食欲魔人日記 07年06月 第3週
6月18日 月曜日
レンズが汚れていたみたいで、なんか少女漫画みたいな写真に……(キラキラ)
ブリオッシュ
カフェオレ
枇杷

カルフールで買ってきたパンが、まだまだ色々。ブリオッシュが1個と小さめクロワッサンが4個、他にもまだあったけれどとりあえずそのパン5個だけオーブンに入れて温めてみた。息子とだんながクロワッサン、私はブリオッシュをもらうことに。温めたパンにカルピス発酵バターを軽くつけて囓った。

デザートに枇杷。渋い枇杷は渋い桃と同じくらいに度し難い存在(こんなに美味しくないものが世の中にあって良いのかってくらいに美味しくない……)だけれど、甘い枇杷はしばらくニヤけ顔がおさまらなくなるほどに美味しい。「最高に甘くて美味しいマンゴーと、最高に甘くて美味しい桃と、最高に甘くて美味しい枇杷、どれか1個だけ食べられたらどれを食べますか」と言われた時に真剣に悩んでしまいそうなほど、私は枇杷が好きだったりする。今日食べた枇杷はご近所で採れたものなのだけれど、小粒ながらすごく甘くて美味しい。

レタスのシーザーサラダ
ペンネ アッラ プッタネスカ
鶏肉と野菜のスープ
ビール(キリン ブラウマイスター)

今日は肉っぽくも魚っぽくもない夕飯にしたいなと思い、「トマト味のが、なんか恋しい」とプッタネスカにすることにした。アラビアータほどピリ辛ではないけれど、唐辛子の入るトマトソースのパスタなので、息子は多分苦手な味。それがわかっていたので長らく作ることはなくて、トマトソースのスパゲティはミートソースにするか、生クリームを入れたトマトクリームにすることが多かった。でも今日はプッタネスカが食べたい気分。大粒の美味しそうなケッパーがあるので、それをざくざく入れたい気分。ちなみに「アラビアータ」はにんにくと唐辛子とトマトのソースで、それが「プッタネスカ」になると更にオリーブとケッパー、アンチョビなどが入ってくる。

"娼婦風"の意味を持つプッタネスカは、「昼間にお買い物になかなか行けない娼婦が、家にある保存食の類を使って作ったパスタ」というのが由来だと何度か聞いたことがあるけれど、それ以外にも「娼婦がお客のもてなしに作っていたパスタ」であったり「アンチョビと唐辛子の塩気や辛さの味わいが娼婦を想像させるパスタ」であったという説もあるらしい。アンチョビなどが入る分、アラビアータより異国っぽい味になる。オリーブはそうガツガツ大量に食べるものでもないのだけれど、けちらずしっかり入れた方が仕上がりの味は美味しくなる……と思う。

「唐辛子、入れないとさすがに締まらない味になるよねー……」
息子ごめん、と思いつつ、半分に切って種を抜いた赤唐辛子をにんにくと一緒にオリーブ油でじくじく炒めつつ、刻んだアンチョビとケッパーを加えて更に火を通し、水煮のトマト缶と適当にざくざく切ったオリーブ(緑のと黒の、両方)を入れる。半分に切ったトマトが半端に残っていたのでそれも混ぜた。あとは軽く煮詰めていき、茹でたてパスタと絡めたらできあがり。今日はペンネを茹でてみた。

本当に肉っ気のないパスタなので、せめてもとスープは鶏肉入りのものに。レタスのサラダにはベーコンビッツとクルトンを散らしてシーザーサラダ用のドレッシングをかけた。

久しぶりに作ったプッタネスカは、それなりに良い感じの出来映え。アンチョビの塩気もちょうど良かったし、だんなと息子はあんまり好きじゃなかったよなとほんの心もち控えめにしたオリーブも存在感が感じられる。優しい味のクリームソースじゃない、久しぶりに大人っぽい味のパスタ料理にしたなぁと思いつつ息子を見ると、それでもちゃんとせっせと食べてくれていた。んでも、よく見ると、オリーブだけはしっかり除けられていた。やっぱりオリーブは大人の味でしたか……。

