鴨と長ねぎの澄まし汁
百合根ご飯
昨日たっぷり作りすぎてしまったご飯とおつゆで朝御飯。
百合根ご飯に目玉焼きもちょっと違うんじゃないかと思い、おかずは焼きウィンナー。
側面にちょいちょいちょいと包丁で切り込み入れて、こんがり焼き目がつくまで焼く。横に添えるのはケチャップと粒マスタード。マイユの粒マスタードをつけてウィンナーを食べると、ドトールのジャーマンドッグを思い出す。ああ、学生時代に死ぬほど食べたドトールのあのジャーマンドッグよ〜。
ガーリックピザ
フライドチキン
ハッシュドポテト
ダイエットコーク
ところで、今日は息子が熱を出してしまっていたのであった。だんなが休んで看病してくれている。
昼に気になったのでちょっと帰ってみると、ピザを取って待っててくれた。ダイエットコークをがばがば飲んで、ピザをつまむ。
やたらとにんにく臭いチョリソーがたっぷり乗った、ガーリックピザ。チョリソーどころか、にんにくのかけらもころころ乗っている。
うわー、午後臭くなりそうだ。美味しいけど、ちょっとやばいんでないかい。
学校給食風 鶏肉とマカロニのクリーム煮
百合根ご飯
よなよなエール、アイス烏龍茶
ふと猛烈に、
「給食で食べた!あの!クリームシチューが食べたいぃぃぃぃぃ」
と熱望してしまう。
鶏肉のかけらとじゃがいもとにんじんが入った、とろんとしたあのクリームシチューだ。複雑な味のあまりしない、あのシチュー。
あれを食べるぞ食べるぞと、取り出したるは『なつかしの給食』(アスペクト編集部・編)。
この本には「揚げパン」、「ちくわ揚げ」、「メルルーサのフライ」など魂に響く給食献立が載っている。作り方も満載だ。
93ページを開き、「鶏肉とマカロニのクリーム煮」に挑む。
作り方は思いの外複雑だった。小麦粉とバターを炒め、ルーを作るところから始まるのだ。給食と思って舐めてかかったが、市販のルゥを使うより遥かにめんどくさい。
横でだんながルー作りを手伝ってくれる。バター18gと油大さじ1(←バターだけを使うと高くつくので、油を入れるらしい。さすが学校給食。)を使うらしいのに、カルピス特撰バターの巨大なかけらを鍋に放り込んでいる。こらこらこら、そんな豪華に作ったら学校給食風にならないじゃないか。
私は鶏肉を刻む。じゃがいもとにんじん、玉ねぎもいつもより心持ち小さめに刻んでみる。
油でこれらを炒め、水を加えて顆粒鶏がらスープを少々。マカロニも放り込んで、少々煮込む。
ここでついつい、
「こういうシチューにさ、コンビーフ入れると美味しいよねぇ……」
と口に出してしまう私。言ってしまって"安っぽい学校給食風を作る"というのが今日の目的だったことを思い出す。だが遅かった。だんなの顔は少年のように輝いている。そうか、入れて欲しいか。しょうがないなー、もー。
巨大なコンビーフ缶を開けて1/3ほどを投入。
コンビーフのかけらが漂う、なんだかゴージャスなものになりつつある。ざっと混ぜて全体に火が通ったのを確認したところでルー投入。とろんと濃度のある、あの見覚えのあるクリーム煮が鍋にたっぷり出来上がった。コンビーフがひらひらと漂って褐色っぽくなっちゃったのも、まぁご愛敬だ。
給食風だからパンと牛乳、みかんあたりを用意して、アルミのお皿などに入れたら完璧なのだと思う。
だが冷蔵庫には先週末に発見し、買ってきた「よなよなエール」が冷えていた。飲みたい。クリーム煮も食べたいが、ビールも飲みたい。
