食欲魔人日記 11年05月 第5週
5月30日 月曜日
アメリカンビーフを煮込みました〜今日のは大成功!
「COSTCO」のクロワッサン
アイスカフェオレ

やっぱり12個1セットは多いよ……軽くもてあまし気味だよ……と、冷凍庫にあまり余裕がなくて冷凍保存はできなかったクロワッサンを連日食べている今日この頃。明日までクロワッサン食べ続けるよ!
 
月曜の朝はいつでもたいがい気だるくて、今日も「んー……卵添える?要らない?」と、息子も私もやる気のないまま(やる気に溢れただんなは朝ジムに行った)、温めたクロワッサンをぽそぽそと囓ってみる。
 
せめてこれでテンション上げようと、息子に出してあげた(私は既に数日前風呂上がりに飲んじゃった)のは「レモン牛乳」の「栃木乳業」のいちごドリンク、「関東栃木イチゴ」。
 
レモン牛乳が、独特な香料臭さがあるのでイチゴも!?と思っていたけれど、こちらは割と普通な感じのイチゴ風味牛乳。果汁も数パーセント入っているそうで、
「……なんというか普通だね」
「いや、普通に美味しいでしょ」
「あのレモン牛乳の独特な味想像してから飲んじゃうから、なんか意外な味を期待しちゃうんだよね」
なんて話しながらの朝御飯。
 
今日は月曜、野菜の日。
 
生協などと同じく、私が野菜の宅配を頼んでいる「三越くらしの御用達便」(生鮮品は「大地を守る会」のがやってくる)は、「今週届くものは1週間前に注文したもの」。だから配達の直前に想定外の出来事があった時に対応できないのが最大の難点だ。
 
今週は、福島県産の野菜を買う機会があったり、週末にファーマーズマーケットを覗いてうっかりお買い物してしまったりで、今日の野菜が届くのを待たずして既に野菜庫はかなりな量の野菜が詰め込まれている。
 
「お酒を冷蔵庫側にちょっと移動するでしょ、んでこれをこうするでしょ……」
と、主に旅行時に発揮しているパッキングスキルを総動員して、苦心すること十数分、届いた野菜はめでたく全部冷蔵庫に納めることができた。
 
今週届いたものは
 
長芋250g・レタス1玉・ニラ1把・小松菜1把・オータムポエム1把・きゅうり3本・空豆1袋
 
というもの。レタスで良かった。キャベツだったら入らなかった……と苦笑い。大根が来なかったのもラッキーだった。
 
「オータムポエム」は、別名「アスパラ菜」だそう。可愛い黄色い花がついていてパッと見は菜の花に似ているけれど、端っこをちらっと茹でて味見してみたら苦味と辛味がやや強め。でも食感は菜の花に近いし、「茹でて肉料理とかに添えれば似合うかな」とあれこれ考えてみる。

たたききゅうりの"桃ラー"添え
茹でアスパラ菜と長芋のソテー
牛煮込み飯
豚肉と角切り大根のスープ
麦茶

調子に乗って買ってきたCOSTCOの肉が、そりゃもうたんまりとあったりして、今日は煮込み用のぶつ切りアメリカンビーフを調理することにした。1パックの半分量でもけっこうな分量(600gくらい)あって、それを今日は中華風の煮込みにして汁かけ御飯にすることに。
 
我が家で愛用している回鍋肉のレシピと同様、「牛バラご飯」は周富徳さんレシピのもの。
 
今回使ったのはバラ肉ではなく「チョイスビーフ角切り」という名前で売られていたものだったけれど、適度に脂身も入った肉で煮込んだらホロリと柔らかく美味しくなった。
 
飼料が違うからか(ハナマサの肉売り場のおっちゃん曰く、大雑把に言ってオージーは牧草メインでアメリカ牛は穀物飼料で育ててるのだとか)、ほんの1年弱住んだ郷愁がそうさせるのか、アメリカンビーフは美味しいなと思う。どっしり赤身のステーキ肉のたまらなくそそられる外見もアメリカ牛ならでは。
 
牛肉はさっと湯通しして、オイスターソースや醤油を加えた煮汁で煮込んでいく。多く入る調味料は中国醤油ではなく日本の慣れ親しんだ醤油だったりして、八角入ってごくほんのり異国の香りをまとわせつつも、とても食べやすい味の煮込み料理だ。
 
適度に汁気の残る状態にこっくり煮込んで、片栗粉でとろみをつけたら出来上がり。今日は添え物にと、茹でたアスパラ菜と、輪切りにして胡麻油で両面ソテーした長芋を添えてみた。
 
あと1品野菜を出そうかなと、大量にある(手元に6本もある……)きゅうりを食べようと、板ずりして叩いたものにちらっと胡麻油かけて、「桃ラー」を添えたものをおつまみ代わりに出した。
 
