
バタートースト
牛乳 with ミルメーク(ココア)
果物いろいろ
ホットサンドにしてもこれまた旨いのだけれど、今回のカレーはけっこう汁汁していたのでホットサンドは見送りに。
「コーヒー?アイスコーヒーでいい?」
パンの準備してお皿の準備してバタバタしていたら、息子が
「みるめーく、とか?」
と声をかけてきた。「とか?」と言ってるけどそれは明らかに「ミルメークがいいなぁ」という口ぶりで、だからお供にミルメーク。いちごにコーヒーにココアにとそれぞれ一番好きなフレーバーのを大きなグラスに入れ、牛乳をたっぷり注いだ。
バターが溶けて染みこんで表面がカリッとなったバタートーストをこてこてとカレーに浸しながらの朝御飯。カレーに少量とろけるチーズを落としておいたら、全体的にこってりとしたヤバイ味になってしまった。豚バラ肉のポークカレーは実に美味しかったなぁ……幸せな数日間でござった。
ふりかけ御飯・ちりめん山椒
豚肉とキャベツのソース炒め
かぼちゃのバターソテー
ゆで卵
蟹クリームコロッケ(冷凍もの)
ライチ
麦茶
今日のおかずは、豚肉とキャベツのソース炒め。豚を炒めてキャベツ加えて、塩胡椒とウスターソースで味をつけた、要するに「焼きそば味」。これ以上なく簡単な味付けだけれど、これが案外御飯に似合う味なので気に入ってこれまでも何回か作ったことがある。いかにも焼きそばっぽく、人参とかピーマンとかもやしとか加えても、更に美味しい。今日はちょっとウスターソースが足りなくてやけにあっさりした味になってしまったけれど、この炒め物はちょっと下品なほどにソース味にしてしまった方が御飯には似合うと思う。
あとはかぼちゃのバターソテーとゆで卵。あと一品ほうれん草の胡麻和えでも詰めようかと思っていたのだけれど、だんなが
「これ詰めようよ、これ」
と数日前に冷凍ものの蟹クリームコロッケを指さしていたのを思い出して、それを温めて隅っこに詰めておいた。
どうも私は出来合いの「冷凍お弁当おかず」類には抵抗があって(「せっかくの手作り弁当なのに、その中からコンビニのおにぎりが出てきました〜」みたいな、罪悪感というか不快感があるのね……)、私はあまり入れないようにしているのだけれど、確かにコロッケは案外美味しいし、冷凍焼売も1個隅っこにコロンと詰めるには便利だし、ちくわの磯辺揚げなんかも給食みたいな味で悪くない。今日食べてみたハインツの蟹クリームコロッケもとろんとまろやかな味のクリームコロッケで美味しかった。悔しいことに豚キャベツ炒めより美味しい気がした。
……そういえば、コロッケももうしばらく作ってないなぁ……。
牛しゃぶサラダ
かぼちゃのクリームスープ
発泡酒(サントリー マグナムドライ)
「だって、パスタだったら1分2分のズレが悲劇に繋がるでしょ?」
だそうで、おかげでだんなが帰ってきた直後に絶妙の茹であがりのタイミング。ばっちりだった。
本日のパスタは、茄子とベーコンの塩味パスタ。茄子は薄切りにして両面こんがり焼いておき、ベーコンはじくじく脂を溶かしながらにんにくと一緒に炒める。茄子とベーコンと茹でたてパスタを合わせ、味つけは塩胡椒のみ。茄子を炒めたオリーブ油とベーコンから染み出た脂で、思ったよりもこっくりした味にできあがった。
サラダは、薄切り玉ねぎと千切りにんじん、千切りきゅうりをしこたまレタスに混ぜ込んだ、牛しゃぶトッピングのサラダ。コンソメスープで煮たかぼちゃをポテトマッシャーでざくざく粗めにつぶし、茹でたとうもろこしの実と牛乳を加えて作ったかぼちゃのスープも合間に準備して、今日は冷蔵庫内のありもの野菜をあれこれ使った夕御飯にした。このところレタスとキャベツが安いから、冷蔵庫には常にレタスとキャベツが入っている。かさばるから野菜庫がぎゅうぎゅうになっちゃうのね……。
「味来」という品種のとうもろこしの実を入れたらスープがおそろしく甘くなってしまって(ここ数年、とうもろこしは味来よねー……とそればかり買っているのだけれど、今シーズン買っているものは、それにしたって甘い……)デザートスープか何かのようになってしまったけれど、それが息子にはツボだったようで、サラダバリバリお代わりしながら食べつつスープも2杯飲んでいた。ただ、茄子はいまいち苦手らしくて最後まで残していた皿の上の茄子に苦戦していた模様。
今日、改めてじっくりと今月の息子の給食献立表を眺めたのだけれど、今月も実に実に美味しそう。
7/05 きなこ揚げパン・肉団子スープ・大豆と茹で野菜のドレッシング和え・ライチ・牛乳
7/06 ごはん・ハワイアンハンバーグ・プチトマト・アスパラソテー・冷凍みかん・牛乳
7/07 枝豆ごはん・天ぷら(イカ・かぼちゃ)・七夕汁・胡麻和え・あんず・牛乳
7/08 はちみつパン・ポークビーンズ・茹で野菜の和え物・レモンヨーグルト・牛乳
7/12 食パン・ジャム・とんかつ(キャベツ・プチトマト)・とうもろこしのスープ・フルーツポンチ・牛乳
