食欲魔人日記 08年10月 第1週
10月1日 水曜日
炊き込み御飯とか焼き魚とか
カレーうどん
麦茶

今日から10月。「暑さ寒さも彼岸まで」とは良く言ったもので、ここ1週間ほどで夏はどこかに消え去ってしまった様子。
果物屋さんの店頭は梨と葡萄一色で、それはそれでわくわくする。……そろそろ栗御飯も食べたいなー……。

で、今日の朝御飯はカレーうどん。
鍋底に残ったカレーを鰹だしでのばし、醤油と塩で調味。少しは具が欲しいなと、昨日鍋に使った豚薄切り肉を取り分け、人参や長ねぎも入れた。あと、油揚げが入ったりするとより一層良い感じだったかもしれない。

カレーうどんは、我が家においては「もう1人前も残ってないよ、鍋の底に残ってるの、もう"汚れ"程度のレベルだよ」みたいな時に、うどんに仕立てるとあら不思議、美味しい上に鍋も綺麗に!……という、"おっかさんの知恵袋"的な、美味しいは美味しいけど、割としょーもない感じの位置にある料理だったりするのだけれども、でもだんなも息子も、みんな大好き。息子に至っては、カレーを作ったその日に「明日の朝はカレーうどんだね!」と言っていたので、「待ちに待った」感があるのかも……と、あまりに具が無いのも悲しいかしらと色々入れてみたのだった。……やっぱり油揚げも買ってきて入れるべきだったか。

今回のカレーの豚肉は見事にホロホロに崩れてしまったので、肉のかけらが混ざるルーはかなりとろみのある濃厚なものになっていた。いつもと同じく適当に調味したけれど、いつも以上に美味しくできた気がする。

人参とほうれん草のナムル
ブリの生姜味照り焼き
鶏の炊き込み御飯
昨夜の鍋の残り
ビール(モルツ)

炊き込み御飯が作りたいなと、ちょっと前にスーパーで安売りされていたのを買ってきた「ろくさん亭の鶏釜めし」なるものがあったので、それを使ってみることに。

「ろくさん亭」、もう10年以上前の「料理の鉄人」華やかなりし時代に一度だけ母と行ったことがあるのだけれど、ホテルのラウンジなどでありがちな、妙に低めのテーブルがたいそう食べづらく、実のところ料理の味もそれほど記憶に残らなかった。今もあるのかなー……と思ったら、ありました。今はすっかり改装されているようで、あの頃の趣は全く無いみたい。

炊き込み御飯だったら、だんなのお弁当にしても美味しいだろうなと準備し、あとは簡単にブリの照り焼きと、添え物に人参とほうれん草のナムル。釜飯がややあっさりめの味に炊きあがっていたので、ブリ照りはこっくり味をつけようと、少しばかりおろし生姜を加えてみて醤油と味醂も強めにした。汁物は、昨夜の鍋が半端に余っていたので湯を加えて醤油と塩で再調味。すり胡麻も足して、「胡麻汁」といった感じで飲んでしまうことにした。

鶏もそれなりにたっぷりだし(でも、ちょっとパサパサ……)、だし汁と具が別包装になっていたりと、なかなか凝っていた釜飯の素だったけれど、「これが道場六三郎の味!」と感激するほどのものでもなく、普通に美味しい炊き込み御飯だった。

良く考えてみれば、羽釜で炊いている御飯は日々「釜飯」なわけで、「素」とか買ってきてないで、自分で普通に釜飯作れば良いのじゃないかと思い至る。鶏スープ用意して、鶏そぼろ作って、栗とか甘く煮た椎茸とか乗せて「鶏そぼろ釜飯」とか、とても良いかもしれない。あと、冬の「牡蠣釜飯」とか「鮭釜飯」とか(どちらも塩味よ)も非常に良いかもしれない。釜飯の美味しい銀座の焼き鳥屋さんの釜飯献立を思い出して、食事中にちょっとニヤニヤしてしまったのだった。

10月2日 木曜日
教訓。たらこスパゲッティほど大量にパスタを茹でちゃいけません。
ラウンド食パントースト
ソーセージ&ゆで卵
カフェオレ
梨(豊水)