チーズなどを切ってしまい、やおら宴会モードに突入する私たち。
「よなよなエール」は長野県、軽井沢の地ビールだ。褐色が強く、こってりとした風味がある独特のビールである。香りも味も、どこかグレープフルーツを思い出させる。酸味があり、苦みがある。"味"のあるこのビールが私たちは大好きだ。
で、よなよなエールを飲みつつブリーチーズをつまむ。んー、相変わらず柑橘系くさい。美味しい。
その後に、念願のクリーム煮。
ゆるめのとろみのついたシチューは、素材以外は牛乳とバターの香りばかりのシンプルな味がする。
「ははは、そうそう、これだこれだ」
「そうそう、こんな感じ、わはははは」
と笑いながら食べてしまった。
今度はカレー汁かな。シャリシャリのビニール袋に入ったソフト麺があったらサイコーだ、きっと。
肉まん
花巻
プーアル茶
何がどうして、昨日から800gも増えているのか。
昼のピザがいけなかったのか。しくしくしく。
それはそれとして、朝御飯は肉まん。だんなが買ってきたものだ。
我が家の近所の道路に、週1くらいで屋台が出る。いや、屋台そのものはたこ焼きだの焼き鳥だの毎日出ているが、私たちの求める屋台は週に1度くらいにやってくるのだ。
日本語がたどたどしいおばちゃんが出す中華屋台では焼餅(シャーピン)、肉まん、あんまん、花巻(中国パン……と言えばいいのかなぁ)などが売られている。だんなの話に寄ると、焼餅は屋台で具とあんをこねて丸めて焼いてくれているらしい。
どれも素朴な味がする。洗練しているわけじゃなく、"中国人の知り合いのおばちゃんが作ってくれた"といった風情だ。でも美味しい。油たっぷり焼餅なんか涙ちょちょぎれそうな美味しさだ。
で、だんなは肉まん5個入りの袋と花巻4個入りの袋を買ってきたのであった。
蒸籠であっためて朝御飯。お供には真っ黒いプーアル茶だ。
花巻はそのまま食べても美味しいけど、角煮とか肉のオイスターソース炒めとか、脂の多い肉料理を挟んだりするとなお旨い。
日曜日に作った牛すじ葱スパの残りの牛すじ肉をちょっと煮込んであったので、それを軽くつついておかずにする。んー、んまい。朝からこんなで良いのかとも思うけど。
いくらと鮭の混ぜちらし
南瓜とチーズのサラダ
今日は一日中外回りのお仕事。
昼間際に銀座8丁目近辺をうろうろしていたので、お米ギャラリーでお昼ご飯。セルフサービス式で、銀座にしては安価な定食があるらしいのでいつか昼に来ようと思っていたのだった。
日々の定食700円、というものが基本メニューらしい。えびチリだの鶏唐揚だののおかずが7種類くらいから選択でき、小鉢1種類と漬物と味噌汁と御飯がついてくる。御飯は混ぜ御飯で、今日は牡蠣御飯だということだ。
そして、「今日の限定」のような看板の下に「いくらと鮭の混ぜちらし」「とろろとサンマの蒲焼き丼」の文字が。
定食も良いが、丼ものも捨てがたい。何を隠そう、私は丼ものが大好きだ。というわけで、混ぜちらし。漬物と味噌汁がついて620円。
小鉢は別途150円で買うことが出来る。
きんぴらごぼう、有機野菜のポテトサラダなどの中から「南瓜とチーズのサラダ」なる妙な一品を発掘し、これをいただいてみる。
平日の昼間、12時ちょっと前だというのにかなり混んでいる。おばちゃん4人組み、おじちゃん2人組みなどが席をどんどん埋めていく。カウンターの席の隅を見つけて滑り込み、いただきます。
