食欲魔人日記 09年11月 第2週
11月9日 月曜日
ほぐしたての生筋子。これから醤油入れますよー。
「サンジェルマン」のコーンパン
「Krispy Kreme Doughnuts」の
 カスタード マロン グラッセ 1/2個
 トラディショナル ケーキ 1/4個
ミネストローネ
アイスカフェオレ
洋梨(ラ・フランス)

「朝御飯はドーナツ!ドーナツ!」
と息子の鼻息は荒く、そして残っているクリスピークリームドーナツは6個ばかり。
 
じゃあ私と父ちゃんはコーンパンも囓りつつドーナツもちょっとだけ食べますかね、と、コーンパンを温め、昨夜のミネストローネも温め、ドーナツはカスタードマロングラッセ1個をだんなと半分こ、1/2個分残っていたトラディショナルもだんなと半分こ。息子はひたすら「オリジナルグレーズド」を満喫しまくっていた。
 
一晩経って味の馴染んだミネストローネの美味しいこと美味しいこと。せっかくの美味しい野菜を使って、何もごった煮みたいなミネストローネにしてしまわなくても!と少々の罪悪感を抱いていたのだけれど、美味しい野菜を使ったスープはその分とても美味しいものになった。蕪もかぼちゃもさつまいもも、そしてさりげなく入っているルッコラも、どれもちゃんと素材の味を感じることができる。
 
で、改めて「ミネストローネにかぼちゃとさつまいもは似合うものだわ」と思ったのだった。ごろっと大きめなかぼちゃのかけらがスプーンに乗って出てくるとちょっと嬉しかったりして。
 
今日は月曜。午前中には、毎週恒例の「大地〜」の宅配が届いた。今日届いた「ベジタS」は
 白菜1/2玉・サニーレタス1玉・ブロッコリー1個・ラディッシュ1束・きゅうり3本・蓮根1節・りんご(トキ・2個)
という感じ。
 
届いた白菜とサニーレタスがとても大きな株だったもので嬉しいやら困惑するやらで、無理矢理冷蔵庫にしまってみる。美味しそうな白菜だし、近日中に鍋料理か白菜たっぷり煮込み料理かなぁと思いつつ、「今週は小松菜が入ってこなかったわ!」というのが袋を覗いた第一印象だったりして。

ゆで野菜のサラダ 自家製胡麻ドレッシングで
白菜と厚揚げの煮物
ワラサの葱焼き
自家製いくら
ミネストローネ
羽釜御飯
麦茶

昨日、魚の切り身を買ったのだけれど、美味しそうな生鮭と美味しそうなワラサ(=若いブリ)と、どっちを買ってきたんだっけ鮭だったっけと思いながら夕飯の支度をし始めて、買ったものがワラサだったことが判明してしまった。あいやー、てっきり鮭のつもりで準備しちゃったアルよー。
 
本当は「鮭の葱焼き」というレシピだったそれは、図書館で以前借りてきた有元葉子さんの本に載っていたもの。自家製の胡麻ドレッシングを添える野菜料理と共に一つの献立になっていて、美味しそうだなと気になっていたものだ。葱刻んでしまったし、鮭じゃなくてすみませんが、と、ワラサで続行してしまうことにした。
 
長ねぎをざくざく刻んで味噌とマヨネーズを同量ずつ混ぜ、それを魚の切り身の皮目に塗ってオーブン焼きにする。「葱と味噌とマヨネーズ」という組み合わせは一見ちょっと奇矯な感じもしなくはなかったけれど、案外と美味しい。そのままキュウリとかつけて囓りたい感じの味でもある。……で、ワラサとかよりはやっぱり鮭の方が似合いそうな味だったし、鮭じゃなかったらタラなどの白身の魚とか帆立とかの方がいっそお似合いだったかもしれなかった。
 
茹でたブロッコリーやカリフラワー、蓮根、そして生のままのラディッシュやきゅうりなどを盛り合わせたサラダには、バーミックス(もどき)で作ったドレッシングを。円筒状の器に玉ねぎ、炒り胡麻、醤油、酢、サラダ油を入れ、ペースト状になるまで攪拌して作ったドレッシングはいかにもな和風味。砕けた胡麻の香りがとても香ばしくて、何にでも応用できそうな期待以上に美味しいものができた。
 
玉ねぎをミキサーにかけて作る自家製ドレッシングはこのレシピが凄く美味しいのだと、1週間くらい前に友人に教えてもらって、こちらもすごく気になっている。今日も、このドレッシングを作ってしまおうかすごく悩みつつ、玉ねぎの買い置きがそれほどたっぷりなかったので胡麻ドレッシングにしたのだった。玉ねぎ入りのドレッシングって美味しいのよね。
 
