食欲魔人日記 11年04月 第5週
4月25日 月曜日
このマグロは、かすみちゃんもOKなのだそうです
「marond」のクリームパン
パイナップルのヨーグルトかけ
カフェオレ

今日の朝御飯はクリームパン。
 
朝御飯買ってきてください、おまかせで〜とお願いしたら、昨日だんなが「おゆきさんの分はクリームパンね」と買ってきてくれた。marondのクリームパンは、クリームがもっさりしていてとても好み。朝ジムに向かっただんながコーヒーの用意をしていってくれていたので、朝御飯の準備はとても簡単だ。
 
1個丸ごとのをざくざく切り分けていたパイナップルもまだまだたっぷりあったので、ヨーグルトをかけながら食べることに。
食べ過ぎると、舌の表面が荒れてシカシカしたイヤ〜な感じになってくるのだけれど、パイナップルは果物の中でもとても好きなもののひとつ。
 
朝食ブッフェなどにあると必ず持ってくるし、シュラスコ屋さんで出てくる「焼きパイナップル」の美味しさ、肉を食べる合間に囓った時のあの幸せな感じは、なかなか他では味わえないもの。
 
生のパイナップルをざくざくカットするのは本当に久しぶり(もしかしたら初めてだったかも?ってくらいに)だったけれど、また美味しそうなのを買ってきてもりもり食べたいなと思いながら朝食のパイナップルを堪能した。
 
今日は月曜野菜が届く日。
 
2週続けて同じ野菜が届くことはあまりないように調整されているセットだけれど、先週今週と続けてキャベツが登場。ヤバイ、まだ先週のも食べ終えてないのに……と、とりあえず今日ざくざく刻んで炒めて食べることにした。
 
届いたのは
かぶ5個・キャベツ1玉・小松菜1把・葉つきにんじん1束・きゅうり2本・きぬさや1袋
という内容。小ぶりな人参がいかにも美味しそうで、早速今日生のままいただいてみることに。

スティック野菜
まぐろぶつのとろろかけ
たこぶつ
豚モツとキャベツの炒め物
大根と油揚げの味噌汁
麦飯と、とろろ
ビール(シルクヱビス)

夕飯の算段をあれこれしつつあった夕方、だんなが「帰宅前に錦糸町でヨドバシカメラ寄って帰るよー」と。だったらぜひ!駅前の「魚寅」でまぐろとたこ買ってきてください!とお願いして、「無事買えたよ」の連絡に、麦飯炊いてとろろ用意して待っていた。「魚寅」は、まぐろのぶつ切り、たこのぶつ切りが名物のお店。店頭に専用コーナーがあって、絶えずお客さんがそれらを買い求めにやってくる。
 
ちょうど長芋が手元に残っていたところだったので、とろろを食べるタイミングを狙っていたところ。まぐろのぶつ切りは、とろろかけて食べるのが最高によく似合う。
 
かすみちゃんは大変生意気なことに、まぐろが大好きだけれど、そのまぐろにも「これ美味しい」とか「これイマイチ」というのがちゃんとあるらしい。アメ横で買ってきたまぐろは、彼女的には「これイマイチ」なのであるらしく、なんとなく不満気に食べていた。
 
それが、この魚寅のまぐろだったらウェルカムなのだそうで、「あら、あらあらあら、今日は美味しいまぐろがあるじゃないの」という顔でお裾分けを堪能していた。
 
冷凍のを持っていた豚モツは、さっと湯通ししてからにんにくと一緒にキャベツと炒め、味付けは豚味噌鍋用の練り味噌と、「おやじ味噌」を適当に合わせつつ。いかにもな居酒屋風の味の炒め物ができあがり、あとは届いたばかりのきゅうりと人参をスティックにしてマヨネーズを添えて。
 
まぐろの山かけには(というか、とろろには)青海苔かけると美味しい……と知ってはいたのだけれど、前回は手持ちがなくて残念だったので今回は忘れずに。色合いも綺麗だし、青海苔独特の香りがとろろとよく似合ってますますとろろが美味しくなった。

4月26日 火曜日
美味しいワインと楽しみましょう、と、色々煮たり、和えたり、チーズ出したり。
パンいろいろ
パイナップル ヨーグルトかけ
カフェオレ

手元に、非常に半端に残ったパンあれこれがあったので、全部温めて出してみることに。
 
ころりと丸いチーズパンとか、レーズン入りのチーズパン、うずまき模様のカフェオレパン、などなど。けっこう分量があったので卵料理とかは要らないかなと、せめてもとパイナップルをどっさり出した。
 
パイナップルが甘くて美味しくてうっとり。
果物はどうしても当たりはずれがあるので、特に1個のサイズがとても大きなパイナップルやスイカとなると丸ごと購入するのには勇気が必要。でもまたパイナップル食べたいなー、また買ってこよう。

