食欲魔人日記 11年01月 第5週
1月24日 月曜日
おうちでひれ酒♪♪♪
うどん(あつあつ)
麦茶

今日の朝御飯はうどんだ、アツアツだ、と、起きるなりパスタ鍋をコンロに乗せる。今日は揚げ玉も用意があるし、葱もたっぷりあるし〜と、うきうき準備した。揚げ玉1つで幸せになる私……。
 
1人分ずつパックになったかけだしはまだまだ(まだまだまだまだ)たんまりあるし、うどんは新橋を通る折に(=昨日も)ちょこちょこ買い足しているので、ここ数ヶ月の我が家はさぬきうどんが途切れることなくストックされている状態。私もだんなも香川出身というわけでも、香川に(どころか四国にも)親戚がいるというわけでもないのに、すっかり「生活にうどんが欠かせない人」みたいになっちゃってるのだった。
 
ばっさばっさと揚げ玉入れて食べるうどん、うまー。

豆腐よう
里芋のそぼろ煮
金目鯛と蕪の煮付け
大根の味噌汁
羽釜御飯
ひれ酒♪

いつだったか、デパートのお酒売り場か東京駅構内GranStaのはせがわ酒店かで、「ひれ酒用のひれ」(これ)を見つけて買ってしまったのだった。
 
家でひれ酒飲めるねえ良いねえ、でも専用の器とかあった方がいいんじゃ?……と、近隣のスーパーだのデパートだの覗いても、「ひれ酒用の酒器」というものは無かったりして、「これは合羽橋に行くしか……?!」と思っていたら、だんながあっさり通販で買いそろえてくれた。
 
お値段手頃でイラストの可愛いいかにもな蓋付きの酒器はこれを選んで、「持つのに絶対熱いよ、これあった方がいいって」と竹カバーも揃えてくれた。フグのイラストがキュート、とっても可愛い。
 
ひれ酒ひれ酒、今日はひれ酒♪と、おかずも和風に金目鯛の煮付けを用意。
 
今日は月曜、野菜セットで
 人参3本・蕪5個・トマト2個・セロリ1/4本・青梗菜2株・りんご(ふじ)2個
という感じのものが届いていたので、じゃあ蕪も炊こう、と、千切り生姜たっぷりめに効かせた醤油味醂味のだし汁を沸かして、二枚おろしにした金目鯛と蕪をバラバラ入れて強火で炊いた。
 
そろそろ食べてしまいたかった里芋もあったので、これは挽き肉、玉ねぎと共にこってりめの味付けで。醤油味醂味の、金目鯛と似たような味だけれど最後に少量の味噌とバターを落としてこちらは濃厚めな味付けで。酒の肴に良いかなと、冷蔵庫に入れてあった「豆腐よう」(豆腐を紅麹と泡盛に漬けた発酵食品。チーズみたいな食感と風味でとっても美味しい〜♪)も1つ。
 
あと1品、青菜のおひたしでも用意したかったところだけれど、ひれ酒の準備もあって時間オーバー……と、急いで鍋にお燗用の湯を沸かしてだんなの帰りを待った。
 
ひれ酒は、
 
1.ヒレは魚焼きグリルで炙る(ちょっと焦げた……)
2.日本酒は熱燗に。ちろりに日本酒入れて、湯煎でしっかりアツアツに(でないと生臭くなっちゃうそうで)
3.酒器にヒレ入れてお酒注ぐ、蓋して1〜2分蒸らす
4.蓋を開けて飲む前に、マッチの火を近づけて蒸気になったアルコールを飛ばす
5.ヒレは酒器の蓋を皿代わりにしてここに乗せておき、いただきます〜♪♪
 
……という感じで用意。
炙ったヒレからい〜いダシが出て、香ばしくてたまらん味のお酒になる。いつもは吟醸だ無濾過だ生しぼりだと、冷やで飲むのに適しているお酒ばかりを飲んでいるけれど、ヒレ酒の美味しさは別の方向に格別。ちょっと目を離した隙にヒレが焦げちゃってどうなることかと思ったけれど、別に酒が苦くなることもなく、香ばしく美味しくいただけた。
 
龍力の純米があったよ、しかもこれ開封されてて抜けた味になっちゃってるかも……というのがあったりしたので、それを使ったのだけれど十二分に美味しかった。思わずおかわりしちゃうくらい美味しかった。
 
いかんなぁヒレ酒いかんなぁ。美味しく飲める寒い季節のうちにじゃんじゃん飲まなきゃ。ヒレもまた買ってこなきゃ。

1月25日 火曜日
クーポン持って千葉のベルギービール屋さんへ♪
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
コーンフレーク with 牛乳

今日の朝御飯、だんなは朝ジムで買い置きのイングリッシュマフィンを食べていってくれていたのだけれど、
「マフィンの残りは3個……だったらあとで家族皆の朝御飯になるしなぁ」
と、私と息子は「じゃあ久しぶりにコーンフレークにしようか」ということに。
 
息子が小さかった頃(幼稚園児くらいだった頃)は、コーンフレークが大好きで、「カリカリたべたい、イチゴのカリカリ」と、フローズンストロベリー入りのコーンフレークが特に好物だった。以来なんとなく買い置きすることが続いているけれど、小学生ともなるとコーンフレークでは今ひとつお昼までお腹が保たないし、味気ないかなぁと、甘くないフレークをサラダに使うくらいしか使い道がなくなりつつあるところ。
 
今日のは砂糖をまぶした甘いコーンフレーク。
「まぁ……それだけ食べれば昼まで保つよね」
というくらい、大盛りなフレークを息子はがつがつと食べていた。「僕、今でもコーンフレーク好きだからもっと出してくれていいのに」ですって。

千葉 「富士見BARU」にて
 クーポン利用で
     安納いもと黒ゴマのケーク・サレ
     ハモンセラーノ2皿分
     フリッツ
     自家製スモーク盛り合わせ5種(+\500)
     平茸しめじのアンチョビ炒め
     ビール(ヒューガルデン樽生)×4
 牛もつのワイン味噌煮込みに落とし玉子 \630
 ビール(レフブロンド) \1050
 ビール(デリリウム トレメンス) \1400
 ビール(ドゥシャス) \1400
 コーラ \300

最近、共同購入クーポンを購入するのは控え気味になっている(でも買ってないわけじゃない……)ところだけれど、昨年末にあれこれ買ったクーポンの使用期限が1月末2月末と迫っている。
 
「特にこれ!このクーポン!1月末に期限が迫っているクーポンを使ってしまわねばなりません!」
と、今日の夜は千葉に繰り出して、ベルギービールを主に出している立ち飲みバルに行くことにした。千葉駅からちょっと歩く、京成線の千葉中央駅の駅近くにあるお店で「富士見BARU」というところ。あまり有名ではないクーポンサイト「piku」に掲載されていた「「千葉でベルギービール紀行を!」千葉中央駅から徒歩2分!『立飲酒場 富士見バル 』の『ヒューガルデン2杯+おつまみ3品』マスターおすすめコースが1,200円!」というクーポンだった。
 
