食欲魔人日記 09年11月 第1週
11月1日 日曜日
このお肉に火が通ったら食べ頃ですよー、と。
「marond」の
 チーズパン
 ラムレーズンパン
カフェオレ

千葉界隈に展開するローカルパン屋さん「marond」で、昨日朝御パンを買ってきた。
 
駅前には大手チェーンのサンジェルマンとアンデルセンを擁しながらも、このマロンドというお店も負けずにいつもけっこう混雑している。やや素朴な外見の菓子パンお総菜パンはどれも大手チェーンのものに比べると若干お手頃価格で、コロッケやメンチカツはじめ、カレーパンやドーナツなどの揚げ物系がちゃんと美味しいのが嬉しいところ。
 
特に息子は「まるごとリンゴ」という、その名のとおり丸ごとのリンゴ(シロップ煮にして、くりぬいた芯の部分にカスタードクリームを詰めてある)をパイ生地で包んだものがお気に入り。私の母もこれが好きで、こちらに遊びに来ると「このリンゴのパンとマロンデニッシュが好きなのよ〜」と、滞在中に何度かは買って食べていたりする。
 
私は、昨日のお買い物の段階ではあまり揚げ物という気分でもなかったこともあって、ソフトフランスパン生地にチーズを詰めたチーズパンと、ラム酒風味のレーズンをクリームと共にコッペパンに挟んだラムレーズンパンを選んでみた。
 
レーズンというのは、菓子や料理においてけっこうな嫌われものだったりして、「酢豚のパイナップルはぎりぎり許せても、ドライカレーのレーズンだけは許せない存在だ」と主張する友人がけっこういる。「ただでさえ酢豚のパイナップルも許せないのに、ドライカレーのレーズンだなんて更に論外だ!」という友人もいた。あと、「マルセイバターサンドの、レーズン抜きのがあったら最高なのに」と言っている人も知っている。それはもうマルセイバターサンドじゃないだろう、と笑ってしまったのだけれど、あの「葡萄」とは似ても似つかないシオシオした食感と舌に残る甘い味がいかんのか、私の知る限り、レーズンはけっこう嫌われものだ。
 
で、私はというと、ワインのおつまみとかで食べる「干し葡萄」は好きなのだけれど、ラム酒の風味こってりのフルーツケーキなどになってしまうとちょっと苦手。
 
「ラムレーズン味のアイスクリーム」は好きだしレーズンサンドも大好物だけれど、その食べ物全体に対するレーズン量の匙加減によっては苦手になってしまったりする。
 
このラムレーズンパンのレーズンは、一見美味しそうだったのだけれど、よくよく見たらちょっとぎょっとするほどたっぷりだった。あまりにたっぷりだったので、レーズンは別途手でつまんでぽいぽい食べつつ、パンはパンで好みの量のほどよい分量のレーズンを添えながらパンの切り込みに塗られたクリームと共に堪能、という風に。……こう、レーズンがあまりに粒粒粒粒していると、外見的にちょっと苦手なのだなぁ……。
 
それでも、ほどよくラム酒が染みたレーズンは美味しかったし、バターベースのクリームも良い感じ。チーズが多めにトッピングされたパンも程良い感じで、幸せな朝御飯だった。

冷凍ミートソースパスタ
アイスカフェオレ

午後はお友達と約束しているからモンハンやるんだよ、と、午前中早めのうちにお買い物に。夕飯用のあれこれを買い込み、お昼御飯はどうしようとだんなと相談しつつ、
「もう、お皿も汚さなくても良いような食べ物にしちゃえ」
と、購入したことのない冷凍パスタを試してみることにした。
 
既に紙製のトレイの上にパスタとソースが盛りつけられていて、その皿ごと電子レンジでチンすれば食べられるというカルボナーラやミートソース。「スパ王」などのお湯を入れるタイプのインスタントスパゲティは知っていたけれど、そしてお弁当用の冷凍のミニナポリタンなどの存在も知ってはいたけれど、1人前の分量のミートソースなんかもあったのね……なんだかすごいわ。
 
じゃあ私はこれだ、俺はこれだ、息子の分はカルボナーラで良いかしら、と、それぞれ適当な品を手に取って、私の分は大手メーカー製(多分ハウスとか、そのあたりの)茄子入りミートソーススパゲティ。私が選んだものはトレイつきではなくて、袋入りの麺を別途手持ちの皿に盛りつける必要のあるものだった。
 
5分ばかりチンして解凍すればあら1皿分のスパゲティができあが!という至極お手軽なもので、麺もソースも相当にお手軽な味。でも、この甘ったるいケチャップみたいな安っぽいミートソースの味というのも私は嫌いではなくて、「安っぽーい!でも美味しーい!」となかなか楽しくいただけたのだけれど、息子にとっては歓迎すべからざる食べ物だったらしい。
 
「ここ、固まってるし、なんかしょっぱいし……」
と、「コンビニで売ってるスパゲティって"非常食"だよね」と言い切る息子はどうにも腑に落ちない顔をしながらカルボナーラスパゲティを食べていて、「やっぱり家でちゃんと作った方が美味しいよね」とものすごく正しい事を言っていた。
 
うん、それはそうなんだけどー……そういうのがちょっと食べたかった気分だったのよ父ちゃんも母ちゃんも。
 
午後は友人と示し合わせてモンハンしつつ、合間でちょこちょこマフィア育て。
 
マフィアゲーム(←私"Seria"がファミリーになってゲームを始められるリンクです)の方は、敵対密輸組織をあれこれしたり、非協力的な証人をあれこれしたり、政治的要人をあれこれしたりという、スリ強盗住居侵入的な悪事と一転して、よりマフィアっぽい悪事に手を染められるようになってきた。
 
しかし「そのミッションをクリアするには機関銃が2、短機関銃が5、強化セダンが3必要です」などという風に必要条件も増してきて、「うわー機関銃足りないよ困っちゃうな、機関銃お高いんだよねぇ」と電卓片手に金策に苦労するマフィア。
 