チーズいろいろ
タコとじゃがいものマリネ
カプレーゼ
塩漬け豚肉と春野菜のポテ
バタールのトースト
ワイン(Villa Russiz / Sauvignon Blanc 2008)

お昼頃にだんなから連絡があって、曰く
「昼飯喰いに外出たら、ワイン屋でヴィラ・ルシッツ見つけた〜」
とのこと。
 
冷やして持って帰るから、今日これ飲もう!と魅惑的な提案をされたので、ではではと手持ちの豚バラブロック使って洋風めの料理を考え、あれこれ用意して待っていた。
 
Villa Russiz」はイタリアのワイナリー。
何年か前、このワイナリーの醸造家が来日して、都内のイタリアンリストランテ(南青山のCozimaでした)でグラスワインあれこれを1杯ずついただきながら、そのワインに合った料理をいただく、という幸せなイベントがあったのだった。
 
あの時いただいたシャルドネが素晴らしく好みな味だったものだから、以来ワイン屋さんを覗くたびに呪文のように「びらるしっつ、びらるしっつ、びらるしっつのしゃるどね」と呟きながらそれを探していたりする。ネットの酒屋さんにも時々在庫を見かけるけれど、値段もなかなか良いものだから、どこかに出物はないかしら、とのんびり探していたりするのだった。
 
今日のは、そのVilla Russizのソーヴィニヨン・ブラン。塩漬けしていたバラ肉は、バルサミコ酢ソースでグリルにしたりするよりは、シンプルにポトフみたいな感じにした方が良いかなぁと、手持ちの野菜を見比べて「豚肉と春野菜のポテ」を作ってみることにした。ロワジールというお店のそのレシピは、数年前の『ELLE a table』に掲載のもの。
 
「ポテ」とはなんぞや?と思って検索してみたら、「ポトフ」に似た料理とのこと。じゃあ「ポトフ」と何が違うのかと重ねて調べると、これはなんだか複数説が見つかって、「ポトフ」は牛肉「ポテ」は豚肉、とか、「ポトフ」は生肉を使用「ポテ」は塩漬け肉を使用、とか、そんな感じ。いずれにせよ、野菜と肉をシンプルにコンソメで(あるいは単に水で)煮込んでいく料理だ。
 
じゃあ今日は、塩をまぶしておいた豚バラを煮込むのだから、いずれにせよ「ポテ」なのねーと思いながら、野菜あれこれ用意した。葉つきのミニサイズの人参、蕪、キャベツ、玉ねぎとじゃがいも。これも入れちゃえと、最後にきぬさやも散らすことにした。火を通して美味しい、アクの少ない野菜なら基本なんでもありという感じだ。
 
あとはどうしましょう、と、半端に残っていたモッツァレラチーズはトマトを和えてカプレーゼ、茹でだこのぶつ切りは茹でた角切りじゃがいもと合わせ、ドライバジルとおろしにんにく、塩とオリーブ油で和えてそれっぽいおつまみに。
 
チーズもずらりと出し、今日は御飯は炊かずにパンにした。習い事帰りの息子に「フランスパン買ってきて〜」とお願いして、買ってきてもらったバタールをスライスしてオーブンでカリッと焼いてからテーブルへ。バター塗ったりチーズ添えたりタコ乗せたりしながらもぐもぐ食べた。
 
夏に似合いそうな爽やかな香りのワインも美味しかったし、献立の組み合わせも手前味噌ながら良い感じだった今日の夕御飯。

4月27日 水曜日
昨日の"ポテ"がこうなりました
イングリッシュマフィンの生ハムチーズエッグサンド
ヨーグルト(グリコヨーグルト健康)
カフェオレ

今日の朝御飯は、イングリッシュマフィンのトーストサンド。
 
エメンタールチーズを薄く削って半割にしたイングリッシュマフィンに乗せ、数分トースト。並行して目玉焼きを作っておいて、あとは冷蔵庫から出した生ハムを順に積み上げ、サンドした。
 
イングリッシュマフィンを扱うパン屋さんも少なくないけれど、あいにく我が家の近所のパン屋さんいは扱いがなくて(たまーに見かけるけど、いつも買えるわけじゃない)、だから大抵大手メーカー製のを買うことになる。前に日本橋で買ったフォートナムメイソンのだったかなぁ、あそこのイングリッシュマフィンはさすがの美味しさだったなぁ……と思い出しながらかぶりついた。
 
食後に、ミニカップ入りの「グリコヨーグルト健康」を。好きなヨーグルトだけれどここ数年さっぱり見かけなくなっていたところ、震災後に再び棚に並ぶようになって「うわ、久しぶり」と買ってきたもの。

