豆腐とわかめの味噌汁
鮭の塩焼き
麦茶
「……朝御飯はどうしましょ?」
日曜の午後に買い物に出て、月曜の朝御飯に思いを馳せる。パンって感じじゃないんだなぁ……とだんなを見ると、キラキラした目で
「いかなごライス!」
と即答された。おお、いかなご。そうか、いかなご。
それじゃあ朝起きてから御飯炊いて味噌汁作ることにしようかと、今日から春休みの息子もだんなの出勤に合わせて早めに起きて、家族一緒に炊きたて御飯と作りたて味噌汁の朝御飯を摂ることになった。
柔らかないかなごの釘煮をどっさり乗せた御飯と、息子が「この具のくみあわせが、いちばん好き」と断言する豆腐とわかめの味噌汁。あとはスーパーで安売りしていた鮭の切り身を塩焼きにした。
いよいよ春休みのスタートで、でも明日から息子はスキー合宿。週末のうちに一緒に荷造りしたのだけれど、今日になって
「はい息子、この青い袋には何が入ってる?」
「……スキーの服?」
「ブブー。これは、お部屋で着るズボンやパジャマが入ってます。じゃあこっちの白いのは?」
「んとね、てぶくろとか、ぼうし?」
「違うよ、これがスキーウェアだよ……」
と、確認までにと復習してみたところ、昨日の荷造りでの経験が全くインプットされていないことが明らかになった。「タオルの袋」とか「部屋着の袋」とか「スキー関係の袋」とか、もしかして全部ラベルつけなきゃダメですか……?だいじょうぶかなぁ……。
麦茶
まぁ、ともかくもそんな感じで息子は今日一日浮き足だっていて、昼御飯は一緒に冷やし中華の準備をして食べた。ちょっとシーズン先取りというか、まだ春の盛りというより初春という感じだけれど、暖かかった週末に思わず買ってきてしまったもの。
「おそば茹でまーす」
「ゆでまーす」
「卵焼きまーす」
「やきまーす」
「……って、いいよ、卵は焼いてくれなくていいよ、危ないし、薄く焼くの大変だから。じゃあ、きゅうり切りまーす」
「切りまーす」
さすがに全部の行程を一緒にすることはできなかったけれど、でも麺茹でとか最後に麺を水で揉んで冷やすところとか、ハムを切ったりトッピングしたりというのは一緒にやった。トッピングはハム、錦糸卵、きゅうり、そしてプチトマト。醤油味も好きだけれど胡麻味もたまんないのよねと、今回の冷やし中華は胡麻味だ。
バターコーン
レタスとピーマンのサラダ
いかなごの釘煮
豆腐とわかめの味噌汁
豆御飯
ビール(モルツ・よなよな)
ほうじ茶
明日の息子の出発は、なんと朝6時集合。昼御飯も朝御飯もお弁当持参で、捨てられる容器に入れてこいとのことだ。これは大変、と、「何がいい?」と息子にリサーチしつつ献立を考えた。朝御飯はサンドイッチで、昼御飯はおにぎりかな。おかずは鶏肉の唐揚げと、玉子焼きということで。
さすがに朝5時頃から唐揚げを作る自信はない(寝ぼけて自分の指を揚げかねない……)ので、弁当はおおむね今日の夕飯時に作ってしまうことにして、そしてなし崩し的に「夕飯は唐揚げ」ということになってしまった。鶏肉2枚もあるしなと、ざくざく切って醤油と酒、胡麻油とおろし生姜とおろしにんにくを合わせた中に浸しておく。そこに片栗粉をまぶして揚げるというやり方はケンタロウさんのレシピで、我が家はいつのまにか毎回この作り方になっちゃっているのだけれど、冷めても美味しい弁当に似合いの味になるのでお気に入りだ。
だんなも夕飯に間に合うように帰ってきてくれるそうなので、唐揚げどっさり用意して待っていた。
あとはサラダとか、先日ピザやったときに残ったコーンでバターコーンも準備。全体的に息子の好物を揃えて、「いってらっしゃいがんばっておいで」感を演出してみたのだけれど、息子は純粋に目の前のバターコーンに目を輝かせていた。