樽生のヒューガルデン(ベルギーの白ビール)2杯におつまみ3品がつくという、「これで1200円だったらビール代だけで元取れそうな感じじゃない?」と私が食い付いてしまったもの。立ち飲みというのが気になったけど椅子も10脚ほどあるということだし、料理もあれこれあるみたいだから週末の早めの時間とかだったら息子連れでも大丈夫かな、と思ってチケット2枚買ってみたのだった。
 
平日の夜ということでスミマセンが、と事前に「椅子が空いているようなら座れると嬉しいです」と一報入れてから仕事帰りのだんな、習い事帰りの息子と落ち合ってお店に向かう。10人くらい入ればけっこういっぱい、という感じの小さなお店は、でも清潔感があって黒板に書かれたメニューも美味しそうなものばかり、お値段もお手頃。良い感じのお店だった。
 
クーポンのセットのおつまみは「ケーク・サレ」(塩味のパウンドケーキ)、「ハモンセラーノ」(生ハム)、「フリッツ」(マヨネーズを添えた太めのフライドポテト)。
 
「クーポン2枚ですし、フリッツは一皿でけっこうなボリュームがありますから、よろしければ別のメニューに変更しますよ?」
とマスターが言ってくれた。生ハムも1皿分にしてその分別のお料理を、とも言ってくださったのだけれど、生ハムはあればあるだけ食べる人(=息子)がいるので、生ハムはそのまま2皿分出してもらって、フリッツは1皿に。代わりに追加料理金は払いますからと、黒板メニューで一番気になっていた「自家製スモーク盛り合わせ」を出してもらうことにした。5種盛りは900円、フリッツが1皿400円だから差額500円を払うことに。
 
ビールと一緒にほどなくやってきた料理あれこれ、ケーク・サレは安納いもと黒ごまたっぷり入りのもの。ずっしり重めの生地だから1切れでもけっこうお腹に溜まる感じ、お芋がほこほこして、塩気もあるからビールにも似合う味。フリッツは宣言通りにけっこうな山盛り量で、そして手切りの生ハムは嬉しくなっちゃう分量がやってきた。樽生のヒューガルデン(400ml)は、普通にお店で飲んでも650円と嬉しい価格。都内で飲んだら850円くらい取られたりするもんね。
 
千葉「富士見BARU」にて、自家製スモーク盛り合わせ〜♪ 燻製の盛り合わせは、エビ・塩サバ・玉子・ささ身・カマンベールという組み合わせ。全部が我が家の人数、「3の倍数」になるようにカットしてくれている気遣いが嬉しい。
 
あまり強くなく、ほのかに燻製臭漂う魚や肉はどれも美味しかったけれど、特に半熟の玉子と塩サバが良い感じ。サバには上に粒マスタードが添えられていて、こうして食べると異国のビールと合わせてもあまり違和感なくいただける。
 
で、ここでお店側のミスできのこの炒め物が出てきて(生ハムを1皿分にした時に出している料理だったそうで、私たちは生ハム2皿分でそのままお願いしていたから……)、うっかり口にしてしまってから手違いということが判明。にんにくどっさりのアツアツのきのこ炒めもたいそう美味しかったから、「お金払いますよ、美味しいしもう1皿何か頼もうかって言ったし」と伝えたら
「いやいや、お代はけっこうです。これ召し上がっていただいてビール足りなくなったら何か頼んでいただければ」
とのことで、なんだかんだでそれからビールを3本ばかり空けてしまった私たちなのだった。
 
千葉「富士見BARU」にて、牛もつのワイン味噌煮込み。真ん中に半熟卵! こういうお店には珍しく、シメにパスタやラザニア、カレーにナシゴレン(!)などがあるのも面白く、そういうのも良いねぇと話しつつ、濃厚なビールに似合いそうな「牛もつのワイン味噌煮込み」を追加注文。
 
い〜い感じにこってり味のモツの煮込みには半熟に固まった卵が1個。あらやだこれもうまうまだ♪、と、すっかりクーポン以外の品も堪能して追加料金たんまり払ってお店を後にすることになったのだった。
 
人なつこいマスターは何かと話しかけてきてくれて、クーポンの話とかビールの話とかであれこれ盛り上がり、笑っちゃうほど巨大な(3リットル入るんですって!見た目はほとんどワインクーラー)ヒューガルデンのグラスを見せてもらったりも。
 
あれこれ企画イベントもあるらしいこのお店、2月末には“BRING YOUR OWN”なんて楽しいワイン会もあるらしい。1人1本ワイン持ち寄ってお料理はお店で出してくれて会費3000円。いいなぁ楽しそうだなぁでも子供連れで行くわけにもいかないしな、と、これからの案内も楽しみだったりするのだった。

1月26日 水曜日
鶏もものトマト煮込み〜
「POMPADOUR」の元町カレーパン1/2個
「Afternoon Tea」のコーンマヨネーズ 1/2個
カフェオレ
苺 with 練乳・牛乳

昨日千葉へのお買い物ついでに買ってきたパンが今日の朝食。
 
千葉そごうの地下入り口近くにあるPOMPADOURでカレーパン買って、カレーパンが2個しか残っていなかったのでウィンナーロールも買って、で、その後デパート内をぷらぷらしていたところで衣料品フロアにあったAfternoon Teaの店頭でコーンマヨネーズ(と、私のお昼御飯にしようかなとスコーンも2個ばかり)も購入。
 
今日の0655は猫じゃなくて犬だったかぁーと思いながらオーブンの余熱。カレーパンはしっかりめに温めて、ウィンナーロールとコーンマヨネーズは途中からオーブンに入れた。そうそう苺もあったんでしたー、と、テーブルの上はなかなか賑やかな感じになった。
 
POMPADOURはフランスパン類とチーズ入りのが美味しいなと思っているけれど、カレーパンも侮りがたい美味しさ。元町カレーパンはまぶしたパン粉が控えめで、あまり油っこくないあっさりめの味のカレーパン。

レーズンバター&リッツ
小岩井こんがり焼けるチーズ
「FLO」の エビとブロッコリーのサラダ
鶏もも肉のトマト煮込み
粉ふきいも
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル)

昨日、仕事用のメインパソコンで画像ファイルのコピー作業をしていたら、突然画面が真っ暗になって電源も落ちてしまった。
「あれ?あれれ?」
と再起動を試みるも、ブィーン……ガガガガガとファンが激しく回りはじめただけで、windowsが起動しない。これは嫌な感じだなぁ、ハードディスクとかじゃなくてマザーボードがイカれましたとかそんな感じの挙動だなぁと思っていたら、やっぱりそんな感じだったらしい。
 