あとは、いりこだしに醤油と味醂を加えて炊いた厚揚げと白菜の小鉢、御飯のお供に自家製いくら。
うかうかしているとシーズンが終わっちゃう!と昨日久しぶりに生筋子を買ってきて、ほぐして醤油と味醂と酒で漬けておいたもの。今回はとてもほぐしやすい筋子で、オレンジ色に透き通った綺麗な筋子がたっぷりとれた。醤油がすっかり染みこんだ今日には見慣れたルビー色になっていたけど、昨日のほぐしたての色合いもまた格別。というわけで今日の写真は昨日ほぐした段階でのいくらのものなのでした。

11月10日 火曜日
角煮は皮付きのバラ肉を使うのが最高ですねぇ……
ホットドッグ
カフェオレ

そういえば、数週間前にJohnsonvilleのスモークソーセージを買ってきてあったんだった。
確か「ガンボスープまた食べたいなー」とかそういう理由で買ったものだった気がするけれど、賞味期限がそろそろ間近。ちょうどホットドッグが恋しい気分でもあったので、週末にドッグパンを買ってきた。
 
手間はかかるけれど、いつもどおりのホットドッグ作り。千切りキャベツをバターで炒めて少しばかりのカレー粉で風味づけして、その隣のコンロではソーセージを炒め、その間にオーブンを余熱しておく。切り込み入れたドッグパンにキャベツ詰めてソーセージ乗せて、ピザ用チーズをトッピングしたら230度のオーブンで4分ほど焼けば、キャベツもソーセージもチーズも良い感じにアツアツの素晴らしく美味しいホットドッグが出来上がる。
 
今回は、Johnsonvilleのソーセージがかなり巨大で、それに反してドッグパンはちょっと小さめの頼りないサイズだったことから、炒めたソーセージを縦半分にカットして、1人2個のホットドッグを用意してみた。朝からけっこうなボリュームの朝御飯になり、おかげで午前中やたらと眠くなってしまってちょっと困った。
 
朝御飯に用意して食べることが多いから、私の中では「ホットドッグ=朝御飯」というイメージが定着しつつある。昼御飯かおやつ(?)が妥当なところなのよね、多分。

きのこのにんにく醤油炒め
杭州名物東坡肉
煮玉子
茹で青梗菜
白菜と厚揚げの煮物
羽釜御飯
麦茶

このあたりではあまり売られることがない、皮つきの豚バラブロック。先日肉屋を覗いたら久々に売られていたので、
「……角煮?」
「……らふてえ?」
と、だんなとわくわくしながら買ってきたのだった。らふてえにして沖縄そばというのも素敵だけれど、それじゃあだんなに食べてもらえない。沖縄そばはちょっとお弁当には持たせられないし、朝御飯に出す料理でもないし。
 
だったら普通に角煮かな、と、今回は東坡肉(トンポーロー)のレシピを試してみることにした。最近、中華系のレシピで何かとお世話になっている『小薇流ひと手間で本格中華のおかず』から「杭州名物東坡肉」のレシピで。
 
おおむねいつもの角煮に作り方と同じだけれど、違うのは「さほど長時間下ゆでしない」「鍋底にすのこを敷く」「砂糖ではなく氷砂糖を使う」「紹興酒たっぷり」といったあたり。表面の脂や血を落とすくらいの感じで下茹でをして冷水で洗った後、すのこを敷いた鍋に肉を並べ、紹興酒、醤油、氷砂糖、水を入れて、葱と生姜も加えたら蓋して弱火で3時間ほど煮込めとのこと。
 
レシピで指定されていた「竹製のすのこ」というのがどういうものか今ひとつ想像できず、でもきっと火の当たりが柔らかくなったりして美味しくなるのだろうなと、買い物ついでに100円ショップを覗いてきた。木製の網とか鍋敷きみたいなもので代用できないかしらと思って調理器具コーナーを眺め、結局選んだのは巻き寿司用の丸い"巻きす"。鍋底にぴったり入るサイズで、しかもちゃんと竹製。角煮の煮汁が染みこんだら巻きすとしては使いものにならなくなるだろうなぁと思いつつ、1つ買って使ってみることにした。
 
レシピどおりに調味料も水も加えると、「ひたひた」よりも少し少ないくらいの水分量で、これで大丈夫なのかしらと半信半疑に思いつつも火にかけてことことと。沸騰するとほどなく調味料がポワポワと泡だって肉全体を包み込むような感じになり、鍋が焦げつかないように様子を見ながら煮ること1時間半、煮汁もかなり減って煮詰まり、「僕たちは今、最高に美味しい状態ですよ」と言わんばかりの角煮と目が合った。……でも、レシピには3時間煮ろとあるし、どうしよう……と困惑しつつ、だましだまし2時間くらいは火を通し続けて、とりあえず完成ということに。ちょっと冷めたところで半熟に火を入れたゆで卵を入れておいた。
 
