朝食ブッフェ
昨夜は夕食後に早めに寝たので、今朝は爽やかに6時頃起床。ホテルミラコスタの客室の窓からは、ホテルのプールとゴンドラの発着所くらいしか見えないのだけれど、それでもなんとなく異国気分が感じられてちょっと楽しい。洗面所に行ってボーッとしていたら、目の前の壁紙にまでミッキーマウスのマークが潜んでいてびっくりした。すごいなー、どこまでもディズニーだなー……。
少々のんびりめの朝食は、プランについてきたブッフェ料理。和洋揃っていたけれど、どちらかと言えば洋食の方の品揃えが良くて、10種類以上もあるパン類や変わったジュース類に目移りしてしまいながら、色々食べてきた。サラダ類が豊富なのが嬉しいし、次々焼かれる小さなパンケーキはミッキー型。
さっそくパンケーキを2枚ほどもらってバターとメープルシロップを添え、あとは通常のサイズの1/3ほどの大きさしかない洋梨の乗ったデニッシュも1つ。オニオンスライスや水菜、茹でブロッコリー、ごぼうのサラダ、卵サラダ等々をサラダコーナーでたっぷり盛りつけてきて玉ねぎドレッシングをかけ、ソーセージはぐるぐると渦巻きになっている長いものを目の前でカットしてもらってきた。
ジュースは、人参色の野菜ジュースと、ほうれん草色の「ほうれん草とトロピカルフルーツのジュース」。ほうれん草〜の方は、マンゴーやパイナップルの濃厚な甘さが感じられる、目をつぶって飲んだらほうれん草の存在はほとんど全く感じられないほどのもの。でもコップにはしっかりほうれん草の葉の細かいかけらが残るくらいには濃厚だし、何しろほうれん草の色をしているしで、面白くてせっせと飲んでしまった。デザートコーナーにはヨーグルト類の他、バナナ入りのココナツミルク、ミニサイズのパンナコッタなども。
しっかり食べて荷造りをした後は、チェックアウトして今日はディズニーシーを堪能だ。
シーフードとアボカドのタルタル、山葵風味
ガンボスープ、トルティーヤ添え
牛サーロインのロースト、ガーリックソース
パン
キャラメルとチョコレートのフローズンムース
紅茶
CHEF'S IMAGINATION SPECIAL COURSE
生ビール
母は初めてなのだというディズニーシーで、空いているうちに息子は「アクアトピア」を何度か楽しみ、皆で「ストームライダー」にも行ってみたり。1周ぐるりとしてから昼食に向かえば良いよねと、宿泊特典のファストパスを使って「インディジョーンズアドベンチャー」に寄り、アラビアンコーストで「マジックランプシアター」を見た後に巨大客船を模したレストランに移動……という感じの今日。
適度に涼しく青空が気持ちの良い一日で、ディズニーランドよりは少し大人っぽい雰囲気のあるテーマパークは歩いているだけでもなかなか楽しい。平日月曜ということで昨日とは比較にならないほど園内は空いていたけれど、でも他に人気のアトラクションと言うと落ちて怖い思いをするものが多く、息子も母も私も「それはパス」という感じ。「タワー・オブ・テラー」あたりは一生かけても乗れそうにない。レイジングスピリッツ(ジェットコースター)あたりも全然ダメ。
そんな具合なので、さほど熱心にアトラクションを楽しむということもなく、でも楽しめそうなものは端から試しつつ、お昼御飯はS.S. COLUMBIA DINING ROOMで。落ち着いて座って食べられるし、母好みの料理もありそうだしということで、ここにしてみた。息子の好きそうなパスタ料理などはなかったけれど、子供向けコース料理がクラムチャウダー、ビーフシチュー、海老フライ、バニラアイス……といった感じだったので、息子はそれを。ナイフとフォークを操りつつ、ちゃんと温野菜やビーフシチューを全て綺麗に平らげていた。
私と母は、期間限定メニューらしい「CHEF'S IMAGINATION SPECIAL COURSE」なるものを注文してみた。「プルートが案内する美味しい、楽しいアメリカ」がテーマのコースだそうで、ガンボスープにシーフードのタルタル、牛サーロインのロースト、といった組み合わせが美味しそう。料理はどれもプルートがモチーフに使われていて、とても楽しかった。
前菜は、海老をベースにした魚介とアボカドのタルタル。ほんのりわさびの香りがして、丸くセルクルで抜かれた上にはハート形のパイ、その上に黒オリーブ。からすみの薄切りが挟まっていて、上から見ると「プルートの鼻と舌」の形になっているのだった。周囲に散らされたスプラウトと黄色のソースは首輪と鈴?
