食欲魔人日記 06年9月 第5週
9月25日 月曜日
シーズン初鍋は扁炉でした
ホットサンド(はむたまちー)
梨・葡萄
アイスカフェオレ

そういえば筑波で美味しいハム買ってきたんだよ、ホットサンドにしようよ、ということで、本日月曜日の朝はホットサンド。卵茹でてチーズ出してハムは1人1枚。ベーコンもソーセージも旨い店なのだけれど、ハムもやっぱり美味しくて些細な料理でいちいち幸せになれる。今日のホットサンドも最高だった。

梨残ってるよ葡萄もあるよと、今日も果物出しつつ、ちょっとのんびり朝御飯。

お義母さんのビーフシチューかけ御飯
アイスティー

明日は仕事の打ち合わせ、明後日も別件の打ち合わせ。資料作らなきゃ、それ以前に明日明後日できないだろう仕事も片づけなきゃと朝から夕方まで必死でお仕事。昼御飯は、少量残っていたお義母さん手製のビーフシチューを冷や御飯にかけて食べるだけになった。

いつも購入しているあきたこまちの新米が届くまでと、つなぎのつもりで買った山形産のこしひかりが、なかなか美味しい。冷や御飯でもちゃんと美味しいのにちょっと感動しながら、こちらはしっかり温めたシチューと絡めていただいた。

ピェンロー(白菜・椎茸・豚薄切り肉・鶏手羽・春雨・うどん)
ビール(よなよなエール)

良い感じに肌寒くなってきた今日このごろ、そして野菜庫には1玉150円ほどで買ってきた小ぶりの白菜が丸々1個入っている。肉と一緒に薄味で煮込もうか、それともあっさり人参やら何やらと一緒に浅漬けにしてしまおうかと考えていたのだけれど、
「……手羽先が安いねぇ……」
「ああ……ピェンロー?」
「ピェンロー、いいねぇ……」
「じゃあ、豚も要るね」
「椎茸も要るね」
要るね要るねと話は「ピェンロー」でまとまり、週末にあれこれ材料を買いそろえてみたのだった。

扁炉(ピェンロー)。作り方はこんな感じの、「この世で最も美味しく白菜を食べられる鍋」などと言われることもあるらしい中華風味な鍋料理だ。数年前に初めて作って、その準備の簡単さと、大雑把ながら深い味の虜になった。要するに塩と胡麻油、そして一味唐辛子味の鍋料理なのだけれど、これが妙に箸が進む。止まらなくなる。

ロールキャベツを仕込むような大きな両手鍋にどさどさと白菜のざく切りを放り込み、水を注いで沸騰させる。鶏肉と豚肉、干し椎茸(戻し汁ももちろん加える)を加えて、胡麻油垂らしてことこと中火で煮込むこと30分ほど。最後に白菜の葉の部分と戻しておいた春雨を加えてひと煮立ちさせればできあがり。塩は加えていないので、自分の取り皿にて塩や一味唐辛子をふりつつ食べる。

そういえばこれが今シーズンの初鍋だねぇと話しつつ、ビールは鍋ものによく似合うよなよなエール。シメはうどんを1玉、皆で分け合って啜った。豚味噌鍋だったら3玉くらい食べてしまううどんも、ピェンローだと春雨がたっぷりなのでうどんの出番はあんまりない。御飯に汁かけて食べるのも超旨いんだなぁ……。

9月26日 火曜日
スタミナつけましょう、ということでレバーなど
「BAGEL & BAGEL」のメープルウォルナッツ
ハムエッグ
スティックにんじん with マヨネーズ
アイスカフェオレ

だんなは私が思っている以上にベーグル好きになっていたようで、千葉を歩くと(←デパ地下にベーグル専門店がいくつか入ってるので)
「明日は……ベーグル?」
などと呟くようになった。BAGEL & BAGELで現在発売中の月代わりベーグル(エスプレッソ&チョコ)がすごくツボだったこともあるようだけれど、今日もベーグル。私は「メープルウォルナッツ」を選んだ。

