食欲魔人日記 04年07月 第4週
7月19日 月曜日
家焼き肉!
バターミルクパンケーキ with バター&はちみつ
アイスカフェオレ

連休3日目、今日はだんながジムに行く日。私と息子はだらだらごろごろの日。ここ数日は、毎朝ドキドキしながら
「今日は大丈夫!?今日は死んでない!?」
と水槽を確認することで一日が始まるのだけれど、3匹のメダカも5匹の金魚も今のところ元気。大きくおなりー、30cmくらいにおなりー、と呪文を唱えつつまだ少なめにしている餌をやる(環境が変わったばかりの頃に大量に餌をやるのは金魚にもよろしくないらしいし、水も汚れてしまうらしい)。

朝御飯は、久しぶりにパンケーキを焼くことにした。しかもパンケーキミックスを使わない、小麦粉やベーキングパウダーで作るパンケーキ。

パンケーキといえば、なんでも大川雅子さんという人の作るパンケーキが有名なのであるらしい。表参道にあるカフェでも食べられ、そこではパンケーキミックスも売られている(売られていた……かな、なんでも材料が揃いにくくなったそうで販売を中止したと聞いた記憶が……)らしい。そのパンケーキは「黄金配合」と呼ばれ、今年の春にはそのレシピが雑誌に載ったらしく、検索するとその内容を色々なページで知ることができた。材料に"バターミルクパウダー"を使うのがポイントであるようだ。

"バターミルク"とは、バターっぽいミルクではなく、バターを作る過程で出来る副産物のことで、油っけのない、ほんのり酸味のある白い液体。アメリカのスーパーには牛乳や生クリームと並んで普通に液体のそれが売られていて、パンケーキやケーキの材料に使われるメジャーな材料だった。日本では見ない食材だけれど、それを粉末にした"バターミルクパウダー"ならば日本国内のいくつかのお店で買うことができるらしい。でもそれもなかなか入手できるものではなくて探したけれどなかなか見つからず、だから春にだんながアメリカ出張に行った際、
「おねがいっすー、おねがいっすー、スーパーでバターミルクパウダー探してきて欲しいっすー」
とお願いしたのだった。そして手元には丸い缶入りのバターミルクパウダーが2つ。酸味のあるスキムミルクみたいな感じ。

で、薄力粉とバターミルクパウダーとベーキングパウダーと塩と砂糖とショートニングをフードプロセッサーでギャンギャンかき混ぜ、卵と牛乳を追加。10枚分の分量だということだけど、お玉にたっぷりすくって大きな1枚を焼いていったらきっちり6枚焼き上がった。ショートニングが入っているためかもっちりとした歯触りがあって、爽やかな風味。ホイップクリームも似合いそうだけれど、カリカリに焼いたベーコンとかスクランブルエッグとかカントリーハムが似合いそうな、朝食向けのパンケーキができあがった。

バターをたっぷり、そして少しのハチミツを添えて、1人2枚の朝御飯パンケーキ。
バターミルクパウダーの使い道はまだまだありそうで、大切にちょっとずつ使おうと思う。

不完全タコライス
アイスティー

11時頃から、だんなはジム。なんでも休日特別プログラムだかで、通常60分のプログラムを特別企画75分プログラムにして、インストラクターが2人出て盛り上げていくらしい。
「ボディパンプあるだろー、その後にボディコンバットもあるだろー……どっちも行かなきゃなぁ、しょうがないなぁ」
しょうがないなぁ、と言いつつ嬉しそうなだんな。うきうきと水や着替えを持って出かけていった。

そして私と息子は、ここ数日ハマりにハマッている「チューチューロケット」に夢中。ノーマルモードの25面をクリアしたら、次はハードモードの25面、次はスペシャルモードの25面、更にマニアモードの25面……と、やってもやっても終わりがない。しかもけっこう難しい。で、ずーっとずーっとそんなもので遊んでいた。息子にも、帰ってきただんなにも
「お母さんが、猿だよ」
「うん、おかあさん、さるだね?」
とさんざんおちょくられる。こういうの、やり出すと止まらなくなるのよね。

息子と2人のお昼御飯は、冷凍御飯をチンして、冷蔵庫に余っていたタコス用のスパイシーミートをかけてタコライスに。チーズもレタスもあったのだけれど、トマトがなくて、微妙に色合いが不足している不完全なタコライスになった。色合いもそうだけれどタコライスにトマトの酸味は重要だったんだなぁと改めて思う。肉のコクとチーズの旨味とレタスのシャキシャキ感は心地よかったけれど、なんとなく物足りないタコライスだった。

焼き肉!
 タン・ロース・カルビ
 かぼちゃ・茄子・にんじん・ピーマン・万願寺唐辛子
 長ねぎ・玉ねぎ
 にんにくホイル焼き
 サンチュ・キムチ
 ガーリックライス
 ビール(モルツ)

連休最終日の夜は、家で焼き肉!

「焼き肉、してぇなぁ……」
「やっぱり?私も焼き肉な気分だったんだよねぇ……ホルモンたくさん買ってさ、炭火であぶって食べたい気分……」
「じゃあ、ジムの帰りに肉屋寄って見てくるよ」
だんなと話が盛り上がり、夕方に入浴を済ませ、準備万端整えて、焼き肉。残念ながら今日はどこのお肉屋さんにも適当なホルモンが売られていなくて、炭火で焼こうという目論見は「まぁ、カルビとかだったら脂もすごいし、ホットプレートでいっか?」ということに。

家での焼き肉は、安く済むこともさることながら、野菜がたっぷり食べられるのが嬉しい。外で食べる時にも「野菜盛り合わせ」なんかを頼めば良い話なのだけれど、どうも外食となると「野菜食べてる余裕があったら肉!まず肉!」とあさましく肉ばっかり食べてしまうのだった。家での焼き肉は、遠慮なくたっぷりの野菜を用意。今日は長ねぎ1本、玉ねぎ1/2個、かぼちゃ1/8個に茄子2本、にんじん1/2本、ピーマン2個、万願寺唐辛子を2本用意した。大きなホットプレートの周囲にずらりと野菜を並べてじくじく焼きつつ、中央でじゃんじゃん肉焼いて食べる。

だんなが買ってきてくれた肉は全部で700g。息子が山のようにタンを所望するようになったので、700gでも「あと100gは食べられるかも」と思ってしまう分量だった。黒毛和牛のカルビや国産牛のロースがとろけるような美味しさ。サンチュに炊きたて御飯をちょっと乗せ、タレに浸した焼きたての肉を乗せ、あとは適当にサンチュ味噌とか刻み葱とかキムチも乗せてくるりと巻いて食べるのが渡しもだんなも大好きな食べ方だ。

そしてホットプレートでの焼き肉の最後のお楽しみがガーリックライス。焼いた肉のエキスがたっぷり染みた鉄板に、人には言えない分量のバターと人には言えない分量の薄切りにんにくを落としてこんがりと炒めつけ、そこに御飯を加えて炒める。味つけは醤油。肉の旨味が染みこんだ、ちょっと下品なほどのバター醤油にんにくライスは今日もとっても美味しかった。

