食欲魔人日記 08年03月 第2週
3月10日 月曜日
夕御飯は、牛うま煮丼。
「サンマルクカフェ」のチョコクロ
ミルクティー

だんな不在の月曜日。淡々と日曜は早めに寝たのだけれど、今朝息子も私も揃って寝坊した。息子がセットしたはずの目覚まし時計が鳴らなかったようで、しかも私の携帯電話(目覚まし時計が動かなかった時のためにと、毎朝携帯電話のアラームも毎朝かけている)の電源は切れっぱなし。……そうだ、土曜の観劇の時に電源切ってそのままだったんだ……。

幸いにして、
「たーいへーん!」
と私が起きたのは、息子が登校すべき時間の10分ほど前だったので、息子にはコーンフレークとバナナを準備してやって、慌てて送り出した。慌ただしく洗濯して掃除して仕事始めて、気がつけば私は朝御飯を食べていない。

……で、10時を過ぎた頃に改めて紅茶淹れて一人朝御飯にした。1個だけ「チョコクロ」が残っていたので、それをもぐもぐと。
どうも私、自分が自覚している以上にチョコレートが好物らしく、チョコものを食べているとやたらと幸せな気持ちになってしまう。「どこどこのショコラティエの何々って品が」というたいそうなものである必要は全然なくて(いや、それはそれで口にしたらメロメロになるのだけれども)、マクビティのミルクチョコレートダイジェスティブビスケットであったり、チョコベビーであったり、リンツ リンドール・ビターシングルスであったりするだけで、もう幸せ。リンツのリンドールは、丸い大粒のやつじゃなくて、板チョコサイズの箱入りのがサイズやら何やらがすごく好みで時々無性に食べたくなる。

水菜のサラダ
牛うま煮丼 青梗菜添え
根菜と豆腐の中華風スープ
麦茶

塊肉をがぶりと食べたいような気分だったので、煮込み用の牛肉を買ってきた。本当はバラ肉で作ると美味しい中華風のうま煮丼なのだけれど、今日はオージービーフの赤身の肉で。丼には青梗菜を添え、スープも胡麻油の香りのほんのり中華風のものにした。

牛肉は一口大に切ったものを一度下茹でしておいて、刻み生姜と共に焼きつけてから、スープとオイスターソース、醤油、砂糖、塩胡椒の味つけで煮込んでいく。八角をほんのひとかけら入れるといかにもな風味になって、私は好きだ。

弱火で煮込んでいって、最後に片栗粉で残った煮汁にとろみをつけて御飯にかける。確かこれは周富徳さんのレシピで至極簡単な内容。でも何度か作っているこの料理、毎回微妙に煮詰めすぎてしまって味が濃くできあがりがちなので(煮汁がこのくらい残れば良いかなと判断する頃にはかなり濃い味になってしまっている)、今回は最初からオイスターソースや醤油などの分量を少し控えめにしてみた。若干甘めに煮て、1つのコンロでそれを調理している間に隣のコンロで青梗菜を塩茹でにしたりスープを作ったり。

「このたれ!このたれ御飯にかけると旨いね!」
今日の御飯は何かな〜と、今日も実に楽しそうにしている息子が台所を覗きに来て、「牛肉のうま煮丼だよ、中華っぽい料理です」と鍋を見せたところ「ふ〜ん」とさしたる感慨も見せなかったのだけれど、口にしてみたらなかなか好みな味だったらしい。「たれが旨い」と評価いただいて、で、私より盛りの良い皿を綺麗に平らげていた。

3月11日 火曜日
おさしみ、おさしみ。
バタートースト
炒めサラミと目玉焼き
ミルクティー

残っていた塊の食パンをスライスしてトーストに。1切れは耳つきの端の方になってしまったので、スライスしたのを更に半分にして耳ありのと無しのとを息子と分けあった。
美味しいサラミも残っていたので、スライスして軽く焼きつけつつ、目玉焼きも用意。

私が目玉焼きをパンの上に乗せて食べ始めたら息子も真似して、結局2人で「ラピュタトースト」化して食べた。
だんなが不在の朝は、どうしても紅茶が多くなる我が家(なぜなら、私がコーヒーより紅茶を淹れる方がらくちんだと思っているから……)。今朝はアッサム茶葉でミルクティーだった。

「さくら水産」にて
 刺身(まぐろ中トロ) \380
 刺身(あじたたき) \280
 魚肉ソーセージ \50
 厚焼たまご \250
 若鶏の唐揚げ \350
 ポテトサラダ \280
 オニオンスライス \80
 鮭茶漬け 2×\280
 生ビール \420
 生グレープフルーツサワー \350
などなど。

「火曜と水曜、習い事だよね?どっちかの夜、そのままどっかで御飯食べて帰ろうか」
息子に聞いたら、
「火曜がいいなー。火曜の帰りに、"さくら水産"でお刺身食べて帰ろう?」
と。

