食欲魔人日記 09年12月 第3週
12月14日 月曜日
初めて触る、「熟成肉」いろいろ
「ミスタードーナツ」の
 だいずドーナツ(きなこ)
 アップルキャラメルパイ
カフェオレ

そういえばミスドが100円セールやっている気がする……と、昨日旅行からの帰りがけに、朝御飯!と、ミスドに寄ってお買い物してきた。もう7時を回っている頃だったので、店頭の品揃えはあまりよろしくなく、ほんのりと物足りない感じ。
 
それでも食べたことのない「だいずドーナツ」なるものと、アップルキャラメルパイを見つけたので私はそれにしてみた。だいずドーナツはきなこ味のものを。
 
その昔、ミスドで扱っていたきなこ風味のパフパフした一口ドーナツを、私はそれはそれは愛していたのだけれど、今日初めて食べただいずドーナツのきなこ味も、食感は全く異なるものの、なかなか好み。
「要するに私、きなこ味が好きなだけなんじゃないかしら……?」
と、新たな悟りを開きつつ、シンプルな味のきなこドーナツを堪能した。
 
今日は、やることがたくさん。
昨日一昨日の日記を書いていないし、仕事もあれこれ溜めてしまったし、大変大変……となっていたのに、我慢できなくて、午前中予定の届けものが到着したのを待ちかねるようにして幕張に映画を見に行ってしまった。目的は「ONE PIECE FILM Strong World」。
 
もう10年近く愛してやまない漫画の第10作目の映画。劇場まで足を運んだのは全てではないけれど、レンタルビデオやらスカパーの放映やらでこれまでの9作は一応全て見ている。今作は原作者が製作総指揮となって脚本、キャラデザ等も全て手がけたということで大変な前評判となり、前売り券を買いに行けば購入特典は既に出払っていたり、そもそも前売り券が「完売」ということになったり、公開最初の土日(昨日一昨日)は各映画館で満員御礼続出ということになっていたらしい。
 
来場者記念に「0巻」がプレゼントされるということでそれも楽しみのひとつだったものの、この状況ではそれすら貰えなくなる状況にすぐなってしまうかも……?ということで、冊子目当てに私1人、家族からフライングで映画館に向かったのだった。前売り券は親子3人分既に持っているけれど、とりあえず今日は1人お金払って。
 
……で、見た感想は、あまりに長くなって自分で自分が気持ち悪くなってしまったので「続きを読む」形式にしてみました……。
 

  • 見終わった感想。「おもしろかった!(背景に尾田文字で"ドン!")」
  • 声優陣も良かった!竹中直人は上手かった!銀河万丈出てた!青野武もなんか出てた(※ミホークは出てません)!北島康介は……うん、いたね、みたいな。
  • 主題歌も良かった!お願いだから今のテレビアニメOPと入れ替えて欲しい(なにあのヘキサゴンメンバーの最悪なOPは……)。
  • 願って止まなかった(妄想して止まなかった)「公式ブラックスーツ姿」、あのあたりのシーンは全編コマ送りで拝見したい。スーツ萌えがとどまるところを知らない。
  • 作画も最後までいい感じに安定していた。毎週のアニメもこの水準だったら、普通にDVD購入するのに。
  • この映画のDVDは買う。きっと買う。間違いなく買う。購入特典とか関係なしに買う。
  • ゾロが、アニメだと過剰にマッチョ体型だったのがどうにも気に入らなかったのだけれど、今作は限りなく原作絵!スリム!よし!
  • 麦わらの一味って、重火器あんなに持ち合わせていたのね……!と変に感動したのだけれど、フランキー(船大工兼メカニック)とウソップ(スナイパー兼ギミック作り兼アーティスト)がいれば数時間でどうにでもなるんだなと後になって気付いた
  • エンディングで、映画には1gも出ていないあの人とあの人とあの人が出るのは反則でしょう……!!最後の最後に「ぐはぁ!」と一人声あげて悶えるところだった。隣にだんなか息子が座ってたら無言で膝をバシバシ叩いているところだった。
  • どのくらい夢中になってたかというと、上映前に買って飲んでいたジュースを、上映開始後一口も飲まずに(半分以上残っていたのに、ジンジャーエール……氷溶けて炭酸抜けまくってた)エンドロールを迎えてしまっていたということが証左になるかと。
  • 大画面で、大音量で田中真弓ボイス聞けて、本当に幸せだった。声の演技で鳥肌立たせられる声優さんって、ほんとにすごい。
  • 「原作コミックとアニメは別もの」とわかってはいても、原作を愛するファンとして「○○はそんな行動しない」とか「××はそんな事言わない」とか、そんな事が山盛りだったこれまでのONE PIECE映画。やっとなんか、「アニメも応援してて良かったー!」という気分になれた。(「呪われた聖剣」という映画はゾロが主人公なんだけど、幼馴染みの頼みに応じて仲間を裏切りあまつさえ斬りつけるという、もう最悪なストーリーでねぇ……と語り出すと止まれません)
  • つまるところ、「今までの映画があまりに良くなかったから、"きれいなジャイアン"的にまっとうな映画を喜んでいるだけじゃない?」と思わなくもないのだけれど(でもデッドエンドとオマツリ(の前半)は好きでした)、でも面白かったしもう一度見たいよ。あらすじがわかった今、今度は冷静に作画を見たい。
  • でも、原作を追ってない人が見て楽しめるかというと多分楽しめない。宮崎駿アニメのように、ただ劇場見に行って完結して楽しい!という類ではないし、主要キャラ(麦わらの一味が現在9人)多くてわけわかんないかと、多分。「いにしえの大海賊」の因縁などは来場者記念の「0巻」で語られてるけど、ファンサービス的な面が強くて(若シャンクスだ!ベルメールさんだ!若ンマーだ!ルッチもいるよ!みたいな)、これまた知らない人には何が何やらだし。
  • ところで今週のジャンプですが、購入後「まずは速攻ONE PIECEを読む」→「リリエンタールに"紳士"が登場していないことを確認する」→「スケットダンス読む」→「サイレン読む」→「リボーン、銀魂、バクマン読む」と、なんか読む順序が妙になっている感がある今日この頃。いつも好きな順(気になる順)から読んでます。
  • 筋金入りのマンガ&アニメオタクで、ほんとすみません。はー、ちょっと夢中になったー。
 