チーズ(テテ・ド・モア)
茹でもやしのにんにくドレッシングがけ
まぐろぶつとたこぶつ
クリームシチュー 昨夜の"ポテ"ベース
羽釜御飯
ビール(Corona)

今日の夕御飯は、「連休を前に、ヤバめのものを食べちゃいましょう」がテーマ。
 
昨夜の残りの「ポテ」は、そのまま出しても芸がないなと、味を変えることに。トマト缶入れてしまうかいっそカレーにしちゃうかと考えて、結局クリームシチュー仕立てにすることにした。温めて、野菜や肉(鶏もも肉)を足して、市販のホワイトシチューのルウを溶くだけ。キャベツを食べてしまいたいところだったので、キャベツもたっぷり追加した。
 
「でー……このシチューと、もやしとまぐろの調和がとれないわけですが……」
どうしようかな、と、これも食べてしまいたいと台所に並べたまぐろのぶつとたこぶつ、そしてもやしの袋を前に「これを使って洋風のおかず……?」と考える。
 
まぐろはポキにするとか、たこはまたマリネにするとか……と考えたのだけれど、どーしても「もやしを洋風に調理する」というミッションはクリアできそうになく、「もういいや、普通に出しちゃおう」と。
まぐろとたこは刺身で、もやしは茹でて揚げにんにく散らしてドレッシングかけて、で食卓に並べた。
 
御飯も炊いたら、「なんかシチューだけ浮いてしまっておりますが」という感じになってしまった今日の夕御飯。
ライムも残っていたのでビールはCorona、ビールもあるしとチーズも出して、いよいよ残り少なくなってきたテテ・ド・モアをシャーコシャーコと削りながら数切れいただいた。
 
明日は昼から夜までお出かけだしねと、生鮮品をあれこれ消費できたのが何よりだった夕御飯。

4月28日 木曜日
玉緒さん開催の「お家ダイニング」にて、今日はカレー♪
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フランスパンのトースト
クリームシチュー 昨夜の"ポテ"ベース
カフェオレ
苺 with 練乳

今日の朝御飯は、「ポテ」を加工したシチューの残りと、トーストしたフランスパンで。
 
ポーチドエッグでも落とそうかと思いつつ、「それはやりすぎ……?」と、そのまま肉やじゃがいもをよそって出した。食後の苺は潰さず食べる前提でそのまま出して、練乳をちらっと添える。
 
今日はおでかけ。だんなも夜は飲み会の予定ということで、
「あら、私も昼都心に行くんだよ」
「じゃあ夜合流する?虎居酒屋なんだけど……」
「それはお断りだ……」
 
じゃあ息子、どうしよう、東京出てきて母ちゃんと夕御飯食べる?それとも父ちゃんの虎居酒屋に一緒に行く?と息子と相談してみたら、「じゃあ、虎居酒屋の方がいい」とのこと。そんな会話が数日前に行われ、そして私は「息子も夫もいない夜」が訪れることになった。昼間に会う予定だった友人たちに
「夜もヒマになりましたー!」
と宣言して、じゃあ一緒に夕御飯食べようよと、なんだか賑やかな一日になりそうな事に。

玉緒さんの「お家ダイニング」にて
 グリーンポテトサラダ
 ライタ
 グリル野菜
 挽き肉とひよこ豆のカレー
 ベジタブルプラオ
 ハーブティー
 
 苺ソースのワッフル
 ダージリンティー

お昼をいただきに伺ったのは、田中玉緒さんのお料理スタジオ。
 
玉緒さんのスタジオでは3月下旬から「お家ダイニング」が開催されるようになり、日時限定でランチやディナーをいただけるようになった。お昼は一品料理(インドカレーやパスタなど)にサラダとミニドルチェ、ドリンクがついて1500円ほどとのこと。
 
併せて現在、ゆるゆるとスタジオ内でガレージセールをしてらっしゃるということで、その目当てもあって友人たちと伺う算段をした。ちょうどサイトで美味しそうなワッフルの写真も目にしてしまい、
「デザートはワッフルでお願いします!追加料金で食後にワッフルを!」
とお願いし、デザートはがっつりワッフルということで。
 
すっかりお腹を空かせて臨んだ、今日のお昼御飯の献立はキーマカレー。
 
スパイスが効いているけれど優しい味のカレーはひよこ豆入りで、ターメリック色の御飯にはグリンピースなどがコロコロと入っている。
 
本当は上に飾る予定だったんですけど、今日は御飯もカラフルで乗せるとうるさくなっちゃうから別添にしますね、と、パプリカやズッキーニ、茄子などのグリル野菜も添えていただいた。
 