息子は3月から、電車に乗って習い事に行くことになった。これまで3年ほどお世話になっていた英語の先生が最寄りの教室を閉めることになってしまって、少し離れたところにある会場で開催中の別クラスに編入することになったのだ。今までより授業時間の長いクラスで、その分子供達も多く、幸いな事に学校での友達もその教室に通っていたらしい。「○○君に会えた!」と先週楽しそうに帰ってきた。

息子は何が楽しみだったのか、教室で「英語終わったら、お母さんとさくら水産で御飯にするんだー」と言っていたらしい。○○君とそのお母さんも御一緒することになって、あれこれおしゃべりしながら4人で飲み食いしてきた。

「主人がこのお店、お昼御飯によく使っているようで、入ってみたいねーなんて言ってたんですよ」
と、○○君のお母さん。どこの家も事情は似ているようで、そういえば私もさくら水産を知ったのは、だんなが「この店安くてさー、お昼は御飯と味噌汁と生卵が食べ方でさー」と教えてくれたのがきっかけだった。まぁ、とにかく安い。1皿50円の「魚肉ソーセージ」が全ての象徴のようなお店で、
「……で、君はなんでまた、さく水に来たかったのよ?」
と息子に聞けば
「うん、魚肉ソーセージ!」
と。……家でも食べられるだろう、普通にそれ……。

でも、お刺身は値段相応以上に美味しいと思う。今日も中トロは柔らかでとろけるようだったし、アジもぷりぷりとした食感で悪くない。
注文は卓上にある専用用紙に注文内容を「正」の字でつけていけるようになっているのだけれど、早速席について用紙と鉛筆を手にした息子。ほどなく「はい」と手渡されたそれには、
「魚肉ソーセージ、まぐろ中トロ、唐揚げ、ポテトサラダ、厚焼たまご」
にしっかりチェックが入っていて、
「……あの、お母さんが注文できる余地があんまりないんですけど……てか、これ全部一人で食べられると思う?」
唐揚げはお母さんも食べたいし、厚焼き玉子も歓迎だけど……と、あれこれ考えて、アジのたたきやオニオンスライスにもチェックを入れた。

マヨネーズが添えられた魚肉ソーセージつまみつつビール飲みつつ、小山のようなオニオンスライス(なのに80円……)にポン酢をかけてもぐもぐと。
一通りのおかずを食べ終えた息子は鮭茶漬けを啜り始め、その横でお友達は握り寿司セットを食べている。久しぶりの「友達との晩御飯」に息子はとても楽しそうだった。

3月12日 水曜日
コーン風味の豆乳シチュー、でもあんまり豆乳っぽくはならなかった。
レバーペーストとアスパラガスのバゲットサンド
ミルクティー
ヨーグルト

先日ソーセージなどと共に届いた、レバーペースト。なかなか減らないので、今日の朝御飯にバゲットサンドにして出してみることにした。ほとんど臭みがないとはいえ、それでも濃厚なレバーの味のするペーストなので、息子にはちょっと難しい味かもなぁと思いつつ、バター塗ってトーストにしたバゲットにペーストを塗り、ゆで卵とさっと炙ってスライスしたアスパラガスを盛って軽く塩をしたものを出してみた。

息子の分のレバーペーストは少なめに、私の方はたっぷりと。ちょっと威勢良く盛りつけすぎてしまって、私の方のは「ものっすごいレバーサンド」といった感じのものになってしまった。何事も程々が一番……と肝に銘じつつ、でも朝から力漲るような充実した朝御飯。心なしか仕事もはかどった。

水菜と玉ねぎのサラダ
豆乳仕立てのコーンシチュー
羽釜御飯
麦茶

日曜に息子と一緒に買い物に行った折、「僕、これが食べてみたい」と息子が売り場から持ってきたのが「豆乳仕立てコーン」なるシチューの素。

コーンシチューというのはいかにも息子が好みそうなもので、でも「豆乳仕立て」の文字に「……牛乳じゃなくて、あえて豆乳なんだ?」とまじまじとパッケージを見てしまった。で、試しに買ってきてみた。作り方の説明によると、普通のシチューのように具を炒めて煮てからルウを溶かし、最後に豆乳もしくは牛乳を100cc加えるのだとか。どうせだったら品名通りに豆乳仕立てにしてみようじゃないかと、成分無調整の豆乳を一緒に買ってきてみたのだった。

具はいつものシチューと同じく、鶏肉と玉ねぎと人参とじゃがいも。出来上がったのは心持ち黄色みがかったシチューで、コーンの甘さが濃厚な、いかにもな「コーンシチュー」だった。豆乳をけっこう加えた割には(煮込んでいる間に水分が思った以上に飛んでしまったようなので指定の倍量近く豆乳を加えて調整したのだった)、あまり豆乳豆乳していないというか、言われなければ豆乳が入っているとはわからないというか。

