食欲魔人日記 99年6月 第4週
6/21 (月)
ベーコンエッグ
茄子の味噌汁
御飯

昨夜、夜遅くまでNHK番組(「誰もいない部屋」、というやつ。心理カウンセラーになった気分が味わえて、最近はまっておりやす)を見ていた挙げ句、夫婦してくっちゃべりながら寝たりしたのですっかり寝不足。こういう日に限って弁当の仕込みもおろそかだったりして、慌てつつ弁当と朝御飯を作る。あまりてらいの無い朝飯ですが。

肉丼
いんげんの甘辛煮
クリームグラタン (冷凍もん)
 ノンカロリー アクアブルガリア
 プリン

本日の弁当作成は本当に大変だった。
「時間ないし、下準備してないし、肉丼!」と豚肉パックを開いたら1人前も無さそうな感じであり、おかずになる野菜も手軽なのが冷蔵庫になく、常備冷凍ものおかずもあまり心に響かず、と大層トホホな状態だった。 で、結局自分の分はいつものより小さな弁当箱で持っていくということで一応の解決を試み、小さな弁当箱はちょっと切なかったのでプリンを買ってみたという次第。

スパゲッティカルボナーラ
チョウシ屋のコロッケ
グリーンサラダ
ビール

本当は、「牛肉あるし、適当になんか作るかなぁ〜」という心持ちの今日だったのだが、だんなとの相談の結果
「スパゲッティが食べたいなぁ。カルボナーラとか。」
ということになり、私の頭の中は全面的にカルボナーラナーラナーラという状態になってしまった。
やはし、ベーコンは出来れば塊のを使いたいっ!ってんで、退社後にわざわざデパートの肉売場に行って塊ベーコンを購入。

で、デパート向かう途中の道中で、チョウシ屋のコロッケが珍しくも売り切れていないのを発見。いそいそと4つも購入。
銀座という地名に果てしなくそぐわない「昔ながらの肉屋」のたたずまいを見せるこの店の名物はポテトコロッケ。他にもハムカツとか、メンチカツとか、泣かせる揚げ物がたくさんある。しかも特筆すべきは、どれも頼めばソースにちゃぽんと入れ、パンに挟んでくれるのだ。これまた懐かしい風情のコッペパンに挟まったコロッケサンドは非常に郷愁をそそられる。ジャムパンなんかもあったりする。あの安っぽいいちごジャムをコッペパンに塗りたくったジャムパン。なかなかそそられるではありませんか。
土日はやっておらず、平日も売り切れ御免の営業だったりするので、購入するのは久しぶり。
会社の近所だから昼にくれば良いという話もあるのだが。
ともあれ、ホカホカ湯気をたてるコロッケ4つ抱えて、デパートへ向かい、帰宅。

今日は早めに帰ってこられただんなと共にカルボナーラ作成。
買ってきたばかりの塊ベーコンをざくざく切ってじくじく炒めて、白ワインも入れて軽く煮詰めて、卵と削りたてのパルミジャーノレッジャーノと生クリームと挽きたての黒胡椒を混ぜたボールへパスタと一緒に投入。軽く混ぜて出来上がり。今日のは塩気がちょっと足りなくてちょっと失敗だった気もするが、サラダも美味しいし、あっためなおしたコロッケもまた最高だし、言うことないね。シアワセ。

6/22 (火)
貝柱入り中華粥
油条

昨夜、だんなは油条を近所で買って帰ってきたのであった。
中国人のおばちゃんの屋台が1ヶ月に数度、近所の道路に出没するのだが、彼は早速見つけて買ってきたらしい(私も気がついたけど「今日はカルボナーラっ!」と諦めたのだった。こっちも買ってたらどーするつもりだったんだ、だんな……)。おばちゃん手製の油条はなかなか美味しいのだ。他にも餃子とか焼餅なんかがあったりする。