案外とあっさり味だったガンボスープには骨型のトルティーヤが添えられ、厚めのローストビーフといった風の「牛サーロインのロースト」はぐるりと巻かれて左右に骨の形にして揚げた山芋が刺さっている。添えられた紫芋のマッシュと星形のパスタ、アスパラガスは「星条旗」をイメージしているらしい。デザートは「ミッキーがプルートを旅行鞄に入れて旅行に行く」という話を元にして、旅行鞄の形のアイスデザート。味は申し分なく、分量もちょうど良かった。
で、食後のんびりしていた頃に船の脇でショーが始まり、レストランのすぐ外の通路にミッキーマウスが登場。しばらく船の外に手を振ったりパフォーマンスをしていたのだけれど、帰り際にはレストラン側を向いて各窓に手を振ってくれた。私たちの食事するテーブルのすぐ隣の窓にもやってきて、その窓のギャラリーは私たち3人しかいなかったのに、ぴたりと窓に張りついて「お客さんだー」という風にパタパタ手を振ってくれ、こちらも一緒になって「ミッキーだミッキー」とパタパタ手を振ってみたり。この2日で一番ミッキーマウスに接近した一瞬で、少なからず萌えてしまった。
食後は2時半から開催の水上ショーを見ましょうかと見やすそうな階段の観覧場所に腰を落ち着けつつ、息子は1人そこらを探険しに行ったり、人魚姫のショーを見てクラゲの乗り物に乗った後は園内を回る船や電車に乗ってみたり。どこもそう混雑しておらず、気持ち良く散策を終えて午後5時頃パークを後にした。
季節のミックスサラダ
カルボナーラスパゲティ
ピッツァ(ビスマルク)
イベリコ豚のグリル
パンナコッタ
生ビール、グラスワイン
イクスピアリでパンを買い、帰宅ラッシュに揉まれながらようよう最寄り駅まで帰ってくると、もう時刻は7時。
「何か食べて帰っちゃう?」
と、ここ2日パスタは食べてなかったよねとイタリア料理屋さんに向かった。息子はいつもの通りカルボナーラ、私と母はピッツァを1枚注文して、あとはミックスサラダとイベリコ豚のグリルも半分こ。昼もがっつり食べたし軽くで良いよねと、1人分のコースを2人で分ける感じでいただいた。
半熟卵の乗ったピッツァ"ビスマルク"は相変わらずの美味しさだったけれど、デザートメニューにパンナコッタが載っていたのが何より嬉しかった。このお店のパンナコッタは絶品で、以前は行くたびに食べることができたのだけれど、ここしばらくは巡り合わせが悪かったのか全くメニューにその文字が載っていることはなかったのだった。久しぶりに食べられる!とばかりにパンナコッタを満喫して、帰宅は8時過ぎくらい。
我が家の猫たちに会うのは、母は今回が初めてなのだけれど
「あんたがかすみちゃん?こっちがにゃんちゃん?じゃなかったっけ、りゃんちゃん?」
と荷物を置くのも早々に猫たちに話しかけてさっそくかすみさんを抱えたりしていた。あ、かすみさんは抱っこされると怒る……と言おうとしたところで、でも案外とおとなしく抱かれているかすみさん。母の長い猫飼い歴がわかるのか、さほどおびえたりしない猫たちだった。
じゃがいものパイ
レモンクリームデニッシュ
カフェオレ
梨
昨日、大荷物抱えつつ「でも、美味しいパン買って帰りたい」とイクスピアリに寄って Cafe CHEZ MADU のパンを買ってきた。私と息子は、半分こして食べればいいかなとじゃがいもとマヨネーズがトッピングされたパイと、レモンクリームのデニッシュを。じゃがいものパイの方は軽く温め、半分にカットした。
デニッシュ類の生地もサクサクととてもしっかりしているし、トッピングも凝ったものが多く、イクスピアリ界隈に訪れるとついこのお店でパンを買ってきてしまう。キッシュ類も気になっているのだけれど、今回も買うことができず、次回への宿題。
ここ最近、甘くて美味しいなと食べている梨は「甘太郎」という種類らしい。千葉の白井で採れているそうで、他ではあまりない品種なのだとか。爽やかな酸味がありながらも甘さも強く、本当に美味しい梨だ。名前がわかったところで、また見つけたら買ってこようと思う。洋梨もそろそろ出てきているし、和梨のシーズンもあと少しで終わりかなー……。
道産子一座7カン
白魚軍艦
カジキマグロ握り
オオトロ握り
中トロ炙り握り
銚子丸巻き
ウニ軍艦
中トロ握り
なんか、今日はマグロばかり食べてました
自宅で
「FACTORY Shin」のまごころーる
ミルクティー
今日は一日私はお仕事、母は「家にいるのはもったいないわー」と千葉駅方面にお買い物に行っていた。夕飯は習い事の終わった息子と待ち合わせて千葉に行き、銚子丸でお寿司を。
「そうそう、お寿司食べてないのよ、お寿司食べにいかなくちゃ!」
との母の音頭で、色々食べてきた。今日はどういうわけか、「なぜそんなにも?」というほどにマグロまみれ。
最初は道産子7カン(甘海老・ぼたん海老・たらば蟹・帆立・うにイクラ軍艦・とろサーモン・生さんま)をつまみつつ、「今日のおすすめ」からカジキマグロと白魚を。ツルリとした食感の半透明の小魚は、春のお寿司屋さんで見ることが多いので春だけが旬だと思っていたのだけれど、案外秋冬も採れるのであるらしい。シャキシャキした歯ごたえでとても良い感じだった。