7月20日 火曜日
コアラ似のしろくま。かわいいうえに旨い。
日清 具多 味玉叉焼麺
麦茶

なんだか胸騒ぎがして(いや違う、息子の足が脇腹に降ってきて強制的に起こされたんだ)、午前5時頃に目覚めてしまった今日。朝からやたらと暑くて寝ている気分も失せ、まずは日課となっている金魚のチェックをすると、一番小さな金魚が1匹、昇天していた。昨日の夜、息子に餌をやらせたらいつもの3倍以上の量をじゃばじゃばーとやってしまっていて、「うわ、多すぎ……大丈夫かな?」と思っていたのだけど、大丈夫じゃなかったらしい。水も濁りまくっていて残りの金魚も酸欠気味のように見えたので汲み置いていた水をつかって水を少しずつ入れ替えてやった。ううう、ごめんね金魚。餌はちゃんと適量を心がけます。

今日は暑い暑い暑い。今日の夜は久しぶりの友人達と銀座で飲む約束をしていて、せっかくならばと息子を連れて昼からどこかに遊びに行こうと思っていた。でも、午前8時過ぎの段階で蒸し暑く、しかも気温はぐんぐん上がる。今日はなんでもとんでもない最高気温を記録するらしいという話も聞き、
「外出、やめ。夕方まで家にいよう……」
ということになった。

で、朝御飯。あれこれやっていたらもう10時を過ぎていて、昼食も兼ねて何かたっぷり食べようか、とあれこれ調べる。スパゲティ茹でちゃおうかな、冷やし中華もあるな、と思っていたら、息子が棚の上から「天ぷら どん兵衛」を取り出してきた。

「おかあさん、これ、食べよ?どんべえ。どんべえ」
「……うーん、何も今、インスタントラーメン食べなくてもよくない?暑いし……」
「どんべえ!どんべえ!」
「うーん……どん兵衛はちょっと……」
「どんべえ食べたいよぅ〜」

おかあさん、根負け。君がどん兵衛食べるなら……私はどうしようかな、と食料庫をがさがさひっかきまわし、「具多 味玉叉焼麺」を取り出した。レトルトパック入りの卵とチャーシューがついている、具沢山のラーメンだ。顆粒スープと液体スープが入っていて、キラキラした油も浮かぶコテコテ味。この暑いのにこんなこってりしたものを……と思いながら準備したのだけれど、これが妙に美味しかった。暑い夏の暑いラーメンはけっこう旨い。

銀座 「遊食菜彩いちにいさん」にて
 しろくま 788円

あんまり暑くて(お昼のニュースで東京39.5℃を記録だって……何それ……)、暑いゆえに
「息子〜、銀座行ってさ、かき氷食べない?でーっかいかき氷!」
と午後3時頃に家を出る。目指したのは、ここ数週間いつ行こういつ行こうと狙っていた、日比谷にある鹿児島県のアンテナショップ。ここの2階のレストラン遊食菜彩いちにいさんでは夏期に鹿児島名物「しろくま」が食べられるのだと以前教えていただき、ずっとずっと食べたいと思っていたのだ。

「しろくま」とは、鹿児島名物のかき氷。練乳がけのかき氷で、それだけなら「ミルク氷」なのだけれど、煮豆やフルーツがドスドスとたっぷり刺さっているのが特徴。ボリュームたっぷりなのも特徴……かな?以前、テーマパーク内(ナンジャタウンのアイスクリームシティ)で食し、その後コンビニなどで売られているのも何度か食べて「おいしいわおいしいわ、しろくまって、美味しいわ」と密かにファンだったりした。いざいざと落ち着いた雰囲気のレストランに赴き、しろくまを1つ注文。1人1個は食べ切れぬボリュームと聞いていたので、息子と2人で半分こするつもりだ。

やってきたのは想像を超えるボリュームの"小山"だった。メロンと豆とミカンで前面に顔が作られていて、それはしろくまというよりコアラという感じ。顔の後ろ、後頭部にあたるところには無秩序にチェリーやミカンや豆がドスドスと突き刺さっている。表面に刺さっているだけかと思ったら、氷の一番下には赤い豆を甘く煮たものだとか缶詰のフルーツなどがたっぷり敷かれていた。そして氷には練乳味のシロップがた〜っぷりと。どこを掘ってもふんわりと甘い練乳の甘さが染み出てくる。

「でもこれ……どうすくっても氷が落っこちてきちゃうんですけど……」
困惑しながら、お店の人が持ってきてくれた取り分け皿にざっくざっくと氷を盛ってやる。メロンも半分こ、みかんも半分こ、豆は「いらな〜い」だそうなので、代わりにチェリーを息子の皿に。

要するに練乳の味なので「まぁなんて独特な味!」というものではないのだけれど、煮豆やフルーツの味が練乳にすごくよく似合う。甘さは弱くはないけれど、イチゴ味メロン味のかき氷などと比べると後々になって喉が乾かないような気もする。
結局、息子の助力がしみじみとありがたくて(あれを1人で食べきるのはちょっと無理……私には無理……)、かなり必死な思いをして2人でたっぷりのかき氷を平らげた。……さ、暑いけどちょっと銀座散策しようか。

銀座 「ちゃんぷるぅ家」にて
 みみガー(ピーナッツ) \520
 豆富よう \480
 ミックスチップス \680
 本日の特製サラダ \950
 ラフテー 2×\730
 てびち 2×\730
 そーみんちゃんぷるぅ \735
 ごーやーちゃんぷるぅ \735
 ブルーシールアイスクリーム(クッキー&クリーム) 2×\260
 ブルーシールアイスクリーム(ごーやー) \260
 紅芋プリン マンゴージュースがけ \260
 泡盛 まごじろう(3年) \1260
 泡盛 いっしょにいい時(3年) \1260
 その他オリオンビールとかお茶とかサワーとか
……なんてものを、大人4人くらいでがつがつと4時間ばかり

夜の飲み会まで2時間くらい。デパ地下でマンゴプリンを探して歩いたり、デパートの屋上のペットショップで熱帯魚や小動物を見たり、本屋さんで新刊をあれこれ眺めていたりした。午後7時になって目指したのは、「ちゃんぷるぅ家」という名前の沖縄料理屋さん。飲み会しよう、という話になったときに
「沖縄料理がいいな、沖縄料理屋さんに行きたいなー」
と言ったのは私。新宿のお店はどうかとか、表参道にもあるらしいよとか、色々メールで相談していたのだけど、結局皆が集まりやすい銀座ということになったのだった。

名目は「ニューヨークからお帰りなさいY」という飲み会。高校時代からの友人Yはマンハッタンに住んでいて、夏と冬の年に2回ほど帰国する。良い機会なので、そのたびに高校時代の仲良しグループだった面々が顔を揃えて近況報告したりするのがここしばらくの慣習のようになっている。Sちゃん、Tさん、YとNがいつものメンバー。職種もバラバラの忙しい職業についている友人ばかりなので、こういう機会でもないと「せーの」で会うのは難しいのだけれど、今日はギリギリまで「行きたい行きたい、行く気満々なのに〜」と言っていたNさんは参加できなかった。残念。