で、油条を楽しそうに抱えて帰ってきただんなは昨夜から
「やっぱり油条買ったら中華粥でしょー」
とか言いながら粥の仕込みをしていた。その飽くなき食への熱意はどこから来るのだろうか。やはり腹の中の食欲大魔人がそう命じるのでありましょうか。
しまいには、
「おゆきさん、朝トイレかなんかで早く目が覚めたら、とろ火で火つけといてね♪」
とか言ってるし。そのとおりにした私も私だが。

今日のお粥は水分多くてちょっとゆるめ。でも花開いたような形状の米は、もしかしたらこれまでで最高の出来だったかもしれない。
干し貝柱の旨味と、適度な塩加減の粥に輪切りにした油条をちゃぽちゃぽ入れて食す。う、うまいす。腹持ちが悪いのが欠点なんだけど(現に、10時過ぎから激空腹に陥った)。

ハヤシライス
茹でほうれん草
 烏龍茶「煌」

なんとなく、ハヤシライス的かけ御飯が食べたくなり、昨夜下拵えして簡単ハヤシライス弁当。ほうれん草つきでちょっと鮮やか。
牛肉と玉ねぎをバターとサラダ油で炒めて、小麦粉ふって、トマトジュースぶっこんで、コンソメとケチャップ、ウスターソースで味つけて軽く煮込んだだけ。仕上げに冷凍グリーンピースをぱらり。
弁当に合わせて、箸も今日は入れないで普段使いのスプーンを紙ナプキンにくるりと巻いていれてみた。なんかチープな味だったけど、美味しかったです。弁当にかけ御飯ってのも悪くないね。
ちなみに小林カツ代のレシピだったです。

トマトと赤ピーマンのピラフ目玉焼き乗せ
牛肉のバター炒め
グリーンサラダ
アイスティー

なんとなーく「今日はワンプレートディナーだ……」とささやかな決意をし、トマトと赤ピーマン使って綺麗な紅色のピラフを作成。でかい四角皿にこんもり盛りつけ、上には半熟目玉焼き。それだけだとさびしいので、残っていた切り落とし牛肉を適当にバター炒めにして横にどかんと添える。ついでに昨日のサラダ野菜が残っていたので豪快に盛り付けて、なんとなく良い感じ。今日はさっぱり味の夕食になりやした。
でもなー、炊き込み御飯やっちゃうと、弁当用にまた炊かなきゃいけないからめんどくさかったりするのだった。

6/23 (水)
中華粥
油条

昨日の朝も食したお粥がまだ残っているので、今日もがつがつ食べる。
お粥は昼前に空腹になるので、とりあえず2杯食う。油条、美味しいよねぇ。揚げパンみたいで。

三色弁当

本日の弁当は、先日来からの念願だった三色弁当。別に大変な料理というわけでもないので、度々やってもいいんだけど、何故かあまり作らないわし。……あ、鶏ひき肉が日持ちしないから、予定たてないと作れないのか。
昨夜より、醤油と味醂でぽろぽろに作った鶏そぼろを準備。
今朝になってから、いりたまごをちょっと甘目に作り、きぬさや……が無かったから冷蔵庫の中のいんげんを塩茹でにして、細かく刻んで使うことにする。
そぼろと、卵と、いんげんを、御飯の上に綺麗に斜めにかけて、出来上がり。簡単じゃのう。
ちょっとしっとりめのそぼろは、良い感じに甘辛くて美味しかったです。見た目も綺麗で、良い感じ。

たらこスパゲッティ
R1/Fのサラダ
 男爵じゃがいものポテトサラダ
アイスコーヒー

我が家の冷蔵庫の蛋白質が切れていた。(うちでは、肉魚の総称を蛋白質と呼ぶ。なんか栄養って感じで好きなのだった。)
ので、息子の保育園迎えをだんなに頼み、終業後一人銀座に買出しにでかける。
今日の夕飯は、相談の結果「たらこスパ」に決定済だ。

