒五郎八)
あまりに豪華な昼御飯だったもので、夕方になっても全然お腹が空かない。
息子の授業参観から帰ってきてから数時間昼寝して、夕方になってからだんなと2人
「……夕飯どーしよー……お腹空かない……」
「軽くでいいじゃん?麺料理とか」
と話しながら近所のスーパーに行ってみた。もう薄暗くなっていたとはいえまだ6時になっていない頃で、でもスーパーの鮮魚コーナーは既に赤札がつきはじめている。おお、マグロの刺身が2割引き、イナダも安い。白子も安いー♪
「……刺身……」
「うん、刺身だな」
「刺身いいね」
と、赤札になっているものをいくつか見繕って籠に入れる。こないだ、"一品なにか足りない時用に"って静岡おでんのレトルト買ってきたじゃん、あれもあっためよう、日本酒も冷えてたっけ?と、「軽く麺料理にしましょう」という夕食コンセプトは「かるーく何かつまみつつ酒でも飲みましょう」という風に変わり、蓋を開けてみたらかなり豪華な内容になっていた。刺身もあるしと調子に乗って魚肉ソーセージとかチーカマとか出し始めたのが敗因だと思う。
今シーズン初めて買ってきた白子は、さっとゆがいてから刻み万能葱添えてポン酢をかけるだけ。なかなか良い値段だったレトルトパックの静岡おでんにはちゃんと「だし粉」もついてきていて、ゆで卵や大根などがしっかり入ったおでんは期待通りに黒々としたものだった。はんぺんもちゃんと「黒はんぺん」だ。
「わ!おでん!おでんだ!」
と、息子は刺身より何よりおでんの存在が嬉しかったらしく(ちゃんと作ったおでんじゃなくてゴメンよ息子……)、白滝やちくわに満面の笑みでかぶりついている。一応息子用にと買ってきたスモークサーモンも息子の前に並べてやり、私とだんなはビール飲み飲みおでんつついて、
「こりゃ、酒でしょ」
「日本酒でしょ」
と、菊水の濁り酒、五郎八を冷蔵庫から出していて、それをくいくい飲んでしまった。かなり前に開封して(い、いつ開けたんだろ……)、半量ほど残っていたお酒だったのだけれど、不安に思っていたほどには風味も悪くなっていない様子。口にねっとりと後味の残る濃厚な甘さのある酒は、でも口当たりは軽い感じで、あっというまに飲み干してしまった。
そんなこんなで御飯は食べることなく、「酒と肴」の内容で夕飯終了。口の中でほろりと溶ける白子を期せずして食べることができて、簡単ながら幸せな夕御飯だった。
ステーキハムと目玉焼き
カフェオレ
今日のだんなと息子は早起きだった。
というのも、昨夜酔っぱらっただんなは早々に9時前に床につき、息子もつられるように入浴後すぐに寝てしまったからだと思うのだけれど、私は一人で日付が変わる頃まで起きていたのだった。……まだ眠い。
引きずられるように私も目が覚めてしまって、でもまだ朝御飯という気分じゃないしなとしばらくのんびりした後で朝御飯。安売りされていたステーキハムが冷蔵庫に入っていたので、それを焼いてハムエッグにした。卵になかなか火が通らないなと少しばかり強めの火で炙ってしまったところ、少し焦げた……。
遅めの昼食の後は、
「俺、ヨドバシカメラで買いたいものがあるんだー」
「あ、私もデパ地下で買いたいのあるの」
「ぼくは、外でお友達と遊んでいてもいいかなー?」
と、3人それぞれやりたいことがあって、私はだんなと2人で千葉駅近くにお出かけ。
アイスプーアル茶
だんなと2人でぷらぷらしてきた千葉は、「どんな秋葉的デートですか」という風な内容になってしまったけれど、実に楽しかった。通りからちらりと覗けて見えたゲームセンターのUFOキャッチャーに巨大箱入りのマーブルチョコレート(こう、重心ずらすようにつついたら簡単に転げて取れそうな)があったのでだんなが華麗に1発で取ってくれたり、その横にゲームボーイでさんざんやりこんだリズム天国のアーケード版があったのでだんなとやってみたり。