6月19日 火曜日
なんてことない酢豚なんですが……好きなのよ
フレンチトースト
カリカリベーコン
アイスカフェオレ
葡萄

フランスパン生地の、大きなごろりと丸いパンの買い置きがある……けど、ちょっと日数が経って固くなった感じ。
「こういう時にはフレンチトーストだなー」
ちょっと固くなったらこうしようと思ってたんだ、と、溶き卵に牛乳入れて少しだけ砂糖も入れて、それをたっぷり含ませたパンを焼いていく。

「ピザやパンケーキ焼くのにどうぞ」といった用途で作られたらしいグリドル(Griddle)という鋳鉄フライパンが我が家にはある(スキレットたくさん買ったらおまけでくれた……)のだけれど、縁が低いのでフレンチトーストを焼くのにも便利。底面の縁にほとんどカーブがないから平たいものを大きく焼いたりたくさん焼いたりするのに便利だ。今日も3人分のフレンチローストを無事に1回で焼き上げることができた。

別フライパンで今日はカリカリベーコンも用意して、バターとはちみつ添えたフレンチトーストとカリカリベーコンの朝御飯。息子のリクエストで買ってきた種なし葡萄も食卓に出した。

「餃子の王将」にて
 ザーサイ \157
 棒棒鶏(小) \368
 餃子 \210
 鶏の唐揚げ \525
 すぶた \525
 東京ラーメンセット \924
 チャンポン \609
 焼めし \420
 生ビール 5×\483

「俺、今日の昼、王将だった」
昨日夕飯のパスタをつつきながらだんなが言ったら、息子がジェラシーストーム状態になった。
「あぁ!!お父さん、いいなぁ!僕も王将行きたかったのにっ!」
あんたそんなに王将好きだったっけ?行って何食べるの?と聞けば
「ラーメンとチャーハンとギョーザ」
……そうですか……。

確かに、家でラーメンとチャーハンとギョーザをそれぞれ作ることはあっても全部が一度にテーブルに出てくることはないわけで(餃子の時は炊きたての白い御飯でしょう、やっぱり)、そのへんが「すっごい御馳走」なのであるらしい。目指すお店がなにも王将じゃなくても良いじゃないかと、思わなくもない。ていうか、数日前に太閤園に行ったばっかりだ。

そんなに行きたいなら、じゃあ明日か明後日の夜行く?とだんなに言われ、昨夜は「そうねぇ」と生返事していたのだけれど、結局今晩は外食がありがたい状況になってしまった。短縮授業だったらしい息子が午後2時過ぎに帰ってきて、それから我が家の居間が子供達のゲーム大会会場に。

春に買ったワンピース アンリミテッドアドベンチャーが思いの外楽しかったもので、2年ほど前に発売されていたグラバト!RUSHもつい先日買ってしまったところ、息子がおおいにハマッてしまった模様。今日は友人たちを呼んで対戦大会ということになったらしい。
ノートパソコンだけ持って別室に避難していたのだけれど、居間からは「じょーだんじゃないわよう!」とか「鬼!斬り!」とか「ゴムゴムのストームッ」なんてキャラクターの声がえんえんと聞こえてきていた。……ボンちゃんをえんえんと使っているのは一体誰ですか。

結局、持ち出したノートパソコンだけでは今ひとつ仕事が進まなくて、子供達が帰ってから仕事用のデスクトップパソコン前に戻ることに。「そろそろ帰るよ」メールをくれただんなに

かくかくしかじかで、
「今日はハデに王将だぁ!」(byバラバラの実の能力者)
かなぁ
という返事を出した。ほどなく届いただんなからの返事もふるっていて、

いいわよーん(byマネマネの実の能力者)
あちし、そう思って今日の昼はお寿司にしたのよーう。

と。
めでたくマネマネの実の能力者からお返事いただけたので、それから
「よォォォし!今日はハデに王将で宴だァ!」
「かかって来いや」
などというやりとりを交わしつつ、最寄りの王将で落ち合った。

で、息子に「東京ラーメンセット」(ラーメン、ミニチャーハン、餃子)を注文してやりつつ、大人はおつまみあれこれとシメに麺や焼きめし。次々注文して次々平らげた。
「酢豚か海老チリが食べたい気分なんだけど……どっちがいい?どっちかで良いんだー」
「じゃあ酢豚にしとく?俺は唐揚げ喰いたい」
両方揚げ物じゃん、などとわいわいやりつつ適当に注文して適当につつく。唐揚げは胸肉を使ったものだし、酢豚もごくごく普通の味なのだけれど、どちらも揚げたて出来たてなのがありがたい。「酢豚におけるパイナップルの必要性について」などについて語りながらもりもり食べた。