銀座三越到着。昨日、取り寄せを頼んでいた皿(ノリタケの、ストーンウェア。集めているのだ。)が入荷したとのことだったので食器売場に寄り、皿を受け取る。頼んだ皿は6枚。軽いもんだと思ったが……めたくそ重かった。こんなことなら一番最後に寄ったのに。よろよろしながら下に降りる。
1階で、お弁当箱入れ用の小さな手提げを購入。これまで紙袋に入れて出社していたので、念願のバッグだったりする。グレーのこぶりなやつで、マチがたっぷり、いい感じ。3000円くらいだっただろうか。

んで、本題の食料品売場へゴー。
夕方遅くのデパート食料品売場はパラダイスである。目の前でガンガン値下げされるし、なんか鬼気迫る買い物客と売場の人々の存在は「これぞ買い物!」と思わせる。こっちもつい必死になって買おうとしてしまうんだな、これがな。。
たらこスパには芋サラダがいいかもね、なんて言っていたので、R1/Fのサラダ売場を覗く。おお、じゃがサラダは3種類もある。季節の野菜のポテトサラダとか、男爵芋サラダとか、カニ入りポテトサラダ、とか。あーん、ローストビーフサラダなんかもあったりして、せりあ困っちゃーう。と、くねくねしながら基本の男爵芋サラダを購入。たらたらしているヒマはないので、次は肉売場。

三越の肉売場は、平たい冷蔵ケースに並ぶ肉が"買い"のもの。ていうか、これ以外は高くて買う気がおこらない。生姜焼き用の豚肉、100g170円だかのやつを1パック購入。すぐ脇にある、ごっつい豚モモかたまり肉、なんつーのも目に入り、「これを分厚く切って、カツにして、一口カツ……はうぅぅぅ」と思いつつもやめておく。
で、金曜日のお弁当はドライカレー予定なので合いびき肉も買っておく。……う、ちょっと荷物が重い。

そして野菜売場。安売りの野菜を物色していて、1袋350円の枝豆が見切り品で2袋500円になっているのを発見。ちょっと色味が悪いだけで、ぷりぷりしてて美味しそうな枝豆だ。枝豆、ビール、夏。日本の夏。枝豆は必需だ。とりあえず1パック握り締める。1袋5個入りのかぶを売っていて、そーいえば根菜食ってないよなと1つ握り締める。荷物全体がずっしりと身体に響き始めたので、野菜はとりあえずこれだけ。

最後は魚売場。今日のメインのたらこを探す。魚売場の横では北海道物産展らしきブースがあり、そこでもたらこが売られていた。
魚売場のたらこ、1腹800円くらい。……あれ、横のまぐろ大トロのサクが3000円から2500円に。眺めつつ、北海道ブースへ。こちらのタラコ、100g800円。……なんか高い。しかも巨大だ。美味しそうだけど、スパゲッティにするのにはもったいなさすぎるような。
再び魚売場。おお、マグロがまた値下げされつつある。見ると、たらこも750円に。らっきー♪
これだから夕方の買い物は楽しい。

皿持って、肉持って、野菜持って、たらこ持って、よろよろしながら出口に向かうと、カレイの干物を売っていた。3枚800円。前でおっちゃんが、
「4枚1000円!4枚1000円だよー!」
とか言っている。おお、安い。税込みで……1050円、か。
「ぽっきりにならない?」
「おう!いいよぉ〜!4枚1000円ポッキリだぁ!」
とあっさり1000円ぽっきりに。るんるん。

しかし……荷物は重かった。これ持って帰宅への道を歩くくらいなら、息子背負って50回スクワットしたほうがまし、といった状態だ。何故、こんなでかい皿を買ってしまったのだろう、自分は。欲しがったのは一体誰だ。……自分だ。
しょうがなしに、「お気に入りのお皿!あたしのお皿!」と頭の中で叫びつつ、帰宅。

