食欲魔人日記 01年05月 第5週
5/28 (月)
彩ひじき (夕御飯)
ピザトースト
アイスカフェオレ

先週の「どっちの料理ショー」からこっち、我が家ではピザトーストへの愛が急上昇だ。いや、もともと好物なんだけど。
モッツァレラチーズだのマッシュルームだのを用いた、豪華な具のピザトーストも美味しそうだけど、我が家のはやっぱり玉ねぎとピーマンとベーコンの組み合わせが定番なのだった。マーケットに売っているピザソースに、チーズコーナーで普通に売ってるとろけるチーズ。そのへんに転がってる材料だけで簡単に作るピザトーストも、それはそれで美味しい。

どうやらトースターには10分ほど入れなければ玉ねぎに良い具合に火が通らないことも今回学んだ。チーズは豪勢に1人2枚使った方が良いことも。
溶けてぴよよーんと伸びるチーズを歯で噛みきりつつ、冷たいカフェオレ傍らにがふがふと食す。

雑誌やテレビのネタにすぐ同調する私たちのこと、きっとフレンチトーストが特集されたらフレンチトーストを食べまくり、クロテッドクリームがブームになったら朝からスコーンを食べまくることになるのだろう。……あ、スコーン食べたいぞ、そういえば。

コロッケサンド
グリコヨーグルト健康
牛乳

先週末に発熱した息子であったが、今日もどうも不調な様子で、保育園を休ませる。熱はあまり無いようなので、昼前に一緒に買い物。
「どれ、喰いたい?パン?コロッケ?うどん?」
と売り場を回ると、パン屋の中を覗いて
「パン!コチョ、パン!」
と騒ぎ出した。「コチョ」とは、彼の中では「チョコ」である。ちなみに「プーチュ」は、彼の中では「スープ」である。幼児語って……おもろい。

「そーかそーか、チョコパンか」
と、一応病人の彼の主張を尊重して、パン屋に寄ってきた。自分用にはコロッケサンド。コッペパンに2つ切りのコロッケが挟まっているシンプルなやつだ。千切りキャベツ入り。

ついでに「グリコヨーグルト健康」なども購入し、息子と並んで昼御飯。
フツーの味のコロッケに、フツーの味のコッペパン。ソースの味がちと足りなかったので、とんかつソースを追加でぶっかけつつ食す。

M井さん来たりて、我が家で宴会。
 スティック野菜ともろみ味噌・胡麻味噌
 彩ひじき
 豚肉の角煮
 鯖の塩焼き 葱ソース
 鶏肉と牛蒡の吸い物
 御飯
 ビール、純米吟醸45 獺祭

 メロン

週末に2kgの豚肉で仕込んだたっぷりの角煮が、両手鍋にみっちりと入っている。
「M井さん〜、角煮があるから来ませんか〜」
という理由で友人を誘う私たちも私たちなら
「では月曜日に是非!」
とか言ってくる彼も彼だと思う。

先日、だんなが試飲して旨かったとのことで買ってきた「獺祭(だっさい)」なる名前の山口県は旭酒造の純米吟醸酒もあるということで、角煮と日本酒の夕べ。魚もということで、サバを塩焼きにして甘酢味の葱ソースをかけたものと、もろみ味噌をつけて食べるシンプルな野菜スティック、更に「彩ひじき」などを用意。

「彩ひじき」はかつてデパート内のサラダ屋R1/Fで売られていた月代わりサラダの1つだ。後にそのサラダ類は『サラダなら、まかせなさい!』(世界文化社 2000.06)という本になった。その旨さに当時何度も買ってきたものだから、このレシピはすごく有り難い。
ひじきと切り干し大根を水で戻し、更に一度ゆがく。千切りにんじんと、茹でた乱切りじゃがいも、茹でた蓮根、大豆の水煮を用意して、それらをサラダ油で炒める。醤油と砂糖と酒と水を投入し、途中でベーコン投入。最後に水飴を少々絡めて、彩りに茹でたブロッコリーも混ぜれば完成。美味しいのはわかるけど、やたらとめんどくさい。あれを茹でろこれをゆがけと、鍋フル回転だ。どうせ炒めて煮るんだから下茹でしなくてもと思うけど、きっと素材の味を生かすのには良い方法なのだろう。
しかして、肉と魚、ついでに慢性野菜不足のM井さんのための料理も各種揃えてM井さんを待つ。