あとは、
「オオトロ!オオトロ食べましょう〜!」
と、母と一緒に調子に乗ってオオトロ注文してみたり、
「これ美味しそう!半分食べなさい?」
とレーンを回る中トロを半分こしてみたり、中トロの炙りも注文してみたり。母は最後にもねぎとろの手巻きを頼んでいて「母はどれだけマグロが恋しかったんだ」という感じだった。
私の方は、初めて食べる「銚子丸巻き」なるものを頼んでみたり。
アボカドとエビとツナサラダが巻かれた巻物で、ここしばらく私の中で地味にブームになっているアボカドの存在が幸せ。以前は「お寿司に果物なんて!」と半ば以上食わず嫌いで倦厭していたのだけれど、何度か食べていてアボカドと寿司飯と醤油と海苔というのは素晴らしく相性が良いのだと思い知った。ツナとアボカド、それに海老という組み合わせが素晴らしい。
息子の方も、新発売の品をあれこれメニューから探して注文して握ってもらっていた。「コーンエッグ」は、玉子焼きを軍艦の海苔のような扱いにして御飯を詰め、コーンとトビッコをトッピングしたもの。「コーンだ!」と見つけて早速注文していた息子は「これ美味しい!」とツボに入った様子だった。他にも子供向けメニューが色々増えているようで、相変わらずデザートも美味しそう(相変わらずプリンが美味しそう……ここのプリン、とっても美味しいんだなぁ……)。でも、銚子丸に入る前に、母と一緒にロールケーキを1本買ってしまっていたので、お店でデザートを食べるのは止めにして帰宅したのだった。
帰宅して食べたのは、「FACTORY Shin」の「まごころーる」。前回、クリームがしこたま詰められた「ミルキーロール」を買ってみて大当たりだったので、今度は苺味のロールケーキを買ってきてみたのだった。中央に苺の果実、クリームも練乳と苺の香り、生地にもフローズンストロベリーと、全体的に大変なまでに苺苺したロールケーキ。フローズンストロベリーが入っている分、生地が少しくすんだ色合いになっているのが少しだけ残念な外見だったけれど、味の方は見事なまでに苺でふわふわ、良い感じ。
「ああー、やっぱりこっちは良いわねぇ、美味しいもの、いくらでもあるもんねぇ……でも外出するたび、買って来ちゃうわねぇ……」
と母が呟いていたけれど、住んでいる身としてはそうそう毎日出かけてもないし、ケーキ買って帰っているわけでもないのです。
さつまいも蒸しパン
栗蒸しパン
ミルクティー
柿・洋梨
ここ数日は朝はパン食が続いている。でも、甘ったるいものも油っこいものも勘弁という気分だったので、昨日は蒸しパン類を買ってきてみた。白い蒸しパンはさつまいも入り、黒糖入りの黒っぽい蒸しパンは栗入りで、息子とそれを半分こ。
デパートで「美味しい果物を買おう!」と柿と洋梨を買ってきたのだけれど、それなりのお値段だったこともあってか、どちらも良い具合に熟していてとても美味しい。「柿よりも和梨」「柿よりも洋梨」という嗜好なので、どうしてもこの季節、果物を買うのに柿を選択しなくなってしまう。今回は母が柿好きなので柿も購入。ハズレの柿を買ってしまった時の何とも言えない渋さが嫌いなのだけれど、熟した甘い柿はとても美味しかった。
ランチブッフェ(コーヒー付) \2,310
今日の昼間は母とお出かけ。こちらに滞在中している間に観劇にでも連れて行ってあげたいなと劇団四季のチケットを取ってみた。汐留の劇場だったら近くに洒落た飲食店が色々あるのだけれど、今回のは竹芝の劇場とのこと。そうなると、INTERCONTINENTAL TOKYO BAYでお昼御飯かしらねと、開場数時間前に竹芝に到着した後、ホテル内をぷらぷらと。コース料理を食べていられるほどの時間的余裕もなさそうで、かといってハンバーガーやサンドイッチなどの軽食のみのお店というのも少しつまらないねと、「ブルーベランダ」のランチブッフェで昼食を摂ることにした。
料理だけなら2000円弱、食後のコーヒー紅茶(お代わり可)つきなら2310円という、比較的リーズナブルな料金設定のランチブッフェで、でも食べ応えはしっかりとある。パンにピラフ、炒飯、カレーライス、2種類のスープが選べるラーメン(トッピングは10種類以上もあるものを自分で盛りつける)、そして直径1mくらいはありそうな巨大なパエリアパンに作られたパエリア。おかず類も、巨大なローストポークが目の前でカットされていき、白身魚の煮込み、鶏肉のトマトソース煮などなど。サラダ類に加えて、豊富なデザート類の品揃えが女性客に人気のようで、お客さんの7割以上は若い女性といった感じ。
観劇前にお腹いっぱいになってもねと、前菜とサラダで1皿、メインディッシュと炭水化物メニューで1皿、あとはデザート少々といった分量にしておいた。ホワイトカレーやパエリアに目移りしつつ、少しずつ皿に盛りつけてみる。デザートはプリンに白ワインのゼリー、マロンムース、タピオカココナツミルクにマロンジェラートを。アイスクリームがあるのも嬉しく、ケーキも数種類あって気にはなったのだけれど、ケーキを食べる余裕は残らなかった。ソフトドリンクのオレンジジュース、グレープフルーツジュース、アップルジュース、トマトジュースはブッフェ料金内で飲み放題。