さて、やっと夕飯。
たらこスパって男性的料理だと思うが、どうだろう。うちの作り方が男性的なだけなのか。よくアイドル歌手の得意な料理に「たらこスパゲッティ」なんて書いてあったりするけど、これって作ってる様は案外格好悪いと思うのだが。
まず。バターを出す。各々の皿の上に、でっかく角切りにしたバターをえいやっ!と置く。皿はでかい方がいいな。無論バターもでかい方が良い。でかい皿にでかいバター。基本である。パスタもこのへんで茹で始める。

続いてたらこの薄皮を包丁の先で破り、包丁の背で中身をこそげとる。卵をつぶさないように少々の気は使うが、おおむね思い切ってうりゃうりゃうりゃと中身を掻き出す。しかる後に、そのへんの適当な器にそれを入れ、塩こぶ茶少々、酒少々をふってちゃかちゃかちゃかと適当に混ぜる。更にこれらを適当に先ほどのバターの周辺に置き、ここからがちと大変。右手にフォーク、左手にスプーンをかまえる。スパゲティ、普段はスプーンは使うことは無いが、たらこスパだけは別。必ずフォークとスプーンを用意せねばならない。右手にフォーク、左手のスプーン、この構えで、えっさほいさ、えっさほいさとバターとたらこを満遍なく混ぜ合わせ、ピンク色に美しいペースト状に仕立て上げる。力を入れすぎて、たらこのつぶつぶ感をゲショゲショにしてはいけない。力を加えすぎずに、だがしっかりと。

そろそろパスタが茹であがる。アルデンテではいけない。太めの麺を、芯までくったりと茹でゆであげるのがたらこスパの秘訣である。イタリア風の芯のあるパスタは良くない。もちもちとしたうどん的麺がたらこスパには良く似合う。
で、茹でたてのパスタを、たらこペーストの上にどちゃーっと乗せる。すかさず、右手のフォーク、左手にスプーンの構えを再び取り、
麺を底から持ち上げるように上下を返す→麺をくるりと皿の上で横方向に回転させる
を繰り返す。全体的に、美しくピンク色になれば完成。刻み海苔を上にかけるのも忘れずに。
この間20分程度。我が家の「コンティニュアルパスタ」(=いつまでも喰い続けられる恐怖のパスタ。それだけ旨いってこと)の出来上がりである。

今日のたらこスパもすこぶる旨かった。けど……もうちょっと茹でが長くても良かったかな。ちょっとアルデンテ風味。
ポテトサラダは酸味も塩味も強くなく、ほえんとしたやさしい味だった。うはー。腹一杯やん。

6/24 (木)
砂糖かけ揚げ油条
角切りベーコン入りオムレツ
アイスティー (ペニンシュラ)

先日より無くならない油条を食す。
今日は1本の油条を油でこんがりと焼いて、砂糖ふりかけて揚げパン風。
生クリームと胡椒をたっぷり入れたオムレツと一緒に食べる。高カロリー……だったかな(汗)

豚肉と茄子の回鍋肉風
浅漬けきゅうり
海苔ふりかけ御飯

本日の弁当はあまりイメージも沸かず、朝台所で思案しつつ作ったものだったりする。
冷蔵庫にある茄子とピーマンを確認し、「味噌味」と心に決め、豚肉と一緒に適当に乱切りにし、炒めて甜麪醤と醤油で味つけただけ。
甘いおかずだとしょっぱいものが合うだろうかと、これまた残りものだった1本のきゅうりを適当に浅漬けの素ふって塩味系おかずとし、弁当箱のすみっこに。ご飯は間に醤油漬けした海苔挟み、上から彩り考えて「すきやきふりかけ」をぱらり。
手抜きだと思ったわりには、結構いけましたです。でもそろそろパンの昼御飯も食べたいような。

