アイスカフェオレ
ミニマンゴー
「……何か朝御飯の材料買おう。朝御パンとか」
「そうねぇ、パンねぇ……」
と言いつつうろうろして、スーパー併設パン屋の「ミニパン5個200円」の前で足が止まった私たち。「ミニパン」と言っても、本当にそれは「超ミニパン」といった感じで、言葉通りの「一口サイズ」だった。俺はこれとこれと……あと、あっちのあの別のパンを買おう、とだんなが言っていたので、私はミニパン3個。チーズ包んであるのとジャム包んであるのと、あと渦巻型の「ミルクパン」なるもの。アイスカフェオレ用意して、一口で終わっちゃうパンをなるべくゆっくり食べてみた。
デザートに、今日もミニマンゴー。大きなマンゴーだと、「さぁ剥くぞ」といった気分の高揚やら緊張感やらのようなものがあるのだけれど、ミニマンゴーだと30個もあるうちのほんの1個だから「食べるー?」「うん、食べるー」とすごく気楽。気楽だけれどすごく美味しい。いいマンゴーだなぁ。
ロコモコ
ゆで卵
にんじんのグラッセ・ほうれん草ソテー
麦茶
先日の「肉の日」に、
「ひき肉、いいなー。ロコモコ、嬉しいなー」
とだんなが呟いていたので、本日は牛ひき肉使ってのロコモコ弁当。すりおろし玉ねぎと卵とパン粉、塩胡椒を加えてこねて作ったハンバーグを焼き、御飯の上にどかんと乗せる。ハンバーグを除けた後のスキレットにお湯を注いでフレークタイプのドミグラスソースをさらさら加えてソースを作り、御飯に染みこませながらハンバーグにかける。
本当は目玉焼きを添えたいところだけれど、弁当に目玉焼きはちょっと苦しい(蓋して潰れて砕けたらちょっと悲惨な外見に……)ので、ゆで卵をスライスして添えてみた。あとはにんじんとほうれん草。盛りつけてみたら、自分のちっこい弁当箱からは明らかに肉がはみ出てしまっていたので、蓋をしないでアルミホイルを軽くかぶせただけにしたのだけれど、だんなのそれはちょっと無理矢理蓋を閉めてしまい、「ごめん」と言いつつスプーンを添えてナプキンで包んだ。
けっこう美味しくできたロコモコ弁当。なんでもハワイの郷土料理(?)だそうで、ハワイに行ったことのない私は本当の味がどんなのだかはよくわからない。単なるハンバーグ丼のような気もするけれど、美味しいからいいのだ。
茹でとうもろこし
ポークソテー with 千切りキャベツ
えのきのバター炒め
大根の味噌汁
羽釜御飯
発泡酒(サントリー マグナムドライ)
自家製マンゴプリン
だんなの帰宅コールまでひたすら仕事を続け、かかってきた電話に
「今日はポークソテー予定だよー」
と伝えたら、
「んじゃ、肉冷蔵庫から出して、筋だけ切っといて。あと俺がやるから」
と嬉しい嬉しい言葉。御飯の準備して、味噌汁も作って、キャベツ刻んでえのきを炒めて、ちょこちょこっとそのへんの準備だけして仕事しながらだんなの帰りを待ちわびる。
そして帰宅するなりガスコンロの前に立つだんな。豪快に肉を焼き、迫力の分量のウィスキーを注ぎ入れ、漢らしくバターを投入してそれを絡める。我が家のポークソテーはウィスキーとバターの風味。他の味つけがなかなか試せないほどに、この味付けが我が家では大人気で、毎回のように厚切り豚肉はこの調理法になってしまっていて、今日も実に実に美味しかった。
全然余裕がなくて「刻んだだけのキャベツ」とか「炒めただけのえのき」という副菜群になってしまったけれど、でも肉が美味しくて家族全員で食卓を囲めたので万事オッケー。
食後には、今日午前中のうちに作っておいた、ミニマンゴーを使ったマンゴプリンをいただいた。マンゴーたっぷり、ゆるゆるの柔らかさのフルーチェ風。こんなにマンゴー入ってるマンゴプリンはないだろ、どうだー……という分量のマンゴーで作ったら、なんだかすごい事になってしまった。
……さてさて、今度は「Videogame Baton」というのをいただきました。くださったのは、塊魂仲間の十夜さん。今日も転がしてますかー?
Total volume of the game files on my computer(コンピュータに入ってるゲームファイルの容量)
コンピューターでゲームはやらないよー……と即答しようと思いましたが、入ってました。
「Sims」(和名「シムピープル」)が。……アホみたいに、フリーウェアの家具とかプログラムとかダウンロードしまくって、ギガ単位で容量喰ってます。最近やってません。マシンが古くて不安定なのよ……。
The game(s) playing right now(今進行中のテレビゲーム)
「みんな大好き塊魂」(PS2)
もう大好き。
The last video game(s) I bought(最後に買ったテレビゲーム)
「みんな大好き塊魂」を、だんなに買ってもらった(代金払うと言ってまだ払ってない)。
自分のお金でちゃんと買ったのは、昨年末に「DRAGON QUEST VIII」(PS2)。
Five video games I play to a lot, or that mean a lot to me(よく遊ぶ、または特別な思い入れのある 5 作)
一人っ子で両親共働きだった私は、「テレビゲーム欲しい欲しい」と、発売直後のファミコンを買ってもらっていたのでした。小学4年生からゲーム道まっしぐらです。高校受験(本命校)の前日にドラクエ2を買いに行きました、確か。
- Final Fantasy IV (スーファミ)
- ドラクエ派だった私が一気にファイナルファンタジー派に乗り換えてしまった思い出のソフト。パロムとポロムのイベントで本気泣きして、そしてチョコボに惚れました。以来全てのファイナルファンタジーをやりまくってますが、曲のほとんどイベントのほとんどを覚えているのはこの「IV」。でも、他人とは思えないクイナというキャラクターが出てくる「IX」も好き。
- MOTHER 2(スーファミ)
- なにしろ、「どせいさん」に萌えでした。当時のノートはどせいさん文字がのたくってます。そういえば同じ頃にテレビ番組の「ウゴウゴルーガ」にもハマッてたんでした(ノートにどせいさんとウゴルーのキャラのイラストがいっぱい……)。
- けっきょく南極大冒険(PS←復刻版)
- 元はパソゲーで、確かファミコンかスーファミに移植された、ペンギンがひたすら南極を一周するレースゲー(のようなもの)。クレバスをジャンプし、アザラシを除け、ひたすら猛スピードで各途中地点を経由しつつ一周を目指す。ファミコン版を持っていたのに一度も一周できた試しがなくて、悔しいので結婚してから復刻版のPS版を買った。だんなが見事に念願の「一周」を果たしてくれたのだけれど、何事もなかったように「二周目」が始まり、そしてそのゲームはそのままお蔵入りとなった。
- METAL GEAR SOLID シリーズ(PS・PS2)
- 私はゾンビと戦ったりするのは好きじゃない(簡単にパニック化し最初のマップで銃の全弾を打ち尽くす)。で、「敵に見つからないように、密やかに敵地に潜入する」というこちらのゲームがすごく好き。どの作品も好きだけれど、最新作は「腹が減るのでジャングルの中で食べ物を調達」という設定があってすごく萌えました。このヘビは旨い、こっちの果物はまずい、あのカエルはなかなか、毒蜘蛛は食べちゃダメ、腐ったものも食べちゃダメ。
- 塊魂(PS2)
