カフェオレ
りんご
昨夜、夕食後に閉店前のカルフールでお買い物してきた。そういえば、幕張駅近くにはパン屋さんがほとんどなくて、カルフールでパンを買う。もう品揃えはあまりよろしくなくて、デニッシュという気分でもないし、かといってウィンナーロールも何か違うし、クロワッサンという感じでもないんだよなぁ……と、私とだんなはチョココロネを選んでみた。
この週末の飽食っぷりのまだ胃が重くて(でもチョココロネ)、パン1個で充分よねと(でもチョココロネ)、今日は牛乳控えめにしてコーヒー多めのカフェオレで(でもチョココロネ……)。
やっぱり「チョココロネ」という選択自体がちょっと重かったかもしれない、と少しだけ反省しつつ、でもしっぽの方までしっかりチョコクリームが入っているのを嬉しく思ってしまいつつ、母が剥いてくれたりんごも囓った朝御飯。
で、昼前に、母は軽やかに秋田に帰っていった。今度来るのは息子の秋休みに合わせた10月の予定。
「なんかねぇ、春はダメなのよ、雪が溶けてくると、なんだかもうじっとしてられなくて」
今年は雪がなかったんだけどねぇ、でもなんだか冬は閉じこめられた気分になっちゃうのよねぇ、と、4月はどうにもムズムズして一人旅行を始めたくなるらしい私の母なのだった。来年も……来るんだろうなぁ。胃袋調えて待ってなければ。
「……そして、今日から粗食にするですよ……」
と、お昼は一人グレープフルーツを食べる私。今日の夕食は魚に決定。御飯も炊かなきゃ。
鮭の西京焼き
丹後イワシの一夜干し
キャベツのサラダと海南チキン
いぶりがっこ・塩昆布・いかなごの釘煮
野菜入り鶏スープ
羽釜御飯
ビール(プレミアムモルツ)
抹茶入り玄米茶
「小ざさ」の羊羹
本当は漬けて3〜5日くらいで引き上げたい自家製西京漬け。食べるタイミングを逸してしまって、すっかり漬かりすぎた感のある鮭が本日のメインディッシュ。毎日一応火は入れていた鶏のスープもコンロにかけたまんまだし、この卵豆腐も賞味期限切れてるよ、あと冷凍庫にイワシの一夜干しも入れてあった……と、食材の整理も兼ねて、色々テーブルに並べてみた。
茹でた鶏むね肉は数日前に海南飯で食べたのと同じように海鮮醤、スイートチリソース、生姜風味の葱だれ、そして胡麻油と塩であえた刻み葱を用意して、たっぷりの刻みキャベツや刻みにんじんと共にサラダっぽく。鶏のスープには野菜を何種類か加えて具沢山なものにして、「白い御飯に合うもの」もあれこれ並べた。「魚なんて、イヤーよー(普段秋田で食べてるから……)、お新香も沢庵も、しばらくいらないわ(普段秋田で食べてるから……)」
という母の前には出せなかったものばかり。
自家製の西京漬けは、やっぱりすごく美味しい。変な甘ったるさとか化学調味料臭さのようなものがなくて、自然な甘さと自然な旨味が感じられる。お刺身以外の魚は今ひとつ好みではないらしい息子も、「これは美味しい」とばかりに鮭の切り身に囓りついていた。
ビールと干しイワシ、あったかい御飯と西京焼き、という夕御飯もすごく美味しいなぁとしみじみ思いつつ、和風夕食を堪能後は和風デザートを堪能。いただきものの「小ざさ」の羊羹をつまんで、お供に抹茶入り玄米茶。
今回はじめて、「小ざさ」の羊羹を食べたのだけれど、自然な甘さ、実直な味の美味しい羊羹だった。
なんでも、「煮る小豆は一釜3升まで」「1日に作れるのは150本のみ」という羊羹なのだそうで、毎朝6時頃から(!)店頭に行列ができるらしい。噂には聞いていたけれど口にするのは初めてで、ありがたくいただいた。小豆そのものの味が感じられるような、想像していたよりはあっさりとした口当たりの、水飴の粘るような食感のない羊羹だった。確かに美味しい。すんごく美味しいけど、でも、かといって朝早く並ぶ根性のない私……これが最初で最後の「小ざさの羊羹」かも、と、ありがたく食べることにする。
牛乳
りんご
カルフールで買ってきた諸々のパン、ツイストドーナツが残り2個。そのうちの1個は、確かだんなが「俺が食べる」と選んだものだったような気がする(んで残り1個は私が「じゃあ私もこれ」と選んだものだったような気が)けれど、朝ジムに向かうだんなは御飯をチンして食べていったらしい。
