食欲魔人日記 07年08月 第1週
8月1日 水曜日
"とんテキ"丼。ピーマンでかいです
クリームパン
アイスカフェオレ

昨日、外出ついでに寄ったパン屋さん(チェーン店じゃないっぽい……店名失念)でお買い物。
「初めてのパン屋さんでは、クリームパンを買うのよー」
と私は密かに思っていて、そのポリシー通りにクリームパンを買ってきた。他にはソーセージ入りのとか、息子はマンゴークリーム入りのヨーグルト風味のパンとか、数個ばかり。

昨夜は「お祝いケーキも食べなきゃ!」とばかり、焼き鳥屋でたらふく釜飯まで食べた後だというのに喫茶店でショートケーキまで食べて帰ってきたので、今日はさすがに胃が少し重い感じ。パン2つは入りそうにないなと、クリームパンだけを囓ることにした。

良い感じにもったりと重めのクリームは、でも、水飴のような透明感と独特の艶もあった。しっかりと甘めのカスタードクリームで、1個でたっぷりお腹一杯。

千切り野菜のサラダ
まぐろのお刺身
とんテキ丼 長ねぎとピーマン
わかめと麩の味噌汁
麦茶

遊んでばかりだからお仕事しなきゃと、今日は一日がんばった。息子も真面目に算数や漢字のドリルをこなしていた。

だんなも仕事が忙しいそうで、息子と2人の夕御飯は買い置きの豚肩ロース肉を使って。
「これソテーしておかずにする?それとも、丼にしてみる?」
息子に聞けば「丼!」なのだそうで、味噌風味の照り焼き丼にしてみた。ピーマンと長ねぎを添えて、味噌風味で……というのは、確かケンタロウさんの本で見た作り方だった気がする。醤油と味醂、砂糖、酒、おろし生姜とおろしにんにく、といったいつもの組み合わせから醤油を少し引いて味噌を足した感じの合わせ調味料だ。

最初にスキレットでピーマンだけ炒めて除けておき、肉と長ねぎはピーマンを焼き終えた後に同時に入れ、焼き上がったところで合わせ調味料を回しかけて軽く煮詰める。肉をスライスし、野菜と共に盛りつけてできあがり……の、簡単料理だ。

「夏休みだから、僕も料理する!」
と息子も夕飯の支度に参加してくれたので、
「じゃあ君はまぐろのお刺身を2人分のお皿に盛りつけてください、その後、スティックきゅうりでも用意してもらおうかな」
などと指示しつつ、息子に刺身皿と味噌汁の支度をしてもらう傍ら、私はレタスや玉ねぎ、にんじん、ピーマンなどを千切りにしていつもと食感の違うサラダに。焼いてから「しまった、ピーマンちょっとでかすぎたか」と思い至ったけれど、まあまあ要領良く食事の支度ができた。

ピーマン、ちゃんと塩味するから平気だよ……と、子供の頃の私は絶対囓ることなんてできなかったピーマンにがぶーと囓りつきつつ、
「タレ足りない。もっとかける」
と味噌だれを足しつつ"とんテキ丼"に取り組んだ息子は、私よりも御飯の盛りが良かったほどのサイズだったのに全部綺麗に食べきった。

焼いた長ねぎもちゃんと食べきっていたのに少し驚きつつ、
「おお、ピーマンと長ねぎちゃんと食べたんだ。……えらいねぇ」
と声をかけたら
「いや、お母さん。驚くには値しないよ」
ごちそうさまでしたぁ〜♪と、やけに気取った口調で「値しないよ」と言った後、いつもの音符が飛び跳ねる口調で食器を流しに下げて居間に去っていった息子。
……それは何のキャラですか?息子さん……。そのキャラはピーマンが得意なんですか、息子さん……。