- 松崎しげるや田中雅之、新沼謙治といった面々のステキソングが流れる中でひたすら「塊」を作っていくステキゲーム。玉を転がすだけなのに、なんでこんなに楽しいのか。新作は早々に「第二のエンディング」まで見てしまったというのに、まだまだまだまだ遊べそうです。
Five people to whom I'm passing the baton(バトンを渡す5名)
ゲームと言えば塊仲間のKさんでしょう。何本もバトンごめんね。でも塊を熱く語ってください。とりあえず雪面が萌えとか。
牛乳
ミニマンゴー
「……卵でも焼こうか?茹でるとか」
と言ったのだけど、
「それより、マンゴー食べたいな、マンゴー」
なのだそうで、ミニマンゴーの皮を剥く。
「……さくらんぼも葡萄も好きじゃん?君。……でさ、さくらんぼと葡萄とマンゴーがあったらどれ食べるの?」
と聞いてみたら、即答で「マンゴー!」なのだそうで。そいでもって、「あ、でもね、ももも、好き」なのだそうだ。「あと、プチトマトも」……って、それはフルーツみたいだけどフルーツじゃありませんからー。
アイスティー
ちょうど、雑誌買いたかったんだ、今月の「ダ・ヴィンチ」(怖い本特集)……と、気晴らしに駅前にぷらりと出ていった。今日は7月の半ばとは思えないほどの涼しさで、本買って夕飯用のイカとトレヴィス買って、お昼用のお弁当買って帰宅。
買ってきたのは、駅ビルに新しくオープンした「KONNICHIWA」というイタリアンデリのお店のお弁当。前から見かけて気になっていた、煮込みハンバーグとオムライスが盛られた600円ちょっとのお弁当を買ってみた。煮込みハンバーグとオムライスという組み合わせは微妙にイタリアンじゃないような気がするけれど、おこわ屋さんや稲荷寿司屋さん、揚げ物屋さんなどが多いこの食料品街の中では珍しい洋風惣菜だ。
丸い深さのあるプラスチックの器の中に、薄めの味のチキンライスと半熟のオムレツ。ミニサイズのハンバーグには割とちゃんとした味のドミグラスソースが和えられていて、あとはプチトマトとブロッコリー、バジルを絡めた炒めスパが少々。
「……なんか、デザートも買ってくれば良かった……シフォンケーキとか食べたい……」
と思いつつ、さくらんぼ風味のフレーバーティーをアイスでいただいて、午後もお仕事。今日は10時間くらいお仕事してたのに、でもまだ終わらぬ。がんばろう。
いかとカラスミのパスタ ルコラのソース
鶏のオーブン焼き
缶チューハイ(オレンジ)
そのソースを使い、あとは細切りにしたイカと仕上げにちぎったトレヴィスを加え、皿に盛りつけてからカラスミパウダーをふる。緑のペーストの色とトレヴィスの紫でそれは綺麗な色合いのパスタになる……はずだったのだけれど、どうも私はトレヴィスの分量を多くしてしまった(かつ、ざっくり大きく切りすぎてしまった)みたいで、非常になんというか、アバンギャルドな色合いのできあがりになってしまった。とてもじゃないけれど先生にお見せできない外見になっちゃったので、今日の写真もひそやかに、一度作った夕食の写真ファイルを昼食のものと入れ替えてみたりして。
でも、味の方はばっちり。野菜もたっぷり、イカもたっぷりで優しいけれどコクのある美味しいパスタに仕上がった。あとは簡単に黒胡椒ガリガリ挽いて塩焼きにした鶏肉と、刻んだバジルをどっさり混ぜたマヨネーズにきゅうりとプチトマトを添えたものと。
半熟ゆで卵
アイスカフェオレ
ミニマンゴー
「なんか、ゆで卵が食べたい気分だから作るね。目指せ"カリオストロ伯爵"ってことで」
と、沸騰してから3分ほどのゆるいゆるいゆで卵も用意した。
「ルパン3世カリオストロの城」に出てくる旨そうな料理と言えば、ルパンと次元が取り合いするミートボールスパゲッティが一番なのだけれど、カリオストロ伯爵が食べているものも何だかえらく旨そうなのである。朝御飯に、エッグスタンドに立てたゆで卵をカンカンスプーンで叩いて上からすくって食べているのがやけに旨そうで、あこがれのひとつ。……でも、うちにはエッグスタンドないのよねーと思いながら、でもゆるいゆるいゆで卵作って、適当に剥いて適当に食べてみた。もう、ばっちり黄身がとろとろの、いい具合に伯爵風味。
「アレだよね、銭形のおっちゃんが出てくるシーンだよね」
「そうそう"お食事中失礼します!"とか言ってね」
そんな事言いながら、いまいち伯爵家の御飯っぽくない朝御飯。食後にミニマンゴーしょりしょり剥いて食べ、そしていつのまにか残りのマンゴーは早くも8個ほどになってしまったのだった。……あっという間に減ったなぁ……。
麦茶
昼御飯も全然余裕がなくて、
「なにか……ないかなぁ……」
と冷蔵庫や冷凍庫や食料庫見たのだけれど、いまいち食べたいものがない。これ!という食べたいものもないので料理する気もおきなくて、冷凍御飯をチンして「おとなのふりかけ」鮭味をぴらぴらとかけて食べる。
週末は、美味しいもの食べよう。いっぱい食べよう。
半熟目玉焼き
薄切りきゅうりとプチトマト with マヨネーズ
豆腐と大根の味噌汁
麦茶
このワンプレートディッシュには全然似合わないけれど、半端に残っていた大根の味噌汁に豆腐を足したものをお供に添える。エスニックなんだか中華なんだかよくわからないものになったなー……と、私の気持ちはどうもしっくりいかなかったのだけれど、息子はけっこう嬉しかったらしく、
「おみそ汁、まだある?あったらのむよー」
と、たっぷり2杯、私の分も少しわけてやって飲みまくった。ピーマンがどっさり入った炒め物も綺麗に食べた。
「……おみそしる、いっぱい飲んでも、おなかこわさないよね?」
「うん、味噌汁は平気だと思うよ?」
「ぎゅうにゅうはね、おなかこわすんだって、でもね、ぼくは大丈夫だから、3本のんだ」
「……はい?」
「ぎゅうにゅう、3本のんだ」
「……学校で?」
「うん。おかわり」
「2回おかわりして3本飲んだんだ?」
「ザッツライト!」
ザッツライト、とか言われても……と苦笑いしてしまいながら、よく2本余ってたなとか(息子のクラスの子供は全員牛乳が飲める子ばかりだと聞いていたし)、給食食べてなおかつ600ccの牛乳を飲み干しちゃったのかとか、色々感慨深い夕飯時の話題だった。
アイスカフェオレ
自家製 パッションフルーツのクレームブリュレ
昨日の夕食後、「あー、なんか、仕事以外のことしたーい!」と、「パッションフルーツのクレームブリュレ」をおもむろに作り始めてしまった。先日Tさんがくれた、クレームブリュレ完成品と、その材料に使った生のパッションフルーツの果実が1個。せっかくの美味しい果実、どうやって食べようかと考えて
・そのまま果物として食べちゃう
・半分に割った果実に焼酎入れて「パッションフルーツ酒」として飲むと旨いらしい
・あとは果実酒にするとか、シロップにするとか
……といった選択肢が見つかって、私は二番目の選択肢にかなり心そそられていた。……でも、せっかく作り方も教わったことだしと、パッションフルーツ1個で作れる分量で、パッションフルーツ入りのクレームブリュレを作ってみることに。
クレームブリュレは大好物だけれど、作り方はこれまで全然知らなかった。卵の黄身を砂糖と共にすり混ぜ、果実を加えたらそこに熱した牛乳と生クリームを合わせ混ぜて、湯煎してオーブン焼きに……といったのが大雑把な作り方だった。「ものすごくクリーミーなプリン」という印象だったクレームブフュレ、作り方も確かにそんな感じだ。ゼラチンで固めていたわけじゃないのねぇ。