昨夜、だんなが「じゃあ見てみましょうかねー」とパソコン2枚おろしにして
「あー、ケミコン破裂してるよ、ココとココ」
電源は生きてるから外しておこう、このチップもね、そうそうハードディスク抜いておけば使えるでしょ?と、解体作業をしてくれた。ハードディスクに傷はないので仕事用のファイルはそのまま使える(幸いUSBに接続して使うためのキットがいくつかある)けれど、あああああ、メインマシン買い換えですか……痛いなぁ。
 
「パソコンは消耗品」と割り切っているし、ゆえにマメにバックアップも取っている(1ヶ月に1回マイドキュメント系のフルバックアップと、その他に1ヶ月分の差分ファイルの累積保存もしている)のだけれど、買い換えとなるとソフトの再インストールやら何やらやらなければいけないことは山盛りで、「めんどくさいなぁ」と思ってしまう。……でも、これで騙し騙し使っていたPhotoshop CS5がサクサク動くようになると思えば良い機会だったのかも。
 
夕飯は、トマトが届いたところでもあるしトマト味のものが恋しいなと検索して、「鶏もも肉のトマト煮込み」を。「Cuisse de poulet a la tomate」という仏名のフランス料理……というよりビストロ料理?
 
サラダ油とバターを合わせて熱したところで粗みじんに切った玉ねぎとセロリ、ベーコンをしっかり炒めて、そこに塩胡椒しっかりめにしてスキレットで表面をこんがり焼きつけた鶏肉を入れて全体を絡める。棒切りにした人参とざく切りにしたトマトも加え、白ワイン注いでローリエとタイム、隠し味にトマトジャム(本当はトマトピューレを大さじ1ほど入れるのだけれど代わりに)少量入れて、アルミホイルで落とし蓋しながら煮込むこと40分ばかり。
 
茹でてバターを絡めたタリアテッレとかの方が似合うかも、と思いつつも普通にご飯を炊いて、トマト煮の添え物に粉ふきいもを用意した。ビールのおつまみに小岩井のチーズやレーズンバター、あと、今ひとつ野菜が足りないなと、帰宅前にだんなに頼んで「サラダをおねがい〜」と、エビとブロッコリーのサラダを買ってきてもらった。
 
手間はそれなりにかけたけれど、鶏もも2枚の煮込みは、出来上がってみるとそれほどの分量でもなく、「あ、鶏もも3枚……いや、このサイズなら4枚あっても良かったかも」と思われたちょっと控えめな分量。ボリュームのあるエビのサラダ、買ってきてもらって本当に良かった〜と思いながら洋風の夕御飯を楽しんだ。
 
トマト煮にはけっこうな分量(250cc)の白ワインを入れたのだけれど、酸味も飛んでまろやかな味。トマトという野菜自体はそれほど好物というわけでなく、今でも生のトマトを丸かじりするのはちょっと苦手だったりするのだけれど、でも「トマト料理」は大好きな私。ミネストローネも良いけれど、こういう肉料理の煮込みも良いよなぁと、「やっぱりもっと鶏肉買ってくるんだった」たんまり作ればお昼御飯とかにも食べられたのに〜……と密かに後悔したのだった。

1月27日 木曜日
スペアリブと豆鼓を煮込みましたです
「スワンベーカリー」の
 クリームパン
 ミルクフランス1/3本
 ハンバーグカルツォーネ1/3個
カフェオレ

昨日、「スワンベーカリーに寄ってきたから〜」と、だんなが久しぶりにこのお店のパンを買ってきてくれた。1人1個のクリームパンと、あとはミルクフランス、ハンバーグカルツォーネが1個ずつ。
1個ずつのパンはそれぞれ皆で分けて食べましょう……と、3等分して食卓に出した。
 
スワンベーカリーは、ヤマト運輸が母体のパン屋さん。障害者を前向きに雇用し続けていて、アンデルセンが技術協力をしているという一風変わった特色がある。もう10年以上も前、私が銀座で会社員をしていた頃に、東銀座のヤマト運輸の営業所の隣に小さなパン屋さんができたのが1号店だった。障害者云々とか関係なしにそこのパンは美味しくて値段も手頃な事からちょいちょい買い続けていたのだけれど、今は北海道から九州にまで店舗があるらしい。すごいなぁ。
 
で、当時からクリームパンが美味しかったのだけれど、久しぶりに口にしたそれもやっぱり美味しくて「あ、変わってないかも」と嬉しくなった。水飴が入っているようなテカッとしているクリームじゃなくて、ぽってりとした感じなのは相変わらず。丸くて平たいちょっと不思議な形のクリームパンだ。
 
カルツォーネはピッツァ生地っぽくはない、まんまパン生地のもっちりしたものだったけれど、中にはごろりとけっこうなサイズのハンバーグが。「アンデルセン」よりちょっと生地はソフトな感じに思えたミルクフランスは、でも中に詰まった練乳クリームは笑っちゃうほどアンデルセンのと同じ味だった。
 
お店が千葉駅前とか、せめて津田沼あたりにあったら私も買い物ついでに買ってこられるのになーと思いつつ、「千葉は柏と新浦安にしかないのかー」と食後にwebサイトをチェックしてみたり。

青梗菜のにんにく炒め
豆鼓炆肉排
かき玉汁
羽釜御飯
ビール(シルクヱビス)
 
新潟「誠月堂」の玉兎
ほうじ茶

今日の夕御飯はスペアリブ。
 
肉骨茶じゃなくて、バーベキューでもなくて、何かちょっと別の料理にしよう……と思って買ってきたスペアリブ。青梗菜も手元にあることだし、豆鼓蒸しみたいな中華風の料理が良いなと調べたところ「豆鼓苦瓜炆肉排」という料理が見つかった。日本語だと「苦瓜とスペアリブの豆鼓煮込み」、聘珍樓のレシピ本に載っていた。確かこのシリーズのおかず本「香港菜單」に載っていたのではなかったかな、と。
 
本当は苦瓜と共に煮込むこの料理、でもこの季節に苦瓜が簡単に見つかるわけもなくて、「まぁいいや、苦瓜抜きで」と、同じ味付けでスペアリブだけ煮込んでみる。
 
重曹や片栗粉、塩胡椒をしっかりまぶしたスペアリブを素揚げしておき(たっぷりの油で揚げるのは手間だったのでお玉1杯の油を熱して半ば炒めるようにした)、にんにく、生姜、豆鼓を炒めたところに肉を戻し入れ、スープを注いで煮込んでいく。味付けはオイスターソースと中国醤油、老酒、あとは塩胡椒、けっこうお砂糖も入る。豆鼓がどっさり入ることで台所に異国の香りが漂いはじめて「いいぞいいぞー」とうきうきしながら煮詰めていった。
 