よし、これなら眠くはならないぞー、という程度の量にしておいて、四季劇場で公演中の55 Stepsを見てきた。劇団創立55周年を記念しての公演で、ミュージカル中の曲をオムニバスで、歌と踊りで紹介していくというもの。メインの歌い手は6人で、「あ、この人ファントムやっていた人だ」とか「クリスティーヌやってた人もいる」と配役表を見ていてわくわくした。
そうそう熱心に四季の歓迎をしているわけではないので、全ての曲を知っているのは「オペラ座の怪人」と「CAT'S」くらい、あとはアンドリュー・ロイド=ウェバー作曲のものなら、そのミュージカルを代表する曲くらいは知っている……という程度なので、初めて聞く曲も4割ほどはあったと思う。「異国の丘」「李香蘭」「南十字星」あたりの日本のミュージカル(昭和三部作、だそうで)となると、もうさっぱりわからない。でも、大変に楽しいショーだった。
何度かファントム役を生で見ていた、高井治さんの怪人の歌(The Music Or The Night)を聞けたのは良かったし、数日前にディズニーシーのショーで聞いたばかりだった、人魚姫の歌(Part Of You World)を聞けたのも鳥肌が立った。あと、圧倒されたのは見事なバリ舞踏。戦争をテーマにした「南十字星」の劇中に出てくる踊りのシーンということだけれど、生のガムランやジェゴグの音が聞けるとは思っていなかったのでこれまた鳥肌が。
パジョン
牛刺し
上タンの塩焼き
骨付きカルビ焼き
上ロース焼き
特選ロースの厚切り
サンチュ
特製石焼きピビンバ
杏仁豆腐
生ビール、マッコリ
お、美味しかった……
昨年母が遊びに来た時に、「美味しいパジョンが食べたいわ」と希望が出て、あまり遠出はできないしと千葉の韓国料理屋に赴いたのだけれど、「なんか違う」という感じだったらしい。今度こそということで、せっかく都内にいるのだからと、都内の韓国料理屋さんで夕飯にすることにした。息子に東京まで出てきてもらって改札で待ち合わせし、行ってみたのは草の家というお店。
「昔、赤坂で"草の家"ってお店、行ったじゃない?あそこのパジョンはすごく美味しかったのよ」
と母が言っていたので、では、同じ系列ならハズすことはないかなと、新橋の草の家に予約してみた。パジョンつついてあとは焼き肉堪能して、石焼きビビンバで締めて、そう大量に食べ得たわけではないと思うのだけれど大変にお腹いっぱい。
表面がカリッと揚げた感じに焼けたパジョン、母が「そうそうこれこれ、こんな感じ〜!」と大変に喜んでいた。卵と粉が若干多いような感じで(私はどちらかというと、葱の隙間に卵液、といったタイプのが好き)、でも魚介も野菜もたっぷり入っている。胡麻入りの酢醤油のタレをつけつつ食べるんだよと息子に言ったら、息子も美味しい美味しいとせっせと食べていた。パジョンは母と息子になるべくたくさん食べて貰って、私は一人牛刺しなどつついてみたり。
出てくる肉は、どれも贅沢に厚めのカットのものばかり。すごく久しぶりな気がする「牛タンの塩焼き」に、すごく巨大な骨つきカルビも堪能した。1つの皿が焼き終わるたびに鉄板を取り替えてくれるサービスの良さで、骨つきカルビもお姉さんがハサミ持って焼いてくれる。骨際の肉も見事にこそいで鉄板に並べてくれた。調子に乗って、「これはどこからどう見ても"厚切りのステーキ"です」という風のロースの厚切りも注文してしまい、それも軽く炙ってミディアムレアくらいの状態で口にする。さすがに、何を食べても美味しかった。最後は息子はお茶漬けを、私と母は石焼きビビンバを半分こ。母はホルモン類が苦手だということもあって、今日はひたすら「肉」を食べ続けていた。こんなリッチな焼き肉は私たちも久しぶりだった(いつもは1000円のホルモン盛りとかを喜んで食べているから……)。
「私が来ると、食事が豪華になっちゃって大変でしょう?胃薬飲んどけば?」
「んー……まぁ、1週間くらいなら、ダイジョブ……まだダイジョブ……」
普段は秋田で至極質素な食生活を送っている母なので、上京するとここぞとばかりに美味しいものを食べ歩いてしまうのはいつもの事。明日あたりは「そうだわ!まだカツ丼食べてなかったわ!」とか言い出すのではないかなと思いつつ、でも母の滞在もあと2日。
中華も食べたし洋食もしこたま食べているし、寿司と焼き肉も行ったし、私もしばらく色々なものがお腹いっぱいになりそう。
クロックムッシュ
カフェオレ
柿・洋梨
昨日は新橋界隈を歩いていたのだけれど、なかなかこれ!というパン屋さんが見つからず、通りかかった「VIE DE FRANCE」を覗いてきた。私と息子用に買ってきたのはクロックムッシュ。
「あんたたちは、私が剥かないと果物を食べないんだからー」
と言いつつ母が柿や洋梨を剥いてくれるのに甘えつつ、柔らかく香りの良い洋梨をしっかりいただいた。
松茸御膳 \5,250
前菜 秋の彩り五種
椀替り 松茸どびん蒸し
向付 鯛 京湯葉 お造り
主菜 鯛かぶら 松茸
強肴 焼松茸 京みぶ菜おひたし
御飯 松茸御飯 赤出汁 京漬物
水物 柚子シャーベット 美濃吉ワイン(白)