朝御飯は、バターロールタイプのレーズンパンとカフェオレ、そして昨夜作ったクレームブリュレに今朝になってから表面をカラメリゼしたもの。本当はバーナーで砂糖をガーッと焼いて焦がして作るカラメルを、今回もカンカンに熱した中華お玉で代用して、砂糖にヤキを入れてみた。
「……どですか?同じ味になったかなぁ?」
「……ん、同じだ」
「おかーさん!同じだよ!玉ちゃんのとね、同じ!」
我が家の男性陣2人が「同じだよ!」と言ってくれたけれど、でも私が作ったものは、どこか大雑把なバボーンとした味になってしまっていたような気がする。お菓子作りは、料理に輪をかけて繊細さが要求されるから、私の性分にはなかなか難しいものがある。でも、ブリュレは美味しかった。美味しいパッションフルーツに感謝。
わかめのスープ
御飯
麦茶
あ、いいないいなジンギスカンいいなー……と思い、だったら自分で作っちゃおうとスーパーで100gほどのラム肉パック(タレつき)を買ってきた。あとはもやしや玉ねぎ、ピーマンと一緒に炒めれば良いのだけれど、もやしは買っても使い切れなさそうだしと手持ちの玉ねぎとピーマンだけを使って簡単に1人分の炒め物を作った。ちょっとばかりおろしにんにく多めに入れてみたりして。
冷凍御飯をチンして、インスタントのわかめスープも入れて、久しぶりにお弁当やコンビニ飯じゃない一人昼飯。しっかり休めたおかげで、午後の仕事もたいそうはかどった。
昼はちゃんと休まねばならぬのだなーと思いつつ、でも忙しいとついおざなりになってしまう……息子の夏休みが始まるまでに、このバタバタした仕事を一段落できるといいなー。
刻みきゅうりとニンニク味噌
野菜巻き鴨肉
酒(缶チューハイとか梅酒とか)
「○○公園に、お友だちと行ってきても、いーい?」
と言いに戻ってきた。あまり耳慣れない名前の公園だったけれど、友達も一緒ということで
「いいよー」
と声をかけて送り出した。
今日は、最寄りの神社のお祭り、前夜祭。毎年神社付近から駅までの参道にずらりと夜店が並ぶので、息子が帰ってきたら一緒にひやかしに行こうかねーと思っていた。どうせ焼きそばとかじゃがバターとかドネルサンドの屋台も出るだろうし、夕飯はそういうの買い食いして済ますのもいいかなと。
……が、息子が全然帰ってこない。「6時の鐘が鳴ったらすぐ帰っておいで」という約束になっているのに、6時半になっても7時になっても帰ってこない。きっとお祭りに行っちゃったんだわと思いつつ、でも探しに行くべきか、入れ違いになったらどうしようか……とじりじり待っていたら7時半になって御機嫌の息子が帰ってきた。「○○公園」でお祭りやっていたのだそうで、どうもそれはその地区の自治会か子供会かのお祭りだったらしく、会員でもない息子も他の子と一緒になって焼きそばやおにぎりやジュースを貰ったあげく、大きな水鉄砲までくじ引きで当ててきてしまったらしい。何やってるんだ息子。そもそも「○○公園」って、どこだ。
遅くなるなら、ちゃんとどこで何やってるから遅くなるよって言ってから行きなさい!言わないで遅くなるのはとても良くない!いや、でも、遠くの公園に行って7時半に帰ってくるのは遅すぎです!と、ンガーッと怒る。そういう大事なお約束を守れない子は夕飯抜きです!……と怒ったのだけれど、夕飯抜きにしたところで、息子は幸せそうにお腹一杯状態で帰ってきているのだった。……んもー、んもー。
で、結局私は、ヤケ酒。ぶどう味の缶チューハイ一気に飲み干して、その後自家製梅酒をロックで飲みながら刻んだきゅうりにニンニク味噌つけたり、今日お肉屋さんで安売りしていたのを買ってきた野菜巻きの鴨肉の甘辛味の前菜をつまんでみたり、「……青カビチーズと梅酒もけっこう似合うかもー……」とか言いながらチーズつまんだり。
だから、今日は写真がないのです……昼のジンギスカン炒めを撮っておけば良かったわ。しょぼん。
パッションフルーツのクレームブリュレ
ミニマンゴー
アイスカフェオレ
万博は行こうとは思っていたのだけれど、7月の下旬にしようかねー……なんて話をしていたから、びっくり。なんでも、名古屋で開催される会議にだんなが出席しなければならなくなり、その会議が万博テーマと関係がそこそこあることもあって「だから会議明けの週末に万博を見てらっしゃいよ」という日程に組まれてしまったらしかった。それじゃあと、今日で学校が終わる息子と共に午後から名古屋に向かうことに。「見てらっしゃいよ」と言われても、入場券がもらえるわけでなく宿を取ってもらえるわけもなく、数週間前から必死になって宿をおさえに四苦八苦していたのだった。私たちの宿はともかく、だんなが昨夜泊まったシングルのビジネスホテルでさえほとんど空きがなかったそうで、名古屋は今大変なことになっている。
「というわけで、今日は寄り道しないで帰ってきてね。新幹線、乗りに行くからね」
「はーい」
万博万博と、息子はとても楽しみいしているらしい。そういえば私、筑波万博はあまりわくわくしなかったけれど、小学3年か4年の頃に行った神戸万博はすっごく楽しかったなぁ……(混んでたけど……)と思い出す。息子の目当てはリニア館なんですって、あと、トトロの家(いや、トトロの家じゃなくてサツキとメイの家……)。
朝御飯は、ウィンナーロールとクレームブリュレとミニマンゴーとアイスカフェオレ。一昨日の夜作ったクレームブリュレはパッションフルーツ1個で、50ccくらい入る小さなココットケースに5個できた。昨日家族で3個食べ、今日は息子と2個食べ、それでおしまい。とろんと良い具合に火が入ったクレームブリュレは、ほのかな酸味とまろーんとした甘みで今日もしみじみ美味しかった。
あはは……まだ仕事が終わらない……出発直前までがんばろう……。
野菜巻き鴨肉
アイスティー
こうあることを予想していたので、朝御飯用のと一緒に買っておいた「ハイジの白パン」(なぜ"ハイジ"の名がつくだけでこんなに美味しそうに響きになるんだろう……)をチーズと、昨夜の惣菜の残りと一緒に。
直前までバタバタして花に水やって戸締まりして荷造りして、そして昼過ぎの息子の帰宅を待って速攻東京駅に。今日で息子の学校は終わりだけれど、千葉の小学校は二学期制なので今日は「一学期の終わり」じゃない。終わりじゃないから通信簿もないし終業式もないし、学期の境には「秋休み」の存在があるせいで今日まで給食と授業はみっちりあるし8月は30日から授業が始まるし、なんだか色々と不思議なことになっている。一応、夏休みの宿題は少々。
口取(卯巻き) \500
櫃まぶし \2100×2
肝吸い \200×3
ビール(大瓶) \650
ホテルの部屋で
「風来坊」の手羽先
ビール(金しゃちビール 赤ラベル・青ラベル)
「お風呂、もう入れますからどうぞ。夜になるとね、学生さんが団体さんで見えられるから、お風呂なかなか空かないかもしれませんよ」
と宿の人に言われ、最初の到着客らしかった私たちはそのまま一番風呂を使わせていただくことに。ひとっ風呂済ませてから、
「じゃ、飯だ!」
「名古屋飯だ!」
と、電車で一駅乗って栄に向かった。名古屋と言えば、ひつまぶし〜〜〜!!!