今日はキャラメルを練りこんだラウンド食パンをトーストに。ほの甘いパンだからバターを塗る必要もないなと、そのままスライスしてオーブントースターに入れた。なんとなく目玉焼きが恋しくて、ありもののソーセージを炒めついでに目玉焼きも家族分準備し、あとはまだまだ美味しい梨も1個。

アイスプーアル茶より熱い紅茶が恋しくなるようになり、いよいよ朝のカフェオレもアイスからホットに移行。久しぶりにコーヒーメーカー触ったら、うっかり濃くなりすぎてしまった。

9月後半大変な事になっていた急ぎの仕事も一昨日無事に納品できて、昨日と今日は仕事もぽつぽつしながら久しぶりに昼寝も堪能してみたり。そうそうこれこれ、と、猫を抱えて寝る「生きた湯たんぽ」の幸せを10数年ぶりに味わっている。

猫さんたち近況を箇条書きで

  • かすみさん、「母親家業は一段落」という感じらしい。最近動作が幼くなってきた。りゃんりゃんが尻尾をふると、そこに嬉々としてじゃれついて遊んでいる。屋内を猛ダッシュして遊ぶかすみさんを先日初めて見た。でも人間がふる猫じゃらしには知らんぷり……。

  • 2匹とも白猫だけど、かすみさんはクリーム色寄りの白猫で、りゃんりゃんは灰色寄りの白猫なんだなぁ。

  • かすみさん、冬毛になってきたらしい。見るからにもっこもこで、頬ずりし甲斐がある(でもなかなかさせてくれない……)。

  • かすみさん、りゃんりゃんに噛まれたところを掻きこわしてしまった耳は完治。禿げた毛もちゃんと生えそろったしかさぶたも消えた。

  • でも、免疫力抑制剤のステロイドを与えていた影響か口内炎が出来てしまって、先週あたり痛そうにしていた。歯磨きジェルあげようとしてうっかり痛いところに触ったらしく、以後2日ほどは撫でさせてもくれない冷戦状態に突入。

  • 幸い餌が食べられないほどではなかったので、色々調べて、ただいま「アロエベラジュース」を1日2ml投与中。スポイトであげてるけどさほど嫌がらず飲んでくれて、口内炎は快復傾向にある模様。歯肉炎もあるみたしだし、がんばれかすみん。

  • で、冷戦状態は悲しいので機をうかがっては穏やかに話しかけつつ撫でり撫でり。昨日やっと隣で密着して一緒に昼寝してくれた。ばんざーい。

  • 対するりゃんりゃんは、ここ数日の寒さにびっくりしているのか、何かとぴったりひっついてくる。かすみさんにもくっついていたいらしいのに、彼女は割とすぐ離れてしまうのよね。人間と密着していると暑くなってくるらしく、最後は「ゴムゴムの実でも食べましたか」というほどに全身を伸ばしてぐにゃぐにゃになっている。

  • 生後4ヶ月になろうとするりゃんりゃん、人間で言うところの5〜6歳らしい。動作を眺めての感覚としては3歳児くらい、トイレも押入も、見慣れない扉が開くとどこまでも入って行こうとする。とりあえず何ででも遊んでみようとする。目下の遊び道具は「スーパーの袋を結んで結んで小さくしたボール状のもの」。カシャカシャとつつき回していつまでもサッカーしてる。

  • かすみさんは丸々としてきたのに、りゃんりゃんは相変わらずヒョロリニョロリとした体型。栄養価が高いと評判のイノーバエボをあげているのに、肉がつかない体質なのかしらん……。

  • マグロやブリのアラは相変わらず「猫まっしぐら」の逸品。血合いよりも、中骨の身をスプーンですき身にしたものの方が好ましいらしい。焼き魚には今ひとつ興味がないらしい。茹でた鶏肉も食い付きはいまいち。今度は「鶏レバーとミキサーにかけた人参を合わせたもの」なるものをあげてみようと思う。牛生肉はかなりぐっとくるらしいけど、それは人間だってぐっとくるからそうそうあげられない。

