食欲魔人日記 10年8月 第1週
8月1日 日曜日
だんな誕生日グランドフィナーレ?
「Krispy Kreme Doughnuts」の
 オリジナル・グレーズド 2個
アイスカフェオレ

昨日、赤坂見附の駅を降りたところ、見覚えのある緑と赤と白の配色のロゴを配したポスターがあちこちに貼られていた。
「……クリスピークリームじゃん」
と足を止めると、そこには「NEW OPEN」の文字。つい1週間ほど前に、駅ビル内に「Krispy Kreme Doughnuts」の新しい店舗がオープンしたという案内らしい。
 
「え!?あるの!?クリスピークリーム、ここにあるの!?」
息子が狂喜乱舞して、買おう是非買おう絶対買おうと店までダッシュしかねない勢い。これからケーキも買う予定なんだけど……まぁ、久しぶりだからクリスピークリームも買っていこうか、と新規オープンほやほやのベルビー赤坂店に寄ってきた。
 
この店は工場併設ではないらしい。だから「HOT NOW」の文字が光る看板はなく、ゆえにサンプルサービスは無い。広めの飲食コーナーが併設されていて、そして店頭はガラガラだった。お客さんは途切れずやってくる感じだったけれど、全く並ばずにスラスラと買うことができた。おお、素晴らしい。
 
で、混んでいる店だと申し訳なくて頼めないけれど、空いているしねと、「オリジナルグレーズドを1ダース、でも箱は6個入りのにしてください」とお願いする。1ダース入る平たい箱はあまりに巨大で持ちづらく(1ダース買ったぞー!って充実感はあるのだけど)、半分のサイズの6個入り2つなら持つのが簡単。息子が大事そうに抱えて持って帰ってきたのだった。
 
「というわけでー!クリスピークリーム〜!」
朝からテンション高い息子と共に、家族で朝からドーナッツ。

さぁ朝御飯の時間です。
3人はドーナッツをたっぷりと食べました。
ママは2個、パパは4個、そして、息子は、なんと6個も平らげてしまいました。
おなかがペコペコだったんですね。

という感じの朝御飯になった。
 
私は、次々ドーナツを平らげていく息子を見ているだけでお腹一杯という気分になって「やっぱり2個でいい……3個は食べられない……」という感じで、でも隣に座るだんなは4個食べ、「残ったの食べていい?」と目をキラキラさせる息子はドーナツを温めて食べたりそのまま囓ったりとこれ以上なく満喫して、結局1ダースのドーナツは綺麗に消えてしまったのだった。
 
まぁ、正しい有り様だよね、アメリカでも恰幅の良いおっちゃんが1ダース買って、店内の席で箱あけてコーヒー片手にもくもくと食べて「3個だけ余っちゃったから持って帰ろう♪」とそのまま箱閉じて持って帰る……みたいな光景が日常茶飯事だった。一家で12個は普通。多分。

「しろたえ」の
 ガトー・フレーズ
 レアチーズケーキ
アイスカフェオレ

午前中のうちにお買い物に行き、「昼御飯はどうしよう……」と相談。
「朝御飯遅めだったしドーナツだったし、ケーキもあるし、夕飯早めにすれば良いんじゃないかなぁ」
と、「昼食スルーで、ケーキを食べよう」ということに。
 
家には、昨日「せっかく赤坂まで来たから」と買ってきたケーキがある。みんな大好き「しろたえ」のレアチーズーケーキ。
「あとね……これも食べたい……」
とだんなが指差したのは、「プリン・ア・ラ・フリュイ」という名前のプリンアラモード風のもの。プラカップにプリンがどどんと乗って、底に薄くスポンジと生クリーム、そしてフルーツがトッピングされている。
 
「これねぇ、俺の苦手なフルーツが1個も乗ってないんだよ〜♪」
と、ベリー類が嫌い(ストロベリーだけは大丈夫)なだんながニッコニコしている。
 
じゃあ僕はチーズスフレ!私はショートケーキ(ガトー・フレーズ)、と、結局ハーフサイズのレアチーズケーキと一緒に単品ケーキも3つ買ってきた。
 
「2種類出しちゃって良いよね……?チーズケーキ、そんな大きく切らないし」
と、ケーキ2種類盛りの豪華なおやつ。
 
他に類を見ない濃厚さのレアチーズケーキは相変わらずの美味しさ。ガトー・フレーズも昔ながらという風の、懐かしいような味がした。クリームたっぷりでスポンジとの量のバランスがとっても好み。

グリーンサラダ
だんな特製ミートソーススパゲティ 揚げ焼き茄子添え
ビール(サッポロ黒ラベル)

午前中、買い物に出かけて肉屋さんを覗いたら、素晴らしく特売価格の合い挽き肉パックと目があった。値段は安いがサイズもでかい。
「うーん……こんなに挽き肉あってもねぇ……」
と唸っていたら、だんなが
「ミートソースにすればいいじゃん!」
と。俺が作るよ夕飯に作るよ♪と、うきうきと夕方から台所に立ってくれた。
 
ならば自家栽培の茄子も揚げ焼きして添えませんか?と提案して、今日の夕御飯は「茄子ミートスパ」。
 
一度目の収穫の茄子はいかにも大きくて立派なのが採れたけれど、2度目3度目ともなると最初のものほど大きなサイズにはならず、それでもぽつぽつと花がついては実になっていってくれている。今回の収穫は小ぶりなものが4本。全てくし形切りにして、油多めのスキレットで揚げ焼きのような感じにしてパスタに添えた。上にはたっぷり粉チーズ。
 
レタスと玉ねぎ、トマトのサラダは私は用意して、いつも通りの「肉たっぷりトマトたっぷり、甘さは控えめな大人の味のミートソース」が無事完成。茄子はちょっとばかり収穫が遅くて(数日前に収穫して冷蔵庫に入れておいたけれど、本当は香港旅行の間くらいに食べておくのが一番だった感じ)、種が目立つ風になってしまっていたけれど、でもちゃんと美味しかった。
 
「昨日お誕生日だったのに、おさんどんしてくれてありがとう」
と言えば、
「いえいえ、これも含めての誕生日♪」
だそうで、どうやらこの夕食が「だんな誕生日週末、グランドフィナーレ」だった模様。

8月2日 月曜日
昔はトマトは大嫌いだったのだけど
冷や汁
麦茶

今日からだんな、ジム通いを復活させるらしい。
早起きするよがんばるよ!と息巻いていたので、「では朝にササッと食べられるものを」と、昨日のうちに冷や汁を用意しておいた。
 
日中のうちに作った冷や汁を、炊きたて御飯と共に夕飯にいただくよりは、一晩しっかり冷やした冷や汁を翌朝"冷や御飯"と一緒にいただくほうがキンキンに冷えたものを口にできるので幸せ。
 
ただ、キュウリを入れっぱなしにすると茶色く染まってグズグズな食感になってしまうので、キュウリは食べ際に散らすのが良いみたい。濃いめのだし汁作って麦味噌溶いて、豆腐入れてすり胡麻入れた状態の冷や汁を冷蔵庫にいれておいて、別容器に刻みキュウリと薬味の刻み茗荷、刻みしそを用意しておいた。
 