午後9時、少々遅れてM井さんがやってきた。
「……遅くなりもうした。大変にお久しぶりでございます。」
丁寧に挨拶し、しずしずと着席し、猛烈な勢いで各種料理を食べ始めた。
「こ、これは美味しうございます……」
と魚と肉を喰うのはともかく、何故かもろみ味噌と胡麻味噌を添えたキャベツやキュウリなどの生野菜も恐ろしい早さで減っていく。ビールを片手にもりもりとキャベツを喰う友人というのも珍しいものだと思う。

午後11時、ビール2缶と日本酒4合瓶がほぼ空になって、みんなすっかり良い気分。

5/29 (火)
スモークサーモンとみず菜の胡麻醤油スパ (夕御飯)
彩ひじき
生野菜 with マヨネーズ
目玉焼き
御飯
鶏肉と舞茸の吸い物
冷茶

昨夜宿泊したM井さんと一緒に、家族3人+1人の4人で朝御飯。
きっかけは何だったのか忘れてしまったけれど、M井さんは遊びに来ると、余程の理由がない限り泊まっていく。「でも、寝床ないですよ」と言うと無印良品のソファ兼用ベッドを買ってくれ、「どうせだったら寝間着も常備したらどうですか?」と告げたら本当にお泊まりセットを持ってきた。
一応、だんなの大学時代からの友人なのである。何だかすっかり私まで友人なのであった。泊まりはじめてもうそろそろ4年だろうか。何しろ結婚直後からの交流だ。

M井さんが「朝飯はパン派」なのか「朝飯は白米派」なのかは実のところ知らないけれど、寮住まい&日々激ジョブの彼は、とにかく日々野菜不足に加えビタミンミネラル不足であるらしい。ので、どうしてもひじき料理とか野菜料理を作りたくなる。作ればウサギのように良く喰う。作り手としては有り難い客人なのであった。
今朝は、ほとんどが昨日の残りの料理、それに目玉焼きを付け足しただけのような皿を並べる。
確か中華鍋に一杯あったはずのひじき煮は、もう残すところ茶碗一杯分ほどに減少していた。いつもの2倍近く作った吸い物も、残りわずか。
「M井さん、まだおつゆ、ちょっと残ってますよ。」
と告げたらば
「ああ、いただきます。」
といつもながら馬鹿丁寧な口調で椀を差し出すのであった(※彼はだんなより1歳上だ。先輩だ、一応)。

マクドナルドにて
 かるびマックMMセット(ポテト・アイスティー)
 マロンカスタードパイ

お仕事。先日から私は無性にマクドナルドに行きたくなっていた。目当ては「かるびマック」だ。そして「マロンカスタードパイ」だ。良いようにCMに踊らされている自分がここにいる。いや、だって、マクドナルドの期間限定ものはなかなか美味しい。幼少の頃からマクドナルドのハンバーガーを食べまくっていた私は(高校受験の直前なぞは、塾前にあったマクドナルドが毎晩の夜食場のようなものだった……)、はっきり言って味ならモスバーガーやフレッシュネスバーガーの方が数百倍美味しいと思いつつ、それでもどうしてもマクドナルドに背を向けることはできないのであった。

昼12時。大学そばのマクドナルドは、周囲に他の学校やらあるいは会社やらが多いためかめっちゃめちゃ混んでいた。カウンターの向こうにはこれ以上詰まらないほどの店員が蠢いている。4つのレジはフル回転で、注文をさばく横から別のスタッフがトレイにどかどかバーガーを乗せていく。なんとかカウンター席が空いたところに滑り込み、できたてのかるびマックにかぶりついた。