椎茸や人参、かんぴょうなどが混ぜ込まれた酢飯の上に鮭フレークといくらがたっぷり。頂上にはガリが山ほど積まれていて、ガリ子な私はちょっと嬉しい。
南瓜とチーズのサラダは、コクのあるマッシュパンプキンといった感じで、最初想像していたほどブキミな味はしなかった。ていうか、充分美味しい。甘くて濃厚でほんのり酸味があって悪くない。いくら御飯と合うかどうかは、まぁ置いておいて。
出口に向かうと、ほわんと甘い香りがした。
お米ギャラリーの1階では上新粉のクレープを焼いている。その香りである。
ちょっと足が戻りそうになるのを必死で押さえつつ、店を出る。いかんいかん。
牛肉の塩焼き バジルバター添え
学校給食風 鶏肉とマカロニのクリーム煮
御飯
よなよなエール
昨日の残りのクリーム煮をシチュー代わりに、今日は残り物お掃除デー。
たこ焼きをやった残りのたこと、買い置きしていたパプリカを炒めてオリーブ油で和えて、塩胡椒してワインビネガーも加えて、適当マリネ。
ちょっと残っていた牛肉は適当に塩胡椒で焼いて、作り置きしていたバジルペーストを上にかけて真ん中にバターをちょこりと置いてみることにする。おお、1行で説明が終わってしまう料理なのに案外旨そうだ。
マリネはほぼ思ったとおりにできた。まずまずだ。
んが、牛肉塩焼きはちょっと失敗。あつあつに火を通したのに、皿に盛って、冷蔵庫から冷たいバジルソースを出してかけたところで一気に温度が下がってしまった。バターのかけらを置いても全然溶けない。バターがとろんと溶けていく予定だったのに、やわやわと黄色い塊が残り続けている。……あまり美味しそうじゃないかもしれない。むー、悔しい。
マリネと牛肉塩焼きでビールを1杯やって、昨日の残りの給食風クリーム煮をスープ代わりに御飯を食べる。なんとなく充実している献立だ。
そして、今食べたいもの。
牡蠣フライ。ミートソーススパゲッティ。4種のチーズのペンネ。寿司。ステーキ丼。ハヤシライス。インドカレーとナン。
まだまだ出てくるぞ。困ったなぁ。
肉まん
花巻
プーアル茶
昨日と全く同じな朝御飯。
残りわずかな牛すじ煮込みを全部食べちゃえと言わんばかりに花巻にぎゅうぎゅう詰め込んで、食べる。この脂っこさが淡泊な花巻と似合って美味しい。朝から口の周囲がぎっとぎとである。でもいいの、美味しいから。
これで4個の花巻と4個の肉まんを食べたことになるので、残りは肉まん1個。さーて、誰が食うのかな。
クリームパン
プッチンプリン
さらっと茶
激ジョブにて、外から会社に戻るのが昼休み終了直前となってしまう。
いつもなら、「だったら午後遅めに帰ればいいし〜♪」と堂々と外食してしまうところだが、午後は午後で予定があるしで余裕が全然ない。悲しく近所のコンビニで買ってきた神戸屋のクリームパンにかぶりつく。
悪くない。悪くないけど、やっぱりちょっと悲しい。
コンビニパンは、昔と比べると隨分と美味しくなってきたし、本格的な味もするようになった。以前の、ビニールか紙食ってるような違和感が感じられなくなった。でも、食べると"ちょっと悲しいなぁ"と思う。
労働する間のお昼ご飯は、やっぱり不味いものより美味しいものを食べたいじゃないか。作りたてのサンドイッチとか、焼きたてのたこ焼きとか。
"やっぱり食べ物の旨さは愛だよ愛。食べ物への愛と、食べる人への愛……"
と理屈こねつつデザートのプッチンプリンを食べる私。
おお、美味しいじゃないかプッチンプリン。久方ぶりに食べたけど、やっぱりプッチンプリンはプッチンプリンだなっ!