「このシチューに、御飯入れたらドリアになる?」
「……んー……味の方向はそんな感じだけど、ドリアにはならないよ」
「……でも、美味しくなると思わない?」
「うーん……お母さんは思わない……」
なぜかやたらとシチューに御飯を入れて食べたがっていた息子は、スプーンにすくった御飯をシチューに軽く浸してみたりしながら食べていた。御飯入れるより、茹でたマカロニとか入れる方が似合いそうな感じ。

3月13日 木曜日
おみやげチョコレート。
チェダーチーズパン
ミルクティー

「たまにはこんなパンが食べたい……」
と昨日買ってきたのは、角切りのチェダーチーズを詰めた手のひらサイズのパン。フランスパン生地のごわっとした感じが恋しくなって、それを買ってきた。
チーズだけが詰まっているのかと思っていたのだけれど、温めて割ってみると刻んだハムもチーズと共に生地に混ぜ込まれていて、何だか少し得した感じ。

今日も条件反射のように紅茶の準備をしてしまいつつ、でも今日の夜にはやっとだんなが帰ってくるので明日の朝からはまたコーヒーの出番が増える予定。

スモークサーモン乗せ水菜のサラダ
豆乳仕立てのコーンシチュー
羽釜御飯
麦茶

今日の夕方は、息子にねだられて一緒に"モンハン"に興じてみる。なんだかんだでお母さんもせっせと攻略中で(ハマりました、はい……)、使用武器が最終進化型にぼちぼち辿りついている、というところ。
「集会所上位の、ガノトトス2体っていうの、やってみる?」
「いいよー」
と、「巨大お魚釣り」クエストに出発してみたは良いけど実にあっけなく2人で玉砕してみたり、代わりに挑んだリオレイアからは今日も「雌火竜の逆鱗」が剥げなかったり、色々と楽しかった。いや、逆鱗が一向に入手できないのは楽しくなかった。早くだんなと3人で狩りしたいなー。

モンスターを狩りに行く
→狩ったモンスターから、その種固有の「素材」が入手できる
→すごい素材を入手すると、すごい武器や防具が作れる
→それを装備して、より強いモンスターを狩りに行く

という、ただそれだけのゲームだけれど、なぜだかやけに楽しい理由はこんな風に分析されていたりする。RPGのように経験値上げればなんとかなるってわけじゃなく、かといって純然たるアクション(=テクニックが全て)というわけでもないのが楽しい。アクションは苦手な私は、困った敵が出るとすぐに「じゃ、私、爆弾魔になるから……」と、爆弾魔(使用した爆弾の効果が1.5倍になるというスキル)になって、爆弾大量に抱えて戦地に赴いている。現地で爆弾を作っては落とし穴に落としたモンスターの近くで起爆させて「やったー、角が折れたー!」なんてやっているのだから、端から見ているとかなり物騒なゲームだと思う。

「……で、そろそろお母さん、夕御飯の仕度しないとなんですが……」
「なんで?昨日のシチュー、なくなっちゃった?」
「いや、まだあるよ?でも2日連続シチューって、なんかヤじゃない?」
「ヤじゃないよ?シチューがいいよ?」
だからもう1クエスト一緒にやろうよ、と、息子の主張の要旨は「今日もシチューが良い」じゃなくて「もっと一緒にゲームしたい」というところにあったのだけれど、息子が良いというならまぁ良いかなと、今日の夕御飯もシチューになった。炊きたて御飯と、昨日と同じく水菜のサラダ。今日はサラダにスモークサーモンを添えた。

箱の作り方通りに作ったはずのシチューなのだけれど、ずいぶん粘度が高めのドロリとした感じの今回のシチュー。しかも具沢山で、スープよりは多分に「煮物」に近い感じのそれを今日もたっぷり食べた。鶏肉はカレーも悪くないけれど、シチューに入れたそれがとても好き。ホワイトシチューに入った鶏肉は「こうでなくては」という気分になる。

……ところで夕方、「教育図書センター」を名乗るお姉さんが「お子さまの知力診断をしませんか?」とやってきた。
診断費用は「特価」の1000円、最初は巧みに子供にアンケートのようなことをし始めて、「9歳の壁」を超えるためにお子さんの知力を認識する必要があります、ときた。診断はその場で10分くらいで済み、でもその結果は「改めて担当者がお伺いしてアドバイス」とのこと。

その二段構えの展開といい、最初に1000円という比較的安価な価格でお客を釣ろうとしているところといい、そしてやってきた方の独特な雰囲気といい、
「どっから見ても訪問販売だわー……」
と思って、でも息子が玄関に出てしまったものだから仕方なく「アンケート」やらには適当に答えたけれど、診断なるものは断った。