昨日の厚揚げの煮物を汁もの代わりに出してしまって、あとは角煮にはこれ!の青梗菜を茹でたものと、あとはきのこをにんにく醤油炒めにしたものと。
大きな豚バラ肉は、それでもカットすると6切れにしかならなくて、それも煮ている間にずいぶん小さくなっていた。豚バラをもう1本買ってくるべきだったかしら、と思ったのだけれど、一度口にしてしまうと、それほど分量食べられるものでもなくて、結局のところ1人2切れで充分満足という具合。ちょっとだけ食感の残る皮と皮のすぐ下の部分が、皮無しのバラ肉では楽しめない絶妙のプリンプリンした食感で、たいそう満足だった。
 
せっかくだからワンプレートディッシュのようにしてしまおう、と、御飯の脇に青梗菜も卵もきのこも肉も全部盛りつけて、御飯や卵の上から角煮の煮汁を少量回しかける。なんとなく「焼味弁当屋さんのお弁当」のような風情になって、こういうのが大好きな私にはかなり嬉しい夕御飯。
 
いつも最後に煮汁を捨てなければいけないくらいの状態で仕上がることが多い角煮だったので、今回のように、煮汁をほとんど捨てる状態にならない風にきっちり仕上げられる角煮はありがたいもの。味の方もこれまで作ってきたものと遜色ない出来映えだったので、またぜひ試そうと思う。今度は豚バラ2本使って。

11月11日 水曜日
今日はおさかな。
ランチパック
 ミルキークリーム
 栗粒入りつぶあん&マーガリン
カフェオレ

時々無性に食べたくなってしまう「ランチパック」。一度食べると「あと数週間くらいは食べなくていいや」という気分になるのに、その数週間が経つとまたムラムラと食べたくなってくる。で、そのくらいのタイミングで次々新商品が発売されてしまうものだから、スーパーの棚で
「おおおおお、またこんな変なものが!」
とわくわくしてしまって、買ってきてしまうのだった(もうメーカーの思うつぼ……)。
 
というわけで、今回買ってきたのは「ミルキークリーム」「栗粒入りつぶあん&マーガリン」「グラタンコロッケ」。どれも初めて買うもので、1袋2切れ入りのそれを家族3人で適当に分けて食べれば良いやと3種類を1袋ずつ買ってきたのだった。
 
朝起きるなりパソコンの電源を入れて、続いてコーヒーメーカーのスイッチを入れて、で、マフィアゲームやりながらコーヒーが落ちるのを待つ。
 
そろそろマフィアレベルも50を越えて、そのくらいのレベルになると熱心なマフィア率も高くなってきたようで、一度抗争を仕掛けた同レベルの相手から3倍返しされてしまうことも多々。えいえいポコポコえいえいポコポコと、こちらも朝な夕なに抗争を仕掛けて
「うっひゃー、夜の間にお金めちゃめちゃ持って行かれてる!」
「うっわ、この人、夜のうちに10回も叩きに来てる〜」
朝起きるなり悲鳴を挙げることも多くなってきた。なんとも殺伐としたゲームで「仲間協力して何かをする」という事は全くなく、だがそれがいい。相変わらずハマッてます。
 
ともあれ、今回もイロモノ的メニューばかり買ってしまったランチパック。息子があんこ&ミルキーかな、だんなと私がグラタンコロッケ1切れずつで……と想定していたのだけれど、息子が選んだのはミルキーとコロッケ。だんながあんことコロッケになり、私が甘い系ダブルということになった。
 
ミルキーは、かなりトロリと柔らかい練乳風クリームが詰まったもので、確かにこれはミルキー味。厚みのあるマーガリンが粒あん、栗の甘露煮を砕いたものと共に詰まっていたものも、期待以上に美味しかった。
 
よし、これでまた2〜3週間はランチパックの誘惑に抗える、はず。

白菜とラディッシュ、ささみの胡麻ドレッシング和え
ブロッコリーの温サラダ
さつまいものオーブン焼き
鮭の海藻バター焼き
ミネストローネ
羽釜御飯
麦茶

昨晩はこれ以上ない、肉肉しい肉料理の夕御飯だったので、今日は魚で。先日鮭を買ってきたつもりでワラサを調理してしまったので、改めて秋鮭を買ってきた。鮭の味が恋しいところだったので、あまり手を入れることなく、塩焼きして海藻入りのバターで風味づけ。
 
あとはシンプルに野菜料理を色々添えようと思って、茹でたブロッコリーは刻んだオリーブなどと合わせて温サラダに。生の白菜のサラダも美味しいと聞いたので、白菜の葉先を刻んで薄切りにしたラディッシュ、茹でて裂いた鶏ささみと合わせて、先日作った胡麻ドレッシングの残りで和えてみた。皮つきの丸のままアルミホイルにくるんでオーブンで1時間ほどかけて焼いたさつまいもも添えて。
 