プッチンプリンは愛に溢れている。すばらしい!(←……ダメじゃん)
牛すじ肉の煮込み
大根の味噌汁
御飯
よなよなエール
苺 with コンデンスミルク・牛乳
今日は豚肉消費デー。
週末に買っておいた「豚ロース肉"特厚"」を使用して、ポークソテー。"薄""中厚""厚"などと種類があったうちの、"特厚"を選んで買ってきた、2cmほどの厚さのたくましい豚肉だ。こういう豚肉はとんかつかポークソテーに限る。1枚が何グラムあるのかなどということは、あまり考えない。
味噌汁と千切りキャベツを帰宅後にちゃちゃちゃと作っておいて、だんなが帰ってから肉焼き。
肉に塩胡椒して、小麦粉うっすら振ったら、カンカンに熱したフライパンで一気に焼く。途中弱火にして中まで火を通したら、一回肉を取り出してフライパンの脂をぬぐい、バターを落とす。ウィスキーも注いで醤油をひとたらし。ソースが肉に絡まったら肉を盛りつけ、ソースを煮詰めて上からかける。お供は千切りキャベツでなければならない……ような気がする。
バターとウィスキーは躊躇せず、どぶわぁ〜っと入れねばならない。どうせ強火のフライパンでどんどん蒸発してしまうし、何たって汁気が多いソースの方がキャベツと絡まって美味しいのだ。
肉は牛肉と違ってちゃんと火を通さなきゃいけないし、かと言って通しすぎたら固くなるだけだしで、ポークソテーはちょっと難しい。私は、何度も生焼けにしてしまって再加熱する羽目に陥っている。とほほほほ。
今日は、火の通り加減もソースの具合もばっちりだ。
冷たい皿に盛ったらすぐに冷めてしまうという経験を生かし、皿も電子レンジであっためてみた(レンジ対応皿なら、水ふって2分くらいチンすると見事なあつあつ皿になるのさ)。熱い皿にあつあつの肉、たっぷりのソース、そして山盛りの千切りキャベツを盛って、ビールも入れて、いただきます。
肉も旨いが、このソースを吸った、ちょっと熱が入ってクタクタになった千切りキャベツがまた良い。
「あらあら、今日は上手に出来てるよ。美味しいなぁ。」
「うん、美味しい美味しいバッチグー。」
などと言いつつ巨大な肉と山盛りキャベツを片づけ、更に皿に残ったソースに御飯を入れてかき混ぜて食べてしまう私たち。お行儀悪いのは承知の上で、でも肉汁入りのバターウィスキーソースと御飯ってすばらしく美味なんだわ。これが。
大根の味噌汁
御飯
抹茶入り玄米茶
昨夜の残りの味噌汁と御飯で簡単朝御飯。
おかずに、オムレツをだんなが作ってくれた。私のリクエストにより、角切りごろごろベーコン入り。しかも、冷蔵庫に入っていたパック入りドミグラスソース(←R1/Fでフライを買ったらついてきたやつ)をかけて、豪華ドミグラスソースかけオムレツ。
卵3個で作ってくれたオムレツは御飯に乗せて食べても美味しい。
ボリューム万かつサンド
ハンバーグサンド
牛乳
今日は1日、クリスマス料理の仕込みである。朝から大量の野菜と大量の牛すじ肉と大量の牛バラ肉を並べて格闘している私。スープストック5リットル、赤ワイン1本半を消費しての大事業だ。
で、だんなはクリスマスプレゼントを探すと言って出かけてしまった。お土産に万かつサンドとドゥリエールのケーキを抱えて帰宅。
"万かつサンド"はかつサンドだ。"ボリューム万かつサンド"は通常の"万かつサンド"より肉が大きい、らしい。
ハンバーグサンドは、ハンバーグとは名ばかりのメンチカツサンド。
これら万世のサンドイッチはだんなのソウルフードらしく、外出しては良く買ってくる。なんでもだんなの祖父が神保町古書店街に行く度に土産として買ってきてくれたのだとか。だんな幼少期の思い出の味、というやつである。
確かに、美味しい。
薄目の食パンの間に、パンの3倍くらいの厚さのとんかつ。かつとパン両方にソースがしっかり浸みている。ハンバーグサンドにはピクルスの薄切りが挟まっている。
牛乳をお供に、これらを美味しくいただいた。満足。
本日は、だんながミートソーススパゲッティを作ってくれた。
月曜日放映のビストロスマップで木村拓哉が作っていたミートソースが美味しそうで触発された、……なんてことは全然無いのである。無いってば無いの。