そして、唐揚げもさることながら、本日夕飯のメインディッシュは「豆御飯」。私の実家では、母がこのグリーンピース御飯を作ってくれることはまずなかった(母が豆をあんまり好きじゃなかったらしい)ので、私にとっては「給食の味」という感じ。あの独特の青臭いような春のグリーンピースが私は大好きで、さやつきのが売られていた先日、いそいそと1パック買ってきた。丁寧に剥いて、御飯の炊きあがりに合わせて塩茹でにしたのを炊けた御飯に酒、塩と共に混ぜ合わせる。ものの本によると御飯と一緒に炊いてしまうより別茹でにした方が色も良く美味しいのであるらしく、薄皮に皺が寄らないように気をつけつつ炊きたて御飯に茹でたて豆を混ぜ合わせた。うん、春の味でとても美味しい〜。
さー、明日は5時起きだ。
卵・ツナ・ハムチーズ・いちごクリーム
カフェオレ
朝のお弁当はサンドイッチとプチトマト。昼のお弁当は鮭といかなごのおにぎり1個ずつと鶏の唐揚げ、玉子焼き、茹でブロッコリーとプチトマト、そして別容器にたっぷりの苺。水筒にたっぷりの麦茶も詰めて、そして息子は合宿に出発していった。お小遣いを入れたお財布にテレホンカードも2枚入れて、そして合宿のしおりに私とだんなの携帯電話の番号を書いておいた。「すごーく寂しくなっちゃったら電話していいよ」と伝えたのだけれど、きっと楽しくてテレホンカードの存在を思い出すこともないんだろうなぁ。
それじゃあ行って来ます、と、朝ジムに向かうだんなと、ちょうど同じ時間だからとだんなに連れられて息子も一緒に出発し、そして私は朝6時から一人ぼっち。まだ眠いし、朝御飯という感じじゃないわと、そのままパジャマのままで居間でゲームを始めた。そのまま邪魔するものは誰もいないわうっきっきーと、ゲーム猿になって気がつけばお昼。作っておいたサンドイッチを私もつまむことにした。
具はスタンダードに卵とツナ、そしてハムチーズ。本当はこの3種だけにするつもりだったのだけれど、息子の
「あの、いちごとクリームの、作ってくれない?」
のリクエストに応えて、固く固く泡立てたホイップクリームを刻んだ苺と一緒に挟んだフルーツサンドも1つだけ作った。本当は持ち運ぶ弁当には向かないフルーツサンドだけれど、朝御飯に食べるならダレるまでにはならないでしょう、と、息子の器には苺サンドを2切れ詰めた。
4種類もサンドイッチを作ったら、できあがりはなかなか大量。家族3人しっかり食べられる分量になって、そしてだんなの朝御飯と私の昼御飯にもなったのだった。
ああ、苺サンド、美味しいかもー。
釘煮飯
アイスティー
「きょうの夕ごはんは、何かな?」
と言ってくる人もいないし、
「これだけ?」
とツッコミを入れる人もいない。今日は思う存分自堕落に過ごすんだもんねー……と思っていたのだけれど、夕方になってしっかりお腹が空いてくると、「どうせだったらちゃんと美味しいものが食べたい」と腰を上げた。
先日の炭火焼き鳥の時に余ってしまった茹でスペアリブが数切れあるので、これをもう一度スープにすることに。塩味のスープに、ありものの野菜(玉ねぎとにんじんとキャベツとじゃがいも、ついでに大根も)を適当に切って放り込み、ついでにマカロニも入れて1品料理にしちゃうことにした。お湯沸かして、適当に材料入れたら10分くらい放置して(その間またゲームし続けて)、煮えたら居間に持ち込んで、そのまんまゲームしながらスープボウルを抱えるという大変お行儀の悪い夕御飯。普段「ゲームしながらおやつ食べないのー!もう!」なんて怒られている息子が見たら目を三角にするんだろうなと思いつつ、これも一人の特権だわとお行儀の悪さを存分に堪能した。スペアリブのスープだけじゃ少し物足りなくて、結局、いかなごの釘煮御飯を添えてみたりして。