「困ったなー、もっと真面目に酒場経営しないと収支が成り立たないんだよねー」
って、やってることは家計簿つけることと似たような事だったりして、逃走用車両とか必要ないでしょ全部セダンでいいよセダンで(←セダンの方がお安い……)、と、やってることは普通に"お母さん"。もっとこう、ゴッドファーザーのテーマ曲を背負いながら「敵対組織?皆殺しにして構わん」と指示を出せるような、そんなマフィアになりたい。ちまちま営利誘拐とかでなく。防具一個買うのに「あらヤダー」とか言うのでなく。

今シーズン初!豚味噌鍋
ビール(サッポロ黒ラベル)
日本酒(千葉 不動 山廃純米吟醸 無濾過生原酒 吊るし搾りしずく酒)

で、午後ずっと、夫マフィアは冬ならではの豚味噌鍋用の練り味噌の仕込みをしていたのだった。
 
数日前に、
「石川県の酒屋さんで、菊姫大吟醸の酒粕(これ)売ってたよ!」
と、だんながいそいそと通販の申込みを済ませていて、同時に仙台味噌だ練り胡麻だと、他に諸々の品の手配もしていた。
 
酒粕も味噌も練り胡麻も、我が家なりにおとっときの材料を揃えて、そして午後いっぱい、家の中にこれでもかと酒粕や味噌の香ばしい匂いをふりまきながらとろとろ煮込んでいた。なんでも40人前(!)の味噌を2回に分けて練り上げたのだそうで、これなら今シーズンずっと、味噌を練らずに豚味噌鍋が堪能できるかしらん。ていうか、どれだけ食べる気なんだろう。
 
で、夜はさっそく!とばかりに、できたてのお味噌で豚味噌鍋。具はいつもの通りに白菜と長ねぎ、しゃぶしゃぶ用の豚バラ肉。他にも根菜やきのこも似合う(でも春菊や芹は入れない方が良いかも、水菜はともかく)けれど、基本形でということで、とにかく白菜と長ねぎ、そして豚肉。
 
真夏に「そういえば最近、豚味噌鍋やらないねー」なんて言い出す息子なのでかなりな大歓迎ぶりを見せて、「そんなにお肉ばかり持っていくのはやめなさーい!」と言われるほどに器に大量にあれこれよそって、白菜もしっかり食べていた。うどんは1玉を1人で平らげて、至極満足げ。
 
何味かと言われたらもちろん味噌味なのだけれど、酒粕や練り胡麻や醤油や生姜やにんにくも入る複雑な味なので、今シーズン初の豚味噌鍋も飽きることなくとても美味しく平らげた。お供に、昨冬に買った「不動」という千葉のお酒の無濾過生原酒を。
 
「やっぱり豚味噌鍋は日本酒だよね〜」
「うん、焼酎はちょっと違う感じだよね」
「で、でも扁炉は、むしろ日本酒って感じじゃないよね〜……いっそマッコリとか」
「ピンガとかも合うかもしれない」
「そうそうそうそう」
酔っぱらいながらそんな話をしていたら、結局4合瓶がぺろりと空になってしまって驚きだ。

11月2日 月曜日
肌寒さに思わずラーメン
イングリッシュマフィンのチーズ卵サンド
カフェオレ

「イングリッシュマフィン買っていく?」
「いいねいいね、俺イングリッシュマフィン好きなんだ」
「うん、私も好きだから〜」
と、のんびり話しながら、昨日スーパーで買ってきた朝御飯用のイングリッシュマフィン。半割にしてチーズ乗せてオーブンに放り込み、牛乳を混ぜて焼いたふわふわのスクランブルエッグを用意してそれを挟んだ。
 
天気予報どおりに、昨日と比べてぐっと冷え込んでいる今朝。なんでも予想最高気温は昨日から10度以上も下がるらしい。
コーヒーも温かいのを淹れて、温かい飲み物と温かい食べ物でなんとなくホッとした気持ちになる朝御飯。
 
昨日うっかり八百屋で1パック140円の卵を見つけて「おお!けっこう安い!」と買った後に、スーパーで100円くらいの卵の特売と出会ってしまって
「しまったー!……かくなるうえは、せめて平均価格を下げないと……」
と、ここでも1パック買ってしまい、冷蔵庫は卵だらけだったりする。卵をたくさん使う料理って……プリン???

蕪と蕪の葉の塩揉み
醤油ラーメン
 (茹で小松菜・塩豚・半熟卵・刻み葱)
麦茶

結局一日肌寒いまま、マフィアのお世話しつつ仕事の一日。1〜2時間に一度マフィア画面を開くのがけっこう良い気分転換になるものだから、
「このファイルを作ったら、マンション放火に行くわよ!」
「この画像仕上げたら、政府の要人を暗殺するわよ!」
と、変なテンションでがんばってしまった。
 
息子と2人の夕御飯は、明日のお弁当に思いを馳せなくて良いということで(休日だからお弁当作りは要らないのね〜♪)、醤油ラーメン。家でラーメン食べたいなと数週間前に思い立って、インスタント麺を買い置いてあったのだった。
 
そろそろ賞味期限もきてしまうからと、今日届いた小松菜(また小松菜……)をさっと茹でて、半端に余っていた塩豚も茹でてスライスし、卵落として葱散らして。これまた届いた蕪は、葉と実を刻んで塩揉みにして少し昆布茶をふって置いておいたものを箸休めにした。
 
ちなみに、今日届いた野菜は
 里芋6個・蕪1束・カリフラワー1個・トマト2個・小松菜1束・ルッコラ1束・長ねぎ2本
カリフラワーは立派なサイズのものだったし、まだ少し青いトマトもかなり大ぶり。全体的に秋冬っぽい品揃えなのに、春と変わらず相変わらず小松菜よ、お前は毎週ベジタの袋に入ってくるんだねぇ……。

11月3日 火曜日
今日はモツ鍋!写真にモツは見えませんが……
味噌うどん
麦茶

今日は突き抜けるような青空の、素晴らしい良い天気。……そして素晴らしく寒かった。「寒くなるよ」とは数日前から聞いていて、身構えていたのだけれど、それにしても寒い。普通に真冬の朝のようで、こういう空気は年末年始頃に外出して味わう空気な感じがする。
 