「お子さんが興味があるようならねー、ぜひ、やらせてあげてください、お子さんのためですよー」
と、子供をだしにしてあれこれ営業トークを繰り広げられたけれど、
「でも、後で家に来られるのが鬱陶しいんで必要ありません。アドバイスというのがそもそも要りません」
などと言ったら割と簡単に引き下がってくれて一安心。すぐ後でググッてみたら、やっぱりそんな感じの会社だったようで……。

しかし、変に人当たりのよい、妙な感じにポジティブな感じのお姉さんで気持ち悪かったことですよ。
そのポジティブさをもっと全うな仕事に活かせばいいのにね。

そして、夜も更けた頃にやっとだんなが出張から帰宅。
お土産は、「LA MAISON DU CHOCOLAT」のチョコレートと、「MICHEL CLUIZEL」のチョコレート。前者は日本にもショップがあるそうだけれど当然(?)口にしたことはなく、「わーい、チョコ屋のチョコだー!」と、崇め奉りつつ、今日のところはしまっておいた。

3月14日 金曜日
半額お刺身を堪能の夜。
羽釜御飯
大根と豆腐のスープ
炒めサラミと目玉焼き
麦茶

海外出張帰りのだんなには、やっぱり「米の飯」かしらと、御飯とスープ、目玉焼きという朝御飯。「米の飯」こそ出したけれど、いつもと変わり映えのしない御飯ですみません……。

残っているサラミも早めに食べてしまわないとということで、軽く炙って目玉焼きと共に。
「やっぱり家の御飯が良いなぁ〜」
と言うだんなはハードスケジュールの出張明けだというのに、今日もジムに行こうと思っていたらしい。

「R1/F」の30品目のサラダ
白子ポン酢
お刺身盛り合わせ
ブリの照り焼き
羽釜御飯
甘海老の味噌汁
ビール(アサヒ熟撰)

チョコいろいろ
抹茶入り玄米茶

息子の音楽教室後、閉店前の赤札割引展開中のデパ地下を覗いてきた。洋風のものばかり食べてきただろうだんなに和風の夕食をと思い、覗くのは当然鮮魚コーナー。
「おおっ、すごく立派な天然ブリが」
分厚いのが3切れで700円ですよ奥さん!……と、それを籠に入れ、北海道産の有頭甘海老と鱈の白子も3割引ほどになっていたのでそれも入れ、「あとサラダでも買って帰れば、夕飯の献立は完璧〜」と思って支払いを済ませたところでお刺身専門店のショーケースと目が合ってしまったのだった。そう、このお刺身専門店も夕方に派手な値引きセールをするのだった。忘れてた。

「ケース内、どれでも2パック1000円」
と札のついたその冷蔵ケースの中には、1パック1200円の金目鯛や関アジがまだまだたくさん残っている。ここのお刺身は、ほんっとうに美味しい。ほんっとうに美味しいのだけれど、1パック1200円という価格ではなかなか手が出せない。キンメと関アジで1000円か……と思ったら、もう止まらなくてあれこれ選んで買ってきてしまった。今日買ったのは、大分産の関アジ、高知産の金目鯛、長崎産の活〆ヒラメ、鹿児島産の肝つきのカワハギ、といったところ。

「そういうわけでね、ブリ照り定食頼んだのに、なんか刺身定食もセットになって来ちゃいました、って夕飯になってしまいました」
想定外に豪華になっちゃっいました……と食卓にあれこれ並べたら、
「いや、ブリ照り定食頼んだら、すごい刺身がついてきた、みたいな……あ、漁師宿の夕御飯?」
と、だんな。ともかくもそんな感じの漁師宿的な魚介尽くしの夕御飯になってしまった。いっそ蟹入り茶碗蒸しでも作れば良かったかもしれない。

有頭の甘海老は、殻を剥いて身はお刺身として、頭の部分は味噌汁のだしにしていただいた。「何かお手伝いできることはある?」と息子が声をかけてくれたので、じゃあ一緒に甘海老の殻を剥いてみない?と、一緒に殻剥き。君の好きな海老フライだって、こうやって誰かが殻剥いてくれてあの形になってるんだよと話しながら、パキパキと頭を外して足を殻と共に外して尾だけ身に残して……と処理していく。生の海老、とりわけ甘海老だと、思った以上に柔らかい感触だし、地味ながらあちこちトゲトゲしているし、息子はかなり怖かったらしい。
「動きそうだよ……ムシみたいだよ……」
とか何とか言いながら、それでも何匹かの殻剥きをちゃんとやり遂げた。

「この味噌汁、海老の頭も食べるの……?」
と、自分が剥いたものかもしれない海老の頭を箸でつまみあげつつ戦々恐々と眺めていた息子だけれど、その殻はだしに使っただけだから、食べずに汁を啜るだけの味噌汁なんだよと説明。丁寧にあくをすくいながら殻を煮出して味噌を溶いて葱を散らしただけの味噌汁なのだけれど、素晴らしく濃厚な海老のだしが出ていてとても美味しい。