母は一人千葉方面にお買い物。
「昼に出てくる?一緒に昼御飯食べる?」
と誘ってくれたので、少しばかり仕事して、午前中に届く予定だった荷物を受け取った後に私も千葉に向かった。
「今日はさっぱりした……和食がいいわねぇ……」
「うん、和食でも天ぷらとかはちょっと、ね……」
と、落ち合ったデパートのレストラン街を眺め歩き、以前も母と入ったことのある「美濃吉」に。
「……限定メニューの松茸御膳があるって」
「それ!それにしましょう!」
ということで、松茸御膳を食べてきた。前菜に向付……と、一品ずつ、でもダレない程度に次々出てくるお料理で1時間半ほどのお昼御飯。
美しく盛られた前菜は、鰻と湯葉の和え物、出汁巻き卵、むかごの海胆揚げ、鯛の一口寿司、柿(数の子っぽい魚卵入りの白っぽいあんがかかっていた)の5種類。鯛と湯葉が多く使われていたコースには、まんべんなく松茸も使われていて、今シーズン初の松茸だわーんでもって、多分今シーズン最後の松茸だわー、などと話しつつもぐもぐ。
京懐石のお店だけれど、そう薄味すぎるということもなく、適度な味つけ。ほんのり甘めな鯛かぶらがとても美味しかった。大きな蕪と大きな切り身の鯛、上にちらりと松茸と柚子の皮が飾られている。赤だしの味噌汁にも使われていた湯葉は、お刺身で出てきたものが一番好みな食感と味だった。すだちを絞りながらいただくどびん蒸しは、大ぶりの松茸と共に銀杏、水菜、鱧が入っていた。
私と母にしては珍しくも「肉」の気配があまりない食事で、最後の松茸御飯も実にあっさりとしたもの。やや淡めな味の赤だしの味噌汁もいただいた後は、綺麗な黄色の柚子シャーベットで締め。イタリアンや中華だったら息子も喜んで食べるメニューが多いけれど、和食となるとそうもいかないものだから、この手のものは息子不在の平日昼間に楽しむのが一番ねと、少しばかり買い物してからのんびり帰宅。
おつかれさまセット 2×\1050
串焼き(皮) 2×\126
串焼き(白レバー) 2×\189
串焼き(チーズ焼き) 5×\157
串焼き(アスパラ巻) 2×\189
串焼き(手羽先) 2×\157
オリジナルサラダ \787
茄子の揚げびたし \420
エリンギとしめじのバター醤油焼き \441
クリームチーズのブルーベリーソースがけ \451
お茶漬け \420
焼きおにぎり \136
焼き鳥丼ハーフ \357
梅酒いろいろ
とうとう一度も家で御飯を食べないまま、母の上京最終日。
「あなたも外で御飯食べるの好き?おばあちゃんはねぇ、外で食べる食事が、だ〜いすきなの♪」
と、ディズニーシーで息子に話しかけていた言葉通り、いつにもまして食べ続きだった気がするこの数日間。
今日の夜は、「じゃあ焼き鳥屋さん行く?駅の近くに、気に入っているお店があるんだ〜」と、ここ1年ほど気に入って度々訪れている「串じまん」に行くことになった。
一品料理もそれなりに揃っているし、焼き鳥の類は文句無しに美味しいし、お店の内装や接客の感じも好感が持てるしで、おすすめなんだよと母に話しながら色々注文してもぐもぐ。野菜料理も恋しい感じだよねとサラダ、きのこのバター醤油炒め、茄子の揚げびたし、と野菜料理もあれこれ頼んだ。
正肉はもちろん、レバーやハツが美味しいのが嬉しいお店。息子は目下「チーズ焼き」(正肉の焼き鳥の上にとろけるチーズがかかっているもの)に御執心で、今日はそれとつくねを中心に注文していて、私と母は皮や手羽先も。串5本がセットになった「おつかれさまセット」は前回来たときと同じで、ハツ、しそ巻き、にんにくの芽巻き、つくね、ぼんぢりという組み合わせ。
焼き鳥、特にレバーなどが好きらしい母はすっかり気に入ったようで、個室風の奥まった席に案内してもらえたのも良かったみたいで「ここ良いわー、すごく良いわー、今度こっちに来た時も絶対来ましょうね」とご満悦。最後は各自好き勝手に焼きおにぎりやお茶漬け、ミニサイズの焼き鳥丼などを注文してそれも綺麗に平らげた。
ミルクフランス
キャラメルサレ
ミルクティー
いちじくのヨーグルト
今日はだんなが出張から帰ってくる日。そして母が秋田に帰る日。
母はもう少しのんびりしていきたいところだったようだけれど、この週末に法事を控えているということで今回は慌ただしい滞在になってしまったのだった。
今日の朝はバタートーストにしましょうと、母お気に入りの食パンを昨日買ってきたのだけれど、一緒にパン屋さんに入った息子曰く
「でも僕はミルクフランスが食べたいなぁ」
と。店頭で試食販売していたキャラメルサレというデニッシュが、いわゆる「塩キャラメル」味でとても美味しかったものだから、結局私と息子は菓子パンにすることにした。どちらも甘いパンなので、1つを2人で半分こして量は控えめに。
食後のヨーグルトは、いちじく入りのもので、昨日コンビニを覗いてきたらしい母が
「最近のコンビニはすごいのねぇ!見たことのないヨーグルト、たくさん売ってたわ〜」
と、色々な種類のものを買ってきてくれた中のひとつ。いちじく入りなんてあったんだねぇと私も初めて見たそれを食べてみた。ほのかに甘く、ちゃんといちじく味。
食後は、母は荷造りをしながら