で、今朝は、そんな冷たい空気にふさわしい、味噌うどん。豚味噌鍋の残りのスープに冷や御飯(もしくはうどん)を入れて温めれば、幸せな朝御飯になる。昨日の朝はなんとなくパンな気分だったので、今日改めて味噌味ものを堪能することにした。
 
起きてきた息子とだんなに
「味噌うどんですかー?味噌おじやですかー?」
と聞けば、満場一致で「うどん!」とのこと。土鍋を火にかけてうどんを放り込み、その間に刻み葱を用意してうどんに火が通るのを待つ。すっかり煮詰まってい〜い感じに濃くなったスープを吸ったうどんも練り味噌色に染まっていて、これがしみじみ美味しい。刻み万能葱をぶわっとかけて、七味唐辛子を好みでふりつつ、いただいた。
 
うどんは2玉しかなかったので3人で分けて、ほどよく軽めな朝御飯。
うう、それにしても寒い……。

「モスバーガー」の
 Wモスチーズバーガー
 オニポテセット
     (オニポテ・ミネストローネ)

先週末あたりから、「なんか、モスバーガーが恋しい」と言い続けていて、今日のお昼はモスバーガーに。宅配サービスをやっているお店だから、あまりの寒さに電話して届けてもらおうとしたのだけれど、注文殺到でえらく時間がかかってしまうとのことだったので買いに行くことにした。
 
ちょうどスープメニューも揃ったところで、ミネストローネやクラムチャウダーはこの寒さには嬉しい商品。私はミネストローネ、だんなはクラムチャウダーをセットにして、お腹空いちゃったものだからうっかりダブルバーガーを選択。今日もチーズがトローンとした「とびきりハンバーグサンド」を頼もうかなと最初は思っていたはずが、だんなと息子が2人して「モスバーガーにする」「うん、俺もモスバーガー」と、あのミートソース入りのを選んでいたものだから、ついつい引きずられて私もモスバーガー。しかもチーズ入り。しかもダブル。後悔はしていない。
 
なんだかんだで3人分2000円を軽く超えてしまうのだから、ファーストフードとしては特に安いわけではないと思うのだけど、今日もお店は大盛況。持ち帰って食べた久しぶりのダブルバーガーは、充実のボリュームだった。口一杯に「肉!」という食感が感じられてすごく幸せ。厚切りトマトもすごく幸せ。
 
とろみのある具沢山のミネストローネも、「今年もモスバーガーでスープ飲める季節が来たー!」と、感慨がひしひしと沸いてくる。
モスのスープ、種類に関わらずどれも好きなのよ……。

モツ鍋!
    (モツ・豚ロース肉・ニンニク)
     (ニラ・キャベツ・もやし・ちゃんぽん麺)
ビール(サッポロ黒ラベル)
日本酒(愛知 国盛 南吉の里 純米吟醸)

先日、横浜中華街の永楽製麺所でちゃんぽん麺を購入し、
「どうせだったらモツ鍋に入れて食べたいなぁ……」
と思いつつ、冷蔵庫の氷温室に入れておいてあった。
 
いよいよ気温も下がってくるというし、このあたりでモツ鍋をしようじゃないかと画策。近所の肉屋やスーパーでは、モツ鍋にできそうなモツといえば既に火の通った灰色がかったものしか売られておらず、お店で食べるような白くてフワフワプリプリしているものは全然見かけないのだった。
 
かくなるうえは通販しかない!と、色々調べて見比べて、「NEWモツ鍋セット(みそ味)」送料無料で2980円、というのを試してみることにした。味噌味のモツ鍋はまだ試したことがない(いつもお店では塩味を注文しちゃう)けれど、これは美味しそうだな、と。
 
余計な話だけれど、楽天市場のお店の商品ページというのは、どこも絵巻物のような長さで画像は多いわフォント加工のアピール文章が多いわで本当に鬱陶しい。いつも鬱陶しいなぁと思いつつ、競争も盛んだからか手頃な価格の品や送料サービスなどの特典も多くて、結局利用していることが多い。
 
で、あの独特な長々しい各店のページは、楽天側から「更新に更新を重ねたようなガチャガチャしたページの方が、勢いがあって売れるんです!」とセミナーでお勧めされているのだと聞いたことがある。
 
参加した楽天のセミナーでそう言っていたのよ、と教えてくれたその方は、独自ドメインのwebサイトを開設したいのよというお話を持ってきてくれたのだった。最初の打ち合わせの中で、
「楽天市場のお店みたいなね、1ページが長〜い感じに作りたいの。派手な感じに」
開口一番そうおっしゃったから、「うーん……そうですかー……」と困惑しちゃった経緯がある。
 
あれは、楽天のあの世界の中だから通用する感じだと思うんですよねぇ……、などとお話しつつ、結局は1ページが長いなりに上品めな洗練された印象のwebサイトができあがった。それはもう2年くらい前のお話だけど……楽天市場のサイトのあの感じはもう5年以上ずっと変わっていない気がする。まぁ、通販サイトはあんな派手派手な感じで良いものなのかな。
 
ともあれ、届いたモツ鍋セットの中身はこんな感じ。
・国産牛あぶらホルモン200g
・国産豚直腸200g
・豪州産牛小腸200g
・国産牛センマイ100g
・自家製モツ鍋スープ(みそ味)1本
・ニラ2束
・モツ鍋用中華麺2玉
・コラーゲンボール1個
・おろしにんにく、七味唐辛子
 
「ニラ1束」というのが地味に有り難かったけれど、それじゃあ野菜は足りないよねと、スーパーで追加ニラ1束、あとキャベツとモヤシも買ってきた。
今回はスープもついてきていたので、準備は野菜を切ることだけ。7時から「逃走中」を放映するらしいので、居間のちゃぶ台にカセットコンロ持っていってぐつぐつやりながらいただいた。
 
お供に、愛知のお酒、純米吟醸。フルーツのような甘く良い香りがする、スルリと飲めてしまうとても飲みやすいお酒で、一昨日に続いて今日も4合瓶があっさり空に。毎回「あーあ、また4合瓶が空になっちゃった……」と言う(=軽く反省する)のも月並になってきたので、もう「4合瓶はだんなと私で一度の食事で空けちゃうもの」と認識した方が、この先色々わかりやすいのかもしれない。
 