お店に早々に集まったのは私とSちゃんとY。そしてだんなの仕事が終わり次第迎えに来てもらうことになっているので息子も同席。お腹も空いていたので「みみがーください」「とうふようも、ください」「あとね、ミックスチップスも……」と、メニューを見ながらあれこれ注文。私は沖縄に行ったことがなくて(一度だけ、小学生の頃に行ったけどその時は沖縄料理というものを全然知らなかった)、沖縄料理屋さんにも1度くらいしか入ったことがないので、あれ食べてみたかったのよ、これも食べてみたかったのよ、とあれこれあれこれ注文してしまった。で、同じ味わいの「ラフテー」(豚バラ肉の煮込み)と「てびち」(豚足の煮込み)を頼んでしまい(しかも1皿2切れしか乗ってないというから2皿ずつ……)、テーブルの上は渋茶色の光景に。みみガーも茶色だし、豆富ようも茶色だし、ミックスチップも焦げ茶だし、全体的に渋い渋い色合いになってしまった。

数十分後にだんなが息子と拾いに来てくれて、その数十分後にTさんも合流。女4人でだらだらと食べて飲んではしゃぎまくった。隣では65歳のおっちゃんの6人グループ(←会話の内容が聞こえてきたので65歳と判明)が1升瓶入りの泡盛を盛大にかっくらっている。店内はかなりざわついていて、カウンターもテーブル席もずっと満席状態が続いていた。

「これ、なぁに?」
「豚の耳だよ」
「……こっちは?」
「豚の足。足が4本。で、こっちがバラ肉だから腹の肉?」
「まぁ〜、豚の足4本なら、これで1頭分ね〜?」
くだらない事を話しながら、食べる食べる。

豚の耳の細切りをピーナッツ味噌であえた「みみガー」、チーズのような風味の発酵豆腐「豆富よう」、紅芋とゴーヤーを薄切りにしてパリッと揚げたチップス、「本日の特製サラダ」にはピーナッツ豆腐らしき白いホヨホヨした食感のものがたっぷりと添えられていた。こっくり甘く煮込まれたラフテーと、てびち。同じタレで煮込まれた厚揚げもたっぷり添えられ、練り辛子を添えつつ食べる。シンプルな塩味ベースのちゃんぷるーは、素麺のとゴーヤーのと。そーみんちゃんぷるぅにはツナが混ぜられ、ごーやーちゃんぷるぅには卵と缶詰の肉と思われるもの(もっちりした食感のコンビーフみたいなやつ)が入っていた。

「……泡盛、どれ飲む?お店の人は"名前のフィーリングで選んでください"って言ってたけど……」
「じゃあやっぱ、それよ。"まごじろう"よ」
「じゃあ次は"いっしょにいい時"ってやつで……アルコール度数、ものによって全然違うのね」
「"忠孝"って名前もさりげなくすごいよね」

「トイレに!トイレに生首があったよ!いや、カットモデル用のマネキンだと思うけど……トイレ出て帰る時に見えるよ」
「見えた見えた!私も見た!」
「生首、もう1つ見つけたんだけど……トイレの中に、後ろ向きに置いてあったけどあれは間違いなく生首!」
「えー、私、もう一回トイレ行って生首見てくるよー」

半年ぶりに顔を合わせるメンツでも、話すのは高校時代とあんまり変わらないというか、何というか。SちゃんにYと私の2人でアメリカンプロレスとはいかなるものやのレクチャーをしたり、
「せりあちゃん、"名探偵コナン"にハマッたんだって?じゃあ今度、アメリカで放映されているのを録画してあげるわよ。笑うわよー、工藤新一が "ジミー・クドウ"よ。ジミーちゃんよジミーちゃん。キャラが違うわよー」
と涙が出るほど嬉しいお申し出をいただいたりした。

午後11時半東京始発の快速になんとか滑り込みで乗り、帰宅は午前様。とっくに寝ていなきゃいけないはずの息子はまだ起きて待っていて、
「おかえりなさいおかーさーん、おかえりなさーい。たのしかったぁ?」
と飛び出してきた。なんでも、だんなと2人で帰宅して御飯食べてからずーっと、何度も何度も
「おかーさん、まだかな?」
「おかーさん、でんわしてくるかな?」
「おかーさん、おそいなぁ〜」
と言っていたのだそうだ。私は、息子が言う「おとーさん、まだかな?」「おとーさん、今日はいっしょにごはんたべられるかな?」の言葉を耳にする機会しかないわけで、ああ、私がいなくても息子は同じ事を言ってくれるんだなと認識できてちょっと幸せ。暑かったけど夏らしい楽しい1日だった。

7月21日 水曜日
今日はうなの日
「フォション」の
 チョコクロワッサン
アイスカフェオレ

銀座では魅惑的なパンをあれこれ購入することができる。デパ地下にはジョアンやフォション、ビゴの店、そしてあんぱんの木村屋の本店、キハチのマフィンなどなどなど。木村屋本店で買うあんぱんはどこか美味しいのよねぇ……と思いつつ、久しく買っていなかったフォションに寄ってきてみた。目当ては美味しいチョコクロワッサン。息子にはメロンパンのような形状の甘そうなクリーム色のパンを、私とだんなはチョコクロワッサンを1個ずつ、そしてもう1つ欲しいかなと、カレーパンとツナ入りのパンも買ってきた。

買ってきたのだけど……でも、今日も朝からイヤんなっちゃうほど暑い。しかもなんだかだるいし頭重いし喉は妙にカラッカラだし、どうもこれは微量に「二日酔い」というやつかもしれない。
「パン……1個でいいような気がする……」
「やっぱり?私もそんな気がする……」
チョコクロワッサン1個でいいか、うん、それでいいね、とだんなと言葉を交わし、チョコクロワッサンを1個ずつ。

おフランスなパン屋さんということで、もちもちふわふわしたパンよりも表面がバリッガリッとした感じの強そうなものが多いように思う。チョコクロワッサンのようなものも比較的美味しくて、以前しょっちゅう買っていたパンだった。板チョコっぽい苦めのチョコが入るクロワッサンは相変わらず美味。蒸し暑くても美味。そして金魚は今日は元気。

「フォション」の
 カレーパン
 ツナパン
牛乳

今日は特に予定もなく、のほへーんと。
午前中に細々した用事を片づけてから昨日の日記をのんびり書いた。鹿児島のしろくまだ沖縄料理だと、最近の私の嗜好は南寄り。そろそろ自宅でチキン南蛮でも作ってみようかな。

昼にチキン南蛮というのもいかがなものか……なので、朝食の残りのパンをそのまま昼御飯にもいただいた。ころりとした壺状のパン生地の中にカレーが詰められているカレーパンと、ちょっとばかりもちもちした食感の白い生地でコーン入りのツナサラダをみっちり包んだものの2種類を、息子と2人で半分こ。手の込んだ味のカレー入りのパンも、これでもかとツナの詰まったパンも、どちらもなかなか。

……でも、パンは、胃にいまいちたまってくれない。朝食の後すぐに空腹になり、昼食の後にはまたすぐに空腹になった。今日は息子をジムに連れて行く日ということで、パンだけじゃ動けないかなとマクドナルドで初めての"マックディッパー"をつまんでから。ちょっと気になっていたマックディッパーは、まんま「……要するにフィレオフィッシュの中身……?」という味で、一度食べればもう良いかな、という感想。