昨日ホットサンドに使った残りのハムがあったのでそれでハムエッグ作って、先日筑波で買ってきた美味しい人参(細っこいけど、味の濃い美味しい人参)はスティックにしてマヨネーズを添えた。ベーグルにはバターもチーズも添えずに、そんな感じでもぐもぐもぐ。

今日は朝から冷たい雨で、でも私は青山で打ち合わせ〜。がんばろう。

青山 「ブラッセリーFIGARO」にて
 田舎風パテ
 仔牛のレバーステーキ
 パン
 アイスティー

今日は某服飾デザイナーさんと青山で打ち合わせ。11時からの約束で、もしかしたら12時頃終わるかもしれない、そしたらだんな、一緒に昼御飯食べようねぇ♪とのんきな事を言っていたのだけれど、昼御飯どころじゃなかった。11時からえんえん13時50分頃までコーヒー一杯で話し合うことになってしまい、
「それじゃあどうも、おつかれさまでしたー」
よろしくお願いします〜、とアトリエを後にしたのは午後2時近く。よろよろしながら昼御飯が食べられる場所を探した。

すーぐ近くにはお気に入りのCozimaがあるのだけれど、今日はあいにく定休日。すーぐ近くに職場のある友人も今はイタリア旅行中。しょんぼり……としながら、雨も強くなる一方だしと道中にあったブラッセリーに入ることにした。パスタとコーヒーのランチセットは1200円くらい。1600円出せば数種類から選べる前菜と、これまた選べるメインディッシュ、パンとドリンクのセットが食べられる。メインディッシュの案内にあった「仔牛のレバーステーキ」という文字に「これだ!」と思って入ってみることにした。

パテやサラダなどから選べる前菜は「田舎風パテ」を。メインディッシュは「鶏肉のビール煮込み」などの選択肢もあった。1600円というランチはお安くはなかったけれど、その分ボリュームはしっかりとあって、豚肉がメインらしいパテは厚切りのたっぷりしたものだし、レバーのステーキも写真のような二段重ね。レバーの下にはきのこといんげんのソテーが敷かれていて、全体的に「栄養」の2文字が心に浮かんでくるランチになった。今朝は朝5時に起きて仕事していたこともあって(終わらないの……全然……)、精のつくものが食べたいぞということで。

レモンをぎゅうと絞って、マスタードをちょいとなすりつけて食べるレバーステーキは実に美味しかった。
雨降る中、ヨックモックで明日の朝用のパンを買って帰宅。

スパゲティ カルボナーラ
千切り野菜のサラダ
ピェンローの残り
ビール

急ぎ電車に揺られて帰る途中で、息子から「今、学校から帰ったよん」とメールが入った。「おかえりなさい」と返事をして、最寄り駅についてから
「夕御飯の材料買ってから帰るよ。何食べたい?お母さんはベーコンときのこの塩味のスパゲティなんかが良いなぁという気分だけど」
と電話する。「今、ポケモンのDVD見ながら待ってるよー」と電話の向こうでなにやら楽しそうにしている息子は
「んとね、ぼくはね、クリームのスパゲティがいいなぁという気分だけど?」
と言ってきた。そうだよねぇ、君はクリームのスパゲティだよねぇ。

雨が降る中、留守番しているのも心細かっただろうなと、夕飯は息子のリクエストのクリームのスパゲティ。美味しいベーコンが手元にあるうちに食べてしまおうと、カルボナーラにすることにした。献立のバランスが悪いけれど、ピェンローの残りもスープ代わりに出すことにして、あとは簡単に準備したサラダ。

先日たらこスパゲティを用意したとき、親子3人分で「1人あたま130g」を想定して麺を茹でたら、だんなと息子がほんのりとその分量に不満そうだった記憶がある。じゃあ今度は150g?でもそうするとほとんど500gに近くならない?と自問自答しつつ、「まぁいいや、袋に50gだけ残しても微妙だし」と1袋500gの麺を全て茹でるという暴挙に及んでみる。ベーコンを炒めている間に息子にパルミジャーノをすりおろしてもらい、卵と生クリームを混ぜてソースを作って茹でたて麺と和え和え。大変に大量なカルボナーラができた。やっぱり500gはやりすぎだったかもしれない。