「そういえば!猫ちゃんたちの写真を撮るのを忘れてたわ!」
と、かすみさんたちを追いかけて写真を撮ったりしていた。りゃんりゃんはともかく、かすみさんはレンズの目玉みたいな外見が少し苦手なのだと思う。なかなか顔を撮らせてくれずに、やめてよやめてよ〜と逃げ回っているところを抱えて撮ってしまったので、かすみさんの写真は激しく怒り顔。鼻に皺寄っちゃってるよ、かすみさん……あなたけっこう美人さんなのに……。
秋の一座味めぐり6カン
本まぐろ天とろステーキにぎり
カマとろ中おちにぎり
金目鯛にぎり
鰆にぎり
アカサバにぎり
ツナサラダ軍艦
白子軍艦
炙り大トロにぎり
あら汁
生ビール
などなど
だんなの帰国は午前中と聞いていたので、母が
「私の乗る新幹線は夕方近くのにしたから、お昼御飯食べてから行けるのだけれど、出張帰りにお寿司に誘ったら嬉しいかしら……?」
と。大丈夫じゃない?お寿司ならきっと喜ぶよと、だんなに連絡して「お寿司行きましょう」ということになり、私と母とだんなの3人で、いつもの銚子丸へ。
大体は、1つのキャンペーン期間中に一度行くか行かないかという頻度なのだけれど、最近はやけにたくさん来ていて、北海道フェアの案内中に2度か3度は来ていたように思う。今日も北海道フェアだったらちょっと悲しい、と思っていたら、ちょうど今日から秋の魚とまぐろのフェアに切り替わっていた。6カン盛りのセットメニューはぶり、サーモン、サンマ、とろかつお、ぼたん海老、あん肝軍艦という組み合わせ。おお、あん肝の季節到来……♪
まぐろメニューも充実で、1カン盛りの「カマとろ中おちにぎり」を注文してみたり、母と「天とろステーキにぎり」を食べてみたり。平日の昼間ながら店内はほぼ満席で、「おろしたてのサワラでございま〜す!」とか「金目鯛でございま〜す!」と、大きな盆に乗せられたお寿司が厨房から次々に出てくる。ついつい「あ、金目鯛ください」「サワラもください」と挙手してしまい、あれこれと。
今日初めてのご注文でした!と出してもらった「カマとろ中おちにぎり」が素晴らしく良い感じで、他にもこのマグロキャンペーン中は「カマとろにぎり」とか「頭肉にぎり」とか「ホホ肉炙りにぎり」とか、色々あるらしい。普通の中落ちよりスジっぽい部分が見えてはいたけれど、口にするとほとんど気にならない。体温でとろけそうな感じの、むしろ牛肉のユッケなどにも似た食感と味だった。
「うちの方にもお寿司屋さんが無いわけじゃないんだけどねぇ……全然美味しくないのよね……」
前回お寿司食べたの、あんたの家に来た時だから1年ぶりよ〜!と、今日も良く食べていた母は、「帰ってから朝御飯にするわ〜」とパン屋さんでデニッシュや食パンを買い込んでから帰っていった。
私の家に来るたびに「何か読む本ないの?」と私の本棚漁っては残念そうな顔をしているので(活字の本を求めているわけではないみたい……)、次回までに写真の綺麗な旅行の本とか、都内のホテルバイキング情報誌とか買っておくことにしよう。居間に積んでいた本の山の一番上が、たまたま人形の写真集だったりしたものだから「何これー!?気持ち悪いわ!」と一言の元に却下されてしまったのだった。パソコン関連の書籍とレシピ本とかだったら色々あるんだけどねぇ……。
(霧島黒豚肩ロース・ロース・もも・バラ)
(白菜・せり・ほうれん草・人参・もやし・焼き豆腐・マロニー)
(ひも川うどん)
ビール(Tuborg)
焼酎ロック(やきいも黒瀬)
先日、友人から内祝いでいただいたカタログギフト。カタログには食べ物だけが掲載されていて、「さすが私のお友達!」と私の嗜好をばっちり把握したそのお返しに笑ってしまったのだった。果物も美味しそう、お菓子もいいなと目移りしつつ、最終的に「このあたりにしよう」と目を留めたのが「蟹か肉」。大変に即物的なチョイスしかできない我が家だった。
悩み悩んで、たっぷり食べられるのが嬉しいなぁと、霧島黒豚の薄切り肉セットにすることにした。数百グラムずつ、肩ロースとロース、ももとバラがセットになっているらしい。到着日の指定を、「だんなが出張から帰ってくる頃にしゃぶしゃぶにしよう」ということで今日にしておいた。
しゃぶしゃぶって、どんな野菜入れたっけ?と、今シーズン初のしゃぶしゃぶに思いを馳せつつ昼食後、母と別れてからだんなと買い物してきたのだけれど、
「出張中、野菜あまり食べてなくてさ……ほうれん草とか食べたい」
「ほうれん草入れたら、常夜鍋にならない?かまわないけど」
「せりは入れる?」
「うん、せりは食べたい」
と、あれこれあれこれ、遂にはもやしも買ってしまうフリーダムっぷり。本当だったらえのきや椎茸、水菜あたりも入れるんだろうなと思いつつ、水菜よりはほうれん草、きのこよりはもやし、という気分なのだった。
後で、「しゃぶしゃぶにもやしって変かしら?と検索してみたところ、そうでもなさそう。レタスやキャベツ、大根、ニラなどを入れるという意見もあって参考になった。レタスをさっと茹でて食べるのも美味しそう。