小皿には、アスパガラスなども入った綺麗な春色の「グリーンポテトサラダ」と、軽い酸味の「ライタ」(きゅうりとヨーグルトのサラダ、みたいなの)も。ライタは口直しにそのままいただいても良い味で、カレーにささっと混ぜながらいただくのも良い感じだった。
 
レストランに食事しに行くような「思いっきりのお客さん気分」ともちょっと違う、かといって友人とお総菜持ち寄ったりして「お皿はめんどくさいし紙皿でいいよね〜?」なんて雰囲気で賑やかに食事するのともまた違う、暖かい距離感の「おもてなしされている感じ」がとても気持ちいい。
 
季節と雰囲気にあったテーブルセッティングと、料理にきちんと合わせた食器。都心の良い場所で交通量も少なくはないのに緑の多い土地の良さもあって、柔らかい光が入る明るいダイニングはいつもとても居心地がいいなと思う。いつもの事だけれど、甘えてしまってついつい長居。
 
玉緒さんの「お家ダイニング」で。ワッフル!ワッフル! で、食後にワッフル!ワッフル!
 
電気式の、コンセント繋げば勝手に焼いてくれるものではなく、直火敷きのワッフルトースターで焼くワッフル。
 
ふわんとしていて中はもっちり。ホイップクリームと粉糖と、フレッシュな苺たっぷりの苺のソースとメープルシロップが添えられてきた。
 
時間の都合でワッフルから参加の友人もめでたく合流できて、久しぶりに会う4人で玉緒さんのスイーツをおおいに堪能、おしゃべりも盛り上がった。
 
ワッフルもインドカレーも、くどく作ろうと思えばいくらでもくどくなる(というか、巷のレシピはだいたいがデフォルトでくどい味になるようにできている……)ものだけど、どれもこれもちゃんと「玉緒さんの味」なのが面白いし、素晴らしい。
「薄い」とか「淡い」とかでなくちゃんと塩気も効いた、バランスのとれた「優しい」味がするのだった。
 
そして食後は楽しいガレージセールの時間。
お値打ちの食器や花器はどれもセンスが良いもので全部欲しくなってしまったけれど、我が家の食器棚自体もガレージセール開いた方が良いんじゃなかろうかというぎゅうぎゅうっぷりだという現実がある。
 
さんざん悩んで、アジアンな雰囲気のベージュの角皿のセットをいただくことにした。たくさんあるから必要ならどうぞ、と、これまた安価に譲っていただいたシフォン型もエコバッグに詰めて、結局けっこうな大荷物になってしまった私。
 
で、この「お家ダイニング」、料理教室の生徒さんや友人知人だけが対象ではなく初めての方も歓迎です♪と玉緒さんに確認いただいたので、ご興味があればこれを御覧の皆様も、ぜひ。玉緒さんのキュートなトークも楽しめます(とか言うと「そういう事は言わないでいいです」とか言われそうだけど)。

表参道ヒルズ 「SALVATORE CUOMO」にて
 手切り骨付き生ハムの盛り合わせ(R) \1800
 産直野菜のバーニャカウダ \1200
 ロメインレタスと半熟卵のシーザーサラダ(R) \900
 ピッツァ(受賞ピッツァ“D.O.C”)(R) \2200
 ピッツァ(ポルチーニ茸と旬のきのこ達のピッツァ)(R) \2000
 炎のパルミジャーノリゾット \1280
 牛肉の香草ガーリックバターステーキ“ BAR 風” \1800
 牛肉のグリル“ タリアータ” パルミジャーノとルッコラのサラダ添え \2000
 イタリア親父のモツ煮込み \1000
 チーズケーキとかティラミスとか
 飲み物いろいろー
あれこれ食べました〜

六本木でカラオケなどして時間をつぶした後、夜にと大人4人子供1人で向かったのは表参道ヒルズ内の「SALVATORE CUOMO」。
 
小学生のお嬢さん連れということもあるし、おしゃべりして賑やかに食べたい気分だったからコース仕立てでいただくお店に行きたい感じでもなく、あまり「飲み」がメインな店でも良くないかな……と、選んでみたクオモ。地域によってはこのお店の宅配ピザもあったりするから「なにも表参道まで行ってクオモでなくとも」という気がしなくもないのだけど、でも今日のメンバーの地元には(私含めて)クオモがない人が多いこともあって、ここにしよう!と。
 
クオモと言えばお昼のランチブッフェが有名で、数年前あちこちにお店が増えていた時期は店頭も行列、店内も焼きたてピッツァを巡ってブッフェ台前に行列、なんて風景が普通だったらしい。気になりつつも未だに伺う機会がないけれど、最近は少しは混雑も落ち着いてきたと聞いた。今日、平日の夜の店内は、お店を出る9時近くで7割程度の込み具合といったところ。
 