「わーい!大盛!ぼく、すっげー大盛!」
と喜ぶ息子には200g近い大盛麺を。私は多分120g分くらい。残りはだんな。さすがに乾麺500gのカルボナーラは大変な分量で、私とだんなは食べきったものの、息子は「ごめん……やっぱり、ちょっとダメだった……」と残していた。でも、残ったのはほんの1/3人前くらい(乾麺で30g分くらい)。うん、よく食べたよね、残りは……捨てる?だんな食べる?と相談していたところ、
「続きは明日!明日食べるから!」
と、最後までカルボナーラに執着している息子だった。……そんなに好物だったのねカルボナーラ。

9月27日 水曜日
今日、いちばん美味しかったモノ。
「YOKU MOKU」のチョコデニッシュ
カフェオレ

昨日、雨の中、表参道のYOKU MOKUに寄り道してきた。3時まで待てば月代わりの焼き菓子が買えるのだけれど、あいにくまだ30分近くも時間があったので、デニッシュを買って帰ることに。今月の焼き菓子は「タルト フォルモザンヌ」という名前のバナナのタルト。キッシュのような卵色のタルトで実に実に美味しそうだったのだけれど、チョコデニッシュを2個とアップルパイ1つを買ってきたのだった。

いよいよ良い感じに涼しくなってきたので、温かいコーヒーでカフェオレにして、チョコデニッシュの朝御飯。想定ではだんなと息子がチョコデニッシュで私がアップルパイだったのだけれど、息子の朝御飯は昨夜の残りのカルボナーラスパゲティということになったので、私がチョコデニッシュをいただくことに。

YOKU MOKUはいろいろなデパ地下で見るお店だけれど、表参道のこのお店は本店ということがあってか品揃えがずいぶんと違う。この月代わり焼き菓子が最たるものとして、他にも焼き菓子やパン類が色々と並べられていて、どれもちゃんと美味しいのだった。デニッシュも、層がしっかり積み重なった丁寧に作られた感のあるものでいつもながらの美味しさだ。

アップルパイは、生のリンゴを薄いパイ生地にトッピングして焼いたあっさり風味なもの。これは息子のおやつになった。

青山 「Cucina Tokionese Cozima」にて
 スプマンテ
 人参の冷たいスープ・生ハムのムース乗せクロスティーニ
 霧島鶏手羽のコンフィ レバーの甘いムース 温泉卵添え
 秋刀魚のコンフィと秋野菜
 イカ墨のタリオリーニ 唐墨ときのこ添え
 うずらのグリル シードルヴィネガー風味
 桃のザバイオーネ
 ハーブティ・生姜風味のチョコレート・黒胡麻のクッキー
……美味しかった……♪

昨日は青山で打ち合わせ、そして今日も青山で別件の打ち合わせ。「ホームページ掲載用の店内写真撮ってくださーい、報酬は……美味しいお昼御飯でどうでしょう?」とお願いされ、喜んでお引き受け。Cucina Tokionese Cozimaに向かった。到着直前に雨が強めに降ってきてしまい、駆け込むようにお店に向かい、残念な天候ながら外観写真や営業前の店内写真をパチパチと80枚ほど撮影。今月の頭に内装のリニューアル工事をしたばかりのお店は、カジュアルな雰囲気だった1階が、ぐっとシックな感じになっていた。

そしてお昼をゴチになりつつ、厨房そばのテーブルで調理場の風景などもカウンター越しに何枚か撮らせていただきつつ、料理の写真も撮りつつの1人飯。こんな作業でこんな美味しい飯を御馳走になってしまって良いのでしょうかというほどに今日も美味しいものをたくさんいただいてきてしまった。何しろ、今シーズン初トリュフが!黒トリュフが!あの独特の芳香漂う皿が目の前にやってきて、予想もしていなかったものだから
「わ!トリュフですね!トリュフの香りがぷんぷんと!」
とつい興奮してしまう私。