ふにゃらとした柔らかいパンに、あのいつもの薄っぺらなハンバーグに、甘ったるい焼き肉味の牛肉。レタスたっぷり。期待した通りのチープな味に「そうそう、これこれ〜」と嬉しくなりつつポテトをつまんでアイスティーを飲む。満腹になるから止めておけば良いのについつい未体験だった「マロンカスタードパイ」まで注文してしまい、何やら豪華な昼飯となってしまった。大きな声じゃ言えないけど、あのパイ類の油っこいカリカリとした生地が実は大好物なのだ。猫舌なくせに注文してアップルパイで火傷したこともう十数度という感じであるのに、それでも時々注文してしまうパイ類なのだった。トロリと粘度のある甘ったるいカスタードが絡まる栗は悪くなかったけど、私はやはり王道のアップルパイを良しと思う。

で、実はシェークも大好きなのだ。今日はさすがに止めたけれど。

スモークサーモンとみず菜の胡麻醤油スパ
アイスアールグレイティー

昨夜は飲んで喰って大騒ぎだったので、「今日はシンプルにいくぞー」と帰宅。だんなは激ジョブらしく、遅いとのことで、息子と一緒にマーケットに寄って物色しつつ帰ってきた。スモークサーモンとみず菜で細麺のパスタでもしようか、ということに。

本来スモークサーモンとイクラで作るらしいレシピを発掘したので、これを元にやってみることにした。
練り胡麻3、醤油2、E.V.オリーブ油1の割合でタレを作って、これに細かく切ったサーモンとみず菜、茹でたパスタを和え、皿に盛った更に上からもサーモンとみず菜散らしてできあがり。元の料理はみず菜がそのままイクラになっただけ。

アールグレイのお茶っ葉を急須に入れてお湯入れて、それを氷をぎっちり詰めたグラスに注ぐだけのインスタントアイスティーを作り、飲みつつ食べる。
「天使の髪の毛」が語源の細い細いパスタ「カッペリーニ」を茹でたらば、茹でてる途中にそのあまりな細さにパキパキと盛大に折れてしまった。やはりもうちっと太いパスタが良かったかもしれない。胡麻醤油の絡む、中途半端に短くなってしまったパスタは、でもスモークサーモンと確かに似合っていた。みず菜とも良い感じ。

5/30 (水)
筍多めの青椒牛肉絲 (夕御飯)
クリームチーズデニッシュ
コーンハムロール
アイスアールグレイティー

昨日はパン屋で各種菓子パンを購入してきたので、パンの朝食。
甘くないコーンハムロールやカレーパンと、甘めのクリームチーズデニッシュ。甘いのと甘くないのが皿に揃うと、なんとなくシアワセ。

縦長のクリームチーズデニッシュは、クリームチーズを甘く練り合わせたものがたっぷりと乗っている、いかにもカロリーが高そうなやつだ。対してコーンハムロールも、ハムが巻き込まれたパンの上にたっぷりコーンとマヨネーズが乗っていて、こちらもハイカロリーな雰囲気。
……でも、パンって腹持ち悪いのよね。ハイカロリーなはずなのに、すっかり11時には腹を空かせている私。

豚角煮丼
冷茶

台所の両手鍋の中には、週末に仕込んだ角煮がまだ数個残っていた。無性にそれが食べたくなったので、御飯の上に温めた角煮をおもむろにぶっかけて、食べる。御飯の上に乗せるには、角煮は少々脂っこいので、青梗菜を茹でたものも添えてみた。葉っぱを絡めつつ脂身たっぷりの肉を御飯と一緒にわしわし食べる。醤油と砂糖のタレと一緒に溶けた脂身も御飯にこってり絡んじゃって、もう口の周りはテラテラだ。空腹にはこういうのもとても美味しい。

これまで、「国産豚」「黒豚」などと書かれたものであれば、たとえ安くても美味しい角煮ができるものだと思っていたのだけれど、本当のところは味と値段はほぼ正比例するものらしい。100g120円ほどだった「東京X(エックス)」という品種の豚を以前使った時もたいそう旨いものができたけど、今回初めてだんなが買ってきた100g198円の黒豚は本当の本当に美味しかった。何しろ脂身が違う。肉の部分も水分が抜けきらないところでホロホロと柔らかく良い具合になったけれど、脂身のトロントロン加減ときたら、そしてその甘さときたら、かつてないレベルのものになった。
……でも、4000円かけて角煮作るのもどうかと思わなくもないけれど。