食後に、だんなが買ってきたチョコを数個つまむ。

日本未進出だという(製菓材料としてのタブレット状のものなら国内で扱っている店があるらしい)MICHEL CLUIZELというお店のチョコは、外見の派手な印象と異なり、口にしてみると案外と素朴な……というか、とっつきやすい味と香り。大変に美味しかったけれど、でもそれよりもLA MAISON DU CHOCOLATのチョコがとても好みだった。シンプルな外見なのに、濃厚で上品で1つ1つの完成度がいちいち高くて、もうどうしましょうという感じ。うっかり日本語サイトの商品ページを見てしまってその価格にびっくりしたのだけれど、
「いや?本店で買ったら、半額とは言わないけどかなり安かったよ」
だそうで。そっけないパッケージのトリュフまでいちいち美味しくて大変に危険だった。かの地に住まうことにでもなったら、狂ったようにチョコを買ってしまいそう。

3月15日 土曜日
息子が生地から伸ばしていたピッツァ。美味しかったです。
「POMPADOUR」の
 マロンデニッシュ
 横須賀海軍カレーパン
カフェオレ

金曜日、買い物帰りにパン屋さん「POMPADOUR」でお買い物してきた。
「横須賀海軍カレーパン……」
本当は、普通に食パンなどを買って帰ろうと思っていたのだけれど、面白いカレーパンがあったので思わずそれをトレイに乗せる。私とだんなにそれを1つずつ、そして「これも食べたいけど1個食べたら絶対多い」と思いつつ、マロンデニッシュも1個。モンブランのマロンクリームと同じようなクリームが乗ったそのデニッシュは、問答無用でだんなと半分こさせていただくことにした。

「だんな、モンブラン好きだよね?」
「大好物だけど?」
「そんなら良いんだー」
かくかくしかじかで、だからだんなと半分こしようと思って買ってきました!と食卓に出したら
「ああ、そういうわけで俺に半分押しつけようと思った、と」
「いやいや、だんなと半分こしたいなーと思って、買ってきましたのです」
やいやい言いつつ、栗味のパンを楽しんだ。温めたカレーパンは表面がカリッとしていてかなり良い感じ。中身のカレーは思ったより普通な感じの、古き良きカレーパンといった味だった。

行列並びながら
 菜の花弁当
 お茶

息子の作ったピザ
ジンジャーエール

今日は家族でキッザニア。いつもは交代で入場待ちの行列につきつつ隣接するフードコートでお昼御飯を摂ることにしていたのだけれど、今日はさっさとお昼御飯を済ませて「3人で一緒にモンスターハンターをしましょう」という課題があったこともあって、行列しながら食べることに。長時間に及ぶ行列は皆さんレジャーシート持参の、座りつつ待つ形になるので、お弁当を買って行くことにした。

私の分は、千葉名物、万葉軒の「菜の花弁当」。
鶏そぼろと炒り卵の2色丼で、アサリの佃煮串が中央に添えられている。あとは漬物だけという小ぶりでシンプルなお弁当で、長年のベストセラーだけあってしみじみと美味しい。過剰にポロポロとしない、しっとりとした鶏そぼろの具合が、お弁当にいかにも似合っていてとても好きなお弁当なのだった。ペットボトルのお茶を飲み飲み平らげて、ゲームしながらのんびり開場を待った。

で、6回目のキッザニア。今回も、初めて挑戦する職業ばかりで、息子はおおいに楽しんでいた。「混雑する職業を一番最初にやるべきでは?」ということで、最初に目指したのはピザ屋さん。今日は閉園の最後の最後まで仕事を続け、幸いテンポよく次々と待ち時間のない仕事を見つけることもできて、息子は7つの職業を体験した。

これまでのキッザニア訪問記は、このあたりに↓
07/08/2107/10/2107/12/2808/01/1208/02/16
で、今回体験していたのはこんな感じ

ピザ職人(PIZZA-LA提供)
実は警察より消防署より人気の職業なのじゃないかというほどに、いつも大変な混雑のピザ屋さん。自分で生地を伸ばし(成形された生地を渡されるのではなく、お団子状にまとめられた生地を伸ばすところから)、3種のうちから好みの1種のピザを選択してその具を自分でトッピングし、焼き上げる。焼けたピザはスタッフの方が4等分にカットしてくれて小さなロゴつきの箱に入れてくれ、それは「その日のキッザニア滞在中に自分で食べて帰る」という事になっている。