「2個あるし、私たちの朝御飯にしてしまいましょう」
と息子と2人食べてしまうことにした。
グラニュー糖をまぶしただけのシンプルなものかと思いきや、案外と強いシナモン風味のドーナツ。だからお供はシンプルな牛乳にしておいて、くいくい飲みながらドーナツを囓った。食後にりんご。
葱と豚のスープ
羽釜御飯
ビール(エビス)
今日は一日どうにも不調で、一日薬を飲んでごろごろしていた。だるいのに眠ることもできなくて、仕事があまりなかったのを良いことにずっと布団の上で本を代でいた一日。食事を摂る気力もなく昼食も抜きのまま、だんなが帰ってくる時間になってしまった。
「今から帰るよー」
「……なんかねー、ダメだー」
「ダメかー」
どこかに食べに行くのも無理そうで、お弁当を買ってきてもらうよりは今日の予定献立だった回鍋肉を決行して食べたい気分で、
「御飯は炊いとく。豚の下茹でもやっておくから、帰ってきてから回鍋肉にしてくれませんか?」
とだんなにお願いしてみた。二つ返事で急ぎ帰ってきてくれただんな、キャベツとピーマンとパプリカ刻んで湯通しして、薄切りにした茹で豚使ってざざざっと手早く回鍋肉に仕立ててくれた。豚の茹で汁に葱を散らして簡単スープも。
私は毎回計量スプーンで調味料をきっちり計量して合わせ調味料を作るのだけれど、「なんとなく覚えてるから、適当にやっちゃうねー」とだんなが作ってくれた回鍋肉は、多分いつもより甜麪醤が少し多めな感じ。味噌味濃厚な、トロンとした甘さのある回鍋肉で、汁気多めのとろみ強め。ものすごく「御飯のおかず」的な回鍋肉で、いつもの少し醤油っぽい味の回鍋肉よりも御飯が進んで危険だった。
「今日の予定メニューが回鍋肉で良かったよね、ありがとね」
「うん、"今日は煮魚。作って?"って言われたら、断ってたね」
そんな事話しながらもぐもぐもぐ。
カフェオレ
「……すっごい、変な夢、見た……」
「……それは、また」
布団から出るなり、変な夢報告をする私と、それを聞いてくれる夫と息子。骨の髄まで楽天的な性分が反映されているかのように、私の夢はたいてい「なんじゃこりゃ」という内容のものが多い。夢の中ではたいてい困惑しているか怒っているか笑っているか、だ。
でー、今日の夢は、「サメの夢」。
入手の経路はよくわからないけれど(釣った……のかなぁ)、私はなぜか「サメ一匹丸ごと」を手にしてしまって、どうしようか悩んだあげく、近所のスーパーに相談しに行ったらしい。その店は「売ると良いよ」とアドバイスをくれ快く魚売り場の一角を私に貸してくれ、更に親切なことにサメの解体をして切り身のパック詰めに加工してくれたのだった。売り子さんはいないからね、あなたが売るんだよ、とスーパーの人に言われて、魚売り場の一角に立つ私。サメは巨大だったので、パックも大量だ。
「サメいかがですか、サメー。美味しいですよー」
本当は食べたことないから、サメの味なんてよくわからない(しかも夢に出てきたそれはあんまり美味しそうな外見じゃない……)のだけれど、「いかがですかー」と売り子をする私。サメ、1個も売れない。隣のコーナーのマグロは売れていくのにな、サメ美味しそうじゃないですかそうですか。私もきっとマグロの方を買うと思う。
しょんぼりしながら売り子をしていたら、なぜか「私に貸してくれた魚売り場の一角」で息子が何やら別のものを売り始めている。立方体の紙箱におかずを詰めて、お弁当を作っては売っているらしい。1箱500円で、中身は色々。
「野菜詰めてー、パンも詰めてー、できましたーサンドイッチ弁当ー」
「今度は、カレー弁当にしようかな。御飯詰めてー、カレーも詰めてー」
適当に詰めて適当に並べて、楽しそうな息子。よくわからないものをよくわからない風に詰めて売っているのに、そちらは次々お客さんがやってくるのだった。あら、このカレー弁当美味しそうねぇ、なんて、並べるそばから売れていく。
いいなぁ息子のはたくさん売れていいなぁ、ていうか、サメ買ってくださいよーお願いしますよー。
……と、必死に売り子を続けているところで目が覚めた。1パックも売れなかったよ、1パックくらい売りたかったよ、サメ。
「……なんで、サメだったのかね?」