「……餃子、やっぱり旨いよね、なんか旨いよね」
「6個210円って値段がまたすごいよね」
「餃子2皿とビール1杯で店出ても、かなり幸せな気分になるよね」
「……ああ、都心の方に"餃子2皿定食"と"餃子3皿定食"出す王将あるよ。どっちも基本"御飯大盛"なの」
「"大盛できます"じゃなくてデフォルトなんだ……」
「そうそう」

そんなにもう食べられないよねぇと言いつつ、最後にしっかりチャンポンだの焼きめしだの注文しているのだから、案外「餃子3皿定食」(御飯はデフォルトで大盛)もけっこう食べられてしまうかもしれない。

6月20日 水曜日
お酒とお刺身の夜
「ミスタードーナツ」の
 ポン・デ・抹茶あずき
 ダブルチョコレート
アイスカフェオレ

久しぶりにドーナツでも買って帰る?と、昨夜王将に向かう道すがら息子と相談し、ミスタードーナツに寄ってきた。良く使うお店はセルフサービス式(自分でトレイを持ってドーナツを選ぶ)お店だけれど、今回寄ったのはカウンターで「これと、あれと」と取ってもらうシステムのお店。ショーケースの前でしばらく悩んでしまってからあれこれ選んで買ってきた。

息子は早々に2種類のドーナツを選び、だんなの分も一つはエンゼルクリームで決まり。だんなの分のあと1個、何が良いのかなぁ……この店にはパイ類がないんだな……と悩み悩んで、私が食べたいものを3種類選んでみた。そのうちひとつ、好きなものをだんなに選んでもらえば良いかなと。

で、選んだのはポン・デ・抹茶あずきとプレーンクルーラー、ダブルチョコレート。基本に立ち返ってみましょうということで、シンプルな生地のプレーンクルーラーとかチョコレート味のものとかを選んでみた。だんなが選んだのはプレーンクルーラーで、私は残りの2種類をもぐもぐと。今回発売中の抹茶味シリーズは、オールドファッション生地のものも含めて全体的に甘さが控えめな感じだ。

稲毛 「NIPPONの酒肴DININGじゃむ」にて
 酒菜5種盛り合わせ \800
 生シラス \480
 なめろう \600
 お刺身盛り合わせ(3〜4人前) \2500
 スモークサーモンとじゃが芋のカリカリサラダ \700
 穴子の天ぷら \980
 納豆オムレツ \480
 串焼き(つくね・うずら入つくね・砂肝・鶏もも)
 まぐろとアボカド トースト添え \630
 まぐろのづけ丼 \680
 生ビール
 焼酎いろいろ(たくさん)
などなど

夕方、友人一家から電話があって「今コストコに来てるのー!」と。コーンパン半分食べる?パンケーキミックスも4袋入りの箱買っちゃったんだけど欲しい?と言われ、ぜひぜひぜひぜひ喜んでと返事した。ほどなく大荷物の友人一家がやってきて、我が家で諸々の品を山分けに。これ要る?と言っていただいたものはたいてい「うん、要る!」というものばかりで(何しろ肉や魚の1単位があまりにも大きいので、半分こしてやっと一般家庭サイズという感じのものばかり)、今日も薄切り牛肉や切り身のサーモン、シュリンプサラダなどを分け合うことになった。

そのまま「じゃ、夕飯どこか食べに行こうか」ということに。だんなも早めに帰ってきてくれることになり、駅前の気になっていた海鮮居酒屋に行ってみることにした。NIPPONの酒肴DININGじゃむという1ヶ月ほど前にオープンしたばかりのお店で、お酒の品揃えも悪くない。ネットで見る限りお刺身なども美味しそうだったので、「ここ行ったことないんだけど、気になってたのー」と提案して、皆でぞろぞろとお店に向かう。