彩ひじき
スティック野菜 with もろみ味噌
豚の角煮(ラスト)
青椒牛肉絲
ニラ玉汁
御飯
モルツ、冷茶

先日、天津丼を作った時の筍の水煮(千切り)が残っているのである。
千切りの筍を見た時、人は何を想起するか。……私とだんなは「チンジャオロース(青椒牛肉絲)だな」と思ってしまうのであった。どうも油断するとすぐに思考が中華かイタリアンに偏ってしまう私たちだ。

で、本日は青椒牛肉絲。「トゥーランドット游仙境」の脇屋友詞さんのレシピによると、調味料は醤油と砂糖とオイスターソースと砂糖が全て1対1の比率、それに塩胡椒旨味調味料、スープなどが入る。細切り牛肉には塩と胡椒と水(←!)と溶き卵を絡めておき、低温の油でさっと揚げよ、とある。筍とピーマンも牛肉と同じ形に切った後に、肉と同じく揚げなければならないらしい。さっと油通しした材料を、みじん切りの生姜と葱で香りを出した中華鍋に放り込んであおり、調味料も加えて更にあおればできあがり。……素揚げは、めんどくさいなぁ。めんどくさい、めんどくさい、と言いつつその工程は思い切り無視し、調味料の配合だけ同じにして、おもむろに下味を絡めた牛肉と野菜を炒め始める。火が通ったら調味料放り込んでとろみをつけてできあがり。

あとは、一昨日のM井さん来襲の際の残りおかずなぞをわらわらと出し、最後に2切れ残った角煮もビールで堪能。スープはニラと卵の中華風。和中混合の、バランス良いのか悪いのかわからない食卓になった。

青椒牛肉絲はなかなか美味しかった。これをおかずに御飯を茶碗半分ほど平らげたところで、おかず皿をがばっと御飯に傾けて「青椒牛肉絲丼」にしてしまう。醤油とオイスターソースと塩の味のシンプルな青椒牛肉絲は御飯にかけても旨かった。
「あ、あと少しだけ御飯……」
「あ、私も御飯……」
「おかーり〜」(←息子)
結局、3人で御飯お代わりしているのであった。

5/31 (木)
まぐろと玉ねぎのポキ丼 (夕御飯)
生野菜 with もろみ味噌
彩ひじき
青椒牛肉絲
ニラ玉汁
御飯
冷茶

何やら今日は昨夜のおかずが少しずつ残っている。大概、夕飯のおかずは夕飯時に食べきってしまうことが多いのでこれは珍しいことだ。やはり筍を大量に使った青椒牛肉絲はちょっとばかり量が多かったかもしれない。

ひじきをつまみつつ、温めた青椒牛肉絲を御飯にどかすか乗せて食べる。朝から肉っ気のあるものを食べると、昼まで空腹にならずに動けるのでありがたいことだ。今度から、ただ目玉焼きを焼くんじゃなくてベーコンエッグやハムエッグにしよう。そうしようそうしよう。

自家製ベーコンエッグサンド
アイスミルクティー

たっぷりの朝食でパワーが溢れてきたので、今日はジムに行って動きまくってみた。マシントレーニングしてエアロビクスして、最後に1kmほど泳ぐ予定だったけれど、その時には疲れ果ててしまっていて、だらだらと400mほど水の中を歩くにとどまった。最後に必死の形相で100m泳いで、帰宅。

「はらへったー。はらへりへりへりぺこぺこきゅー♪」
などと謎の歌を歌いながら昼飯の準備。買い置きの食パンでサンドイッチをすることにした。帰り道にファーストキッチンの前を通りがかってベーコンエッグサンドが少々恋しくなったので、自家製ベーコンエッグサンド。ハンバーグは抜き。
卵2個でスクランブルエッグ作って、ベーコンを焼き付けたものと一緒にバターを塗ったパンの上に積む。ケチャップぶっかけるかマヨネーズぶっかけるか思案した結果、両方ぶっかけて、最後にレタスを乗せてサンドにして完成。サンドイッチは小さくカットしたりせず、みみも落とさず、1枚大きさのまま皿に乗せて大口開けてかぶりついた。ワイルドで、気分がいい。ちょっと人には見せられない光景だったかもしれないけれど。