私と息子も、のんびり起きてから遅めの朝御飯(というより早めの昼御飯)に冷や汁を。
 
お腹も空いたしなー、と大きめのどんぶり出してたっぷり汁を張って御飯も多めに入れて冷や汁を出したところ、それをガツガツと食べている人がいる。
「息子息子、冷や汁って、そんなガツガツ食べるもんじゃない……」
と言うも、「でも、冷や汁、おいしい……」とすごい勢いで平らげて、
「まだ御飯残ってる?残ってるならもっと入れたい」
と、お釜に残っていた御飯の残りを全部入れてきた。
 
「冷や汁をがつがつ食べる」というシチュエーションもどうかと思うけど「山盛りの冷や汁」という光景もまた、かなり違和感だ。
 
でも確かに、暑い朝の冷や汁というのは本当に心地よくて、サラサラと口に入っていくからいくらでも食べたくなる気持ちにもなってしまう。茗荷うまいよ茗荷、と、今朝も私は茗荷山盛り。

ベルキューブ(ビストロ)
豚肉とニラのオイスターソース炒め
トマトとしらすの和風サラダ
冷や汁
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル)

今日は午後になってから、たいそう忙しかった。
「○○を××するのをお願いしたいんですが……ただ、期限が明日中でして……」
と、本業のお仕事とは毛色の違う画像作成の仕事が舞い込んで、しかも期限は明日夜。
 
これは大変……と、久しぶりにPhotoshopやらIllustratorと真面目に向き合う数時間。作業も佳境な頃に「今から帰るよー」とだんなから連絡があり、「続きは明日だ……」とパソコンを閉じた。
 
夕御飯は、先日野菜の宅配で届いていたニラを使っての豚ニラ炒め。半端に余っていたパプリカも入れちゃえと、生姜にんにくで炒めつけた豚肉を酒、味醂、醤油で調味して最後にオイスターソースをひと垂らし。パプリカはそこそこしっかり炒めたけれど、ニラはオイスターソースの後にささっと何度か煽るだけで皿に盛りつけた。ニラ炒めはニラがピシッとまっすぐな状態のままでいるくらいなのが好き。
 
あともう一品……!と、御飯を炊いている間に急ぎ検索して作ってみたのが「トマトとしらすの和風サラダ」、確かケンタロウさんレシピ。
 
しらす干しに酢と薄口醤油、味醂を混ぜて、更におろし生姜と茗荷、すり胡麻も加える。それを薄切りにしたトマトにたっぷりトッピングして、その上から刻んだ青じそを盛ってできあがり。茗荷も青じそも冷や汁用に刻んだのがあったので、ものの数分で用意できた。
 
お皿運んでね、ベルキューブも食べたかったら出しておいて!と言ったら的確に動いてくれる息子のお手伝いっぷりが有り難い今日この頃。
ただお皿運べば良いってもんじゃなくて、お箸は持ち手を右に揃えておいて、取り皿はその前、汁ものと御飯も出る時は汁ものが右!と、数ヶ月口やかましくお手伝いの際に教えていたら、今は完璧にやってくれるようになった。おかげでお母さん、最近は食事の支度は調理に専念できるようになってきていて、本当に助かってます。あとはあれだ、「お母さん、今日の夕飯は僕が作るよ」と言ってくれれば……!がんばれ息子。

8月3日 火曜日
めっちゃ美味しかったけど……火を使っていたら家の中が猛暑に……
厚切り食パンのトースト
目玉焼き ミートソース添え
ヤスダのドリンクヨーグルト
アイスカフェオレ

そういえば食パンを買ってあったんだよ、と思い出して、今日の朝は厚切り食パンのトーストで。
 
暑いとかだるいとか言ってないでたまには卵を焼こう、と、奮起して目玉焼きを用意して、小鍋に残っていたミートソースをちらりと添える。だんなが週末作ってくれたこのミートソースはまだまだ残っているのだけれど、残りは冷蔵庫にしまってあるので近日中にチリドッグなどにしてみる予定。
 
食後にヤスダのドリンクヨーグルト
ヨーグルトなどとセットになって安売りされていたのを買ってきてみた。濃厚ですごく美味しいのよね、ヤスダのヨーグルト。

蔵王クリームスプレッド(バニラ・オレンジ) with リッツ
茹で枝豆
「KONNICHIWA Italian DELI」のローストビーフとポテトのサラダ
カポナータ(風)
スペアリブの農民風
ビール(サッポロ黒ラベル)

息子は明日からのサマーキャンプの荷造りに、私は今日納品の仕事にと、地味に忙しい一日。
 
「私は君の荷造りを全部見ていてあげる余裕、今日はないからねー!ちゃんと自分で詰めるんだよ?」
これは服用の袋、こっちは下着用、まぁ好きに使ってね。あと洗い物はこのランドリーバッグにどんどん詰めてくると良いよ、とリュックサックやら小分けの袋やらをざらざらっと渡して仕事に戻る。
 
大丈夫かなぁと横目でちらちら見ながら仕事をしていたところ、居間中を服やら水着やら洗面用具やらでごった返しにした息子が、それはそれは丁寧に服を畳んで袋に詰め始めたので軽くびっくり。
「日焼け止めがないよ〜?」
とのことだったので、そういえば半端に古いものか私用の良いめのやつしかないんだっけ、と、マツキヨ行きついでにあれこれ買い物してきた。明日は息子、弁当持参。今日はだんなも遅くなるみたいな事言っていたし……と弁当の材料と共にサラダなどを買って帰ると、お昼頃のメールで「今日は帰れそう」というだんなからの連絡が。
 
それは大変、と、手抜きして済ませるはずだった夕食の献立を考え直して、買い置きのスペアリブを調理してしまうことにした。
 
スペアリブというとアメリカ〜ンな感じにバーベキューソースつけて焼いてしまうか、あるいはバクテーにしてしまうかといマンネリぶりを反省して、今日は日良実さんレシピで「農民風」。
 
下茹でしておいたスペアリブをスキレットに並べてローズマリーを乗せ、白ワインとブランデーと水を合わせてひたひたくらいの分量注ぐ。蓋をして弱火で煮ること1時間くらい、水分がすっかり飛んだら鍋肌に焼きつけるようにして焼き色をつけたらできあがり。パセリとにんにくをオリーブ油と共にミキサーにかけた緑のソースをかけて供する。
 
これがもう、ず〜っと火を使い続ける料理だったから、夕方に下茹でを初めてから家の中の温度が急上昇してまいってしまった。御飯を炊いたり、野菜を煮たりで久しぶりにコンロを使いまくり、「……やっぱこの季節に火を使うのはダメだ……ていうか、イヤだ……」と猛省。
 
スペアリブを煮るのに使ったローズマリーやソースのパセリは、我が家で収穫したもの。ありものの野菜を食べてしまおうということでベランダに育っている茄子も収穫して、「ズッキーニと一緒にバジル炒めにしちゃおうかなー」とバジルもいくらか摘んでみる。
でも冷蔵庫を見てみたらプチトマトの残りもあったし、赤いパプリカもあったし、ということで、
「……むしろカポナータの材料が揃ってるなぁ……」
と、急遽カポナータに変更することになった。
 