息子が選んだのは「モントレー」だったようで、息子曰く、「ポテトと、コーンと、あとマヨネーズも乗せたピザだったよ」だそうで。せっかく焼きたてのピザだからその場で食べちゃった方が良いよねと、ジュースを買って私とだんなは近くのテーブル席で待っていた。4切れのうちの1切れだけ味見させてもらったけれど、生地は良い感じにパリッパリだし、具沢山でとても美味しかった。息子もたいそう御満悦。この美味しさといい、工程の楽しさといい、子供達に大人気なのも確かに納得。

ラジオ局 音響ディレクター(J-WAVE提供)
現在、なんでもECOバッグが貰えるスタンプラリーを開催中とのこと。入場時のマップ配布を「要りません」と断ったり、エコに関する職業を体験した時にスタンプが貰えて、3つ集めるとロゴ入りのエコバッグが貰えるのだそう。ラジオ局も、その対象職業に入っていて、ピザつまみながら「この上、ラジオ局あるってよ」と息子に言ったら「じゃあ次はそれ!」とスタジオに向かっていった。幸い、次回の募集メンバーにぎりぎり滑りこめ、速やかにラジオ局体験。

メンバー8人のうち、1人が進行ディレクター、1人が音響ディレクター、6人がDJとして番組を作り上げ、本番放送は実際に階下のピザ屋さん周辺で放送される。放送内容は、「星占い」であったり、エコに関するニュースであったり、その時によってけっこう色々あるらしい。放送されたその回の内容はCDに焼かれてお土産として渡してくれる。
今回息子がやったのは「音響ディレクター」。キッザニアスタッフによる写真撮影対象(撮られた写真は1000円で購入可能)の職業だったようで、音響パネルの前でそれらしいポーズを取っている息子の写真を後で見つけることができた。いただいたCDには、DJではない息子の声は入っていなかったわけだけれど、番組中にDJさんたちが「音響は○○さん、進行は○○さんでお届けしました」とディレクターたちの名前も言ってくれるのだった。

ビジネス・スクール調査員(大和證券グループ提供)
ラジオ局に続き、「エコに関する職業」ということで、今度はビジネススクールに。キッザニアで体験できる商業の中では、かなり対象年齢が高めのもので、真面目に取り組むなら小学校も高学年になった頃が良いのでは、という内容だ。"キッザニア内の市場調査をして、キッザニアで大人気が出る「商品」についての企画会議をして結論を出す"というのがその内容で、ブレザーを着用して胸に「大和證券」のプラスチック製ネームプレート(自分の名前を書いたそれは、最後にお土産に)をつけた「調査員」たちが揃って市場調査に出向いていく。後半はその調査データを元に会議室でスタッフと共に話し合い、出た結論は1枚紙にプリントしてくれてお土産にくれる。息子たちは「地球に優しい鉛筆」の提案をまとめた模様。

ツアープランナー(JTB提供)
待ち時間が全然無いみたいだよ、ということで、急遽飛び込みで参加してみたJTBのツアープランナー。ロゴ入りのスタッフジャンパーを羽織り、パソコンで「ツアープラン」を作成するという仕事だ。以前は「メキシコ」が対象の国だったようで、現在は「スイス」。最初にスイスについてのレクチャーを受け、後半に名物料理の紹介などを折り込みつつ、「エーデルワイスを探しに」「登山列車に乗って」などとツアープランを作成していく。

新聞記者(朝日新聞提供)
旅行会社の向かいにあるのが朝日新聞。ロゴ入りベストを着用して、各自、自分で決めたテーマに基づいてキッザニア内を取材して歩き、最後にパソコンで文章をまとめて1枚の新聞に仕上げてプリントして終了、というもの。入力するのはA4紙の1/3サイズほどの枠で、他の記事は既に印刷されている。完全な個人作業の仕事で、内容もビジネススクール並に難しい高年齢向きの職業のようだった。

息子は「デザイン教室」に取材に行き、そこで「何を描いていますか?」「描いた感想を教えてください」などと、他の子供達に取材してきたらしい。パソコンで文章を打つ事についてはお手の物なので、えらい勢いで記事を仕上げて仕事場から出てきたのだった。

病院 新生児看護師(Johnson&Johnson提供)
「病院一度も行っていないから」と、次に行ってみていたのは病院。病院の仕事の受付は一ヶ所でなされるのだけれど、職業としては「救急救命」「開腹手術」「内視鏡手術」「新生児室」と、色々選択肢がある。どれをやるのかなと思って見ていたら、息子が選んだのは意外な選択肢だった「新生児室」。けっこうリアルな(ちゃんと首がグラグラする)赤ちゃんの人形を使って、着替えさせたりオムツの付け替えをしたり、沐浴やマッサージまでする。やっているのは小さな子供達だけれど、内容はしっかり「母親教室」みたいな感じだ。