カウンターとテーブル席がいくつか、そして10人ほどが入れる小上がりの席がある、こぢんまりとしたお店だった。店員さんの対応も気持ちが良く、その日の入荷の魚介の品揃えも豊富。「○○産穴子 白焼き 天ぷらで」などと、いくつかの調理法で用意してくれていて、イワシをなめろうにしてもらったり、穴子は天ぷらにしてもらったり。3〜4人分の盛り合わせの刺身もなかなか豪華だった。マグロの中トロ、赤身をはじめとして透き通るようなピンクの身の金目鯛や帆立、タコなどが盛り合わされている。

「カリカリサラダ」という表現に惹かれて注文したサーモンとじゃがいものサラダも良い感じ。細切りにしたじゃがいもをカリッと揚げて、スモークサーモン、葉野菜などと共に盛り合わせたものでドレッシングは和風味。じゃがいも自体にもほどよく味がついていて、盛りが良いのも嬉しかった。全体的に盛りつけが綺麗で女性好み。日本酒や焼酎、梅酒の選択肢も程良く揃っていた。

「お、なんか、お洒落だね」
「サラダとかも良い感じ」
と、ついついお酒も進んでしまう。焼酎はグラスの他に1.5合サイズも選べるようになっていて、それが1000円ほどで飲めるのでかなりお得な感じだった。

「宝山の紅東があるじゃん」
「うおー、35度だって。強いね」
これ半分こして飲もう、と、1.5合の芋焼酎をだんなとロックで半分こ。黒糖焼酎もあるよ、あっちも美味しそう……と、結局、だんなと2人で3合飲んで、更に「もう一杯〜!」とグラスでお代わりして、そして私はべろんべろんに酔っぱらった。
「おゆきさん早い、ペース早い」
とだんなから何度かツッコミが入れられてしまったほどに相当のペースで飲んでいたようで、多分私一人で2合分くらいは焼酎を飲み干していたと思う。自分の酒量の限界を久しぶりに自覚する展開になりつつ、沈没するようにベッドに沈んだ。

6月21日 木曜日
今シーズン初冷や汁(豆腐が……)
「コストコ」のコーンパン
アイスカフェオレ

久しぶりに、はっきりくっきり二日酔い。自分のアルコール分解の性能は「焼酎で1合半」くらいが限界だということを悟った夕べだった。昨日飲んだ焼酎は35度くらいあったしなぁ……と振り返りつつ、気持ち悪いわ目眩するわでベッドから起きあがれない。

「いたわってください……優しくしてください……」
「だから昨日、ペース早すぎって何度も言ったじゃん、俺」
「ほら、息子が熱出した時とか"その熱、俺が代わってやりたい"って良く言ってんじゃん。私の二日酔いも代わってください……"代わってやりたい"って言ってください……今こそその時……」
「絶対ヤダ」

こういう状況、なんて言うか知ってる?自業自得って言うんだよ、と口調は厳しいけれどだんなは優しい。洗濯機が遠いです……と呻いている私に代わって、衣類乾燥機を動かしてくれた。だんな優しい超優しい、と、ぐふぐふと布団に顔を埋めて笑っていると
「ほら、笑い声も酔っぱらってる時と同じだ」
と、二日酔いって言うより「まだ酔っぱらい続けてる」って状況だよねこれ、とさすがにちょっと呆れ気味。……久しぶりに「ちゃんと酔っぱらう」まで飲みたかったんだよう。

それでもちゃんと水分取らなきゃ、一応胃に何か入れておかなきゃと、朝御飯に昨日山分けしてもらったばかりのコーンパンを囓る。アイスカフェオレが胃腸に染みるように美味しい。

サーモンのお刺身
「コストコ」のシュリンプシトラスサラダ
牛肉とブロッコリーの中華炒め
冷や汁
ビール(サッポロ黒ラベル)

昨日の夕飯に使う予定だった牛薄切り肉を使ってしまわなきゃなと、夕飯はブロッコリーと合わせて中華炒めにすることにした。醤油や塩、サラダ油と水で牛肉を揉んでおき、下茹でしたブロッコリーと共にオイスターソースやスープ、醤油などを混ぜた合わせ調味料で炒め合わせる。昨日コストコで買ってきてもらったサラダとサーモンも食卓に並べ、そして今日の目玉は炒め物ではなく「冷や汁」。今シーズン初冷や汁だ。