結局、バジル出番なし。バジルごめん……と、カポナータになんとなく添えてみた。しかしバジルはカポナータには似合わない。ますますゴメン、バジル。近いうちガッパオでも計画して、バジル大量に消費する食事にしよう。ジェノベーゼのパスタなんかも呆れるほどバジルを使うから良い感じ。ていうか普通にジェノバペースト作っておけば良いのか……。
 
初めて作ってみた「農民風」のスペアリブはなかなか美味しくて、何より新鮮なパセリで作ったソースが瑞々しくて美味しかった。ローズマリーの香りがじんわり染みたスペアリブも、いつものくどくどしい味付けとは違って、幾分かさっぱり食べられた感も。
 
でもカポナータは、パプリカの量もトマトの量も少なめで、ズッキーニと茄子ばかりが目立つ仕上がりになってしまったのだった。カポナータというよりカポナータ(風)という感じ……。

8月4日 水曜日
しそは苦手なんですが、この"しそ巻き"は好きなんです
冷や汁
麦茶

今日の起床は5時半。
 
息子は今日から数日間サマーキャンプ。
「体力が余っている君は、どこかサマーキャンプ的なところに行ってくると良いよ」
と、5月頃からあれこれ情報収集をしていたところ、「これ!」というところを見つけたので申し込んでみた。息子も超やる気で、「楽しみ♪楽しみ♪」と自分で荷造りもして、昨夜はなかなか眠れなかった様子。
 
初日の昼食は捨てられる容器に入れてのお弁当持参ということで、サンドイッチを用意した。アメリカンチェリーもたくさん詰めちゃえ、と容器の中、隙間にたくさんチェリーも詰める。
 
朝御飯は、まだ鍋に少量残っていた最後の「冷や汁」を。
キュウリ入れて、茗荷山盛り、しそもパラッと散らして、冷たい御飯に冷たい汁。今日みたいにたいそうな暑さの日(最高気温は34℃にもなるそうで!)でも、これならサラサラッと美味しくいただける。
 
息子は巨大なリュックを背負い、バスに持ち込むナップザックも手にして、頭にはスポーツキャップ。アメリカでお世話になったA先生からもらったキャップは迷彩柄で、星条旗と白頭鷲が刺繍された笑っちゃうほどコッテコテな柄だ。アメリカから来た大学生のお兄さんお姉さんと楽しい数日間を過ごしておいで〜。

稲毛 「串じまん」にて
 プレミアムモルツおつかれさまセット 2×\1100
 串焼き(白レバー・たれ) 2×\189
 串焼き(チーズ焼き) 2×\189
 串焼き(しいたけ) 2×\189
 串焼き(房総豚の上シロ) 2×\160
 特製煮込み \504
 鶏唐 南蛮ソース \577
 焼き鳥丼ハーフ \357
 卵鶏ぞうすい \577
 黒糖焼酎(長雲 一番橋 デキャンタ 450ml) \2100
2人でもぐもぐ。

さて、そんな感じで、夏のさなかに静かな家で一人の私。
 
今晩はだんなも同僚と飲みに行くのだそうで(「馴染みの阪神仲間との飲みだし一緒に行こうよ」と、だんなが誘ってくれたけど、「めんどくさいからイヤ」と断った私)、じゃあ好き勝手のんびりするかなー、これでもかとのんびりお風呂入って、パックとかもしちゃおうかな!と、一日自堕落な感じで過ごしてみた。「息子もいないし、昼寝!」と猫と昼寝してみたけど、それって息子がいてもしていることだったわ……。
 
でも夕方になって
「同僚に仕事が入って飲みはなくなっちゃった」
だから帰るよー、と連絡が。
 
ではでは私と飲みに行きましょう!でもやる気ないから地元でね!と、駅前で待ち合わせて、先日は予約がいっぱいで入れなかった「串じまん」に一報入れてみた。めでたく2人分の席が押さえられたので、久しぶりにだんなと2人だけの飲み。
 
「やっぱりここが良いよねー」
「安くていい店だよねー」
と、やっぱり今日も満員御礼的な混雑するこの店のテーブル席で、まずは「おつかれさまセット」。ビール1杯と日替わりの串5本(今日はぼんじり、ハツ、にんにくの芽巻き、しそ巻き、つくね)で1000円(税込1050円)というお得なセットは、生ビールをプレミアムモルツに変更すると1050円(税込1100円)。
 
今日の串の内容を聞いて、「じゃああとは白レバーとシロと……あとチーズ焼き、しいたけもね」といくつか追加。
「野菜料理も何か注文するべき?」
「まぁ、良いんじゃない、今日は好き勝手に食べれば」
「……椎茸の串頼んだし、いっか?」
「……それ、野菜料理に入るのかなぁ……」
とか言いながら、串の他に南蛮ソースかけた鶏の唐揚げ頼んだり、モツ煮込みを頼んだり。
 
焼酎飲みましょ焼酎、とメニューを開いて、
「デキャンタで頼んじゃった方が安上がりじゃナーイ?」
と、黒糖焼酎をデキャンタで。2人で焼酎2杯ずつ飲むより安上がりという計算だったのだけど、冷静に考えてみれば450mlの焼酎を2人で空けるというのはけっこうな分量であるわけで、久しぶりにしっかりくっきりはっきりと酔っぱらいになった。
 
私は青じそが苦手(食べられないわけではないけれど、除けられる状況にあるのならば除けて食べたい、というくらい)なのだけれど、ここの「しそ巻き」はとても美味しいと思う。鶏ももの串にしそを1枚巻いて焼いたもので、梅肉を添えつつ食べる。梅もそれほど得意ではない食材なはずなのだけれど、これもまた美味しいなと思うのだった。
 
大根や人参、こんにゃくがモツと共に味噌味で煮込まれた煮込みも良い感じだし、揚げたての鶏からも美味しかった。
 
調子に乗ってうっかりシメの焼き鳥丼やら雑炊やらも頼んでしまい、すっかり腹一杯の酔っぱらいになって帰宅。
「まったくもー!そんなに飲んでー!酔っぱらってー!」
と、酔っぱらいに手厳しい息子も今日はいないんだなーと思いながらだらだら就寝。

8月5日 木曜日
舌にも目にもうっとりくるディナーでした……♪
ミートソースのチリドッグ風
アイスカフェオレ

だんなが作ってくれたミートソースがあるしな、と、ドッグパンと粗挽きソーセージを買ってきてある。
 
ソーセージに軽く焼き目をつけ、ドッグパンに切り込み入れてミートソース詰めてチリパウダーふって、ソーセージを乗せたら上から薄切りチーズ。オーブンで5分ばかり、ミートソースが中まで温まるまで長めに焼いたらできあがり。
 
「……でもね、焦げはしないかったけど、なんか、パンがぱっさぱさになっちゃったよ……」
大手メーカー製のドッグパンはやっぱりそう「すごく美味しい」ってものでもなく、近所のパン屋さんで買ってきたものよりポソポソパサパサした感が強い。焼いてみるとますますそれは歴然で、あっという間に水気を無くしてパッサパサになっちゃうのだった。
 