  • 猫トイレの砂は、消臭効果が素晴らしい「ひのきチップ」のを愛用中。でも、おかくず状に砕けてしまい、それが散らばるので周囲の掃除が毎日本当に大変だった。安値重視で買った小型のネコトイレから、蓋つきトイレ(同シリーズの砂落としマットも購入)に移行。色が「かすみベージュ」という名前だったのがまた良かった。そして日々のお掃除は格段に楽になった。

    と、そんな感じで猫たちは大変元気、大変デビル。柱で爪を研がないのは良いけど、ソファーの自作カバーがりゃんりゃんのターゲットになってしまって大変なことに。もういっそ次は絨毯素材でカバー作ってやろうかと思っている。

ロメインレタスのシーザーサラダ風
濃厚カルボナーラスパゲッティ
サンペレグリノ

「夕飯どうしようかねー……」
鶏肉と生クリーム買ってきたから、鶏肉のクリーム煮かなぁ、野菜も一緒に煮て、ショートパスタ茹でて軽くチーズとパルメザンチーズまぶしたのを添えたりしてもいいし……と考えていたら、
「生クリームだったら、クリームのスパゲティ?」
と息子が横で提案してくる。

「んー……なんか、くどいかな……」
「じゃ、マッケンチーズ?」
「ますますくどいかな……」
「じゃ、TS?」
「てぃーえす?」
「最近、僕がマッケンチーズより好きな食べ物、TS……」
「……あー、ピンク色してて、海苔とか乗ってるやつねー」

今日は"生クリーム及び鶏肉"がテーマだからダメです、Tarako Spaghetti は却下です、と宣言して、でも結局息子の好きなパスタ料理にしてしまうことにした。鶏肉は明日にまわして、今日の夕御飯はカルボナーラスパゲティ。

一度作ってみたかった濃厚バージョンカルボナーラスパゲティにしてみようということで、どこかで読んだ「にんにく入り、青カビチーズ入り」の、カルボナーラらしくないカルボナーラを。最初に刻みにんにくをオリーブ油で炒め、そこにベーコン加えて炒めたら生クリームとゴルゴンゾーラを入れて軽く煮詰め、パスタを加えてから全卵とおろしたパルミジャーノ・レッジャーノを加えて和える、というものだった。雑誌か何かで最近見たもので分量などは控えていなかったので、記憶を頼りに適当に作ってみる。ゴルゴンゾーラを入れると言っても隠し味程度なんだろうなと、ほんの2かけらほど。

最近の息子の食べっぷりをふまえて、300gほどのリングイネを茹でたのだけれど、「たらこスパゲティと同じ感覚で分量を決めちゃいけません」ということを忘れていた。たらこスパは、具らしい具がないから余計に食べられるわけで、別のパスタ料理だと、割としっかり「具」があるからそれほど麺は多くなくてもいい。

「しまった、ちょっと多かったね……残していいからね?ていうか、残しなさい」
今日も山盛り食べるよ!と宣言した息子にたっぷりよそってやった後になって「いや、これはいかにも多すぎるだろう」と気付いてそう言ったのだけれど、「ほんとに山だ!」とかなんとか言った息子は綺麗にカルボナーラを食べきってしまった。

ほのかににんにくの香りとゴルゴンゾーラチーズの風味が漂うカルボナーラは確かにいつも以上に濃厚で、今日は和え加減も悪くなかったのかソースもダマにならず良い具合。「カルボナーラスパゲティ」として恋しくなる味とはちょっと違っていたけれど、美味しかった。満足。

10月3日 金曜日
猫撫でし後、おもむろにトンカツ
バゲットのチーズトースト
カフェオレ
苺ヨーグルト

食パン2枚とバゲットが1/3本……という、非常に微妙な分量の余りっぷりだったパンがあったので、今朝はこれを食べてしまうことに。朝ジムに向かうだんなは食パンを食べ、息子も当然食パンが良いと言うだろうし……ということで、私はバゲットをいただくことにした。マーブル模様のチーズ、コルビージャックを薄くスライスして乗せ、軽くトーストして2切れ食べる。