どういう深層心理が働いていたのか、分析するのもちょっとイヤだ……と思いつつ、今日の朝御飯はベーグル。カルフールで買ってきたベーグルに、甘くて不思議に美味しいトマトジャムと、トマトジャムにお似合いだとお勧めされたリコッタチーズを挟んでみた。前回リコッタが買えなくてクリームチーズで代用したのだけれど、確かにリコッタの、ねっとり感の少ないふわっと軽い風味のチーズの方が良く似合う。だんなは初めてトマトジャムを口にしたのだけれど、「不思議に美味しい」を共有してくれた模様。
いただきもののトマトジャムはイタリア産のものだけれど、調べてみると国内産トマトジャムもいくつか売られているらしい。「パンに塗る」「ヨーグルトに添える」といった使い方の他に、「トマトソースの隠し味にする」という使い方もあるとか。カレーにちょびっと入れるのも、味がマイルドになって子供の口に合うかもしれない。
ムール貝のにんにくバター蒸し
サメの塩焼き ねぎドレッシング
豆腐とわかめの味噌汁
羽釜御飯
昼前に、「夕飯の食材買わなきゃ」と駅ビルにやってきた。昼御飯に何か良いものを、と思いつつ、昨日の不調を微妙に引きずっていて今ひとつ食べたいものがなく、昼御飯は買えず。でも魚売り場で笑いを堪えることになってしまった。
「サ……サメ、売ってる……」
そういえばこの店でたまーにサメ、売られていたっけなぁ、と、でも、これまではろくに足を止めて眺めることのなかったサメの切り身パックを今日ばかりはじっくりと眺める。「アブラツノサメ」と書いてある。……サメだ。ピンク色がかった白身の丸っこい切り身が、2切れ入って400円弱。
「……夢で見たのより、美味しそうかも。……これ食べたら、もうサメの夢は見ないかなぁ」
と、思わず1つ買ってきてしまった。サメなんて調理したことない。これまであまり興味もなかったから、自作のレシピデータベースにサメ料理レシピはひとつも入っていない。
帰宅して調べたところ、「アブラツノサメ」は東北以北でしか獲れないサメで「珍味」に相当するものらしい。低カロリー、低脂質、高タンパク質、骨は全て軟骨質、煮付けにするのが一般的……らしい。
青森あたりでよく食べられているそうだ。私の母の郷里の秋田ではエイはよく食卓にのぼるらしいけれど("かすべ"と呼ばれてる)、サメを食べたというのは今のところ聞いたことがない。サメの肉自体は日本だけでなくヨーロッパなどでも頻繁に使われているそうで、イギリスの定番メニュー「フィッシュ&チップス」の材料になったりもするのだとか。
レシピ検索ついでにそんなことをざっと調べてみて、
「……でも、煮付けという気分じゃない……」
と、ちょっとクセのある白身の魚を調理するつもりで、「サメの塩焼き ねぎドレッシング」にすることにした。本当は鯖が使われるレシピだけれど、酢が利いた葱ドレッシング和えならきっと似合うかなと思って作ってみる。サメを塩焼きにして、酢と醤油と砂糖と味醂、刻み葱をコンソメスープで少し薄めたものをかけるといった感じのものだ。
もしもサメが全然口に合わなかったら……と、ついでにと魚屋さんを覗いて買ってきたムール貝はにんにくとバターを落として蒸し焼きにし、3口ほどで食べられそうなスズキの刺身はスプラウトと水菜、細切りにしたキュウリとにんじんを合わせたところに細切りにして盛りつけ、甘くないコーンフレークを散らして中華ドレッシングをかけて混ぜて食べる中華風サラダに。幸い、サメも充分美味しい料理にめでたくなってくれたので、魚介たっぷりの夕飯になった。
サメは、ものすごくパサパサしているか、そうでなければくどいほどに脂が乗っているんじゃないか……みたいな偏見があったのだけれど、ほどよく脂の乗ったふわりとした口当たりの心地よい食感。死んだそばからアンモニア臭が発生するというけれど、少しもそういう嫌な臭さは感じられなかった。太いのに妙に柔らかい骨が不思議な感じで、でも焼いていて崩れることはなく調理しやすい食材のようだ。少なくとも、ナマズよりは全然美味しい。ティラピアよりも全然美味しい。
「……あ、これ、確かに煮付けにしたら旨いかもね」
「うん、けっこう安かったし、美味しいし、また買ってこよう」
と、変な夢のおかげでまた一つ新しいものを口にすることができた今日だった。
「今日の夕食は……サメ!」