うーん、パン屋さんでドッグパン売ってくれてると良いのだけど、"ミルクフランス"とかはあっても"ミルククリーム抜きのそのサイズのパン"は扱ってくれてないもんなぁ……と思いつつ、若干ハードな食感に焼けたホットドッグにかぶりついた。ちゃんと良いめのソーセージを買ってきたし中身はすご〜く美味しいのに、パンがイマイチで若干不満な私。

銀座 「L'ecrin」にて
 コース"A" 2×\15,000
 メニュー変更 2×\1,000
 Champagne(Rene Geoffroy Expression Cuvee L'ecrin) \11,000
 グラスワイン・赤 2×\2,400
 水(パドワ) \1,800
2人で\54,559(どーん)

息子のいない数日間、「子供連れじゃ絶対行けないお店に行ってみよう」ということで、だんなと色々考えた。ランチに行ってすごく幸せだった「北島亭」のディナーに行ってみる?とか、「ロオジエ」はどう?とか。「やっぱり敷居が高い店といえばフレンチでしょう」という感じになったのだった。
 
で、本命に「ロオジエ」はどう?と電話をかけてみたのだけれど、木曜の席も金曜の席も既に満席。なんでもロオジエ、2011年3月から2013年秋にかけて改装のための休業をするのであるらしい。そのニュースが出た直後の予約の電話だったようで、満席もやむなし……という雰囲気。それは残念、と、じゃあ銀座繋がりで「L'ecrin (レカン)」はどうだろ?ということになった。
 
銀座の和光のすぐ近く、ミキモトビルの地下に伸びるドアつきのワインレッドの入り口は、子供の頃からドキドキする存在だった。この下、レストランなんだよね?ということまではわかっても店内の雰囲気は伺い知ることができなくて、店頭に置かれたメニューもいかにも凄そうな内容。大人になったらいつか入れるのかなぁーなんて思っていたけど、なかなか機会もなくて(大人になってそのコースメニューの値段を知ってまたびっくり、みたいな)子供も産まれてしまうとなおその機会もなく。
 
なにしろ、「男性にはジャケットの着用をお願いしております。また、ジーンズ等の軽装はご遠慮頂きます。」「誠に申し訳ございませんが、中学生以下のお子様はお断りしております。」という店なのだ。"ご遠慮頂きます"の強気な文章が「ああ、私自身もご遠慮されちゃってる感じ……」と、ますます気後れしてしまう。
 
でも、そろそろ私たちもいっぱしの良い年の大人でもあるし、憶することなくいっちょう行ってみましょう、と予約の電話を入れてみた。しっとりと落ち着いた男性の声が出て、別に何を言われたわけでもないけれど「あ、なんかこのお店は素敵な感じがする」と、とても良い印象を受けた。
 
楽しみ楽しみ〜、と、仕事を終えただんなと待ち合わせすることにして、私は一足早く銀座に出てデパートをぷらぷら。うっかり松屋デパートの夕方のタイムセールでフルーツの盛り合わせとか買っちゃって(だって値札通りだと2000円分くらいある梨とデラウェアと台湾バナナが1籠1000円って!)、しかも「木村屋」であんぱんとか買っちゃって、微妙な大荷物でお店に向かうことになった。
 
店頭と同様、店内もワインレッドが基調の重厚な空間で、案内されたのはソファー席。絶妙なカーブつきのソファでテーブルの半分近くがくるまれるようになって、個室にいるような居心地の良さ。向かい合わせでなく隣り合わせというわけでもなく、という「斜めお隣同士」という距離感での食事が楽しかった(お皿の交換もしやすかったし)。
 
他にそうお客さんも多くなく(ただ1組だけ賑やかなグループ客がいて、"予算委員会が""選挙が"って……政治家のセンセイだったらしい。声大きいって……聞く気がなくても耳がダンボになっちゃうってば……まったくもう ← しかも"この店にすごく来慣れてます"っていうのがアリアリとしていて、それがまた微妙に腹立たしかったりして)、「お料理の写真撮っても良いですか?フラッシュも音も出ないようにしてあります」と尋ねたら「どうぞどうぞ」とのこと。こういう店だとちょっと臆してしまって「どうぞ」と言われてもカメラを隠しがちになるところ、今日はせっせと撮影してしまった。
 
お皿が置かれる位置だけポウと明るくなっている、でも全体的には光量控えめの店内だったので「暗所に強いカメラ買って良かった!ほんとに!」と心から思ったりして。
 
で、いただいたのは、一番お安いコースの「A」。ただ、コースのメインディッシュがウズラというのがちょっと残念で、「どうせだったら牛か羊がいただきたいな」と相談してみたら「喜んで」と。追加料金1人1000円で、メインのウズラをミルクラムに取り替えてもらった。お供のお酒は「レカン」の名を冠したシャンパン。良い感じに辛口かつフルーティーで、肉料理の直前に瓶が空くくらいのスピードで飲んでいたこともあって、最後にグラスの赤ワインも1杯ずついただいた。

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Amuse-bouche
「レカン」にて、アミューズブーシュ。柔らかなサーモンがとっても美味。 前菜の前の「突き出し」にあたる、「アミューズブーシュ」。
 
一口量のスープだったり、クロスティーニのようなものだったり、あっという間に食べられるものが出てくるところが多い印象があるけれど、これは普通に「前菜一皿」ぐらいのボリュームがあった。
 
セルクルに固められたクスクスの上には柔らかなレアに火入れされたサーモン。手前にあるのはほのかに苦い白ゴーヤーとオクラという夏野菜の組み合わせ。それらが厚みのある涼しげなガラスの角皿に盛られていた。
 
サーモン、脂しっかり乗っているのにくどくはなく、口の中でとろけそうな柔らかさ。
 
食卓には1人1個の小ぶりの「エピ」(麦の穂の形のパン)。中央、重いガラスの器に収められているのは1包みのエシレバター。
「エシレだエシレ」「いやん、エシレだ」と、パンが進む。バターも進む。
 
Les Entrees 1
「レカン」にて鰻のミルフィユ仕立て。ふっくふくです。 前菜1皿目、「鰻のミルフィユ仕立て ヴェルモットのソ−スと豆苗のサラダと共に (Millefeuille d’anguille en terrine, sauce vermouth et salade de soja)」。
 
「鰻のミルフィユ」ということで、この料理、「鰻と何かのミルフィユ」ではなくて「鰻と鰻のミルフィユ」だったのがとても予想外。
 
鰻をぱたんぱたんと折り畳んだ風に層にして、"鰻のたれ"をほのかに思い出させる褐色のソース(ほんのり甘味、ヴェルモット由来のハーブやスパイスの香りもふわふわと)が上品に添えられていた。
 
皿がまた素敵で……。お料理全体、最初から最後まで器にもドキドキさせられた。
 
Les Entrees 2
「レカン」にて岩ガキの前菜。巨大なカキはけっこうな食べ応えが。 前菜2皿目は岩ガキ〜♪♪♪
 
「富山県魚津産岩ガキのヴァプ−ル ライ麦パンのエミュルション (Huitre d'ete cuit a la vapeur accompagne de pain de saigre)」
 
深皿にたっぷりの粗塩、その上に巨大な岩ガキ。ビネガー(いや、レモン汁?)をかなりはっきりと効かせたクリーム色のサラサラしたソースに浸ったカキがプリプリしてとってもジューシー。
 