7/13 麦御飯・鰻の蒲焼き・豚汁・野菜の昆布漬け・さくらんぼ・牛乳
7/14 クロワッサン・スパゲティミートソース・茹で野菜の和え物・ぶどう・コーヒー牛乳
てな具合で、
「ちょっと奥さん!なんですかこの日は、鰻の蒲焼きに豚汁という羨ましい組み合わせは」
「……いいよねー……ハワイアンハンバーグなんてのも旨そうだよねー」
「食パンにとんかつってさぁ……それはカツサンドにして喰えってことかなぁ……」
「いや、それ以前に明日は揚げパン!なんということだ!明日は絶対休めない!」
献立表を前に夫婦で熱くなっている私とだんなだった。
私も小学校時代の給食はかなり美味しかった記憶があるけど、でも少なくとも「ライチ」とか「鰻」なんてものは登場しなかったよ。よく見ると主食やデザートの多種多様っぷりもすごいものがあって、毎月のことながら栄養士さんの愛が感じられる。いいねぇ息子。

目玉焼き
A先生の蜂蜜
アイスカフェオレ
昨年末あたりからずっと卵が高値だけれど、今でも普通に買うと180円とか200円とか。こないだの週末に148円だったのでうきうきと2パック買ってきて、ついでにそのスーパーで毎週金曜日に卵が特売なのだという情報も掴んできた。金曜日は卵の日……と自分に言い聞かせつつ、今日も好物の半熟目玉焼きをジュージュー焼いた。
麦茶
とんかつソースがしっかりたっぷり染みたカツとレタスが、胚芽パンらしきベージュ色のパンに挟まっている。とんかつに使う肉は、私としては絶対絶対ヒレよりもロースが好みなのだけれど、あまりギトギトしたカツサンドは食べたくない気分だったので、今日はヒレカツがちょうど良い気分だった。いや、ギトギトしたのがイヤならそもそもカツサンドなんか食べなきゃ良いわけなのだけれど、どうもカツには魔力がある。ボーッと歩いていると「カツ丼」とか「鶏の唐揚げ弁当」とか「チキン南蛮弁当」「ロースカツ弁当」みたいなのに吸い寄せられてしまうのは……そろそろ止めにしたいのだけれど。もうちょっと年取ったら嫌になる日が来るのかなぁ(来ない気もする)。
ともあれ、お昼御飯はヒレカツサンド。お値段が案外お安かったこともあって、思ったよりも小さなサンドイッチだったけれど、なにしろ「カツ」が食べられて満足な私。
鰹のたたき サラダ風
あさり汁
そら豆御飯
アイス烏龍茶
あとは息子と私が現在熱狂中の美味しいとうもろこし「味来」を茹で、あさりの吸い物を準備し、そら豆を一緒に炊き込んだ塩味の御飯。
私の母は「マグロは好きだけど、カツオは匂いがきつくてイヤ」という人で(だから幼少の頃の食卓に鰹はまず上がらなかった)、その反動ゆえにか私は結婚してからせっせと鰹を食べている。その甲斐あってか息子は鰹も好物で、今日も
「食べるぞー」
「もっともっと、食べるぞー」
と、がばがばとサラダと鰹を皿に盛りつけてはかぼすだれを垂らして食べていた。……で、1サクは実にあっけなく消え去った。
そうそう、とうもろこしの選び方。
とうもろこしを買うときは、実が見えるときは粒が綺麗に揃っているとか色がいいとか、あとは持ってずっしり重さがあるもの……なんてのを私は基準にしていたのだけれど、本日八百屋のお兄ちゃんに「先っちょを見ろ」ということを教わってきた。
八百屋でちょうどとうもろこしを棚に積んでいるところだったので、触ったら崩れそうだなと
「あのー、美味しそうなところ、3本、みつくろってくれますか?」
と頼んでみたら快く10本ほどのとうもろこしを持ったりめくったりしながら丁寧に選んでくれたのだ。先の方を触ったり覗いたりしていたので、
「……先が、重要なの?」
と聞いたらば、そうなのだと。
虫が入るのは先の方からで、虫が入ってると先がフカフカしてたりグズグズしてたり虫の糞の黒い粒がついていたりするので、まずそれをチェックしてあとは充実した重さのあるのが良いと。選んでもらったとうもろこしはどれも御立派なものばかりで茹でて食べた1本もばっちり甘く美味しかった。「味来」は甘くて美味しいけど、虫もけっこうつきやすいんですって。
「あのね、給食のライチ。すっぱかった」
「……あー、今日のデザート、ライチだったんだっけ?美味しくなかったんだ?」
「うん、すっぱかった……」
「でも今日は揚げパンだったんでしょ?みんな大好きな、きなこ揚げパン」
「今日もね、おかわりしたよー」
「何を?スープ?」
「あげぱん」
「……え?揚げパン?残ったんだ」
「うん、お休みの人いなかったけどね、なんでかね、1個あまってね、ぼく食べた」
「……1個だけ余った揚げパン、食べられたんだ……他の子と取り合いしなかったの?」
「うん、ぼくがー、さいしょにごちそうさまして、食べたんだよ」
「……すっげー……」
そんな事話しながら、そら豆御飯をもりもり、鰹をぱくぱく。
毎日毎日毎日毎日何かしら給食でお代わりをしているらしい息子だけれど(なぜだ……家でもあんなに食べてるのに……朝御飯もたらふく食べて行ってるのに……)、揚げパンのお代わりはレベル高いんじゃないかと驚きの私。私が子供の頃は、揚げパンの争奪戦はそれはそれは熾烈で、私は滅多におかわりなんてできなかったよ。