その割には
「お肉たっぷりの、シンプルなやつがいいなぁ」
なんて注文つけている自分である。日々、外的情報で簡単に食生活に影響を及ぼされているような気がする。
お肉たっぷりミートソースはソース半分を太めの麺に絡めて、更にソースを上からもかける。ガリガリとパルミジャーノ・レッジャーノもふって、いざいただきます。
ホールトマトの酸味がほんのりする、肉肉したミートソースだった。んー、美味しい。
デザートは、昼間にだんなが買ってきてくれたドゥリエールのケーキ。私はミルフィーユでだんながミルクレープ。息子はマーブルシフォン。ニルギリの紅茶入れて、がつがつ食べる。ついでに昼間に自作したマンゴプリンもちょっと出す。エバミルクもちゃんとかけて、ちょっと気合いを入れてみた。写真入りの詳細はこちら。
今日もケーキ。クリスマスイブの明日も当然ケーキ。シアワセだなぁ。
カフェオレ
月曜日放映のビストロスマップにて、木村拓哉が
「翌日に、残ったミートソースをパンに乗っけて食べるんですよ。」
なんて言っていたのに触発された、……なんてことは全然無いのである。無いってば無いの。(←昨日からしつこい)
触発されたかどうかはともかく、今日はフランスパンのミートソース乗せ。
こんがり焼いたフランスパンにバターを塗って、上に昨夜のミートソースをてんこ盛りにして食べる。
おお、パンにも合うなぁミートソース。ちょっと嬉しくてがつがつ食べてしまう。
昼休み直前、私は丸の内にいた。
ならば、と早速ミルククラブに出向く。時間ないので、チーズマフィンと飲み放題ミルクで簡単昼食。
店頭の籠に積んであるチーズマフィンは、店内で食べると言うとあっためてくれる。ほわんと温まったマフィンは、ちぎると周囲にふわふわとチーズの香りが漂ってちょっとシアワセ。飲み放題牛乳を冷蔵器から3杯ほどお代わりして飲みつつ、マフィン1個をたいらげる。いつもながら、手作りくさくて良い感じだ。
帰りがけ、冷蔵ケースを覗き込んでアドナイのチーズがあるのを発見。
今日のディナー用にフォンティーヌなるチーズと、いつかデザートで使う用にとマスカルポーネを購入。何を作ろうかなっ、るんるん♪と重要書類入り袋に一緒にチーズを詰め込んで社に帰る私。重要書類がチーズ臭く……なりませんように。
ガトーショコラ
不二家の
クリスマスプチフール モカクリーム入りシュークリーム
紅茶
今日はクリスマスイブなのである。
ホテル西洋銀座と不二家を担当している我が営業部では、クリスマスケーキが約1割引きで購入可能だ。私はまさに、ホテル西洋銀座の担当営業。周囲にアッピールすること1ヶ月、24個のケーキが売れることになり、午後はずっとケーキ外商人のようにケーキを持って社内を駆けずり回っていた。ふふふふふ、楽しい……。
課ごとに数個ずつ売れるケーキは、概ね自宅用だが課内で消費されたりもする。
気がつくと、私の机にはホテル西洋銀座と不二家のケーキがそれぞれ置かれていたのであった。課長のふるまいケーキである。わーいわーい。
後輩が紅茶まで入れてくれている。んが、会社内なもんだからケーキ皿やフォークが完備されていたりはしないのであった。サランラップに乗せられたケーキを、割り箸で切って食べる。1ホール、ン千円の高級ケーキが何だかすごい扱いになっている。……美味しいから、いいんだけど。
今日は社内中甘ったるい匂いが漂っている。
各課の冷蔵庫には持ち帰りケーキがぎっちり詰まっている。
のどかだなぁ。いいのか、こんなで。我が会社。
チーズ盛り合わせ with クラコット
蒸し鴨肉の胡麻酢ソース
パプリカのマリネ
メイン
ビーフシチュー
人参グラッセ、ほうれん草のバターソテー、マッシュポテト
フランスパン
スパークリングの赤ワイン
ホテル西洋銀座の
モンブラン
カフェオレ
5時半、終業と同時に、昼間買ったチーズと、本日会社に届いた不二家のお菓子セット(息子用)とシャンパンもどき(息子用)とホテル西洋銀座のモンブラン1ホールを抱えて帰宅。
昨日から必死こいて作っていたビーフシチューの仕上げをして(そう、私はビーフシチューを作っていたのでした)、ほとんど盛りつけるだけとなっていた前菜の様子を見て、最後にマッシュポテトやほうれん草炒めや人参グラッセを作成。