数年前、要するに"冷たい味噌汁"なのよねと自己流に作り始めてみた冷や汁。昨夏に宮崎に旅行に行って、けっこう味噌は濃いめで良いんだなとか、でも味噌自体は麦味噌でけっこう甘さがあるんだなとか知って帰ってきた。

本当はこんな感じに、鰺の干物を焼いてほぐしたものを加えるのであるらしいけれど、宮崎アンテナショップあたりではいりこの粉末などが入った「水で溶くだけ」の冷や汁用合わせ味噌も買うことができる。それを使えば一番簡単に作れるのかなと思うけれど、その味噌はやっぱり割高なので、我が家では普通の麦味噌で。メインのおかずがしっかりある時には「魚入りの冷や汁」はやや重く感じる気がするので、我が家では魚を入れることはあまりない。

いりこか飛び魚のだし汁を用意して、麦味噌はアルミホイルの上に平たく伸ばして魚焼き用のグリルで表面を軽く焦がす程度に焼いておく。焼き味噌をだしに溶いたら冷蔵庫で冷たく冷やし、豆腐と薄切りきゅうり、炒り胡麻を加え、食べ際に刻んだ茗荷と紫蘇を添える、という感じ。冷やしている時間があまりないときは、だし汁を1/3量くらいの少量で濃いめに用意しておいて、味噌を溶いて粗熱が取れたところで氷水を加えてしまったりすることも(今日はこの手段……)。でも、やっぱり氷水で伸ばすよりはちゃんとだし汁を準備した方が美味しいと思う。

で、久しぶりの冷や汁は、できあがってみると「あれ?外見、なんか違う感じ」という印象。そういえば、冷や汁の豆腐は「手で崩して入れる」のがスタンダードで、今日の私はうっかり普通の味噌汁に入れるように角切りにしてしまったのだった。久しぶりすぎてそのお約束をうっかり忘れてしまい、でも味はちゃんと冷や汁だったのでとりあえず満足。

今年の夏も冷や汁の出番はおっそろしく多そうだ。

6月22日 金曜日
フツーにカレー。
チェダーチーズトースト
アイスカフェオレ
葡萄

コーンパンもあるけど、チーズトーストとかの方が良いかな?と聞けば、息子がうんうんと頷いている。
「……で?どっちよ?」
と、普通のピザ用チーズと、まだ少量残っていたシュレッドタイプチェダーチーズの袋を見せたら「こっち」と赤い方(チェダーチーズの方)を指さされた。……本当にチェダーチーズが好きなんだねぇ……と、息子の方のは心もちチーズを多めに乗せてやってチーズトーストにした。

最近種なし葡萄に御執心の息子、朝御飯のデザートに出してやったら両手で粒をむしりながらすごい勢いで1房平らげていた。皮を残そうという気もないらしく、お前は小猿かという様相でひたすらぱくぱくと。息子は私よりも果物全般が好きなのかもしれない。

「コストコ」のシュリンプシトラスサラダ
サーモンのお刺身
ロースカツ
ポークカレー
ビール(サッポロ黒ラベル)
枇杷

カレー食べたい、なんだか無性にカレーが食べたい……と思っていたのは私だけではなかったようで、1週間ほど前からだんなも息子もカレーカレー言っている。数日前に
「お母さん、ココイチにカレー食べに行かない?」
とまで息子に言われてしまい、だったらカレー作るよ、家で食べよう!と豚肉を買ってきた。今日の夕方は息子の音楽教室があることだし、昼から仕込んで作っておけば簡単に夕御飯の支度ができる。

いつもどおり、一口大に切った肉に塩と胡椒とカレー粉を揉みこんでおく。玉ねぎ、にんじんと共に炒めて数時間煮込んで、じゃがいもを最後に加える段階で追加の玉ねぎも加え、じゃがいもが柔らかくなったらルーを投入。たいしたコツもこだわりもないいつもの作り方だけれど、今日も美味しくできたと思う。たいてい「こくまろ」「とろける」あたりの中辛味のルーを使っているのだけれど、カレー粉は朝岡香辛料のそれなりに辛さのあるものだから、普通の中辛よりはちょっと辛めな味だと思う。