表参道ヒルズ「サルヴァトーレ・クオモ」にて。生ハムとシーザーサラダ♪ 前菜にと、生ハムの盛り合わせとシーザーサラダをもらい、あとはみんな大好きバーニャカウダも。
 
「でも、肉!肉が食べたいよねぇ」
「鶏とか……あ、牛もあるよ、ガーリックステーキとタリアータ」
 
5人だと1皿とっても1人1口とかになっちゃうし、牛肉料理2つ注文しちゃう?と盛り上がり、前菜もピッツァも肉料理も、大変によく食べた。
 
こんもり盛られた生ハムも、ソースたっぷりのバーニャカウダも悪くないけれど、総じてお値段はちょっとお高めかなー、という印象。1200円のバーニャカウダだったら、野菜は1.5倍量くらい欲しいような感じだ。
 
表参道ヒルズ「サルヴァトーレ・クオモ」にて、これはきのこのピッツァ 日替わりのピッツァも魅惑的だったのだけれど、「これ良いね」と話していた日替わりのほうれん草ピッツァがあいにく売り切れとのこと。
 
「受賞ピッツァ」という名前の、チェリートマトを使ったマルゲリータと、あとはトマトソースではないものをと、きのこのピッツァを頼んでみた。
  手作りピッツァを作る時にも思うけれど、トマトソースを使わないピッツァは、これがなかなか美味しくて、何枚か続けて食べる時には、半分くらいはトマト抜きのが食べたくなる。このきのこピッツァを食べる頃にはそこそこお腹一杯になりつつあったのだけれど、でもすっかり綺麗にいただいた。
 
シメにデザート要らな〜いという人と、まだ食べる気満々の人(←私だ)に別れて、私は結局ティラミスをもりもり食べてしまってみたり。
 
今日は、「翌日は予定があるし」という人も多くて、「早めの夕飯をさらっと食べておしまいにしましょう」くらいの感じだったのに、結局賑やかに2時間半ばかりもおしゃべりしながら飲み食いしていた事になる。途中、腹筋壊れるかと思うくらい笑わせてもらっちゃって、いや、たいそう楽しかったです。
 
ピッツェリアとしては「普通に美味しい」という感じのお店だったけど、でもこれが宅配でやってくるならかなり嬉しいかも。いいなーそんなエリアに住みたいなーと、友人たちと別れて千葉に帰る総武線のターミナル駅、新橋に向かって移動しながら「今から帰るよー」とだんなと息子にメールを入れたら、彼らもまさに新橋に向かっているところとのこと。首尾良く同じ便の車内で落ち合うことができて、家族揃って帰宅した。

4月29日 金曜日
大トロのー炙りー♪
生ハムとクリームチーズのベーグルサンド
カフェオレ

昨日は都心に出て、「帰り美味しいパンでも買って帰ろう」と思いつつ、結局何も買わずに午後9時過ぎ。
 
あらまぁ大変、と、表参道駅構内のEchikaを歩いていたところでBAGEL&BAGELみつけたので、そこでベーグル3つ買って帰ってきた。私とだんなの分はオニオンロースト、息子の分はプレーンベーグル。
 
それを2つに割ってトーストして、チーズケーキ作った残りのクリームチーズと、ピッツァ焼いた時の残りの生ハム出して、それらをこてこて挟んでかぶりついた。
 
今日から巷はゴールデンウィーク。我が家はカレンダー通りのお休みで大きな旅行の計画もないけれど、のんびり楽しく過ごす予定。

「銚子丸」にて
 鶏の唐揚げ
 がんばろう3カン
 絆3カン
 エンガワ炙り握り
 マグロ中落ち軍艦
 卵サラダ軍艦
 キンメ握り
 なめろう軍艦
 大トロ握り(昆布塩)
 大トロ握り(炙り)
 生ビール
などなど。

そういえば息子の夏用制服を申込にいかなければいけなかったのでした……と、遅めの昼御飯食べに行きがてら、千葉にお出かけ。
 
無性にお寿司が食べたくなって、今日は祝日で「あら汁無料サービス」はないものの、でも行きたい〜「銚子丸」行きたい〜……と、いつものお店に向かうことにした。現在、「がんばろう日本」キャンペーンということで、お得な盛りの3カンセットをあれこれ提供中とのこと。確かにお得な感じだし、1カンずつ盛られてくるから色々食べられて嬉しいし、で、席につくなり「がんばろう3カンと、絆3カンくださーい」と注文した。
 
「がんばろう3カン」は、軍艦3つでウニとスジコとカニミソ。「絆3カン」はまぐろ尽くしで、まぐろ中とろ、とろびんちょう、ねぎとろの3カン。
遅めの昼御飯なのに店頭には10人ばかりが常に行列を作っている混雑ぶりで、それもあってか目の前のレーンにはいつになく充実した内容のお寿司が回りまくっていた。メニューにはない謎な3カン盛り(づけまぐろ、炙りサーモン、ホタテの握り)もあって、だんなはそれも貰ってみたり。
 