と言った時のだんなと息子の「えええええ?」という表情がちょっと楽しかった私。
カフェオレ
今日の朝御飯は、昨日買ってきたパン屋さんのハムロール。イレギュラーで今日木曜日に朝ジムに向かっただんなが私たちの分もコーヒーを淹れていってくれていた。それを飲みつつ、息子と1人1個のパンを囓る。
もう4月も下旬になろうという頃合なのに、ここ数日は雨模様で気温も低め。今日は「寒い」と表現しても良いような肌寒さで、まだこたつとストーブが片づけられない状況にある我が家だった。加える牛乳も今日はきっちり温めたアツアツのカフェオレに、ハムロールもしっかり中までオーブンで火を通す。
アチアチと言いながら両手を揃えて指の先でパンをつまむように持っている息子の動作がなんだか可愛らしくて、
「君は……まだまだ手、ちっこいねぇ……」
と食べかけのパンを皿に置いたところで息子の手を取って手を重ねてみる。ちょうど私の指の第一関節分短い指で、
「んー……まだ大きめな包丁とか持つのは、この手だと怖いかな」
と呟くと、心外だという風に息子が声を出した。
「あと!4日で誕生日だから、また僕でっかくなるよ!」
「……ん、まぁ、あと何年かすれば、でっかくなるよ私よりね。……でも、"誕生日になったからでっかくなる"ってわけでもないと思う……」
「でっかくなるかもよー?ぼよよーんって、誕生日の日にでっかくなっちゃうかもよー?」
「……それはそれで楽しそうだけど……」
どうしよう、誕生日当日の朝、息子を見たら私と同じ手のサイズになってて、足のサイズが25cmとかになってて、野太い声になってて、髭とか生えていたら……もう大変だ。とりあえず赤飯とか炊いてあげるんだろうか私は。……でも髭は……まだヤダなぁ。髭男は、まだ、だんなだけでいいなぁ。
くだらない事話しつつ朝食を終え、まだ髭男じゃない息子をお見送り。
冷や奴 \105
餃子 \210
肉と玉子のいりつけ \525
黒酢酢豚 \609
東京ラーメンBセット \882
天津飯 \462
蟹あんかけチャーハン \504
ウーロン茶 \105
生ビール 3×\483
皆でもぐもぐ。よく食べました……。
なんだか今日は一日「……なんか、王将行きたい……餃子とか、炒め物とか」と思い続けていた。夕方になって「今から帰る」コールをしてきただんなに
「我が家に、猛烈に王将が恋しい人々が存在しています」
と報告したところ、
「あ、俺ねぇ、なんか猛烈に昼、王将行きたかったんだよね……結局行かなかったんだけど」
と。
昼頃から無性に頭の中が「王将、王将、餃子、餃子」とその文字でいっぱいになってしまったのは、だんなから変な電波が飛んできたのが原因なのであるらしかった。王将のラーメンが好きなのだという息子が反対するはずもなく、一家で王将に胸ときめかせつつ、待ち合わせして最寄りの店で食べてきた。1皿210円の餃子ではなく、もうちょっと別のものに胸をときめかせるべきではないか私たち、とも思う。
……で、
「生ビール、2つとウーロン茶、あと東京ラーメンの……Bセット、か?」
「あ、あと冷や奴。餃子も1枚」
「とりあえず、そんな感じで」
あと何食べようかねぇ、やっぱりこれは外せないでしょ、あ、私、黒酢の酢豚っての食べてみたい……と、ビールが来るまでわいわいと食べたいものを相談し、そしてあれこれ食べてきた。この店限定メニューなのだという「蟹あんかけチャーハン」まで最後にしっかり平らげて、最後にはすっかりお腹いっぱいに。
一度食べてみたいと思っていた黒酢の酢豚は、想像していた以上に酢の味がきつめの「はっきり言って、酸っぱいです」という味だったのが少し残念。甘さもほとんどない酢豚だった。だんなが「これ、けっこう旨いんだよ」と以前注文してから、すっかり定番の選択になっている「肉と玉子の炒りつけ」は、相変わらずの味。なんとも言えない安っぽい味の炒め物なんだけど、時々これが恋しくなっちゃうのだった。餃子も食べたし、満足満足。
豚まん 1/2個
ちまき(豚と栗入り)
アイスプーアル茶
「551蓬莱」の豚まんの残りと、ちまきの残りが2個ずつ。賞味期限内に食べられそうにないなと冷凍しておいたそれらを蒸かして食べることにした。2品とも2個ずつと微妙な個数で、