かれいの一夜干し
野菜入り鶏そぼろ
三之助のふわふわ豆腐
茹で枝豆
茄子の味噌汁、ご飯
ビール、麦茶

本日の夕食テーマ「超和風」。どのへんが「超」かは不明なんだけど。
帰宅して早々に御飯をセット。枝豆もすかさず茹でて、冷蔵庫できっちり冷やしておく。
最近、我が家の枝豆茹では「小林カツ代作法」にのっとられている。枝豆洗って塩ふって鍋に入れて、200cc位の水を入れてそのまま強火にガーッとかけるだけ。待つこと5分。これで、歯ごたえがあるけど中までしっかり火の通った美味しい枝豆になるから不思議である。すごいぞ、小林カツ代!
で、明日の弁当用のドライカレーの仕込みをし、続いて鶏そぼろも作成。似たような野菜のみじん切りが両方に入るから、全部一緒に刻んでしまい、ちょっとらくちん。あとは昨日買ったかれいを焼きつつ、味噌汁作って超和風ディナーの完成!となるところだったんだけど、かれいの身がホロホロすぎて、網に焼き付き大失敗。メインの魚がちょっとげしょげしょになってしまった夕食なのでありました。美味しかったんだけどね。残念。

6/25 (金)
超厚切りトースト
鶏そぼろ入りオムレツ
アイスカフェオレ

そろそろパンが恋しくなったので、味噌汁と御飯をかきこむだんなを前にパンを食う。中途半端に残っていた食パンを、めんどくさいと焼いてしまうと実は厚さ3cm以上はあろうかという超厚切り状態で、トーストだかなんだか分からない状態のパンを食う。美味しいバターを使いたかったところ、残念ながら料理用の雪印バターしか残ってなかった。
そこで私は野望をたてた。
復職直後だというのに、私はボーナスを22万円ももらえるらしい。あっぱれなことだ。ありがたやありがたや。
で、色々使い道は考えていたのだが、とりあえず、だな。
「高いバターを買う」。
大きな野望である。
1つ300円くらいで買えるバターを、パンに塗るためだけに1000円くらいのを買おうというのだ。これを贅沢といわず何と言おうか。
とりあえず目当てはカルピスバターかな。うっふん。さっそく今週末買いに行くのだ。

ドライカレー
小松菜のバター炒め

弁当はドライカレー。以前だんなが似たようなドライカレーを作って、カレー粉が多くて苦苦しくなってしまったのを覚えていたので、今回はカレー粉控えめ。玉ねぎとピーマン、ついでに黄色のパプリカも大量投入して野菜だらけのカレーになった。しかし、色みが悪い。にんじんを切らしていて入れなかったというのもあり、なーんか茶色と緑色ばかり目立ってあまり美しくない。そこで、朝になって昨日の残りの枝豆を混ぜてみた。鮮やかな黄緑色が混ざってなんだか良い感じ。

リッツクラッカー with レーズンバター
水割り
ピリヤニライス

だんなの帰りが遅い旨連絡があり、とりあえずご飯だけ炊いておいてたらたらしてみる。
息子に鶏そぼろの混ぜ御飯食べさせてやりつつ、さて自分はどうするかと思案しつつ水割り作って、冷蔵庫から残りもんのレーズンバター引っぱり出してリッツの上に乗せてみたりなどしているうちに一人宴会モードに入る。
ふと我に気付くと、なんか物足りなかったりしたので、冷凍保存していた中近東の炊き込みご飯「ピリヤニライス」1人前を解凍し、水割り飲みつつばくばく食べる。
な、なんか凄い夕食だな。
たまにはこういう凄まじい手抜きというのも宜しいのではないでしょーか。

6/26 (土)
レトルトのシーフードカレー
アイステイー

起床9時。今日は、インドネシア料理屋にマンゴプリンを食べに行くのだ。
で、起きて何喰うべぇと台所を見るも、昨日から保温しっぱなしのご飯があるだけ。
レトルトのカレーでいいかぁ、と夫婦してレトルトシーフードカレーを食す。