……もう息子は夕飯食べたかなー。もうお風呂は入ったのかしら。スキーはどのくらいやったのかな。(やっぱりちょっとだけお母さんは寂しい)
息子を恋しがっていてもしょうがないので、明日はだんなと2人でスキーに行って来ます。目的地は当然息子と別の場所。
チキン弁当
お茶
息子不在の4日間。せっかくだからということで、
「じゃ、私たちも1日くらい、どこかに出かけましょう」
「子連れじゃ難しいところに出かけましょう」
とあれこれ考え、結局
「じゃあ私たちもスキーに行っちゃいましょう」
ということになった。目的地はガーラ湯沢。日帰りプランで1万円ちょっとで行けるらしい。
「んで、往復のJR代にリフト券もついてくるんだって」
「え?ビール券?」
「うん、じゃあいいよおゆきさんはビール券で」
どこがどうして「リフト券」が「ビール券」に聞き違えてしまうのかわからないけれど、ともかく日帰りプラン、ビール券リフト券つき。前日に予約しようとしたところ、狙っていた列車の指定席が満席だったので、1300円ほど追加してグリーン車プランにしてしまった。往復グリーン車でらくちんらくちん。
というわけで、今日は5時起きで5時半の列車に乗り、6時半の新幹線に乗って新潟方面へ。そんな朝早くからでもちゃんと駅弁屋さんはオープンしていて、
「東京駅のお弁当って言ったら、これよね」
「うん、これ、美味しいよね」
と、チキン弁当を買ってから新幹線に乗り込んだ。
鶏の唐揚げ(レモンとレタスつき)、チキンライスがセットになったこんな感じのお弁当。私もだんなもこれが密かなお気に入りだ。なんてことない唐揚げでありチキンライスであるのだけれど、妙に美味しいのよね。
ジャンボカツ丼 \1200
生ビール
東京都心は既に桜がほぼ満開。新幹線の車窓からはしばらく薄ピンクのふわふわした花があちこちに見えたのだけれど、途中うたたねして起きたらもうすっかり窓の外は雪景色になっていた。新幹線の駅まわりくらいはもう雪なんてほとんどないだろうと予想していたのに、ガーラの駅前はまだまだたっぷりの雪。しかも今まさに降りつもっているところだった。
電車を降りてレンタルスキーの手続きして、着替えて、荷物ロッカーに入れて、スキー装備で駅ビルに直結したゴンドラでゲレンデまで向かう。そこには、これまでの人生最悪の悪天候なゲレンデが広がっていた。雪はもつもつ降り続いているし、しかも強風を通り越して「突風」。なんだこれなんだこれと、とりあえず1本リフトを上まで登って行ったら、勝手にスキーが風で押されるほどの強風がびゅうびゅうと吹きつけていた。こっちはもう「春スキーだしー」と舐めてたから耳当てなんかも家に置いてきてしまっていて、「気温マイナス2.9度」の表示にすっかりビビりながら、おそるおそると数本滑る。2本滑ったところで、もう泣きそうになった。リフト乗ってるだけで「鼻凍るーおでこも凍るー」という感じだし、10m先の人影が全然見えないほどで危ないことこの上ない。
それでもせっかく来たんだし!と、途中休憩を挟みつつ、午前中はリフトに6本乗った。「これから強風の予報です。リフト、減速するか止まるかも」のアナウンスが流れる不穏な空気の中、それでも降り積もり続ける雪のおかげもあってゲレンデの具合は非常に良い感じなのが幸いして、春スキーとは思えない粉雪の中、強風にあおられつつもだんなと2人で何度か斜面を滑り降りた。そして昼御飯。