8月2日 木曜日
今日の肴はシジミの醤油漬け
「551蓬莱」の豚まん
アイスウーロン茶

まだまだ残る551蓬莱の豚まんで朝御飯。
「今日、僕は2個食べたいよー?」
という息子と、
「私1個……あ、でもそのかわりうなぎパイ食べたい」
という私。結局、豚まんは3つ蒸かすことにして、食後に私はお徳用うなぎパイの袋を開けてパイ1〜2枚をパリポリ囓っているのだった。

今回の浜松旅行で、初めて真剣にうなぎパイを味わったような気がするのだけれど(1袋貰ったりすることはあったけど、なにせ浜松は今回が初めて)、うなぎパイ美味しいねうなぎパイ。

工場見学の時に併設で買うことができたお徳用袋(ハネもの袋)は小さい袋がブランデー入りVSOPうなぎパイ入りで、大きい袋がノーマルうなぎパイとナッツとハチミツ入りのうなぎパイの袋。まだVSOP袋は開けておらず、大きい袋の中からナッツ入りやらノーマルものやらを取り出してはパリポリパリポリ食べているのだけれど、どちらも幸せに美味しい。見学ビデオで、生地におっそろしい分量のグラニュー糖をばっさばっさと混ぜ込んでいたのを見たけれど、それがわかってもやっぱり美味しい。

晩酌セット(サラミ・ギョニソー・レーズンバター・チェダーチーズ)
ゆで茶豆・ゆでもやしの塩だれ和え
鰻の肝の佃煮
台湾蚋仔
蠣油牛肉
鳥豆腐
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル/ザ・プレミアム・モルツ〈黒〉))

大阪旅行に行く直前、だんなの誕生日月プレゼントキャンペーンだか何だかで、「しじみ1パック」を魚屋さんで貰ってしまった。しじみを食べられそうな自炊の日がなくて、「台湾蚋仔」に加工してから旅行に出ることに。

「台湾蚋仔」はしじみを少量の水で蒸し煮にして殻を開き、一度煮立たせた醤油だれにしじみの身を漬け込んだものだ。調味料は酒と醤油を同量合わせたところに生姜とにんにく、赤唐辛子のかけらを入れたもので、これなら日持ちもしそうだと冷蔵庫に入れたまま旅行に行って放置すること約1週間。すっかり美味しそうな感じに漬かっていた。今晩はこの台湾蚋仔と共に、買い置きの牛肉をアスパラと炒めたり、その他つまみものを適当に並べて「だらだら飲み」という感じで。

オイスターソースベースで炒めたこっくり味の「蠣油牛肉」が今日の一応のメインディッシュだったはずなのだけれど、密かに心躍ったのが「晩酌セット」皿。

薄切りにしたサラミとマヨネーズ添えた魚肉ソーセージ、一口サイズにカットしたチェダーチーズと久しぶりに買ってきたレーズンバター。息子もなぜか一緒に喜んでいて、久しぶりに「こどもののみもの」など冷蔵庫から出してきて、
「みんなでビールだね♪」
とわくわくしている。浜松で買ってきた鰻の肝の佃煮なども出したら、本格的に飲みの席のような食卓になってしまい、シメのスープに鳥豆腐とか用意したあたり、私も確信犯だ。

「やっぱり家飲みは良いね」
「家飲み最高ですね」
などと言いつつ今日はビール2缶空けてのんびりあれこれつついていた。

けっこう安いねと浜松の駅売店で買ってきた鰻の肝の佃煮が案外と美味しくて、その苦甘い味が白い御飯によく似合っていた。

8月3日 金曜日
フルーツ山盛り、ベトナムフレンチ
鰻の肝の佃煮、いぶりがっこ
ほうれん草入り鳥豆腐
卵御飯
麦茶

今日は午前中に、息子が楽しみにしていた本が届くらしい。
「本が届く前に、今日の分のドリルやっちゃっていい?」
と、いつもは朝食後に取り組んでいた算数と国語のドリルを起床後早々始めた息子、今日はちょっと難しい内容だったらしい(まとめ問題が多かったらしい……)。ドリルが終わった頃には10時を過ぎていて、
「もう……おなかぺこぺこ……」
なんでドリルしてるとお腹空いちゃうんだろうねぇと言いつつ、急いで朝御飯の準備をした。