黄色の半袖ユニフォームを着用して、おっかなびっくりな風にタオルや衣類を扱っている息子をガラス窓のこちら側から眺めつつ、私とだんなは
「そうやって君自身をお風呂に入れていたのは、ついこないだだったのにねぇ……」
と、ちょっとしみじみ。あの頃は、華奢で小さくて何をしても壊れてしまいそうでハラハラだったよ。今はもう簡単には壊れそうにない。何より。

ガソリンスタンドサービススタッフ(出光提供)
病院の仕事が終わると、もうすぐ8時というところ。多くの職業が「受付終了」になる中、息子が一度やってみたいと言い続けていたガソリンスタンドがまだ募集中だったので、滑り込みで最後に参加した。今日はほとんど待ち時間のない仕事ばかりだったけれど、これだけは30分ほどの待ち時間。今日最後のガソリンスタンドの店員さんとして、仕事の終了は9時を少し過ぎた頃になった。

お客さんは、レンタカーを借りる子供達が運転する車で、ガソリンのクーポンを持ってやってくる。「オーライオーライ」と所定の位置にお客さんの車を導き、クーポンを受け取ってガスを入れ、窓ガラスを綺麗に拭いてタイヤの空気圧チェックもし、最後にレシートを渡して「ありがとうございました!」と送り出す。実にリアルで、お客さんとのやりとりも見ていて楽しい職業だ。

しかし息子、ガソリンスタンドのスタッフジャンパーみたいなのが本当にお似合いで、今日一番外見がハマッていた職業がこれだったというのが。

……と、こんな感じで今日は7職業。園内は混雑しているようでいて、人気の職業にすごく偏りがある回だったようで、次々と色々なものに挑戦できた一日だった。「今日も全部楽しかったー!」と、最後にエコバッグ貰って退場する頃には9時をすっかり回っていて、皆さんお疲れ。

豊洲「ステーキハウス フォルクス」にて
 ガーリックロースステーキ150g ペッパーソース
 スープバーセット(スープバー・パン)
 生ビール(中)

お腹空いた!肉だ肉!と、豊洲の駅前にあるフォルクスに久しぶりに行ってみることにした。
もう5年以上も前、この近くに住んでいた時に何度となく自転車で食べに来ていた懐かしい店で、店内の雰囲気も変わっていなかった。そうそう、ステーキ頼むとサラダバーがついてくるんだよね、と懐かしくメニューを眺めつつ(今の我が家の近所にはフォルクスがないからね……)、私はガーリックチップの乗ったガーリックロースステーキを。

とりあえずのビールを喉に流し込みつつ、コーンや茹でブロッコリー、玉ねぎスライスやロメインレタスをたっぷり盛りつけたサラダをつつき、コーンスープを啜ったり。どこが何というわけではないけれど、フォルクスのコーンスープの味が好みで(多分に「飲み放題」の魅力もあるのだと思う)、今日もお代わりして2杯飲んでしまった。

ちょこちょこ座っていたとはいえ、息子の仕事ぶりを立って眺めていた事も多かった5時間滞在のキッザニア。今日も大変に疲れたねと、大きいけれど薄めのステーキをざくざく切ってざくざく食べた。にんにくの香りが体中に染み渡るようで、幸せ。

調子に乗ってサラダもスープもたっぷりいただいてしまったものだから、すっかり満腹で帰宅した。

3月16日 日曜日
デジカメにメモリーカード入れ忘れてました……ということで、翌日に撮ったベランダのユキヤナギ。
「POMPADOUR」の
 グリュイエールチーズパン
 オニオンロール
サラミ入りオムレツ
カフェオレ

出張疲れのところ昨日のキッザニアの疲れも重なったようで、だんなが盛大に朝寝坊。
私と息子は2人でのんびりゲームなどしながらだんなが起きるのを待っていて、かなり遅めの朝御飯になった。いや、もう昼御飯って感じだよねと、しっかりめに食べちゃうことにしようかと、卵5個使った大きなオムレツを焼いてみる。大きなオムレツだからと大きなフライパンを使ったら、ひっくり返すのに難儀して結局だんなに手伝ってもらってしまった。何事もほどほどが良いと思った。

買い置きのパンは、グリュイエールチーズを仕込んだ、小さな丸いフランスパン生地のパンと、食パン型のオニオンロール。炒め玉ねぎとチーズ、ベーコンをパン生地に練り込んだようなパンだった。オムレツにはサラミを刻んだものも混ぜ、何度かのホテルでの朝御飯でオムレツの美味しさに開眼してしまったらしい息子が
「オムレツだー!」
と歓声を挙げていた。

白子ポン酢
お刺身の残り
刻みキャベツとスティックきゅうり
鶏手羽元の素揚げ
だんな特製コロッケ
わかめと花麩の味噌汁
羽釜御飯
ビール(琥珀ヱビス)