あんかけスパに味噌かつに味噌にこみにどて煮にきしめん、イタスパに喫茶マウンテンのイロモノスパゲティ。名古屋には美味しいもの(とか不思議なもの)が色々あるけれど、名古屋飯で一番私の心をつかんでやまなかったのが「ひつまぶし」。名古屋でないと食べられないものじゃない(やり方さえ覚えれば、家でも簡単に作れる)けれど、これを考えた人はえらいっ!と家で鰻を食べるたびに思っている。4年前に名古屋で食べてからというもの、我が家で鰻を食べるときは常に常に「ひつまぶし」だ。
以前に「あつた蓬莱軒」というこれまた有名なひつまぶし屋は訪れたので、今回は「ここも旨いですよ」と色々な人におすすめいただいた「いば昇」に。栄の三越から歩いて3分くらいのところに、いかにもな鰻屋の煙を吐き出している店が見えた。間口は狭いけど、奥ににょろりと長く広い不思議な作りの店で、お客は奥からずらーりと20人ほども並んでいた。6時を過ぎたばかりだというのに、大変な混みようで、でもめげずに20分ほど待ってお座敷のテーブルに通された。ガラス窓の向こうには小さな中庭があって鯉が泳いでいる。
ままとりあえず、とビールと卯巻きを注文して、晩酌しながら鰻を待つ。太い卵焼きの中央に鰻のかば焼きが入った卯巻き。柔らかな優しい味で、最初は「いらなーい」と言っていた息子がばくばくと食べ始めた。旨いらしい。
そして20分ほど待って、いよいよひつまぶし。2人分注文すると、おひつは直径20cmくらいのもの。お店の人が
「最初にそのまま食べてね、次の一膳はこちらの葱を添えてください。で、最後の一膳はこちらのお茶をかけて、葱とわさびを添えてくださいね」
と言い置いて茶碗と吸い物(別料金200円)と漬物、急須などなどを置いて去っていった。以前食した「あつた蓬莱軒」のそれは鰹だしだったので、我が家のひつまぶしはずっとそれを倣っていたのだけれど、緑茶でいただく鰻茶漬けもさっぱりといくらでも食べられて美味しい。炭火で焼かれているという鰻は適度に香ばしい焦げがあって、歯応えがそれなりに残る力強い味の鰻だった。2人前を3人で分けて食べたので、ごく軽めにだんなが3膳私も3膳息子は2膳、という感じで。ぺろっと食べて、「……これなら倍量余裕かも」と思ってしまいつつ、さらりと店を後にした。
で、レッツゴー2軒目。短い名古屋滞在、限られた食事の回数をどう有効に使おうかということで、「ハシゴをすればいいじゃないのー」ということに。栄の駅、反対方面を目指しててくてくてくてく歩き、目指すは手羽先屋さん「風来坊」。15分くらいかけてせっせと歩いて行ったのだけれど残念ながらそう広くはない店は満席で、待ってもいまいち空きそうになかったのでハシゴの夢はあっけなくガラガラと崩れてしまった。
「……ううう、風来坊の手羽先……」
「……風来坊なら、三越の地下にテイクアウトはあるらしいよ」
「……それ買って帰るか……」
と、予定変更してデパ地下で手羽先とビール買って宿に帰還。後から考えると、満席で断られたお店で、「じゃあお土産に包んでください」と言えば良かった気がするのだけれど、疲れていて色々と朦朧としていたらしい。「風来坊」はチェーン店なので他のお店を調べても良かったのだけれど、そこまでの気力もなかった(けっこう疲れていた)私たちだった。
デパ地下で買った手羽先はすっかり冷めていてちと悲しかったけれど、「金しゃちビール」なる不思議な地ビール(まろやかなアルトタイプのものが美味しかった)を飲みながら浴衣着て畳の上で部屋飲み。修学旅行みたいで楽しいね。
さて、今度は「コミックバトン」というものをいただきました。もう最近はこれ系のネタ、なんでもありって感じ……(ちょっと飽きてきた)。けど、漫画とゲームと食べ物についてはいくらでも語れそうなので喜んでバトンいただきます。Kさんバトンありがとう〜。
Q1 あなたのコミックの所持数は?
夫も私も漫画好き(ジャンルがすごく近いようで微妙に違う)ので、「これはどっちの所有物なの?」というものが、けっこう。『HUNTER×HUNTER』とか『名探偵コナン』とか『ガラスの仮面』とか『三番町萩原屋の美人』なんかは間違いなく私の蔵書だと思うけど、『ジョジョの奇妙な冒険』『ギャラリーフェイク』『魁!!男塾』『銀河英雄伝説』あたりの所有権は、離婚することになったらけっこう揉めそうです。だから離婚しない。……そうじゃなくて……総量1000冊くらいで、私のものが5〜6割というところかな。今持っている本の倍量くらい、持ちきれなくてこれまで処分してきました。手放した事を猛烈に悔やんでいる本もけっこうあります。
Q2 今、読んでいるコミックは?
次の巻を楽しみにしているコミックは、順に
『のだめカンタービレ』・『カルバニア物語』・『20世紀少年』・『PLUTO』・『よつばと』・『xxxHOLiC』・『最遊記RELOAD』・『ONE PIECE』・『HUNTER×HUNTER』・『ダブルフェイス』・『名探偵コナン』・『犬夜叉』・『イヴの眠り』・『いい電子』・『デーモン聖典』・『ツバサ』……というところ。
そのほか、西原理恵子と田島昭宇と入江紀子は何かが出たら絶対買っています。
Q3 最後に買ったコミックは?
『チクチワワ』(みずしな孝之)
おでんアニマルのギャグ本……。あら、そういえば今日はコナンの発売日。
Q4 よく読む、また思い入れのあるコミックは?