千葉 「猫喫茶みぬーす」にて
 1時間コース(アイスティー) \950
 チーズケーキバー \300

仕事が一段落してエアポケットのようになったここ数日。目の前には次の仕事の本波が迫ってきているので(某社のwebサイトのデザイン確認待ちなので、ゴーサインをいただき次第、山のようなhtmlとの格闘が……)、ここぞとばかりに伸び伸びしてしまえと、猫たちと昼寝したり買いだめした本を読んだり、レシピ本を衝動買いしてみたり、行く予定も予算もないのにボラボラ島の水上コテージの画像を集めてうっとりしてみたり、色々していた。

「というわけで、今日は"猫喫茶"に行ってみませんか?」
と息子を誘い、今日は千葉駅にほど近いところにある猫喫茶みぬーすという「猫カフェ」に行ってみることに。

我が家の猫たちは可愛い。飼い主にしてみれば世界一可愛い。でも、長毛種の猫さんのもっふもっふした毛も撫でてみたい……という変な欲望が高まってしまって、「で、巷で噂の"猫カフェ"なるものは、どのへんにあるんだろ」と調べてみたら、千葉駅から徒歩で行けるところに1軒あることがわかってしまったのだった。ラグドールやメインクーンのモフモフさんたちがいるよー、キャリコ(三毛)のマンチカンもいるよー、超可愛いよー、と、サイトの写真を見て欲望が止まらなくなり、池袋とか中央線沿線あたりにまで行かないと猫カフェは無いんだと思ってたので、浮いてしまった足が地に着かない。

メインクーンのりゅうさん 地図を手に、千葉のそごうを背にてくてく歩くこと5分ばかり。小さなビルの2階にその店はあって、幸いお客は他に誰もいなかった。説明を受け、「1時間コース」でお願いして(小学生以下の子供の来店は1時間までとのこと)、セットのドリンクを選び、選ぶ端からそこここを猫さんたちが歩いているものだから、そちらについ目が行ってしまう。

手を洗って消毒して、好きな席に荷物を置いたら、お茶を飲み飲み猫さんとコミュニケーション。店内に用意された猫じゃらしもお借りしつつ、思うさま猫と戯れてきた。さすが、猫カフェの猫スタッフさんたちだけあって、人慣れしている。こんなに無防備に触らせてくれる猫さんたちがこんなにいるなんて、ああ、なんて幸せ。
ロシアンブルーのりんさん

猫さんたちの平均年齢は1歳前後とのこと。遊び盛りの若い猫で、1歳くらいなら、我が家のかすみさんと大差ない年齢のはず。でも、どの子も見事な体格だった。

王子様のようなきりりとした顔のメインクーンの"りゅう"さん(左上の写真)などは特に、普段かすみさんを見ている私の目には中型犬くらいのサイズに映る。少しだけ抱っこさせてもらったけれど、猫というよりもシェトランドシープドッグあたりを抱えているような感覚だった。でかい。重い。もふもふ。尻尾ふさふさ。

初めて触ったロシアンブルーの猫、りんさんは、いかにも北国の猫です、といった見事な密度の綺麗な毛皮。宝石のような緑の目をしていてビロードのような手触りの毛皮で、「この先、もしも血統書付きの猫を飼える機会があったら、ロシアンブルーがいいなー」とずっと前から思っていたので、感慨深いものがあった。やっぱり素敵な猫だった。鼻の頭も肉球も色は毛色と同じグレー。

マンチカンのめいさん 一見、和猫のように見える三毛さんは、マンチカンという品種なのだそう。甘い顔つきなのになかなか活動的で、猫じゃらしで遊んでくれた。

他にも、息子と全力で遊んでくれていたトラ猫さんたちがいたり、是非交流したかったのに今ひとつ目の前に来てくれなかったスコティッシュフォールドのはなさんがいたり。ケージの中には、りゃんりゃんの1ヶ月くらい後に産まれた黒猫の子猫もいた。でも、りゃんりゃんと体格変わらない……むしろ大きい……。やっぱりうちの子は2匹揃って、かなり小柄なのであるらしかった。