アイスティー
「お、お、お、新しいお店だよー……」
と、試しにフォカッチャを買ってきてみた。イタリアのペタンとした分厚いピザ生地のようなパン「フォカッチャ」、外見はどこかインドのナンにも似ている。ガーリックフォカッチャにも猛烈に憧れたのだけれど、朝からガーリックはないだろうということでチーズ味に。しっかりオーブンで焼いてアッチアチになったのを息子と半分こした。
だんなは出張中ゆえ、久しぶりのだんな不在の昨夜。いつもは3人で寝ている広いベッドを息子とのびのびと使おうと思っていたのに、
「お母さんとね、お話しながらねるんだよ」
とか言いながら、結局いつもの位置(=キングサイズベッドの中央)で、人にぺたーっとくっついて
「あのね、学校でね」
「ムシキングのゲームがね」
とごにょごにょ囁きながら寝てしまった息子。昨夜も何発か足蹴りが飛んできた。……早くまた一人で寝るようになってくれよぅ……。
フォカッチャは香ばしくモチモチしていて、適度な粉っぽさもあって美味しかった。チーズフォカッチャ買ってきてハムとか乗せて焼くのもありかもなーとか、ルッコラやトマト添えてパンサラダみたくしちゃってもいいかもー、いやいや、いっそモスバーガーのみたいにカレーソースとソーセージ乗せたりするのはどうだ、とか、ちょっとわくわくしてしまった。オムレツとハンバーグのランチ弁当もちょっと気になるし、しばらくお店なくならないでいてくれるといいな。
麦茶
今日はたらこだ、何と言ってもたらこの気分だ!……という気分だったので、焼きたらこおにぎりを2個。好物の具のおにぎりを何個も続けて食べられるのは幸せだわと、1個でさっさと空腹癒して、残りの1個はゆっくり食べた。
ドイツ風ポテキャベ
鶏肉のホイル焼き
あっさり味のクラムチャウダー
羽釜御飯
発泡酒(サントリー マグナムドライ)
小学校時代、私の一番好きな給食のメニューが「鶏肉のホイル焼き」だった。揚げパンもソフト麺もカレーライスも大好きだったけれど、なんといっても「鶏肉のホイル焼き」。2ヶ月に1回くらい登場するそのメニューが大好きだった。表面が油でギトギトしている筒状のアルミホイルを外すと巻かれた鶏肉の中央にチーズが詰まっていて、なんてことない料理なのにどうにもこうにも美味しかった。
で、それを作ってみる。アルミホイルに両面塩ふった鶏肉置いて、中央に棒状にしたチーズを置いて、ぐるりとロール状にする。ぴっちりホイルでくるんで、オーブンで焼くべきか魚用のグリルで焼くべきか、それともスキレットを使うか……と少し悩んで、スキレットで蒸し焼きにしてみることにした。弱火でじくじく、転がしながら全面を焼きつけるようにしながら蓋をして高温で蒸し焼きにしてみる。多分オーブン焼きなどにするより早く確実に火が通るだろうと思ったのだけれど、けっこう上手くいった模様。
昨夜のあさりスープがちょっと余っていたので、殻を取り出して洋風のクラムチャウダー風に加工することに。昨日のスープは、鰹節などは入っていない、昆布だけで取っただしのスープだったので、玉ねぎ、にんじん、ピーマン、ズッキーニ、コーンを加えて軽く煮込んで牛乳を足す。コーンスターチでとろみをつける方がクラムチャウダーっぽくなるのだけれど、あえて今日はあっさり味の「あさり入りのミルクスープ」という感じのものにした。
あとは「ドイツ風」の部分にどれほどの意味があるのかわらかないけれど、「ドイツ風ポテキャベ」。じゃがいもを茹でてマッシュにして少し牛乳を混ぜて柔らかくし、そこに炒めて塩胡椒してレモン汁を垂らしたキャベツとウィンナーを混ぜ合わせる。作ってみてもやっぱりどのあたりがドイツなのかはわからなかったけれど(ウィンナーのあたりがドイツ??)、なんとなく給食に出てきそうな味になったのでこれを添えた。あとは茹でとうもろこし。
うんうん、なんか給食っぽい夕御飯になったぞ……と胸を張ったところでだんな、帰宅。今回は高知と高松に行ってきたのだそうで、
・日本酒「悦凱陣 純米吟醸"興"」
・さぬきビール 「ケルシュ」「アルト」
・こんぴらうどん だし醤油・生うどん
・『さぬきうどん全店制覇攻略本 2004年度版』
・『TJ Kagawa別冊 さぬきうどんメニュー大全』
と、とても香川香川したお土産を買ってきてくれた。わーい、酒とうどんものばっかりだぞー(なんだか香川ものばっかりだぞー)。
鶏肉のホイル焼き、火の通り具合はばっちりだった。ちょっとだけ通し過ぎた感もあったけれど、とりあえずは生焼けにならなくて上々。でも、給食で食べたそれはぎっちりと固く鶏肉がロール状に巻かれていたように記憶があるのだけれど、どうも"巻き"がゆるくて見た目が不格好。チーズを巻いた塩味の鶏肉は、それでもほのかに懐かしい味がした。ナイフでざくざく切って、2枚の鶏肉で作った2つのロールを家族で分けつついただいた。

