食欲魔人日記 10年10月 第3週
10月11日 月曜日
日光楽しかったな〜と、朝御飯。
「日光金谷ホテル」の
 百年カレーパイ
 ジャーマン 1切れ
 カマンベールBOX 1切れ
 コーヒーブレッド 1切れ
カフェオレ

昨日、ちょうど焼き上がり直後くらいのタイミングで売店を通りかかったので、「金谷ホテル」の「百年カレーパイ」を家族分買ってきた。他にも、売られていたパンを数種類。パイは温め、1個ずつ購入したパンはそれぞれ4等分ほどに切り分けて、いろいろつまめるようにした。カレーパイは、本当は「当日中にお召し上がりください」なものだったけれど、まぁ大丈夫でしょうということで。
 
「"百年カレー"って、百年煮込み続けたカレーってことかな?」
「まさか……違うでしょう……」
などと話しながら店頭で説明文を見たところ、「2003年に金谷ホテルの蔵の中から発見された、大正時代のカレーのレシピを再現した」ものが「百年カレー」なのであるのだそう。そのカレーを詰めたのが「百年カレーパイ」。半月型のパイは小ぶりな印象で、でも1個300円と、なかなかのお値段だった。
 
他に選んで買ってきたのが「ジャーマン」(ハード生地のフランスパンをソフトに焼き上げ、溶かしバターとイチゴジャムをサンドした金谷のジャムパン)、「カマンベールBOX」(カマンベールチーズの入った生地を長時間熟成させてから箱形に焼き上げたもの)、「コーヒーブレッド」(デニッシュ生地にコーヒーテイストシートを練りこんで焼き上げたほんのり甘いパン)の3種類。
 
ジャムパンに溶かしバターが塗られているというあたりがなんともリッチ。温かいコーヒーを淹れて、オーブンで中まで温めたサクサクのパイに囓りついた。
 
サクサクのパイの具合も程良くて、中に詰まった柔らかなカレーは辛すぎず甘すぎず、ほのかにスパイシーさはあるけれど優しい味わいの洋風の……というか、「日本の」カレー。とても美味しかったけれど、でもこれが「大正時代のカレーの味」なのかな?と不思議にも思った。こんなに美味しいものが大正時代にあったなんて……というと過去に対して失礼な感じもあるけれど、でも池波正太郎の本で読んだ昔のカレーの話は、それほどには美味しそうな印象は残らなかったのだ。
 
カマンベール、コーヒーを練り込んだパンはそれぞれバター多めのリッチな味わい。コーヒーブレッドが、想像以上にほんわりと甘くて、カフェオレ飲みながらカフェオレ囓ってるようなそんな気分になった。「ジャーマン」は、なんだか懐かしいような味わい。
 
ぶっちゃけ、パンの生地の味が比類ないほど美味しいという感じではなくて(個人的には、こういう方向のパンはJohanの方が好みだなと思った)、値段はがっちりホテル価格(もとい、高級ホテル価格)だから、このホテルのショップが銀座あたりにあったとしても頻繁には買わないだろうなとは思う。
「あ、でもこのカレーパイはまた食べたいな、これは美味しい」
と思いながらもぐもぐもぐ。
 
今日は連休最終日、月曜だから野菜セットが届く日。
 
うっかり注文書のチェックを忘れていて「きゃー!まだ書いてなかったです!あとでネットで注文します〜」とバタバタしながら野菜だけ受け取った。今週の「ベジタS」は
 キャベツ1玉・ルッコラ1把・蓮根2節、里芋1袋・きゅうり2本・極早生温州みかん6個
という内容で、困ったことに冷蔵庫内には手つかずのキャベツが1玉そっくりある状態。
 
キャベツ2玉揃っちゃったー!たいへーん!と、「今日はキャベツたっぷり餃子にしましょう、んで明日はロールキャベツにしましょう」と話がまとまった。挽き肉料理ばっかりだなー。

「マクドナルド」にて
 iCon' Chicken チーズフォンデュ
 フライポテト
 ジンジャーエール

それでは挽き肉などを買いにスーパーまで行きましょう、と相談しいしい、「お昼御飯はどうしましょ?」と。
 
旅行中には和食も食べたし美味しい洋食も口にしたし、「なんかこう、ジャンクなものが食べたいなぁ」と思って「そういえばマクドナルドで新しいバーガー出てるんじゃなかった?」と思い至った。iCon' Chickenというチキンバーガーが数週間毎に入れ替わる期間限定メニュー、10月8日から中旬までは「チーズフォンデュ」なのだそう。
 
これがいい、これにしよう!と、久しぶりのマクドナルドに向かった。
 
「トロッととけたチーズソースでフォンデュした柔らかいムネ肉のチキンをモツァレラチーズとベーコン、シャキシャキしたスライスレタスでサンド。」
というこの品、チキンの全体にチーズソースがまぶされて、更にベーコンやレタスと共にスライスチーズも挟んであるというもので、大変なまでにチーズチーズしていた。マクドナルドといえば、ちょっと独特な風味のチェダーチーズの味を思い出すのだけれど、このバーガーはチェダーチーズの存在感はひとかけらもなくて、そのあたりがむしろ違和感。悪くはなかったし、同じシリーズの「カルボナーラ」あたりも食べたいわと思っているから、多分また近いうちにマクドナルドに行ってしまうのだなー……。
 
今日のポテトは揚げたてアツアツのがやってきて、それが地味に幸せだった。
「セット3つにしなきゃ良かったかなぁ……芋多すぎない?」
と、だんなが言っていたけど「ポテトはあるだけ食べまーす♪」と、芋好きの私が最後までまりまりと食べていたのだった。