青梗菜は肉に添えても美味しく食べられるように、シンプルににんにく塩炒め。ニラもあったのでそれはかき玉汁にして、昨夜の「なんだか肉の量が物足りない」印象になってしまった夕飯とは正反対に「がっつりと!肉でーす!」という感じの夕御飯になった。
 
スペアリブは、実際にはけっこう骨の部分が大きいから見た目ほどの食べ応えはないのだけれど、でもこれだけ煮れば(骨12本分くらいあった)味もこっくりめということもあってたいそう満足な分量。甘じょっぱい味はご飯にもビールにもよく似合った。
 
食後にほうじ茶飲みつつ、小さな落雁をもぐもぐ。和三盆で作られた「玉兎」という小指の先ほどの兎の形をした落雁は、だんなの職場の方の新潟土産なのだそう。なにこれ美味しい!と息子がとても喜んでいた。落雁、美味しいよね。

1月28日 金曜日
ラードご飯!ラードご飯!
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
イングリッシュマフィンのチーズトースト
ヨーグルトwithりんごハチミツ
カフェオレ

今日の朝御飯は、買ったは良いけど数日放置プレイ状態になっていたイングリッシュマフィンをトーストにして。ハムや卵という気分でもなかったのでチーズだけ挟んでトーストにした。お供にカフェオレとヨーグルト。
 
今日は仕事のお出かけと遊びのお出かけ。もしかしてもしかすると、お昼頃から夜7時まで暇になっちゃうかもしれなくて、「カラオケボックスに籠もるのも3時間くらいが限界だろうしなぁ……あ、充電器とPSP持ち込んでカラオケボックスかネットカフェかで一人モンハンやるのはアリだわね……」と不穏な事を考えながら外出の準備。それにしても今日は寒い寒い。

巣鴨「SAKURA」レストランにてゴチランチ
 和牛ハンバーグランチセット
 ウーロン茶

お仕事で御縁ができるまで知らなかったのだけれど、池袋と上野の間の巣鴨駅から歩いて5分くらいのところにSAKURAという天然温泉施設がある。数か月前に「今持っているサイトの改造を手伝ってください〜」と依頼があって、この度めでたく改造が一段落。担当者もちょうど入れ替わりということで、引継や今後についての打ち合わせに行ってきた。
 
その看板の名前とおりに入り口のフロントにはとても綺麗な桜の日本画風の絵が飾られていて、館内はとても清潔で広々としている。簡単な食事から夜の宴会までまかなえる食堂も併設されていて、階上には休憩ルームも。お風呂の方も露天からサウナ、ジェットバスまでいくつも設備があって、「大人のスーパー銭湯」という感じのところだ。仕事をする上で何枚も写真を見ることができて、「ああいいなぁ、いつか個人的に利用させてもらおう」と思っていた。
 
ちょうど打ち合わせがお昼前で、お話終わったところで
「よろしかったらうちのご飯、召し上がっていってくださいな。お時間あるようでしたらお風呂も是非是非」
と願ってもないお申し出が。
「ホントですか!?実は今日の午後、夜まで時間空いていてどうしようかと思っていたんです〜」
お言葉に甘えさせていただけたらすごく嬉しいです、と、すっかり甘えてご飯からお風呂までゴチになってしまった。
 
これまでの担当者さんと一緒にレストランへ。
「お昼はお値段も手頃にした定食もあるんですが」
でも、せっかく来ていただいたんだし、アラカルトのこちらのお勧めの方召し上がっていただきたいです、自信作なんですよ……とあれこれ見せていただいて、鉄板に乗せられて出てくる和牛のハンバーグのセットをお願いした。生でも食べられる鮮度の牛肉を使ったハンバーグだそうで、ごろっと大きくて食べ応えのあるサイズ。温野菜も一緒に盛られ、サラダと味噌汁、ご飯がセットになっていた。
 
窓のすぐ外に坪庭が見えて、そこを猫がご機嫌に通り過ぎて行ったりして、とても良い雰囲気。焼きたてのハンバーグに和風のオニオンソースをかけながらいただいた。温泉の利用者は、タオルなどと一緒に借りられる作務衣のような館内着を来て、入浴の合間に食事することもできるそうで、昼食や夕食挟んで一日中温泉を楽しめるのだそう。
 
で、午後は時間もあるしと、存分に温泉に浸かりまくってきた。
 
琥珀色の綺麗な色のお湯で、「ナトリウム-塩化物強塩泉」だから顔にかかると海水以上に塩辛く感じる温泉。体が芯から温まる良いお湯だった。広いドライサウナにはテレビもついていて長居できるようになっていたり、ミストサウナも良い感じ。ジェットバスにぬる湯に露天風呂にとこれでもかと堪能した。館内着になって階上のリラクゼーションルームで雑誌めくっていたらあっという間に2時間経過。脱衣場の隅に瓶牛乳の自動販売機もあって、そこにはフルーツ牛乳も入っていたりしたからちょっと感動してしまった。
 
これは息子とかに報告したら絶対「いいなぁー!ずるい!」と言われちゃうな、次回は家族も連れてきてあげないと……と思いながら、お礼を言って巣鴨を後に。

恵比寿 ウェスティンホテル東京内「龍天門」にて
 豚バラ肉のカリカリ焼き \2000
 8種の野菜の炒めもの \3600
 鶏肉のXO醤炒め \2700
 あんかけ固焼きそば \2100
 ラードご飯! \1800
 エッグタルト 3×\250
 マンゴープリン \900
 ペリエ \900
 ビール(琥珀ヱビス・生) 2×\1250

そして夕方、学校を終えて都内に一人向かってくれた息子と落ち合い、仕事を終えただんなとも合流して恵比寿のウェスティンホテルの「龍天門」に。
 
そもそもは、以前と宿泊した時に入会したスターウッドプリファレンスのポイント有効期限が迫っていたので、
「泊まらなくてもいいから、ご飯だけでもポイント溜まるから、1月中にウェスティンとかの系列ホテルでご飯食べたい〜」
と悶えていたのがきっかけ。
 
今日はこれから夜にナゾトキイベントの参加を予定していたので、ちょうど良いねと龍天門に行ってしまうことにしたのだった。
 
「奥さん奥さん、龍天門では予約すると"ラードご飯"が食べられるらしいですよ」
と、AllAboutの記事から情報を仕入れただんながうきうきと言い、だから事前に席の予約と共に
「すみません……webサイトの記事で見たのですが、予約するとラードご飯がいただけるそうで」
と、2人分のラードご飯を予約しておいてみた。
 
ラードご飯、以前台湾に旅行した際、「九番坑」というお店で「猪油飯」という名前のラードご飯を食べたことがある。「角煮の煮汁を脂ごと御飯にかけてざっと混ぜました」といった風なもので、たいそう美味しかった。こちらも「言えば出てくる裏メニュー」的なものだった。龍天門のはどんなのなのかな、楽しみ楽しみ♪といざいざお店へ。
 