「君は豚まんの方が好きだよね?じゃあ、豚まん1個……いや、2個食べてもいいけど」
と息子には豚まんを私、鶏とうずらのちまきはだんなが、豚と栗のちまきは私が食べることになった。今日は豚まん、1個で良いよと息子に言われたので、最後の豚まんは私とだんなで半分こ。
母が大阪で買ってきてくれた豚まんは、ちょうど私たちが
「うう……551の豚まん食べたい……」
「通販しちゃおうか……送料痛いけど、東京のデパートの催事に来るのって5月だったよね……」
飢えるー飢えるー豚まんに飢えるー……と悶えていた時期だったので、ものっすごくありがたかったのだった。
「そんなにこれ、好きなの?美味しいの?」
一応たっぷり買ってきたけどね、と、大きな10個入りの豚まんの箱を渡されて一番喜んだのはだんなか私か息子か、それは私たちにもわからなかったりして(家族揃って好きなのねー……)。
新モスチーズバーガー
(オニポテセット:オニポテ・山ぶどうスカッシュ)
モスチキン
ここしばらく何かと忙しかったらしいだんな、今日は一日お休みすることにしたらしい。のんびりテレビ見たり録画していたものをDVDに焼いてみたり、私はちらちらっと仕事もしてみたりしつつ、
「……昼、どうする?」
「牛乳ないんだよ、買いに行かなきゃ」
と、近所にお出かけ。結局モスバーガーに寄ることになった。店頭には「新モスバーガー」の文字があり、そういえばパンとかミートソースがリニューアルしたんだっけ?と店内に入る。
「……やっぱ、"新"だよね」
「気になるよね、"新"」
新だ新だ言いながらだんなと並んでメニューを眺め、いつもはあまり重ならない注文をするのだけれど、今日ばかりは揃って「"新"モスチーズバーガー」を注文。やりとりを聞いていた店員さんが注文の数分後にテーブルにバーガーを持ってきてくれたのだけれど、
「"新"モスチーズバーガーでございます。どうぞご賞味くださいませ」
と、「新」を強調してにこりと笑い、去っていった。
わざわざリニューアルしなくても、充分にモスバーガーは美味しいのにねぇ、がんばるよね、などと話しながら、新バーガーをもぐもぐ。肉を合いびきに、ソースもパンも改良したのであるらしい。
「……ちょっと甘くなった?ちょっとだけだけど」
「セロリも入ってるらしいけど、あんまりセロリ臭さもないよね」
我が家のハンバーグは合いびきを使うことが多いので、リニューアル後の合いびき肉ハンバーグはなんだかなじみ深い味がしたし、ソースもけっこう好みな味。前より玉ねぎがざくざくと感じられる気がするチーズバーガーを満喫して、予定どおりに牛乳やその他あれこれを買い物して帰宅した。
バチマグロ・ホンマグロ
サーモン・カンパチ・金目鯛・鯛・平目
炙り帆立
いくら・でんぶ・玉子焼き
刻みキュウリ・刻み葱
酢飯・焼き海苔
豆腐とわかめの味噌汁
ビール(プレミアムモルツ)
焼酎お湯割り(黒瀬)
息子はもうすぐ誕生日。
「誕生日、何が食べたい?いつもと同じ、お子さまランチっぽいので良い?」
と聞けば、「手巻き寿司が食べたい」と。じゃあマッケンチーズとかのお子さまランチじゃなくてお寿司でいいの?と確認したら
「でもマッケンチーズも食べたい」
と。
どっちも食べたいのねと了承して、じゃあ日曜のお祝い(本当は月曜が誕生日だけれど、手間のかかる料理はだんなも一緒に作るよということで日曜に前倒し)はお子さまランチにして、今日手巻き寿司をやっちゃおうということになった。
実のところ、息子の言う「手巻き寿司」は玉子といくら、きゅうり、でんぶ、あとはマグロとサーモンあたりがあれば全く満足な内容であるらしいのだけれど、大人はそうもいかない。
「金曜なら、どうせ音楽教室で千葉行くから。6時過ぎたらデパ地下で魚が安売りされるからさ」
「じゃあ良い海苔も買おう、旨いやつ」
どちらかというと大人の方がうきうきしてしまいながら、息子の音楽教室後にだんなと合流して、あれこれ店を眺めてきた。あまり他の店では目にすることがない、ちょっと高級めな刺身を扱う店やマグロ専門店、その裏手にある海老や貝を扱うお店あたりがお気に入り。6時を過ぎればほとんどの店が「3割引」の札をつけ始め、売り場を一周して戻る頃には「全品3割引」の札がついていたお刺身屋さんが「どれでも2パック1000円」に札を付け替えていた。そこの刺身はどれも1パック800円〜1000円。半額になったよ、なっちゃったよ、と、既にカンパチや鯛を買ったあとだったのだけれど、金目鯛と活平目のお刺身も追加購入してしまった。美味しそうな玉子焼き200円也を買ったお店では、