午後7時過ぎ、だんな帰宅と同時にクリスマスイブディナーのはじまり。
前菜は、大きな皿にチーズとクラコット乗せて、昨日気合い入れて作った蒸し鴨とパプリカのマリネは1人分ずつ美しく盛ってみる。
たまたま残っていた鴨をかっちょよく調理しようと、レシピを凝視しつつ作った蒸し鴨は、想像以上に美味しかった。だしと醤油、味醂ベースで煮て、蒸して、冷やした鴨は1日たって丁度良く味が浸みていてふくふくしてたし、すりたての胡麻を使った甘酸っぱいソースも想像以上に美味しかった。思い切り和風の料理である。でも気にしない気にしない。
お供は南オーストラリア産の赤いスパークリングワイン。
以前、松坂屋のワインフェアを覗いた時に面白がって買ってきたものだ。皮の渋みがあるけど、飲みやすくカラッとしているワインだ。赤ワインのスパークリングなんて珍しいし面白いしで、クリスマスイブに飲むのだと密かに決めていたやつだ。
前菜とワインを堪能したところで、本日のメイン、ビーフシチュー。
ナカザワの生クリームと、カルピス特撰バターをこれでもかこれでもかと使用してマッシュポテトやほうれん草ソテーを作り、5時間煮込んだ牛バラ肉も厚めに切ってお皿に盛った。
見た目はかなり本格派……なのに、どうにもソースがサラサラしすぎている。煮詰めても煮詰めても、一向に濃厚になってくれないソースに腹を立てた私は、ついつい"水溶き片栗粉"を投入してしまった。何をやっているのか自分。中華料理じゃないんだから。
あ、だんなにはヒミツです。ヒミツということでお願いします。
創意工夫を凝らした甲斐もあり、どうにか見た目本格シチューが完成した。味は、苦みも酸味も甘味もばっちりだ。
「おおおおお、おゆきさん、去年のより全然旨いよ!」
と感動している。
そう、我が家は去年もビーフシチューだったのだ。めんどくさいのでクリスマスでもなきゃ作れないし、作りたくもないので、今年もビーフシチューにしてしまったのだ。
でも今年のには、片栗粉が入っているのです。とほほほほ。
「ああ、おゆきさん、これは銀の塔にも勝ってるよ!」
と目の前のだんなは本気で感心している。
でも、やっぱり片栗粉がけっこう入っているのです。とほほほほー。
ともあれ、美味しいことは美味しい。
ついついお代わりまでして食べてしまい、当初1kgの塊を買ってきたハズの牛バラ肉は、残すところあと1/3となり果てていた。
デザートは、コーヒー入れて、ホテル西洋銀座のモンブラン。中にマロングラッセのみじん切りがごろごろ入っていて、クリームたっぷり、カスタードクリームたっぷり。苺のショートケーキも大好きだけど、モンブランで祝うクリスマスも悪くない。
で、クリスマスプレゼント。
だんなには、サイコロ柄のネクタイ(ヴィヴィアン・ウェストウッドのやつ)、ラスカルのクリスマスバージョンぬいぐるみ、ラスカルのデスクトップアクセサリー、ラスカルのファックスシート。当初、「Xai」(←サイコロを転がす、テレビゲーム)をコンセプトにしてサイコロだらけのプレゼントにしようとネクタイを買ったのに、その後、ラスカルグッズ販売特設会場を銀座で発見。ラスカル大好きだんなの為に、ついついバカなプレゼントをたくさん買ってしまう私。
お店の人に、
「ラスカル……お好きなんですねぇ」
としみじみ言われて、私はリンダ困っちゃう状態に陥ってしまったのであった。
違います、好きなのは30歳になるだんななんです。
私は「牛柄グッズが欲しい」と宣言していた。
最近、どうもホルスタイン柄ブームらしいし。もとより牛柄は私の好みである。
財布が来るか、バッグが来るか……と思っていたら、いただいたのはGateway(←コンピューターメーカーだ)の袋。中には「牛柄歯みがきセット」だの「牛柄ボールペン」だの「牛柄コップ」だの入っている。
確かに牛柄だ。牛柄だよねぇ。うんうん。
「牛柄携帯電話用光るアクセサリー」なんてのまで入っている。その名前は「光れ!ユキコ」。
なんなんだ、それは。
牛柄の上に、人の名前まで使うとは。なんなんだユキコ。光れ!とか言われても。恐るべしGateway。ていうか、クリスマスプレゼントにするのか、それを。