龍天門のメニューはちょっと変わっていて、魚や肉などのページは「鶏の千切り \xxxx」「和牛ロース \xxxx」と、食材の名前やカットの方法だけ記されており、「調理の内容はスタッフと話し合いのうえで」という形。
 
前菜や、野菜・豆腐料理などは「土鍋煮込み」とか「8種野菜の炒め」といった具体的な料理名が併記されてもいて、懐具合と味の好みをあれこれ考えながら、前菜に豚バラのカリカリ焼き、そして野菜炒め、メインのおかずの鶏肉のXO醤炒め、そしてラードご飯、という感じにしてみた。息子は
「僕、固焼きそばが食べたい!」
と、メニューには乗っていなかったのだけれど揚げ麺を用意していただいて五目あんかけ焼きそばに。
 
恵比寿ウェスティンホテル「龍天門」にて、野菜炒め〜♪ これから頭を使うイベントが待っているから、あまりお腹いっぱいになってもいけないし、アルコールもごく控えめにしとこうね、と、私たちにしてはかなり控えめな、軽め軽めの夕御飯にしたつもり……なんだけど、結果的にはけっこうお腹一杯に。ラードご飯、おそるべし、なのだった。
 
感動的なまでに皮がパリッパリなクリスピーな食感に仕上がった"燒肉"も良かったし、空豆や銀杏、ミニ青梗菜やミニターツァイ、ヤングコーンなどが使われた八宝菜はちょっと不思議な感じの組み合わせ。具材1つ1つへの火の通り方が完璧で、続く鶏肉のXO醤炒めもじんわり辛くじんわり甘く、色鮮やかな人参やにんにくの芽などの野菜もたっぷりだった。
 
そしてそして、待望のラードご飯。
 
普段は豆腐花などを入れてくるのだろう、おひつのような外見の器にアツアツのタイ米がたっぷり2合分くらい。上品な壷も2つやってきて、片方にはふわっとクリーミーな乳白色のラードが詰められ、片方には東坡肉の煮汁のような醤油だれが入っている。あとは茶碗としゃもじ。それは高級中華料理店にあるまじき光景のように思えた。
 
じゃあまず軽く一杯ね……と、茶碗に軽くご飯をよそって、小さじ2ほど分のラードを乗せて、軽くかき混ぜてから醤油だれを回しかける。ラードはご飯の熱ですぐに溶けてしまってクシュクシュと頼りなく下に溶けていき、それをざざっと混ぜ合わせ全体に絡めつつ、うす茶色に染まった混ぜご飯に仕上げていく。……で、ぱくり。
 
「あらやだ、おいしい〜♪」
と、だんなと2人身悶えしながら美味しい美味しい、やっぱりラードご飯美味しい!と大盛り上がり。
 
実のところ、「バター醤油ご飯」(炊きたてご飯にバター1かけ落として溶かして混ぜて醤油垂らして食べる)も、美味しい発酵バターなんて使ってしまった日には最高に美味しくて、乳製品を愛してやまない私としてはバター醤油ご飯も相当好物だったりする。このラードご飯のラードも上品な甘さのある美味しい脂。「ラード」という字面からは大変くどくどしい感じを受けるけれど、実際はそれほどくどさは感じない。
 
「じゃあこれからの人生、口にする"バター醤油ご飯"が全部"ラードご飯"になっても良いか?」
と問われたら、「いや……それでも"バタしょ"が食べたいです」という気持ちではあるのだけれど(乳製品好きな人であればあるほど、やっぱり"バタしょ"のミルク臭さの誘惑は強いわけで)、でもラードご飯に悔いなし、龍天門に次に来たらまた「ラードご飯ください、でもラードご飯は1人前にして、あと担々麺も1つください」と言いたくなるくらいには美味しかったのだった。龍天門の担々麺もめちゃめちゃ美味しくて、これもやっぱり恋しくなってしまうんだなぁ。
 
結局、
「まだお釜にご飯いっぱいあるね」
「もう1膳食べるよ〜、当然!」
と、だんなと2人がさがさとおひつをさらって、それですっかり満腹になっちゃったのだった。2膳目は、うりゃあ!と大さじ1と1/2分ほどのラードを入れ、醤油だれもしょっぱくならないギリギリの下品な分量を垂らし、テッカテカに光るご飯を堪能した。ああなんて下品な食べ物。下品で美味しい。
 
恵比寿ウェスティンホテル「龍天門」にて、デザートのマンゴープリン&蛋撻 これですっかり満腹になったけれど、でもやっぱりデザートも外せない……と、温かいお茶をいただきつつエッグタルト(蛋撻)を1人1つとマンゴープリンも1皿。
 
金魚の形の可愛いマンゴープリンは、昔からの龍天門のお馴染みでライムが添えられている。さほどクリーミーさはなくて、ねっちりもっちりした柑橘の酸味がちょっと強めのマンゴープリンも、想像より大きなサイズのサクサク皮の蛋撻も美味しかった。
 
食後は急ぎ日比谷に移動して、日比谷公園内で開催中の「特別展ダ・ヴィンチ 〜モナリザ25の秘密〜」の会場へ。この会場で開催されるナゾトキイベント"SCRAPからの挑戦状 「ダ・ヴィンチ、もう一つの秘密」"に参加してきた。
 
閉館後のダ・ヴィンチ展会場での開催ということで開始は21:30、終了は23:30とすごい時間帯での開催で、でも息子も解いてみたいと言っていたし金曜なら多少夜更かししても翌日はお休みだし、とチケットを取ってみた。
 
イベントの紹介ページに
今回の「ダヴィンチもう一つの謎」は超難問です。
と記されていただけに、すぐには解けない謎ばかり。

参加者のみなさまには、ナゾトキ後に回答を提出していただきます。正解は「特別展 ダ・ヴィンチ」終了後の2011年2月21日にSCRAP WEBにて発表。優秀な回答者には、SCRAPとダ・ヴィンチ展より、豪華商品をプレゼントいたします。

ということで、その場での解決は見られず、これと思う回答を出してから帰ってきた。で、帰宅してから「あああああ!これって!これって!こういうことだったのかもおぉぉぉぉぉ!?」なんて思う事が出てきてしまったりして、真実は数週間先になるまでわからないという今の状況。
 
でも今回も、一つの謎が解けたときに背筋がゾクゾクするような快感をちょこちょこ味わえたし、相変わらず麻薬のような楽しさがあるイベントなのだった。
帰宅は終電。おつかれさまでした……。