鍋に少量残っていたミネストローネを何とかしなきゃということで、心もち洋風寄りにしてみた今日の夕御飯。
ミネストローネを見た息子がぽそりと
「……あ、即死スープだ」
と不穏な事を呟いていた。
 
私が適当に作って歌った「残したあなたは即死刑♪」の歌が我が家において大きな反響を呼んでしまったらしく、息子はミネストローネを見るたびに「即死スープ」と言うように。ミネストローネごめんよ、こんなに美味しいのにそんな名前で……。

11月12日 木曜日
なかなか食べ応えありました
「551蓬莱」の豚まん
麦茶
早生みかん

昨日、「美味しいもの食べたいな、なんかすっごく美味しいもの食べたいな」とネットサーフィンしていたのだった。最初は綺麗な(=美味しそうな)写真が満載のデパートのお歳暮通販ページを眺めていたのだけれど、巡り巡って最後に見たのが、以前米国産イノシシ肉を買ったことがある「The Meat Guy」というお店。
 
肉……いいよなぁ、肉はいいよなぁとあれこれ眺めた挙げ句、「サプライズ! お肉3s分 おまかせ特価品【訳有り福袋】」なんてページを開いてしまった。以前の買い物時に気になっていた商品だ。何が届いても大丈夫だろう多分!と、試しに申し込んでみることにした。
 
3kg分の肉は冷凍で届くらしいので、冷凍庫を空けておかないといけない。551蓬莱の豚まんがまだ何箱か入っていたはず……と、今日はそれを出して食べることにした。ガチガチに凍っているので時間をかけて蒸してテーブルへ。今日はひときわ寒く、湯気のたった豚まんがとても嬉しく思えた。
 
食後に少し酸味のある早生みかんをつまみつつ、肉に思いを馳せる朝御飯。
 
午前中、再びこの「肉男」店のページをつらつら見ていたら、すごい品をみつけてしまった。カンガルー肉やウサギ肉などを扱っているのは知っていたけれど、「クロコダイルつめ」(←ややグロ注意!爬虫類嫌いな人は特にご注意!)という商品に目が釘付け。
 
ワニの前足後ろ足、皮つき爪つきで、まぁなんとも大変に「ワニの足」そのもの。
私が買ったのは内容のわからないお楽しみ袋だからこのワニの足が入る可能性はゼロではなく(まぁ、ゼロだと思うけど……)、もしもこのワニ足が届いちゃったらホットプレートで焼いて美味しくいただこうと決意したのだった。
ぶっちゃけ、ちょっと食べてみたいなー、なんて気持ちも少しばかり。

わかめの韓国風スープ
カルビサラダどんぶり
スティックきゅうり with マヨネーズ
麦茶

スーパーに行ったら、美味しそうな焼き肉用の和牛に半額の値引きシールが。量は少なめ(200g弱)だけど、息子と2人で食べるなら軽めの夕御飯ということで良いかなぁと、買ってきてみた。ただ焼いておかずにするだけだとあっという間に無くなりそうだったので、ケンタロウさんのレシピを参考に「カルビサラダどんぶり」にしてみる。
 
元レシピでは、豆板醤や醤油、おろしにんにくなどを使いつつ、自家製のたれで肉を揉んでおけとあったけれど、いかにもなコテコテの焼き肉のたれ味が恋しいところだったので、叙々苑の焼き肉のたれを使うことにした(←ちょっと奮発して数日前に買ってきていた)。
 
叙々苑、サラダのドレッシングもいかにもな「焼き肉屋さんのサラダの味」という感じになるので大好きだ。ピエトロと並んでちょっと高めなドレッシングだから、時々思い立って「今日はこれを買っちゃうんだもんねー!」と気合いを入れて買うことが多い。
 
……で、その焼き肉のたれで揉み込んでおいた肉をスキレットで焼いて、ちぎっておいたサニーレタス、白髪葱、薄切りラディッシュの入ったボウルに入れ、混ぜ合わせる。ご飯に乗せて、炒り胡麻かけて、私の分には糸唐辛子を軽く散らしてできあがり。レタスとご飯という組み合わせがどこかタコライスを思い起こさせて、とても良い感じだった。焼き肉用のたれを使ったから全体的に甘めな味付けになり、それもまた良しということで。
 
だんなに今日持たせたお弁当も、牛薄切り肉を叙々苑のたれで炒めた焼き肉丼だった。
毎朝「美味しく召し上がれますように!」と「銀だこ」の店員さんの決め台詞(?)を添えつつだんなをお見送り。明日はお弁当不要とのことなので決め台詞はないのだ。

