ほうじ茶
餅発見!と冷蔵庫から餅を発掘してからここしばらく、我が家は小さな餅ブームだった。
「朝御飯何がいい?お餅あるけど」
と言うと、だんなも息子も「もちー」と言う。パンもあるよ?たまにはコーンフレーク……とか付け加えても、「もちー」。
餅、大人気。しかも磯辺餅が、我が家の餅界の頂点に君臨しているのであるらしい。というわけで、今日も磯辺餅。花咲農園から買ったお餅はこれで全部なくなってしまった。
さすがに「ゴールデンウィークに餅」とか「夏休みに餅」というのはなんだか違和感なので、これでなくなって良かったのだと思う。でも美味しいんだよねぇ、こんがり焼いてアツアツのところを醤油に浸して大きめの海苔でくるんだお餅。卵御飯に通じるシンプルな美味しさなんだなぁと思いながら今日も餅は1人2枚だ。
きゅうりと皮蛋の葱胡麻油和え
コーンスープ
麦茶
息子の誕生日ケーキ
いちごジュース
そして今日は久しぶりに静かな平日。仕事も溜まっていたので今日は一日パソコンに向かっていた。一人で過ごす昼くらいは粗食にしなきゃと、昼間はお茶を飲み飲み、特に何も食べずにお仕事お仕事。夕飯は、半端に残っていた揚げ麺があったので肉ニラあんかけにすることにした。
手元にある揚げ麺は1.5玉分。1玉は細麺で0.5玉は太麺でという使いづらいことになっていて、適当に2種類を私と息子の皿に盛る。先日自宅で作ったあんかけ焼きそばには、野菜に魚介に肉にと種類たっぷりの具を用意したのだけれど、今日はありものでいいやと買い置きの牛薄切り肉とニラを使って。昨夜の残りのコーンスープも出して、あとは皮蛋豆腐っぽいのが食べたいな……と、刻みきゅうりと皮蛋を刻み葱、胡麻油、塩で和えた酒の肴のような箸休めを用意した。
「あ〜!おかあさん、マッケンチーズもあるじゃん!」
夕御飯の支度をあれこれしているところで、息子が台所を覗きに来て昨夜の残りを発見した模様。スープはともかく、"昨日の茹でマカロニ"はあんまり美味しいものじゃなかろうと思うのだけれど、「でも食べたい」そうなので、息子には小ぶりの皿入りマッケンチーズも出してやった。自家製いちごミルクも残ってるから、これはケーキと一緒に出しちゃおう。
というわけで、誕生日の残り香が漂っているような夕御飯。一応本日の夕飯のメインは焼きそばだったはずなのだけれど、息子にとってのメインはマッケンチーズであり、ケーキであり、いちごミルクであったらしい。
「きのうはおいしかったなー、今日もやっぱりおいしいなー」
なんて呟きながら食べていて、昨日は本当に楽しくて美味しかったんだなぁと、お母さんは感慨深い。
カフェオレ
今日は朝からお出かけ。筑波在住の友人Mさんが
「お魚市場一緒に行かない?すぐ近くに水族館もあるのよー……あと、アウトレットモールとか、海浜公園とか」
と誘ってくださって、行く行くー、ちょうどお魚が食べたかったところなのよーと、お出かけ決定。Mさんの娘さんを水族館に連れていってみよう!という試みでもあったはずなのだけれど、でも内心一番わくわくしていたのはきっと私だ。
息子を学校に送り出して数十分後には電車に乗らなきゃという予定の中、囓ったのはチーズトースト。Kさんから先日いただいた丸い形の食パンをスライスして、とろけるチーズをトッピングしてオーブンに放り込んでいる間に身支度を整えた。あとは朝ジムに向かっただんなが私たちの分も淹れていってくれたコーヒーでカフェオレを。
いただいたパン、パン屋さんの名前は「Croissant」というらしい。調べてみたら、「メープルラウンド」という名前のパンが、この丸食パンなのだった。あとちょっと残るパンはバタートーストにすることにしよう、と思いつつもぐもぐもぐ。柔らかくてミルクの味がする美味しいパンだ。
そして総武線に揺られ、東武野田線に揺られ、常磐線にも揺られ、Mさん母娘と合流。車に乗せてもらって初めて足を踏み入れる大洗に行って来た。つい最近アウトレットモールが出来たらしく、近所を走る電車内の吊り広告でも「大洗」の文字を最近よく見かける。大洗町に突入した途端に「活魚料理」「あんこう鍋あります」「漁師料理」なんて文字の書かれた看板がそこここで目について、大変に気分が盛り上った。まず食べるより買うより見る魚をということで、午前中はアクアワールド・大洗に。
小さな町の小さな水族館……と思いきや、想像を遙かに超える大きく綺麗な充実した内容の水族館だった。
私の最大のツボであるクラゲこそあまりいなかったけれど(でも「髪クラゲ」という素敵なクラゲがいた〜幸せ〜)、サメはいるし、しかも深海に住むサメもいるし、更にサメ水槽まであるし、そして何より大小取り混ぜて8匹ものマンボウが泳ぐ巨大水槽が!!!もうかなり本気で「ほぇ〜」「サメ〜♪」「マンボウ〜♪」と水槽にへばりついてしまう私だった。何しろもう、マンボウが。でかいものはひたすらにでかく、小さなものは大きめの風船くらい。それがふよふよと巨大水槽の中を漂っているのは圧巻だった。