1月29日 土曜日
にーく!にーく!
「フォルクス」にて
 ハンバーグ&スライスカットステーキ \1290
 ランチフルセット \310

昨夜の帰宅がすっかり遅かったものだから、10時前に起きた私が一番の早起きさんというこの状況。
 
大晦日に限っては日付が変わるまで起きているのが常の息子もさすがに昨夜は疲れたらしく、日付が変わってから帰宅した後はお風呂にも入らずにベッドに直行していたのだった。
 
で、もう朝御飯というより昼御飯という頃に全員居間に集合。
1月も終わっちゃうから今月一度も乗ってないカーシェアリングの月会費が無駄になっちゃうなぁ……とだんながボヤいていたので、
「じゃあフォルクス行けばいいじゃん、車で」
と提案してしまったのだった。
 
「フォルクス!?フォルクスですと!?」
と、だんなの変なスイッチを入れてしまったようで、フォルクスフォルクス〜♪と盛り上がりつつ、車に乗ってフォルクスへ。
 
我が家には自家用車がない。そもそも私が車酔いしやすいからあまり車に乗りたがらない(路線バスは苦痛じゃないけど、長距離バスの匂いとかが心底ダメ、普通の車も"我慢して乗る"感が強い、電車だったら何時間乗っていても全然平気)というのがあり、そして何より「車乗っちゃったらお酒飲めないじゃん!」という理由がとても強い。運転するだんなが飲めないのも可哀想だし、そんなだんなを前に私だけ飲んでも全然楽しくない。だからお出かけはいつも公共交通機関利用なのだった。
 
でも、大荷物の買い物を予定している時とか、「レンタカー借りるのもめんどくさいけど車に乗れたら便利かも」という状況はちょこちょこ訪れるもので、そういう時に駅近くの駐車場でカーシェアリングのサービスが始まったので「これだぁ!」と飛びついたのだった。
 
狙いの場所の車が空いてさえいれば、居住地のエリアなど関係なく予約して3分後には乗ることができる。月会費は1000円で、ここに1000円分(15分200円なので1時間15分分)の利用料金も含まれている。旅行先にカーシェアリングの設備があれば、旅行先で借りて数時間借りて返して……なんてことも可能。ただひとつ、「借りた場所に返さなければいけない」のだけがちょっと不便……かな、というところ。
 
ともあれ、その1000円分の月会費が乗らないまま消えてしまうところだったので、自転車で行くにはちょっと不便な場所にあるフォルクスに車で向かってお昼御飯ということになったのだった。
 
このお店にはブレッドバーの用意があって、けっこう美味しいパンが食べ放題。
「サラダバーはもちろんつけるとして、スープも飲みたいよね」
「この"ランチフルセット"てのつければいいんじゃない?ドリンクもついてくるし」
と、メニュー眺めて私は小さめサイズのハンバーグと薄切りステーキがセットになった「ハンバーグ&スライスカットステーキ」を選んでみた。
 
お肉が来るまで、さっそくサラダバーやスープバーであれこれ貰ってきてもぐもぐ。
 
サニーレタスに玉ねぎ、人参、コーンなどを乗せてポテトサラダ添えて胡麻ドレッシングかけて、最初のスープは中華風の「海老と生姜のスープ」。あとはミネストローネと、定番のコーンスープ。息子は早速コーンスープをなみなみと、クルトン山盛り入れて持ってきて楽しそうに飲んでいる。
 
パンも何種類も、ふわふわのホテルブレッドとクロワッサン、オレンジブレッドにバジルブレッド、ガーリックフランスとハニーマスタードフランス。全種類食べられるかなぁ、サイズは小さめだからいけるかしら、と3種類ほど盛ってきて、結局お代わりして全種類口にしてしまった。
 
いわゆる「ファミレスの味」ではあるのだけれど、私たちはフォルクスのコーンスープが何でか大好き。過不足ない感じのサラダバーも好き。おまけにパンが食べ放題とあって、「うん、ハンバーグもおいしい♪ステーキの玉ねぎソースも好きな味♪」と久しぶりのフォルクスを堪能しまくった。

豆腐よう
茹でもやしのおやじ味噌添え
冷や奴
お刺身(マグロ・ブリ・サーモン・金目鯛・甘海老・イカ・イクラ)
羽釜御飯
ひれ酒

朝昼兼用とはいえ、かなりがっつりめに楽しんでしまった昼御飯。その後買い物に行ったものの、何を見ても「うー、お腹いっぱい……」という気分になってしまって、軽くていいね、なんかさっぱりしたものが良いよ、と、刺身盛りのパックや豆腐、もやしなどを買って帰ってきた。
 
この組み合わせはアレでしょう、「ひれ酒」でしょう♪と、うきうきと夕食の準備。
 
……といっても、今日は午後に新しいデスクトップパソコンが届く予定で、午後からは私はパソコンデスクまわりの整理。パソコンを動かさないと手が届かない奥の空間は埃の山で、更に旧世代の遺物のような品々がたくさん出てきて(MOドライブとか、大昔の東芝リブレットとか……)大変な事に。そろそろ夕食の準備をというタイミングでパソコンが届いてしまったりしたので、もやし茹でたり冷や奴の準備したりのおおむねの夕食の支度はだんなにお任せになってしまったのだった。
 
まだ若干パソコン周りはぐちゃぐちゃだけれど、とりあえず飲みましょう!と、ひれ酒飲み飲み刺身をつまむ。
今年の冬の最大のヒットってば、きっと「ひれ酒」だわー……なんて思いながら今日もついつい杯を重ねてひれ酒グラスに熱燗を2杯。
 
居酒屋で出るひれ酒の存在は知っていた(それこそ子供の頃から知っていた……母がひれ酒好きだったので)けど、家でも楽しむ用にヒレの市販があるとは知らなかったし、コンロで炙って簡単に飲めるということもこれまで知らなかった。専用の蓋つき酒器まであっさり手に入ってしまったこともあり、やだ簡単に楽しめるじゃん、最高じゃん……と悶えているここ数週間。

1月30日 日曜日
でーっかいプリンを焼きましたのです。
レーズンパン
カフェオレ

昨日は一日のんびりしたはずなのだけれど、パソコンのセッティングで夜中までバタバタし続けていてなんとなくお疲れ。今朝もぐーぐーとちょっと遅くまで寝こけてしまった。
 
お昼がっつり食べようね今日はおやつもあるし、と、朝は軽めに温めたレーズンパンとカフェオレで。
バゲットのような、棒状に長いレーズンパンだったので上から切り込みを数本入れて丸のままオーブンに入れてみた。中がほこほこと柔らかく焼けて良い感じ。
 
朝食後はパソコンのインストール作業やらデータの移行やら時間のかかるものを設定しながらプリン作り。今日は、最近モンハンを始めた友人親子が遊びに来る予定で、お子さんは息子よりちょっと年下の男の子。おやつ、プリン作ったら喜んでくれるかなぁ……と、カラメル作ってオーブンで余熱して、牛乳にバニラビーンズ入れて温めて、と久しぶりのプリン作り。
 