モツ鍋の方は、見かけは赤っぽい辛そうな味噌スープだったのだけれど、辛さはほとんどない、息子でも普通に美味しくいただけるもの。キャベツは3/4玉、ニラは2束、もやしは1袋、やっぱり鍋にすると相当たくさんの野菜をぺろりと平らげることができる。モツは期待通りにプルンプルンの美味しいものだったし、スープもちょっと甘めの食べやすいものだったし、これはいい、これは幸せ、と、幸せな休日の夕御飯だった。
 
シメには、別茹でしておいたちゃんぽん麺をモツ鍋の鍋に入れて軽く煮たもの。粉の味を感じる、シコシコした麺はモツ味の味噌味のスープにも素晴らしく良く似合っていて、「もっと茹でる?茹でたら全部で4人前になっちゃうことになるけど……」などという言葉が出るほどの人気食材だった。結局4玉までは茹でずに2玉で終わらせ、近日中に残りスープでまたちゃんぽん麺を食べましょうということに。

11月4日 水曜日
里芋と豚肉を、こっくりこっくりこっくり味に。
ホットサンド(はむたまちー)
アイスカフェオレ

「朝御飯を買いましょう」と、肌寒い昨日の日中にだんなとスーパーにお買い物に行き、
「……ホットサンドにしない?」
と、とうとう今シーズンもホットサンドが朝食候補に挙がることになった。何しろ昨日は寒かった。今日もけっこう肌寒い。
 
パンにマーガリン塗らないと美味しくならないし、フィリングもマヨネーズ使ったりコンビーフだチーズだと高カロリーなものが多いので、ホットサンドはかなりヘビィな朝食メニュー。それでも焼きたてのサクッとしたあの歯ごたえとアツアツの具は代え難い美味しさで、肌寒い季節には食べたくなってしまうメニューの1つだ。
 
首尾良くパン屋さんで12枚切りのパンを切ってもらってきて、今日のホットサンドはハム&マヨネーズ和えゆで卵&ピザ用チーズという組み合わせ。ハムではなくコンビーフを使った「こんたまちー」は語感が良いけど、「はむたまちー」は語感的には今ひとつだ。……でも美味しいのよ。
 
昨夜もうっかり友人とモンハン3のオンラインに興じてしまい、寝たのは2時過ぎ。4時間ちょっとの睡眠時間では寝不足気味で、だんなのお弁当を作ることができなかった。
 
「なんかね……"お弁当を作るには20以上の健康が必要です"って感じ」
「むしろ"体力"なんじゃない?"お弁当を作るには10の体力が必要です"とか」
「"料理をするにはル・クルーゼ2つとダッチオーブン5つが必要です"とか」
「あるじゃん、作れるじゃん」
「ダッチオーブン足りないよ?"ダッチオーブンが足りません。調理器具屋に強盗することで手に入れる場合があります。"って感じだよ?」
 
相変わらずマフィアゲームMob Strike(←私"seria"がファミリーになってゲームを始められるリンクです)に夢中な私たちは、日常会話もそんな風に不穏な感じ。
 
ともあれ、寝不足でふにゃふにゃしていた私は、ゆで卵を作ったはよいけれど、茹でた後の卵を、生卵を割るように割ろうとして「あれ?割れない……出てこない……」と首を傾げていたり、卵ではなくパンにマヨネーズを搾ろうとしてしまったり、散々たる有様なのだった。……仕事あんまりないし、今日は昼寝しよ……。

小松菜の胡麻よごし
鮭のバター焼き カリフラワー添え
里芋とひき肉の炒め煮
かぼちゃときのこの味噌汁
羽釜御飯
麦茶

月曜にたんまり野菜が届いたのに、ラーメンだ鍋料理だとあまり活用できずにいたので、夕飯はちょっとだけ頑張った。
 
メインディッシュは鮭で、カリフラワーと一緒に醤油味醂味で煮魚にし、仕上げにバターとおろしにんにくを加えて風味づけしたもの。里芋はこっくり味にしたいなと、中華料理のレシピから豚肉と一緒に炒め煮にした。里芋は丸のまま蒸籠で15分蒸してから皮を剥き、炒めた薄切り豚肉(本当は豚ひき肉、あるいは鶏ひき肉を使った方がそれっぽいらしい)に酒、甜麪醤、醤油、味醂を加えて調味。水を注いで里芋を入れたら10分ほどかけて煮詰めてできあがり。仕上げに刻み長ねぎと刻み万能葱を適当に散らした。
 
あとは、適当に作った小松菜の胡麻よごしを用意して、味噌汁の具はかぼちゃときのこ。
かぼちゃの味噌汁やさつまいもの味噌汁は、ほの甘くなるので好みが別れるところだけれど、私はけっこう好き。かぼちゃとさつまいもを同じくらいの大きさに切って両方使うというのもありみたいだし、「豚汁にさつまいも」とか「かぼちゃと油揚げ」とか、美味しい組み合わせも色々あるみたい。かぼちゃはまだ残っているし、さつまいももまだたんまりあるので、今週中に「かぼちゃとさつまいも入りのミネストローネ」あたりを作ってみようかなと思っている。ハムかソーセージかベーコン使って、あとは玉ねぎ、人参、ピーマン、カリフラワー、ルッコラ、大根、蕪あたりも入れてみようかなと。

11月5日 木曜日
白菜の季節に何度か作るお手軽御飯。
味噌味モツちゃんぽん
麦茶

一昨日のモツ鍋の残りスープと残りモツ残り麺を、今日の朝御飯にしてしまうことにした。
 
鍋の中はほぼスープだけという状態だったので、冷蔵庫に残っていたモツを投入し、ざく切りにしたキャベツも投入し、横のコンロではちゃんぽん麺を7分ほどかけて茹でていく。モツの鍋に茹で上がった麺を入れて数分煮込み、
「朝っぱらからモツちゃんぽん……しかも味噌味……」
と苦笑しながら3人分取り分けた。
 
麺は2人分しかなかったから分量的にはちょうど良いと言えなくはないけど……でも朝からモツというのは、やっぱりちょっとすごいなと思ってしまう。肉骨茶の朝御飯とか食べておいて、何を今更、という感じではあるけれど。
 