ショットグラスに入った甘い人参のスープと、小さな一口サイズの生ハムムースのクロスティーニを囓り、その次のお皿が「トリュフ皿」。霧島鶏の手羽元をコンフィにしてからパリッと焼いて、添えてあるのは鶏レバーのほのかに甘いムース。葉野菜と共に温泉卵が添えられて、上からはたっぷりのパルミジャーノ・レッジャーノとすりおろした黒トリュフがまんべんなく散らされている。チーズと卵とトリュフでなんとも幸せな濃厚な口当たりと甘い香りが一皿たっぷり楽しめる料理だった。蜂蜜で少しだけ甘さを加えてあるのだというムースが、臭みもなく、でもあっさりしすぎているわけでもなく、全体的に良い塩梅の美味しさだ。……お持ち帰りして、パンにこてこて塗って食べたい感じ。

続く魚料理は旬の秋刀魚。香ばしく焼いてある秋刀魚(これまたコンフィにしてあるらしい)の周囲には里芋に蕪に銀杏に南瓜に蓮根……と見慣れた和風の野菜がたくさん飾られている。パスタも魚介の、イカ墨を練り込んだ真っ黒なタリオリーニ。上から褐色のカラスミのすりおろしたものがかけられ、具はきのこ。パスタの後のメインディッシュはウズラのもも肉とむね肉で、むね肉は自家製サルシッチャが肉に巻き込まれてお団子状になっていた。添えられているのはじゃがいものピュレとブイヨンで煮たと思われる甘いキャベツ、そして焼きリンゴ。肉にかかったソースは軽い酸味のあるシードルヴィネガー主体のもので、前菜の鶏のコンフィとは対照的な軽やかな味の料理だった。

デザートには名物ドルチェのひとつ、桃のザバイオーネソースが。大きな甘い桃1/2個分の下にはバニラのジェラート、それを覆うようにふわふわのマルサラ酒風味のザバイオーネがかけられて、ミントの葉が散らされている大好きなドルチェが出てきた。美味しくいただいて、最後にハーブティーいただきつつ仕事のお話を少しばかり。仕事の資料で鞄重くして、胃袋もしっかり重くして帰路についた。

「天狗」にて
 大根サラダ
 秋刀魚の刺身
 バターコーン
 サイコロステーキ
 チキンカツ
 ねぎとろ巻き
 生ビール
などなど

昨日も今日も打ち合わせで日中ほとんど仕事できず、帰ってから急ぎパソコンに向かい続けて午後7時。
「ごめんなさいすみません夕飯の準備できてないです……」
と告白して、夕飯は仕事帰りのだんなと待ち合わせて「天狗」であれこれつまんできた。

「野菜食べたい、さっぱりしたやつ」
と大根サラダなども持ってきてもらいつつ、子供大好きバターコーンと大人大好きサイコロステーキは外さない方向で。メニューに生牡蠣焼き牡蠣、牡蠣フライと牡蠣ものがたくさん載っていて、おおいよいよこの季節がやってきたかとしみじみ思いつつ、ビールぐびぐび。

9月28日 木曜日
ちょっと甘いけど、ビールのアテには良いのよー
「ミスタードーナツ」のチーズマフィン
アイスカフェオレ

ドーナツどうだろ、ドーナツいいねぇ、と、ほろ酔い気分で駅前を歩いていた昨夜、「ドーナツいいねぇ」とミスドに寄ってドーナツ買ってきてしまった。今は和食器のキャンペーンやってるらしくて、汁碗とかどんぶりとか、なかなか可愛いなぁと思ったりして。でも家族分揃えるのはとうてい無理そうねとプレゼントもらうのは諦める。

私の分はチーズマフィンとオールドファッションだったのだけれど、ここ数日の飽食ぶりに2個食べるのは止めておこうかなと、朝御飯はチーズマフィン1個。やけに胃が重くてフルーツもヨーグルトも無しの方向で、軽く温めたマフィンだけをもぐもぐ食べた。