天板に熱湯多めに張ってオーブンで蒸し焼きにするプリンは、蒸し器で蒸す作り方よりも"す"が入りづらくて簡単に美味しくできる。大きなバットなどに大量に作れるのもありがたい。
 
数日前に、千葉そごう内のLOFTで巨大プッチンプリンのキットが売られているのを初めて見て、息子と2人
「すごーい」
「なんじゃこりゃー……でっかいなー」
「食べてみたい!」
「そりゃ私も食べてみたいけども」
と、キットを買っちゃおうかどうしようか悶え苦しんだところだったので、それに負けないくらいのボリュームにと頑張ってみた。
 
結局このキットは、「この巨大プッチンプリンの容器がずっと家にあるって、なんだかイヤだわ……それに安くはないし」と、その容器つきの販売価格が1980円、"お代わり"分の容器抜きのプリンの素セットも1050円となかなかの価格だったこともあって、諦めたのだった。まだちょっと諦めきれないでいるのだけど、とりあえず今日の自家製プリンも牛乳750ml、卵9個を使ったなかなかの大作。
 
竹串何度か刺して「ちゃんと火が通ったかなー……中が固まってなくてドロドロだったら目も当てられないし」と確認しながら1時間近く蒸し焼きにして、そして冷蔵庫に移しておいた。

ヨコイのスパゲティ(ミラカン)
ビール(シルクヱビス)
 
自家製プリン
「BEL AMER」のチョコレート菓子
ユクモ饅頭
カフェオレ

お昼前に友人たち無事到着。
「我が家に初めて来たお客さまにはこの洗礼を」とばかり、お昼御飯はヨコイのスパゲティをだんなが用意してくれた。ヨコイのあんかけソースは子供たちにはちと辛いかなと、玉ねぎやピーマン、ソーセージを炒めた具を取り分けて子供だちにはナポリタン。
 
ビール飲み飲みパスタをささっと食べて、「いざ狩りじゃー」とばかり、夕方まで数時間皆で狩り。
途中、ちょっと疲れたところでだんながコーヒーを淹れてくれて、じゃじゃじゃーんとばかり、でっかいプリンを冷蔵庫から出した。皆想像以上に喜んでくれて、友人の息子さんも
「これ美味しい!すっごく美味しい!」
と、誰よりも先に自分の器によそって、全員に回りきる前に「お代わり!」とお皿を出すほど。このカラメル、牛乳に入れて飲んだら美味しそうだよね?とカラメルもしっかりすくって持っていってくれた。
 
ほんの心持ち、もう5分くらいオーブンから早く出しても良かったような感じだったけれど、仕上がりは上々で4/5ほどが一気に消え去り、作った私も嬉しくなる売れ行きだった。
 
あとは渋温泉土産のりんご味の温泉饅頭(宿泊プランについてきたお土産で賞味期限長めのもの)を出したり、コーヒー飲んでいる大人にはこっちが嬉しいなと、おもたせのチョコレート菓子(「BEL AMER」の焼き菓子&チョコレート詰め合わせ♪)も出させていただいたり、充実したティータイム。
 
遊び疲れたところで、友人たちが魚介大好きということで、「じゃあ津田沼にお勧めの魚屋さんあるから一緒に行ってみる?」と見送りついでに電車に乗ってお出かけ。今日の「角上魚類」は日曜の夕方ということでか前回覗いたときほどの品揃えの良さではなかったものの、でも刺身の盛りは相変わらず安くてたっぷりだし、私のお目当ての白子も上々なものが1パック400円ほどとお手頃価格♪
 
「卵白がさ、4個分くらい余ってるんだよね……プリン作るのに全卵と卵黄と合わせて使ったから」
だからさ、香港で食べたみたいな白身魚と白身の炒め物みたいな、そんなんが食べたいなーと、タラの切り身のパックも買ってきた。
 
息子のリクエストでちくわも買ったり、うっかり覗いた肉売り場で見切り品のA4クラスの和牛ブロック見つけちゃったり(半額!買ってしまった……)、おおいにお買い物してから友人たちとお別れ。またゲームしようね〜。

ローストビーフと水菜のサラダ
ちくわ
白子のねぎぽん
タラと卵の白身の炒め物
大根の味噌汁
羽釜御飯
ひれ酒

白子はさっと湯がいて"ねぎぽん"で……となったら、やっぱり今日もひれ酒でしょう!と、飽きもせず今日も熱燗の用意をする。
 
こっくりめに、ちょっと濃いめに用意した大根の味噌汁と炊きたてご飯。大人は白子があるけれど息子は苦手だからと、息子のおかずという意味も含めてローストビーフを乗せた水菜のサラダ、そしてちくわは
「……これ、炙ったりしなくていいの?このままで?このまま出しちゃっていいの?」
と困惑しながら、でも「それでいい」と言うので1本を斜めにカットして、せめてもとマヨネーズとか添えてみた。キュウリかチーズかを鋳込めば良かったのだけれど、「ちくわの素食い」はちょっと奇妙な感じ。
 
そしてタラと白身の炒め物はだんなが作ってくれた。我ながら無茶振りだったと思うけれど、塩味ベースで作ってくれた炒め物は「そうそう、こういうのが食べたかったの」という感じのもの。
 
我が家にしては珍しくも昨日と今日と2日続けて「魚の夕御飯」になって、でもなんだか御馳走だった今日の夕御飯。白子がほんとに最高の美味しさで、魚ががっつり恋しくなったら電車に乗って津田沼行くのが良いのだなと改めて思った。地元で買ったら倍額くらいするうえにこれほどには美味しくなかったりするものね……。

1月31日 月曜日
和牛のたたき、皆で夢中で平らげたのでした
「アンデルセン」の
 ハムチーズ1/2個
 ミルクフランス1/2個
カフェオレ
りんご

そうだ、朝御飯買って帰らなきゃ……と、昨日の買い物後に駅前をぷらぷら。
「ミルクフランス?それとも丸ごとリンゴ?」
と、「なんで君はその2択なのかなぁ」というリクエストをした息子に苦笑いをしつつ、でもミルクフランスは確かに食べたい……と「アンデルセン」で買い物してきた。
 
私とだんなもミルクフランス……だけど1人1本はちょっと重い、ということでしょっぱ系のパンの「ハムチーズ」を1つ買って、ミルクフランスは2人で1本。
 
週の始まり月曜日、今日は1月最後の日、がんばりましょう……と、NHK教育テレビの0655流しながらオーブンの余熱スイッチを入れてコーヒーの準備をした。
 
パソコンもようよう使えるように整ってきたところだし(でも、win2000時代から使っているソフトを半ば無理矢理入れたりしたらアイコンの並びがキモチワルクなったのでなんとかしたい……)私も仕事がんばらなきゃ、と思いながらしょっぱい系パンからもぐもぐ。
 