では、「この漫画は捨てられないなぁ」と思う、という観点でいくつか。
- 『のだめカンタービレ』(二ノ宮知子)
- 天然不思議ちゃん(でもピアノは天才肌)の「のだめ」と、几帳面神経質な指揮者「千秋」のギャグ満載ラブ風味オーケストラ漫画。影響を受けて、一時期遠ざかっていたピアノ弾きを再開させてしまいました。
- 『カルバニア物語』(TONO)
- 同人界からは足を洗ってもう長いのですが、うぐいす姉妹が大好き。身辺雑布漫画の『身辺雑布』(←これは同人誌)が大のお気に入りなのですが、お姉さんのTONOさんが商業連載している『カルバニア物語』は毎回コミックスの発売が本当に楽しみ。若くして女王様になってしまったタニアと、乳姉妹の男装の麗人エキュー伯爵令嬢が主人公。
- 『多重人格探偵サイコ』(田島昭宇)
- 私は『魍魎戦記マダラ』の頃からの年期の入った田島昭宇ファン。『サイコ』はかなり猟奇的なグロテスクな漫画(多重人格者の元警官雨宮君が猟奇事件をズバズバ解決〜みたいな……)なのだけれど、どんどん美しくなる絵や線に涎が出そう。最近新巻が出ません。悲しい。
- 『残酷な神が支配する』(萩尾望都)
- 義父に虐待(性的虐待含む)された少年が、その虐待の真実を知った義兄(義父の息子)と共に、墜ちてみたり成長してみたり殻を脱いでみたり……という、重く長い20巻近く続いたお話。ちょっと前から文庫版での販売がスタートし、それを期に全巻揃えました(文庫版1冊読んで続きが気になって既刊を全て買っちゃった、と……)。久々に漫画で泣きました。『ポーの一族』『11人いる!』などはもう何十年も前の漫画なのに、これまた全然色あせない名作です。
- 『人魚の森』(高橋留美子)
- 『うる星やつら』からの高橋留美子のファンですが、俗に言う「人魚シリーズ」が一番好き。人魚の肉を食べてしまって不老不死になった男や女、人魚の肉を食べたがる人々、食べさせられた人々との悲しく怖い話がこれまで10本ほど描かれています。高橋留美子は『闇をかけるまなざし』とか『忘れて眠れ』とか『笑う標的』とか、おどろおどろしたジメジメとした話を書くのが実に上手いと思います。
- 『xxxHOLiC』(CLAMP)
- 『聖伝』『東京BABYLON』『X』『ちょびっツ』と高校生の頃からCLAMPをおっかけてきましたが、久々にわくわくして読んでいるのが『xxxHOLiC』。この世にあらざるモノを見てしまう四月一日(わたぬき)君と、不思議な店の店主侑子(ゆうこ)さんが主人公。狐狸妖怪、幽霊精霊満載の、実に好みな内容です。それにしても、作画担当のもこなさんの絵柄の変遷(意識せずに変わってしまうところもあるみたいだけれど、作品によって意図的に変えていっているようで……)はすさまじいです。『xxx〜』の絵柄、とても好きです。
- 『サイコドクター』(画/的場健 作/亜樹直)
- たまたま定食屋で読んだ青年誌に載っていた漫画が気になって気になって、コミックスを揃えてしまったのが『サイコドクター』。当初は亜樹直が作画を担当していて、いかにもな劇画調の絵が実に好みでした。いかにもな青年誌の線なのに、どこか色気もあったりして。……で、これがドラマ化されたり何だりしているうちに、かなり女性向けを意識したような絵柄のオキモト・シュウに作画が変更。タイトルも『サイコドクター楷恭介』と、キャラクターはそのままにシリーズが続きました。題名通り、心理カウンセラーが主人公のお話で、相談者の心の闇を解決していくお話です。どうも私は「心の闇」系のお話が好きみたいで……。
- 『MASTER KEATON』(画/浦沢直樹 作/勝鹿北星)
- 浦沢直樹は『20世紀少年』『MONSTER』『PLUTO』と、最近特にすごみが増したけれど、特にお気に入りなのは原作つき漫画ですが『MASTER KEATON』。軍隊経験のあるフリーのオプ(調査員)の英国国籍の日本人、平賀=キートン・太一が主人公で、サバイバル技術を駆使して戦ってみたり、事件を解決してみたり、人質犯人と交渉してみたり、母の味を再現しようと料理してみたりといろんなことをやりまくります。時々無性に読み返したくなるお気に入り漫画のひとつで、我が家にあるのはワイド版の愛蔵版バージョン。
Q5 次にバトンを渡す5名
えとー、とりあえず、だんなに渡しちゃおう。入江紀子と島本和彦と西原理恵子について熱く語ってください。
……なんてことを、名古屋行きの新幹線の中でペケペケ打っていた私でした。
私:
ミックスジュース \550
だんな:
ミックスジュース \550
モーニングCセット \500
息子:
バナナジュース \500
「……というわけで、目指しますよー駅に行きますよー」
と、朝起きて着替えててくてくとその店を目指してみた。1本道間違えて戻ったりしながらたどり着いてみると、「営業中」の札がかかってるのに営業してない。店内は真っ暗で鍵もかかっていて、
「あれー?」
「おやー?」
と悲しい思いでお店を見つめ、しょうがないので別のお店へ。こういうことも予想して他のお店をチェックしていたので、そこからまた数分歩いたところにある「cafe KOMON」というお店に行ってみた。かなりお洒落めなカフェで、モーニングタイム中はドリンク1つでもれなくトーストサンドとヨーグルトとコールスローサラダがついてくる。追加料金をいくらか払えばスクランブルエッグがついたりベーコンが追加されたりソーセージがついてきたりする。面白いねとだんなが一番豪華な「Cセット」(追加料金\500)を注文し、私と息子はジュースだけ。フレッシュジュースがあれこれあるのが面白くて、それぞれバナナジュースやミックスジュースを注文した。
合計2100円という価格にしては充分な、ちょっと豪華な朝御飯。だんなの皿にはスクランブルエッグに炒めたベーコン(これが"塩漬け豚バラ肉"という感じのすごくジューシーな肉肉しいもので美味しかった)、たっぷりなソーセージ、さつまいもの入ったパンも添えられており、あとは全員おそろいで生ハムとトマトとバジルが挟まれたパニーニ(イタリアのサンドイッチ)とセロリの風味のコールスローサラダ、ラズベリーのジャム入りのヨーグルトが並べられた。だんなの皿から私と息子もあれこれ分けてもらいながら、のんびり朝御飯。朝からパニーニ食べられるとは思っていなかったのでちょっと幸せ。
すごく洒落た店でメニューはイタリアンとも無国籍ともつかない美味しそうなものが並んでいたのだけれど、スパゲティの欄のところに「ソースはあんかけ、オイル、トマトからお選びいただけます」と書いてあったのが素晴らしく名古屋だった。ミートソースでもクリームソースでもなく、「あんかけ」。素晴らしい。
私:
マンゴプリン \300
息子:
マンゴーかき氷 ミルクがけ \250
「トルコ料理レストラン SULTAN」の
だんな:
生ビール \600
おつまみケバブ(大) \700