そんなこんなで1時間はあっという間に過ぎ去ってしまい、
「また来たい!絶対来たい!」
と物足りない様子の息子と店を後に。メイド喫茶よりも執事喫茶よりも前に、「猫カフェ」を体験してしまった……。


千葉そごう内「とん亭」にて
 三元豚ロースかつ御膳 \1600
 生ビール \600

猫を愛でし後は、千葉そごうで少しお買い物。明日のパンを買ったり、製菓材料屋さんでハロウィン用のクッキー型を眺めたり、LOFTフロアで携帯電話のデコシール眺めたり。可愛い白猫のシールあったら携帯かデジカメに貼りたいのに、これがなかなか見つからない。ハロウィンを前にして、世の中は白猫というよりむしろ黒猫一色なのだった。猫のクッキー型は買ってしまった。ココア生地で黒猫クッキーでも焼くかなぁ。

「夕御飯はー……壁の穴かなっ?」
「壁の穴却下。……昨日の夕飯なんだったっけ……?」
「カルボナーラスパゲティ!……あ、そうか……」
「そうだよね?」

昨日も今日もスパゲティというのは、なんかちょっとね、ということで、「小龍包屋さんかとんかつ屋さんにしよう」ということになり、店頭のメニューを見た結果とんかつ屋さんに決定。私は量より質という気分だったので、120gの小ぶりサイズの三元豚のロースかつ御膳にした。キャベツと御飯と赤だしの味噌汁はお代わり無料。

とんかつ屋の、あの細かい千切りキャベツにとんかつソースをたっぷりかけて食べるのは至福の喜び。それで御飯何膳でもいけそうな勢いだけれど、さすがにそれほど食べられないので、お代わりはキャベツだけにしておいた。息子はかつ丼が食べたかったらしく、かつとじ煮セットに。卵とじのかつを、1切れずつ御飯に乗せて「ん!かつ丼だ!」などと呟きながら食べていた。

美味しい豚肉は脂身も美味しいものだけれど、三元豚もその定説に違わず、脂の部分がくどくなく、甘さを感じる美味しいものだった。とんかつ屋さんでとんかつ食べるのは久しぶりな感じで、美味しさもひとしおだった。

食後は、閉店前の赤札安売り開催中のデパ地下で、今日もまぐろのお刺身を買ってしまって帰宅。切り落としも1パックつけてもらったので、少しだけかすみさんたちにもお裾分けした。
我が家の猫たちにひとしきり服の匂いをかがれ、「ちょっと!これ、どこの女の匂いつけてきたの!」と言わんばかりにりゃんりゃんにニャーニャー鳴かれ(いや、りゃんりゃんオスだから、「どこの男の匂いつけてきたんだ?」か)、ちょっと反省。浮気はほどほどにします……。(でも、今度はここに行ってみたいの……)

10月4日 土曜日
料理の写真が大変にいまいちだったので、午前中に撮影したりゃんりゃんなど
「DONQ」の
 洋梨パン
 コーンパン
カフェオレ

なんでも「洋梨スイーツキャンペーン中」らしかった千葉そごう、美味しそうな洋梨タルトや洋梨トッピングのケーキが洋菓子屋さんのそこここで売られていたけれど、パン屋さんにも洋梨ものが並んでいたのだった。そういえば果物屋さんに洋梨も並び始めたなぁと思いつつ、朝御飯に洋梨パン。カスタードクリームと共に洋梨をパン生地で包んだものを買ってきてみた。

だんなと息子にも適当に見繕い、あとは1人1個のコーンパン。コーンパンは軽く温めてバターをつけつつ食べることにした。

今日は幾分か暖かで、家の中を半袖で歩いていてちょうど良い感じ。

マルセイバターサンド
カフェオレ

今日の朝御飯はかなり遅めの時間だったので(何しろだんなの帰宅が明け方5時半……)、昼御飯を食べるという感じでもなくなってしまった。早めに夕御飯にしましょう、お風呂も夕方早めに入っちゃいましょう、ということにして、おやつに「マルセイバターサンド」。