色こそ赤いけれど、辛さの全くない、むしろ甘いくらいのスープだったから、「……1人で食べるんだったら香辣脆とか豆板醤とか入れちゃっても良いかも……」と思いながらつるつると。もしも残ったら、1人のお昼ごはんにでもにんにくと唐辛子足して食べ切っちゃおうかなと密かに考えていたのだけれど、結局この朝御飯で残ったモツも麺もスープも全部綺麗になくなった。
朝からすっかり体が温まって良い気分。

スティック野菜のサラダ
白菜と豚肉のあんかけ御飯
かぼちゃときのこの味噌汁
麦茶

冷蔵庫の中に残っている、そこそこの量の白菜の存在が気になっていたので、今日の夕御飯は豚肉と合わせてあんかけ御飯に。かなり細かく刻んだ白菜と、挽き肉を使っても美味しい(というか、元々のレシピはそんな風)けれど、今日はソテー用の5mm厚くらいの豚ロース肉を5mm角ほどにざくざく切って、同様にちょっと大きめにざくざく切った白菜と合わせることにした。
 
中華鍋にサラダ油ひいてたっぷりめの刻み生姜を炒めたら、豚肉、白菜を加えて炒め、調味料を加えて軽く煮たら水溶き片栗粉でとろみをつけてできあがり。調味料は鶏ガラスープ200ccに醤油大さじ3、日本酒と味醂各大さじ1、砂糖小さじ1を合わせたシンプルなもので、地味な見た目ながらこれがなかなか美味しくて、この季節にはシーズン中に何度も作って食べる料理だ。
 
鍋のシメの雑炊とはまた違う、豚と白菜のだしがよく出たスープを吸わせた御飯がなんとも良い感じ。もっと薄味にしてシャバシャバさせた風にしてもそれはそれで良いのかも。
 
蕪かカリフラワーを使ってあと1品くらい何か作るつもりだったのに、うっかり左手の甲に火傷をしてしまい、「ひぃ!水ぶくれできた!」と騒ぎながらの調理だったため、昨夜の味噌汁以外に添えられたのは、切ってマヨネーズ添えただけのスティック野菜のサラダ。きゅうりと人参、大根、キャベツ。

11月6日 金曜日
すっかり寝過ごし……
ホットサンド(キャベツ・トマト・ハム・チーズ)
カフェオレ

ホットサンドは我が家の誰しもが大好物だけれど、毎回、"ハムやベーコンやコンビーフ、ウィンナーなどの肉っけ"+"卵マヨやツナマヨなどのマヨもの"+チーズ という組み合わせになってしまいがちなのが少々マンネリ。
 
そろそろ新たな境地を開拓すべきではないのかと、先日インターネットで色々検索して、「これはとても美味しそう」という組み合わせをいくつかメモしておいた。
 
・ピザソース+玉ねぎ+トマト+ハム+チーズ
・マヨネーズ+マッシュポテト+ハム+チーズ
・オムレツ+トマト+レタス+チーズ
・焼き海苔+ハム+チーズ
・あんこ+バター
 
という感じ。元々「ハム+チーズ」が好きなので、メモしたのもその系統が多かったけれど、「トマトはホットサンドに良く似合う」とか、「刻んで軽く塩しておいたキャベツをたっぷり詰めるとすごく美味しい」とか、「マッシュポテトやポテトサラダなどの芋系も良い」とか、色々やってみたいものが見つかった。全く系統が違うけれど「あんこ+バター」も、そりゃもう美味しいだろうなという感じ。
 
今日はキャベツもトマトも手元にあったので、ハム+チーズにキャベツとトマトを加える形に。
 
昨晩のうちにキャベツを刻み、少々の塩をふってしんなりさせておいたものを、水気を切りつつたっぷりパンの上に乗せ、その上にトマト、その上にマヨネーズを軽く搾り、あとはハムとチーズ。厚みのあるボリュームたっぷりのホットサンドができあがった。
 
キャベツとトマトからどうしても水分が出てきてしまうのが難点だけれど、ベチャッとしすぎることもなく、パンの表面はちゃんとカリッと焼けていた。湯気が立つほどアツアツのキャベツとトマトととろけたチーズの組み合わせは思った以上に美味しくて、これはちょっと癖になりそう。

「CoCo壱番屋」の豚しゃぶカレー+ほうれん草
レタスと玉ねぎ、ピーマンのサラダ
麦茶

昨夜、うっかり友達とモンハン3のオンラインで盛り上がってしまい、ラスボスに当たる敵を倒すところまで頑張ろう!と、午前3時半まで。自分の時は、このラスボスは1人でふらりと入った部屋で見知らぬ人と共にクリアしたので、それはそれで楽しかったと思いつつも仲良しの友人とできるのはまた格別。「死ぬー!死ぬー!」と夜更けにskype経由でぎゃあぎゃあ騒ぎながらなんとかクリアできた。
 
就寝は4時頃で、今日は2時間半睡眠。もう若くないんだからさと苦笑いしつつ、それでも午前中はマフィア抗争に勤しみつつもちゃんとお仕事して、掃除や洗濯もちゃんとやり遂げた。……が、午後1時を過ぎてダウン。
 
「ごめんなさいすみませんお母さんちょっと眠ります」
と、今日は短縮授業で早めに帰ってきた息子に声をかけて、そのまま気絶するように眠って、目覚めたら6時半だった。脇腹のあたりにずーっとりゃんりゃんがくっついて寝てくれていたので、「生猫の湯たんぽ最高……!」と思いつつ、ふかふかの毛玉を抱えたまま寝こけてしまって、目覚めると窓の外はとうに真っ暗。
 
本当は夕方にミネストローネを作る予定だったのに、この時間から作ると夕飯は8時半過ぎくらいになってしまいそうだしなと、
「あー……もう、ココイチのカレーとか注文しちゃおうか?」
という、大変やる気のない話になってしまった。定番の好みなカレー「豚しゃぶ+ほうれん草」を私は選び、せめてもと、カレーが届くまでの時間にサラダを用意した。生のピーマンはほろ苦いけれど、薄くスライスしてサラダに混ぜて食べるのがけっこう好き。
 