ゆでもやし
キャベツたっぷり焼き餃子
牛肉とわかめの韓国風スープ
羽釜御飯
ビール(ヱビス ザ・ホップ ・ サッポロ黒ラベル)

「とにかくキャベツを消費しましょう」の意向で、本日の夕御飯は焼き餃子。
 
「じゃあ!作るかね!」
と、夕方だんながエプロンつけて雄々しく立ち上がったから
「まーさ!まーさですかっ?」
と尋ねたら、
「違うな……"まーさん"だな」
と。
 
だんなは洋風の料理に取り組む時には「まーさ・すちゅわーと」(←平仮名であることがポイント)となって
「まずはチョップドオニオンを作ることから始めるわ♪」
と調理を始めるので、餃子もそうかと思ったら、中華料理だから「まーさん」なのだそうだ。
 
「まーさん、って"媽さん"?"麻さん"?」
と聞けば、
「馬さん……だな」
だそう。
 
キャベツをフードプロセッサーにかけてみじん切りにし、それに塩してしばらく置いてから布に包んで水気を絞る。水分を絞ったキャベツは(いつも使う白菜もそうだけれど)ものっすごく少なくなって、キャベツ3/4玉を使っても握り拳2つ分弱くらいの分量になってしまう。水分を切りに切った野菜を挽き肉に混ぜ込むと、野菜たっぷりだけれどベシャッとしない美味しい餃子になるのだった。
 
で、包むところは私も戦力となって、70個をだんなと包んで15分ほど。
 
「あー、これ多すぎた、失敗した」
とかだんながぼやいていたので
「そんなんじゃアレだよ、"馬一族"の名が泣くよ」
 
「……馬さんって他にもいたんだ?」
「……馬(まー)さ・すちゅわーと……」
「え?まーさも馬一族だったの?初耳だったよ」
「馬一族だから、チョップドオニオンからミートソース作る時も中華鍋使うんじゃないの?(←実際だんなはミートソースを中華鍋で作る)」
「そっかー、そんな出生の秘密が……」
 
着々と「まーさ」と「馬さん」のキャラ設定ができあがり、70個の餃子も包み終わった。
 
醤油とラー油用意して、あとは「茹でただけ」のもやしを用意して、だんながスキレットで焼いてくれたこんがり焼き色つきの餃子をもりもりと食べる。他にもいくつかそういう料理があるけれど、中でもとりわけ餃子は「この料理の日はこの料理だけをお腹一杯食べたい」と思う料理。淡泊でシャキシャキしたもやしは餃子の邪魔をしない良い添え物で、息子も私もおおいに食べていたら「……前から思っていたけど、餃子の日のもやしは、もう1袋あっても良いと思う……」というほどの好調な減りっぷりをみせた。ビールも進む。
 
今日はなんだかいつにも増して餃子に真剣に取り組んでしまったので、気がつけばすっかり満腹。せっかく炊いた新米の御飯もちょびっとだけ欲しいと、ほんの2〜3口分ばかり御飯を食べて終わりにした。
 
餃子はいかんなーつい夢中になっちゃうなー。

10月12日 火曜日
ロールキャベツ!ロールキャベツにはケチャップが必要なのであります!
「サンジェルマン」のカルツォーネ
「金谷ホテル」のパンの残りあれこれ
葡萄(デラウェア)
カフェオレ

今日は火曜日。息子は今日まで秋休み。
 
「……とうちゃんは?」
「とっくに朝ジム行ったよー」
「……そっか……」
と、やる気のない息子とやる気のない私はのんびり起きて遅めの朝御飯。
 
昨日のうちに買っておいたパンは、「サンジェルマン」のカルツォーネ、じくじく中まで温めてから食卓に出した。金谷ホテルのパンあれこれも1切れくらいずつ半端に残っていたので、それも出して。
 
サクッと焼けたカルツォーネは、あくまでも「ピザ生地」ではなく「パン生地」だけれど、トマトソースとチーズとベーコンと……という組み合わせがいかにもな感じで、息子はけっこうこれがお気に入りらしい。
 
午前中はのんびり過ごし、午後になると息子は「モンハン仲間がみつかったー!」とPSP持って外に遊びに行ってしまった。午後も午後でまったり……の予定だったのだけれど、急遽待機中だった仕事が動き始めて、あらあら大変大変という感じに。暇なうちに夕飯の仕込みやっておくんだったー!と思いつつ、「でも夕飯の支度はしなきゃ〜」とキャベツを茹ではじめる私。

リッツとチーズ
「グルメやまなか」のレバーペースト
炒めサラダ
ロールキャベツ
羽釜御飯
ビール(アサヒ 世界ビール紀行 ドイツ・メルツェンタイプ)
ビール(Schöfferhofer HEFE WEIZEN)

「キャベツを食べましょうキャンペーン」2日目ということで、今日はロールキャベツ。
 
「大地を守る会」から届いたゴワッと巨大なキャベツは葉も青々として美しく、芯に切り込み入れて丸ごと茹でると、剥がす葉剥がす葉全部が大きくてロールキャベツにぴったりな感じだった。
 
今回初めてサイド部分(両側する人もいるみたいだけど、今回は片側だけ)を内側にぎゅうと押し込む「煮くずれない巻き方」を試してみたのだけれど、確かにちゃんと押し込むと煮くずれずに綺麗に仕上がった。いつも通り、チキンコンソメ味で煮込んで、盛りつけてからいつも通りにケチャップをにょろにょろと絞る。クリームソースもトマト煮込みも好きだけれど、「我が家のロールキャベツ」は、やっぱりコンソメ味+ケチャップなんだよなぁ。ケチャップなのよ。トマトじゃないのよ。
 