うな丼
しじみの味噌汁
卵豆腐
麦茶

気がつけば、今日は「土用の丑の日」。そこら中で鰻が売られていて、思わず夕食用にと私も買ってきてしまった。安いのは1尾750円くらいから、高いものでは2000円くらいまで。
「これ、美味しいですよぅ!冷凍じゃありませんからね、柔らかで良いですよぅ!」
と威勢の良いおばちゃんが売っていた特設コーナーで、これで良いやと1尾850円のを2つ。だんなの帰宅は遅いらしいので、息子と2人、鰻を食べることにした。

平日ということで、繁華街の鰻屋さんは今年も大変な事になっていたらしい。私とだんなのお気に入りの店、銀座の「ひょうたん屋」も土用は壮絶な込み具合になるそうで、すっかり顔なじみになったらしいお店のおばちゃんは、だんなに
「土用の丑の日はね、いつも来るようなお客さんはまず来ないわねー、初めての人みたいなのばっかりがね、大行列で。あなたもあんな日には来るもんじゃないわよ」
と忠告してきたのだそうだ。その鰻屋さんが好きであれば好きであるほど、土用の丑の日には足を向けちゃいけないものであるらしい。

「固そうな鰻だったら、ひつまぶしにしましょう♪」
と、ひつまぶし気分満々で帰宅したのだけれど、買ってきた鰻は思いのほか柔らかで美味しそう。刻んで御飯に混ぜちゃうのも勿体ない感じの鰻だったので、シンプルにうな丼にしてしまうことにした。買ってきた鰻はテフロンのフライパンに乗せ、パッパと日本酒を軽くふってから蓋をし、弱火にかけて蒸し焼きに。温かくなったところで炊きたて御飯の上に盛り、タレをたっぷりとかけてテーブルに出した。あとは、しじみの味噌汁に刻み葱と胡椒をパラッと散らしたものと、買い置きの卵豆腐。昨日はたらふくアルコールを口にしたのでビールは出さず、シンプルな鰻御飯の夕食を楽しんだ。

「これー……あなご?」
「違います、見た目は穴子みたいだけど、これは鰻です。う・な・ぎ」
「うなぎー」
「そうそう、うなぎ」
息子は、まず鰻だけをハフハフ言いながら平らげ、次にタレの染みた御飯だけをかっこみ、卵豆腐を平らげ、最後にぬるくなったところでしじみの味噌汁を飲み干した。見事なまでの非"三角喰い"だったけれど、息子は満足そう。でも、鰻と御飯は一緒に口に入れた方が美味しいと思うんだなー、お母さんはなー。

7月22日 木曜日
野菜をたっぷり揚げて揚げて浸して浸して
ほっけの塩焼き
冷や奴
しじみの味噌汁
御飯
さんだんすー
麦茶

ちょっと悲しい気分で始まった、お祭り後1週間後の本日木曜日。

夜店の金魚すくい屋さんですくった金魚の残り1匹が昇天していた(もう1匹いたけれど、それは既に数日前に昇天……)のが昨夜遅く、そして今朝はメダカ1匹が昇天。数日前に息子がドビャッと大量の餌をやってしまったのがいけなかったのか、それ以前に弱っていたのか(まぁ、なんとも言えずショボい感じの金魚すくい屋の金魚で、最初からいまいち元気はなかったんだけど……)、私の施した何らかの行動がいけなかったのか、ともかく1匹ずつ消えていく。しくしくしく。残り3匹の大きめ金魚は幼稚園から貰ってきたもの、そして残り2匹のメダカは夜店ものの最後の生き残りだけれど一番元気に動き回っていたのがそのまま残っているので、死ぬなよ死ぬなよー、と水槽に向かって気合い注入。いや、私が気合いを入れてもどうにでもなるもんじゃないんだけど。でも死なないでー。

で、元気な人間共は朝御飯。冷蔵庫に突っ込みっぱなしのホッケの干物が気になっていて、幸い今日は御飯も味噌汁も残っている。豆腐を出して冷や奴の準備をし、焼き魚と御飯の和風朝飯。だんなは
「お、土用しじみ、買ったんだ」
なんて事を言っている。土用と言えば鰻で、鰻以外にそういうものがあるということを私は知らなかったのだけれど、なんでも夏のしじみを「土用しじみ」と呼び、冬の「寒しじみ」と共にしじみの旬とされているらしい。土用の丑の日に鰻と共にしじみの味噌汁を食べる風習もあるのだそうだ。

こんがり焼いたホッケ、2口分ほどのミニサイズの冷や奴、しじみたっぷりの味噌汁、温かい御飯には"あんだんすー"(沖縄の肉味噌)をちょこっと乗せ、甘辛いそれを御飯に絡めながらいただいた。グリルの網や鍋を洗うのはちょっとめんどくさいし、洗う食器の数も多くなってしまうけれども、それを補ってあまりある和風朝食の美味しさ。しょっちゅう食べたいのだけれどなにしろめんどくさく……(ごめんだんな……)。

卵とチーズのトーストサンド
アイスカフェオレ

息子と2人の昼御飯。食パンもあるし、冷やし中華もあるし、
「……どっち食べたい?冷たいおそばと、パン。トーストでもいいし、サンドイッチでもいいし……」
一応息子の意見を聞いてみようと話しかけると、
「ホットドッグ!」
無理なリクエストを出されてしまった。

チーズをのせたホットドッグがたべたいんだよー……と続けて言われ、じゃあホットドッグは無理だけどチーズのサンドイッチにしてあげようか?と妥協案。ソーセージはないけど、卵を挟んであげることにした。卵2個を茹でて刻んでマヨネーズで和え、たっぷりと挟むことに。

食パンはフォションで買ってきたパン・ド・ミー。なるべく薄くスライスして、それぞれに薄くバターを塗って、4枚のうち2枚にはピザ用チーズを乗せておく。あとはこんがりトーストして、卵とレタス1枚を挟んでできあがり。なんてことないトーストサンドだけれど、こういうのを作ったのは久しぶりでとても美味しく感じられた。息子にも大好評。

「おかーさんおかーさん、チーズがぴよーんってなるよ。おかーさんも、なる?」
「なるなる。ほれほれ」
「わー!ぴよぴよー」
「いぇーい、ぴよぴよー」
チーズを多めに入れたので、どこを囓ってもぴよーんと伸びるチーズが嬉しかった。じゃあ明日は冷やし中華にしよう。

チャンジャ
茹でとうもろこし
「ちゃんぷるぅ家」のてびち
夏野菜の揚げ漬け 五香粉風味
鶏肉とアスパラの炒め物
豆腐とほうれん草のスープ
玄米入り羽釜御飯
ビール(モルツ)

連日激ジョブのだんな、でも今日は「どうやら早く帰れそう」という連絡が夕方にあって、うきうきと夕食の支度。私と息子の2人だけだとつい一品料理に走ってしまうのだけれど、だんながいるとなると話は別。おかずと、野菜料理と、あと汁物も作らなきゃな、とわくわく準備をする。