金曜日はカレーです!と宣言していたから、息子は音楽教室から帰るなり「今日はカレー♪今日はカレー♪」と飛び跳ねるように台所にやってきた。
「僕が作った手作りカレー♪」
と言いながらコンロの上の鍋が視界に入ったようで、次の動作でその鍋の蓋を取って
「うわ!カレーできてるーっ!」
……ショックを受けたらしい。

どうも彼は「カレー食べたい」=「カレー作りたい」という心意気だったようで、「カレー出来てた……すっかり出来てた……」とショックを隠しきれない様子だった。いや、だって、音楽教室終えて帰るともう7時近いし、それからカレー作ってその日に食べるのはちょっと無理だって。
休みの日とか夏休みになったりしたら、昼から一緒に仕込もうねと約束して、今日のところは御飯を炊く準備とか食器をテーブルに出したりとかを手伝ってもらった。昨夜の料理の残りがまだあれこれあって、海老とマンゴーの乗ったサラダやサーモンのお刺身を引き続きつつくことに。うずら卵のフライくらいトッピングしようかとお肉屋に寄ってきたのだけれど、残念ながらうずら卵フライは売り切れだったのでロースカツ1枚をだんなと半分こすることにした。息子には一口サイズのチキンカツを。

6月23日 土曜日
久しぶりにハーゲンダッツ
「コストコ」のコーンパン
2日目のカレー
アイスカフェオレ

昨夜作ったカレー、今日はパンと一緒に食べることにした。スープ皿に軽くカレーをよそって、コストコのコーンパンを温める。
「チーズ!コーン!」
と、昨夜に引き続きトッピングを要求する息子(ココイチで覚えてしまった習慣のひとつ……)にそれらを出してやりつつ、コーンパンをカレーに浸しつつ食べる。カレー、2〜3日楽しめるかなと昨夜のうちは思っていたけれど、ずいぶん減ってしまった。みなさんカレーが大好物(私も含め)。

稲毛 「利兵衛」にて
 冷やしぶっかけ \1300

今日は津田沼にお買い物。京成の駅のそばにお蕎麦屋さんあったじゃん?あそこちょっと気になってた……というわけで、買い物に向かう前にその初めての蕎麦屋に寄っていくことにした。その建物はもう何年も前からあって古めかしい民家のような造りが気になっていたのだけれど、いつのまにか「蕎麦屋」の看板がかかるようになっていて「ああ、ここは蕎麦屋だったのか」とわかった次第。

外見の印象そのままに、お店の中も重厚な感じ。大きなテーブルに高い天井、あちらこちらに置かれているオブジェや小物は鋳鉄製のものが多い。分厚い板に和紙を張った筆書きのメニューが用意されていた。……雰囲気は良いのだけれど値段はどれもちょっと高めだ。ざるそばが800円、具入りのものになると軽く1000円、1300円くらいになる。だんなは天せいろ(1300円)、息子はざる、私は冷やしぶっかけ(1300円)にしてみた。

やってきたのは、大きな丼に蕎麦、蒲鉾と茹でた三つ葉が盛られたもの。別添の数個の小皿には揚げ玉、生姜、茗荷、刻み葱、刻み海苔も乗っていて、ちょっと濃いめの味のだしも別添。適当に蕎麦の上にかけて啜った。

香りがしっかり漂う麺は美味しかったのだけれど、でも「茹ですぎ?」という感も少しばかり。揚げたての天ぷらもすごく良い感じだったのだけれど、でも「高い蕎麦だったなー」という印象の方が強く残ってしまった。ぶっかけが900円くらいだったらまた行きたいなと思えるんだけどな。

「ハーゲンダッツ」にて
 デザートセレクション クレーム ブリュレ \480

「津田沼と言ったら、ほら、アレだ。……ハーゲンダッツ」
「……アイスクリームですか、奥さん……」
我が町にもない、千葉駅付近にもないハーゲンダッツは、千葉県内だと津田沼か新浦安にしかショップがない。コンビニでは買えない、サンデーっぽいのとかシェイクっぽいのとかが恋しくて、買い物帰りに寄ることにした。

買ってみたのはデザートセレクション クレームブリュレ。既にカップアイスでクレームブリュレが発売されているのだけれど、それとは異なり

バニラが甘く薫るアイスクリーム「カスタードクリーム」に、さらに、とろりとしたカスタードクリームをかけて。ほろ苦いカラメルソースとのマッチングも絶妙。カリカリとした食感のカラメルパウダーやハニーワッフルリーフが、いっそう香ばしい風味を加えています。(公式サイトの説明文より)