昨夜の残りの鳥豆腐を温め、ほうれん草加えて軽く火を通したものと卵御飯、御飯の供に数かけ残っていた鰻の肝の佃煮、そしていぶりがっこ。
「お腹空いたんだったら魚とか焼いてあげようか?」
と言ったらそこまではいらないよーと言うのでそんな感じの朝御飯。

鰹と昆布のだしを薄口醤油と少量の酒と塩で調味して、鶏肉と豆腐を軽く煮ただけの「鳥豆腐」は一見地味だけれどすごく美味しい。銀座の魚介料理屋さん「三州屋」の名物だけれど、お店で食べる時には茹でた春菊と、豆腐や鶏肉をつけて食べるためのポン酢が用意されている。春菊を入れると本当に美味しいんだけど、この季節の春菊はとても高くて手が出ないというか、そもそも八百屋で見かけないというか。

丸ビル「CASABLANCA SILK」にて
 ディナーコース \5000
     前菜5種盛り合わせ
     スープ(カインチュア)
     太刀魚のカツレツ レモン風味のスープ仕立て
     スパイスでマリネした豚ロース肉と南国果実のチリソース炒め
     柔らかチャーシュー肉の旨みフォー
     レモングラスのムース・ロータスティー
 生ビール・ベトナム焼酎

今日の夕御飯は、お仕事でつきあいのある方たちと、丸ビルで会食。

「昨年ベトナムに行ってきて、ベトナム料理がすっかり好きになっちゃって」
と先方が予約してくれたお店はベトナムフレンチのお店だった。ベトナム料理自体数えられるくらいしか口にしたことがないけれど、ベトナムフレンチというジャンルは初めて。照明が落とされたシックな店内、ゆったりした大きな椅子のテーブル席でベトナム料理をいただいてきた。テーブルにはナイフとフォークと共にお箸も並べられていて、「さて、前菜の生春巻きはどちらで食べるべきだろう」と悩みつつ、お洒落な皿を前にとりあえずフォークとナイフを持ってみたりした(でも結局箸にしてみたり……)。

コースが案外お値打ちで、お腹いっぱいになるんですよー、と勧めていただいて、皆で5000円のディナーコースを。前菜とスープ、魚料理と肉料理、最後は3種類から選べるフォー(アサリ、鶏肉、チャーシューという選択肢)とデザートコーヒーという内容で、しっかりお腹いっぱいになった。初めて口にする味も多くて食べ物の話でも盛り上がった。

5種類の前菜は、一口サイズにカットされた太い生春巻きが2種類と、チャーシューと薄切りにしたキュウリをミルフィーユのように重ねたもの、海老とアスパラのマリネ、ラタトゥイユのような茄子とトマトの冷たい煮物、といった感じの内容。ガラスのプレートに美しく盛られていて、次にやってきた「カインチュア」という名前のスープも面白かった。

赤いスープは、一見トムヤムクンのような外見。海老で濃厚なだしが取られていて、その風味はトムヤムクンに似ているところもあるけれど、あれほどはっきりした酸味や辛味がなくとても優しい口当たりだった。カイン=スープ、チュア=酸味、という意味なのだそうで、だから多少はライムのようなさっぱりした酸味が感じられるのだけれど、でもとんがった味はなくとてもマイルド。具は海老だけというシンプルなもので(トマトやオクラなどの野菜を加えるのが一般的らしい)、美味しかった。

魚料理は、オクラとホワイトアスパラを浮かべたさっぱり味のスープにカリカリ衣の太刀魚のカツを乗せたもの。肉料理はしっかりした味のチリソース添えの豚肉のグリルに、バナナやマンゴー、パイナップルやグレープフルーツなどのフルーツと野菜を添えたものだった。私は酢豚やチャーハンに入るパイナップルとかドライカレーに入る干し葡萄などが嫌いではないのだけれど、でもこれほどフルーツを添えたメインディッシュというのも初めてで新鮮だった。全体的に酸味を旨く使った料理が多かったように思う。