日光で買ってきたレバーペーストも出すことにして、あとは野菜がもう1つ欲しいなと、洋風のロールキャベツには不似合いな気もしたけれど「炒めサラダ」なる根菜の炒めものを一品。
 
短冊に切った大根と人参、水で戻して端から切った干し椎茸をサラダ油で炒め、更に薄切りにして酢水に晒しておいた蓮根と、たんざくに切った油揚げも加えて炒める。味付けは酢と砂糖、そして塩。
 
「……なんかこれ、ちらし寿司の具だよねぇ?」
匂いも組み合わせも、なんだかそんな感じ……と思いつつ仕上げたら(最後に針生姜をてっぺんに乗せる)、鉢を見ただんなもやっぱり
「ちらし寿司の具だ!」
と言っていた。美味しいけど、悪くはないけど、やっぱり食べていると「うん、これはちらし寿司の具だ……」という感じ。
 
ロールキャベツも美味しく煮上がったけれど、買って数日の、日光のお店のレバーペーストが美味しくて美味しくて危険な感じ。これはビールもう1本だな!と、野菜庫に秘蔵していた瓶入りのドイツビールまで取り出して飲んでしまった。ヒューガルデンのような白っぽいビールは、柑橘のような爽やかな酸味と香りがあって、すんばらしく美味。ついついレバーペーストもロールキャベツも進んでしまった。
 
ロールキャベツ、14個できたのだけれど、あっという間に少なくなって、残りは4個。
朝御飯に1回出したらおしまいねと、キャベツ1個は見事に消費の目処がついてしまった。

10月13日 水曜日
「もやしもんエール」がとどいたぞー
ホットサンド(パムたまよちー)
葡萄(デラウェア)
カフェオレ

先日(もう1週間くらい前)、「ホットサンドしましょう」と12枚切りのパンを買ってきて、それを消費しきらないまま他のパン買って食べ、挙げ句に旅行で家を空けてしまった。こりゃいかん、と、旅行前にとりあえず冷蔵庫にパンを入れておいた。冷凍庫は……空きスペースがなかったんだな……。
 
一応ビニールを2重にしておいたから、固く冷たくはなっていたけどパサパサというほどでもなく、カビが生えていることもなく、これなら大丈夫そうだなと本日ホットサンドを決行。ランチョンミートも残っていたし、あとは卵とチーズで前回と同じ感じにしようかなと、でも少しだけ作り方を変更した。
 
ランチョンミートは薄くスライスして1人2枚、最初にフライパンでこんがり両面を焼きつけておく。卵は3人分で2個、牛乳多めに入れて溶いて、ランチョンミートを焼いた後のフライパンで柔らかめのスクランブルエッグに。
 
で、ホットサンドメーカーにセットしたパンの上にランチョンミート並べて、卵乗せて、マヨネーズをにょろにょろっと絞って、その上からピザ用チーズ乗せて、そしてサンドした。ビバ具沢山。
 
「今日のはマヨネーズもちらっと入ってます。ちらっとだけ、だけどね」
「うん、味する味する」
これは何でしょうね、「パム(=スパム)たま(=卵)チー(=チーズ)」ならぬ「パムたまよちー」でしょうか、なんてネーミングを考えつつ、もうそれってほとんど呪文のような感じだ。
 
短い秋休みも終わって、息子は今日から2学期の登校開始。

炒めサラダ(昨夜の残り)
焼き豚とキュウリのスライス盛り
牛肉とれんこんのしぐれ煮風
えのきと油揚げの味噌汁
羽釜御飯
ビール(Ringnes)

今日の夕御飯は「蓮根を食べましょう」の夕御飯。
 
スープに使った牛の切り落とし肉が残っていたので、これで煮物にしましょうと「しぐれ煮風」の煮物にした。だしに砂糖と味醂、醤油を加えて、牛肉と蓮根、ざく切りにしたパプリカ(参考にしたレシピでは、本当はピーマンを使っていた。しかも大量に)を入れて汁気がなくなるまで煮込んでいく。最後にちりめんじゃこをぶわっと混ぜて、できあがり。
 
冷蔵庫を整理したらお肉屋さんのチャーシュー(炒飯に入れるために買ってきた)の残りも出てきたので、「これもそろそろ食べちゃわないと」と、スライスしてレンジで温め、きゅうりを添えた。きゅうり、縦に持ってシュルシュルと皮剥き器で薄く長く削って盛りつけたら気分も見た目も変わってなかなか良い感じ。チャーシューときゅうりを共に盛りつけて、きゅうりの端にマヨネーズを絞っておいた。
 
昨日のサラダも残りも出したら、なんだか全体的に「蓮根ばっかり」な印象の食卓になってしまったけれど、最近蓮根の美味しさが(私の中では)急上昇中なので、それもまた良し、という感じ。芋よりもシャクシャクしていて、でもホクホクもしていて、「味のない根菜じゃない」くらいの印象だったけれどちゃんと味もあるし。
 
でも食卓としては大変地味な外見だったので、今日の写真は今日届いたばかりの「もやしもんエール」(これ)。
 
オリゼーラベルのピルスナーとヴァイツェン、スタウトの「もやしもんエール」が計3種、そして通常ラベルのペールエールとブラウンエール、オマケに農大グラス(「農」のロゴがしっかりと……)とコースター8種類。
 
写真のぬいぐるみたちは我が家に元からいたゲストさんたち(UFOキャッチャー産)で、ぬいぐるみ取り出しついでに
「猫とたわむれるが良いよ」
とりゃんりゃんとかすみさんの周りにはべらせてみたら、りゃんりゃんには噛みつかれかすみさんにはスルーされ、菌たちはまた電話台そばの定位置に戻っていった。