牛乳
私とだんなの分の「夏野菜のカレーパン」は揚げられている普通のやつで、息子のは揚げてないタイプのもの。どのへんが夏野菜なのかと思ったら、トマトやコーンが入っているあたりが夏野菜だったらしい。辛さ控えめ、サイズ小さめの食べやすいカレーパンだった。
冷茶
「まだかなーまだかなー」
と、掃除洗濯を素早く片づけ、仕事もひととおり目処をつけ、準備万端ゲームの到着を待つ。……で、10時半にめでたく到着し、そこから「うっききー」と私はお猿になった。今回も王様ステキ。前作を踏襲しつつ、「雪面」とか「レース面」とか「水中面」とかあってなかなか楽しい。んで、難しい……。
今日は午後、息子の学校の保護者面談。その前に何か食べていった方が良かろうと、先日作ってあまったのを冷凍しておいたそら豆の炊き込みご飯をチンして、冷茶とともにいただくこれ以上なく簡単な昼御飯にしてしまった。
御飯を炊く前に塩や酒と共に薄皮を剥いたそら豆を入れよというレシピの指示どおりに作ったそら豆御飯だったのだけれど、そら豆の大半が煮くずれてしまって、食感やら何やらが「失敗栗御飯」みたいな感じに。これはご飯が蒸らしに入ったところで下茹でした豆を混ぜた方が良かったのでは……と今後の課題を残し、でもホコホコと柔らかく煮崩れたそら豆の味も悪くなかった。
茹で野菜&ランチドレッシング
牛しゃぶサラダスープ添え
くるみパン
アイスティー
さくらんぼ・種なしぶどう
「えー、これが……私なりに拝見した、ここ数ヶ月の生活の態度などですね……」
と渡してもらったチェックシートには「お友だちと仲良くできる」とか「簡単な足し算ができる」とか色々あってほとんどに「○」がついていたのだけれど、
「人の話を聞く」
のところだけ空白だった。あああああ、学校でも人の話を聞いてないよこのヒト。家でも聞いてないんですこのヒト。
「あはは……家でも、そうなんです。しょっちゅう"人の話を聞けー!"って、怒ってます」
「……でも、まだ1年生はじまって3ヶ月ですし、何かとハイテンションになる時期で一つのことに夢中になりがちですし、大丈夫だと思いますよー」
先生になぐさめられて、あとはあんまり心配すべきことはないと。やっぱり給食は毎日お代わりしていて、
「朝ねぇ、元気ない子供さんが多いんですよ。でも彼は元気ですねー、毎日、朝から」
なのだそうだ。給食ばりばり食べて、先生が止めなきゃ雨の日でも昼休みに校庭に出撃していってしまうらしい。……あああ、頭脳明晰容姿端麗色白美少年(そう、例えて言うなら江戸川コナン……もとい工藤新一のような)に育つといいなぁと叶いそうもない夢を抱いていたけれど、色黒の野生児に化けていく私の息子……。
面談の間、息子はだんなの実家でみてもらっていた。ピアノ(の中身)が出ていって1週間、明日は音楽教室だというのに一度もピアノに触っていなくて、だんなの実家のピアノで練習させてもらおうということで、面談終わってから迎えに行き、しばらくだんなの実家でおせんべいただきながらお話ししたり、息子のピアノの練習をさせたり。
「由紀さん、トマト要る?」
「あ、いただきます!ちょうど1個もなかったんで」
「えのきも持っていってね、6袋で100円だったの」
「……すごい値段ですね……」
毎度のことながら、今日もお義母さんにいろいろいただいてきてしまった。トマトにえのきに、さくらんぼに種なし葡萄。また来てねーと見送られて夕方帰宅した。
だんな激ジョブゆえ息子と2人の夕御飯は、以前から作ってみたかった「ハーブソース」添えた牛しゃぶを作ってみることに。『シンプルイタリアン スローフードな食卓へ』(日良実 光進社 2001)という本に載っていたもので、先日本を整理していた時にパラリと目にして、
「……おー、夏に作ったら美味しそう……」
と気に留めていた料理だった。
ハーブソースは、少し味が馴染んだ方が美味しいかなと昨日のうちに作っておいた。ルッコラとパセリとイタリアンパセリとバジルとエストラゴンを合計100g用意し、300ccのオリーブ油、刻んだエシャロットと共にミキサーにかけるというもの。かなりオイルが多めのトロッとしたソースになるのだろうけれど、オリーブ油をかなり少なめのペーストにしてみた。パセリが多いと苦みが出るかなと、使ったのはルッコラが7割、バジルが2割、イタリアンパセリとエストラゴンで残り1割といった感じに。塩を適当に加えてフードプロセッサーにかけ、瓶に詰めておいた。
このソースを、スライスした紫玉ねぎ(……とレシピにはあったけど、そんなものはないので普通の玉ねぎを水にさらしたものを代用)と、しゃぶしゃぶにした牛肉を盛り合わせたところにかけよ、とある。そして、牛肉をしゃぶしゃぶにした茹で汁は、アクを綺麗にすくって塩胡椒してそのままいただけ、ともあった。……でも、具なしのスープは何だか寂しかったので、刻んだ玉ねぎだけを加えてみる。