ある程度覚悟はしていたけれど、ポケパークはすごい混雑。小学校低学年でも乗れるかなりゆるめのジェットコースターがあったり、子供が乗っても怖くない程度のウォータースライダーの乗り物があったり、モンスターボールを模した観覧車があったり。乗り物はどれもかなり高めな値段設定で(たいして複雑な動きもしない小さめなコーヒーカップで1回500円……)、その代わりにそのアトラクションに参加した全員にそのアトラクション固有のポケモンカードが配られる。息子は最初「えっとえっとー、どれに乗ればいいのかなー」と右往左往していたのだけれど、カードが手に入ると知ってからは「これに乗るー」「あれに乗るー」と大変なことになった。ものによっては180分待ちなどという状態になっていたので、数十分待ちで乗れるものを中心にいくつか楽しみ、お土産買ったりして3時間ほどでポケパークを後にした。
……で、昼御飯を食べに大須あたりに移動しようかしらねというところで、帰りがけに通りがかったサテライト会場内のフードコートの中華料理店でマンゴプリンを発見。
「食べてもいい?食べてもいい?」
と私が立ち止まってしまったせいで、
「じゃあ、ぼくね、かき氷ー」
「……俺、ビール飲んでもいいかなぁ……」
と、昼御飯前だというのにのんびり長々と休憩をしてしまった。
なんでも栄に本店があるという中華料理店だそうで、マンゴプリンはかなり本格的な味。ミルクの味がするのにくどくなく、マンゴーの味が濃厚に漂っていてすごく美味しかった。300円で量もたっぷりで、それも嬉しい。
「ぼくは、マンゴーかき氷!」
と、マンゴーかき氷(200円)に練乳トッピング(50円)としてもらった息子。それまた嬉しい安さで、しかもどうやらマンゴーシロップは自家製のようで、香料臭さの全くない自然な甘さ。マンゴプリンとマンゴーかき氷を買ったものだから、「そんなにマンゴー好きなのかしらこの人たち」という感じで、
「……これ、サービスです。ちょうどマンゴージュースを絞ったところだったのでー」
と小さな紙コップに一杯のマンゴージュースをおまけにつけてくれた。このマンゴージュースも新鮮な果実を使ったもので、実に実に美味しい。思いがけず美味しいマンゴーデザートに出会えてきゃあきゃあと御機嫌な私と息子だ。
だんなは向かいのトルコ料理屋さんで「おつまみケバブ」(ケバブとポテトの盛り合わせ)と生ビールを買ってきていて、私も少し分けてもらう。こちらも観光地にしては良心的な価格と盛りの良さで、全体的に美味しくてお安くてちょっと感動だった。ポケパークのアトラクションは実にぼったくった値段だったけれど(カードを集める楽しみがあると言っても……高すぎ……)、たまたま買って食べたものがどれも安くて美味しかったのでちょっとだけ救われた。
私:
ミラカン(S) \997
だんな:
カルボナーラ(M) \1029
瓶ビール(中) \550
私は、あんかけスパのメニューの王道中の王道「ミラカン」を。だんなはカルボナーラを。「カルボナーラ」という名前ではあるけれど、当然皿にはあんかけスープがたっぷりとかかっている。「ミラカン」はお客さんの要望から登場した「ミラネーゼ」(ウィンナーとベーコンとハム、店によって野菜も少々)というメニューと「カントリー」(玉ねぎ、ピーマン、マッシュルーム、ミックスベジタブルなどの野菜のみが基本)というメニューが合わさったもので、肉っけあり野菜っけありのボリュームのあるあんかけスパメニューだ。
ソースは「ヨコイ」などと比べるとかなり黒々としていて、粘るようなとろみが強め。ソースの中にはこれでもかと黒い粒が散らばっていて、それらは全て黒胡椒。ビリリと辛いけれど唐辛子系のヒーヒーする辛さではなく、じわじわとくる辛さが心地よかった。大人っぽい甘さ控えめな味付けで、それがすごく美味しい。
「これが実にビールに合うよ……」
「ヤバイくらいビールに合うよ……」
とか言いながら、つい1時間ほど前にもビールを飲んでいたというのに、また瓶ビールを半分こして飲んでいる私たち。今日はとにかく暑くて暑くて、頻繁にお茶とか水を買っては飲んでいるというのに全然喉の乾きが癒されない。ビールを飲んでも10分後に全て汗になって消えていく感じ。
美味しく独特なあんかけスパを食べ、レジのところであんかけスパにぴったりの極太麺(ボルカノ社の2.2mmの太麺業務用1kg袋 650円也)が置かれていたのでそれを購入し、その後は大須散策へ。
私:
いちじくミルク \280
だんな:
メロン \280
息子:
ピーチバナナ \280
最初立ち寄ったおやつ処は、「伊藤くだもの店」。老舗のくだもの屋さんだそうで、店頭で売られる280円のフルーツジュースが人気らしい。「いちじくミルク」「ぶどうミルク」「すいか」など面白い内容のものが多くて、
「やっぱりここは他で飲めそうにないものを飲むでしょー」
と、私はいちじくミルク、息子も
「じゃあ、ぼくは、好きなものがはいってるジュースをのむよー」
と、ピーチバナナ、だんなは
「じゃあ、俺は普通のにしとこうかな」
と、メロン。
いちじくの甘いような淡いような優しい味がそのまんまのいちじくミルクに、メロンそのまんまの甘い甘い味のメロンジュース、不思議とよく似合っていたピーチ&バナナ、どれも280円という手頃な値段が嬉しい限り。続々と店頭にお客が集まる人気のジュース売り場だった。
揚げパン(きなこ) \130
フルーツ牛乳 \130
おみやげミルメーク \100/5袋
グラニュー糖がまぶされた揚げパンはアツアツで、ばっちりきなこもまぶされていて、懐かしい味。いや、「懐かしい」というか、学校給食のそれより美味しい気がする。何しろ揚げたてだし。ジャリジャリする独特な食感を堪能しながら「……あま」と呟きつつフルーツ牛乳も回し飲み。回し飲み回し食べの終点だった息子のところで揚げパンもフルーツ牛乳も止まってしまい、私がボーッとしているうちにどちらも6割くらい飲み食いされてしまっていた。こらこらこら。
私: アイスレモンティー(ガム抜き) \410
だんな:
シロノワール \560
アイスコーヒー(ガム抜き) \360
息子:
フルーツソフト \510
「シロノワール」とは、ホットケーキサイズの分厚く大きく温かいデニッシュ生地のパンに、ソフトクリームをトッピングしたもの。このコメダ珈琲の名物なのだそうだ。「ミニサイズも出ました!」とお店にポスターが貼られていたけれど、ここは基本をということで大サイズをだんなと2人で半分こ。息子は息子で、缶詰のフルーツがあれこれ一緒に盛られたソフトクリームのデザート「フルーツソフト」を注文した。
「あ、飲み物、俺はアイスコーヒー。ガム抜きで」
「……私、アイスレモンティーで」
「おゆきさん、ガム抜きじゃなくていいの?」
「……あ、えっとーガム抜きで」
なんでも「ガム抜きで」と言わないと問答無用で甘いアイスティーやアイスコーヒーが出てくるお店なのであるらしかった。
かくして、待望のシロノワール。ばばばーんと、迫力のデザートが目の前に置かれ、取り皿が3人分。
「……1人じゃ、なかなか食べ切れなさそうだよね」
「お腹の空いた昼御飯とかなら、いけそうだけどね」
などと言いながら、6等分にカットされていた温かいデニッシュを皿に取り、ソフトクリームもすくい取り、そして別容器でやってくる黒蜜を上からかけていただく。なんかもう、今回の「おやつ散策」のシメにふさわしいというか立ちはだかったラスボスというか、大変に大変なデザートだったのだけれど、デニッシュとソフトクリームとシロップの味が実にお似合いで、幸せな美味しさだった。フワフワのデニッシュはほのかに甘いのだけれど塩気もあって、案外さくさく食べられる。