ミルクフランスは今日も大変に美味しくて、息子じゃなくても「これが毎朝朝御飯でもいい」という気持ち(そして「でもカロリーがおっそろしい」という気持ち)は少なからずあったりする。
 
目下、大手チェーンのそこそこ手軽に買えるパン屋さんのミルクフランスの中では「アンデルセン」のが不動の一位の好みな味だったりするけれど、「○○県にある○○というパン屋さんのミルクフランスが最高」なんて記事をネットでみてしまったりすると、うずうずとその県のその店にミルクフランスを買いに行きたくなってしまう。ミルクフランスが美味しい店なら、きっとクリームパンも美味しいのだろうなぁ……なんて想像し始めると、もうたまらない感じ。

蔵王クリーミースプレッド(ストロベリー)&クラッカー
A4クラスの和牛もも肉のたたき
 野菜盛り(水菜・人参スティック・刻み葱・青じそ)
 パセリのソース・大根おろし
 トリュフ塩・塩・胡椒・ポン酢などなど
さつまいものミネストローネ
羽釜御飯
ビール(シルクヱビス)

今日はがんばった。お仕事をがんばった。アイコン探しもがんばった。新マシンはますます使いやすく愛着のあるものになった……はず。
 
今日の夕飯は牛肉のたたき。
 
昨日覗いたお肉屋さん(幸せな魚屋さんに併設のお肉屋さん)、無造作にポテッと1つ置かれていた和牛もものたたき用のブロック肉が、なんと見切り品で半額だったりしたのだ。元の値段は100g680円。それが100g340円。340円になったところで、普段は買わないクラスのお肉であることに変わりはなく、しかも650g強というサイズだったからお値段もそれなり。
 
「うううーん……贅沢品だ……」
「でもすっごい安いよ、すっごい美味しそうだよ」
買ってくれたら、明日の夕御飯たたきにするよ?熟成肉の脂で美味しく焼いちゃうよ?と囁いたら、だんなが買ってくれた。すごい御馳走だ。すごい御馳走だけど、そのパックには「A4」なんて等級シールも貼られていて、多分それはとってもお値打ちなお買い物だったのだと思う。
 
で、今日は野菜が届く日で、届いたものは
 大根1本・さつまいも(紅まさり)2本・ごぼう1袋、ブロッコリー1個・水菜1把・青じそ1束・舞茸1パック・はっさく2個
という内容。
 
水菜と青じそは牛たたきに添えられるな、さつまいもは……前に届いたのも実は残っていたりするのだけど、スープ的なものにできないかな……とあれこれ調べ、そういえばトマトも1個あったんでした、と、「ミネストローネ」にすることにした。がっつりたっぷりの肉に、生野菜どっさり添えて具沢山のトマトスープという組み合わせは悪くないな、と、まず牛肉を冷蔵庫から出して常温に置いてから夕食の支度を開始。
 
オリーブ油でにんにくと赤唐辛子炒めて、そこに刻んだ玉ねぎ、人参、セロリ、ベーコンを投入。皮剥いて刻んで水にさらしておいたさつまいもも入れ、ざっと炒めたらトマト缶とツナ缶、オレガノとローリエも加えて水を注いで顆粒鶏ガラスープをぱらぱらと。あとは沸騰したら弱火で煮込んでいく。
 
ミネストローネにさつまいも入れて、しかもツナ缶と唐辛子が入るというのは、数年前の『ELLE a table』で紹介されていたレシピ。確かに、さつまいもでトロッと甘くなりがちなミネストローネに赤唐辛子の辛さが加わると締まる感じがするし、ツナ缶が入るのもコクが出て違和感なく美味しくできた。
 
牛のたたきは、「フライパンで表面焼いてあとは寝かせる」「フライパンは使わず、オーブンだけ使って仕上げる」の作り方の良いとこ取りな風に、塩胡椒した牛肉をまずはオーブンで焼き(180度で15分くらい)、うっすら焼けた肉をアルミホイルでぐるぐる巻いて温度を下げないようにしてからスイッチを切ったオーブンの中に数十分放置。そうして寝かせてから表面を熟成肉の脂で全面良い感じに焼いて、ほの温かいうちにスライスした。
 
赤身の肉が実に綺麗。切っている端からかぶりつきたくなるのを我慢しながら盛りつけた。
 
添えたのは水菜と細切りにした人参、刻んだ万能葱と青じそ、そして大根おろし。あとはパセリと玉ねぎをこれでもかと刻んだところに風味の良いオリーブ油を混ぜて強めに塩を効かせた(あと胡椒とおろしにんにくも)「パセリソース」も用意した。卓上には普通の塩とトリュフ塩、胡椒とポン酢。
 
この肉が、んもう、しこたまに美味しかった。
 
熟成肉の脂でじゅうじゅう仕上げの焼きを入れているところにだんなが帰ってきて、
「とんでもなく良い匂いがするんですが……」
と、まだ食卓についていないのに悶えはじめ、息子は一切れ肉を食べて
「なんじゃこれー!めっちゃめちゃ美味しい!」
と目を丸くしている。
 
そう強くサシが入っているわけでもないのにトロリと柔らかく、でも適度な歯ごたえもあって、
「美味しいか美味しくないかで言えば、"ヤバイ"です」
という感じ。
 
肉に野菜ちょこっと乗せて大根おろしとポン酢でいただくのも良いし、肉だけをシンプルに塩でというのも素敵。風味の良いパセリソースも良かったし、そして何より、トリュフ塩の存在がひときわ輝いていた。
 
トリュフ塩かけて食べると旨いよ、あ、あとね、ご飯にパラッとかけるのも旨いんだよトリュフ塩、と勧めると、だんなと息子が2人してそれをやって
「うまひー」
と悶えている。上品だか下品だか判別つきかねる食べ物だけど、塩むすびをトリュフ塩で作る(←たまにそんなお昼御飯を一人で食べている私)と、なんだかもうわからん感じに旨いんです、ここだけの話。
 
トリュフの香りがついているといっても所詮は「塩」であるのでそう大胆な量が減っていくということもなく、一瓶あると「なんじゃこりゃー」な味のものがあれこれ楽しめるのでこれは良い買い物をしたなと思う。温泉卵にひと振りするだけで「なんじゃこりゃー」な感じが楽しめるわけで。
 
そんなこんなで650g強のお肉、絶対余ると思ったのでパセリソースも多めに用意しておいた(で、明日あたり改めて冷たい状態でいただくのも美味しいかなって……)のに、争うような感じで綺麗さっぱり無くなってしまった。A4和牛の魔力、おそるべし。次回お買い物に行く時も、無造作に半額シール張られた和牛が肉屋さんに転がっているといいなぁ。