本日、食べねばならないものは一昨日の晩に友人たちと行った沖縄料理屋さんの「てびち」。豚足1本がどうしても食べきれなくて、捨てられてしまうのはしのびなく、
「あのー、食べきれなかったんですけど、持ち帰れます?」
と聞いてみたのだった。お包みしますよ、ちょっと器が大きくなっちゃいますけど……と、手渡されたのはホイルでくるんだ後にプラスチックパックに詰め、更にそれをきっちりラップでくるんだものをカシャカシャ袋に詰めたものだった。たった1つの豚足のためにそこまで綺麗にやってくれちゃって、恐縮しながら持ち帰ってきた。

その豚足に似合う料理をということで、和食かあるいは中華、それともいっそ沖縄料理?という今日の献立の制約。冷蔵庫の中身と相談し、つい数日前に図書館で借りてきたばかりの『中国の極うまごはん』(成美堂出版 2002.11)に載っていた気になるおかずとも照らし合わせる。この本、赤坂離宮の料理長、譚彦彬さんの著した本で、本格的で美味しそうな料理ばかりが載っていてちょっとわくわく。璃宮自体はあんまり好きな料理店ではなかったのだけれど、この本に載るものはどれも美味しそうだなぁと涎を垂らして眺めていたのだった。

「よっし、まず茄子を揚げよう」
と、その本に載っていた"五香なす"の用意を。まずは刻んだにんにくと生姜、長ねぎと玉ねぎをサラダ油で炒める。そこに水と醤油と砂糖と酢を加えて沸騰させたら五香粉を加えて適当な容器に移し、そこに揚げた茄子をじゃぶじゃぶ放り込んで漬けていくのだ。1晩漬けろと書いてあったけど数時間でなんとか食べられる味になるんじゃないかな、と夕方に作り始める。

本来のレシピは茄子4本を揚げて漬けるようになっていたのだけれど、手持ちの茄子は3本。微妙にタレが余ってしまったので、ついでだからと揚げ茄子の他に揚げししとう、揚げかぼちゃも作って同じタレに漬け込んでみた。五香粉とは中国のミックススパイスで、確か、八角(スターアニス)と桂皮(シナモン)、丁字(クローブ)、花椒(山椒)、陳皮(みかんの皮)あたりを合わせたものだったように記憶している。甘い八角の香りが漂うので、これを入れた煮物などは否応なしに強制的に中華な風味が漂ってしまう。入れすぎは品がなくなってしまうけれど、ちょっと香るくらいならけっこう心地よいスパイスだと思う。
「うーん、八角くさくさ〜。美味しそう〜」
と、大きなタッパーにどかすか入れた野菜のタレ漬けはテーブルの上に置いておいて、次の料理を。

豚足はほんのつまみ程度の分量しかないので、メインディッシュに1品肉料理。鶏もも肉とアスパラを薄くオイスターソースと醤油で風味づけした中華風の塩味炒めにする。野菜が恋しい気分だったので、豆腐の中華スープに刻みほうれん草をたっぷりと。ここ何回か白い御飯を炊き続けていたので玄米が恋しくなり、玄米御飯を3合炊いた。

よしよし、なんとなく中華みたいな雰囲気の献立が完成したぞー、と、あと10分くらいで帰ってくるだろうだんなを待っていると、だんなじゃなくてキムチが家にやってきた。数日前にだんなが
「うーん……美味しそう……ていうか、おゆきさん、これ絶対好きだよね?白子系、好きだもんね?」
と悩みながら買ってくれたチャンジャ(タラの内臓のキムチ)とか、スタンダードな白菜キムチとか、あとは担々麺セットとか。とんがらし臭い商品が大量に我が家に届いて、
「……う、食卓の調和がガタ崩れ……?」
と思いながらも、届きたてのチャンジャをテーブルの隅っこに置いてみる。あああ、せっかくほのかに中華な感じで食卓がまとまったのに、キムチひとつで一気にコリアンチックな匂いに。

数年前からの自分たちからは想像もつかないほど、キムチが美味しくてたまらない私(とだんな)。今日はおかずもたくさんあるし、御飯1膳で止めておこうと思ったのに、プチプチした玄米御飯がチャンジャとおっそろしくよく似合っちゃって、
「……あ、ダメだ……あとちょっとだけ、あと2口だけお代わりしよ……」
とか言いながら御飯の入った羽釜とテーブルとを往復する羽目になってしまった。ちなみにだんなは2回往復(←御飯3膳)。
キムチは危険。キムチもポイズン。(もうこの世の中はポイズンだらけ)

7月23日 金曜日
クッパクーッパ、クッパ♪
「モスバーガー」の
 ナン・タコス
 オニポテ・ジンジャーエール

だんな、ジムに行く金曜日。だんなは火曜と金曜に朝早く出かけていくのだけれど、いつもはその1時間くらい後に起きている私と息子。でも今は夏休みということで、
「目覚ましはかけないぞー、起きるまで寝てるぞー」
と、気合いを入れての朝寝坊。なのに7時半には目が覚めてしまって、ちょっと損した気分の私だった。

「早寝早起きをしましょう」は幼稚園からさんっざん言われていることだけれど、幼稚園が終わったなりきっちり「遅寝遅起き」か「遅寝早起き、昼寝つき」に移行しつつある息子。このままじゃいかんよなぁと思いつつ、つい起こしそびれて仕事など始めてしまう。「おはよー」の声に時計を見れば10時を過ぎていた。

買い物に行かなきゃいけないし、起きるなり息子は
「おなかすいちゃったぁ」
とか言ってるし、
「うーん……ハンバーガーでも食べに行こっか?」
ついそんな提案をしてしまう。モスバーガー、先日からナン・タコスとナン・チョリソのCMを見かけて、ずっと気になっていたのだった。期間限定ものは一度は食べておきたいなというミーハー精神丸出しで、ちょっと久しぶりのモスバーガー。

「チョリソも捨てがたいけど、やっぱりここはナン・タコスでしょー」
と、やたらと食べにくそうな印象のそれをセットで注文。オニポテセットで、ジンジャーエールつき。息子はモスバーガーといったら「シェイクよりも山ぶどうスカッシュ」なのだそうで、チーズバーガーのオニポテセットに山ぶどうスカッシュつき。

印象のとおり、ナン・タコスは非常〜に食べにくかった。食べにくかったけれど、最初の印象以上に美味しかった。まんまタコスの材料をナンの上に散らしたようなもの(ついでにトルティーヤも一緒に散らしてある)で、でも、ほんのりとカレーな風味。ドレッシングのようにサラリとしたチーズのソースがかけられて、野菜もたっぷり。案外と食べ応えがあった。もっちりしたナンも悪くない。

「あら、美味しいわ、美味しいわ」
と息子と会話をするのもちょっと忘れてしまいつつ食べて食べて、その合間にオニオンリングとポテトをつまむ。毎回揚げたてのものが食べられるのがモスバーガーだけれど、今日はことさらに揚げたてのホヤッホヤで、テーブルにやってきてから3分くらい触るのを躊躇するほど。油を入れ替えたのか、それともたまたま温度とかが丁度良かったのか、いつにも増してサクッサクで美味しかった。お願いして小皿に入れてもらったケチャップにこてこてつけながら揚げ物をつまむ。