自分でカレーを作って食べると、「やっぱり宅配カレーとかより、うちのカレーの方が美味しいわよね」と思うのに、それはそれとして「あ、なんかもう今日はココイチが食べたいって気分だ」という気分に度々なってしまうのがおそろしい。けっこうあのカレーの味が好きなんだな……。
 
で、本日のマフィアゲームMob Strike(←私"seria"がファミリーになってゲームを始められるリンクです)。
 
息子のキャラクターが何度も同じ人に抗争を仕掛けられているというので、「それじゃあレベルもファミリー数も上のお母さんが殴りに行ってあげましょう♪」と、ターゲットをポコポコ叩きに行ってみた。抗争を仕掛けるには"スタミナ"が1必要で、消費した分は5分に1ずつ値が戻っていく。えいえいポコポコえいえいポコポコと、何度か立て続けに報復していたら、懸賞をかけられてしまった。せりあちゃん、初懸賞首。
 
・各マフィアは任意に懸賞首を指定することができる。
・懸賞金は自分が払える範囲内で任意に設定でき、懸ける際に20%の手数料が差し引かれる。
・懸賞首及び出資者はリストで表示される。
・リストから、各マフィアは懸賞首に抗争を仕掛けることができる。勝てば懸賞金をもらえる。
・懸賞首は懸賞首リスト経由で仕掛けられた抗争に一度負ければリストから消えることになるが、実際に消えるまでには数十分くらいかかるため、現実にはその間複数人に抗争を仕掛けられることになる。
・懸賞首になって負けても、死ぬことはない。"健康"は削られるけれど、たいていは4くらいまで減ったところで踏みとどまり、以後は抗争で負けても受けるダメージは0となることがほとんど。
 
……と、そんな感じ。
 
人数もそこそこ、攻撃力も防御力もそこそこある私は、結局8人くらいの懸賞首ハンターに抗争を挑まれて半分は返り討ちにすることができて、初めての懸賞首タイムは終了したのだった。「ヒットマンのお仕事」ができるようになっているので、最近は「非協力的な証人を殺害」とか「ライバルファミリーを皆殺し」とか「ライバル幹部に濡れ衣を着せる」とか、ゾクゾクするような悪事に手を染めてニヤニヤしているところ。

11月7日 土曜日
お昼は上野で巨大ナン(しかも食べ放題)
「サンジェルマン」のカレーパン
アイスカフェオレ

今日は朝早めにだんなが上野にある整体屋さんにお出かけするというので、温めれば簡単に食べられるしなとカレーパンを買ってきておいた。
 
昨日の夕御飯がまさに「カレー」だった気がするのだけれど、カレーパンを買った段階では夕飯がカレーになるとは予想だにしていなかった(しかもカレーを注文した時に、翌朝がカレーパンということをすっかり忘れてしまっていた)ので、やむなし。というか、「カレーは好物だから無問題」、というか、ともかく気にせずカレーパンを食べた。私と息子は、だんなが出かけて行った後、平日よりも少し遅めの時間での朝御飯。
 
「サンジェルマン」のカレーパンはカリッと良い具合に揚げてあって、サイズもフィリングの味もごくごくスタンダードなもので、それゆえ安心して食べられる味。オーブンで長めに温めて、中までアツアツにすると揚げたてのカレーパンを食べている気分になれて、とても幸せだったりする。
 
カレーパンをもぐもぐ囓っている間に、移動中のだんなから連絡があって「整体終わったら落ち合って合羽橋に行かない?」と。そういえば手頃なサイズの小どんぶりが欲しいねと話していたところだったし、久しぶりに合羽橋を歩きたいなと喜んで「行く行く、そっちに向かう」と返事して、「じゃあ上野で待ち合わせしてお昼御飯食べて向かおうか」ということに。
 
上野の飲食店には全く明るくなくて、「洋食……とか、とんかつ屋さん……とか」と、行ったことのあるお店をあれこれ思い出していて、
「そういえば、ガーリックナンがすごく美味しかったインド料理屋があったなぁ」 と思い出した。
 
で、息子に
「お昼、ナンの美味しいお店行こうか、インドカレーの……」
と話しかけて、そこで気がついた。私たちが昨日の夜と今日の朝に食べたものはなんだったっけ……?
 
「いやごめん取り消し。そんなにカレー続けて食べたいわけじゃないし。キレンジャーじゃあるまいし」
「ん?いいよ、僕、ナン食べたい。美味しいナンなら、すごく食べたい!」
「いや……でも、カレーだよ?昨日の夜も今日の朝もカレーだよ?」
「ジャンル違うし!味違うし!さすがに14食続けてカレーだったらちょっと嫌かもしれないけども、3食なら余裕!」
「……あ、そのへんが線引きなのね。13食連続カレーは許されるのね……」
 
息子はもう「美味しいナンを食べたい」ということで頭がいっぱいだし、だんなも「ああ、あのお店ね。いいんじゃない?」とのことで、お昼はインドカレー屋さん!ということになって、急ぎお出かけの準備。もういいや今日はキレンジャー気分で。

上野 「SAMRAT(サムラート)」にて
 2種類カレーセット \980
 (サラダ・鶏ひき肉のカレー・野菜カレー・ナン・マンゴーラッシー)

で、向かったのは上野のアメ横近くのビルの2階にある「SAMRAT(サムラート)」というお店。昔々、もう5年以上もしかしたら10年近く前にだんなと2人でふらっと入ったお店で、焼きたてのナンと、追加で頼んだ「ガーリックナン」というのがめちゃめちゃ美味しかったのだった。新宿とか吉祥寺などにあちこち展開しているお店らしい。
 
今も変わらず美味しいといいねと入ったお店はインドカレー屋さんにありがちなブッフェランチではなく、10種類ほどの中から2種3種と選べるカレーセットがランチメニューに載っていた。辛さのほとんどないチキンバターマサラの他は、チキンカレー、チキンの挽き肉カレー、野菜カレー、マトンカレー、ビーフカレー、豆カレーといったものが選べ、日替わりのカレーも1種類、今日のは「茄子と挽き肉のカレー」。
 