「さすがに夕方までにはお腹空いちゃうだろうし、1人2個でどうでしょう」
「2個!なんて豪華な!!」
「3個はダメ?お母さん」
「3個はダメです。それは贅沢の域を越えています」
などとわいわいやりつつ、2個食べてしまった。いつもは「1回1個」を原則としているので、なんだかたまらない贅沢をしている気分になる。

私はホワイトチョコはそれほど好きではないのだけれど、ホワイトチョコが材料に使われているマルセイバターサンドは大好き。クリーム部分からはさほどホワイトチョコの風味は感じられないし、さりとてバターバターしているというわけではないのだけれど(バターは大好き……)、レーズンやビスケットの食感や分量のバランスが絶妙なのだろうなと思う。

チーズいろいろ
もやしと豚肉の炒め物
マグロのお刺身
羽釜御飯
ごぼうと舞茸、鶏肉の吸い物
ビール(秋味・キルケニー)

昨夜デパ地下で買ってきた、大間の本まぐろが夕飯の献立。お刺身盛り合わせ2パックに切り落とし1パックを1500円で買ってきたのだけれど、元の値札を改めて確認したら1パック1000円になっていた。おお、半額になってたのかーと喜びつつ、元値で買うことはなかなか出来そうにないなと改めて思う。

ごぼうや舞茸が美味しくなってくる季節にはこれだと、久しぶりにごぼうと舞茸と鶏肉の吸い物も用意した。だし汁と薄口醤油と塩、少々の味醂で調味して、一口大に切った鶏肉と豆腐と舞茸、ささがきにしたごぼうを煮た汁で、味も材料も「きりたんぽ鍋」に近いものがある。「とり豆腐」(こちらは鶏肉と豆腐、最後に春菊を入れる汁)と共に、寒くなってくると夕飯の選択肢に頻繁にあがるメニューの一つだ。

「最近は週に1回、鍋ふるえるかふるえないかって感じになってきちゃったなぁ……」
と、だんながもやしと豚肉の炒め物を作ってくれ、ビールはキリン秋味。スーパーでうっかりキルケニーも見つけてしまい、それも飲むならとシェーブルやコルビージャックなどのチーズも適当に出した。

猫たちには、今日初めて鶏レバーをあげてみたり。
さっと湯がいて一口大に切ったものを出したら、かすみさんは「これは嫌い」とそっぽを向き、りゃんりゃんが「美味しいものだー!」とすごい勢いでかぶりついていた。親子でも嗜好は違うんだなぁと興味深く思いつつ、そもそも、りゃんりゃんに「滋養つけてもっと肉つけなさい」のためのものだったので、りゃんりゃんが食べてくれるならとりあえず安心。かすみさんはいつものドライフード(お高いものより、国産のスーパーブランドのやっすいやつで良いそうで……)をバリバリ食べていた。毎日あげるのも逆に体に悪そうでもあるし、様子見しながらりゃんりゃんにはレバーをちょこちょこあげてみる予定。

10月5日 日曜日
銚子丸が北海道フェアやってました
ベーコンエッグ
御飯
ごぼうと舞茸、鶏肉の吸い物
梨(豊水)
麦茶

最近は、人間が寝ている時間帯は比較的おとなしくしていてくれている猫たちが、今朝は大変にすごかった。「○周年記念イベント」的な何かですか、みたいな盛り上がりを見せる大騒ぎで、りゃんりゃんがとにかく止まらずに家中を駆けずり回っている。かすみさんも一緒になって駆けずり回っている。

「……君……あれでしょ、昨日レバー食べたから、変に力が沸いちゃったんでしょ」
そうとしか思えない、というりゃんりゃんのハイテンションぶりに驚きつつ(普段も寝てばかりというわけではなく遊び回っているのだけれど、それでも)、今朝もレバーを少しだけ出してやったらむさぼり食っていた。……鶏に限らず、近所で新鮮なモツが買えると良いんだけどなぁ……デパートの鶏専門店とか、そうそう行けないし、買えないし。