ジュンバタン・メラにて
 牛肉のココナッツミルク煮セット
 (スープ・ライス・コーヒーつき)
 マンゴプリン

今日の予定は、
 ・気になっていたインドネシア料理屋のマンゴプリンを食す。
 ・パークハイアットのマンゴプリンを買ってくる。
の2つ。まずはパークハイアットのパティスリーショップで目当てのブツを購入。
そのままてくてく歩いてジュンバタン・メラなる店に向かう。

その店は、新宿アイランドタワーというビル内の「スパイスロード」というエスニック料理店街の1つだった。おお、スパイスロードって私がずっと来たかったところじゃないか、とびっくりしながら店に入る。
頼んだのは、私が牛肉のココナッツミルク煮。だんなが日替わり盛り合わせ(ジュンバタン・メラ・ランチ)。
お互い、最初にカップスープがやってくる。蛍光黄色の、いかにもインドネシアな香りのスープだ。バリで食べたソトアヤムとそっくりだったが鶏肉は入っておらず、具はポテトチップなどを使っておりややチープ。ちょっと日本人好みな味になっていたけど、でもしっかり懐かしい味がした。そうそう、この味だ、バリで飲んだスープだ。

で、メイン。私には深皿に入ったおかずと、平皿に盛られたご飯のセット。だんなのはご飯の上に色々おかずが乗っているのがやってきた。
牛肉のココナッツミルク煮は、カレーの香りが少しする、クリーミーなくせにピリピリと辛味が残る牛肉煮込みという感じ。さらさらのスープはご飯にかけると非常に合って良い感じ。だんなの皿にはガドガド(厚揚げのサラダ)やミーゴレン(インドネシア風焼きそば)、サテ(インドネシア風焼き鳥)、ピーナッツクリームのサラダ、野菜の甘酢漬け、鶏肉のピリ辛ソースかけ、などが乗っていた。どれもこれも、完全本場の味!というほどまでにはいかなくとも、十分にバリの香りが楽しめた。
そしてデザートのマンゴプリンだったのだが……これにはがっくし。詳細はここ、ということで(号泣)。
ご飯は美味しかったからまた来たい。……けどもうマンゴプリンは頼まないぞ。ぷんぷん。

食後、本屋に行ったり食材買ったりで新宿をわたわた歩く。

新宿高野インディアティーセンターにて
 アイスロイヤルミルクティー

私にもボーナスがけっこう出たので(復職したばっかなのに驚きやん)、"今日は金に糸目をつけずに本を買う!"と壮大な野望を胸にし、午後は紀ノ国屋書店でうりゃうりゃと本を購入。マンガや雑誌も入れて、全部で9冊。2000円くらいする本もあったりして、ちょっとシアワセ。
疲れてしまったので、新宿高野本店の、地下の喫茶店でひとやすみする。昼食時にずっと寝てしまっていた息子にも何か食べさせなきゃいかんと思うし。
サンドイッチとアイスティーのセットと、私はアイスロイヤルミルクティーを注文。息子にサンドイッチ食べさせつつ、とりあえず休憩する。
しかし、息子はサンドイッチをあまり食べようとせず、フルーツなら喰うという。なんて我が侭なガキだ。しかもちょっと固くて酸っぱかったキウイはイヤだと喰わず、甘くて美味しいらしいイチゴやオレンジ、リンゴやメロンをばかばかと喰う。フルーツ屋だから、フルーツを美味しくいただくのは多分間違っていないんだと思う。……しかし生意気だぞ、息子よ。
サンドイッチはゴボウのサラダサンドとトマトの沢山入ったものと2種類。結構手がかかっていて美味でした。

かつて、このインディアティーセンターは高野のB2Fにはあったのだが、隅っこに追いやられて、なんだか怪しい空間にあったのだった。サリー着たインド人のおねーさんが立っていて、奥の奥のせばまった小さなティーコーナーで本格的煮出し紅茶を飲めたりした。あの怪しさが好きだったんだけど、今はすっかり、何というか「普通の喫茶店」然としていてちょっとつまらない。ロイヤルミルクティーは相変わらず濃厚で美味しいけど、でもやっぱりかつての方が好きだったな。