甘くないアイスティーを飲み干して、すっかり満腹になってしまったので15分くらいかけててくてく歩いて宿に帰還。夕飯まで休憩させてもらい、昨日に続いて今日も宿の共同風呂で一番風呂をいただいてしまった。
霜降り \590
鶏わさ \590
鶏みそ串カツ 2×\120
とら家のなつかしのコロッケ \380
コーンバター \380
チーズの串揚 \120
名古屋コーチン手羽先唐揚げ 6×\120
名古屋コーチン串焼盛り合わせ(4本) \690
とり皮ポン酢 \350
鶏はらみのネギ塩炒め \500
とら家の焼き鳥丼 \550
ホッピーセット 2×\350
追加焼酎 \180
梅酒(さつまの梅酒)(ソーダ割り) \500
焼酎(晴耕雨読)(ロック) \500
梅酒(梅朱)(ロック) \800
……おやつあんなに食べた後なのに、良く食べました、一同。
「ていうか……名古屋コーチン食べたくない?鶏料理屋さん」
「いいねぇ!……でも、お高くないの?私も食べたかったんだけど、値段が値段かなーと……」
宿であれこれ話し合い、今日の夕飯は鶏屋さん。「霜降り」の写真が実に美味しそうだった、ムック本に掲載されていた「とら家」という伏見のお店に行ってみることにした。
ホッピー飲んで豊富な種類の梅酒も2種類ばかりいただいて、あれだけおやつを食べまくった後だというのに親子3人良く食べた。息子にコロッケやコーンバターやチーズの串揚げを頼んでやったけれど、あとはひたすら鶏ばかりを食べていただんなと私。どれを食べても実に美味しくて、価格も手頃で、「夜のご予算3000円」と紹介されていた店で9000円食べて帰ってきた。うん、予定どおりだ。
「わー、鶏わさがあるよ。鶏わさ食べたい鶏わさ。大好きなの」
「……この、霜降りっての、取ろうよ。それで鶏わさの代用にはなりませんか?」
「ならないの。霜降りは霜降りで、鶏わさは鶏わさなの。どっちも食べよう!」
「はいはい」
と、欲望の赴くままあれこれ注文。名古屋コーチンが使われているのは串焼きの盛り合わせと手羽先の唐揚げだけだという話(あとの鶏肉は全部三河どり)だったけれど、何を食べても美味しくて幸せだった。
表面だけさっと火を通した「霜降り」はわさび醤油で。「鶏わさ」も似たものだけれど、こちらはわさびをたっぷり溶かしただしに浸っていて、こんもりと刻み海苔がトッピングされていた。普通、お店で出てくる「鶏わさ」は「霜降り」のようなものだから、このお店の鶏わさの外見にびっくりしてしまったけれど、わさびがツーンと効いた鶏わさも実に美味しい。ホッピーに合う合う。
鶏つくねの串カツに味噌ソースをかけたものも香ばしく、柑橘系の酸味の爽やかな鶏皮ポン酢はたっぷりの葱添え。これまた大量の葱が添えられたハラミの炒めものも堪能し、名古屋コーチンの手羽先唐揚げは追加注文をしてまで堪能しまくった。塩とタレの2種類の味が選べる手羽先唐揚げは、片栗粉をはたいて揚げただけ、という感じの「塩」が私は最高に気に入った。ちょっと強めに塩と胡椒がふってあって、表面カリカリ、中は肉汁たっぷりの旨味のある名古屋コーチンの肉〜。「タレ」は甘み控えめの若干大人っぽい味のもので、胡麻の風味が香ばしかった。名古屋コーチン串焼きは、正肉と皮とレバー。何を食べても臭みがなく、
「わーい、皮〜」
「わーい、レバ〜」
と、添え物のキャベツをバリバリつまみながらおおいに食べた。
最後に、小ぶりの丼でやってきた焼き鳥丼(中央に生卵の黄身、周囲に刻み葱どっさり)を家族3人で分け合って食べて、夕食終了。ロックの梅酒を最後にくいくい飲んでしまって、
「ぜんぜん酔ってないよー」
「うん、全然酔ってないよねー」
「だめだよ、おとーさんもおかーさんもよってるよ!」
だんなと2人ちょっとグニャグニャになり、それを息子に叱られながら宿に帰った。はー、鶏料理、サイコー。
ペットボトルのお茶
首尾良くエキスポシャトルに乗り込み、座ることができたのでここで買い置きしていた「天むす」で朝御飯。名鉄デパートの地下で買ってきた「千寿」の天むすは、小ぶりで可愛らしく、最高に美味しいきゃらぶきがついてくる。以前にも食べたことがあるけれど、あんまり美味しかったので今回も買ってみた。
ペットボトルのお茶を飲みつつ、天むすを一人数個もぐもぐと食べながら、所要時間40分でめでたく「万博八草」駅に到着。……予定どおりに行動できたのはここまでで、あとはもう惨敗な万博詣でが待っていたのだけれど……。
私:
ベーコン入りヘッセン風じゃがいものスープ
シュヴァイネハクセ(豚もも肉のロースト) マッシュポテトと赤キャベツ添え
ケーキ
ピルスナー・黒ビール
だんな:
本日の牛肉スープ
ドイツ特製料理の盛り合わせ(焼きソーセージ・スモークソーセージ・塩漬け豚肉の燻製・ザワークラウト・マッシュポテト・焼きタマネギとソース添え)
白ビール・黒ビール
コーヒー
息子:
スモークサーモンとじゃがいものパンケーキ
ソーダ
まず、「万博八草」駅から会場までのリニモに乗るのに40分。「会場までのバスはすぐ乗れるけれど、リニモは15分待ちです」という表示を信じてリニモ乗り場に行ってみた(せっかく来たからには、リニモに乗ってみたかった……)ら、結局乗れたのは40分後。それはともかくとして、会場に到着してから入場するまでに1時間!客は続々とやってきてゲートの前に長蛇の列を作ってるのに、なんともまどろっこしいやり方で1人1人
(大人はもちろん、どんなに小さな子供でも)の手持ちの荷物の中身チャック全てを開けさせて丁寧にチェックして、ペットボトルは回収して、水筒の中身に何が入ってるのか逐一問いただし、そして金属探知器のゲートをくぐらせる。長蛇の列300人ほどの塊に対してそのゲートが1つくらいというありさまで、全然進まない列にお客全員がイライラしていく。
結局、「万博」に到達できたのは午前10時を過ぎようとしていた頃だった。まだ何も見ていないのに、屋根もなにもない入場前のその大行列に、お客のほとんどが既にヨレヨレに疲れてしまっている状態だ。……そこまでチェックをしたいなら、もうちょっと何らかの体制を整えればいいのにねぇ。「ペットボトルを持って行ってはいけない」ことはもうほとんどの人が知っているから、水筒を持たない「じゃあ中で買うしかないか」派は、飲み物を何も持たずに炎天下の中そこに並んでいる。だだっ広い広場の中、トイレに行ったら戻って来られなくなりそうだし、飲み物の自販機などは全然ないし、そこでまず具合が悪くなってしまいそう。
……で、とりあえずなんとか入場した後は、だんなと息子が一番行きたがっていた「JR東海超伝導リニモ館」の3Dシアターを40分待ちで見てみる。時速500k超のスピードで走るリニアモーターカーを、「ほーら、早いでしょー」と見せつける十分ほどの立体映像を見て、もうそれでお昼頃に。日立館はとっくの昔に「6時間待ち」になっていて、トヨタ館は待ち時間を確認する気力もなく、他のほとんど全てが「120分待ち」とか「150分待ち」とか。当日予約システムとか何とかはもうとっくの昔に「本日の受付は終了しました」状態で、だめだコリャーと、比較的空いていると思われる各国パビリオンの方に移動してみれば「シンガポール館:60分待ち」などという状況になっていて、とにかく大変なことになっていた。