最後にはちゃんとアシカ・イルカショーも見ることができて、満足満足。Mさんの娘さんには
「ほらー、お魚よー。これはイワシよ。美味しそうねー?」
「おいしそー!」
「こっちは蟹だよー。これも美味しそうねー?」
「おいしそー!」
と、水族館で見るべきポイントを伝授しつつ、当の本人はイルカのショーと巨大水槽内のウミガメが特に気に入っていた模様。
海鮮丼 \1575
メゴチの天ぷら\525
そして腹減ったー腹減ったーと魚市場に移動。一般客向けの小売りの店(でも単位はやっぱり大きい)がずらりと並ぶ市場内には飲食店もあちこちにあり、「あそこが、けっこう人気の回転寿司屋さんだよー」とMさんに教えてもらいつつ、今回は刺身揚げ物煮物ひととおり選択肢のある定食屋さん「和風レストランやまさ」に連れていってもらった。焼きもの、揚げ物、お刺身等々が揃う膳もとても気になったのだけれど、
「やはりここは、魚介だらけ!とビジュアルに訴えてくる海鮮丼が食べたいかもー」
と、私は海鮮丼に。大きなあさりの味噌汁がついてきて1575円で、それにMさんと半分こして食べようとメゴチの天ぷらを別注文でつけてもらった。
すごいすごい、期待どおりに御飯が見えない魚介だらけの丼だった。帆立の貝殻に盛られた帆立とウニ、そしてマグロが3切れ、玉子にイクラに、有頭の甘海老。サーモンにサバ(シメサバ)、あと、白身の魚に貝にと、御飯の上に3層くらいに魚介が積み上がったものだった。なかなか御飯に辿り着けない……と、期待通りのボリュームにうっとりしつつ、アサリもたっぷりだった味噌汁も堪能した。淡泊だけれど脂も乗りまくっているメゴチの天ぷらも美味しかった〜。6尾の盛り合わせで500円は、多分安いのだと思う。
で、食後は山のような魚介類のお買い物。マグロマグロ安いよ1000円だよー、と売られているマグロのサクは、長さ30cmほどもある巨大なものだったり、アジがトロ箱にみっちり詰められて箱売りされていたり、アサリは桶(洗面器みたいな桶)売りされていたり。ちょうど買い物はじめたあたりですごい土砂降りに雨になって、あちこちの店で値下げが敢行されていた模様だ。午後ということもあってか、「明日お休みなんだよー買っていってよー○○円でいいよー」と何度も声をかけられて、その度にかなり心が揺らいでしまった。
戦利品は、マグロのサク(1200円のをMさんと半分こ)、マグロ中落ち(1パック400円、超たっぷり!)、サーモンのサク(1000円のを以下略)、ブリのサク(1000円のを以下略)、あんきも(アルミホイルに包まれた20cmほどの筒状2本で1000円を以下略)、金目鯛の開き(中型のが3尾で1000円)、そして牡蠣と帆立。
牡蠣と帆立は、それぞれ殻つきのが8個パックになって各1300円という値がついていたのだけれど、それが2パックで1500円で良いという。牡蠣8個と帆立8個で1500円は幸せだわ〜と、発泡スチロールの箱に詰めてもらって根性で持ち帰ることにした。もう大変な大荷物になって、いかにもな「漁村に買い出しに行ってきました」という格好で帰宅。あー、山盛の有頭甘海老500円と、桶売りのアサリも買っておくべきだったかしら。ああ、ホッケの開きも欲しかったかもー(でも持てなかったかもー)。
殻つき帆立のタルタルパン粉焼き
お刺身(マグロ・ブリ・マグロ中落ちたたき)
あんきもポン酢
水菜と卵の味噌汁
羽釜御飯
ビール(Corona)・ほうじ茶
大変に磯臭い状態で帰宅して、本日の戦利品をだんなに告げたところ、もちろん今日は帰ってくる!とのこと。牡蠣用のレモン買ってきてねと伝えておいたところ、レモンよりライムが安かったと、コロナビールも一緒に買ってきてくれた。あんきもとコロナは似合わないかなと思いつつ、焼き牡蠣とコロナは良く似合う。帆立とコロナも良く似合う。コロナを1人2本くいくい空けつつ、本日の戦利品を楽しみまくる夕御飯になった。
金目鯛はさすがに今日明日で食べられる状況ではないかなと、塩して隠し味に魚醤をふって一夜干しにすることに。以前レストランで食べた帆立のタルタルパン粉焼きがめちゃめちゃ美味しかったので、帆立はそうして食べようとタルタルソースを作った。ゆで卵と玉ねぎとマヨネーズだけで作った簡単なタルタルソースを殻つき帆立の上からかけ、パン粉をかけ、オーブンと魚焼き用グリルを使って火を通す。ついでに牡蠣にもタルタルソースをかけたりしながら、牡蠣は単に焼いたのにライム添えてみたり、バターとパン粉を落としてみたりと色々遊んでみた。