10月14日 木曜日
「なだ万」でゴチランチ。
ロールキャベツ
「サンジェルマン」のコーンパン
カフェオレ

ロールキャベツの残りが、あと1人1個ずつ。ちょうどコーンパンも買ってきたところだったし、パン温めてロールキャベツといただきますかねと、朝食の準備をした。
 
これまで使っていたケチャップが空になったので、新しいのを取り出したら、これがハインツの「逆さケチャップ」。これ、確かに出しやすいし置きやすいし、ハインツのケチャップの味自体もけっこう好きなのだけど、美しくラインをひくように絞るのには大変に向いていなくて、いかにもアメリカンな大雑把な感じに「びゃーっ!」と出てくるのが今ひとついただけないポイントだったりする。小皿にびゃーっと出してフライドポテトつまんだりするのには向いてるのだけどね。

新宿 「なだ万アプローズ」にて
 新宿高野125周年記念特別コース
       <前菜>
     オマール海老のプリン
     蟹 青菜お浸し
     秋の実 白和え
     子持ち鮎有馬煮 銀杏 柿玉子 合鴨ロース
     サーモン小袖寿司 松葉そば
     稲穂 いちょう丸十
       <温物>
     名物 フォアグラの茶碗蒸し フカヒレ餡掛け
       <造り>
     戻り鰹のサラダ仕立て 彩り野菜
       <冷菜>
     新宿高野の洋梨とトマトのカッペリーニ
       <メインチョイス>
     牛肉の網焼き
     ズッキーニ ブロッコリー 茄子 きくらげ じゃがいも
       <食事>
     腹子めし
     いくら醤油漬 香の物 赤だし
       <デザート>
     新宿高野のカクテルフルーツ
     新宿高野のグレープティー
 
     スパークリングカクテル (パッションフルーツ)
     スパークリングカクテル (グレープフルーツ)

先日、1年ぶりくらいに"火サスの先輩"から連絡があった。大学のゼミの何代も上の大先輩で、変人が多いゼミ関係者の中でもとりわけ変な……もとい、面白い人。個人でwebデザイナーをしているのを知ってからはちょこちょこと声をかけて仕事を紹介してくれる。以前、某企業の打ち合わせブースで、打ち合わせ中に「チャッチャッチャー!」と大音響で"火サスのテーマ曲"を流してくれちゃったのを聞いてから、「火サスの先輩」ということになっている。
 
「どこでそんな方と知り合ったんですか」
「飲み屋でとなりに座ってた」
と、謎な人脈から出てくる話はなかなか面白いものが多いけれど、またなんだか大きな仕事の話が沸いてきたらしい。
「手伝いお願いしたいんだけどな、昼飯食べに出て来ない?」
と新宿に呼び出された。
 
ここここ、ここ連れてきたげたかったんよー、と連れて行かれたのは、駅前の高野のビル内にある「なだ万アプローズ」というお店。高野ビルの上に「なだ万」が入っているとは知らなかった。洋風なしつらえの店内はいかにも女性が好みそうな感じで、メニューもどこかモダンな感じ。
 
「タダほど高いものはない〜」と思いつつ、ご馳走になったのは「新宿高野125周年記念特別コース」。
新宿高野の開業は新宿駅と同じ明治18年なのだそう。今年で開業125周年とのことで、それを記念したコラボメニューが用意されているのだった。期せずして豪華和食のランチをいただくことに。一品ずつ出てくる料理はどれも美しくて、時折添えられるフルーツ類はうっとりするほど美味しかった。
 
今日の写真は「前菜」の8角盆。
 
奥がオマール海老のプリン、柿の形のころりとした器に入っていたのは柿の果肉などが入った白和え、右は蟹肉がたっぷり乗った青菜のお浸し。蓋が屋根の形をした小屋の形の深い器にはしっとりと火が入った合鴨やほくほくと炊かれた鮎、一口寿司などなどが美しく詰められていた。お供にパッションフルーツのジュースを加えたスパークリングワインを。
 
次の小さな器は、このお店の名物らしい「フォアグラの茶碗蒸し」。フォアグラの形はなく、卵液にフォアグラが溶け込んだような濃厚さで、上にはフカヒレ入りのあん、となんともゴージャスな事になっている。茗荷たっぷりのお造りは野菜多めのサラダ風。
 
とても面白かったのが「冷菜」の「新宿高野の洋梨とトマトのカッペリーニ」。
ほんの2〜3口サイズのパスタが可愛らしく和の器に盛られていて、お箸で食べるパスタ料理。生クリームと卵の入ったカルボナーラ風……というか、甘くないカスタードクリーム風のソースがとろりと麺に絡み、フルーツのように甘いトマトと共に甘く香りの良い洋梨も一口サイズで混ぜ込まれている。ほのかに塩気もあって、デザートそのものの味とも違う、絶妙なバランスだった。「あと2口くらい食べたい」くらいの分量でおさまっているのがまた良かったのかも。
 
メインディッシュは2択で、私は「牛肉の網焼き」、先輩は「オマール海老のコラーユ鍋」。味噌風味のブイヤベースのような鍋もたいそう美味しそうだったけれど、私の皿も野菜たっぷりで良い感じ。仕事の話をしながらもお酒が進んで、
「……こりゃ、シャンパンボトルでもらったほうが良かったんと違うか」
「……そうですよねぇ……」
とか言いながら私もお代わり。
 