で、かなり大量の野菜を用意してしまったので、それらもせっせと食べつつ肉も食べつつ、肉は届いた分の4割ほどを残すことになった。届いた4種類の肉、それぞれ歯ごたえも味も違うのでとても楽しく面白かった。やっぱり肩ロースあたりが脂身と赤身のバランスが良くて、口の中でとろける感じがとても素敵。もも肉も、あまり火を通しすぎないように注意して食べたら、これまた柔らかで良い感じだった。
だんながお土産に買ってきてくれたビールを飲んで、ちょっと足らないねと焼酎ロックを飲んでしまったら、もうだんなは起きていられなくてベッドに倒れ込んでしまった。6日間の出張お疲れさまでした。
アイスカフェオレ
今日は自治会の草むしり大会。出張帰りでお疲れだろうだんなは寝かせておいて、息子の方もまだ大きな戦力になるとは言い難いので寝かせておいて、一人で外に出て長く伸びた雑草をぶちぶち抜いていた。30分ほどしたところで屋外の賑やかさに起こされたらしい息子が外に出てきて、2人で草むしり。年に数度の草むしりはなかなかの大仕事だったりするものだから、いっそ場所によっては除草シートを敷いて砂利石を撒いてしまってはどうかと思ったりするのだけれど、なかなかそうもいかないらしい。
草むしりを終えて、汗まみれ泥まみれなので入浴したら私も息子もすっかり空腹。だんなはまだ全然起きてきそうにないねと先に朝御飯を食べてしまうことにした。簡単に薄切りのバタートーストを用意して、アイスカフェオレと。
母が美味しい美味しいと言って食べる「アンデルセン」の長時間発酵食パンは、私も大好き。買ってきてすぐにスライスしてそのまま食べるのも美味しいけれど、トーストにするとまた格別だと思う。
チーズバーグステーキ 200g \680
洋セット(サラダ・コーンスープ・ライス) \417
生ビール \480
ものすごく好き、というわけではないのだけれど、時々(半年に一度くらい)無性にびっくりドンキーのハンバーグが恋しくなる時がある。今まさにその時という感じで、
「びっくりドンキー行きたい、ハンバーグ食べたい!」
と宣言させていただき、結局朝御飯を食べそこねただんなも一緒に3人で最寄りのびっくりドンキーへ。
息子は150g、私は200g、だんな300gと、大中小のハンバーグ、でも全員チーズトッピングで(息子に至ってはダブルチーズ)、「君たちどれだけチーズが好きなんだ」というチョイスになってしまった。サラダとスープとライスをつけてだいたい1000円ちょっと、いわゆるファミレスで、味の方もファミレスそのものなのだけれど、でもどういうわけか時々無性に食べたくなってしまうのだった。
各自それぞれスープつけたり豚汁つけたりしつつ、アツアツの鉄板に乗せられたハンバーグにかぶりついてきた。普通のチーズトッピングだけでもけっこうなボリュームなのに、追加チーズをトッピングした息子の皿は大変なことになっている。チーズの海……みたいな。
「それは多いでしょう」
「いくらなんでも多いよね……」
多くないもん!食べるよ!と息子が言う中、「でも、ちょっとだけ分けてね」とスプーンでとろけたチーズをちょいと貰ってしまってみたり。
帰り際にキャンペーン期間中だったらしくスクラッチカードをもらったのだけれど、11月末まで有効の割引券が当たってしまった。気にはなっていたけれど一度も頼んだことのない「イチゴミルク」割引券だったりしたものだから、来月末までにもう一度行ってしまいそう。
だんな特製 中華丼
コーンと卵の中華スープ
ビール(モルツ)
昨日の残りの豚肉をどうしましょうということで、今日の夕飯は「中華丼のようなものはどうだろう」ということになった。
しゃぶしゃぶ用に買ってきた白菜の残りもあるし、あとはうずら卵とシーフードミックスとかあれば作れるんじゃない?と、夕方から元気にスポーツジムに行っていただんなが帰りがけにあれこれ買い物してきてくれた。
「中華丼なら、これも要るでしょう?」
と、ヤングコーンや水煮のマッシュルームも。で、他の余り野菜も入れちゃえと、ほうれん草も入れ、もやしも入れ、野菜も肉もたっぷりのとても豪華な中華丼になった。
中華炒めなら俺の出番だとばかり、だんなが炒め物工程は全てやってくれたので、私は御飯を炊いてスープの用意して、うずら卵を茹でて殻剥いて、あとは食器を並べたりしたくらい。最初は八宝菜として具のみの中華丼をつつきつつ、最後にさらっとよそった御飯にかけて中華丼にして食べた。
他はともかく、うずらの卵だけは皆大好きなので
「卵は10個入れてます!だから1人3個です!で、お父さんが4個ね」
と最初に宣言して、カウントしながら食べたりして。
練乳ミルクサンド
アイスカフェオレ
買い物寄ったら、いろいろパンが安かったんだよー、と、だんながスーパーでお総菜パンをあれこれ買ってきてくれた。ヤマザキパンのセールをやっていたらしい。色々な種類を買ってきてくれていた中で、私はソーセージロールとミルクサンドを。
母と過ごしていたこの1週間は、母が「朝食は100%パンが良いわ」のパン派の人だったため(私は、和風の朝食も嫌いではないから70%パン派という感じかな……)、ひたすらパン、しかも出先でなるべく美味しいパンを、けっこうあちらこちらの店で買い物してきていた。値段がそれなりに張るだけに、パン屋さんのパンは美味しいものが多い。