人間の朝御飯は、昨夜多めに吸い物を作っておいたので、ベーコンエッグを用意して御飯と共に。そろそろ別の品種と切り替わりつつある「豊水」を惜しみつつ食べ、そろそろ洋梨も買ってこようかなと思っている私だった。

「銚子丸」にて
 まぐろの唐揚げ
 あん肝軍艦
 ねぎとろ軍艦
 道産子一座7カン
   (甘海老・とろサーモン・帆立・ぼたん海老・サンマ・ウニイクラ軍艦・タラバガニ)
 白子軍艦
 なめろう軍艦
 煮穴子一本握り
 生ビール

家族全員、「お寿司食べたい、銚子丸行きたい」と盛り上がり、買い物ついでに千葉駅前の銚子丸に。週末の昼過ぎは相変わらずの盛況ぶりで、レーンを回るねぎとろ軍艦を取ったり、白子軍艦を取ったり。期せずして、今日は軍艦ものばかりを食べていた気がする。

そして開催中のキャンペーンは「北海道」がテーマらしく、帆立だ海老だ蟹だといった内容の3カンセット、7カンセットがあれこれあった。迷わず7カンセットを注文して、ぼたん海老やタラバガニを堪能。相変わらずサンマの握りが美味しかったけれど、思いの外ぼたん海老がプリプリで記憶に残る美味しさだった。
「俺は、北海道で蟹食ってきたから7カンセットじゃなくていいんだー」
などと言いながら、だんなは3カンセットを頼んでいる。うう、私も北海道行きたい……洞爺湖に行って木刀買いたい、じゃなくて、ジンギスカンとか海鮮とか美味しいじゃがいもとかとうもろこしとかソフトクリームとか食べたいなぁ。あと、旭山動物園にも行かなくちゃ。

昔々、私が小学生の頃にツアーで北海道をぐるりと一周したことがある。当時は「キタキツネに寄生虫」云々といった事もあまり知られてなくて、お土産もの屋さんの店頭でキタキツネが飼われていたりした。ずいぶん撫で回してしまったし、どこぞの店には子供のホッキョクギツネまでいた。これまた盛大に撫で回し、その時の旅行の一番の記憶が「ホッキョクギツネが可愛かった」が「ソフトクリームがめちゃめちゃ美味しかった」と共に双璧だったりして。

「北海道行きたい」「いやいや、沖縄にも行きたい」「いっそフィジー」「ニューカレドニア」「ボラボラ島で水上コテージ」とか、そんなことばかり考えているここ最近。でも猫たちを放っておいての遠出はなかなかできそうにない。

お寿司のシメは、なめろうと煮穴子1本。蟹椀も興味があったのだけれど、ビールの方に気持ちが揺らいでしまって椀ものは諦めた。

春雨サラダ
回鍋肉
羽釜御飯
玉ねぎと卵のスープ
ビール(台湾ビール・モルツ)

回鍋肉が食べたいねということで、豚バラ肉のブロックをのんびり下ゆでして作る、久しぶりの回鍋肉。下ゆでの時間こそかかるけれど、それが終わればすごく簡単にできる回鍋肉、今日はキャベツを1/2玉ほどとピーマンを4個使ったのに、少し物足りなかったかもと感じたくらいだった。息子も食べるようになってきたし、次は3/4玉くらい使わないといけないのかもしれない。ちなみに肉のブロックはひとかたまりが綺麗に消えた。

中華風のサラダっぽいものも欲しいなと、あとは春雨サラダ。ハムときゅうりを細切りにし、戻した春雨と合わせて酢と醤油と砂糖、胡麻油で和えた。もやしやレタスを加えても美味しいのだけれど、今日は比較的シンプルな春雨メインのものに。下ゆでの豚スープは薄切りにした玉ねぎを加えて軽く火を通し、卵を溶いた。

中華料理ならこれだ!と、残り少ない台湾ビールを出しつつ、昨日に続いて今日もついつい2缶。だんなも私も平日の夜はほとんどビールを飲まなくなったので、週末はついついここぞとばかりに飲んでしまう。