「先輩は、我が家で"火サスの先輩"と呼ばれているんですよ」
「なんやそれー。じゃあ君は"火サスの後輩"か」
「……それはイヤです」
 
とか軽口叩きつつ、最後の「食事」は腹子めし。イクラがたっぷり散らされた、鮭のほぐし身たっぷりの御飯は最後まで充実感があるものだった。
 
デザートはパフェ!
ワイングラス風の足つきの細いグラスの底にホイップクリーム、中には葡萄に柿に梨にベリー類にと、季節の果物が詰まっていた。和食の最後はフルーツが定番だけれど、それが「高野のフルーツ」となったら文句のない美味しさ。葡萄の香りのする紅茶をいただいて、2時間ばかりののんびりランチが終わった。
 
「お仕事ウェルカムですよ。この間日光で"楽して大金!"とお祈りしてきたんですが、そうそう楽にお金って貰えないもんですよねぇ」
「それはなぁ、そういうムシのええ内容をまとめて願ったのがダメだったのよ」
 
そういう時はな、バラけてお祈りするのよ。"お仕事たくさん貰えますように"、"体しんどいから、体しんどくないお仕事がええなー"、"お客さんも、ええお客さん(=金払いのいいお客さん)だと嬉しいなー"って感じで祈ればな、なんかこう、願い事の事務処理的なところで2014番と2019番と2025番って感じに振り分けられて神さんも何が何だかわからないうちに叶えてくれるから。
 
そ、そういうものなの?と苦笑いしつつ、でもまぁ、どうも私はここ10年以上、ずっと「お金が欲しい!(=お金がない!)」というタイミングでお仕事に恵まれるという幸運に預かっているので、「宝くじとかは絶対当ててやんないけど、仕事運は授けてやろう」的な守護をもらっているような気がしている。

「SITAARA Tiara」の
 バターチキンカレー
 ほうれん草とクリームチーズのカレー
 野菜カレー
 ナン(ガーリック、バター、チーズ)
ルッコラとプチトマトのサラダ
アイスティー

せっかく新宿まで来たのだからと、先輩と別れた後は伊勢丹に寄ってデパ地下をぷらぷらしてきた。
 
相変わらず素敵なお菓子屋さんがたくさんだし、お総菜もあれこれ美味しそうだし、伊勢丹サイコー、と思いながらあれこれ購入。だんな激ジョブとのことで息子と2人で食べる予定の夕御飯は「SITAARA Tiara」のテイクアウトカレーにすることにした。
 
辛さの全くないバターチキンカレーを200g、あとは少量ずつほうれん草のカレーと野菜カレーを包んでもらい、あとは1枚売りのナンをガーリック、バター、チーズ1枚ずつ。帰宅してお風呂を済ませてからナンを温めるのと並行に簡単にサラダを用意した。
 
中にチーズが練り込まれたチーズナンは息子用、みじん切りにんにくの散らされたガーリックナンは私用。バターナンは、仕上げにバターを塗ったものではなく、細く伸ばした生地にバターをまぶして、それをぐるぐる巻きながらナンの形にまとめました……みたいな、渦巻き状に層になった風なナンだった。息子多めな感じに分けて、息子が主にバターチキンカレーを抱え、私は主に野菜の方を。ほうれん草カレーにはモロヘイヤも入っているようで、「そうか……こうやってほうれん草と合わせてペースト状にして、スパイス効かせるとけっこう分量食べられるかも……」と思いながらもぐもぐ。

10月15日 金曜日
絶賛激ジョブ中につき……
「新宿中村屋」のカリーパン
極早生温州みかん
カフェオレ

昨日行った新宿高野ビルの隣には、これまた老舗の「新宿中村屋」がある。
 
「中村屋のカレーパン……美味しいよねぇ……」
と思いながら前を通ったら、ちょうど店頭でカレーパンとピロシキを路上販売していたのだった。けっこうな食べ応えのあるサイズで1個168円というのはなかなかのお手頃価格だと思う。
 
「ピロシキも……美味しいんだよねぇ……」
と店頭で数秒悩んで、でもやっぱり、と、カレーパンを3個買って帰ってきた。
 
今日は息子、全校遠足なのだそう。つい先週末にもお弁当を用意した記憶があるのだけれど、またも弁当が必要だということでちらっと早起きして準備した。昨日デパ地下でマカロニサラダなどを買ってきたのでおかずは手抜きさせてもらいつつ、「ごはんですよ」を詰めた大きめおにぎりを2個用意する。
 
弁当を準備している間にオーブンの余熱とコーヒーメーカーのセットを終わらせておいて、アツアツに温めたカレーパンで家族揃って朝御飯にした。まだ青々としていて今ひとつ甘そうに見えない極早生みかんも食卓に。
 
これぞ王道、という感じの、平べったいレモン型をした大きめサイズのカレーパンは、なんというか「信頼と実績の味」という感じ。わずかに辛さを感じる、スパイシーさもあるけれど優しい味の具沢山のカレーが詰まっていて、パン生地部分はやや少なめ。というか、カレーが多め。ほんのりと甘さのあるパン生地がなんだかすごく美味しいんだわー。
 
で、みかんは酸味もあるけれど甘味もちゃんと感じられる美味しいもの。
息子曰く、
「こんな緑のみかんじゃなくて……マジみかんが食べたい。マジみかん」
なのだそう。緑のみかんだって、ちゃんとマジみかんなんですー。

スティックきゅうり
「銀のさら」の特選ちらし
油揚げと水菜の味噌汁
麦茶
 
「明治の館」のチーズケーキ(ニルバーナ)
アイスウーロン茶

今もらっている仕事が佳境。……というか、真の佳境は数週間後にまた訪れるのだけれど、この週末もプチ佳境。
モンスターハンターポータブル3rdの体験版ができる状態なのに、オープニングムービーだけ見てゲームはできない状況のまま、朝から淡々と画面に向かい続けていた。今回初めてWordPressなるものを触ったけど、けっこう難しい。でも楽しい。ちらっと自分のサイトにも導入したくなった。ちゃんと管理できれば便利そうなツールだし更新もしやすいのかも。
 