スーパーで買える大手メーカーのパンは、それに比べてしまうとパン生地も味気なく感じるし、挟まったクリームなども安っぽ〜い味だったりするのだけれど、でもこの味もまた嫌いにはなれないんだなぁ。遅めの朝御飯ですっかり空腹だったこともあって、もりもり食べてしまったのだった。
麦茶
午前中は、近所のコーヒー屋さんの倉庫市にだんなとお出かけ。売られているものも当然コーヒーがメインなのだけれど、業務用食材の類も色々売られている。いつもスパゲッティなどの出物を見つけては買ってくるのだけれど、今日はあまりこれという品がなく、レトルトのカレー数パックとショートパスタのコンキリエ、賞味期限間近で盛大な値下げになっていたブラッドオレンジジュース(1リットルほど入って50円……)などをコーヒー豆と一緒に買ってきた。
コーヒー豆を入れる容器が欲しいねと、スーパーにも立ち寄ったらこちらもセール開催中。大きめな日曜イベントだったらしく、こちらもじゃがいも玉ねぎ1個10円とかなかなか賑やかなことになっていた。駅弁フェアも開催中で、
「あ〜……焼き鯖寿司だ……」
と、昼御飯にと若狭の浜焼き鯖寿司を購入。
「このかしわめし、美味しいんだよ、有名だよ」
と、だんなは鳥栖のかしわめしを選んでいた。駅弁3つでは多いかなと、スープ代わりにすうどんを用意することにして、家族皆で適当に分けて食べようじゃないかということで、お買い物済ませて帰宅。
でも結局、鯖寿司より鶏飯よりうどんが良い!とのことで、息子がうどんを独占し、私が鯖寿司、だんながかしわめしをほぼ独占して食べることに。
ちらりと味見させてもらったかしわめしは、確かにとても美味しかった。しっとりとした、そぼろよりは幾分ざっくり大きめに切られた甘辛煮の鶏肉が、鶏スープで炊いた御飯の上に乗っている。錦糸卵と海苔で3色丼になっているのも美しかった。
焼き鯖寿司も、相変わらずの美味しさ。シメ鯖のお寿司の方が好みではあるのだけれど、焼き鯖独特の脂の具合とか香ばしさもたまらないものがある。生姜と椎茸が間に挟まっているのも素敵だ。
いつにも増して、「いい匂いがする、美味しい匂いがする」と食卓の周りを右往左往していたりゃんりゃんが、思い余ったらしく私の膝に飛び乗ってきた。駅弁は濃いめの味付けのものが多いこともあってか、たまらない匂いがするものであるらしい。でも焼き鯖はあげられません……。
金目鯛の煮付け
鶏と長ねぎのオイスターソース炒め
豚汁
羽釜御飯
ビール(Royal Classic)
スーパーの日曜特売では、魚もたいそう安かった。イナダが380円とか、サンマも69円とか。
それまでは
「夕飯……パスタとかいいんじゃない?」
「じゃあ、前に作ったミートソース冷凍してあるから、それ使ってラザニアにでもする?」
と言っていたはずなのに、魚売り場の前で動けなくなってしまった。けっこうなサイズの金目鯛が1尾780円。
「キンメだ……煮付けにするしか……」
大変大変780円なら買わずに帰ることはできない!と、夕飯は半ば無理矢理に「金目鯛の煮付け」ということになった。キンメも煮魚もお好きでない息子のために肉料理も1つつけることにして、あとは豚汁と炊きたて御飯。当初の「ラザニアにしよう」の予定のために美味しそうなロメインレタスも籠に入れてしまっていたので、シーザーサラダ風にして(ちぎったレタスにチーズ風味クルトンとベーコンビッツ、揚げにんにくを乗せて、シーザードレッシングかけるだけ……)、テーブルに大きなキンメがどーんと乗った夕御飯になった。
お供に、だんなの出張土産のデンマークのビール「Royal Classic」を。アンバーエールのような深い色合いの、でもアンバーエールのようなコクの強い口当たりではなくて、むしろピルスナー寄りのくいくい飲めそうなタイプだった。ラベルを見たこともないビールだったので、面白いなぁと思いながら、でもおかずはキンメ。せっかくだから美味しいソーセージとじゃがいもなどという組み合わせにした方が良かったかしらん……(でもまだこのビール、数缶残ってるし)。
金目鯛の煮付けは、いつも通りに小林カツ代・ケンタロウ親子のレシピで。どういうわけか、私のデータベースには小林親子の魚の煮付けレシピが10種類ばかりも入っていて、ごぼうと一緒に煮たり、長ねぎを途中で投入したりと色々ある。コツらしいコツはなく、「水と醤油、味醂、酒などを合わせてフライパンに入れ、火にかける」「沸騰したら魚を入れる」「魚は入れたらひっくり返さない、煮汁を適宜上からかけつつ、10分くらいで火を通した後は煮詰まった汁を煮絡める(10分で煮詰めるわけだから、煮汁の量は最初からかなり少なめ)」という感じなのだけれど、「あ、ひっくり返さなくていいのね」というのが当初、目から鱗だったのだった。だって魚って、悲しいほどにすぐに煮崩れる……。
今日参考にしたレシピは、「塩小さじ1/2」とあって、「300ccnの水に対して塩小さじ1/2って多くないのかなー」と思いつつもその通りにしてみたのだけれど、思ったよりは塩辛くならず、醤油と味醂の味もちゃんと感じられる、見た目通りの味の「煮魚」になっていて一安心。