「……やっぱりさ、スキーに来たからにはカツ丼だよね?」
「だよね?あと、ビールもね?」
「そうだよね?」
と、普通のカツ丼が1100円、「ジャンボカツ丼」が1200円という表示に、「そりゃもうジャンボでしょー」と調子乗りまくりな私たち。
これがもう半端じゃなくジャンボで、私たちは学生さん向けメニューを年甲斐もなく頼んじゃったのねと猛烈に後悔することになった。そもそもどんぶりの器からしてとんでもなく巨大で(洗面器のよう……)、そこに1合半くらいあるんじゃないかというたっぷりの飯。そして巨大なカツにたっぷりの卵、上に飾りの三つ葉が少々。ビールはラージサイズの生を2人で半分こしたのだけれど、ジャンボカツ丼はとてもじゃないけど食べきれなかった。だんなは必死の形相で御飯も全部平らげたけれど、私は茶碗1杯分くらい残して(それでも3/4は食べきったんだけど……)、
「ごめんなさい……残してもよろしいでしょうか……」
とギブアップ。出されたものは残さない主義なのだけれど、さすがにこの洗面器サイズの丼は無理でした。すごく人気のあるメニューみたいで、周囲のテーブルにはこの洗面器がたくさん。
雪椿酒造 越乃雪椿 特別本醸造
魚沼酒造 天神囃子 特別純米酒
王川酒造 王風味 しぼりたて生
青木酒造 源左衛門 にごり酒
菊水酒造 五郎八 にごり酒
新幹線車内にて
エチゴビール(ビアブロンド)
燻製豚タン
チーズかまぼこ
久しぶりのスキー(今シーズンは2度目ではあるけど、その前に私は10年近いブランクが……)ということもあって、午後になると膝がガクガク。強風にあおられた時にふんばることも難しくなって、この悪天候でこの状態はちょっとダメかもわからんね、と、早めにスキーは終えることにした。だんなはもっと滑っておいでよー、と声をかけて麓に下りると、メインの4人乗りリフトが強風のため営業中止になっているところだった。こりゃもう全体的にダメだねと、昼過ぎに早々に下山することにした。帰りのゴンドラも強風で揺れたり減速したり止まったりと、このうえない恐怖体験。
で、あまりにも早く下山しちゃったので、ガーラ湯沢駅に直結したところにある「ガーラの湯」で一休み。その後、だんなに
「日本酒の試飲しに行かない?越後湯沢に」
と、バスに揺られて連れられて、越後湯沢駅構内にある越乃室(こしのむら)というところにも寄ってきた。すごーく面白いところだった。
500円をカウンターで払うと、専用のコイン5枚と、25ccサイズの小さなお猪口を1つ貸してくれる。壁面には、写真のようにずら〜りと新潟のお酒の注ぎ機が並んでいて、お客はそこに張られた紹介文とかラベルを見て、好みの銘柄の場所にお猪口をセットしてコインを1枚入れ、ボタンを押す。ちょうどお猪口に入るくらいの日本酒が注がれるので、それを飲んでは別のお酒に移動して……と、500円で好みのお酒を5種類自由に飲むことができる場所なのだった。すてきすてき。楽しい楽しい。
カウンターで頼めば、その時々にしかない生酒やにごり酒も出してくれるし、そのほか「メダル2枚必要」「3枚必要」といった高級感溢れるお酒も飲むことができる。こんなたくさんな中から5種類だけ選ぶなんてできないよー……と言いつつ、ラベルの美しさなんかも考えながら、「辛口」と紹介されていた「雪椿酒造 越乃雪椿 特別本醸造」、そして「甘口」の紹介の「魚沼酒造 天神囃子 特別純米酒」、その後はカウンターで入れてもらった「王川酒造 王風味 しぼりたて生」「青木酒造 源左衛門 にごり酒」「菊水酒造 五郎八 にごり酒」を堪能してきた。だんなのものとも交換しながら味見したので、10種類の味を楽しむことができて、なんとも幸せな気分。確かに辛いけど香りは甘いよね、とか、これはまたキリッとしてるねぇ、なんて言いつつ、いそいそ注いでいそいそ飲む。米の味がするような濃厚なとろ〜んとしたお酒が好きな私は、やっぱり「しぼりたて生」とかにごり酒がたいそう美味しかった。菊水のにごりが特に好みだったので、4合瓶900円だったそれをお土産に1本買ってきた。