「ミスタードーナツ」のオールドファッション
カスピ海ヨーグルトwithはちみつ
紅茶

一日お仕事、必死でお仕事。昨日と一昨日の分、せっせとお仕事。
朝御飯に食べられなかったドーナツを昼御飯に食べれば良いやと、昼に20分だけ休憩してずっとずっと仕事をしていた。

あったかい紅茶(アッサムティー)と、はちみつ垂らしたヨーグルトと、あとはオールドファッションドーナツ。昔々、ふわふわ系ドーナツもクリームが詰まっているドーナツもあまり好きじゃなかった私は、ミスタードーナツでもダンキンドーナツでもオールドファッション系のもの2〜3種類しか食べられるものがなかった時期があった。飽きるほど食べていたオールドファッションなのだけれど、でも不思議と飽きていない。今でも大好物のひとつだ。

ミックスサラダ
「筑波ハム」のモツ味噌煮込み
かじきまぐろのはちみつバター丼
ピェンローの残りスープ
ビール(エビス)

今日は一日家に引きこもって仕事をしていたので、夕御飯は昨日買ったお魚を使いつつ、あとはありもので。かじきまぐろはスキレットでこんがり焼いてからバターと醤油とはちみつを加えて煮詰めてタレにして、魚に絡めつつ御飯にもそのタレをかけて丼にする。まだ少量残っていたピェンローの残りもスープ代わりに出してしまい、ありもの野菜のサラダもテーブルに。そして、ビールのアテには筑波ハムの味噌味のモツ煮込みを温めて。

甘めのこっくりした味噌味のモツ煮をつまみつつ、そういえば最近モツを煮ていないねぇと話しながら家族でもぐもぐ。モツを煮て旨いといえば豚味噌鍋用の練り味噌で、もうそろそろその味噌が恋しくなる季節になったのだねぇと盛り上がった。

9月29日 金曜日
太閤園、初めてのメニューに挑戦してみたり
チーズトースト
カスピ海ヨーグルト with 苺ジャム
アイスティー

食パンあるけど、トーストにする?トッピー乗せる?チーズトーストもできるよ?
息子のそう言ったところ、
「あ!ぼく、チーズトーストがいいなぁ!」
だそうで。

そういえばヨーグルトもあったんだよなぁ、飲み物まで牛乳だと乳製品だらけの朝御飯になっちゃうなぁ……と思い、飲み物はアイスティーに。ベリーの香りのフレーバードティーが手元にあったのでそれを煎れてみた。

ピザ用チーズを使ったボリュームたっぷりめのチーズトーストと、ジャムを少し落としたヨーグルトの朝御飯。息子の登校後、午前8時にならないうちからお仕事していたら、昼前にはすっかりお腹が空いてしまった。

「太閤園」にて
 厚揚げと野菜の醤油炒め定食 \730

一人の昼御飯、しっかり食べたい気分だけれどさてどうしよう、と思っていた矢先に友人から「お昼良ければ一緒にどですかー?」と電話が。ちょうど良いですナイスタイミングです、と御一緒することにした。地元の中華料理店「太閤園」に行くことに。

この店のキモは、やはり「茄子野菜炒め」であり「炒飯」であるのだけれど、なるべく他の料理も注文してみようとしている私。酢豚も美味しいし、青椒肉絲もいける、こないだ食べた茄子とレバーの炒めも実に美味しかった。……で、今日は厚揚げと野菜の醤油味炒め定食。「醤油味炒め」は、この店ならではの「野菜炒め」「肉野菜炒め」「茄子野菜炒め」シリーズと同じ味付けのようで、ただし「辛味」と壁のメニューに小さな注意書きがついている。やってきたのは、「そうそうこれこれ」という感じのこっくり味の醤油炒めだった。かすかに唐辛子の辛みが感じられて、でもそれほど辛みは強くない。厚揚げと野菜だけかと思ったら、ちゃんと豚肉も入っていて幸せだった。