11月13日 金曜日
肉!が届きました!
「サンジェルマン」の
 ハムオニオンパン
 チョコブレッド
カフェオレ
りんご(とき)

昨日外出ついでに玉ねぎたっぷりのハム入りパンを「サンジェルマン」で買ってきた。しっかりとしたマヨネーズ味のついたそれを、家族全員1人1個ずつで。ここ最近の息子は何故かチョコブレッドにも御執心なので、小さめのカットのそれも買ってきて、「少し食べる?」と聞きつつ薄めにスライスして添えた。
 
食後に先日「大地〜」から届いたりんごを剥いて。
まだあまり甘くなさそうに見えたのでちょっと室温に置いてみていたものを剥いてみたら、パッと見は蜜が入ってるようには見えなかったのに、どこもかしこも素晴らしく甘くて美味しかった。
 
「これ!どこかで飲んだりんごジュースそのまんまの味がする!」
と息子は特に大喜び。
りんごは、ナイフで皮を剥くその感触とか、あの水分少なめのシャクッとした歯ごたえがあまり好きではなくて自分で買うことがあまりないのだけれど、これだけ甘いりんごなら前向きに食べたいかも。
 
今日の午前中は、自分が買ったものを中心に諸々届け物が多かった。ひときわ重い届け物は、冷凍便で届いた3kgの肉。一昨日「The Meat Guy」という店で注文した「サプライズ! お肉3s分 おまかせ特価品【訳有り福袋】」だ。
 
ワニやカンガルーの肉が出てきてもちゃんと食べるぞー、とわくわくして開封すると、中からはソーセージがたくさん。肉もたくさん。危惧していたイロモノ系の肉は入っておらず、豚肉牛肉羊肉が計1.8kg、ソーセージ類が計1.5kgほど箱の中に詰め込まれていた。300gほどおまけされた分量が入っていて、ぶっといソーセージ類も美味しくいただけそうだし、かなりお得な内容だったと思う。
 
備忘録がてら、入っていたのはこんな感じ↓
 
 Pork Loin カナダ産ポークロイン 570g
 Lamb Chops オーストラリア産ラムチョップ 276g
 Ground Lamb オーストラリア産ラムミンチ 510g
 Beef Mince 3mm オーストラリア産牛ミンチ 230g
 The Lam Burger オーストラリア産ラムパティ 300g
 Spicy Sausage Patty スパイシー生ソーセージパティ 400g
 English Style Sausage イングリッシュ生ソーセージ 5本(500g)
 The Irelander アイリッシュ生ソーセージ 5本(400g)
 Maple Links メープルシロップ生ソーセージ 4本(150g)
 
あと、「月間奉仕品」だった「ミルクフェッドヴィール・ハンギング テンダー」なるものも買ってみた。牛肉というより豚肉に近い風の色合いの肉で、これは焼き肉にして食べるかなぁ……という感じ。サイコロステーキみたいに食べても美味しそう。
 
生ソーセージは、焦げないくらいの火加減でじくじく炙って中まで火を通せば良いらしい。ほぐしてパスタに、なんて使い方も良く見るし、ポトフのようにしても美味しそう。美味しいソーセージは値段も良いので買うのに思いきりが必要だけれど、これなら惜しみなく色々食べられるわとわくわくしている。
 
ラムチョップは、骨なしの部分なども一緒に詰められていて、でも何枚くらいあるのかが今ひとつわからなかったり、ポークロインも塊なのかある程度小分け(スライス?)されているのか、ちょっと判別つかない感じ。ぼちぼち解凍しながら調理していこうと思う。ラムパティとか、面白いなぁ……普通に焼いてハンバーグとして食べれば良いのだろうけど。

ハム刻み野菜のスープ
まぐろとイクラの海藻バター和えパスタ
サニーレタスとラディッシュ、きゅうりのサラダ
麦茶

肉は、この2〜3日中に食べる予定のものを冷蔵庫に入れて、残りはそのまま冷凍庫に。
今日の夕飯用には解凍が間に合う感じではなく、昨日のうちに安売りだったマグロのサクを買ってきてあったので、夕御飯はマグロと自家製イクラを使ってのスパゲティにすることにした。味付けとかは、超適当に。
 
大きめボウルに海藻バターと有塩バターを入れて、醤油と塩、少しの昆布茶も入れておく。角切りにしたマグロをその中に入れ、茹でたてスパゲティを絡めればできあがり。皿に盛りつけてからイクラと刻み海苔、刻み万能葱と散らす。
 
玉ねぎ、人参、パプリカ、しめじなどありもの野菜を適当に刻んでハムと一緒にチキンブイヨンで軽く煮ただけの簡単スープと、サラダもサニーレタスをちぎって薄切りラディッシュ、キュウリを混ぜただけの簡単なもの。パスタ用の湯を沸かしはじめてからパスタが茹で上がるまでの時間に全ての準備が整った今日の夕御飯は調理時間15分というところで、おかげさまでとてもらくちんに済んでしまった。
 