そして更に追加のプレゼントとして、「クリスマス限定バージョン トンベリ・サボテンダーぬいぐるみ」まで頂戴した。
確かに私はトンベリが大好きです。サボテンダーもかなり好きです(注:どちらもファイナルファンタジーに出てきたモンスターの名前でございます)
。
どうしてもどうしても、プレゼントは「相手をいかに笑かすか、脱力させるか」という妙なところに主眼が置かれてしまう私たちであるらしかった。
ちなみに息子へのプレゼントはプラレール追加セット(←親が遊ぶために買ったんだろうというツッコミはしちゃいけません)。
秋田新幹線"こまち"と、踏切セット、「田舎の駅」。
折しも宴の真っ最中、私の母からプラスチック製の大きな車も届いたりして、息子も息子で大層幸せそうなのであった。
良かったね息子。良かったね私たち。
昨夜の暴食がたたり、なんとなく胃もたれ。
私はコーンフレーク、息子はバナナと肉まん、だんなは焼きそばと肉まん、という色気もへったくれもないクリスマスの朝食。
とほほほ〜。
牛丼 並
味噌汁
ポテトサラダ
麦茶
朝に続き、更にどうでも良いような食事。朝起きた時に、だんなが
「あ〜、"ケ"(←吉野家を意味する)でも食いたい、って感じ……」
と発言したばっかりに、私まで牛丼を食べたくなってしまったのであった。
だんながチャリこいで、近場の吉野家まで牛丼を入手しに出向いてくれる。
吉野家の牛丼を侮ってはいけない。幼少の頃から「食べてみたいっ!お店に入ってみたいっ!」と思いつつ、中学時代も、女子高校時代も機会に恵まれなかった。女だけで"行こうか"という話にはならないし、ましてや年頃の女の子が一人で行くのはかなりの勇気が必要だった。
初めて食べたのは大学時代、ゼミでの昼食に誰かが買ってきてくれたのを貰ったのだ。
「ああ!これが吉牛!」
と涙したあの日の事は忘れない。(←ちょっと大袈裟)
「あー、やっぱり"ケ"は美味しいねぇ」
と箸を置くと、だんながしみじみ
「おゆきさんが、そういう"下品な食べ物"キライな人じゃなくって良かったよー、"吉野家なんて、ヤメテよー、もー"みたいなんじゃなくて。」
と言った。
いやー、だって吉野家、美味しいし。
ビーフシチュー
人参グラッセ、ほうれん草のバターソテー、マッシュポテト
御飯
ホテル西洋銀座の
モンブラン
カフェオレ
体中が痛く、ついでに喉も痛く、目の前が怪しくなってきた段になって、"どうやら自分は風邪をひいているらしい"という結論にようやく達した。
夕飯はドミグラスソース使ってハヤシライスかなー、それともビーフシチューをまた食べておかずを1品増やそうかなー、などと色々計画はあったのに、全てを放棄して昨日の延長のような夕御飯。それはそれで、かたまり肉はホロホロになっているし、ソースの味もまろやかになってくるしで悪くはない。
で、甘草湯(←喉の痛みが治まる漢方薬)とルルとドリスタンまで服用して、毛布かぶって居間でごろごろ。
それでもしっかりクリスマスケーキの残りは食べるのであった。
小岩井ヨーグルト
牛乳
夜が明けると、ろくに起きあがれない程に風邪大悪化状態であった。氷枕が手放せない。
で、だんながコンビニに出向いてヨーグルトを買ってきてくれる。
あー、喉痛い。味覚がマヒしてる。悲しい……。
麦茶
「昼はざるそばが食べたいです。あ、1.5人前くらいは食べられると思います。」
と朝食後に宣言する。
「あ、はいはい、作ったげるよ。しかし……1.5人前も食うんですか?あ、そうですか……」
と温かい返事をだんなから頂戴し、午後2時前、宣告通り1.5人前ほどのざるそばを食べる。
熱のある時は、こういう"ツルツル"した食感のものが嬉しいんだよねぇ……。
麦茶
クリスマス時以来、まだまだまだまだ余っているドミグラスソースを使って、牛肉玉ねぎたっぷりのハヤシライスが今日の夕食。
だんなが台所で格闘しながら、
「ああ……やっぱり片栗粉が必要だなぁ……」
などと嘆いている。
甘さ少なめ、ワイン風味も濃厚なハヤシライスは大人の味だ。……その割に息子もがつがつと食べていたようだけど。