「これおすすめですよ、あと1つ!」
と勧められた帆立の炙りもお買いあげ。
で、結局、子供も嬉しいけど、大人も嬉しい晩御飯。買ってきた刺身類は明らかに「買いすぎ」だったけれど、最初から明日に持ち越すつもりで酢飯も多めに準備した。最初から最後まで幸せそうに海苔に御飯を少し巻いてはあれこれ具を乗せて手巻き寿司を楽しんでいた息子と、「御飯食べると、すぐ満腹になっちゃうからね」と、酒を飲み飲み刺身をつまんでいた私たち。腹一杯になった息子が居間に移動してからは、まんま「酒盛り」になってしまったのだった。
今日、美味しかったのは、力一杯にお店の人が勧めてきただけあって、帆立の炙り。ヒモも炙られて一口大に切られていて、肉厚のモチモチとした食感の身はとても大きいのに大味なところがない。とろけるような口当たりの金目鯛も、コリコリと強めの食感の平目も美味しかった。ちょっと奮発して買ってきたマグロもほとんど残らなかった。
カフェオレ
昨夜、「なんか、ちょっと、寒いよ……」とか言いながら布団に入った息子。その頃から微妙に調子が悪かったのか、今朝やけに早く目を覚ました息子は
「……具合悪い〜……」
と泣きついてきたのだった。体がじわっと温かくなっていて、久しぶりに発熱した息子に
「冷えピタ冷えピタ」
「氷枕、氷枕」
と、しばしだんなとバタバタする。週末なのに朝6時半に目覚めることになってしまい、もう一度寝直す気持ちもなくなったのでだんなと2人、居間でのんびりしていた。幸い今日の予定はなんにもなく、一日息子を寝かせてやれる。
食欲も全くないようで、氷枕を当ててもらってからひたすらぐーぐー寝続けている息子はそのままにしてやって、
「パンあるよ、食パン」
「んー……」
「冷凍庫の中に、アメリカ〜ンなワッフルも少し残ってるけど」
「んー……」
どれも違うんだなぁという風にやる気のない返事をしていただんなが、
「……ピザトースト食べたい」
と呟いた。ピーマンある、玉ねぎもある、トマトピューレも冷蔵庫に常備してあるし、チーズももちろんある。あとはベーコンあたりがあれば良いのだけれど、
「昨日ウィンナー買ってきたじゃん、あれスライスして乗せればオッケ〜♪」
すっかりピザトースト気分になったらしいだんなが、「んじゃ、作りますか」と自ら立ち上がり、立ち上がったあとで、「え?俺が作るの?」とか呟いていた。
うん、君が作るの、と私も答えつつ、トマトピューレを冷蔵庫から出してパンに塗り始めた。オーブンの余熱ボタンを押しただんなはそのまま玉ねぎとピーマンのスライスを始め、ピューレを塗り終えた私はスライスされた野菜を受け取ってパンにトッピング。あまり交わす言葉もなく、淡々と「じゃあ、次はこうだ」「君がそれやるなら、自分はこれだ」と2人で料理していくのはいつもちょっと楽しい。
10分ほどかけて、玉ねぎが柔らかくなってチーズもしっかり溶けたピザトーストは、きっちり美味しかった。
パンは全粒粉入りので、チーズはシュレッドタイプのチェダーという、ちょっと変わったピザトーストになったのだけれど、玉ねぎとピーマンがたっぷりトッピングされたピザトーストは、トマトピューレの爽やかな酸味が感じられる大人の味だ。
抹茶入り玄米茶
昨日のナイター、阪神vs巨人戦は、阪神がものっすごい劇的な勝ち方をしたらしい。1対1で延長戦を迎え、12回表で巨人に3点取られ「もうダメかもー」という状況になったところで裏に取り返してサヨナラ勝ちしてしまったとか。
「すごかったらしいんだよ、打った狩野って捕手が、プロ7年目の初安打、それがサヨナラ!」
朝になってそのニュースを知ったらしいだんなが、うきうきとネットで動画を見つけてサヨナラ劇を噛み締めている。私も一緒にモニターを眺めているうちに、お昼になった。息子はまだまだ食欲もないらしい。
「昨日の酢飯、まだまだ残ってるし、お魚もある。……これから食べなきゃ」