ごく薄くスライスされた厚揚げと、白菜、人参、玉ねぎ、ピーマン、キャベツ、そして豚肉が醤油味ベースの甘辛だれに絡んだ炒め物は、期待以上に美味しくて今日も大満足。

千葉 「ヤマダモンゴル」にて
 ぐるなび限定コース \2000
 生ビール

夕方にお買い物行こう行かなきゃと思いつつ、気がつけば6時過ぎ。だんなから
「今から帰るけどー」
コールがあって、「しまった夕飯の事考えてなかった!」と思い出しても時既に遅し。ここ2週間くらいずっと食べたくて飢えていたジンギスカンを食べに行きましょうと、ヤマダモンゴルに行くことにした。ぐるなび限定コースなる1人2000円のコースがなかなか充実していてちょうどお腹もいっぱいになるので、今回もこれを注文しつつビールを飲み飲み。2000円でラム肉盛り合わせ(ショルダー・レッグ・ロース)とラムソーセージ、野菜盛り、キムチと枝豆、そしてご飯とシメの「あがりラーメン」、2人以上で注文すればアイスクリームのデザートもついてくる。

「やっぱりさぁ、このドーム型の鍋が良いよね」
「肉汁吸ったもやしがたまらんよね」
などと言いつつ、鍋の縁に沿ってもやしとキャベツを大量に盛りつけつつ、中央部分でせっせと肉を焼いては食べていく。たれは醤油味と味噌味の2種類で、卓上には刻み唐辛子とおろしにんにくも。いかにもなラム臭さのあるソーセージも焼いて食べつつ、シメのラーメンまで一気に食べた。

「あがりラーメン」は、ジンギスカン鍋を下げてから卓上のアルマイト鍋で湯を沸かし、ラーメンを1〜2分茹でて食べるという、ただそれだけのものなのだけれど妙に美味しい。肉を浸して食べていたたれの残りを番茶で薄めて胡麻と葱を散らしてスープにする。麺と一緒にニラも少量煮て、つけ麺のような感じで汁に浸しつつつるつると。単にそれだけのシメラーメンなのだけれど、これが妙に美味しくて癖になる感じ。

ここずっとずっと食べたくてしょうがなかったジンギスカンが食べられて、とっても満足な夜だった。ビール飲みながら
「私ねぇ、近所のスーパーの肉売り場で牛と羊の品揃えが入れ替わっても全然OK!ってほどに羊が好きだなぁ」
とか言っていた記憶がある。羊大好き。

9月30日 土曜日
ハロウィンチックな色合いの花を買ってみましたよ
バタートースト
コロッケ・メンチカツ
焼きトマト
アイスカフェオレ

昨夜、ジンギスカン屋に向かう直前に少しだけデパ地下に寄ってきた。目当ては永楽製麺所のチャンポン用の麺だったのだけれど、残念ながらそれは売り切れ。でも、閉店を間近に控えたデパ地下は大変に魅惑的かつ危険な空間だった。
「……あ、2パック500円……」
「1パックに1個135円のコロッケが4個とか入ってるね……」
「それが2パックで500円……」
食パンあるから明日はコロッケパンにしようか?などと言いつつ、揚げ物屋さんの売り場に並ぶパックの中身を確認しながら2つ選んでみたり。蟹クリームコロッケ4個とチキンカツ1枚、メンチカツ1個、ポテトコロッケ1つを手に入れた。続いて、お総菜全品2割引になっていた柿安ダイニングで皮付き豚バラのローストポークも買ってしまった。

やばいやばいよ、この空間にいたら色々欲しくなっちゃうよ、と慌ててデパ地下を後にしたのだけれど、手元には大量の揚げ物と旨そうな豚肉が。朝御飯に適当に温めて食べることにした。