昨日の夜も適当だったのに、と軽く罪悪感を覚えつつ、夕飯は、今日もだんながいないしなと無精して宅配寿司のちらしを。値段を見て、届いたものを見て、「……あー、ちらっと自転車飛ばして駅ビルの寿司屋に買い物行った方が満足なものが買えたかもー」と軽く後悔しつつ、1000円ちょっとの「特選ちらし」をいただいた。うーん、穴子とか海老とか、なんだかちょっと悲しい感じ……。
 
せめてもとデザートに出したのは、日光の「明治の館」のチーズケーキを。
 
昨日新宿伊勢丹の地下を歩いていたら特設ブースでブーランジェリー店あれこれが並ぶ企画をやっていて、その中に見覚えのあるチーズケーキを売っているお店(販売のメインはマフィンのようだったけど)を見つけた。あれあれ?私、最近これ見たわ?とショーケースをまじまじと見たら「明治の館」の文字。
 
先週日光で食事したところだーチーズケーキが美味しいらしかったけど結局食べてないし旅行途中で買うこともできないまま帰ってきたのよね……と足が止まってしまった。
「こちら、当店のイチオシのチーズケーキですよぅ」
「ええ、知ってます……私、連休中に日光行って、こちらでお食事したんですよー」
ミートコロッケがすんごく美味しかったです、スープとかも、なんて話をして、結局チーズケーキの小さいのを1ホール買ってきたのだった。
 
何故だか知らないけれど、日光界隈はチーズケーキが名物のお店があちこちにある。というか、ケーキの置いている店の多くが「おすすめのケーキはチーズケーキ」と言っている、という感じ。
 
「金谷ホテルでもチーズケーキ食べたじゃん。こっちのお店も同様にチーズケーキが名物なんだけどさ、どうよ?」
と食後に「明治の館」チーズケーキ(名前は「ニルバーナ」)を出したら、目を輝かしてかぶりついた息子、半分ほど無言で一気に平らげて
「……比較できん!」
と太鼓判を押した。最高に美味しかった金谷ホテルのチーズケーキと比較できないくらい、こちらの方も美味しかったんですって。
 
高さはあまりない、平べったい外見のチーズケーキは、スポンジらしきものとかクッキー生地の土台らしいものがなくて、「もうほとんどチーズケーキ生地です」という感じ。クリームチーズベースで、レアチーズケーキのようだけど、でもゼラチンで固めてあるのではなくて軽く焼いてあるような口当たり。口の中でホロリと崩れて溶けて、確かに幸せな口当たりなのだった。
 
でも私、ある程度土台がしっかりしている(スポンジ系よりサクサクカリカリのがなお良し)チーズケーキの方が好き。そういう意味では金谷ホテルとか、あと「しろたえ」「House of Flavours(ホルトハウス房子さんのお店)」のチーズケーキの方が理想に近かったりするのだった。あの、ドガボーンとした迫力の房子さんのチーズケーキが恋しくなってしまった今日この頃……(でも小サイズで5800円だ!無理だ!)。

10月16日 土曜日
今日の夕飯は「まーさ」が頑張ってくれました。
「木村屋」の
 ホイップあんぱん
 プリンあんぱん
りんご
牛乳

新宿伊勢丹の地下には「木村屋」が入っていて、
「お♪ホイップあんぱんがある♪」
と一昨日売り場に近づいたら、珍妙なあんぱんが売られていた。「プリンあんぱん」とか「プリンクリームあんぱん」とか、そんな風な名前のあんぱん。他のあんぱんと同じ「ちょっと大きめ大福サイズ」のそのあんぱんは、中にプリン風のクリームとカラメルが入っているのだそう。面白いなと、ホイップあんぱんと共に1人1個買ってきてみた。
 
「ホイップあんぱんてさ、固いよね」
「フランスパンの生地だからね」
「旨いんだけどね」
「固いよね」
 
と、朝食に牛乳を用意して、皆でガジガジとホイップあんぱんを囓る。プリンまんの方も、見事にほろ苦いカラメルが詰まっていて、甘くてほろ苦くてカスタードクリームとは違った「プリン風クリーム」が詰まっていて、これまた不思議な美味しさだった。

たらふくたこ焼き
ビール(サッポロ冬物語)、麦茶

土曜日の今日、午前中のうちに駅前スーパーにお買い物。
イオン系のそのスーパー、土曜の午前中は「100円以上の商品に貼れる20円引きシール」が1人1シート(10枚)貰える。なかなか安売りされない類のお気に入りの調味料を買ったりするのに嬉しいキャンペーン。
 
で、実のところ私よりもだんなの方がこの毎週の割引イベントに乗り気だったりして、
「お買い物行かなきゃ、おゆきさん、もう○時だよ〜」
と、誘ってくるのはたいていだんななのだった。
 
「夕飯は、ルッコラあるし、トマトもあるし、サラダにしようと思ったのよね。で、だったらパスタとかが良いなぁと……」
ミートソースはどうでしょうか、と提案したら、
「"まーさ"が作るよ〜?」
と、買い物に加えて夕飯作りも乗り気のだんななのだった。
 