ヨドバシカメラのビルに入ったところで別行動して、私は別フロアにある100円ショップを見ていたのだけれど、隣接するYellow Submarineをうっかり覗いた挙げ句に、うっかりモンスターハンターグッズを見つけてしまって「買って行ったらだんなと息子が喜ぶ?」と武器のミニフィギュア買ってみたり。だんなはだんなで別行動している間、「あ、おゆきさんが喜ぶ?」と、ゲーム売り場脇のガチャガチャコーナーで銀魂の沖田アイマスクてぬぐいを入手したのだそうで、
後に
「はい、だんなちゃんと息子の2人におみやげ」
「はい、奥ちゃんにおみやげ」
と、交換してお互いに脱力してみたりしていた。ちなみにミニフィギュアは思った以上に精巧な造りで、息子が大喜び。
楽しかった外出の割には、でも肝心の目当ての品はそれぞれ見つからず、私はデパ地下の製菓材料コーナーで
「業務用のカルピス特選バターが売り切れだよー!」
と吠えることになったり(業務用バターが需要過多というか供給過少というのは聞いていたけど、本当に冷蔵ケースのバターコーナーはすっからかんだった……四つ葉すらない……)、だんなも目当ての消耗品が見つからなかったりと、成果の方は今ひとつ。
帰宅してからの昼御飯は、だんなのたっての希望で「油そば」。冷凍保存してあった麺があったので、デパ地下で買ってきたチャーシュー添えつつ、たっぷりの刻み葱や刻み海苔、メンマなどを添えつついただいた。外出の戦利品をあれこれ片付けている間にだんながさささと用意してくれたので、
「御飯できたよー」
の声に私は食卓についただけという、幸せな昼御飯。
ここしばらく、
「昼御飯、何食べるー?」
「……あぶらそば?」
という会話が続いていたので、そんなに油そばが恋しかったのかと。汁気の少ない、味が濃いめのタレを絡めて食べる麺は、見た目以上にお腹が膨れてしまうもので、けっこうな分量をだんなに手伝ってもらってしまった。久しくお店の油そばを食べに行っていないなぁと。
シーザーサラダ(ハーフ) \380
長田ホルモン焼 \580
皮の塩焼 \280
豚たまチーズ \780
モダン(ぼっかけ玉子) \830
ねぎ玉ぼっかけ \880
生ビール 4×\480
「……で、私は粉ものが恋しい気分なわけですよ」
「は、そうですか」
君は油そばの気分だったかもしれないけれど、私はたこ焼きとかお好み焼きな気分だったわけですよ。
……と、夕飯の相談(我が家は食事についての相談が、ほんっと、多い……)をあれこれと。
「……たこ焼きと、お好み焼きとか」
「うん、粉ものだねぇ……でも、たこ焼き器とホットプレート両方出したら、ブレーカー落ちるよ?」
「……たこ焼きと……焼きそば?」
「お祭りじゃないんだから」
「たこ焼きと……イカ焼き?」
「いや、俺、イカ焼き大好きだけどね」
「たこ焼きと……今川焼き?」
「なんか遠くなってきたぞー」
やいやい話しているうちに、「要するにお好み焼きが恋しいらしい」という結論になった。もう手っ取り早く食べに行ってしまおうじゃないかということで、夕方になってから、粉もん屋に行くことに。チェーン店で、ちょっと独特な(というか、関東人が想像する"いわゆるお好み焼き"とはちょっと違った感じの)、ふわふわほわほわとしたらゆるい感じのお好み焼きを出すお店だ。「ぼっかけ」というすじ肉とこんにゃくの煮込みが美味しい。
ビール飲みつつサラダやホルモン焼きや鶏皮の焼いたのをつついて、少しのんびりしてから1人1枚お好み焼きを注文した。私は「ねぎ玉ぼっかけ」。ぼっかけ入りのお好み焼きで、半熟玉子をしこたまたっぷりの刻み葱がトッピングされたものだ。だんなはそば入りのぼっかけ玉子、息子はチーズトッピングの豚玉。三者三様、それぞれ少しずつ味見に交換しながら平らげた。
最近、油断すると葱ばかり食べている(というか、何にでもかけたくなる……)気がするなぁと思いつつ、黄身をつついて崩した卵を全体に広げつつ、相変わらずのふわふわとろとろな食感のお好み焼きを堪能した。だんなのそば入りも、太めの麺が食べ応えがあって良い感じ。さりげなく、息子の頼んだチーズぶた玉がすごく美味しかった。
たこ焼き熱はまだ冷めてないので、近々たこ焼きは家でやる予定。自分で焼くたこ焼き、楽しいから好きだ。