回転寿司ならではな感じでうっかり鶏の唐揚げも取ってしまいつつ、ウニを少量乗せて軽く炙った平目のエンガワの握りなんかももらってしまいつつ。あとは初めてみた「卵軍艦」(玉子焼きではなく、ゆで卵のマヨ和えがトッピングされている)を息子と1カンずつ分け合って、シメは大トロ。
 
銚子丸は回転寿司だけどカウンター内に板前さんが山ほどいるので、その気になれば「回ってるのを1つも取らずに全部その場で握って出してもらう」こともできるし、お刺身で出してもらうこともできる。あとはリクエストで「炙り」「鯛醤油」「昆布塩」で握ってもらうことも可能。
 
大トロの炙り、食べてみたくない?昆布塩も気になっていたよね、とだんなとごにょごにょ話し合い、
「大トロを、昆布塩で1枚、炙りで1枚握ってくださーい」
とお願いしてみた。
 
香りの良い塩でいただく大トロもたいそう美味しかったし、なんといっても贅沢な感じだったのが「大トロの炙り」。もみじおろしと葱と鰹だしのジュレ乗せられて、あらまぁうっとり〜な事になっていた。
 
制服の手続きして、あれこれ用事を済ませて帰るともう夕方になりつつあった。遅めのお昼御飯をがっつり食べちゃったから、あんまりお腹も空かない感じ。あ、でもコンビニで新発売のガリガリ君は買って帰ってきた。

きゅうりとレタスのサラダ
たらこのスパゲティ
ビール(Corona)
アイス(ガリガリ君 レモンスカッシュ)

夕飯は軽めで良いねぇ、ささっとスパゲティ茹でて食べる感じで良いかな、と、夕飯は息子の約束もあってたらこスパ。
 
先にお風呂済ませてしまおう、と家族順番にお風呂を済ませ、最後に私が出てきてみるとだんなが呆れるほどの量のパスタを茹で始めていて苦笑いしてしまった。「軽く」じゃなかったんかい、君の「軽く」は「献立の内容が軽い」だけで、分量には反映しなかったんかい。
 
私はそんなに食べられないよ、息子とだんなで食べるが良い……と、各自のお皿でバターとたらことパスタを和えたところで、私の分は男共に幾分か引き受けてもらい、それでも多分私の取り分は110gほどという感じ。だんなの皿と息子の皿は、まぁ大変な感じに大盛りだった。
 
せめてもと、きゅうりとレタスのサラダを添えて、それをぽりぽりつまみながらピンク色のパスタを食べる。
 
で、食後にガリガリ君レモンスカッシュを。
昨夏発売された梨味のガリガリ君があんまり美味しかったもので(でももう一度買おうと思っていたらあっという間に市場から消え去ってしまっていたもので)、以来赤城乳業の新商品情報ページをチェックしては、「とりあえず新発売のは食べておこう」と地味な活動を続けている。どれだけガリガリ君好きなの私……という感じだけれど……うん、好きなんだなー。
 
日中はかなり暖かいここ最近だけれど、夜はやっぱり肌寒くて、酸味のあるシュワシュワした口当たりのレモン味のガリガリ君はまだ時期尚早という感じもしなくはなかったけど、これもなかなか美味しかった(でもこないだのいちごサワーの方が好みではあったなー)。
 
で、ガリガリ君ではないけれど、5月には「不二家ミルキーコーン」が出るそうで。ああ危険、それもきっと買ってしまいそう。

4月30日 土曜日
銀座で夕御飯、いわて牛のロティが美味でした♪
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「Johan」の
 ツナコーンパン
 チョコブレッド
カフェオレ

連休2日目、昨日買ってきた「Johan」のパンが今日の朝御飯。
 
「三越ならアレだよねーチョコブレッドだよねー」
と、三越に寄る用事を片づけた後、忘れていない息子が呟いた。そうねチョコブレッドだよねーと、ここなら行列せずとも普通に買えるチョコブレッドをお買いあげ。甘いものだけというのもねと、しょっぱい系のパンも買ってきた。
 
「ツナコーン」というパンは、パッと見全然コーンが見えなくて、丸いテーブルロールのてっぺんをへこませてツナマヨを乗せた風なもの。コーンは埋もれているのかな?と、温めたそれにかぶりついたら、テーブルロールと思ったそのパンはあの美味しいコーンパンを使っているものなのであるらしかった。生地からぼろぼろ出てくるコーンの美味しさに御満悦。
 