お昼御飯は、なんとなく考えた結果「たこ焼き」に。前回微妙に物足りない分量になってしまったので、「今日はたっぷり食べたいです、すごくたっぷり」とリクエストしたら、生地が1.5単位分(=90個分)できてしまった。タコと揚げ玉と、あと、半端に残っていたのでキャベツも入れちゃえとあれこれ準備。本当に90個きっかりのたこ焼きが焼けて(=一度に18個焼けるたこ焼き器が5回転)、「たこ焼きでお腹一杯」という希有な体験をしてしまったのだった。
 
タコ入りのを焼いて食べて3回転、そこでタコが無くなってしまったので、「じゃあ代わりにチーズ入れちゃえ」ととろけるチーズを入れたのを1回転、いい加減お腹もいっぱいになっちゃった最後は、
「……このたこ焼き生地と揚げ玉だけ、ってのはどうだろう」
「……すごーくビンボくさい感じだよね……」
とか言いながら、ほんとに「たこ焼き」ならぬ「生地焼き」を作って、それも食べちゃった。これが奥さん、ネチモチして白玉みたいで案外美味しかったんです。
 
でも、「あ、これははまりそうかも」と思ったのはチーズ入り。小さなひとかけを入れただけだけれど、ちゃんとチーズの味と香りの主張があって、囓った断面からピヨーンと伸びるチーズがなかなか良い感じ。

ルッコラのカプレーゼサラダ
クラムチャウダー(キャンベル缶)
まーさ特製ミートソーススパゲティ
ビール(もやしもんエール/ブラウンエール)

今日は私、途中で休憩を入れつつもちょこちょこお仕事。電話応対が多くて、何かとバタバタな一日だった。でもおかげさまで明日のお出かけ予定前になんとか形がついた……かな?
 
「じゃあ、"まーさ"が頑張りますかねー!」
と、だんなが今日も「まずはチョップドオニオンを作ることから始めるわ」とか何とか言いながら台所に立ってくれた。
「まーさ、めんどくさいからフードプロセッサーを使うことにするわ」
とか言いながら、玉ねぎをみじん切りにしている。まーさ、今日も絶好調だ。
 
2007年3月に誕生したまーさ・すちゅわーと(←平仮名であることがポイント)は、外見はマッチョな強面のおっさんなのに女口調、得意料理は中華鍋で作るミートソース(というかミートソースしか作らないイメージ)というキャラクターだけれど、今週の頭に餃子作った時に、「ルーツは餃子名人の馬(まー)一族にある」とかなんとか、出生の秘密まで出来上がってしまった。
 
今日も中華鍋でミートソースを作るまーさ、ちゃんと我が家のエース級の中華鍋ではなく、サブ使いの中華鍋を使っているところに鍋への気遣いがみてとれる(ミートソースはトマト使うから、その酸で鍋にできた油膜が剥がれちゃうのね)。
 
パスタを茹でる段階になって私もおもむろに立ち上がって、プチトマト刻んでおろしにんにくと塩とオリーブ油を和えて、ルッコラ、モッツァレラチーズと共に盛りつけて簡単なサラダを用意した。スープは手抜きしてキャンベルのクラムチャウダー缶。
 
いつも通りに大変肉肉しいミートソース、今日はばっちり塩気も決まって美味しかった。お供に、先日届いた「もやしもんエール」のブラウンエールを飲み飲み、「ビールうめー」「パスタもうめー」言いながらの夕御飯。

10月17日 日曜日
初めて「クーポン」購入して食べてきました。大当たり!
うどん(ひやひや)
麦茶

今日の朝御飯は、うどん。「そろそろうどんが食べたいなー」と思っていたところ、新宿伊勢丹の地下で冷蔵タイプのさぬきうどん生麺があるのをみつけて、買ってきてみた。うどんだしの方は、鎌田醤油からロット買いしたストレートタイプのかけだしが売るほどあるので、それを昨夜のうちに冷蔵庫に入れておいて。
 
うどん茹でて、水で揉み洗いしてキーンと冷やし、刻み万能葱と揚げ玉をパラッと散らしたうどんは幸せな美味しさ。湯煎にかければ温かいうどんも簡単に楽しめるし、美味しいかけだしの存在、さまさまという気分だ。
 
「……でも、どこにしまえば良いんだろ、このかけだしの山……」
「いつまでも玄関先に箱で置いておくわけにもいかないしね」
と、目下、収納場所が悩みの種。

六本木 「アウグスビアクラブ六本木」にて
 ピッツァ&プレミアムビール飲み放題プラン \3,000
     スペイン産黒オリーブ
     自家製ピクルス
     葉っぱサラダ
     焼き立てピッツァ(マルゲリータ、ビスマルク)
     ソーセージ
     ベルギー風フライドポテト
     フィッシュ&チップス
     ビール(ピルスナー・アウグスビール)
     ビール(ホワイトエール・スノーブロンシュ)
     ビール(ダークラガー・アウグスビール“マデューロ”)
     ビール(インディアペールエール・トシズ IPA)
     ビール(ホワイトエール・スノーブロンシュ)
     エスプレッソ
 超チーズケーキ \600

今日は家族で六本木方面にお出かけ。ミッドタウンのホールで開催のナゾトキゲーム、「ファッションショーの華麗な秘密 〜モードの中にも秘密はある」に参加してきた。大ハマリ中の「リアル脱出ゲーム」と同じSCRAPの主催で、ただし今回は「脱出」ではなく「ナゾトキ」が目的。
 
Japan Fashion Week TOKYOのイベントの一部ということもあってか、ファッションショーがテーマで、「少しだけ背伸びした格好でお越しください」というドレスコードつき。
「"少しだけ背伸び"って??」
と頭を抱えつつ、だんなも私も「そこそこのレストランで食事できるくらい」の格好を目指して、息子も黒のチノパンに襟つきシャツ、「このへんが背伸び」と息子は竜の爪っぽいごつい指輪を装着してイベントに赴いた。
 