最後はレモングラス風味のメレンゲのムースと甘い香りが漂うロータスティー。ベトナム焼酎やビールを飲みながらの会話はしっかりお仕事の内容もあったけれど、なぜか「ツインピークス、あれはいい、あれは良かった」とか、「X-FILESは素晴らしい」とか、そんな話も多かったりして。

8月4日 土曜日
歩き疲れて、がっつりお昼御飯
「551蓬莱」の豚まん
アイスウーロン茶

今日は一日お出かけ。昼はポケモンイベント、夜は花火となかなか忙しいことになりそうで、とりあえず豚まん囓ってから出発しようということになった。一度に2個食べる人とかがいるからすごい勢いで減りつつある大阪お土産豚まん(12個買ってきました……)、残りは僅か。

アイスウーロン茶は「がぶ飲みしたいから」と1.5リットル入るピッチャーに台湾春茶をなみなみ淹れたのを冷やしておいたものだけれど、これがしみじみ美味しくて良い感じ。この夏は紅茶のアイスティーを作らずに中国茶のアイスティーばっかり飲んでいる気がする。

幕張「TONY ROMA'S」にて
 スペシャルランチ \1280
 生ビール \630

「すっごい混むから、早めに行った方が良いと思うよー」のだんなの音頭で、急ぎ向かったのは幕張メッセで開催中のポケモンパルシティ。だんなの予言どおりにイベントはびっくりするほどの混雑で、到着した11時頃で既に入場制限が始まろうとしていた。

なんでも1時間ごとに入れ替わっていく何種類かのポケモンを無線通信で貰うことができるのだそうで、息子の目的は目下それということらしい。
今回は会場のどこでも受信できるのだそうで(前に行った同様のイベントでは専用コーナーの近くまで行かないと電波が届かなかった)、アトラクションに並びながらも「あ、時間だ」とそこら中で子供達がDSを立ち上げているのだった。全種類のポケモンを入手するには、少なくとも2時間は会場にいる必要があるとのことで、ついついアトラクションコーナーにも並んでしまう。

会場に入るまで、メッセの中をこれでもかと誘導されまくり、メッセの中に入っても会場のゲートまで蛇腹にうねうね歩かされまくり、「会場、そこに見えてるのにー」という状態でずいぶん歩くことになった。会場の中でも座ることなく歩き続け、午後1時過ぎによれよれになって出た頃には既に家族全員疲れ果てている状態。とにかく休もう、近くで、ビール飲めるとこで、混んでなさそうなところ……と、TONY ROMA'Sに駆け込んだ。

幕張メッセに隣接しているビルだけれど、お店があるのが上の方の階であることと、更にそのフロアの奥まった目立たない場所にあるということ、こってりスペアリブを食べさせるアメリカーンなお店であるということ……などからか、いつも行列するほどには混雑していない。いかにもなバーベキュースペアリブは、値段は高めだけれど味はとても「アメリカで食べた、あの懐かしい感じ」がする。

「……だけど、リブ食べたいけど、でも別のものも食べたい感じ……」
「ハンバーガーとかね……」
「ハンバーグとかね……」

息子は早々に「僕、キッズバスケットね」とメニューを決めた脇で、だんなと2人
「君、スペアリブにする?だったら俺これにするけど」
「私はね、君がスペアリブにするならこっちにしようと思ってるの」
あなたスペアリブにしなさいよ、いやいや君が、とスペアリブを押しつけ合うお父さんとお母さん。結局、私は「肉も魚も楽しめる」なるスペシャルランチを、だんなはハンバーグのセットを。結局スペアリブは誰の注文にも上らなかったのだった。たまにはそういう時もある。