焼き厚揚げ 葱とおかか醤油
茹で枝豆
ビール
鰻丼
肝吸い

「夕食、何にすべぇ」
と言いつつ、適当に肉野菜などを購入していると、だんなが
「おゆきさん……俺、鰻と目があっちゃったよ」
などという危険な言葉を発した。大概そういう事を片方が言うと、夫婦して全面的にその食べ物でもって頭の中が占められてしまうのが通例であった。やはり今日も、その例にならって私の頭の中も全面的にウナギウナギな状態に。
かば焼き2串盛り合わせのセール品を買い、今日は鰻の日。
冷蔵庫に入っていた三之助の厚揚げをちりりと焼いて、枝豆と共にビールのつまみに。ビール2缶空けつつ晩酌を楽しみ、締めはうな丼で。
登亭で買ってきた鰻は、なかなかイケましたです。インスタント肝吸いなんてのも買ってきてみたけど、これもちゃんと湯通しした肝が真空パックになっていて、なかなかグゥ。

6/27 (日)
冷やし中華 胡麻だれ味

昨日は、「明日の昼はヨコイね、久々に♪」なんつってちゃんとウィンナーも買ってきたのに、昨夜放映の「チューボーですよ」を見てから、お題の"冷やし中華胡麻だれ味"が全面的に頭に響いてしまっているらしかった。
私がじゃない。だんながだ。(いや、私も少々……かな)

朝起きると、盛大な大雨だったというのに、だんなは負けずに中華麺やらきゅうりやらハムやらを買ってきて本格冷やし中華を作ってくれた。たれも練り胡麻やら何やらで、すり胡麻をすり鉢でちゃんとあたってまで作っている。凝り性だよな。
久々の冷やし中華は美味しかった。
錦糸卵がちょっと上手くいかなくて卵焼きのようになっていたり、干し椎茸の甘辛煮もちょっと味が濃ゆすぎたりもしたけど、多分問題はそのへんに無いのだと思う(苦笑)
またやろう。うん。

バナナブレッド with ホイップクリーム
紅茶 (春摘みダージリン・ARYA)

昨日、パークハイアット東京のパティスリーショップで買ってきたバナナブレッドでお茶をする。
バナナケーキは、ホテル西洋銀座のも好きだったりするけど、こっちのクルミたっぷり&しっとり系のものも大好きなのだ。
余っていた生クリームを泡立ててたっぷり盛りつけ紅茶でいただく。
お茶の後は、昼寝。気がついたら夕方6時前だった。うはー。なんて勿体ない時間の使い方を。

焼き餃子
肉団子のスープ
ご飯
ビール
手製マンゴプリン

昼寝を終えて台所に行ってみると、だんなは大鍋の中の牛すじ肉と格闘中だった。
牛すじ肉は、先日「青春牛すじカレーが食べたいねぇ」という話になり、1kg単位で買ってきたやつだ。
餃子の仕込みも始めたらしく、だんなは何やら台所でうきうきと動いている。

てなわけで、今日の夕食は餃子。200gの豚ひき肉で、40個弱の餃子が出来上がった。3度に分けて焼いて、ひたすらわしわしと食べる。ビールとも相性が良くって、ご飯ともサイコーの加減だ。餃子ってなぜ斯様に美味しいのだらふ。
今回の餃子は、いつも白菜を使うところ、キャベツを使用。やや水っぽい出来になったものの、塩気のきいた餃子になった。んまい。

デザートは手製マンゴプリン。昨日5個600円のフィリピンマンゴーを買ってきたのさ。フニフニに熟れまくっているのがあったので、早々にプリン加工してみた。マンゴー5個で、10人前のマンゴプリンが完成。大型バットになみなみと出来てしまってちょっとスゴイ。
味は転々とても美味しかったす。もしかしてサイコーの出来?詳細はこちらに。