各自それぞれ交換しながら食べましょうと、2種カレーセットを3人で、計6種のカレーが試せるように選び、私は鶏ひき肉のカレーと野菜カレーの選択で。ナンとライス(サフランライス)はお代わり無料で、ミニサイズのドリンクも1杯ついてくる。
 
で、記憶の通りにナンは素晴らしく美味しかった。火傷するほどアツアツのナンは、1枚が息子の顔がすっぽり隠れてしまうほどのサイズで、お代わりする余裕もなく1枚でお腹一杯になってしまえそうな大きさ。ふわふわで香ばしくて、これは美味しいわ幸せだわと、カレーつけつつもぐもぐ食べた。カレーもそれぞれスパイスの配合を変えていて、同じチキンベースのカレーでも風味が異なって良い感じ。カレー自体は、あちこちのインド料理店でいただけるものとそう大差ないものだけれど、ここのナンは好みだなぁと改めて思った。
 
店員さん(全員インド人!)が、まめまめしく「ナンのお代わりはいかがですかー?」「お冷やは?」とあれこれ持ってきてくれたのがまた嬉しい。
 
結局、巨大なナンは1人1枚きっちり食べて、お代わりナンもだんなが1枚、私と息子が1/2枚ずついただいたのだった。もう大変にお腹一杯。美味しうございました。

「京樽」の海鮮ちらし
ビール(よなよな青鬼)
抹茶入り玄米茶

ちょっと早めに済ませた昼御飯の後は、合羽橋を散策し、銀座に移動し、用事を済ませつつ有楽町から東京駅、最後は幕張で用事を済ませて帰宅、と、なかなかにアクティブな午後を過ごしていた。
 
お茶漬けを食べたり、2玉のうどんを3人で分けて食べたりする時に使えるサイズの小サイズのどんぶりが欲しいねと前から話していて、合羽橋のお店をあちこち覗いて白い陶器の1つ200円の器をめでたく購入。業務用の巨大袋入りの昆布(500gで1500円くらい)とか、500g入りのコンデンスミルクなども買い込んで、大荷物で銀座のデパートの化粧品売り場を覗くことになったりした。
 
「nico」というシリーズ(これ)のカトラリーが、可愛い上にフォルムも好みで取り分けサーバーなどを愛用していたのだけれど、それがかなり使いやすくて良い感じだったものだから、レンゲや穴あきレンゲを追加で買ってみた。
 
結局帰宅は6時過ぎ。
懸案のミネストローネ作りは明日にすることにして、簡単に駅ビルでちらし寿司を買って帰ってきた。何しろ皆、お昼のナンを食べ過ぎてあんまりお腹が空いていない。
 
「私、43ペコーって感じね。ちなみに20ペコーで豚まんが美味しく食べられるというのが基準ね」
「じゃあ20ペコーは、うどん1杯って感じだね!」
「え?そうなの」
「じゃあ俺は37ペコーくらいかな」
 
と、くだらない事を話しながら、私は海鮮ちらし寿司、息子はねぎとろいくら丼、だんなは握り寿司。
ねぎトロやサーモン、卵焼き、いくらなどなどが乗る綺麗な色合いのちらし寿司をつまみつつ、お供にはよなよなの「インドの青鬼」。苦みの強いインディアペールエールで、でもよなよならしいフルーティーな風味もあって、とても好みなビールだった。
 
明日は一日のんびりする予定。で、マフィア抗争に明け暮れる予定(ダメじゃん)。

11月8日 日曜日
久しぶりの"KKD"、今回はあれこれ買ってきたのでした。
「Krispy Kreme Doughnuts」の
 オリジナルグレーズド 1個
 カスタード マロン グラッセ 1/2個
 チーズケーキ 1/2個
 トラディショナル ケーキ 1/2個
カフェオレ

昨日銀座にちらりと寄ったら、息子曰く、
「じゃあ明日の朝御飯はKrispy Kreme Doughnutsだ!」
と。
 
だんなと私は
「あ……そう……ね」
「ああ、そういえば店あったねぇ」
と、「今思い出しました」と顔を見合わせた。
 
息子の中にはきっちりと「銀座=有楽町イトシアと同じエリア=クリスピークリームがある」という図式があることに驚きつつ、「じゃあ、あまり行列してなかったらね。行列してたら諦めよう」とお店に寄ってきたのだった。
 
さすがに、一時期の尋常じゃないブームは一段落して、それでも店頭には30人ほどの行列。そのくらいなら十数分待てば買えるでしょう、と、1人1個フリーサンプルのほの温かいドーナツを貰ってもぐもぐ食べつつ並んで買ってきた。
 
いつもいつもオリジナルグレーズド一辺倒というのもどうかなと思うの、と、「サンクスギビングデイ」の期間限定商品、「カスタードマロングラッセ」をはじめとして、グレーズドのかかっていない「トラディショナルケーキ」、そして「チーズケーキ」の3種類のドーナツを、オリジナルグレーズドと共に試しに買ってきてみた。「オリジナルグレーズドは1ダース!それは譲れない!」という息子の意見もあって、買ったドーナツは全部で18個。……きっと2食くらいでなくなるんだわこれ。
 
僕は大好きなオリジナルグレーズドをお腹一杯食べたいんです、という息子は、チーズケーキを1/4かけ囓った他は、ひたすらオリジナルグレーズドをもぐもぐ。私は初めての味のものを中心に、適当に切って小さくしながら味見がてら食べてみた。
 
オリジナルグレーズドは、「甘いけど美味しい、美味しいけど甘い」という風だけれど、他のドーナツはそれほど「甘〜い!」ということもなく、でもあのグレーズドが無ければ無いで「だったらミスドとかとあまり違いはないかも?」という思いも少々。
 
トロンとしたカスタードクリームが入った、マロンペーストとマロングラッセをトッピングしたドーナツは好みな感じの組み合わせだったし、切り口からとろけたチーズのクリームがあふれ出てきた"チーズケーキ"は、チーズの塩気が感じられる、ちょっと新鮮な味わい。トラディショナルは、ミスドのオールドファッションよりはずっとふわふわした食感の、ごくシンプルな揚げドーナツだった。昔々、アメリカにいた頃に大型スーパー「WAL MART」で度々買って食べていたクリスピークリームの砂糖まぶしの一口ドーナッツは、まさにこの生地にグラニュー糖をまぶした感じのものだったわ……と懐かしく思い出したりして。
 