マグロのたたき、これまで恋しくなることは度々あったのだけれど、近所の魚屋やスーパーで売られている「ネギトロ」なる商品はサラダ油を混ぜ込んであるようなものばかり。赤身のサクを叩くのはなんだか違うんだよなぁ、適度にトロっぽい部分が入ってるたたきが食べたいんだよなぁ……とずっと思っていたので、今日買ってきた「本物」の中落ちのたたきは最高に美味しかった。しっかりトロっぽいところもあって、微妙に筋っぽいところもあったりしたけれど、赤身と脂の部分の混ざり具合がとても良い感じ。いかにも包丁などで骨からこそぎましたという部分と切り身っぽい部分が混在していたので家で改めて丁寧にたたいてみた。
テーブルの上は「どこの漁師料理ですか」という感じに魚介だらけで、そして私は御飯と味噌汁に到達する前にかなり満腹になってしまった。ねぎとろ丼もたっぷり堪能したかったのだけれど、これはほんの数口しか口にできなくて、続きは明日の朝食べる予定。ああ、漁港最高。また遊びに行きたいわ。
水菜と卵の味噌汁
ほうじ茶
ほら、この分量の中落ちが400円だったんだよー……それがさぁ、次行ったお店でもっとすんごい量入ってて500円っていうのもあったんだけど、と言いつつ昨夜食卓に出した、マグロのたたき。だんなが実にあっさりと
「じゃあ、そっちも買ってくれば良かったのに」
と呟いた。またそんな冗談を、と思ったのだけれど、冗談ではなかったらしい。御飯茶碗1杯ほど残ったたたきは「あえて明日用にわざわざ残した」ものなのであって、もっともっと分量があったら昨夜のうちにかなりの分量が消えていることになっていたらしかった。
「というわけで、ねぎとろ丼でいいっすか?」
「いいよー」
「ぼくも、いいよー」
「お?息子もそれでいいの?」
「まぐろでいいよー」
しまったなぁ、本当にもう1パック買ってきた方が良かったのかもなぁと思いつつ、家族揃って朝のねぎとろ丼、ミニサイズ。半分寝ぼけながら海苔を揉んで御飯に散らし、マグロをきっちり3等分にして各自の碗に盛り、刻み万能葱もたっぷりと。嘘偽りのない本物のネギトロは、今日もやっぱり本当の本当に美味しかった。一晩外に出しておいた金目鯛も良い感じに干されつつある。これは今日も1日干しておいて明日の朝御飯にするかな。あれだけ色々買ってきてしまったものだから、これから数日はひたすら魚介尽くしになりそうだ。
レタスと玉ねぎのサラダ
コーンスープ(インスタント)
アイスティー
けっこうどっしりとした朝御飯を摂ってしまったので昼は抜きで。
夕方、息子を歯医者に連れていった。これまで虫歯ゼロ本、だんなの歯並びの良さを受け継いでとても綺麗な歯をしていたのに、先日の学校での検診でとうとう「初期虫歯あり」の診断が下されてしまった。学校でも給食の後は歯磨きをしているそうだし、家でもきちんと磨く習慣はついているのだけれど、なかなか難しい。近所の、評判が良いらしいお医者さんに行ってみた。
「はい、ぼく、歯医者さんデビューだね。痛くないようにするからね。甘いもの、好き?」
「すきー!いちごとか!」
「うんうん、果物はいいよー。チョコレートは?」
「んーと、好き、かな」
「……ハイチュウとかは?」
「ハイチュウ!!だいすきー!!!!」
「あー、それだ、それだよ。これはハイチュウ虫歯だ。ハイチュウはね、歯には、あんまり良くないんだなー」
「……そっかー……」
人当たりの良い、しかも丁寧な(私を診察台の横に呼んで「ほら、お子さんの歯のこのへんが」と逐一見せつつ説明してくれた)、とても良い感じのお医者さん。はい、5つ数える間だけ削るからねー、と子供にもちゃんと説明してくれながらとても上手いことやってくれた。当の息子も歯医者デビューとは思えないほど立派な態度で、診察台の上でビシーッと姿勢を保ち続けてくれて、治療は滞り無く完了。ほんのちょびっと穴が空きはじめた程度の虫歯だったので、軽く削って、次回埋めて、それでおしまいだ。
息子えらい。すごくえらい。
私の記憶には残ってないけれど、私の母が言うには私の歯医者デビューは散々なものだったらしい。大暴れして病院から脱走した……みたいな、そんな感じだったらしい。今でも歯医者は世の中で最も苦手な場所だ。
私の過去とは比較にならないほどえらかった息子を盛大に褒めながら、スーパーに寄って帰ってきた。サーモンがあるから、それでスパゲティにしようか?と言えば
「クリームソースがいいなぁ!」
だそうで。もう、今日はなんでも好きなもの作ってあげるよと、生クリームを買ってきた。緑のものも入れたいなと野菜売り場を眺め、毎回ブロッコリーというのも芸がないなと今日は豆苗を使ってみることにした。