で、新幹線の中は新幹線の中で、新潟の地ビール「エチゴビール」を1人1缶空けつつ、つまみを少々。なんか今日は、新潟に酒飲みに行ったような気分になった帰り道だった。
餃子2皿
なす野菜炒め
チャーハン大盛
ビール大瓶
だんなと半分こ
予定では、「1日中ゴンゴン滑って、夕方の列車で東京に帰って、東京で飲むか地元で飲むかしようね」なんて言っていたのだけれど、新幹線の予約も早い便に変更してもらってしまい、午後6時には家に到着。それじゃあ何度も行こうとして行けなかった「太閤園」に行きますかねと、ここ何度も別の予定が入ってしまったり臨時休業していたりしてフラれ続けていただんなを連れて、地元の中華定食屋さん「太閤園」(たいこうえん)に行って来た。
餃子2皿、なす野菜炒めを定食じゃなく単品で、そして御飯の代わりにチャーハンを大盛で。ビール大瓶と一緒にそんな注文をして、ビール飲み飲み餃子をつまんで、炒めものつまんで、最後にチャーハンを半分こして食べた。
だんなにとっては、やーっと口にできた、念願のなす野菜炒め&チャーハン。肉が入っているより茄子が入っている事を嬉しく感じてしまうなす野菜炒め(そのくらい茄子が美味しい)に、色鮮やかなナルトを細かく刻んだものが入っている、不思議に美味しいシンプルなチャーハン。先日臨時休業していて、「おやっさんの体調が悪くなっちゃったとか!?」と私たちはたいそう心配していたのだけれど、今日もおやっさんは厨房で元気に鍋をふるっていた。たらふく食べたのに、ビールまで飲んだのに、お会計はたったの3000円(餃子は1皿350円よ)。いいなぁ、相変わらず素晴らしい店だ。もう大好き。
今日は事あるごとに
「息子は元気でやってるかなぁ」
「息子は楽しんでるといいなぁ」
「息子のスキー場はこんな悪天候じゃないといいなぁ」
なんて息子の存在をだんなと一緒に「どうしてるかなぁ」と思い出したり口にしたりしていたのだけれど、まだ何も「こんなトラブルが発生しました!」という連絡ももらっていないし、そこそこ頑張って元気にやっているのだろう。息子のスキーはまだ2日続くけど、お母さんは明日は筋肉痛確定だわよ。
さくらびより
抹茶あずきマフィン
カフェオレ
案の定、今朝起きると、ふくらはぎがガチガチに筋肉痛になっていた。
スキーをやっている間は「腿の前側の筋肉が痛いなー痛いなー」と思っていたのだけれど、腿のあたりはスクワットでそれなりに鍛えられているからあまり筋肉痛にはならなかったらしい。でも、ふくらはぎが異様に痛くて、歩くのにずっとヨタヨタすることになった一日となった。
朝御飯は、
「ドーナツ、どう?」
「いいねぇ、ドーナツいいねぇ」
と、昨日だんなと2人で買ってきたミスドのドーナツ。私が選んだのは、密かなお気に入りの「抹茶あずきマフィン」、そして期間限定もの「春小玉」の、「さくらびより」というもの。黒糖の一口サイズの丸いドーナツにホイップクリームやらクランチやらがトッピングされた可愛い色合いのドーナツで、これまた小豆なんかが入っていて和風っぽい。
「しまったよ、両方とも小豆系のを買っちゃったよ」
と今日になって気付いてしまいながら美味しくいただいた。