バタートーストに、メンチカツやコロッケ添えてオープンサンドにしてもぐもぐ。お義母さんからもらった巨大なトマトは「焼きトマト」にしてパンに添えた。
「焼きトマト」は、昨日、友人に教えてもらったトマト料理。フライパンに薄くバター塗ってからスライスしたトマトを焼き付けていく。片面が良い色になったらひっくり返して、上からピザ用チーズをぱらぱらと。その後フライパンに蓋をして、チーズがとろけてフライパンの上でパリッと固まるくらいまで熱したらできあがり。

我が家はあまり生のトマトは食べなくて、トマトの料理と言えばラタトゥイユやスープなどの煮物の具にするかピザの具にするか、細かく刻んでタコスやサラダの具にするか……というのがいつもの調理法だったりする。「なんかこう、手軽に食べられる、"トマト料理"ってないものでしょうかねぇ」と昨日話していて、我が家ではよくこうやって食べるよーと教えてもらった食べ方だった。簡単だし、朝御飯に似合いそう。息子も厚切りトマトにかぶりついていた。

ナチョス
ビール(Corona)

駅前の大型スーパーが、数日前にリニューアルオープンした。隨分売り場が変わったようだよと、だんなと2人でお買い物に行ってみた。食料品売り場がすっかり明るくなって、配置も変わって、かなり良い感じ。鮮魚コーナーが以前よりかなり充実して、美味しそうな丸魚がたくさん並んでいたのが何より印象的だった。

「……あ、秋刀魚美味しそう……安いよ」
「あっちに金目鯛もあるよ、あとイナダとかも安いみたい」
「鰺もあるねぇ……」
リニューアルセール期間中ゆえに魚に限らず肉もたいそう安かったのだけれど、今日と明日は魚を食べよう!と、主に魚を買ってきた。秋刀魚は3尾(明日塩焼きにして食べるのよー)、今日の夜用にはイナダを1尾、お刺身用に仕立ててもらった。1束100円セールだった花もいくつか、ハロウィン色のを買ってきてみた。暖色系の花はなんだか美味しそうに見える。基本的には寒色系の花が私は好きなのだけれど、時々オレンジ色や紅色が猛烈に恋しくなったりもする。ここしばらくは、町にハロウィンの飾り付けがされているのでなおのことオレンジ色が気になってしまったりして。

朝御飯がボリュームたっぷりの遅めなものだったので、昼御飯にはテレビで野球観戦しながらビールとナチョス。タコチップにチーズ散らしてオーブンで温め、刻みトマトとオリーブをたっぷりかけてサルサを添える。ナチョスにはやっぱりコロナでしょう、と、コロナ飲みつつ阪神を応援。残念ながら今日の阪神は負けてしまったけれど、ビールもナチョスも最高に美味しかった。

冷や奴
茄子ときゅうりの塩揉み
皮付き豚バラのローストポーク
イナダの刺身
イクラ
あら汁
羽釜御飯
ビール(よなよなエール)
ほうじ茶

Wikipediaによると

35 cm 以下のものを、関東でワカシ、関西ではツバス、北陸ではツバイソ
35〜60 cm のものを、関東でイナダ、関西ではハマチ(?)、北陸では、フクラギ
60〜80 cm のものを、関東でワラサ、関西ではメジロ、北陸ではガンド(ガンドブリ)
80 cm 以上のものをブリと呼ぶ
なのだそうで。ワカシもワラサもイナダもブリの幼魚だということは知っていたけれど、「イナダ」と「ハマチ」はほぼ同じもの(同じくらいのサイズのもの)を指すということで良いらしいのだと、今日初めて理解した。

ブリ1尾は一般家庭じゃとてもじゃないけれど食べられないけれど、イナダだと程良い感じ。おろしてもらったサクは、一家で食べてちょうど良いくらいのサイズだった。アラも渡してくれたので、それは大根や人参と一緒に煮込んであら汁に。昨日買ってきたローストポークと、久しぶりに冷や奴、今日買ってきた茄子は刻んで塩揉みして浅漬けのような感じで食べることにした。薄くスライスした茄子ときゅうり、茗荷を塩で揉んで煎り胡麻も混ぜ、食べ際にさっと醤油をかけてできあがり。本当は刻んだしそも入れると良いみたい。