鍋に生クリームを沸騰させ、おろしにんにくと塩を加える。にんにく、今日はちょっと強め。スパゲティを茹でて、茹で上がるほんの数十秒前に刻んだサーモンと豆苗をパスタ鍋に入れ、ごくごく軽く火を通したところで生クリームのソースに和える。ほのかなにんにく風味がくどすぎない程度に決まった、なかなか美味しいクリームのパスタができた。あとは簡単にサラダと、インスタントのスープ。スーパーに寄りつつ歯医者から帰ってきたのが結局7時近くになってしまったので、とにかく急いで夕御飯にした。
「クリームのスパゲティはさー、甘くないけど、おいしいよね?」
「うん、美味しいよねー」
「甘いから虫歯になるの?甘くないのは虫歯にならないの?コーンは甘いから、だめ?」
コーンは……コーンは大丈夫だと思うけど……と、「ハイチュウは歯によろしくない」がたいそうショックだったらしい息子と食べ物の話をあれこれしながらの夕御飯。今日茹でたパスタは200gほどだったのだけれど、「もっとー、もっとー、ん、このくらい」と息子の好みの量を盛りつけてやったところ、私:息子の盛りつけの比が4:6くらいになっちゃって、あれ?という感じ。私には少々物足りない夕御飯になったのだけれど、ここしばらくの暴食対策の一環にはちょうど良いかなと軽めに済ませてみた。しかし息子、今日産まれて初めて歯を削られてきたというのに良く食べるねぇ……。
カフェオレ
まだ手元に少量残っていた、筒形の食パン。生クリーム使用のメープル風味だというパンは柔らかくてとても優しい味がする。
「ハニトーがとっても似合うと思いますが……どうでしょう?」
「ハニトー、いいですねぇ」
「ぼく、ぼくカリカリでー」
と、息子は久しぶりのコーンフレークを堪能する傍ら、私とだんなはその"丸パン"にバターを乗せてこんがり焼いて、蜂蜜を軽く垂らして食べることにした。断面が通常の四角い食パンよりいくぶんか小さめなので、その分厚さを5cmほどに分厚くして、ハニトーっぽい形状のハニトーに。しっかり焼き色がつくくらいにこんがり焼いたら香ばしくてとても美味しかった。中はしっかりふかふか。
レバーとなすの味噌炒め定食 \780
仕事したり、まったりとテレビゲーム(FF12の2周目……)してみたりの一日。昼過ぎにKさんから
「お昼食べちゃいましたー?」
と電話があった。いやいや今日はまだ食べてないですよと返事をして、そうして2人でお昼御飯。
Kさんは我が町のちっこい中華定食屋さん「太閤園」をそれはそれはお気に召してくださっているようで、一緒にお昼ということになると「太閤園?」という選択肢が一番最初にあがってくる。今日は水曜じゃないからカレー屋さんもやってますよ、あとタイ料理屋さんなんかもあってこれもなかなか本格派……などという話をしながらも、やっぱり今日も太閤園になった。そもそも私も太閤園ラブなのだから、反対意見の出ようはずもない。
今日は、「たまには食べたことないもの注文してみましょう」な気分だったので、初めての「レバーとなすの味噌炒め」を。「レバーとなす」と書いてあっても、そこはそれ、モヤシとか白菜とか人参とかあれこれ使われているのだろうなぁと想像していたのだけれど、やってきたのは見事なまでにレバー!茄子!ザッツオール!という皿だった。茄子もたっぷりならレバーもたっぷり。キラキラ輝く味噌だれが全体にこってりと絡んでいる。定食は、御飯と卵のスープ、漬物小皿がセットになっている。
臭みのない柔らかいレバーに、揚げてあるのに少しもくどさを感じない茄子。同じくらいの厚みと大きさに切り揃えられていて、甘さのさほどない味噌だれで炒められている。この店定番の「野菜炒め」「肉野菜炒め」「茄子野菜炒め」もなんじゃこりゃというほどに美味しいのだけれど、この料理も夕食にビールを供にいただきたいような美味しさだった。Kさんが頼んだのは「茄子野菜炒め」で、2人して
「茄子、美味しいですよねぇ」
「茄子ってなんでこんなに美味しいんでしょうねぇ」
なんて言いながらもぐもぐもぐ。ちょうどレバーが恋しくなっていたところだったので心に染みいる味だった。
刻みきゅうりとほたるイカキムチ
キャベツとコンビーフ、コーンの炒めもの
新玉ねぎとじゃがいもの味噌汁
麦茶
先日のおさかな市場収穫物、日干しにしたキンメはみっちりラップにくるんで氷温室に移動させた。あとは、マグロとサーモンとブリの残り。マグロは切り身にして醤油と味醂と酒で「づけ」にして、サーモンはラップにくるんで氷温室に。今日の夜はブリを食べちゃおうということにした。
さすがに火を通して食べた方がよろしかろうと、切り身で売っているような厚さにサクをスライスしていき、それで「照り焼きバター丼」にすることに。
多分ケンタロウさんのレシピだったと思うけれど、フライパンで魚の切り身を焼きつけて、味醂大さじ2と醤油・砂糖・酒・水をそれぞれ大さじ1ずつ合わせたたれをフライパンに流し入れて魚を絡め、そのたれと共に魚を御飯に盛りつける。焼き葱を添えて、魚の上にバターのかけらも添えてできあがり……という感じのレシピだ。レシピの分量を見て、「醤油1に対して味醂と砂糖で合計3というのはちょっと甘過ぎやしないか」と醤油多めの甘み少なめ路線にたれの味をちょっと変えて作った。