結論としては、「でもやっぱり一番好きなのはオリジナルグレーズドね」という事にはなったけれど、んでもって、優先的に専用レジで素早く買える「決まった商品のダース箱買い」ではない購入方法だと15分以上余計に行列に並ばなければいけないということも学べたけれど、またクリスマス限定商品とか出てきたら気になってしまいそう。

とんこつラーメン
麦茶

冷蔵庫に「永楽製麺所」の伊府麺がまだ3玉ばかり残っていた。ちょうど3人で食べられるこのタイミングで食べきってしまいましょう、と、スーパーにお買い物しがてら、単品売りのスープや焼き豚を買ってきた。息子は醤油味、私はとんこつ味、だんなはとんこつ醤油味と三者三様好みのものを買い、トッピングも全員に海苔、息子にはコーン私は紅生姜、と、これも好き勝手な感じに。
 
細めの縮れ麺は茹でて各自のどんぶりに盛りつけて、私は刻み万能葱と炒り胡麻と紅生姜、焼き豚を添えて、いかにもなとんこつラーメン。スープはごくごく普通の味だったけれど、麺の方は「やっぱり美味しいわぁ」という印象。

「ローソン」のプレミアムロールケーキ
カフェオレ

お昼前の買い物時、私だけ郵便局に用事があったから1人でぷらっと駅前まで行ってきた。
「そういえばー、ローソンに行ったら、アレがあるかも、アレが」
と思い立って、ローソンに寄り道。
 
数週間前、「売り切れ店続出」とネットニュースで見たプレミアムロールケーキを是非買ってみたいなと思っていたのだった。1つ150円で、かなり本格的なロールケーキなのであるらしい。でも「スプーンですくって食べる」とか、見た目の方も「これはほんとにロールケーキ?」と思えるもの。ちょうど1週間ほど前から同シリーズの「プレミアムシュークリーム」なるものも発売されたそうなので、ロールケーキ2個とシュークリーム1個買って帰った。
 
が、息子は
「おやつ?そりゃもう、僕のおやつはクリスピークリームだよ?」
と、まだまだ箱に残っているドーナツの方を食べる気満々。そうでしたかシュークリームは不要でしたか……と、これは明日のおやつに私が美味しくいただくことにして、ロールケーキを1個ずつだんなと食べることにした。
 
横倒しになってプラカップに収められたケーキは、立てて盛りつけたりはせずに(多分このクリームの感じだと立たせるのは無理かと……)、そのままスプーンですくって食べる。クリームは良い感じにふわふわで、あるいは植物性油脂も混ぜられているのかもしれないけれど、香りも口当たりもとても素敵。しかもたっぷり。クリームのまわりにはスポンジがぐるりと巻いてあって、「ロールケーキ、もっともっとクリーム多めだと最高なのに!」の気持ちを存分に満足させてくれるクリームとスポンジのバランスだった。……でもこれ、既に「ロールケーキ」じゃないよね。「ホイップクリームの周囲にスポンジの壁があるお菓子」だよね……と苦笑い。
 
でも150円でこの幸せを手軽に味わえると思うと、すごく満足だ。ここ最近、コンビニに用事がある時は「ファミファミファミーマ♪ファミファミマ♪」と心中口ずさみながらもっぱらファミリーマートに足を向けることが多かったのだけれど、ちょっと足を伸ばしてでもローソンに行くようになってしまいそう。

ゴーダチーズ
タラモサラダ・千切りキャベツ
だんな特製 生姜風味のポークソテー
具沢山ミネストローネ
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル)

夕飯は、ここ数日の懸案だったミネストローネをやっと作れた。
今週は本当に野菜の使い方が下手で、届いた美味しい野菜を今ひとつ活用し尽くせないまま明日の野菜宅配日を迎えてしまうことになったので、トマトある、他の野菜もたくさんある、具沢山のミネストローネを作れば美味しいし野菜も使いまくれるし良いこと尽くし!と思っていたのだった。
 
サラダ油で薄切りにしたにんにくを炒め、ハムも加えて炒めたら、玉ねぎ、人参、ピーマン、大根、エリンギ、カリフラワー、キャベツ、と次々加えて炒めていく。刻んだトマトと、水煮缶のトマトも加えたら水とコンソメキューブを入れて煮込み、ある程度火が通ったところで蕪、さつまいも、かぼちゃといった煮くずれやすいものも投入。最後の最後に刻んだルッコラも加えたらできあがり。かぼちゃやさつまいもなど、甘みが強めの野菜をミネストローネに入れても案外美味しいものだと、先日外食の機会に知ってきたので、ここぞとばかりにそれらも加えてみた。隠し味に、濃厚な甘さがあるトマトジャムもひと匙だけ。
 
ソテー用の豚厚切り肉はだんながこっくり味の生姜焼きにしてくれた。刻みキャベツと、ささっと作ったタラモサラダと共に盛りつけて、あとはビールの肴に小さく切ったゴーダチーズを少し。充分すぎるくらいにおかずの1品としてのボリュームがあるスープのおかげもあって、食べ応えのある夕御飯になった。
 
家族3人の夕食はやっぱり楽しいもので、きゃあきゃあわいわい会話しながらの食事で息子の箸がなかなか進まない。私とだんなが食べ終わった後も、好物だからと残していたチーズと共に残ったスープと格闘していたから、私は適当な歌を歌いながら卓上の空いた食器を片づけていた。
 
「とってーもおっいしっいミッネスットローネ♪」
「あっなたっもわったしっもミッネスットローネ♪」
「残したあっなたっは♪即死刑♪」
 
息子は「なぜ!?」と爆笑しつつ囓りかけていたチーズを「ブホァ!」と吐き出しかけるし、横の居間にいただんなは「きっついな……スープ残して即死か……」と呟くし、思った以上に反響を呼んでしまった私の新曲。意欲作だったのに。