「モスバーガー、おいしかったね。モスバーガー、好きなー」
「うん、おかーさんもね、モスバーガー、好きなー」
そんな事言いながら、スーパー行って野菜買ってビール買って帰ってきた。

稲毛 「牛角」にて
 温玉キムチ \190
 やみつき塩キャベツ \290
 ネギタン塩 \630
 タン塩 \590
 ねぎすじ焼き (無料)
 切り落としカルビ (無料)
 いのっち \390
 ガーリックバターチャック (無料)
 お子様焼き肉セット \580
 ニンニクホイル焼き \390
 サンチュ \390
 ハーフコムタンスープ \250
 ごはん(中) \220
 ハーフ牛角クッパ \390
 牛角アイス \180
 白玉きなこアイス \180
 デカ杏仁 レッド \290
 生ビール 3×\490
 夏みかんサワー \390
 コカコーラ \290
 マンゴージュース \290
3人でばりばりと。今日は大変お安く済みました。

漠然と、
「今日の夕御飯はジェノバペースト作ってスパゲティにして、あとは蒸し野菜としゃぶしゃぶ風の牛肉で一品……」
そう思っていたのだけれど、
「今から帰るー。何か買ってくもんある?それとも……ビール?」
と電話をかけてきただんなの声音は、「なーなー、暑いし週末だし、ビール飲みに行かねぇ?ビール」という意志で満ちあふれていた。

「うん……いいね、ビール……ていうかさ、牛角の割引券がうじゃうじゃあるよ、今月末までの分で」
と私も"外飲み"の方向で話を合わせてしまい、そして8時過ぎに最寄り駅の改札で待ち合わせ。
「ほんならやー……焼き肉でしょうよ」
「やっぱり焼き肉でしょうかね」
誰も止める者はおらず、つい数日前に焼き肉喰ったような気がするというのに焼き肉屋さんに向かう私たちだった。

割引券がうじゃうじゃあるのは、チェーン焼き肉屋牛角のもの。ガーリックバターチャックがタダになりますよー、という券が1枚、夏メニューが1品タダになりますよー、というハガキが2枚。更にポイントカードを提示して1000円割引の権利もあり、
「……これだけ持ってるんですけど、全部使えますか?」
テーブルにうじゃうじゃ取り出して聞いてみる。はい、全部一度にお使いいただけますよ、と快諾いただいたので、喜んであれこれ高そうなメニューから選択して無料料理をいただいてしまった。嬉しいな、嬉しいな。

"いのっち"とはイノシシの肉、"ガーリックバターチャック"は、小鍋に入ったバターと薄切りにんにくを炭火で温めて溶かし、おろしにんにくをこれでもかとまぶした肉を焼いたらそのバター液に浸して食べるというもの。いつもながら微妙にジャンクな牛角ならではのメニューをうきうきといただいた。
元々"お子さま大歓迎"をうたっている店だけれど、数ヶ月前にとうとう子供メニューも登場した。580円のお子様焼き肉は、ジュースとポテトサラダ、トマト、ソーセージとベーコンとカルビ数枚がセットになっている。デカレンジャーアイテムのおまけつき。

私やだんなが好きなのは、相変わらず"サンチュに御飯乗せて焼けた肉乗せてあれこれトッピングして巻いて食べる"というもの。温泉卵を和えたキムチを乗せるのも良し、タン用の刻み葱をたっぷり散らしてから塩ダレの肉を乗せるのも良し、サンチュ味噌をこてこてつけたうえにタレをどっぷり漬けた焼き肉を乗せるのも良し。いずれも、最後はサンチュでくるんと巻き込んでおにぎりのようなサイズにしてモリモリと端から食べていく。だから我が家の焼き肉にはサンチュと共に白い御飯を1膳、最初からいただくことが必要となってくる。

今日は肉の皿数もちょっと控えめだったし、シメもハーフサイズのスープ(残った御飯を投入してだんなが啜っていた)とハーフサイズのクッパという若干おとなしめのもの。牛臭い、とろんとした白濁スープには肉と卵と御飯が控えめに入っていて、葱と水菜が散らされたそれを最後にハフハフ啜りこんだ。

デザートには、ここ数年ずーっと惚れている牛角アイス。バニラアイスにきなこと黒蜜をかけた"信玄餅アイス"で、信玄餅が好物の私はこれがもうたまんなく好みなのだった。年に2〜3度、信玄餅がめちゃめちゃ恋しくなったりするのだけれど、ここ数年はその症状が出る前に牛角でこれを食べちゃうもんだから、全然信玄餅が食べられないのよ……(うう、今度東京駅の地下か三越デパートの地下ででも買ってこようかしら)。
ちなみに、信玄餅は1包みじゃ全然物足りないから、一度に2包みくらい食べちゃうのが基本なのよ。

7月24日 土曜日
ターンターンメーン!
チーズトースト
ゆで卵
アイスカフェオレ
葡萄

フォションで買ってきた食パンがある。だんなは午前中にジムに行くと言っているし、それなりに胃袋に食べ物を入れてから行かないと動けるものも動けなくなるのでは……と、トーストの他にゆで卵も1人1個ずつ。アイスコーヒーに牛乳入れて、紫色の大粒の葡萄も冷蔵庫から出しての朝御飯。それぞれ好みのままに、私はチーズトーストに、だんなは海苔バタートーストに、息子はピーナッツバタートーストに。

「……海苔トーストも旨そうだなぁ……」
「チーズトーストも旨そうだよなぁ……ピーナッツバターもいいよなぁ……」
「うん、ピーナッツバター、おいしいよ?」
私とだんなは隣の芝生が青く見えちゃってしょうがない。息子は一人、己の選択に後悔せずに嬉しそうにピーナッツバター山盛りのトーストを囓っていた。

これ以上なく好みな具合に火が通った半熟の茹で卵には、一口ごとに岩塩をガリガリ削って散らして囓る。
「卵料理でもしようか?ゆで卵とか……オムレツとか」
「んー、んとね……ゆでたまご?」
「ゆでたまご?」
「そう、ゆでたまご」
だんなのリクエストによって作られた久しぶりのゆで卵。刻んでマヨネーズ和えにしたりするのはしょっちゅうだけれど、ゆで卵をそのままの状態で食べることなんてとっても久しぶりで、それゆえにかすんごく美味しかった。
……でも、パソコンで変換するたびに「茹でた孫」になっちゃうのはなんとかならないものか。(ヤダよ、そんな食べ物……)

稲毛 「CoCo壱番屋」にて
 完熟トマトとグリーンアスパラカレー
 イカ トッピング
 チーズトッピング

ジムでさんざん動いていたであろうだんなから
「今終わったよー。昼飯、どうする?……カレー?」
と、「俺はカレーが食べたいから、もし君たちも食べたいならこっちに出てこいやゴルァ」といった内容の電話がかかってきた。そういえばCoCo壱番屋もちょっと久しぶりだわね、と、慌てて着替えて自転車でお出かけ。ルーの味は同じなのだけれど、トッピングの異様な多さで毎回「どれ入れちゃおうかなー、やっぱりこれは捨てがたいのよねー」と真剣に悩んでしまう。納豆トッピングはいつか試してみたいところだけれど、まだ時期尚早という気もする。もうちょっとココイチに通いまくって、「私はね、もうメニューのほとんどを試したのよ、あと残りは納豆くらいかしらね」という貫禄をつけてから臨みたいところだ(いや、美味しいと聞いているんだけどね……でもカレーと納豆って……)。