ところで、相変わらず淡々と悪事に励んでいるマフィアゲーム「Mob Strike」(←私"Seria"がファミリーになってゲームを始められるリンクです)は、本日いよいよ「アンダーボス」というランクに到達。アンダーボスができる初仕事は「悪徳判事をゆする」ことで、悪徳判事をゆするには「不正会計の記録」が必要で、「不正会計の記録」を手に入れるためには「銀行の取引記録を盗む」お仕事をすると入手の可能性があって……と、なんだか大変にめんどくさいことになっている。アンダーボスだけど、ちょっと逃走用車両と防弾トラック用意して銀行に行ってくるよ……と、そんな感じ。相変わらずハマッてます。

11月14日 土曜日
今日は暖かかったけれど、常夜鍋の気分ということで。
レタスとラディッシュのサラダ
ゴーダチーズ
イングリッシュソーセージ 1/3本
バタートースト
カフェオレ

昨日届いたソーセージを早速焼いて食べてみよう!と思うも、イングリッシュソーセージを1人1本ではあからさまに大きすぎる風。何しろ1本で普通に100g強あるから、普通サイズのハンバーグを食べているのと変わらない感じになってしまう。
 
なので、まずは1本丸のままじくじくと弱火で焼いていき、中まで火が通ったあたりで一度取り出してスライスし、その断面を更に炙る感じで、不揃いだけれどなんとか3等分にしてみた。肉汁が溢れ出てくるようなソーセージで、いかにも美味しそう。
 
合わせたのは、バタートーストとサラダと、1かけのチーズ。塩とスパイスでしっかり味のつけられたソーセージは期待以上に美味しいもので、その濃いめの味は朝食にというよりもむしろビールが恋しくなる風味だった。
 
だんな曰く、
「これ、グレービーとかに使ったらきっとすごく美味しい……」
とのこと。
 
グレービーはいわゆる「グレービーソース」のグレービーではなくて、こんな感じのもの。「Biscuits and Gravy」という風にセットで語られることが多くて、白くてちょっと粉っぽくてドロッとしていて塩気のあるシチューのような粘度のあるもの。具はないか、あってもハムかソーセージという感じ。リンク先の写真のあるようにビスケット(ケンタのビスケットみたいなビスケット)にじゃばじゃば添えて食べる。アメリカの西の方でも出会ったけれど、基本的には「南部の庶民の朝御飯」的な位置づけみたい。
 
初めて口にした時は「なんじゃこりゃ〜?」と思ったのだけれど、基本的にミルク味のものが好物な私は、モーテルの朝御飯にこれがあると嬉しく思うようになってしまったのだった。そのまま食べても塩辛いくらいの味付けのものが多かった(しかもけっこうくどかった)から、スープ代わりにというわけにはいかなかったけれど、温かいものといえばコーヒーくらい、という事が多かったモーテルの朝食ではすごく幸せな存在だった。
 
上記のリンクのレシピではソーセージやハムを入れない代わりにショートニングを使っているようだけれど、ハムやソーセージを炒める→小麦粉絡める→牛乳加えるという風に作っても良いらしい。
というわけで、ソーセージが大量にあるうちに一度くらいグレイビー作って(だからビスケットも作って!もしくはケンタで買ってきて←弱気)朝食にしたいなと思っているところ。

「CoCo壱番屋」の
 チーズカレー うずら卵フライトッピング
アイスカフェオレ

今日の午前中は大変な荒天。
すごい強風と大雨、「竜巻注意報」なんてものまで千葉市は発表されておののいていたところ、お昼間近になってやっと小康状態になった。買い物は今こそ!とだんなと2人お買い物に行ってきた。
 
昨日届いたお肉は、冷蔵庫に入れたものもまだまだ凍っているような状態で、「今日は鍋料理かなー」などと話しながらほうれん草や薄切り肉を買ってきた。……で、スーパーを出ようとすると、今日一番と言って良いほどの、猛烈な雨風。今日はずっと見通しのきかない天候で、このまま待っていても止むかどうかわからないよねとずぶぬれになって帰ってきた。だんなは別行動で、CoCo壱番屋で昼食の調達を。
 
なんとなくココイチ気分だったので、各自適当にチーズカレーやパリチキ(=パリパリチキン)カレーなどを選択。このところ、ココイチの普通サイズのカレーだとちょっとご飯が多いなと思うことが多かった(かといって小盛にしてもらうと物足りない、という……)ので、だんなにご飯部分を手伝ってもらいつつ、うずら卵フライ添えチーズカレーを満喫。
 