あとは、ズッキーニ、ブロッコリー、いんげん、パプリカなどの野菜を茹でてランチドレッシングをかけたものと、とうもろこし、そしてくるみ入りのパン。全体的にちょっと洋風な食卓にしてみた。「ランチドレッシング」は「Lunch」ではなく「Ranch」。「牧場ドレッシング」という名の、牛乳やバターミルクが使われたミルキーなドレッシングだ。だんなが大好きなドレッシングだったなぁと先日見かけたときにマコーミック社のを買ってきてみた。葉野菜にも似合うけれど、茹で野菜にかけるのが美味しいなぁと私は思う。
「みどりの、なに?」
「ああ、ハーブソース。ルッコラがほとんどだから美味しいと思うけど?」
「おいしくない」
「そうですか……」
残念ながら、私的にはなかなか美味しくできたと思われるハーブソースは息子にはいまいち不評で、息子はポン酢と胡麻だれかけてまんま「牛しゃぶ」としてメインディッシュを食べることになった。肉をもぐもぐ、くるみパンももぐもぐ。……パンじゃなくてご飯を用意すべきだった……。

さくらんぼ
「あしたのあさ、食べようね、グラノーラにしようね」
と何だかとても楽しみにしているようだったので早速今朝、箱を開ける。
春先にはフリーズドライストロベリーが入っていたフルーツグラノーラ、今はキウイが入っているらしい。
「うわ、ホントにキウイだ……種もついてる……」
と、緑色をしたフリーズドライキウイを1かけ取り出して食べてみたら、確かにキウイそのまんまの味。……私、キウイはちょっと苦手なんである。なんというか……虫臭いのよねぇ(←「カメムシ臭い」と言われる香菜は平気なくせに)。水分抜けてお菓子のような食感になっていたけれど、それゆえにかキウイの味はばっちり濃厚だった。
……で、息子がよそ見している間に、自分の深皿からキウイすくって息子の皿にポチョポチョと入れていたら、そこをばっちり息子に見られて
「おかあさん。自分のごはんは、ちゃんと自分で食べなきゃだめでしょ!」
と怒られた。……ごめんなさい……。
アイスミルクティー
実はもう昨日のうちにエンディングまでたどり着いてしまったのだけれど、でもまだまだ「全アイテム集める」とか「各面に散らばっている固定キャラとアイテムを探しに行く」とかタイムアタックなどのやりこみ道はかなり奥が深そうで楽しめそう。前作をやった人がにやりとしてしまうような演出もけっこうあって(前作は「跳び箱」の1段ずつが色々なところにひっそりと存在しているレアアイテムだったのに、今作はいかにも無造作に学校にこれでもかと散らばっていたり)、時々にやにやしてしまいつつ、学校面で生徒の給食のコッペパンとかシチューとか牛乳を巻き込むのが好きな私。
わーいわーい楽しみにしていたゲームだゲームだ……ということで、昼御飯は昨日のくるみパンの残りにスライスチーズ添えただけのもの。大きなグラスにアイスミルクティー入れて、パン2かけとチーズ2切れを皿に乗せ、息子に見られたらこれまた怒られてしまいそうな行儀の悪さで食べてしまった。……コントローラー握りっぱなしで親指が痛い……。
茄子野菜炒め定食
「もやしが茹でられない……いや、それ以前に麺も茹でられない……」
7時頃には直るかなと思っていたけれど7時半になってもまだダメみたいで、しょうがないので買ってきた食材を全て冷蔵庫にしまいこんで、駅近くの中華定食屋さんに行ってしまうことにした。だんなも仕事で帰りが遅いと言うし。
お気に入りのお店「太閤園」、料理人は白髪のおっちゃん1人(時々娘さんらしき人も一緒に鍋をふっていたりもするけれど)の小さなお店だ。小さなお店なのに、入店するタイミングが悪いと料理が出てくるまで1時間くらい待たされてしまう店なのだけれど、この店を愛する人たちは文句も言わず雑誌や新聞を広げてじーっと料理を待っている。その愛するお店が、ご主人の体調不良が原因なのか何なのか、5月か6月頃にぱたりと店を開けなくなった。時々店の前を通りかかって「まだやってない……」と心配だったのだけれど、それがめでたく先日再開した模様。あの炒め物や炒飯の味はご主人なくしては多分ありえないから、お客としても実に真剣に心配してしまった。
このお店のキモは「野菜炒め」「肉野菜炒め」「茄子野菜炒め(肉入り)」の3段活用で値段が変わる炒め物で、それ以外にも回鍋肉や酢豚など、何を頼んでもちゃんと美味しい。「中華料理」じゃなくて、「中華定食」のお店(中国の味……というわけじゃない)で、メニューも豊富、たまにはレバニラ炒めにしようかなとか海老と卵の炒めもいいなと思いつつ、美味しかった「酢豚」を今日は食べようかなと心に決めた。息子はラーメン。
「はい、何にしましょ」
「……えっと、あのね、茄子野菜炒め定食」
「はい、茄子野菜ね」
……おかしい、つい10秒前まで「今日は酢豚」と思っていたのに、「何にしましょ」の声で反射的に「茄子野菜」と答えてしまった。しかも料理が出てくるまで、自分が茄子野菜炒めを頼んだことを自覚していなかった。「あれー?酢豚じゃないぞー?」と思って、そういえば自分ではっきりくっきり「茄子野菜で」と言ったんだっけと思い出した。……おそるべし茄子野菜炒めの魔力。