Johanのパン、お値段はなかなか良かったりするけれど生地からしてやっぱりなんだか美味しくて、
「やっぱりジョアン、美味しいよね」
「なんでか美味しいよね」
と話しながらもぐもぐ。

「ミスタードーナツ」にて
 ふんわリングバターミルク
 アイスカフェオレ

今日は夕飯を都心でいただく予定。他に大きな予定もなく、
「どうせ都心行くなら、あそことここでお買い物しよう」
「でも、昼から出ていっても時間もてあますことになりそうだし」
と、家でのんびりしているうちに午後1時過ぎ。
 
お腹も空いたけれど、ここでがっつり食べてしまっては早めの時間に予約している夕飯に差し支えてしまいそうだし、と、出がけに駅前のミスドでドーナツ1個食べて向かうことにした。
 
私が選んだのは、初めて食べる「ふんわリング バターミルク」。ポンデリングに似て非なる感じの見た目で、細かいシュガーパウダー状の粉がまぶされているあたり、私の大好きな「きなこボール」を彷彿とさせる。
 
これが、めっちゃ良い感じにバターとミルクの香りが漂うふわふわもちもちのドーナツで、食感も味もたいそう好きな感じだった。ミスドにこんな美味しいメニューがあったとは!と感動しながら、んで内心「もう1個食べたいけど我慢我慢」と思いながら、大事に食べた。

銀座 「Wine Bar & Dining 地球星」にて
 A5いわて牛&フォアグラの極上コース \8700→クーポンで\3980
     スパークリングワイン
     ホタテ貝のカルパッチョ・瞬間スモーク仕立て
     ペリゴール産フォアグラのソテー
     天豆のポタージュスープ
     自家製パン
     サワラのムニエル
     いわて牛・ランプのロティ
     本日のデザートの盛り合わせ
     紅茶
 白ワインカラフェ
 赤ワインカラフェ

で、午後ゆるりと新橋に向かい、いつものアンテナショップでさぬきうどんを買い、同じ店で愛媛のヨーグルトも買い、「肉のハナマサ」でうっかり肉やパスタも買ってしまい、初手から大荷物。
 
息子が「楽器見に行きたい」とリクエストして、ヤマハや山野楽器も見て回った。中学に入学し、この1ヶ月体験期間ということであれこれ部活動を試して回っていた息子、どうやら吹奏楽部に入ることにしたらしい。最初は「バスケやってみようかなぁ」などと言っていたのだけれど、初めて触ったトロンボーンがたいそう楽しかったのだそうだ。
 
……で、金管楽器のコーナーを見てきたのだけれど(学校からは「買え」とは言われてはいないのだけど、まぁどんな種類があるのかなどんな感じなのかな、と)、さすが天下のヤマハ、びっくりするようなお値段のトランペットやトロンボーンがずらりと並んでいた。私が触って育ったピアノの価格を考えてみれば「そうよね、楽器の値段ってそういうものよね」とそれは納得のお値段でもあり……ともあれ学校から「楽器は基本、自費購入でお願いします」と言われないことを祈りたい。
 
息子はガラスのケースに貼り付く勢いで「カッコイー、これ欲しい〜」と涎を垂らしていたけれど、まぁまず「音を出す」のところから、がんばるといいよ。長く続ける覚悟が出来たら、それはその時考えよう。
 
明日のパンを買い、そうしてしばらく町をうろついてから夕食にと向かったのは銀座7丁目の裏通りのビル内にある「Wine Bar & Dining 地球星」というお店。周囲は飲み屋の看板がずらりと並ぶいかにもな立地で、「一見で訪れるにはめちゃめちゃ勇気が要るエリア」の一角にあった。
 
共同購入クーポンサイト「王子の食卓」で販売されたのが「A5いわて牛&フォアグラの極上コース8,700円が54%OFFの【3,980円】」という内容のこのお店のディナーチケットで、これがなかなか魅惑的だなと思って購入したのが数か月前。時期柄、春休みで都心に出ることも多かろうし息子の小学校卒業or中学校入学祝いにもなるかしらと思ったのだけど、震災のバタバタで伺うのがこの時期にずれこんでしまったのだった。
 
壁もソファも白色が基調の、シンプルかつシックな内装。背の高いソファで囲まれた席は半個室のような雰囲気でくつろげて、ゆったり気分で食事を楽しめた。入店して左に行けばカウンターバーがあり、こちらではお酒をメインにいただけそうな感じ。今日食事をいただいたダイニングでは、基本コース料理での提供が中心で、「お酒を飲みながら料理を取り分けて」という感じではない雰囲気だ。
 
クーポン購入時に「ワインをメーカー小売価格にて御提供しています」という案内文章も目にしていたので、もちろんワインをいただく気満々で、料理の説明をいただきながらワインの算段もお店の方と相談する。
 