というもの。カラメルソース、カラメルパウダーがたっぷりかかったとてもリッチな味のデザートだった。分量もたっぷりで、おやつでお腹一杯に。

どうもこの系統の味がたまらなく好きなようで、一時期狂ったようにコンビニでハーゲンダッツの「カスタードプリン」を見るたびに買っていた時期がある。「クレームブリュレ」「リッチミルク」「カスタードクリーム」あたりもかなりツボで、要するにミルクっぽかったり卵っぽかったりすれば何でも良いのかと、自分。

スティックきゅうり・もやしのナムル
サーモンのお刺身
あさりのXO醤蒸し
ぼんぢりとにんにくの芽炒め
冷や汁
ビール(キリン ブラウマイスター)
焼酎(一刻者)

マルセイバターサンド
アイスコーヒー

先日、いつも使う店とは違う、ちょっと遠くにあるスーパーでお買い物したところ、肉類の品揃えの多さにびっくりした。「げんこつ」(豚の骨)があり、デンマーク産の皮つき豚バラがある。モツや丸鶏の冷凍ものもあれこれあって、そして鶏コーナーの一角に「ぼんぢり」のパックがあった。焼き鳥屋でよく食べる「ぼんぢり」、鶏の尻尾の方の脂っ気の多い肉だ。

「……炒めたら美味しい?塩で炒めて……にんにくの芽と合うかな?」
と、にんにくの芽と共に1パック買ってきてみた。それと、今日買ってきたアサリを使った夕御飯。アサリはXO醤蒸しにすることにした。

ぼんぢりは、弱めの中火でひたすらじくじく塩炒めにして、最後にざく切りにしたにんにくの芽と共に炒め合わせて、紹興酒を軽くふって飛ばした。あさりは薄切りにんにくとXO醤を適当に散らして、蒸し器に入れて7分ほど。
「ダメだ……今日も暑い……味噌汁は冷や汁で……」
と、今日も汁ものは冷や汁にしてしまいつつ、あとはもやしをナムルにしたり、サーモンの刺身を並べたり。なんだかとても"飲みおかず"の夕御飯になってしまったのだけれど、冷や汁がすっかり好物になった息子は、それでもなんだか嬉しそう。「お肉、お肉」と言いながらぼんぢりをせっせとつまんでいた。

で、その「ぼんぢり」。油っこい肉なのは重々承知の上だったのだけれど、それでもやはり隨分と油っこくて、アツアツのうちはすごく美味しかったのだけれどだんだん口の中がネカネカしてくる感じになってきてしまった。
「んー……美味しいんだけど」
「すごく美味しいんだけど」
「やっぱりさ、こう、炭火で脂を落としながら焼くべきじゃん?」
「そんなことしたら、家中が煙だらけになるじゃん?」
家でぼんぢりを焼くのは色々と大変だね、と一つ新しいことを学びつつ、「ビールがなくなったけど、まだおかずがあるから焼酎飲もう」と飲み続行。

6月24日 日曜日
ハッシュドポテトに、鶏肉に、かぼちゃ
ミニカレー
アイスカフェオレ

今日は息子の音楽教室の発表会。発表会というかその実はコンクールだったりして、優勝すると全国大会出場だか何だか、良いことがあるらしい……けど、息子のやる気はいつも通り、多くもなく少なくもなく、淡々と練習を続けてきていた。

朝御飯はパンもあるしパンケーキも焼けるんだけど……カレーですかね?と聞けば
「カレーだな」
「うん、カレーだな」
と2方向から返事があった。ので、朝御飯はカレーを、ただし軽めのサイズで。

なんでか旨いよね、超旨いよね、なんでだろうね?と、ごく普通のルーを使ったごく普通のポークカレーなのだけれど、ついつい顔がニヤけてしまう。なんで「家カレー」はこんなに美味しいんだろう。もうもう大好きと思いつつ、あまり頻繁に作ってもありがたみが薄れるので、「カレー心」が溜まるに溜まるまであんまり作らないことにしている。