数日前、朝のテレビ番組で「CoCo壱番屋というカレー屋さんが人気です!」なんて特集をやっていたりしたもんだから、ちょっと食べたい気分だったのよね……。

常夜鍋
 (豚肩ロース薄切り肉・豚バラ薄切り肉・ほうれん草・中華麺)
ビール(軽井沢高原ビールESB)
焼酎ロック(奄美大島・黒糖高倉)

今日は日中、やたらと生温かい風を感じる一日。それでも日が落ちるとこの季節らしい肌寒さになって、
「今日、日が暮れても気温高めだったら明日にしよう」
と言いながら買ってきた豚肉とほうれん草を「常夜鍋」でいただくことにした。
 
簡単きわまりない鍋料理で、
昆布だしの鍋でほうれん草と豚肉をしゃぶしゃぶする→適当にミツカンごましゃぶで食べる
という、それだけのもの。豚のエキスが染み出たスープは塩胡椒して飲んでも美味しく、最後は雑炊というよりは麺類の方が似合う(でも他の鍋ほど、シメ炭水化物の高揚感はないかな……)。
 
今日も馴染みの味のごましゃぶ使いつつ、すり胡麻混ぜてみたり、途中でラー油も加えてみたり、好き勝手な感じに楽しんだ。ほうれん草を1人1把くらいの勢いでもりもり食べられるのが嬉しい鍋料理。
 
お供に飲んだビールは、先日だんなが「よなよなエール」で売られていた「2009年ありがとう福袋」で買ったもの。定番のよなよなエール含めて飲んだことがないものも計12本届き、今日はさっそく初体験の「軽井沢高原ビールESB」を空けてみた。ホップの苦みを強く感じるしっかりとした味のビールで、でもどこかフルーティーなのはいかにもな「よなよな」な感じ。調子に乗って焼酎ロックにも手を出してしまい、後半はすっかり酔っぱらいになっていた。
 
酔っぱらいながら息子も交えて色々な話をしていたけれど、記憶に残っているのは、
 
「三蔵法師……」
「息子、普通の(?)三蔵法師は銃持って乱射したりする人と違うからね」
「わかってるよー!」
「俺の中で、三蔵法師は夏目雅子だけどな」
「それ言ったら、私の中では下唇が出ている人形の方が記憶濃厚……」
「あああの人形劇、猪八戒は高木ブーで、孫悟空が志村けんで、加藤茶はそのまんまカトちゃんってキャラだったんだよ確か」
「マジでか!」
 
なんて会話だったりして。なぜ三蔵法師。

11月15日 日曜日
お昼に、手頃なサイズのねぎとろイクラ丼
「551蓬莱」の豚まん
アイスウーロン茶
りんご(とき)

数日前、冷凍肉が大量に届いて、その余波で冷凍庫から追い出されてしまった豚まんが3つ。
 
豚まんは2個ずつの箱入りだからどうしてもがさばるし、保存期間を考えてもそろそろ食べてしまいところでもあったので、冷蔵庫に移しておいてみた。家庭用の冷凍庫で豚まん凍らせて、それをまた冷蔵庫に移して……なんてやっていたから、皮がベシャッとなったりしていないと良いけどなとおっかなびっくり蒸してみたら、ちゃんと美味しいいつものあの豚まんに。良かった良かった。
 
お供には冷たい中国茶が恋しい気分だったので、豚まんを蒸している間に氷をみっちり詰めたポットに良い目の茶葉を使った濃いめのウーロン茶を注ぎ入れてアイスティーにしておいた。キンキンに冷えた中国茶をお代わりしつつ豚まん囓って、デザートに甘いりんご。

ねぎとろいくら丼
白菜の味噌汁
アイスウーロン茶

特に予定がない今日は、だんなも息子ものんびりゲーム。私は、「今度の年賀状はどんなのにしようかなー……」と思いを馳せつつ、素材&アイディア探しにネットサーフィン。りゃんりゃんが正面向いて「ニャー!」言っている写真を虎柄に画像加工してみようかなぁ……と思ったり、それはなかなか大変そうかも、と思ったり。
 
お昼御飯は、昨日買ってきたメバチマグロの小ぶりのサクを叩いて叩いてねぎとろ丼に。だんなが
「そういえば、こないだ作ってくれた自家製いくら、俺まだ一口も食べてない……」
としょんぼりしていたから、じゃあ週末のうちにお昼御飯で食べましょうとマグロを買ってきたのだった。先日合羽橋で買ってきた小ぶりのサイズの白いどんぶりに軽く御飯よそって、マグロ乗せてイクラ乗せて刻み万能葱散らしてわさびを少し。
 
市販のイクラよりももっとポロポロとした大粒のイクラは今回も美味しくできていて、醤油ちらっと回しかけてマグロと御飯と一緒に口に運ぶとなんとも良い感じ。
一度作るとそこそこの分量ができてしまうしカロリーも低くない食べ物だし、と、さほど頻繁に作らないようにしている自家製イクラ、でもそろそろシーズンも終わってしまう頃合いだからあと1回くらいは作って食べたいところかな。

炙り厚切り蓮根 七味ねぎ塩添え
ポテトサラダ
ハム入りもやしの炒め物
仔牛さがり肉のにんにく醤油焼き
白菜の味噌汁
羽釜御飯
ビール(よなよなエール)

夕飯は肉!
 