と、昨夜の残りをあれこれ出して、お昼はミニ海鮮丼にした。わさび醤油を絡めた刺身あれこれを酢飯の上に乗せ、上からしこたま刻み万能葱を添える。揉み海苔を散らし、まぐろのたたきやトロ、サーモン、帆立などなど数切れずつ残った魚を少しばかり惜しみつつ食べた。
今回買った刺身もどれも美味しかったなぁと思いつつ食べ終わったところで、やっと息子がフラフラながら起きあがれるようになった模様。苺なら食べられそうと言うので、明日焼く予定のケーキにトッピングするために買ってきた苺を数粒潰して牛乳とコンデンスミルクをかけたものを出してあげたら美味しそうに平らげ、再び布団に戻っていった。
蟹クリームコロッケ
ビール(サッポロ黒ラベル)
夕飯は少しでも息子の食べられるものにしよう、ということで、カルボナーラスパゲティとコロッケ。どちらも
「それなら多分、食べられる」
と息子が言ったものだけれど、熱が出ている時にそんなこってりしたものを食べられるとは……我が息子ながらちょっとすごい。それでも少量で手っ取り早く栄養の補給ができるのに越したことはないので、リクエストどおりにカルボナーラスパゲティの準備をした。コロッケは食材を購入がてら、だんなが駅前のコロッケ屋さんで買ってきてくれた。
7時になったら野球中継始まっちゃうよと、手早く準備していつもより少し早めの夕御飯。いつもほどには食べられないだろうなと少なめに茹でたにも関わらず、
「そんなにいらない、もっと少しでいい」
と、いつもの量の半分、いや1/3ほどしか盛らせようとしなかった息子の皿に対して、私とだんなの皿(主にだんなの皿)が特盛りになった。おろしたパルミジャーノ・レッジャーノが大量に入るスパゲティだけれど、カルボナーラはどちらかというと「卵のスパゲティ」という印象がある。卵4個を使った今日のカルボナーラも、かなり濃厚なコクのあるものになった。
結局、盛った量の半分ほどしかスパゲティを食べられなかった息子は、それでもコーンクリームコロッケだけはきっちりと食べきり、風邪薬を飲んで氷枕抱えて布団へ戻っていった。
明日はケーキを焼いて1日早い誕生日のお祝いをする予定なのだけれど……大丈夫かな。
半熟ハムエッグパイ
ダブルショコラパイ
カフェオレ
昨日、買い物に出かけただんなが
「ミスドで100円セールやってるよー」
と連絡をくれた。じゃあ朝御飯に何か買ってきてください、内容はお任せします……ということで、今朝初めて箱の中を見た私。
「えー、しょっぱい系が2つあります。エビグラタンパイと、ハムエッグパイ」
「あとね、甘いものは……エンゼルクリームと、こっちはチョコパイ」
多分だんなはハムエッグパイよりエビグラタンパイがお好き。そしてチョコパイよりエンゼルクリームがお好き。そして私はどちらかというとエビグラタンパイよりハムエッグパイが好きで、エンゼルクリームよりチョコパイが好き。そういうわけで、朝御飯はパイ2個ということになった。……さすがに、ちょっとくどいかも。
今回初めて「ダブルショコラパイ」なるものを食べたのだけれど、生地がチョコ味で中もチョコ入りで、大変にチョコ感溢れるパイだった。思ったより甘くないし、どっしり入ったチョコがサンマルクカフェのチョコクロを彷彿とさせて、かなり好みな感じ。
胃に溜まるしっかりとした朝御飯を遅めに食べて、今日は一日だんなと2人であれこれお料理する予定。
昨日は1日、発熱してしまって起きる気力もないという風に寝ていた息子は、今朝は朝7時からキラキラした瞳に戻って活動している。熱もすっかり下がったようで、この分だったらお祝いディナーもお祝いケーキも存分に食べることができそうだ。良かった良かった。
ミニハンバーグ チーズトッピング デミグラスソースかけ
鳥の唐揚げ・揚げウィンナ
ミニオムライス
マッケンチーズ
ミックスリーフのサラダ・プチトマト・きゅうり
コーンスープ
ビール(Corona)
シフォン生地の苺ショートケーキ
カフェオレ
息子の誕生日は明日なのだけれど、明日は平日なので、ゆっくりお祝いできる今日に誕生日ディナーをしようということに。ケーキは「不二家な感じの苺ショートが食べたい」と息子からリクエストされていたのだけれど、不二家のショートケーキはお目にかかれない今日この頃。