手前には三日月型の、ほんのり酸味を感じる濃厚な風味のライ麦パンが添えられている。
 
びっくりするほど鮮烈な酸味のソースにちょっと驚いたけど、でもそのソースを絡めて食べる牡蠣の美味しいことったらなかった。
 
Les Poissons
「レカン」にて。今日のお魚はスズキ! 魚料理は日替わりで、「本日入荷の鮮魚料理 (Poisson suivant l’arrivage du matin)」。
 
今日はスズキの切り身を皮目パリッと焼いたものに、「アサリのエッセンスを添えました」と説明があった。剥いた貝は玉ねぎや人参などの香味野菜と共に軽く火を通してあって、ちょっと強めに火を通されてソースのような扱いに。
 
奥にはアスパラと……百合根??
この季節に百合根?と思ったのだけれど、クワイでもペコロスでもなく、その食感はやっぱり百合根っぽかったのだった。
 
魚料理と肉料理は、これまでとうって変わって純白のお皿が続く。ツヤツヤ光るドーム型の蓋がかぶせられていて、ギャルソンが2人がかりで「せーの」と呼吸を合わせて(そんな声は出さないけど)蓋を取り去ってくれるのだった。いやん、楽しい。
 
Les Viandes
「レカン」にて、メインディッシュのお肉は「ミルクラムのバリエーション」 コースについてくる本来のメインディッシュは「ヴァンデ産うずらとフォワグラのル−ラ−ド コニャックの香るソ−ス (Roularde de Caill imperiale au foie gras , sauce au cognac)」。
 
うずらは好きだし、それはそれで興味深かったのだけれど、アラカルトメニューを見ていると「やっぱり牛か、でなきゃ羊が食べたいなぁ」という気分に。
 
で、相談したら喜んで変更の希望を受け付けてくれた。悩んだ結果、選んだのは「ハンガリ−産ミルクラムのバリエ−ション 軽やかなトマトの酸味のジュと共に (Agneau de lait varies avec son jus en tomate)」。
 
この真夏にミルクラムというのもよく考えたらちょっと違和感な気もしなくはなかったのだけど(春から初夏にかけての食材というイメージが……)、でも素晴らしいメインディッシュだった。盛りつけが不思議な感じで「???」となったけれど、色々な部位が楽しめて楽しかったし。
 
左端がラムチョップ、中央奥が香草焼きにした腿の部分、そして右側が"レモングラスを芯に使った"つくね。手前に少量添えられたナッツのような香りのあるマッシュポテト状のものに「なにこれめちゃめちゃ美味しい!」と驚きながら、1つ1ついただいたラムはどれもこれも美味しかった。
 
羊特有の旨みのある脂の味を感じるラムチョップのところもさることながら、羊とは思えない柔らかな食感の腿肉がなんとも良い感じ。
 
ソムリエ氏に相談して、この料理に合わせた赤のグラスワインを2種類出してもらった。
穏やかな優しい風味の香りが特に素晴らしかったブルゴーニュのと、比較的どっしりとした(でもミルクラムに合わせてどっしりしすぎない程度の)ボルドーと。
 
そしてこの肉料理が出る直前に、「これからメインディッシュですが、食後のデザートをひとつお選びください」と、小さなメニューが手元にやってきた。
 
季節のフルーツを使ったものばかりが並ぶデザートメニューは
・胡麻のソースを纏った イチジクのドゥミドュイユ
・グレープフルーツのジュレ テリーヌ仕立て フロマージュブランのソルベ添え
・パイナップルのローストとココナッツ風味の浮島“イルフロッタント”ラム酒のカクテル ピナコラーダのソルベ仕立て
・甘夏のスフレ レモンクリームとフロマージュブランのソルベと共に
・レモン風味のジュレに包まれた静岡県産トマトのコンポートと大葉のソルベ
という感じで、たいそう悩む。
スフレも素敵だしイチジクも大好物。青じそが嫌いなくせに「トマトのコンポートと大葉のソルベ」が気になって仕方がなかった私……。
 
Granité
「レカン」にて……「たまご」!? これは「グラニテ」と言って良いのかどうか……。
 
ギャルソン氏がニコニコと、
「たまごです」
と言って出したものだから、だんなと2人
「た、たまご!?」
とハニワ顔になる。そう、見るからに「温泉卵」で、私たちは旅館の朝御飯食べていたんでしたっけ、という気分になった。
 
その正体は、フルーツがベースになった、シャーベット代わりの冷たい一品。
 
だし汁にあたるところは桃のスープ。白身はココナッツがベースのムース(パイナップルの味もした……ような)。白身からちょっと透けるような、絶妙な細工が施されていた黄身部分は、アプリコット。ピュレを使って、「半熟卵の黄身がとろりとこぼれます」みたいな状況まで再現できる、笑っちゃうような口直しだった。
 
Dessert de Saison
「レカン」にて、デザートその1〜 ここからは本格的なデザート攻勢。
 
結局「季節のデセール」から私が選んだのは「パイナップルのローストとココナッツ風味の浮島“イルフロッタント”ラム酒のカクテル ピナコラーダのソルベ仕立て」。
 
手前にパイナップルのアツアツのロースト、奥にたっぷり空気を含んだ、メレンゲベースのココナッツのムース、上に刺さるのはパリパリに乾燥させたパイナップルの極薄切り。
 
周囲にもパイナップルベースのソースが敷かれて、さして主張なくひっそりと置かれたココナッツ風味のソルベがまた美味しくて!……と、そんな感じのデザートだった。
 
Chariot dessert
「レカン」にて、デザートその2〜 ……で、私がお店に入ってからずーっとずーっと気になっていたワゴンが目の前にやってきた。
 
入店してすぐくらいのタイミングで準備が始まったデザートワゴンは、ちょうど私の目線の先にあって、しかもそれが2つも並んでいて、しかもそのワゴンが全て「甘いもの」で満たされていっていくのだ。チョコのタルト、グラスに固められたゼリーっぽいもの、角バットに固められたプリンみたいなの、フルーツたっぷりなムース風のもの……などなど、見目美しいスイーツが15種類ほども。
 
その、ずっとずっと気になっていたワゴンが目の前にスチャッとやってきて、そして即座にテーブルの上の照明がワゴンを照らすように広く明るく切り替えられる。「こちらはピスタチオのタルト、ベリーのダックワーズ、マンゴーのタルト、チョコレートケーキ……」
と1つ1つ説明があったけど、もうどうして良いやら。
 
焼き菓子系の他には、クレームブリュレ(プリンかと思ったのがこれ)、グレープフルーツのゼリー、フルーツカクテル、それに旬のフルーツ、マンゴーとキウイ、白桃のコンポート!
 