この牛肉煮込み、ご飯にかけて食べるしなとうっかり塩気を強くした結果、濃すぎた味に仕上がった事が以前あって、「煮込みすぎ厳禁!塩もほんの少しでOK!」と心に留めながら煮てみたところ、今日は大成功。これは美味しい!これは御馳走!と、今日のこの出来たてを食べさせてあげられない激ジョブのだんなのために、明日のお弁当に持っていけるよう取り分けておいた。

5月31日 火曜日
ただいま絶賛肉祭り中
クロワッサンのベーコンチーズサンド
苺with練乳&牛乳
アイスカフェオレ

これで最後だ!の「COSTCO」のクロワッサン、そろそろ風味も落ち気味なので、ちょっと目先を変えようかなと、厚さ半分にナイフ入れて、そこにベーコンととろけるチーズをペロッと乗せてからオーブンで温めてみた。
 
1個で充分ボリュームのあるクロワッサン、具を挟んだらますます食べ応えのあるものになった。
 
そろそろ季節も終わりの苺が安売りされていたので、久しぶりに食後は苺。練乳と牛乳かけつつ、苺スプーンでぎゅうぎゅう潰しながら食べる。……何の疑問も感じずにそうして食べているけれど、なんで苺、潰して食べるんだろうね?(いや、美味しいけども!)
何の疑問も感じずに食べているけれど、不思議な文化だなぁと思う。いちごスプーンの、いかにも昭和なフォルムもたまらない感じだ。

姫筍の和風サラダ
「魚久」のホッケ粕漬け
角煮大根
ニラ玉汁
羽釜御飯
リキュールロック(酔鯨しょうがリキュール)

「冷蔵庫に肉いっぱい」の絶賛肉祭りも佳境となっている今日(多分明日あたりがクライマックス……?)は、角煮大根。
 
昼過ぎからゆるゆる仕込みしたところ、調子に乗って煮込み過ぎてしまってかなりなコッテリ色の肉と大根になってしまった。味の方はそれほどにはくどくどしくならなかったのが幸い。
 
久しぶりの角煮は、久しぶりに脇屋友詞さんのレシピを引っ張り出して作ってみた。
 
下茹でした豚バラ肉を一口大に切ってから醤油(に少しだけ酢を混ぜたもの)に絡めて全面焼きつけて、それを醤油と砂糖を入れた煮汁で煮込んでいく。「醤油絡めて焼く」工程が重要らしく、肉汁を中に閉じこめた、いーい感じの角煮ができる。
 
豚の茹で汁は汁物にしちゃえ、と、ニラ玉汁に加工した。
 
で、「空豆があるな、食べたいな……サラダとかにできるかな」とデータベースを見たところ、「若竹サラダ」なるものをみつけて、材料揃っているし作れそうだなとこれを試してみることに。
 
筍は、家に姫筍の缶詰(こんなの)がいくつもあるので、それを使うことにした。
 
秋田の母が折に触れてくれていた缶詰で、「なめこ」「ふき」「沢もたし」などと共に、秋田ではよく見かける缶詰。都心のスーパーではあまり見かけない食材だ。そういえば、秋田で食べる筍といえばこの細長い姫筍で、私にとっては「これが普通の筍」であるはずの、あのごろりとしたずんぐりむっくりな筍はむしろ使わないように思う。
 
で、筍を刻んだものと、わかめと、茹でて薄皮剥いた空豆とちぎったレタス、あと昨夜の残りのアスパラ菜(本来のレシピでは菜の花)を合わせて、自家製のわさびドレッシングをかけて食べるというそのレシピ、わさびドレッシングだったら買い置きのがあるからこれ使ってみよう、と、わさび屋「カメヤ」のわさびドレッシングを開けてみた。
 
私はずいぶん長いことわさびが苦手だった。成人するくらいまでずっと「お寿司はサビ抜きで」だった。お酒飲むようになって、飲めるようになって、その頃に「いつまでもサビ抜きで、って言うのも格好悪いし」とわさび入りのを食べてみたらこれが案外美味しくて、「なんだ、わさび美味しいじゃん、私、食べられるじゃん」と、今では過去の反動のようにわさびが好き。
 
いつだったか、カメヤのわさびドレッシングが美味しいという噂を耳にして、通販(セブンネットショッピングなら1500円以上で送料無料だー)で買ってみたのだった。
 
割とはっきりくっきりわさびの味と香りが漂って、これはなかなか良い感じ。いかにも和風な味のドレッシングなので、今回のようなわかめや筍などの和の食材と相性が良いし、あと豆腐などにも似合いそう。これは好きな味だわ良かったわー、と、サラダを美味しくたっぷり食べられた。
 
魚久」のファミリーパックの小さなホッケ粕漬けも炙ってしまったので、これはもう飲みたい気分だわと、しょうがリキュールをロックで少し。
 
高知の日本酒の蔵「酔鯨」が作ったリキュールで、一般的な生姜シロップよりは甘さ控えめ、何よりしっかり「お酒」なのでソーダ割りにすると高級モスコミュールという感じになりそうで、期待以上に美味しかった。ロックよりは炭酸でいただく方が似合うかなと思うので、今度炭酸水買って来よう。