やってきたのは、ラムチョップの香草風味のカツとサーモンとポテトの小さなコロッケという組み合わせ。肉の下には夏野菜の煮込みが添えられ、揚げた芋と葉野菜のサラダも添えられている。白いふわふわのパンは食べ放題。あとは何の疑問も持たずに注文した生ビール。

「うう……しみわたる……」
「ほんっとに歩いたよね……」
今日、これからまた色々歩くことになってるのにね、と苦笑いしながらもとにかくビールを胃袋に流し込みつつがっつりボリュームのあるお昼御飯を。スペアリブには問答無用で添えられているフライドポテトとセロリ風味のコールスローがこのセットには添えられていなくて、ほんのり寂しかった。自分はそれほどあのセロリ風味のコールスローが気に入っていたのかと自覚しつつ、さっぱり味のサラダ食べつつサクサク衣の羊肉を。

花火大会会場にて
 おつまみチーズ
 焼き鳥、串カツ
 エピ、いなり寿司、焼きそば
 ビール、焼酎ロック、自作カクテルチューハイ

ポケモンイベントを満喫した後は、カルフールで酒とつまみを買い込んで花火大会会場へ。今日は千葉市民花火大会の開催日だ。

例年、晴海埠頭での東京湾大華火大会を楽しみにしているのだけれど、今年はその週に別件の予定が入ったので地元の花火大会に行ってみようということになった。会場最寄り駅から15分ほど歩かなければならないらしいけれど芝生の公園から花火を見ることができるそうで、それが楽しみ。ビールでしょ、カクテルチューハイも飲みたくない?と、氷やICE BOXなどをざくざく買い込んで会場に向かってみた。

午後5時過ぎに会場に到着したこともあって、なかなか良い感じの位置と思われる芝生の上にレジャーシートを広げることができて、日が暮れないうちにせっせと飲み食い。袋入りのゴーダチーズ、串カツやいなり寿司、会場に向かう途中に売られていた炭火焼きの焼き鳥などなど、いかにもなものをつまみながらのんびりしていた。ビールばかり飲んでいるとトイレが近くなって困るということで、私は自宅から焼酎を持参。紙コップに焼酎ロックを作ってはくっぴくっぴと飲んでいた。

芝生の青臭い匂いをかぎながらの晩酌。レジャーシートの上に布敷いて寝転がるのかここ数年のお気に入りで、荷物になってしまいつつも厚手のイカットを花火に花見にと持参してはその上でごろごろしている。今日は一日蒸し暑かったけれど日が暮れれば風も気持ちよく、布の感触も心地よいわ酒も旨いわで、花火も始まっていないのに「ここは天国ですかー?」というほどに御機嫌になってしまった。

で、花火。
春夏秋冬とテーマを変えつつ打ち上げられる花火はオープニングとフィナーレも合わせて1時間15分ほど。尺玉も惜しみなく打ち上げられた、期待以上に派手な花火大会でとても楽しかった。体に音の振動を感じるほどの間近で見る花火は久しぶりで、「すっげー、すっげー」と息子も夜空に釘付けになっていた。

花火眺めつつ、ドライアイス入りの保冷バッグに詰めて持ってきたICE BOX(グレープフルーツ味)を紙コップに移し、レモン味のチューハイ注いで「自作版、甲子園名物カクテルチューハイ」も飲む。シャリシャリした甘い味つきの氷が浮かんでいるチューハイはやたらと美味しくて、ますます気分が良くなってしまうのだった。毎日毎日、「ああ、夏だなぁ」という感じ。

8月5日 日曜日
今日はお祭り、ブッフェスタイルで
青山 「Cucina Tokionese Cozima」にて、夏祭り
 サラダ・カプレーゼ・生ハム&サラミ
 イワシのインボルティーニ
 フライドポテト・魚介のグラタン・ピッツァ
 ライスコロッケ・ミニハンバーグ
 パスタ(トマトソース・生ハムと野菜・きのこと卵)
 羊肉のグリル・鶏肉のグリル
 ドルチェ(チョコレートケーキ・ティラミス・コーヒー風味のプリン)
 ビール・白ワイン・赤ワイン・アイスティー