先日「The Meat Guy」から届いた「ミルクフェッドヴィール・ハンギング テンダー」(ミルクだけで飼育された仔牛肉のさがり肉=ハラミの一部)、ちょっと和風に、にんにく醤油バター味で焼いて食べることにした。お肉の調理はだんなが担当、ついでに付け合わせのもやし炒めもさささっと作ってくれた。
 
私はポテトサラダを用意したり、蓮根を焼いてみたり。
ポテトサラダは、今回少しあっさりめのものが良いなと、刻んだ玉ねぎ、きゅうり、人参に塩をして、市販の玉ねぎドレッシングも加えて和えておいてみた。そこにマッシュしてマヨネーズを和えた茹でじゃがいもを混ぜ合わせる。ドレッシングを使った分マヨネーズは少なめにして、少し水気が多めのあっさりした味わいのポテトサラダにしてみたところ、これがなかなか良い感じだった。
 
蓮根は皮を剥いて厚さ1cm弱ほどの厚切りにして、サラダ油をちょっと多めにひいたフライパンでじくじくと両面良い焼き色がつくように焼きつけていく。これに塩して黒胡椒をガリガリするだけでもとても美味しいとのことで、でも今日は手元にあった「七味ねぎ塩」を使ってみることにした。
 
先日雑誌に載っていた広告で知った「シーズコア」は、お洒落な調理雑貨屋さんなどで何かと見かける、「醤油を入れれば香り醤油ができますよ」「ビネガーを入れればドレッシングになりますよ」というシリーズものを売っている会社だ。昆布や鰹節、乾燥ハーブなどが詰まった透明のシンプルな瓶は並んでいるととても綺麗で、買いたくなってしまうことも度々。我が家にはこの会社のいちご味砂糖があって、息子がバタートーストにかけて喜んでいる。
 
で、その会社の通販カタログの案内が掲載されていたので、取り寄せてみた。お米やカトラリー類、ジャムやジュースまで取り扱っているそうで、綺麗なカタログも見ていて楽しいもの。そしておまけに小袋入りの「今塩屋佐兵衛の塩 七味ねぎ塩」もついてきた。「伝統の七味にねぎのおいしさが加わった調味塩」だそうで、焼き鳥のお供に最適とか。割としっかりと辛味を感じるものだったので、使いどころを考えていたのだけれど、蓮根にふったら美味しいかなーと、こんがり焼けたところに上から軽くかけてみた。鰹節のような感じにヒラヒラと混ざる葱が、案外と存在感があって良い感じ。鶏もも1枚焼いてこれかけてお弁当にしたりするのも手軽で良さそうな感じだった。
 
そんな野菜料理をお供にしつつ、テーブル中央にはがっつりとした肉の山。まるで豚肉のような乳白色の仔牛肉は、でもやっぱり内臓肉(横隔膜なので……肉というより筋肉)の匂いとそこそこの歯ごたえもあった。150gほどの塊が2つ3つパックになっている状態だったので、その塊のまま焼いて、焼けたところでスライスして盛りつけた。焼きはだんな担当、スライスは私担当。
 
がぶーっと噛みつくといかにも「肉食べてます!」という気持ちが盛り上がり、いつもの牛肉より一段とミルク臭い濃厚な味。この仔牛肉、"さがり"じゃなくて正肉部分だったらどれほど美味しいのかしらと思うと、ちょっとドキドキしてしまう。
 
肉と言えば、だんなが「ビスケットビスケット♪グレイビー♪」と何やら楽しげに待っていて、
「お弁当がビスケットとその上からたっぷりグレイビーって事になってたらどうしよう〜」
とニヤニヤしているほどなので(そんなお弁当は用意しません……)、生ソーセージ使ってグレイビー(と、それを美味しく食べるためのビスケット)も近日中に作らなければ。
 
「グレイビーとビスケットの朝御飯」と言うと、私はアトランタで食べた「Silver Skillet Restaurant」の朝食を思い出してしまう。あれを実現するには、厚切りハムのステーキだとかけっこうなボリュームのオムレツやポーチドエッグを添えなければいけなくて、さすがにそれは重すぎるかな、と今では思う。せめてフルーツくらいは添えることにしよう。