でも、ここまででそこそこお腹一杯になってしまっていたものだから、私が選んだのはレモンのタルト、マンゴーのムースのタルト、ガトーバスク、そしてグレープフルーツのゼリー。あああ、お酒を控えてここでもっと種類いただけば良かったかなぁ。
 
だんなが選んだのは、どれも私の好物のクレームブリュレ、白桃のコンポート、マンゴーという組み合わせで、これもちょこっとお裾分けしてもらった。
あはは……クレームブリュレがめっちゃおいしいです……。他の全ても、しっかり甘めなクラシックなケーキばかりで、コースのシメに似合うものばかりだった。
 
Petits Fours et Café
「レカン」にて、プチフール。デザートその3!? ワゴンでのデザートの後、まさかもう出ないよね、なんて言っていたら……出た。しかもたっぷり。
 
銀色の小ぶりの二段重ねトレイに盛られたのはチョコ菓子や小さな焼き菓子、マカロンにミニミニタルトに……と10個ばかり。
 
オリジナルブレンドティーをいただきながらいくつかつまんだのだけれど、とうてい全ては食べきれなくて、持ち帰れますか?と包んでもらった。これがまた、「チョコレート屋さんですか?」みたいな仕切りつきの箱に詰めてくれたばかりか、食べちゃった分を足して10個きっちり箱詰めされていたりして。
 
"Misia "
「レカン」にて、とどめの「シロヘビちゃん」 とどめ。
 
最後の最後に笑わせてもらった「シロヘビちゃん」。
 
いやぁ美味しかったねぇとお茶を啜っていたところに一抱えあるガラスの壷とトングを持ったギャルソン氏がやってきて、
「シロヘビのミーシャちゃんでーす」
と、壷の中から白くて長いものをにょろにょろとつまみ出して「お好きなだけお切りします」と。
 
「……マ、マシュマロですか?」
「ええ、マシュマロです。本日はローズマリーと柑橘の風味をおつけしました」
しかしマシュマロ、長いよ。1mくらいはゆうにありそうなのが壷に巻かれていて……シュールな光景だ。
 
テーブルには長方形のルビーレッドのお皿が置かれ、
「え、えーと、じゃあ10cmくらい……」
「僕はその半分で」
と、シロヘビミーシャちゃんはハサミでカットされて並べられちゃうのだった。
 
いつも最後にこのサービスがあるんですね……?と尋ねたら「ええ、いつもです」と。季節によって風味を変えつつ、でもこの「ミーシャちゃん」が出てくるのだそうだ。「最後にアレが出るよね」「アレがね」とニヤニヤしちゃうサービスで、これは楽しい。

私とだんなは酒も飲むのに食べるのが早く、のんびりペースで出てくるお店だったりすると、ちょっとじりじりしながら待つことになったりもするのだけれど、「レカン」は「あのお客さんは食べるのが割と早めだぞ!」とばかりに、計算され尽くした絶妙のペースで料理が出てきたのに感動した。はい次はい次と慌ただしいスピードというわけではなく、でも「まだかなぁ」と10分20分待つこともなく、という見事なタイミング。
 
料理の味の方も、「古くさい」と評されたりすることもあるようだけれど、昨今の「何でも泡立てれば(=カプチーノ仕立て)良いってもんじゃないやい」と思っている私には好みなものだった。また伺いたい……伺いたいけど、値段も良いものなぁ。
 
とりあえず、上野のブラッスリー・レカンは子連れ歓迎だそうだし、東銀座のロテスリー・レカンは「中学生くらいからでしたらお楽しみいただけるかと」とのことなので、次はこちらに家族で伺ってみようかな。

8月6日 金曜日
ナンを〜焼きました〜(暑かったー!)
「木村屋」の
 マンゴーカルピスあんぱん
 小夏ぱん
牛乳

銀座に行くと、どうしても寄りたくなってしまうのが「木村屋」の本店。
 
隣接するデパートにも種類豊富な品揃えでお店が入っているし、そちらだったら混雑せずに買えたりもするのだけれど、
「やっぱりなんか、本店のここで買うのが美味しい気がするのよね〜」
と、いつも混雑している1階のパン売り場に突撃してしまうのだった。
 
夏ということで、期間限定品のカルピスあんぱんが発売中。今年は更に「マンゴーカルピスあんぱん」なるものも発売されていて、「あんこ」の姿はどこにもない、マンゴーカルピスあんぱんと小夏ぱんを選んでしまった。
 
いつもは杏ジャムが詰められているジャムパン、こちらも季節ものということで柔らかい味のマーマレード系のものが発売されていた。爽やかな苦みと酸味がとても良い感じ。
 
「息子君が帰ってくるのは明日ですなぁ〜」
「だからね、今日は私カラオケ行ってくるんだよ」
などとだんなと話しながらもぐもぐもぐ。

ミックスサラダ
大根と帆立のサラダ
デミソースハンバーグ(「KONNICHIWA Italian DELI」の)
鶏とポテトのイエローカレー
自家製ナン
ビール(オリオン)

「色々新譜も入ったし(←まぁ、主に、というかほとんどボーカロイド曲の)、歌いたい歌わなきゃ歌わずにはいられない〜!」
と、"おひとりさまカラオケ"。時間も曲の選択も声量も気にせず好き勝手に歌えるから、案外一人のカラオケは楽しい。
 
ただやっぱり「エ〜、あの人一人で来てるのぉ〜?」なんて視線を投げかけられるのはちょっと嫌なので、行くなら平日の真っ昼間、開店してほどない時間にと決めている(夕方とかダメ!絶対!)。
 
でも今日は夏休み。「開店と同時に」を狙って来たグループ客のお客さんが案外といて、受付は想像以上の混雑だった。案内されるのを10分ほど店頭で待つことになったけど、よくよく見れば私と同じ「おひとりさま」がちらちらと3〜4人いたりして。
 
で、「2時間でお願いしまーす」とか言いつつ、「あと10分でその2時間なのに予約曲がまだ7曲残っている」とかいう状況になってしまい、今日も2時間半コース。人目をはばからず
こーのー世界の食物はぁ〜♪全てがあなたの為にある 〜♪
とか歌ってきた。ああ、楽しい……♪
 
飽食が過ぎているし、家に「辛いもの」がちょこっとあるし、夕飯は家で用意しましょうと帆立の缶詰と鶏肉を買って帰宅した。
 
以前、スーパーで試食販売していて「あらけっこう美味しいわ」と買ってきたのが、紙パックに詰められたタイプのタイのイエローカレー。具は入っていないので適宜肉やら野菜やらを入れて10分くらい煮込めば良いよというもので、好みな感じにココナッツ風味が強い。でも辛い。
 
これは息子にはちょっとしんどい辛さだろうなぁと思っていたので、これを機に食べてしまうことにした。鶏肉炒めてじゃがいもも炒めて、そこにイエローカレーを注いで煮ること10分。
 
添えたいのはサフランライスとかより「ナン」な気分で、確か家に「水混ぜて焼くだけ」的なナンミックスがあったはず……と思っていたのに、それがどうにもみつからない。仕方なしにレシピを見ながら自分で焼くことにした。強力粉と砂糖と塩とぬるま湯、バター、ドライイースト。フランスパン風の生地のパンを作る要領で、二次発酵はせずに手で伸ばしてフライパンで焼き上げる。パン作るの久しぶりだなぁとこねこね生地を作って綺麗に丸めて一次発酵をはじめたところで、溶かしバターがそのまんま残っていたのに気がついた。入れ忘れ。ダメじゃん……。
 