ランチプレート 580円
アイスティー
近所の桜もいーい感じに満開になって、この素敵な季節に一日中ゲームと仕事で家に籠もりきりなのはどうよと、午前中図書館覗いたり買い物したりしてきた。自転車漕ぐのにふくらはぎが痛くて困ってしまいつつ、それでもあちらをぷらぷらこちらをぷらぷら。今日はカレーだ!と肉や野菜を買い込んで、ついでに駅ビル内にあるハム屋さん「MOUTOM」のランチプレートを買ってきた。
このお店、決して安くはないけれど、置いてあるのは美味しいものばかり。
ちゃんと肉の味がするソーセージやハム、ベーコンなどを主に扱うお店で、サンドイッチなどもとても美味しい。今日買ってきたランチプレートは、ミニサイズのチキンライス、野菜と鶏肉のサンドイッチ、キッシュ1切れと、3種のソーセージ(と粒マスタード)、ザワークラウトとサラダという組み合わせだった。自家製らしいザワークラウトは酸味がきつくなくて、ソーセージの影にひっそりと詰められているのにこれがすごく美味しい。ソーセージも、粗挽きのとちょっとスパイシーなのと味がそれぞれきちんと違っていて、「何を食べても美味しいお弁当」というのは幸せだなぁと嬉しくなりながらあれこれつついた。
ソーセージ、ベーコンなどを買うときに思い出してしまうのが、先日購入して読んだ『食品の裏側』(安部司 東洋経済新報社 2005/11)という本。これを喰うなこれは危険だ、という本じゃなくて、「あなたたちが食べているものにはどんなものがどんな風に使われているのか、そして自分はどうやってそれを売ってきたか、自分はそれをどう伝えたいか」というスタンスで書かれていて、とても読みやすい本だった。加工食品に添加物がじゃぶじゃぶ使われているのは既に知ってはいたことだけれど、でもこの本を読んでまたちょっと考えさせられて、食品の表示ラベルをまじまじと見るようになった。なったんだけど、でも、スーパーの加工肉コーナーで「発色剤」とか「大豆たん白」とか、ないものを探す方が難しいのだなぁというのもよーくわかった。これにも色々使われているんだよねぇと思いつつも、でもカレーのルーなんかも買ってきてしまうしね。加工品の購入は最低限にしてなるべく野菜そのもの、肉や魚そのものを使うようにしたいと思っても、缶詰使う方が楽な場合も多々あるし、そのあたりの折り合いを、自分でちゃんと自覚しながら生活しなきゃなぁと思ったのだった。
ミックスリーフのサラダ
麦茶
明日は息子が帰ってくる日。夜8時過ぎに最寄り駅着だそうで、きっと腹ぺこで帰ってくることだろう。息子が食べたい夕御飯はよーくわかっているのだけれど、チーズソース作ったりマカロニ茹でたりするのは帰宅してからではなかなか時間がかかるので、カレーでも作っておいてやろうと思った。しかも今日のうちに作っておけば、明日は「2日目のカレー」できっとすごく美味しい。しかも明日の朝、ジムに向かうだんなも食べていけるじゃないかと、午後になっていそいそカレーの仕込みをはじめた。今日は美味しそうな新じゃがが売られていたので、皮を剥いたままの丸ごとのじゃがいもをごろごろ入れちゃうことにする。
でも、今日のだんなの帰宅は遅く、一人でカレー作って一人でカレー食べるというのは、ビミョ〜に寂しかった。やっぱりカレーというのは、大きな鍋にたっぷり作って、それを皆でわいわい言いながら食べるのが楽しい。大きな鍋にたっぷり作って、まではいつも通りにしたのだけれど、それを一人でシャバーと御飯にかけて、テレビ見ながらぽそぽそ一人で食べるのは、スパゲティなどの別メニューより一層ほの悲しさを漂わせてしまったのだった。