もういいよ、御飯食べよう……と、目指したのはドイツ館。ここのビヤホールが本格的ですっごく美味しいという噂を聞いていててくてく歩いてドイツ館を目指してみれば、今度は飲食店の入場に100人ほどの行列が。うへぇ……と思いながら、でも30分ほど並んでドイツ料理を食べてきた。
私はピルスナー、だんなは白ビールをまず注文。私とだんなばかり好きなものを飲むのもなぁ、と、息子にもソーダを注文してやる。前菜にスープ2種類注文し、あとはメインディッシュに豚肉とかソーセージとか。息子は前菜メニューのひとつ、スモークサーモンにじゃがいも入りのパンケーキを添えたもの。
もう、お昼になる頃にはすっかり人ごみが嫌になってしまっていて、しかも今日も蒸し暑くてつらい気候。いくらお茶や水を飲んでも喉の乾きが癒されなかったところで飲んだドイツビールは、もう涙ちょちょぎれるほど美味しかった。カラッとした冷えたピルスナーと、樽のようなバニラのような深い香りのある白ビール。長く細い専用グラスに注がれたビールは、日本の生ビールとはまた全然違った風味で優しい味だったりまろやかだったり。
だんなと交換しながら一杯目のビールをすぐに飲み干してしまい、ごっついジョッキに入った黒ビールを2杯目にいただいてしまった。深い甘さとコク、ちょうどいいちょっとぬるめの温度。ビール3種類はどれも素晴らしい美味しさで、やってきた料理もとてもとてもしっかりとドイツだった。酸っぱいだけじゃない、甘さや塩加減が丁度よいザワークラウトが添えられた、大きな骨付き豚肉のローストやソーセージ。皮目がバリバリッと焼けた豚肉が実に香ばしくて肉汁たっぷりでしっかりとした食べ応え。息子にせっせとソーセージを分けてあげていただんなに、私の豚肉をせっせとおすそわけ。じゃがいものスープも自然な味で好みな味だった。
そして昼からすっかり酔っぱらい。
へらへらしながら
「……私はねぇ、世界最大の万華鏡が見たいんだけどー」
とそのパビリオンを目指すもののやっぱり120分待ちとかで、「もういい、美味しいビール飲んだからおうちに帰る」という気分になっちゃう私だった。どこ行ってもすっごい人だよ……。
マンゴーかき氷 \500
休憩して水分取ってひとごこちついて、最後に「90分待ち」表示のあった「ワンダーサーカス電力館」を見て、もうそれで4時過ぎに。これ以上滞在していても、120分待ち180分待ちとかいうところばかりでもう体力的に持たないだろうと思われたので、パビリオン2つ見ただけで私たちの万博詣では終了した。……予定では、大人気パビリオンさえ除けば、午前中に2つ見て、ちょっと早めの昼食をちゃちゃっと済ませ、午後に3つくらいは見て……と思っていたのだけれど、もう全然無理。外国パビリオンですら、簡単に見られるわけじゃない状態だった。帰りのエキスポシャトルの中では、目に入る範囲のお客全員がうつむいて爆睡していた。
息子が行きたい行きたいと言っていた(そして私も密かに楽しみにしていた)万博、たった2つしか見られなくて残念だったし可哀想だったなぁ……と思ったのだけれど、
「ポケパークより、万博が楽しかったよ。リニモものれたし、リニアモーターカーかっこよかったし、さいごに乗った電車(←電力館の乗り物)も楽しかったよ」
と、息子は「でも、ぎょうれつはいやだね」と言いながらも割と満足そう。もっとゆっくり見たかったねぇ。残念。
ほうれん草のおひたし (サービス)
逸品!!とろろ焼 \530
ベーコンと生野菜のサラダ \720
牛スジどて煮 \600
手羽先塩焼き3本 \530
手羽先唐揚げ3本 \530
コーンバター \400
手づくり!!カニクリーミーコロッケ \740
冷さぬきうどん \530
あつあつ焼うどん \740
樽生ビール(中) 4×\500
樽生"熟撰"タンブラー \500
焼酎(閻魔 長期樽貯蔵)(ロック) \530
カルピス \320
……今日も飲み……しっかり飲み……。
適当に
「ここ、けっこう安いし、近いし、メニュー色々あるみたいよ。どて煮とか」
と選んだお店だったのだけれど、これが美味しくて楽しくて居心地良くて、良いお店だった。なにしろ「どて煮」が絶品で。私はもう、昼からビール熱が高まりっぱなしで、すぐにサワーなどに移行する私にしては珍しく、生ビールを3杯(と、だんなが飲んだ熟撰タンブラーまで半分ほどいただいて)、それでやっと一日の喉の乾きが癒された。何だか今日は、人生で一番ビールが美味しい日。
お店のおばちゃんは、私たちを見てすぐに「観光客だー」と思ったのか、
「名古屋の味ならね、メニューのこのへんにあるよ。どて煮が美味しいわよ」
とあれこれ勧め、なんだか野菜を全然食べてなくてね……と言っていたら即座に
「サラダもいっぱいあるわよ、あ、あとこのへんにね、ほうれん草のおひたしとか。"とろろ焼"というのも、美味しいわよぅ」
とメニューをぺらぺら捲ってくれる。
その"とろろ焼"とおひたしを頼み、サラダも頼み、あとは名古屋ならではの「どて煮」(牛すじを八丁味噌味のタレで煮込んだもの)とか手羽先とか。息子は「あ、コーンだ!」「あ、コロッケだ!」とメニューを見て好みのものを見つけ
「バターコーン、昨日も食べたじゃん……」
「コロッケも、昨日蟹クリームじゃないけど食べてたじゃん……」
とだんなと私に突っ込まれながらもその「二大居酒屋好きな食べ物」をばっちり注文して満喫していた。ほうれん草のおひたし、
「あらぁ、おすすめしておいてごめんなさいねぇ。ちょびっとしかほうれん草残ってなくてね、だからこれはサービスね」
と小鉢にちょびっとのほうれん草を無料にしてくれちゃった。だんなも私も息子も、生野菜が恋しくてバリバリ食べる。
「とろろ焼」は、とろろ入りの、野菜や海苔を巻き込んだ柔らかい卵焼き。ふわふわしていて上におかかが乗っていて、実にビールによく似合う。塩胡椒で焼いただけの手羽先と、揚げて甘辛ダレに浸したおなじみの味の唐揚げ手羽先もいただき、そして何と言っても美味しかったのがどて煮。
深鉢に盛られたそれがいかにも美味しそうで
「わ、すごい!旨そう!」
とテーブルにやってくるなりだんなと歓声をあげたら、おばちゃんが
「違うわよ、"旨そう"じゃなくてね、ほんとに旨いんだから」
とにこにこして去っていった。いや、ほんとに美味しい。スジがもうトロトロに煮えてて、大根、にんじん、ごぼう、こんにゃく、豆腐にもじっくり味が染みていて、茶色く染まった大根の旨いこと旨いこと。あの独特な渋みのある八丁味噌の味も濃厚すぎず薄すぎず、適度に「味噌!」って感じでとても食べやすい。
「しまった……これ、1人1杯でも食べられるかも……」
と、だんながそれは幸せそうにどて煮を抱える脇で、私は名古屋の美味しいものに囲まれていることに満足しながらひたすらビールを飲んでいた。なんというか、今日の夕御飯は「固形物はもうお腹一杯」という感じで、手羽先も塩タレ1本ずつしか食べられなかったし、コロッケもひとかじり、最後のうどんも息子が「もういらない」と言った最後の1/5ほどをいただいて、それでなんだかお腹一杯。だんなと息子がせっせとあれこれ食べてくれたおかげで、いろんなものを少しずつ口にできて幸せだった。とろろ焼も、うまー。
なんだかここ2日、昼からビール飲んだ挙げ句に、夜もしっかり酔っぱらいになりで、名古屋には酔っぱらいになりに来た感が。多分明日も昼からビール飲んで帰りの新幹線の中でも酒盛りして帰るんだろうなぁ。