「まぁ、ナンの最後にはギー(インドのバター)を塗るしね!問題ないよね!」
と開き直って、発酵を終えた生地をぺたくたそれっぽい形に伸ばしてグリドルで焼いていった。9割方火を通す感じで次々焼き上げていき、皿に積んで塗れ布巾をかけておく。あとは食べる直前にもう一度炙って、バター塗って出せば良いかな、と。
 
あとはありもの野菜でレタスがベースのサラダと、「大根と帆立のサラダ」。帆立缶を汁ごとボウルに入れて、マヨネーズとレモン汁を適当に入れる。刻んだ大根(皮剥き器で薄く削るのも美味しいし、今回は厚めの輪切りにしたのを重ねて端から細く切った)を加えて、彩りに刻んだ万能葱も少し(かいわれを入れるのも好き)。あとは適当に混ぜたらできあがり。
 
数日前に買ったデリのハンバーグ(息子と2人の夕御飯のつもりで買ってきて結局出さなかったのが残ってた)もあったのでそれも出したら、ひどく脈絡のない食卓になってしまった。
 
自家製ナンはさすがの美味しさ。
ついた焼き目もそれっぽく、香ばしくフワモチした食感にちゃんと焼けた。ナン好きの息子が喜んでくれそうな仕上がりだったので、息子がいる時にまた作らなきゃ。2人で1単位(強力粉200g分)を食べきってしまったから、親子3人分となると粉300g分……こねるのも焼くのも「暑い季節には勘弁!」という感じだったから、涼しくなったら予定しよう。

8月7日 土曜日
新宿「壁の穴」でサラダスパゲティ♪
ミートソースのチリドッグ風
アイスカフェオレ
梨(幸水)

息子不在の3泊4日はあっという間で、今日の夕方にキャンプのバスが帰ってくる。
 
「静かな数日もおしまいですなぁ〜」
「ですなぁ〜」
と、残っていたドッグパンとソーセージを使って、ミートソースのチリドッグ風。
 
一昨日はドッグパン1本につき2本のソーセージを使ったのだけれど、今日はソーセージの残りが3本しかないということでドッグパン1本につき1本のソーセージ。「ミートドッグ ソーセージ添え」くらいの感じになってしまった。
 
食後には今シーズン初の梨。
 
一昨日銀座松屋デパートのタイムセールで買ってきたものだけど、これ、「タイムセールですよ〜」のかけ声と共に、果物売り場のおっちゃんがプラスチックの籠に盛っていたもの。
 
見切り品扱いのものを売るのかと思えばそうではなく、売り場で普通に売られているものを無造作に3個セットにして「これで1000円!」と言っている。リンゴと葡萄とバナナとか、葡萄2種とバナナとか、組み合わせは色々で、
「梨がいいなー梨が出てこないかなー」
とそのワゴン前で声には出さずに立ち止まっていたところ、その電波が届いたのか4本398円の台湾バナナと1パック680円のデラウェアが乗っていた籠に2個1000円の幸水を乗せて、
「はい、これもねー」
と、"どや顔"のおっちゃん。好きな果物ばかり、これが売値の半額!
 
あぁ!これ貰っていくわ!とすぐさま手を出した私に満足げに頷いて
「お客さん……梨を待っていたんですね」
「ええ、梨が欲しかったの」
とアイコンタクトする私たち。おっちゃんに負けないどや顔で果物をレジに持っていって包んでもらった私だった。(で、それを抱えたまま"レカン"に食事に行ったという次第……)
 
ともあれ、今シーズン初の梨は、「うーん、でもこれ、1個で500円……?1個200円ならまぁ良いかなって思うけど」という、まだ淡めの甘さ。
この猛暑続きで葉野菜などは散々らしいけれど、果物の方は甘くなるものが多いのだとか。今年の桃とか梨が美味しいと嬉しいなぁと思いながら、梨1個をだんなと半分こして食べた。

稲毛 「太閤園」にて
 なす野菜炒め定食
 餃子
 ビール

「お昼は〜、混雑する時間をちょっと外して"太閤園"に行くのはどうでしょう」
と、だんな。それは良いね幸せだねと、午後1時近くになるのを待って、駅近くの中華定食屋さん「太閤園」に行ってきた。
 
うっかりすると空席待ちのお客が数人並んだりすることもある小さなお店で、今回も「ぎりぎりなんとか相席で座れた」という具合で、けっこうな混雑。ほどなく店頭には2人4人とお客さんが並び始めた。
 
私はいつもの「なす野菜炒め定食」を、だんなは炒飯大盛りを。ビール大瓶半分こして餃子1皿も半分こ。
 
いつも通りの、醤油味ともオイスターソース味ともつかない炒め物は変わらぬ美味しさだったけれど、なんか今日は肉が少なめ?だった気が。
「まぁ、肉食べたくてこの料理頼むんじゃないし。メインは"茄子"だし」
と思いながらガフガフ平らげる。
 
太閤園の味も恋しかったのもさることながら、「こう……大衆紙をパラパラ読みたい」と思っていたところだったので、店内に用意された女性セブンやら週刊女性やらポストやらゲンダイやらを読めて、それも嬉しかったりして。

新宿 「元祖 壁の穴・チボリ」にて
 海の幸サラダスパゲティ たらこ入り \1110
 ビール(ハートランド) \400

そして夕方、息子を迎えに新宿駅へ。
 
6時を過ぎた頃になって、真っ黒に日焼けした子供たちを乗せたバスが帰ってきた。
息子が今回参加したキャンプは「SCOA」のもの。
 
「夏休み、どこかサマーキャンプとか行けたら楽しいんじゃない?」
と、どこか良いとこないかしらと探し始めたのが5月頃。"体を動かす"系で、色々な体験ができればそれで良し……くらいの気持ちで探していたら、息子にぴったりな感じのを見つけたのだった。
 
「本場アメリカのサマーキャンプに近い」サマーキャンプを開催してくれるところだそうで、毎年アメリカからスポーツ指導経験のある大学生たちを呼んで、アメリカ〜ンなスポーツ尽くしの3泊4日。ただし、滞在中の会話は英語が基本。
 
フラッグフットボールや水泳、サッカー、ラクロス、チアリーディングなどなどの経験者が揃い、滞在中は好きなスポーツを楽しめるのだそう。「英語を勉強する」ためのキャンプではなく、"ハロー"くらいしか言えない子供でも大丈夫!とのことで、「まぁ大丈夫でしょう」と、あの懐かしいアメリカのノリをまた感じてくると良いよと送り出してみることにした。まぁ、あわよくばちょっと英語も上達して帰ってきてくれたりしたら嬉しいよ、と。
 
息子もこちらの予想以上の食い付きで、説明会に参加した後は「絶対行く!楽しみ!」と。集合場所に集まって早々友達も出来て、それはそれは楽しい3泊4日だったのだそうだ。
 
「4日間全部フットボールにしちゃった!」
「プールも1回だけ入れたんだけどね、カウンセラーに水の上に投げられた!ぽいって!体ごと!」
「食事はねぇ、ブッフェはなくて全部定食だった!お代わりもしたけど!」
最終日に支給されたらしい揃いのTシャツの背中には、カウンセラーたちのサインが山盛り入っていた。
 