タコスみたいな感じのスパイスミートとレタスというのもいいな、とか、いっそ豚モツにしちゃおうかな、と今日もやっぱりさんざん考え抜いて、で、「完熟トマトとグリーンアスパラカレー」。蛋白質が食べたいなと揚げたイカをトッピングしてもらった。それでやめておけば良いのに、つい、
「あ、チーズもトッピングしてくださーい」
と、欲望に逆らえずポイズンなアイテムを追加。とろけたチーズが混ざるカレーはめちゃめちゃ美味しい。だんなはその味にちょっと飽きが来たらしいけど、私はまだ飽きぬ。食べ飽きぬ。

息子もいっちょまえにお子さまカレーにコーンをトッピングしてもらったりしながら、
「……単品はさ、けっこう安いんだよね」
「うん、トッピングしなけりゃ相当安いよね」
「でも、トッピングしちゃうのよねー」
なんて言いながら、だんなのトッピングした茄子を私のイカと1つずつ交換してもらったり、息子のコーンを私のチーズとひと匙ずつ交換してもらったり。トッピング以外はいつもと変わらぬ味なのだけど、多分それが良いのだ。

チャンジャ・白菜キムチ
夏野菜の揚げ浸し(一昨日の残り)
シソ餃子
担々麺
ビール(モルツ)・麦茶

昨日一昨日あたり、我が家に大量の食べ物が届いている。「キムチでやせる」からは白菜キムチチャンジャ担々麺、「千趣会」からははりやのうどんまん天餃子のシソ餃子。冷蔵庫も冷凍庫もギッチギチになってしまった。

キムチ屋さんは我が家がそりゃもう頻繁に買っているお店で、千趣会のうどんも毎月送ってもらっているもの。それに今回、「1年、モニターしてね」とモニターに選ばれた「全国こだわり餃子の会」の餃子まで一緒に届いたのだった。私もだんなも、割と食べ物関係の懸賞はどうもよく当たるようで、ゆえについ食べ物関係の懸賞はまめにハガキ出したりしてしまうのだけれど(そう、高級車とか現金とかパソコンが当たるような懸賞は最初っから応募しない……)、今回も「1年間餃子タダ」(でも勿論アンケートには答えなきゃいけない)という恩恵が我が元に。わーいわーい、餃子餃子。無料無料♪

「でー……餃子がやってきたわけですが、このままじゃ冷凍庫も冷蔵庫も大変な状態なので、まずこれから食べることにいたしましょう」
と、早速今日は餃子&担々麺。今回届いた冷凍の「シソ餃子」はだんなに焼いていただき、私は担々麺用の刻み葱やほうれん草を準備。「あとは麺を茹でてスープ作れば良いだけ」くらいまで準備をしておいて、餃子食べてビールかっくらってからおもむろに担々麺の支度をして最後に啜った。

市販の皮を買ってきて、包みたてのを焼いていく"生餃子"は焼き慣れているとはいえ、やっぱり冷凍餃子というものは難しいらしい。
「……くっついちゃった……」
「じゃあ……今度は油多めにする?」
「今度は……ちょっとベタベタになっちゃった……」
「むずかしいねぇ」
2回焼いて、2回とも「いつもの生餃子を焼いたのに比べると、ちょっと……」という出来映えに。冷凍餃子を焼くのはかなり難しいみたいで、がんばれだんなー、だんながんばれー、と背後から箸をくわえて私は応援。

シソがこれでもかと香る餃子は、シソがいまいち好きではない私も「ああ……こういう風味なら……けっこう食べられるかも、美味しいかも」と思えるもので、夏にぴったりなさっぱりした口当たりのものだった。皮がふくふくもちもちとして、その食感も良い感じ。少し残ったので、今度は私が「完璧なる焼き」を目指して昼御飯にでも作ってみようかな。
ちなみに息子は、シソの風味が「塩辛い」と感じられてしまったらしく、いつもなら10個15個と食べる餃子を5個くらいで
「しょっぱいから……いらない……」
と悲しそうに箸を置いていた。そうか、シソはしょっぱいか……。

担々麺は、麺を1分半ほどさっとゆがいて、添付のスープは湯で薄め、トッピングの肉味噌は豚挽き肉を甜麪醤と醤油などで甘辛く炒めたものを。あとは白髪葱と茹でたほうれん草と、温泉卵を1個。息子はとうに白い御飯を食べまくって「ごちそうさまー」と居間に去ってしまっていたので、だんなと2人、1玉ずつの担々麺を額と鼻に汗しながらズルズルと啜った。からーい……うまーい。そして今日は、あつーい。気温はさほどでもないのに一日中家の中がずっと蒸し蒸ししっぱなしで、なんだか今日は罰ゲームのような気候の1日。

7月25日 日曜日
練乳かけちゃえ、白玉も乗せちゃえ〜
冷やし中華
麦茶

平日に帰宅が遅かったり早起きしてジムに行っていたりする分の睡眠時間を補うかのように、週末のだんなはいつまでもぐーぐーと良く寝ている。昨夜も日付が変わる前には寝たはずなのに、10時近くなっても一向に目を覚ます気配のないだんななのだった。私は一人暇なので、とりあえず図書館で借りてきたレシピ本から気になるものをパソコンのデータベースに打ち写してみていたり。

「……で、もう昼御飯に近い時間なわけですが」
「冷麺食べる?でなきゃ、うどん……」
「バジルソースのスパゲティも作れるよ、材料あるし」
「麺ばっかりだね……なんでだ……」

暑い日には口当たりの良い麺類が恋しくなるようで、あーでもないこーでもないと昼御飯の相談。結局、冷蔵庫に数週間前から入れっぱなしだった冷やし中華を食べてしまうことにした。キュウリはある。卵もある。でもやっぱり冷やし中華には焼き豚がないとねぇ……と確認した私が呟くと、
「うん、じゃあ、焼き豚買ってくる!」
と、だんなは息子を連れてちゃっちゃとお買い物に出かけてしまった。ものぐさな私は「焼き豚がないし、買いに行くのも面倒だから別のメニューにしちゃおう」と考えてしまいがちなのだけれど、我が夫は腰が軽い。数十分後には、
「朝市、やってたー」
と大きな袋を下げて帰ってきた。特売品のサラダ油だの枝豆だの立派な立派なゴーヤーだの、戦利品はたっぷり。

留守番の私はその間にちゃんと錦糸卵の準備をし、キュウリを刻み、湯を沸かして待っていたりした。夕御飯はカレーにしようという話になっていたので、巨大な豚の肩ロース肉を塊のままダッチオーブンで焼きつけ始める。たっぷり塩胡椒した肉の全面に焼き色をつけ、別フライパンでじっくり炒めた玉ねぎとにんじんを加えたら水をひたひたに注いでじっくりと煮込んでいく。アクを取って煮込み始めたところで、冷やし中華の準備もおおむね整った。具は錦糸卵とキュウリと焼き豚。麺に添付のタレをかけただけのシンプルな冷やし中華で、息子の皿にだけは缶詰のチェリーを1個飾ってやった。