昨日の花火大会での残ったおつまみ類を少しだけお腹に入れてから今日向かったのは、Cucina Tokionese Cozima、今日は夏祭りの開催日。

去年も開催されたレストランのイベントで、食事はブッフェ形式、フリードリンクの出し物沢山の子供ウェルカム(というか子供連れじゃないと楽しくないかもしれない)の企画だ。レストランの地階と上階のテーブルや椅子を常ではない状態に寄せて、ヨーヨーすくいや輪投げ、屋外ではシャボン玉などなど、スタッフが全力で子供と遊んでくれる。出される料理も、ピッツァとかコロッケとかハンバーグとか、子供が好きそうなものが多め。

去年の楽しかったお祭りが記憶に新しいのか、
「コジマさんのお祭り、楽しみだねー」
僕はもう大きくなっちゃったから、いっぱいお手伝いするんだー、などと言っていた息子。入店してから、もう椅子にお尻をつけていられないといった状態でわくわくし続けていた。とりあえず何か喰え、喰ってから遊べ、と言えば、生ハムやサラダ、ピッツァあたりをがっつり食べてから早々に縁日コーナーで飛び跳ねはじめた。

大人の私たちは、のんびりと席で飲み食い。そういえばこのお店でカプレーゼやティラミス、トマトソースのシンプルなスパゲティといった「イタリア料理らしいイタリア料理」を口にすることというのはあまりなくて、新鮮な気持ちでカプレーゼを皿に盛ってきたりした。冷たい前菜は既に厨房前のカウンターに並べられていたけれど、前菜を口にしてひと心地ついたタイミングで続々と揚げたてのコロッケや魚介の温かい前菜、パスタ類もできあがってきた。
「パスタ、できたてです〜」
とテーブル前までサーブしに来てくれるので、遠慮なく盛りつけてもらいつつ、あれこれいただく。

セルフサービス式のビールやワイン類を飲んでいるうちにすっかり良い気分になってしまい、結局お昼の営業めいっぱいくらいの時間、大人も子供も存分に楽しんでお店を後にした。……うう、お腹いっぱい。デザートのコーヒー風味のプリンが素晴らしく美味しかった。

おつまみチーズ・茹で枝豆
マグロぶつ切り・すき身
御飯
ビール(サッポロ黒ラベル)・焼酎ロック

ちょっとお買い物したいねと帰り道錦糸町に寄り道。錦糸町と言ったらマグロのブツでしょう、と、魚寅でお買い物してきた。昔からある大きな魚屋さんで、100g200円のマグロのぶつ切りが名物のお店。夜はもう軽く、そのへんをつまむので良いねとマグロのブツを買ってきた。

あとは、スーパーなどの鮮魚コーナーで見かける「ねぎとろ」よりずっとずっと美味しそうな「自家製すき身」も。
骨まわりの肉を粗くこそげとったような赤身のすき身で、いかにも美味しそうな外見だったのでそれも1パック買ってきた。明日のおかず用に1サク400円だったカジキマグロも。

家に帰るともう5時を回ったところで、早々に入浴を済ませたもののやっぱり全然お腹が空かない。
「……でも、食べなきゃね」
「彼はお腹空いたみたいだしね」
と居間のテーブルに料理を並べて、のんびりめの夕御飯。息子には冷凍してあった酢飯の残りを出してやって豪華なマグロ丼を用意してやった。昨夜の花火のおつまみ類も残っていたので、それも並べて。

スジっぽさが全くないマグロの赤身のブツは今日も素敵に美味しかった。すき身も自然な味で、適度にトロの部分も混ざっているようでとても良い感じ。御飯を食べるつもりはなかったのだけれど、マグロがあまりにも美味しいので最後に少しだけ丼にして食べてしまった。