どちらにしても全く不満のあるわけじゃないので、自分の本能が勝手に注文した品を美味しくいただいた。今日はキャベツ少なめ、白菜多めの炒め物。葉野菜の他にはにんじんと、1本分入っていると思われる揚げ茄子、そしてしっかり下味のついた豚肉。
オイスターソースとか豆板醤甜麪醤といった中華風の味でなく、かといって単に醤油と味醂というわけでもなく、ほのかに甘くてコクがあってどこか懐かしい知っている味もして……という魅惑の炒め物は、切られた野菜や肉の1かけずつに見事な油膜ができている。皿の底に溜まるタレの周囲にも輪になって油の層ができているのが見える。それほどまでに油たっぷりの炒め物なのに不思議とベタベタしてなくて実に実に旨いのだった。今日も変わらず美味しくて、大満足。
「……おかあさん、今日、ぎょうざ食べなかったね」
「……ああ、そうだねぇ……ほら、君、一人でラーメン一杯だったからさ、餃子も頼んだら多いかなーって」
「多くないよ、食べられたよ」
「……そっか、じゃあ次は餃子も頼もう」
子供用にともらった小碗にラーメンを少しずつ取り分けて冷ましながら食べていた息子は、それでも葱もメンマも残さずにスープを少し残した他は
綺麗に食べきった。……餃子半皿くらいは余裕で追加できる胃袋になってきたらしい。
1時間くらいかけてご飯を食べてきたら、さすがにガスは復旧していた。お風呂に無事入れてひと安心。

肉サラダ \499
包み焼きハンバーグ(半熟卵付き) \559
チーズフォッカチオ \159
ドリンクバー \120
「早く起きた方が、やるんだよ」
なんて冗談半分(でも半ば以上本気)昨夜言っていたのだけれど、だんなはぐーぐーと良く寝ている。私は7時半に目が覚めてしまって、息子も寝てるしといそいそとゲームを始めた。……だんな、よほど疲れていたのか全然起きてこない。息子は息子で9時を過ぎたところで遊びに出てしまい、私は一人ひっそりと10時過ぎまでゲームし続けていた。
もはや朝御飯という時間でもなくて、買い物ついでに外に出て朝昼兼用御飯を食べに行こうということに。ハンバーガーにしちゃおうか、カレーかなぁスパゲティかなぁ……とだんなと結論出ぬまま話し合い、
「息子はどうしたい?」
と聞いたら
「サイゼリヤ!」
と即答された。
えー……それはちょっと、気分じゃない……と思いつつ、でも「どうしたい?」と聞いておいて「それはヤダ」と言うのもフェアじゃないなぁと、サイゼリヤへ。レタス豊作につきサラダ全品レタス30%増しキャンペーン中ということで、初注文の「肉サラダ」なるものを注文して分け合いつつ食べてみた。あとはハンバーグとフォカッチャ。
名前からしてステキな「肉サラダ」、おかずの一品で出てくる豚バラ肉の炒め物がレタスのサラダの上にトッピングされている。オリジナルの「サイゼリヤドレッシング」はサウザンアイランド系。
「肉だ……」
「肉だねぇ……」
なかなか壮観な眺めに笑ってしまいながら、大皿にこんもり盛られたボリュームたっぷりのサラダをわしわしと食べた。
ホイルに包まれたハンバーグは、ドミグラスソースと共にフライドポテトとコーンも詰められていて、半熟茹で卵が小皿に添えられてきた。ホイルを破いて全体が茶色に染まったハンバーグをつつきつつ、チーズ味のフォカッチャをつまむ。息子はスープとスパゲティと"おこさまポテト"、だんなはドリアとハンバーグと焼き肉の盛り合わせ料理を注文して、なんだかテーブルは大変なことになっていた。安いだけあって盛りも若干軽めなお店ではあるのだけれど、でもこの店で普通家族3人で3千円はいかないはず……なのだけれど、いってしまった。すんごくお腹空いていたとはいえ、親子3人揃いも揃ってちょっと食べ過ぎ。
もやしのサラダ
残ったチャーシュー
ビール(さぬきビール ケルシュ)
ミニマンゴー・さくらんぼ・種なし葡萄
「これがー、ネプチューン、こっちがー、グラントシロカブト」
と、帰宅した机の上には種類の違う大量の虫が置かれることになった。
夕飯は、ちょっと軽めに和えそば。昨日、千葉そごうの中にある永楽製麺所で買ってきた「涼麺」を茹で、チャーシューやもやしと和えてみる。本来炒めて作る「チャーシューとねぎのそば」のレシピをちょっと参考にしながら、自分なりに適当に味を作ってみた。
チャーシューは短冊切りにし、もやしは茹でて、刻んだ万能葱と一緒にボウルに入れる。味つけは醤油とオイスターソースと胡麻油と塩、そしてちょっと甘めにしたかったのでチャーシューについてきたタレをひと垂らし加えてみた。具をその味つけでざっと和えておき、茹でた麺を水で洗って冷たくしてから和えつける。これが思った以上に美味しい出来映えになってとても満足。残ったチャーシューと茹でもやしがとても半端な分量だったので、チャーシューにはタレかけて、もやしはノンオイル中華ドレッシングをかけてそれもテーブルに出してしまった。だんなが香川出張で買ってきたくれた「さぬきビール」をいただきながら、冷麺をちゅるちゅる。