クーポンの内容は、全7品のフルコース(7000円相当)にテーブルチャージ500円、スパークリングワインなどの食前酒1200円の計8700円が3980円とのこと。私とだんなは最初の1杯スパークリングワインをいただき、息子にはソフトドリンクを出してもらった。
 
全体的にすごくちゃんと美味しかったし、お酒もお手頃価格で楽しめたし、居心地も良かったし、「あぁ来て良かったな、楽しかったし美味しかった!」と大満足だった夕御飯だった。
 
スパークリングワインを傍らにいただいた、最初の料理は「ホタテ貝のカルパッチョ・瞬間スモーク仕立て」。
茗荷や穂紫蘇が添えられたちょっと和風なお皿で、添えられた緑のソースも青海苔ベースとのこと。ほんのりと軽く香るスモーク臭が良い感じだ。
 
次はフォアグラですねぇ……と、イタリアのceretto社の「MONSORDO」という赤ワインをカラフェでいただくことにして、どっしりと良い感じに重みのある、ボトルが印象的(瓶そのものに点字のように「MONSORDO」のロゴが刻印されている)なワインをちびちびと。
 
銀座「地球星」にて。フォアグラのソテーが甘くて美味しかった♪ こんなお値打ちのコースだと、フォアグラあたりは「なんちゃってフォアグラ」みたいながっかりなものが出てくるかも……などと、ちょっとばかり不安だったりしたのだけれど、やってきたのは分厚くカットされたかなり食べ応えのあるもの。
 
添えられているのはシンプルにバルサミコ酢のソースと甘いリンゴのソテーが数切れ。ふっくらしたフォアグラはひたすら甘くて美味しかった。
 
続いて、チリの白ワイン(シャルドネ、だった)をいただきながら、空豆のポタージュスープ。オリーブ油が軽くたらされファルファッレが1個飾りに浮いていた。全体的に料理はイタリアン寄りのフレンチ、という感じがする。
 
アツアツのパンはミニ型で焼かれた「お一人様サイズの食パン」といった感じのもので、ふわんふわんで香ばしくて良い感じ。息子が一気に平らげてお代わりをもらっていたくらい。
 
銀座「地球星」にて、サワラのムニエル。野菜が綺麗に飾られていました。 脂の乗ったサワラのムニエルには、パプリカ、ズッキーニ、椎茸と、カラフルに野菜がぐるりと飾られて。
 
全体的に淡めの味で、そこにタプナード(黒オリーブとアンチョビがベースの塩気のあるペースト)を添えながらいただくようになっていた。キリッと辛くて豊かな香りのある白ワインもよく似合っていて、美味しいねぇとワインも進む。
 
ワインの相談に乗ってくれていたお店の方は、おそらくはソムリエさんだったのだろうけれども、髭に長髪後ろ縛りのその出で立ちが「もやしもん」の美里先輩に似ていて(つまるところ、モデルになった「笑い飯」の西田さんにも似ていて)、内心ワクワクしてしまっていたダメな私……。
 
「こちらのワインは大変コストパフォーマンスもよく……」
と丁寧に説明をしてくれつつ、実に鮮やかな手つきでワインの栓を開け流れるような手つきで水色を確認しつつあるその方に
「うんそうだね!美里研究員!」
と内心呟いていたことは更に秘密だ。
 
そして、フォアグラの時に出していただいた赤ワインに再び戻って、メインディッシュのいわて牛。赤ワインベースのソースを添えたロゼ色のお肉の後ろにはえんどう豆に蕪、茄子、ブロッコリーなどの野菜も添えられていた。適度にサシの入った柔らかな赤身の肉で、これまたしっかり美味しかった。
 
息子にとっては苦手な食材もあるだろうし、そうしたらお手伝いしましょう……なんて身構えつつ狙っていたというのに、息子も綺麗に完食していた。
 
デザートは、苺やキウイのフルーツ、ベリーのソースを添えた、マンゴージェラートとチーズケーキの盛り合わせ。食後の紅茶をいただく頃には、店内のお客さんも続々増えてきて壁際の席は全て埋まっているような状況になっていた。
 
お店を出ると、すっかり「夜の銀座」の雰囲気。ビルの壁に沿ってずらりと縦に並ぶバーや飲み屋の看板が輝いているけれど、不況と震災の打撃でどこのお店もとても厳しいと聞いた。
 
土曜の夜、ビルの明かりこそあるけれど、道行く人はとてもまばらで、ぷらぷら歩いて
「あ、ペットショップ発見〜」
と、ペットショップで留守番猫たちにと猫じゃらし買ってみたり、
「酒屋発見〜」
と酒屋覗いて安売りになっていたライムを買ってみたり、数百円のお買い物を楽しみながら新橋に歩き、のんびり帰宅。