あとは冷蔵庫に残っているものをなんとかしたいなと、キャベツとコンビーフとコーンの炒めものを1品。すっかり熟成が進んで柔らかな良い味になってきたほたるイカキムチは刻みキュウリを添えて私用の箸休めにした。息子にはキムチ抜きの刻みキュウリを別皿に。
「今日の夜のごはんは、なーにかなー?」
今日も御機嫌にふらふらと台所を覗きに来た息子。献立が何なのかを知りたいという目的と共に、味噌の容器が出ていた時に「みその、お味見〜」とか言いながら調味料をひと舐めしたりするのが密かな目的になっていることをお母さんは知っている。
ひととおり台所を観察して(ついでに味噌もひと舐めして)ひとつのボウルにキャベツとコーンとコンビーフが準備されていたのを見て
「あー……コーンはねぇ、バターコーンが一番おいしいんだよー」
それなのに、おかあさんは色々べつのもの入れちゃうんだねぇ……と呟いて去っていった。
……キャベツとコーン炒めるのも、バターコーンと同じくらい美味しいんだけどなー……と苦笑いしながら、当初の予定どおりキャベツとコーンとコンビーフを炒めちゃう。
割とあっさりめの味に仕上げたつもりだったのに、ぶり照り焼き丼は案外とこっくりめの、甘さもちゃんと感じられる仕上がりになった。焼き色をつけた青葱(わけぎとか?)を添えると良いらしいのだけれど、今日は刻み万能葱をたっぷりふることに。ちゃんと上にはバターもひとかけ乗せ、それを溶かして全体にまぶしながらいただいた。
新玉ねぎとじゃがいもの味噌汁
麦茶
マグロがまだけっこうあるんだよー……と一昨日あたりだんなに話したところ、
「じゃあ、づけにしておいてよ、ジム行く前とか食べていくから」
と。
よし、それじゃあづけにしよう、でも一晩以上漬けると色が悪くなりすぎちゃうしなぁ……と、昨日の夜になってから醤油と味醂と酒を合わせてマグロの切り身を漬けておいた。
づけ、ちゃんと用意してあるよ、御飯は台所のコンロのそば、味噌汁もちゃんとあるからねー、とだんなに伝えておいたら、今朝ちゃんとそれらが少量ずつ消えていた。まだ充分残っているので、私と息子もミニサイズのづけ丼で朝御飯。息子はパンもコーンフレークも大好きだけれど、御飯も味噌汁も大好きなのであるらしい。今朝も
「御飯と味噌汁あるから、朝御飯それでいい?それともコーンフレークとかの方がいい?」
と聞いたところ即答で「味噌汁!」と答えられた。ああ、御飯より味噌汁の方がツボなのねと理解して、味噌汁多めによそってあげてみた。
「R1/F」のハヤシライスコロッケ 1/2個
ほうれん草のおひたし・刻みキュウリ
なめこの大根おろし和え
豆腐と油揚げとわかめの味噌汁
羽釜御飯
ビール(モルツプレミアム)
ヒロタのシュークリーム(ツインフレッシュ・京抹茶)
カフェオレ
今日は息子の音楽教室。子供たちの学年が上がったことで開始時間が今までよりも1時間遅くなり、教室が終わるともうすっかり夕方だ。今日は帰るよとだんなから連絡をもらっていたので、「帰ろう帰ろう、早く帰ろう」と八百屋と豆腐屋だけに寄って帰宅した。幸いおかずは一夜干しにした金目鯛がある。さぁ、帰るよー……と息子を振り返ると、サラダ屋さん「R1/F」の前で息子が立ち止まっていた。
「あ〜……ぼくねぇ、クリームコロッケ、好きなんだよ。知ってる?」
「知ってるよ。なんで君の誕生日のお子さまランチにクリームコロッケが乗ってたのか、よーく考えてみ?」
「……そっか。ここにね、この店にね、あるよクリームコロッケ」
「そうだねぇ、あるねぇ」
「……買うと、いいと思うよ?」
「買うと良いんですか?」
「いいと思うよー?」
息子の言い回しがなんとなく面白くて、つい言いくるめられてしまって息子に1個クリームコロッケ。彼だけにそれがあるのもなと、「ハヤシライスコロッケ」なるライスコロッケも1個もらってきた。ライスコロッケはこれだけでメインのおかずになりそうな大ぶりのコロッケだったので、だんなと半分こしてビールのアテにするかなと。
シンプルな醤油味のものが恋しい気分だったので、おひたしとか、なめこのおろし和えの用意をする。なめこは、母の郷里でしか見かけない渋い色合いのラベルのついた缶詰で、大粒のプリプリしたなんとも立派ななめこ。なめこ特有のぬるぬるもとても強くて、缶詰を開けるとその缶の形に煮こごりのように固まっているような状態だ。
味噌汁の具は3種類で、これもまた息子に「入れるといいと思うよー?」と言われたものたち。息子にとっては豆腐と油揚げとわかめが味噌汁の具としては最高に良いものなのだそうで、
「全部入れるといいと思うよー?」