ナゾトキのネタバレは一切禁止ということで何も語れないけれど、私たちはめでたくナゾトキ成功。ナゾが解けた時の足先から頭まで血が一気に駆け上がってくるようなゾワゾワとした快感はなかなか他では得られない楽しさで、上機嫌でミッドタウンを後にした。今回のイベントも楽しかったな〜。かつてなく小粋でスタイリッシュなイベントだった。
 
お昼にと向かったのは、六本木ヒルズの裏手にある「アウグスビアクラブ 六本木」。
August Beer」というビール会社のアンテナレストランなのだそうで、すごくお値打ち価格のクーポンが、クーポンサイト「KAUPON」に掲載されたのを見て、
「これは!」
と、試しにその飲食クーポンを買ってみることにしたのだった。
 
ここ数ヶ月、呆れるような勢いで増殖し続けるクーポンサイトは、そのほとんどが
「一定人数以上の購入でクーポン成立(申込しても人数不足で成立しない場合はキャンセルになる=申込金の支払いは必要ない)、事前購入で支払いを済ませ、有効期限の2〜3ヶ月のうちにそのサービスを受けに行く」
というもの。
 
事前に支払いをすることが若干の不安ではあるけれど(未使用のチケットを持っている状態で、そのクーポンサイトや購入先のお店が潰れちゃったらどうするんだ、とか)、びっくりするほどお得な内容のものもちらほらとある。
 
玉石混淆なので、「9000円の特別コース料理がなんと!33%OFFの3000円!」なんてものがあっても、「いやいや、これの元コースが9000円ってことは絶対ありえないでしょう(てか、その定価でその内容では到底売れないでしょう)」というがっかりな内容のものもかなりある。土日には使えないとか、クーポン客は1日に1組しか受け付けないといったような制限を設けるお店も少なくないから、週末に行くつもりでチケットを買ったのに「結局使えるのは再来週の月曜しかなかった」的な事になることもあるみたい。
 
そのあたりは用心しつつ、それでも時々「おおっ!?」と思うようなのもあったりするわけで、ぽちぽちクーポンを買ってみている最近なのだった。
 
で、先日買ってみた「『リトル・ランボーズ』試写会×『アウグスビアクラブ』ピッツァ&プレミアムビール飲み放題3,000円!」というクーポンを使って、昼間から美味しいビールを飲み放題。
 
おつまみ類にサラダにピッツァ、ソーセージにフィッシュ&チップス、と、食べ物あれこれついて、90分の飲み放題で3000円。本来は120分飲み放題で6000円のプランと同内容のようで、映画の試写会券のオマケつき(でもこのオマケはどうでも良かった……というのが本音)。
 
で、よくよく見ると「※2名様で1枚、定番のピッツァよりお好きなピッツァをお選び頂けます。(3名様でお越しの場合は2枚、5名様でお越しの場合は3枚お選び頂けます。)」と注釈があったので、
「だったら、だんなと私の分2枚だけクーポン取るより、息子の分も買って3枚にした方が結果的には安上がりかも〜」
ピザ2枚あったら嬉しいしね、と判断して、クーポン3枚買っておいた。
 
これがたいそうお値打ちな内容で、とっても満足だったお昼御飯。ピルスナーにホワイトエールにダークラガー、インディアペールエール、どれもしっかり美味しくて、こんな美味しいビールが飲み放題とは嬉しい限り。
パイントサイズの他、レギュラーとスモールがあって、全部のビールを270mlサイズのスモールで入れてもらって、種類を変えながらぐいぐい美味しくいただいた。それぞれきちんと個性のあるビールはホップの香りも濃厚に漂って味わい深いものばかり。
 
味の淡泊なものから濃厚なものへとひととおりもらった後、
「やっぱり私はホワイトエールが好きだなぁ……」
と、コリアンダーと柑橘の香りのするホワイトエールを最後にもう1杯。1.5リットル近いビールを飲んでしまって、ビールの代金だけで大人たちは元が取れる形になってしまった。
 
ビールに似合うフィッシュ&チップスやソーセージが出てくるのも嬉しいし、「真面目なベルギービール屋さん」などではメニューに載らないピッツァ類があるのもありがたい。息子も
「ピザだ!ソーセージまで来た〜♪ポテトも〜♪」
と、好物に囲まれて幸せそうだった。
 
普通に訪れても、(アホみたいにビールお代わりしなければ)フード類もそこそこお手軽価格だし、美味しいビールも飲めるしで、
「また来ようね」
「このクーポンは大当たりだったわー」
と満足してお店を後に。
 
手元には渋谷のベルギービール屋さんのクーポンもあったりするので、これも予約して近いうちに行かなくちゃ。

スティックきゅうり
お刺身いろいろ(本マグロとか秋刀魚とか)
ビール(サッポロ冬物語)
日本酒(菊姫 山廃純米)

遅めのお昼を、酒も飯もがっつり摂ってしまたので、夕飯はごく軽くでいいねと、お刺身を買って帰ってきた。
 
お風呂済ませてのんびりしてから、息子には御飯を出してやって、大人たちは刺身つまみながら
「追い酒だ」
「絵に描いたような追い酒ですなー」
と、飲みさしの日本酒を出してきてまったり。
 
秋刀魚あり本マグロあり、白身ありイカありの盛り合わせはとうてい食べきれなくて、「明日の朝ならギリ大丈夫かな〜」とそのまま冷蔵庫にしまって、また明日の朝続きを食べることにした。イカの余りは明日の夜に里芋と炊こうかなと。