「モスバーガー」にて
 フレッシュバーガー
 オニポテ
 ラッシー

奥さん奥さん、こんなイベントやってますよ、と、だんなに数日前に教えてもらった、モスバーガーのスタンプイベント。500円お買いあげごとにスタンプ1個、4つ溜まると3種のバーガー(モスバーガー、テリヤキバーガー、フレッシュバーガー)からお好きな1個を貰えるらしい。

「……でもさ、モスバーガーは、モスチーズバーガーの方が嬉しいじゃん?」
「そうそう、テリヤキバーガーよりチキンテリヤキバーガーの方が好みだしね」
「つまり、もらうとすればフレッシュバーガーしか選択肢がないわけだけど」

でもでも、モスバーガーでこういうことするのは珍しいね、ダブルプレゼントの食器セットとかもけっこう気になるしね……と、発表会に向かう直前にモスバーガーに寄って腹ごしらえ。オニポテ1袋は家族皆でつつくことにして、基本は「バーガーとドリンク」の軽めな食事にした。私はフレッシュバーガーと、思った以上に甘かったラッシーを。

厚切りトマトと、どっさりの刻みレタスが嬉しいフレッシュバーガーを「相変わらず食べにくい…でも旨い……」と両手でわしっと掴んでがぶがぶ食べつつ、かなりしっかり甘めのラッシーを啜る。
「僕、もっとオニオンリング食べたかった……」
1個しかオニオンリング食べなかったよ?あらお母さんも1個よ?父ちゃんも1個だよ?とオニオンリングの個数について家族で語りつつ、「じゃあ今度はオニオンリングを単体で買えば良かろう」という結論に達してみたりした。息子がそんなにオニオンリング好きとは知らなかったよ。

千葉「串家物語」にて
 串揚げバイキング

発表会は無事に終わり、残念ながら息子のチームは優秀賞等々には選ばれることはなく、「でもがんばった」「間違えなかったし!」と胸張って帰ってきた。とんでもなく練習を積んできたと思われるすごいグループもちらちらとあって、子供達には良い刺激になったんじゃないかなと思う。

けっこう長時間の発表会で、ホール内がけっこう暑かったこともあって終わる頃には大人も子供もすっかり疲れ果ててしまい、息子へのねぎらいもあって
「じゃあ君の好きなところで夕飯食べて帰ろうか」
ということに。
寿司?ピザ?パスタ?それとも何かこれって言うのある?と聞けば
「くしあげ!」
と即答された。ここ何度か「串揚げ食べたいなー、揚げて食べたいなー」と言われていたのだけれど、「今日はダメ」とか「お父さんが一緒に行ける時の方が良いと思わない?」とか言って延び延びにしていたのだ。

で、ちょっと久しぶりの串家物語に寄ってきた。折しも今は「沖縄フェア」だそうで、サラダコーナーにミミガーやゴーヤー、パパイヤのサラダがあったり、マンゴーのデザートがあったり、串揚げメニューにスパムや沖縄の魚(……名前忘れた……)が加わっていたりした。息子垂涎の「お茶漬けバイキングコーナー」の近くにうどんコーナー(ソフト麺的な袋入り麺が並んでいて、自分でゆがいて、だしかけて好みの具を乗せて食べる)まで出来ていて、息子大喜び。スモークチーズやウィンナーなど好みの具を揚げつつうどんコーナーとお茶漬けコーナーを行ったり来たりしていた。大人たちはにんにく風味のきゅうりつまみつつビール飲み飲み揚げ物を堪能。

「スパム揚げ!これ最高!」
俺、これ4本目なんだけど……と、だんなは薄切りにしたランチョンミートのフライに御執心な様子。元々油っこいものを更に油っこくして食べてどうするんだろうね、と笑いつつも、確かにこれがやけに美味しかった。ビールに似合う。
「……でも、最後は鶏ももに集約されるよね?」
なんか結局、チキンカツが一番になっちゃうのよねぇ……などと言いつつ、じゃがいも揚げたりさつまいも揚げたりマッシュルーム揚げたりエリンギ揚げたりと忙しい。ししとうや茄子の素揚げも美味しい。

最後はしっかりソフトクリームマシンも使いつつ、マンゴーソース和えフルーツやらマンゴーゼリーやら杏仁豆腐やらコーヒーゼリーやらも堪能してきた。あ、お茶漬けもしっかり食べました。