とおすすめされてしまった。私としては「豆腐と油揚げ」とか「豆腐とわかめ」あたりの組み合わせがスタンダードでよろしいんじゃないかと思うのだけれど、「全部がいいと思うよー?」だそうで。豆腐1/2丁と油揚げ1枚と乾燥わかめひとつまみでいつもの鍋で味噌汁作ったら大変に具沢山な感じになった。
本日のメインは、なんといっても一夜干し金目鯛。元の魚が旨いと当然干物にしても旨いわけで、ほろほろと崩れそうな身が口の中でとろける感触だ。最近、「安くて美味しそうで大きさも手頃な干物向けの魚」(鰺とかカマスとか)をいまいち魚屋で見かけなくて自家製干物を作る機会がなかなか訪れなかったのだけれど、粗塩と隠し味のナムプラー(今回は代わりに国産の魚醤使用)をふって一晩干して作る干物は本当に美味しい。3尾1000円、1尾が20cmくらいの、1人1尾でちょうど良いようなサイズの金目鯛だったので、親子3人で金目鯛3尾は綺麗に骨になった。
焼きいもセサミパイ
ポン・デ・ショコラ
カフェオレ
いよいよ世間はゴールデンウィークなるものに突入という話だけれど、我が家は特に予定もなく、今日はだんなのおばあちゃん家に行く予定。おばE子さんがパソコンを購入したので、インターネット接続のために配線や設定をしに行かなきゃいけないのだ。軽く何か腹に入れてから向かおうねと、起きるなり身支度して、駅前のミスドに立ち寄った。
黒胡麻が入った焼きいもセサミパイ、外見はどうにも地味なのだけれど私はこれがけっこう好き。カフェオレを1回お代わりして飲み干してから電車に乗った。
お赤飯
もずくの吸い物
きんぴらごぼう
白菜のお漬物
サラダ
お茶
フルーツタルト
コーヒー
午前中のうちにおばあちゃんの家に着き、おばあちゃんに曾孫(←うちの息子)を託して、私とだんなはE子さんの私室でパソコン設定。おばあちゃんは今日も赤飯を1升炊いて孫や曾孫がやってくるのを待っていてくれた。しっかりと味の染みた、色の濃〜いいつものきんぴらごぼうも食卓に。お吸い物にはもずくがたっぷり。
「ほら、由紀さん。今ちょうどね、いただきもののもずくが届いたばっかりなんだよ。好き?食べる?いっぱい持っていくといいよ〜」
と、一斗缶(!)に入ったもずくを見せてくれ、大きなビニール袋にざばーざばーとお裾分けしてくれた。いや、もう、家族3人ですし冷蔵庫に入りません〜!とおばあちゃんに悲鳴をあげたところで、「わかった、じゃあ、あとこれだけ」ともうひと掴み追加でいただき、手元には約3kgほどのもずく袋が。もずく酢にして、せっせとこれから夕食に出すことにしよう。
お昼にちょっと休憩してお赤飯どっさりの昼御飯をいただいて、また作業の続きして、途中でAおばが持ってきてくれたタルトもつまんで、そして午後2時頃に無事にひととおりの設定が完了した。
だんなの実家のパソコンと私の母のパソコンには、「少しでもパソコンを起動する楽しみにつながれば」と、起動するごとに指定フォルダー内の写真をランダムで1枚壁紙にするようなソフトを仕込んである。指定フォルダーに収納された写真は孫(←うちの息子)の写真ばかり50枚ほど。それをEおばに話したら
「あー!私も、私のパソコンにもそういうの入れてよ〜」
とお願いされた。私のパソコンにもだんなのパソコンにも(そして息子本人のパソコンにも)そんなものは仕込んでないのだけれど、親の世代にはけっこう有効なものらしい。
ピリカラ酢ガツ \504
やきとりサービスコース 2×\1890
ささみ \315
かわ \210
ねぎ \189
しいたけ \231
とりそぼろ釜飯 \819
穴子釜飯 \893
生ビール \578
焼酎(碧のしずく) \683
焼酎(黒瀬) \525
新橋まで電車に乗って、まずは8丁目の博品館のムシキングミュージアムでムシキングに興じ、歩行者天国の銀座通りを4丁目方向に。YAMAHAやあんぱんの木村屋などにも寄りつつ、最後は伊東屋。ちょうど「江戸風流てぬぐい展」という魅惑的なイベントが開催中で、1万円近く手ぬぐいを買い込んでしまった。
最近素敵な柄を多くみかける手ぬぐい、タペストリーのように壁に飾れるようなものもあって、今は「てぬぐい専用額」まで売られている。額はちょっと仰々しいかなと、我が家では小ぶりのイカットハンガーを使って、今はクレマチス柄のてぬぐいが飾られている。わーいわーい、花火柄だー梅柄だーと、季節に合わせて変えられるようにたくさんてぬぐい買い込んでしまった。かき氷柄とか、クラゲ柄、クワガタ柄なんかもあって、すごいなすごいな楽しいなー、と、息子に「もう行こうよ?ねぇ、別のところ行こうよ?」と言われるまでてぬぐいを堪能。