3玉で600円というなかなかの値段だった永楽の麺だけれど、やっぱり明らかに美味しい。ちょっと太めでコシがあり、小麦粉の味がする。何の気なしにスーパーで冷やし中華の麺などを買ってきて調理してしまっているけれど、「これから冷やし中華は、永楽の麺使って自分でタレ作って作りたい……なぁ……」と思ってしまうほどに美味しかった。実際は、麺を買いに行く手間とか諸々考えるとなかなかそうもいかないのだけれど、夏に何度か「気合いを入れた冷やし中華」を作るのも良いかもしれない。
デザートは、フルーツ山盛り。お義母さんにいただいてきたさくらんぼや葡萄を出し、更に今日届いたミニマンゴーも剥いてみた。先日、銀座の「わしたショップ」で買ってきたばかりだけれど、そこで見つける以前、何週間も前に「ミニマンゴー、食べたーい……」と沖縄三昧ちゃんぷるしょっぷで注文していたものが、今日やってきた。約500g入り(8〜10個くらい入ってる)のものを調子に乗って3パックも。枇杷サイズの可愛いマンゴーが冷蔵庫にしまわれ、まだちょっと常温だったけれど食後に剥いて食べてみた。
うぉー、これも甘ーい……。
一般の大きなマンゴーも国産のものはたいていすごく美味しいし、「ミニマンゴーの方が美味しい」と言うつもりは全然ないのだけれど(やっぱり大きな方が食べ応えもあるし、加工もしやすいし)、でも皮を剥いただけの果実にむしゃぶりつく快感は捨てがたいものがある。ともすると繊維っぽくなってしまう赤いマンゴーだけれど、少しも果肉にザラついた食感がなく、ただただ甘く香り豊かで果汁たっぷりだった。うー、ヤバイ。旨い。
困ったことに、私がマンゴプリンマンゴプリンマンゴーマンゴー言っているものだから、息子が異様にマンゴー好きになってしまった。
「好きな果物は?」と聞かれると「マンゴー!」と答え、ジューススタンドに連れて行けばこの季節はマンゴージュースを選択する。さすがにケーキ屋さんではショートケーキやシュークリームに惹かれるみたいだけれど、でもレストランのメニューに「マンゴプリン」の文字があれば「これ食べる!」と。
マンゴーはウルシ科なので、食べ過ぎたり、皮膚の弱い人が触ったりするとかぶれることもあるそうで、食べ過ぎないように気をつけなきゃいけないらしい。でも明日の朝はマンゴーパンケーキ確定。

アイスカフェオレ
アメリカ暮らしをしていたとき、惚れに惚れていた「Pancake Pantry」というパンケーキ専門店がある。
バターミルク(バターが入っているミルク……じゃなくて、バターを作った後に残ったミルクのことで、酸味のある無脂肪乳のような感じ)をふんだんに使ったパンケーキはふわふわしていてあっさり軽い口当たりで、それに卵料理や厚切りハムを焼いたのを添えたりしたものの他、これでもかという山盛のホイップクリームと果物のコンポートを添えたような大変なメニューもあって(それはもう大変に大変な外見で)、それはそれは愛されていた。私たち一家もそりゃもう愛していて2週に1度は行っていたような感じだった。
目指せあの店の「○○ディライト系」!……ということで、朝からせっせと生クリームを泡立ててみる。大川雅子さんレシピの「黄金配合のパンケーキ」も昨夜のうちから計量して、今日は卵と牛乳混ぜて焼くだけ。バターミルクそのものの入手は日本じゃ難しいけれど、それを粉末にした「バターミルクパウダー」は紀伊国屋などで扱いがあるということで、このレシピにはバターミルクパウダーが小麦粉の約10%量入っている。だからなのか、どこか懐かしい味のパンケーキに仕上がって、とてもとてもお気に入りだ。
「難ありマンゴー」とは言うものの、皮の一部が少しだけ黒くなっているだけで、中の果肉は全く黒ずんでおらず綺麗なもの。これが1個たったの300円だった。中央に平たい種があるので、それを除けるように3枚におろし、綺麗に取れた果肉は櫛形に切っておく。種の周りにもまだまだ果汁や果肉がついているので、それは手で絞るようにしてボウルに移し、刻んだ果肉と合わせながらピュレ状にした。焼いたパンケーキに果肉を並べ、クリーム乗せてピュレをかける。ちと生クリームの分量に思い切りがなかった(……というか、Pancake Pantryを目指したかったら家族3人で1パックの生クリームが必要らしい……と実感した←今日用意したのは1/2パックくらい)けれど、けっこう美味しそうにできたかな。
3人で2個分のマンゴー果肉を使った豪華パンケーキ、「さすが沖縄のマンゴー!」と沖縄方面に心から感謝しながら、甘い甘い果肉を堪能した。アップルマンゴー、質の悪いものは果肉全体に固い繊維が入っていてどこを囓ってもケバケバしたイヤな食感があったりするのだけれど、このマンゴーはひたすらになめらか。生臭いような青臭いような不快な匂いもなく、甘い南国の花のような香りだけが漂ってくる。クリームこてこてつけて、マンゴーの果肉と一緒に口にするバターミルクパンケーキは最高の味だった。