「冷やし中華といえば、チェリーでしょ」
「で、素麺は缶詰のミカンだよね」
「まぁ、どっちもあんまり好きじゃないけどね」
「まぁ、ね」
冷麺にスイカや梨が乗っているのは違和感がない(むしろ、乗せられていて嬉しい)のだけれど、冷やし中華にスイカやチェリーやミカンが乗っているのは、私としてはちょっと違和感。息子にはめちゃめちゃ好評だった。

家かき氷 (宇治金時 練乳がけ白玉トッピング)

我が家に縁日の金魚(小さいの)2匹とメダカ4匹がやってきたのは先々週の木曜日。続いてそれより大きい金魚3匹がやってきたのが翌日の金曜日。ちょうど一週間経過したあたりであるここ数日、悲劇的展開を迎えていた。
金曜朝の段階で、生き残りはメダカ2匹と大金魚3匹。
土曜の朝に、居間の畳の上で煮干しと化していた大金魚1匹(もちろん死亡……)を発見し、「水槽から金魚が飛び出ちゃうって、本当だったのか……」と、慌ててその日のうちに100円ショップでワイヤー籠を買ってきて、水槽の口に合わせてカットして蓋を作った。元気な金魚だっただけに、すごく悲しいしすごく悔しい。出るなよ、水槽を。なんで出るんだよ。もう〜。

……で、
「やっぱりエアーレーションも必要だよね……多分」
と、ネット通販した(これを買ってみた)通称"ブクブク"が届いたのが今朝。設備も整ったことだし、これから末永く元気にね〜……とその設営の準備をし始めたところで、更に大金魚1匹が水槽の底に沈んでいるのを見つけてしまった。あああああああ〜。

9匹だった金魚(及びメダカ)はそういう次第で今日の午前中には一気に合計3匹という状況になってしまい、しかも話によると「メダカは淀んだ水が好きだからブクブクで水の対流が起こるのはあまり好まない」とかいうことで、金魚1匹とメダカ2匹は分けて飼育することに。これまで水を張って造花を飾っていた大きいけれど平たい鉢があったので、それをメダカの住まいとすることにした。容量的には問題ないはず。……そのうち落ち着いたら金魚1匹くらい、買ってこよう。丈夫そうなやつ。死にそうにないやつ。

さて、遅めの朝昼兼用の食事を摂ってしまったので、昼過ぎに軽くおやつを。夏のおやつといったらやっぱりかき氷で、先日宇治シロップを買ってきたし、缶詰の煮小豆もあるしということで、おうちで宇治金時を。
「俺はね、白玉が大好きなの。すっごいすっごい大好きなの」
と、先日だんなが言っていたので、ならばと白玉も作ってあげることにした。

「白玉粉で作るんだよね?で、茹でるんだよね」
そのあたりまでは知っていたらしいだんなが脇から作業を眺めていたのだけれど、白玉粉に水を加えてねっちゃねっちゃとこねて丸めて沸騰した湯に入れて……という私の作業を見て、
「それだけ?そんなに簡単?」
と異様に驚いている。そう、これだけ。白玉は、粉に水入れて練って、茹でるだけ。こんなに簡単なのなら、また作ってよ、もっとしょっちゅう作ってよ、と熱烈にお願いされてしまった。そんなに好きですか、白玉。自分の皿に8個も乗せるほど好きですか。

自分の家で作るかき氷だから、もうやりたい放題。
「俺は、アレだ。あずきミルク。もうこれ最強〜」
「私はー、宇治金時に白玉乗せて、ミルクもかけちゃうのよー」
「ぼくはねぇ、メロンにミルクかけてー、チェリーをいっぱいのせるの!」
各々、ほんのり不気味だったりほんのりやりすぎだったりする好みのかき氷を欲望のままに。

ちなみにシロップは、これぞ王道、といった風の明治屋のシロップがお気に入り。「シロップなんて、どれも大差ないでしょ」と、先日、安売りしていたキティちゃんパッケージの100円シロップを試してみたのだけれど、これが無性に「何かが違う」味だった。たいした金額でもないしね、と、我が家にはイチゴとメロンとみぞれと宇治が常備されている。マンゴーやレモンのシロップも売られていたりして、それも密かに気になっていたりして。

ポークカレー
枝豆
サニーレタスのサラダ
夏野菜の揚げ浸し
薬味(福神漬・チーズ・キムチ・チャンジャ)
ビール(モルツ)・麦茶


夜は、カレー。
我が家のポークカレーといえば豚バラ肉を使うことになっているのだけれど、今回は安売りしていた肩ロースのブロック。塊のまま煮込んで、途中で取り出して角切りにしようと思っていたのだけれど、煮込みすぎたビーフシチューのようにモロモロと崩れてしまいそうになったので、そのまま流れにまかせてほぐすように肉を細かく裂いてみることにした。適度に脂の入った、なかなか美味しそうな肉で、玉ねぎ2個、にんじん1本を一口大の半分くらいのサイズに切って一緒に煮込みまくった。最後の最後に追加の玉ねぎ1個とじゃがいも2個を加え、数分後にルーを溶かしたらそのまままた十数分軽く煮込む。ちょっとサラリとしたカレーになってしまったけれど、味はなかなか。

カレーに合わせて、福神漬やチーズ、そしてビールの肴にキムチやチャンジャを用意。ブリブリと大粒の枝豆を茹で、パプリカとキュウリとプチトマトを散らしたサニーレタスのサラダも出し、数日前に作った野菜の揚げ浸しも。今日はなんとなく野菜が多めの食卓になった。今日は一日中台所でコンロの火が入っていたのでコンロ近くのダイニングテーブルで食べる気がおこらず、クーラーの効いた居間のちゃぶ台で夕御飯。先に入浴を済ませ、涼しい居間の座布団に座って飲むビールの美味しさったら、これが夏一番の幸せじゃないかしらと思えてしまうほどだった。あー、ビールおいし、おいし。キムチもおいし。

いつもと違うテーブルなので、息子が妙にはりきってしまい、
「サラダ、おまたせしましたー」
「あいたお皿を、おさげしまーす」
「お茶のおかわりがほしいなんだらー、いってくださいませー」
「おかぁさーん、おさら、おさげしましたー」
どこで聞いて覚えたんだか、それらしい言葉を口にしながら(でも微妙に間違っていたりもする……)、せっせと皿を運んでお手伝いをしてくれた。デザートの桃も、
「じゃあさ、君、桃にふさわしい器を選んでくれる?」
とお願いしたら、一度は巨大なココナッツ製のボウルを持ってきてNGをくらったものの、二度目はちょうどの大きさの片口の器を持ってきてくれた。私に誉められて、息子、御満悦。

「うん、皿運びたいならさ、高校生なったらウェイターのバイトおやりなさい」
「いっそ、ちゃんとしたレストランで修行してきなさい。すんごくためになるから、ちょっと真面目に修行して……いずれは"伝説のギャルソン"に……」
6歳児に、そう真剣にアドバイスする父と母だったりするけど……でもどうせだったらお母さんとしては料理人になってもらいたい気がするわね。