「じゃあ、お母さんが作ろうか?クリスマスの時に作ったみたいなので良かったら作るけど?」
と聞けば
「うん!それがいい!」
と喜ばれたので、まずは昼頃にシフォンケーキを1台焼いた。クリスマスのケーキは苺のピュレ入りのシフォン生地だったのだけれど、今日はバニラビーンズを入れたプレーンなタイプのもの。数時間かけて冷ましたあと、横半分に切ってスライスした苺とホイップクリームを挟み、周囲にもまんべんなくゆるめに泡立てたクリームを塗って、ごくごく普通な外見のショートケーキを作ってみた。
明日の誕生日当日は「すごく真面目に作った醤油ラーメン」がテーマになっていたりする。
私がケーキのデコレーションをしている間、ラーメン用のチャーシューの仕込みをしていただんな。デコレーションできたできたよと私が立ち上がってケーキを冷蔵庫に入れている間に、だんながテーブルの上のシフォン生地の切れ端を、じーっと眺めている。
「……これは、このクリームをつけて食べていいってことだよね?」
私がいいよと言わないうちに、だんなは切れ端を残ったクリームにつけてもぐもぐやり始めていて、「あ、いいねそれ」と、私も一緒にもぐもぐもぐ。
「……どうもさ、お腹空いてるよね俺たち」
「うん、この行動を冷静に分析すると、どうやら腹ぺこみたいだよね」
「分析しなくても腹ぺこだよね」
すっかり回復したらしい息子は外で友達と遊んでいて、私とだんなが2人で「いかんいかん、これ以上食べたら夕飯に響く」などと言いながら、シフォンの切り落としを食べてしまった。ついでに、煮上がったチャーシューもついつい数切れ。
で、誕生日お祝いディナーは、例年通りの「お子さまランチ」。何が乗ってると嬉しい?と聞けば、例年通りに「マッケンチーズ!」という答えが返ってきて、そうするとマカロニつながりでグラタンもマカロニサラダもメニューに加えることができなくなる。今年は更に、「オムライス!」というリクエストも追加された。
「オムライスは俺が作るよ、任せとけ」
「んー……あとは、ハンバーグとか、コロッケとか、唐揚げ……?」
「メンチカツとか?」
「あー、うずらの卵を中に入れる……とか。スコッチエッグっぽく?」
数日前からあーだこーだとだんなと相談していたのだけれど、さすがに毎年お子さまランチが続く(しかも3年連続マッケンチーズリクエスト)と、「それっぽい料理」も出尽くした感がある。うずらの卵入りハンバーグは去年やったばかりだったし、揚げウィンナーは毎年のように登場している。それでもやっぱり「お子さまランチってこういうのだよね」と思える料理の方が私たちも嬉しかったりするので、ハンバーグに唐揚げに、ということに今年もなるのだった。
で、今年のおかずは、ミニハンバーグにチーズを乗せたものに、いつも通りの味の唐揚げ、揚げウィンナ、彩りにミックスリーフのサラダとプチトマト、きゅうり。毎回、オーブンを使ったり作り置きができるものを加えるようにしているのだけれど、今年はマッケンチーズもオムライスも唐揚げも、直前に仕上げたいものばかり。ハンバーグは少し前に焼いておいて、チーズを乗せてからオーブンに入れることにした。マッケンチーズのソースも事前に準備しておいて、最後の数十分で揚げ物して、マカロニ茹でて、その隣でだんなはオムライス作り。常以上に台所は調理器具だらけの大変なことになった。
マッケンチーズの黄色にオムライスの黄色が合わさった、全体的に黄色っぽい色合いだった今年のお子さまランチ。息子の食欲の増加が皿の大きさに反映され、去年より大きなサイズのプレートにあれこれ盛りつけた。1枚の皿に盛りつけてこそのお子さまランチだけれど、今年はオムライスの存在もあってか、かなりの迫力。
「マッケンチーズ〜♪」
と、予想どおり、最初にそこにフォークを刺した息子は、ハンバーグも平らげ、オムライスも美味しそうに平らげ、いつのまにか揚げウィンナも平らげ、鳥の唐揚げとサラダを前に
「……そろそろ、お腹一杯になってきちゃったかなー」
とか言いながら、綺麗に完食した。私と同じくらいの料理の盛りだったのに見事な食べっぷりで、年々お皿を大きくしないといけないような予感がひしひしと。