食欲魔人日記 98年6月 第2週
結婚1周年記念日での外食を契機に、食事日記をつけようと思いたちました。
乳飲み子持ちな為、度々の外食はままなりませんが、
日々の手料理も含めて記録しようかなと。
自己満足な記録ですが、おヒマな方は、どうぞ〜。
6/13 (土)
アペリティフ〜スプマンテのブルーベリージュース割り
ロゼスプマンテ "フェラーリ"
冷製前菜の盛り合わせ
白エビのオイルパスタ
雑穀と比内鶏のリゾット
オニカサゴのアクア・パッツァ
仔牛のミラノ風カツレツ イタリア産ルッコラ、トマト添え
リコッタチーズケーキとパンナコッタ
エスプレッソとプチフール(ココアクッキー、食用ほうずきのチョコレートがけ等)

結婚記念日ということで外食、 アクア・パッツァ にて。
出産前にランチを食べに行ったお店だが、あまりの美味しさに記念日はここで過ごそうということになっていた。ランチは選択式のコースだったので、今度は絶対アラカルト!と気合いを入れて予約し、記念日である旨を伝えておいた。当日は奥のテラコッタ敷きの4人がけのテーブルに案内して貰う。通常、2人客は入り口入ったところの2人掛けのテーブルに座るのが普通のようであるので、サービスして貰えたようだ。とてもとても嬉しい。

アペリティフをちびちびやりながら、メニューの検討。プリモピアットは私がリゾット、ダンナがパスタ……としたら、それぞれ2人用に取り分けて持ってきてくれるとのこと。魚料理は"本日の魚"からオニカサゴをアクア・パッツァにしてもらう。なんたって、店名なのだからこれを味あわなければならないのだ。前回食べて、すっかり味をしめた私たち。メインの肉料理はコトレッタ・アッラ・ミラネーゼ(ミラノ風カツレツ)と、ダンナは比内鶏のレモン風さっぱり煮。
さてさて、料理は大変大変美味しかった。言うまでもないか。なにせ、このようなページを作ろうと決意してしまう程である。前菜の盛り合わせは10種類を越えるものが美しく盛られてき、二人で取り分けて食べる。ナスのマリネであるとか、テリーヌであるとか、それぞれ一見簡単そうに見える前菜だが、素材の味が生きていてどれもこれも美味しい。一緒に出されたパンは3種類。自家製グリッシーニはチーズ風味で美味。クルミパンも、ころころした白いパンも一気食いしてしまう程美味。オイルパスタは白エビを油通しして塩を効かせたパスタにあえたもの……というとやっぱり簡単そうだが殻までパリパリに揚がったエビは何とも言えない風味である。リゾットは甘辛いドミグラスソースが上にたらしてあり、これも予想外の美味しさだ。

そしてアクア・パッツァ。チェリートマトをオーブンで焼いた後に天日で干すという自家製のドライトマトがふんだんに使われた、とても贅沢な一皿。これをテーブルの上で2人の皿に取り分けてくれる。身が残らないように丁寧に骨から取り、頬の下の身まで丹念にわけてくれる心遣いが非常に嬉しい。トマトが果物のように甘く、淡泊な魚に絡んだオリーブや貝の風味が……言葉で表現できない。もう笑いが止まらない我々である。パンを追加で一切れずつ頼んでしまい、皿に残ったソースをキレイに食べてしまう。
メインは両者、骨付きの肉である。これにイタリアから取り寄せたという野菜がてんこもりになっている。私はルッコラとトマト、ダンナは黒キャベツという、あまり見慣れないものだ。ルッコラは家のベランダでも栽培しているのだが、これとは比較にならないゴマの風味。固さがあって青々としていて、いかにも栄養がありそうな味。トマトもやっぱり果物のように甘くておいしい。 仔牛は普通の"ミラノ風"よりやや厚め。バターでじっくりと揚げられた香ばしさがたまらない〜。300gはあるらしいそれを、出されたフィンガーボールに指をひたしつつ、最後は手づかみでわしわしと食べる。

すっかり満腹になってしまい、魅惑的だったがチーズはパスしてデザートに。小さなプレートに見本を持ってきてもらい、検討する。どれもどれもすごく美味しそう。一つに決められずに目を血走らせてプレートを眺めていると、ウェイターさんは「盛り合わせでもよろしいですよ」と笑顔でおっしゃる。盛り合わせですか!全部盛って下さい!と絶叫したかったのだが、ここは押さえて私はリコッタチーズのケーキとパンナコッタ、ダンナはクリームチーズケーキとバニラアイスを頼んだ。
と、ここでまだスプマンテがお互いグラスに1杯ずつ残っていた。ナインティ・ナインの岡村に似たウェイター氏は、「デザートはワインをお飲みになった後に致しましょうか?」と言い、そのようにしてもらう。しかもその後に「お口なおしにどうぞ」とジャンボオリーブを盛ってきてくれる。これもサービスかなぁ。気が利くなぁ……。
そしてデザート!ここのパンナコッタは他のどこのものよりも濃厚でまったりとしていて美味しかった。これまでの私見暫定日本一はパークハイアットホテルのニューヨークグリルで食べたもの、二位はホテル西洋銀座のアトーレのものだったんだけど、遙かに凌駕してしまう美味しさだ。嗚呼……美味しいとは"うつくしひあじ"と書くのね……ともう意味不明の事を考えてしまう私である。エスプレッソもとても濃ゆくていい感じ。

……さて、お会計は3万7千円ほどだった。記念日だからしょうがないかな。でもちょっと(かなり)豪遊。後悔は全然してないけど。また行きたいなぁ。

6/14 (日)
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きなこボール
バナナマフィン
アップルパイ
カフェオレ

手抜きの朝食は昨夜、ミスタードーナツで購入してきたもの。ミスド、最近のアウアブームである。
何がって、限定販売のきなこボールが美味しくて美味しくてたまらないんだな。予想を裏切る歯ごたえが、"ふにゃっ"としていてとても面白い。きなこ味というのがまた泣かせてくれる……。

豚肉とネギのうま煮丼
焼売
スープ、御飯

だんなが作ってくれた。八宝菜の味つけのあんかけ御飯、ピーマンとうずらの卵入り。美味しかったよ〜ん。ぱちぱちぱち。