……話変わるけれど、最近ずっと気になっているのはハワイにある「Egg'n Things」という名前のお店のパンケーキ。メニューやトップページの下のほうにちらっと写真が載っているけれど、そりゃもうすごいパンケーキなんです、ここのも。
いつかこれを食べに行きたいなぁ……。
イカ天
麦茶
「……これじゃお腹空くね」
「……蕎麦でも茹でようか」
「……天ぷらでもつけたい気分?」
とだんなと相談のうえ、近所のスーパーにお買い物。大きなちくわ天が欲しかったのだけれど残念ながら品切れだったので私はイカ天を。
6月頃はまだましだったのだけれど、もうこの季節になると水道水がぬるくって麺をちゃんと冷やせない。大量の氷を入れたボウルに麺の入ったザルを突っ込んでだんながせっせと冷やしてくれ、おかげでキーンと冷えた心地よいざるそばに。美味しうございました。
豆腐と卵のスープ
羽釜御飯
発泡酒(サントリー マグナムドライ)
Tさん作「パッションフルーツのクレームブリュレ」
アイスコーヒー
「わーい、バラが安い〜」
「塊っぽいのも欲しいよ」
「牛も買っちゃえー」
と、色々買ってきた。今日は、買ってきたバラ肉で回鍋肉。
回鍋肉は、絶対絶対、豚のバラの塊のやつを使うのが美味しい。不精して薄切りのバラ肉を買ってきては、どうしても仕上がりが違ったものになってしまう。
葱と生姜を入れた湯で塊肉を30分から1時間くらいかけて下茹でして中まで火を通したらそれを薄くスライス。キャベツとピーマンは適当な大きさに切ってから(できればキャベツは手でちぎった方が味が馴染みやすい)、「油通し」か「湯通し」。本当は一度サッと揚げるのが本式らしいけど、家庭料理でそこまではやっていられないから、簡単に「湯通し」にする。カップ1杯くらいの湯を中華鍋に熱し、サラダ油と塩を各小さじ1くらいを入れ、その油と塩を絡めるような感じでキャベツとピーマンに簡単に火を通しておく。その後に、刻み生姜と刻みにんにくを炒め、スライスした肉を加え、野菜を加え、合わせ調味料を回しかけてざっと合わせてとろみをつけたらできあがりー。
合わせ調味料は、スープ大さじ3、醤油大さじ2、酒と甜麪醤と砂糖大さじ1、胡麻油とオイスターソースが小さじ1、あとは塩胡椒各少々、豆板醤はお好みの分量で、という、周富徳さんのレシピ。それほど味噌の風味が濃厚じゃなくて私はこの味つけが本当に大好き。多分本場の回鍋肉とはかなり違ったものなのだと思うけれど(あんまり辛くしないし)、御飯も進むしビールも進むこの回鍋肉が我が家の回鍋肉になってからもう8年が経とうとしている。
豚の茹で汁がいい感じのスープになったので、これは塩して豆腐と卵のスープに。
調理途中で交代に入浴しちゃったのだけれど、
「あー……スープ、塩だけ入れたんだけど、あと適当に卵とか豆腐とかでスープにしといてー」
と言いおいて入浴したら、ばっちり良い感じのスープにだんなが仕立ててくれていた。
「今日は、お腹一杯回鍋肉を食べようね」
「うん、ひたすら回鍋肉を食べようね」
と、他のおかずもなしにひたすら回鍋肉つついて発泡酒飲み、回鍋肉つついて御飯を食べた。今日もしみじみ美味しい回鍋肉ができて、大満足。
そして、デザートにパッションフルーツのクレームブリュレ。Tさんが今月生徒さんに教えていたメニューのひとつで、取り寄せた沖縄のパッションフルーツがそれはそれは美味しかったのだそう。自慢の出来映えで、ぜひせりあさんに!……と、わざわざ送ってくださって、それが今日の午前中に届いた。他にもなんだかおまけ(そのパッションフルーツの果実が1個、ルッコラのペーストに面白い形のショートパスタ)がいっぱい。
クレームブリュレの表面、できれば砂糖を散らしてカラメリゼしてください〜ということだったので、「100均でスプーン買ってきて真っ赤に熱して焼いちゃおうか」とか色々考えた結果、中華用の鉄お玉をよーく洗って使ってみることに。よく、「煙が出るまで熱した油を仕上げにかけます」なんて料理をするときにこのお玉で油をゴンゴン熱していたから多分いけるかなと思ったのだけれど、ばっちりだった。中華お玉で表面パリパリの綺麗なカラメルにして、表面パリパリ中はとろとろのパッションフルーツのクレームブリュレ。
これまで、パッションフルーツは「香りは良いけど、ただ酸っぱい果物」みたいなイメージがあったのだけれど、全然違う香りと味。食感を楽しみつつ風味を強めるために加えられた種のツブツブも心地よく、生クリームたっぷりの優しい味のブリュレにパッションフルーツが素晴らしく良く似合っていた。作り方も教えていただいたのだけれど、さてこれは私に作れるかしら……(でもきっとこんな繊細な味にはできまい……)。
で、中華お玉ゴンゴンはそれはそれで成功したのだけれど、やっぱりこの手のやつを買おうかしら(そしたら家でお寿司するとき、炙りトロとか炙りサーモンとかができるー)。