で、てぬぐい買って「メルシー券」をたくさん貰えたこともあり、その券を息子にあげて「これで好きなもの買っていいよ」と手帳のコーナー見たりペンの売り場を見たり。息子は携帯用のミニペンと犬の絵柄のメモ帳を買い、ついでに今日おばあちゃんから貰ったおこづかいを使って小さな地球儀も買った。秋田もナッシュビルも載ってるからこれにしようかと、直径20cmほどの地球儀を選んで、そして大荷物になってだんなと合流。馴染みの焼き鳥屋さん「与志万」(よしまん)で一杯やってから帰ることにした。
「与志万」は、確か8年以上前に「Hanako」を見てみつけたお店。銀座で御飯食べたいねぇ、焼き鳥がいいねぇ、あー、この店は釜飯も食べられるってよー……と、そんな感じで何の気なしに訪れたお店だったのだけれど、焼き鳥は美味しいし釜飯も最高だし、銀座とは思えないあったかい雰囲気も気に入ったしで、以来ちょこちょこと足を向けている。
注文は、いつもの「サービスコース」と、ビール。 レバーと正肉、砂ぎも、つくね、手羽先、うずら玉子、ピーマン、ぎんなん、とりスープが次々出てくるコースで、単品注文より200円弱お得という感じ。息子にも正肉、うずら玉子、チーズポテトなどを別注文で取ってやって、私たちもコースにない「ささみ」とか「皮」、「長ねぎ」あたりを追加した。釜飯は注文があってから1個1個炊いていくので、焼き鳥つまみつつ
「……釜飯どうしよ?五目を大盛にしてもらって1個を皆で分けるとか」
「いやー……でも、私塩味のも恋しいから2つ取って皆で分けない?」
「ん、それでもいいよー」
などと釜飯相談を適宜行い、とりそぼろと穴子の釜飯の注文も入れておいた。
入店した頃はまだ時間も早くてガラガラ。けれど続々とカップル客や女性2人連れ客などがやってきてカウンターはほどなく満席になった。このお店のつくねは軟骨入りのちょっと歯ごたえがあるもの。つくねそのものにしっかりめに味がついたつくねで、噛むとじゅわ〜っと肉とタレの味が口に溶けていく感じ。ぎゅうぎゅうに隙間無くみっちり詰めて串にした皮も、香ばしい手羽先も相変わらずの美味しさだった。メニューの文字も8年前から変わってない感じだよねと話しながら、ビールはいつのまにかなくなっていたので焼酎に移行して、飲み飲み食べ食べ。シメには釜飯を皆で食べた。
このお店の釜飯のキモはなんといっても「とりそぼろ」で、とのそぼろもたっぷり使われた「五目」もとても良い感じ。久しぶりだった今日はとりそぼろを心ゆくまで満喫したいねと、五目じゃなくてとりそぼろにした。御飯の上には隙間なくみっちりととりそぼろ。そして錦糸卵とグリンピースと紅生姜。塩味系の釜飯の「鮭」「しいたけ」「蟹」あたりも外しがたい美味なのだけれど、今日は「穴子」にしてみた。これも塩味系のさっぱり味かと思いきや、こちらはあの穴子の甘いタレが御飯にたっぷり染みこんでいる思った以上にこってり味のもの。穴子好きにはこれもまた良しで、とりそぼろと穴子を交互にいただいた。調子にのって焼酎をロックで2杯飲んでしまったものだから、帰り道はすっかり酔っぱらい。盛り沢山な1日だった。
あんバターぱん
栗あんぱん・小倉あんぱん
牛乳
木村屋のあんぱんはたいていのデパ地下で買えるものではあるのだけれど、銀座のお店で買うのはやっぱりひと味違う気がする。あんぱんだけじゃなく洋風のちょっと変わったパンもあれこれ置かれているので、銀座で買い物するときにはつい寄ってきてしまうのだった。
で、昨日見つけたのは「あんバターぱん」なるもの。いつものあんぱんのほのかに甘いパン生地を使ったものではなく、柔らかめの食感のフランスパン生地にあんことバターが詰まっているというもので、
「うっわー……これはなんと、旨そうな……」
「あ〜、ぼくもねぇ、それ食べたい」
と息子と2人で呟きつつ、それを買ってみることにしたのだった。バターあんぱんを2つ籠に持って店内を歩き、あとはカウンターで桜あんぱんとか栗あんぱんとか適当にお願いして袋詰めしてもらう。「いちごあんぱん」なる謎なものは息子が食べると言っていたのでそれも1個。
あんぱんには牛乳ですよね、やっぱり牛乳最強ですよねというのが私とだんな共通の見解で、今日はコーヒーも紅茶も用意せずに冷たい牛乳だけを食卓に。コップに冷たい牛乳注いでぐいぐい飲みつつ、あんぱんを囓った。
あんバターは息子が1個丸々囓り、私とだんなで残りの1個を半分こ。ナイフを入れたらあんことバターが見事に2層になって入っていて、やたらと美味しかった。バターとあんこが似合うのは知っていたけれど(そういう菓子パン、スーパーやコンビニで見かけたことがあるし)、いや、でもこれは美味しい。通常のものよりパンがあっさり味な分、バターのこっくりとした味が際だってたまらなかった。いかんなぁ美味しいなぁと呟きつつ、定番の品もやっぱり美味しくて木村屋はすごい。
スープカレー \850