今日は一日ひたすらのんびりと、皆でゲームしたりごろごろしたり。
今日何食べようか、と相談しながら、夕方になってからだんなと2人でスーパーに買い物に行ってきた。

「鶏手羽の素揚げ……食べたいなぁ」
とだんなが呟き、いいねぇそれ、と、手羽元10数本入りのパックを購入。単に塩胡椒して素揚げしただけの鶏手羽は、やけに美味しく、前回それを作った時には息子が目の色を変えてしまって、すごい勢いで食べていたのだった。だから今日は手羽元をたんまりたくさん買ってきた。

今日のメインディッシュは鶏手羽の素揚げ、あとは適当に半端に残っていたお刺身とか出してしまおうとのんびり準備するつもりだったのだけれど、そろそろ準備をという頃合いになってから、だんなが
「……ついでにコロッケもしようか?少しだけ。食べたくない?」
ひき肉もちょうど買ってきたところじゃん、と、じゃがいもを取り出して、コロッケの仕込みもしようとしている。じゃがいも2個でコロッケを作ろうとしていたから
「あ、もう少し、もう少しコロッケたくさん作ってください……」
と、じゃがいも4個にしていただいた。

私にとって揚げ物は「すごくめんどくさい料理」なのだけれど(油の処理とかね……)、とりわけパン粉の衣をつけて揚げるトンカツ、コロッケの類は「めんどくさい」の最たるもの。揚げ物はカロリーもけっこうなものになってしまうしということもあって、普段の夕飯に揚げ物を出すことはあまりない。でも、トンカツもコロッケも唐揚げも、大好物なものばかり。

「なんだ、おゆきさんもコロッケ食べたいんじゃん」
と、じゃがいもを茹でながらだんなが言うので、
「いや、コロッケ大好きだよ?大好きだけど、揚げ物自体がめんどくさいうえに、衣をつける種類のは更に大変じゃん」
と。
「いやいや、衣をつけるのはめんどくさいないよ、揚げ物ってところがめんどくさいだけで。だから、せっかく鶏を揚げるなら、ついでにコロッケも、って思うじゃん」
「いやいや、揚げ物ってところよりも、衣をつけるという事がめんどくさいよ、コロッケは、もう大変にめんどくさいよ」
どこがめんどくさいここがめんどくさいとやいやい言いつつ、お互いの認識について話し合う。

普段の夕飯の仕度を「築地」とするならば、揚げ物は「銀座」って感じなのね、距離感がね。で、私にとっては、それが「衣のついた揚げ物」になると「新宿」ってくらいの遠さに感じるわけよ……と、私。
いやいや、揚げ物が「銀座」なら、それに衣つけるくらいは「日本橋」ってくらいの距離感でしょ、そのくらい近いでしょ……と、だんな。
わけのわからない例えまで持ち出しつつ、お互いの認識の違いについて、揚げ鍋を前にして話し合っていた。

「なんだ、おゆきさんは衣つけがめんどくさいだけなのか」
「なんだ、だんなは揚げ物の準備さえすれば、衣つけとかはめんどうじゃないのか」
と、お互いの認識をすり合わせて、「いかん、私たちにはどうも話し合いというものが足りなかったようだ」という結論に辿りついた。結婚して10年、まだまだお互いの理解には足りないところが多いらしい。

かくして、息子の大好きな「骨のついた肉のやつ」に加えて、ポテトコロッケもたくさんできた。だんながコロッケの仕込みをしてくれている間、私はせっせと刻みキャベツなどを作っていた。ビールのアテに、お義母さんが「たっくさん買ったからー」と今日お裾分けしてくれた鱈の白子も。あと1品くらい、ほうれん草茹でて何か作ろうかなと思っていたけれど、そんな余地もなく食卓はいっぱいになってしまった。

塩胡椒だけの味の手羽元は、今日も幸せに美味しかった。皮がパリッとしていて、骨から肉を噛みちぎる「肉食べてます」感がとても好き。息子もそのあたりの骨っぽいところや肉っぽいところが好みらしく、今日も呆れるほどむしゃむしゃと食べていた。
「なんかさ、俺の知るところのコロッケとずいぶん違うものになっちゃった……」
と、だんなが揚げてくれたコロッケは、だんな曰く「普通のコロッケって、もっと薄くてもっと小さいものじゃない?」だそうだけれど、いや、お肉屋さんのコロッケとかこのくらいの大きさだったりしない?的なちょっと大きめのもので、これまた食べ応えがあって良い感じ。

素敵な夕飯だったというのに、私はうっかりしてしまって、デジカメのメモリーカードをセットせずに写真撮影をしてしまった。
デジカメのモニターに、いつもは出ない変なアイコン出てるなーとは思っていたのだけれど、それがまさか「メモリーカード刺さってないよ」のサインだったとは。併用している他社メーカーのデジカメだと「カードありませんよ」と日本語でエラーメッセージが表示されるものだから、全然気付かなかった。とほほ。
というわけで、今日の写真はお花です。しょんぼりな。