まぐろと玉ねぎのポキ丼
アイスウーロン茶

森永 ミルクキャラメル氷

だんな、今週も激ジョブらしい。
「今日は遅くなるよー。んでもって、明日は飲み会。」
今週の平日は5日中2日しか一緒に食えなかった(しかもそのうち1日はM井さん襲来日)ことになる。そんな週もあるさ。
というわけで、今日も香菜を買ってくる私。だんな不在と香菜の存在は私の中でパブロフの犬化しているようだった。

魚が食べたくて、しかも香菜料理を食べたくて、ときて、そんな料理を探してみたら発見。「まぐろと玉ねぎのポキ」丼。
「ポキ」とは、ハワイの家庭料理であるらしい。マグロやタコをぶつ切りにして海草などを加えてマリネした総菜なのだそうだ。ハワイには行ったことがないけれど、我が家には『ケンタロウのハワイが好き!のんびりしあわせ一皿レシピ』(講談社・2000.11)なる書物があるのであった。

どうもケンタロウさんの本は写真が旨そうでいけない。作り方や材料にも妙に心を鷲掴みにされる何かがある。この本も、「えー、ハワイなんてー、行ったことないしー」とか言いながら手に取ったはずなのに、そのままレジに直行してしまったのであった。具沢山のオムレツだとか、魚介やスパムを使ったどんぶりものだとか、妙に美味しそうな料理が並ぶ。「リゾートはアジアに限るのよー。ハワイなんて日本人だらけで、しかも料理は美味しくないに決まってるのよー」と行きもしないで言っていた自分だけど、案外ハワイも楽しい(美味しい)かもしれない。

マグロの刺身は一口大にざくざく切って、みじん切り玉ねぎ及び小口切り赤唐辛子と合わせる。醤油大さじ2、レモン汁大さじ1、サラダ油大さじ1を垂らして絡めて5分ほどして御飯に盛る。それだけだ。仕上げに香菜をかけよ、と書いてある。おお、かけますとも。思いっきり。
かくして、マグロが見えないほど香菜に埋め尽くされたポキ丼ができた。(写真撮影の後に、香菜増量させましたです、はい)

食す直前まで「酸っぱいまぐろ丼ってどんなだ……」と一抹の不安があったのだけど、ポキは予想以上に美味しかった。赤唐辛子が効いた少々の酸味を持った醤油味のまぐろには玉ねぎが絡んでテラテラと光っている。山盛りの香菜が絡むと、これがハワイ料理なのか中華料理かタイ料理かいまひとつわからなくなってくる。でも、気に入ったぞポキ。山盛り香菜がポイントだ。

いつもより早く風呂に入り、風呂上がりアイスなぞ食べつつ「どっちの料理ショー」観戦。今日はかき揚げ丼VSきじ焼き丼。
揚げ物大好きな私としては、「そりゃもー、かき揚げ丼でしょ」と決めてかかって眺めていたものの、アレはいけません。「峰地鶏」という鶏肉、めっちゃめちゃ旨そうです。切ったところから切り口全体から金色の肉汁がじゅわあぁぁぁと出てくるムチムチした肉。つい2時間前にポキ丼喰ったのも忘れて「んにゃあぁぁぁぁぁ」とのたうち回ってしまった私。あれはいけない。あの肉はいけない。今週末は美味しい鶏肉買ってきてきじ焼き丼を作ることにしよう。余談だけど、「きじ焼き」の「きじ」は鳥の「雉」ではなく「生地」なのだそうだ。鶏肉の塊肉(生地)をそのまま焼き付けて作るので、「生地焼き」が元来なのだとか。……知らなかった。

で、口の中をきじ焼き丼とかき揚げ丼のバーチャル味覚でいっぱいにしながら食べたのは「森永ミルクキャラメル氷」。あのミルクキャラメルの味のかき氷であるらしい。柔らかいキャラメルのペーストが、ラクトアイスに練りこまれながら細かい氷と混ざっている。息子と奪い合いながら1つのを分け合って食べたけど、さっぱりしていてなかなかだった。風呂上がりのアイスはこれがまた絶品なんだ。