解散するともう7時も間近というところ。お腹も空いたでしょう、と、新宿駅の地下街、京王モール街の中にある「元祖 壁の穴・チボリ」で夕飯にすることにした。
 
デパート内などに各所ある和風屋さん「壁の穴」だけれど、新宿のこの店はそれとは別の「壁の穴」(店名を巡って裁判までして争った仲らしい……)。
 
私にとっての"真の「壁の穴」"はこちらの新宿のお店で、物心ついた時から時々母に連れられて食べに来ていた思い出のパスタ屋だ。「ソウルフード値」もゆえに相当に高くて、この店に来るとミートソースが恋しくてうずうずしてしまう。狭いし、いつも厨房の熱で湿っぽくて室温高いし、パスタ屋さんなのに"お客がおじさん"率が異様に高いし、でもそれも良し。
 
ハートランドビールを貰って飲みつつ、パスタが茹で上がるのを待つ。ミートソースにしようか散々逡巡した結果、頼んでみたのは「海の幸サラダスパゲティ」のたらこ入り。店頭で売られている、おろし玉ねぎがたっぷりのドレッシングをソースにして食べる、冷たいパスタだ。
 
いつもの太めの麺にたらこを絡ませ、上にはキュウリ、セロリスティック、人参、トマト、しめじ、海老、イカ、アサリなどなどが。
 
ひんやり冷たいパスタに柔らかい酸味の玉ねぎドレッシングはよく似合っていたけれど、でもドレッシング自体の味は「ピエトロ」の方が好みだったりして、同様のサラダスパゲティだったらピエトロのお店でいただくのがけっこう美味しかったかも……なんて思ってしまったりした。
 
「スパゲティ版冷やし中華」とでも言う感じの冷たい麺を口にして、さっぱりとした気分で電車に揺られて帰宅。
今日はちょうど市川の花火大会がある日だったようで、ちょうど車内からは「最後のスターマインです」といった最高潮の盛り上がり的な花火が打ち上げられているのが間近に見えた。ほんのりと得した気分。

8月8日 日曜日
カツオ〜カツオとサンマの刺身〜♪
「tap house」のパイナップルクリームチーズデニッシュ
アイスカフェオレ
梨(幸水)・葡萄(デラウェア)

昨夜「壁の穴」で夕飯にして、「どこかで朝御飯買って帰らなきゃ」とお店を出ると、目の前にコーヒーショップ。
 
tap house」というそのお店でデニッシュやベーグルを売っているのを見て、
「これで……どうだろ?」
「ダブルピーチデニッシュだって!僕これがいい!」
と、買って帰ることになったのだった。
 
私の分は「パイナップルクリームチーズデニッシュ」。パイナップルをトッピングしてから焼いたパンのようで、焼き色のついたパイナップルがとても甘くて美味しかった。「焼きパイナップル」の美味しさはシュラスコ屋で覚えたのだけれど、果物にしておくのがもったいないくらいの甘さが出て、柔らかで果汁たっぷり。中央に絞られたクリームチーズとも良く似合っていた。
 
食後に梨とデラウェア。
 
デパートのお店のおっちゃんが"どや顔"で売ってくれたんだよーという話に息子は大喜びで、
「この葡萄、大好きなんだぁ……」
と、1房食べ尽くす勢いでもぐもぐと。

サイゼリヤにて
 牛挽肉のチーズカツレツ \499
 スープセット \280
     (冷たいパンプキンスープ・ガーリックトースト)
 樽詰生ビール \390

暑さが佳境にならない午前中のうちに買い物などを済ませたかったところだけれど、午前中配達予定の荷物を待っていて結局昼過ぎに。
 
昨年夏にバッグごと水没させてしまったPSPがどうにも不調で修理に出していたのが戻ってきたのだけれど、「メイン基盤:交換」「方向キー関連部品:交換」「スピーカー:交換」「液晶画面下部ボタン一式:交換」と、「要するに"外側の殻"以外ほとんど全部交換したんですね、わかります」という状況になって帰ってきた。修理費9450円。
 
買い換えても良さそうなタイミングではあったのだけれど、でもクリスマスプレゼントにだんなから貰った限定色PSPだったから、手放したくはなかったのよね。無事に直って良かった良かった。
 
で、結局外出は午後になってしまい、「買い物ついでに昼御飯も済ませちゃおう」と「サイゼリヤ」に。
 
ビール飲んで、肉料理のセットメニュー頼んだりして、それでも家族3人分の会計が3000円ちょっとだったのだから、相変わらず気持ち悪い感じに安いお店だ。「パスタ……は昨日食べたし、ピザって気分じゃないし」と選んだ「牛挽肉のチーズカツレツ」は、つまるところ「チーズ乗せメンチ」だったわけだけれど、なんとなく「肉食べたい」心持ちだったので満足。
 
食事中の話題も、「最近、すごい値段の居酒屋とかできたよねぇ」というもので、
「和民が、全品250円か500円っていう居酒屋作ったらしいよ。Suicaみたいなチャージ式カード使って、テーブルの端末でオーダーしてその場で決済するんだって。人件費削減で、注文したものは自分でカウンターに取りに行くらしい……」
「俺、もっとすごいの聞いたことある。すごい安くて、でも料理は自分でしなきゃいけない店(このお店?)」
「……それ、もはや"居酒屋"じゃないよね」
「30分で200円っていうチャージが別途必要で、長居してたらけっこう値が張るらしい」
「……家で普通に作っても変わらなくない?」
 
外に食べに行くのは「ああもう!私は私が作ったものではない料理が食べたいの!」という感情の発露が、その衝動の何割か(あるいはほとんど)を占めていたりするものだから、自分で作らなきゃいけない居酒屋は……私にとっては嬉しくない存在だなぁ、なんて思ったりするのだった。「みんなであれこれ料理しながら飲みたい、でも集まる場所がない」って時には便利なのかしら。

茹で枝豆
冷や奴
茹でもやしのラー油がけ
大根と帆立のサラダ
カツオのたたき オニオンスライスと万能葱
サンマのお刺身
ネギトロ
大根の味噌汁
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル)

夕飯はどうしましょ、と昼過ぎにスーパーをぐるぐる歩いて、1サク298円という幸せな価格のカツオをみつけた。
「旬だしね」
「玉ねぎいっぱいあるからスライスして敷こう!」
と、夕飯のメインディッシュはカツオに決定。ちょうど出始めのサンマも2尾で500円と迫力の価格だったけれど、なかなかたっぷり入ったお刺身パックが398円だったので「お刺身になってその値段だったら嬉しいかも」とそれも買ってきた。息子用にと、ネギトロも。
 
とにかく火を使いたくなくて、でも枝豆とかもやしとか食べたくて、それはささっと茹でてしまって、味噌汁も作ってしまってから、それからお風呂に。さっぱりしてからビールを開けて「ああ、この、ビールを飲む瞬間の嬉しさのために、夏の暑さの存在意義があるわよねぇ」なんて思ってしまいながら夏らしい食卓を堪能した。
 
鰹節と刻み万能葱、生姜を添えたシンプルな冷や奴に、枝豆は大好きな「だだちゃ豆」。茹でもやしには、友人から貰ったお手製ラー油をたっぷりかけて、脂の乗った美味しいカツオをもぐもぐと。