寂しがっていてもしょうがないから、ゲームでもするか。
牛乳
今日は息子が帰ってくる日。一人で自堕落な昼間を過ごせるのも今日が最後ねと、だんなの朝ジム行きに合わせて一緒に起きて、朝6時からファイナルファンタジーに興じるという、やる気があるんだかないんだかわからない一日のスタートになった。もうちょっとでどうやら終わりそうなのだけれど(最強武器がちらちら出てきたり、魔法も最大級のものが出てきたり……)、でもいまいち先が見えないというか、「なんと!○○は実は××で△△だったのでした!」的なものもあんまりなく、一体これはどういう終わり方をするのだろうと、楽しみ半分不安半分。
朝御飯にカレーを食べてジムに出発していっただんなを見送った後、私は何も食べずに何も飲まずにえんえんとゲーム。そういえば自分用の朝御飯に「ミルクフランス」(フランスパンにミルククリーム挟んだやつ)を買ってきたのじゃないかと思い出して、10時頃にゲームやりながらもしゃもしゃと食べた。ううん、これぞ自堕落。明日からはこんな食事はしませんとも。
ミックスリーフのサラダ
コーンスープ
ミックスジュース
子供たちのスキー合宿、帰りは夜8時頃だと聞いている。夕飯は摂らずに帰ってくるそうなので、そりゃお腹が空くだろうなぁと、帰宅してすぐ食べられるものをと昨日カレーを仕込んでおいたのだった。コーンスープの準備もして、サラダも冷蔵庫に冷やしておいて、御飯は炊きあがった状態にしておいて、そしてお迎え。道路が混んでいて30分ほど予定から遅れたけれど、息子が元気に帰ってきた。心なしか頬が赤みを帯びてスキー焼けしているような。
「ただいまー!あのね、とっても楽しくてね、とってもがんばってね、んでね、バッジもらってね、かえりのバスはね……じゃなかった、おみやげ!そうおみやげ!」
迎えるなり必死に色々報告してくれようとする息子にまぁ落ち着きなさいと言いつつ、でっかいバッグを自転車に乗せて帰ってきた。スキー用の手袋、2つ持っていったうちの1つはすり切れて破けてボロボロだ(何をやったんだろう……)。最終日の検定試験に合格したそうで、緑色のバッジをもらったのだそうだ。着替えとかお風呂とか荷物の整理とか、その他もろもろちゃんと一人でがんばってきたようで、バッグの中の荷物も綺麗にそれぞれまとまっていた。
サティでもマルエツでも見たことないおかしを見つけたんだよ、だからおみやげに買ってきたよ、はい!
……と息子が渡してくれたのが、信州限定ブルーベリー味のきのこの山(しかも大粒)。でーっかい紫色の箱がいかにも息子の選択らしくて、ありがとう、といただいた。
バスが遅れちゃったのでインストラクター氏が車内で皆にパンを食べさせてくれたのだそうで、あまりお腹は空いていなかったらしい息子。それでもビーフカレーもコーンスープもちゃんと全部平らげていた。今回はバーモントカレー甘口にこくまろ中辛を合わせたルーで作ったカレーだったのだけれど、牛肉にまぶしたカレー粉の味が案外と強くなってしまい、地味ながらスパイシーなカレー。昨日は少し水っぽくもあって、「なんかこう、失敗スープカレーって感じがしなくもない」と密かに思っていたのだけれど、今日はちゃんと落ち着いた味にまとまっていてくれて一安心だ。ほくほくした新じゃがが特に良い感じだった。
合宿の御飯もちゃんと残さないで食べてたの?うん、いつも全部ちゃんと食べたよ、スパゲティも出たよ……なんて話をしながら、
「でもねぇ、おうちのごはんが食べたくなっちゃった」
と、ぽつりと息子が呟いて、その一言が私はとても嬉しかったりした。でもスキー合宿はとても楽しかったから来年も行きたいんですって。