今日の夜はお好み焼きが食べたい気分です、おおいいねぇお好み焼き、……という話になって、お昼過ぎに食材のお買い物に。買い物前にCoCo壱番屋でお昼御飯を食べることにした。
数ヶ月ぶりな気がするココイチ、メニューには「スープカレー」なる見慣れない期間限定ものが載っていて、私は迷わずそれを。札幌名物だということは知っているし、東京にもあちこちで食べられるお店があることもなんとなく知っているのだけれど、未だ機会がなくて一度も口にしたことがない「スープカレー」。その初体験がココイチというのもどうよと思わなくもなかったけれど、大ぶりの具がごろごろと入っているらしい商品写真に釘付けになってしまった。実物も、かなり写真と違わない感じの具の入りっぷりで、茄子やオクラ、ごろっと大きなじゃがいもやにんじんが食べられてかなり満足。ゆで卵も丸丸1個入っていた。
もうちょっととろみがついて「シチュー寄り」なものなのかと想像していたのだけれど、スープカレー、ひたすらにサラサラとした「完璧にスープ寄り」なものだった。さらさらとした口当たりなのに味はまんまココイチのルウの味で、でも少しだけスパイシーっぽいさもあるような。テーブルに置かれたスープカレーの紹介文には「スプーンにひと匙御飯をすくって、スープに浸して食べましょう」的なものが書かれていたのだけれど、ひと匙ひと匙御飯をすくってスープに浸すのが途中からめんどくさくなってしまって、最後は御飯をスープにどかっと放り込んで雑炊状にしてしまった。
雑炊とかクッパの類は嫌いじゃない(むしろ好き)なので、スープカレーも楽しかったし美味しかった。そのうちスープカレー専門のお店でもちゃんと食べてみたいなぁ。
食後は図書館に。息子は最近「かいけつゾロリ」シリーズに夢中で、学校の図書室から毎週借りて帰ってきている。図書館にもきっとたくさんあるよ?と連れて行ったのだけれど、私が自分の本を借りて子供コーナーに向かったところ、息子は何やら必死に図書検索用の端末に向かっている。
「あのね、ゾロリ1冊しかここになかったの。だから、しらべて、リクエストしたいの」
と殊勝な事を言っているので、検索の仕方とリクエストカードの書き方を教えてあげた。40冊近く出てきたゾロリシリーズの一覧を前に「どうしよう……」と頭を抱えつつ、それでも本のタイトルを見ながら自力で8冊分ほどのリクエストカードを書き上げて、係の人に渡してきた模様。私はアジアンリゾートの本と写真撮影のテクニック本、そして数ヶ月待ち続けてやっと自分の番が来た『クロノス・ジョウンターの伝説』を。でも、借りたは良いけれど旧版の本をリクエストしてしまったようで、先日来キャラメルボックスで見てきたシリーズ3編の中で一番好きなストーリーだなと思った「鈴谷樹里の軌跡」は収録されてなくてがっかり……。
焼きそば
ビール(モルツプレミアム)
夕飯は予定通りお好み焼き。焼きそば入れた広島風にしようねと材料を買いに行き、スーパーで「オタフク」のお好み焼きキットを見つけてしまって「まぁ、これでいいやー」とそれを買ってきてしまった。専用粉とやまいもパウダー、天かすと青海苔がセットになっているものだ。で、ちょっと方向を変えて「広島風」から「モダン焼き」にすることに。私はひたすらキャベツを刻み、だんながその他の準備あれこれをしてくれた。焼き担当も、だんな。
「キャベツいっぱいある方が美味しいからいっぱい刻んでねおゆきさん」
「うん、あと、肉もいっぱいある方が美味しいよ?」
「そうそう、あと天かすもいっぱい……」
「おそばもいっぱい……」
結局、「いっぱい」じゃないものはあるのかという感じに材料が揃って、大きなお好み焼きが4個できた。てっぺんにトッピングしてこんがり焼いた豚バラ肉の薄切りがとてもとても良い感じ。
お好み焼きならやっぱりビールよねぇと私とだんながビールを傾けている横で、今日は息子もビール。昨日銀座の「博品館」でみつけた「こどもびいる」は、泡立ちも色合いもなかなかビールに近いアップルサイダーなのだった。ノーマルと「黒」があったのも驚いたけれど、瓶もいかにもな茶色いものでよくできている。ビール!ぼくのビール!と息子がやけにご執心だったので昨日1本買ってみて、今日は今日でスーパーで別のメーカーの「こどもののみもの あわだち飲料」なるものを見つけてそれも1本買ってきた。どちらも見かけが見かけなだけで中身はただのジュースなのだけれど、息子は「ビールとお好み焼き!」と何やら大喜びしていた。
外で食べるお好み焼きって、こんな模様ついてるとこあるよねぇ?と、オタフクソースをまんべんなく塗った上からマヨネーズを細く絞って箸の先で模様なんか描いてみたりして、その上からたっぷりと青海苔かけていただいた。キャベツどっさり、焼きそばもどっさりの分厚いお好み焼きは期待以上に美味しくて、親子1枚ずつ綺麗になくなった。残りの1枚は……私の明日の昼御飯かしら。