熟成牛肉を大堪能
 ブリスケット(カルパッチョ・厚切り炙り・ユッケ丼)
 カメノコ(カルパッチョ・薄切り炙り・ユッケ丼)
 牛脂で炒めたじゃがいも、玉ねぎ、マッシュルーム)
ミックスリーフ
チーズ(ゴーダ・モンドール)
ビール(モルツ)

今日はもう一つ大きな「萌え」があって、それが夕食の「熟成肉」。
 
この季節になると、友人Tさんが「今年一番美味しかったものは?」と御自身の1年を振り返りつつ、出会った友人にも同じことを聞いてくるので、私も漠然と「何が美味しかったかなぁ」と考えるようになった。美味しいものをこれでもかと口にしてきているそのTさんが、今年一番印象深かったのが「熟成肉」とのこと。
 
牛肉は、シメて半日〜長くても数日で熟成する鶏肉と違って、もともと1週間ほどの熟成期間を経てから市場に出回るそうだけれど、熟成肉専門店「中勢以」のお肉は4〜8週間熟成させたものなのだとか。牛肉以外にも豚肉の扱いもあるらしい。本当に素晴らしい、熟成豚の脂をスキレットに溶かして、熟成肉ではない豚をその脂で焼くだけでも全然違う!というほどのものなのだそうで、機会があれば一度口にしたいなと思っていた。
 
そんな折、「料理教室で仕入れますし、よろしければせりあさんの分も一緒に買って着払いでお送りしますよ?」と有り難いお言葉。お言葉に甘えさせてもらって、今日の着予定で配送していただいた。
 
部位のお勧め等はさっぱりわからないのでおまかせします、と丸投げでセレクトしていただいたお肉は、熟成肉ランプ(中勢以さんイチオシの、一番味が濃く美味しい部位なのだそう)450g強、牛ブリスケット(前バラ)300g強、牛カメノコ300g弱。「カメノコ」という耳慣れないお肉は、文字通りに亀の甲羅のような形からついた名前とのこと。もちろん値段もすごいもので(牛なら100g1500円くらいは覚悟しないといけない)、そうそうお気軽に購入することはできないのだけれど、これも良い機会と、一緒に買っていただいた。お手数おかけしました、どうもありがとう〜!!
 
届いた今日ならば、牛は生食でもいただけるとのこと。
シンプルにカルパッチョ?と思っていたけれど、Tさんが一言「ユッケ丼?」と書いてらして、「それだ!」と1/3量ほどはユッケ風に細かく刻んでたたき、ぎりぎりまで冷蔵庫に入れておいた。あとは、ブリスケットは焼き肉の厚さくらいに斜め切りを6枚、ごく薄切りのカルパッチョ用を3枚切り出した。そこそこ脂もついていた肉なので、それは綺麗に削って大さじ1くらいずつに刻み、ジップロックに入れて冷凍庫へ。
 
カメノコも、少量ついた表面の脂を軽くこそげ、それも冷凍。ユッケ用に切り出したら残りはあまり多くはなかったので、全てカルパッチョ用のつもりでごく薄切りに。カルパッチョ用の肉はラップに挟んで麺棒で薄く叩いておいた。ミックスリーフを大皿に盛って肉を盛りつけ、薄く削ったチーズ(パルメザンがなかったのでゴーダで……)を散らす。美味しいオリーブ油とフルール・ド・セル、黒胡椒、あとはユッケ用に胡麻油も食卓に。
 
せっかくだから、牛脂で何か一品作ろうかなと、「マッシュルーム入りジャーマンポテト」という感じかなと、スキレットで牛脂をじくじくと溶かしてにんにくを炒め、皮つきじゃがいも、玉ねぎ、マッシュルームを炒めてみた。味付けは塩胡椒のみ。
 
というわけで、熟成牛を満喫しましょうと、おおむね「生」でいただいてみる方向で、焼いて食べるのは薄切りのを「コンロのスキレットでさっと炙って、焼くなり食べる!」ということに。味付けは塩と油(香りのよいオリーブ油&胡麻油)、あとはせいぜい醤油くらい。
 
これがもう、どれもこれも、どちらの部位もどの調理法も、「牛肉なんだけど、確かに牛肉なんだけど、なんだか風味が全然違う!」という、びっくりするようなものだった。肉も、そして特に脂の部分が旨味を増すような感じ。ただのじゃがいも玉ねぎマッシュルーム炒めがおっそろしく濃厚な味になって、「肉かす」のようになった牛脂部分がまた!なんじゃこりゃ!みたいな!
 
お勧めしてくれたTさん曰く、「ナッツのような脂の香り」と表現していたけれど、本当に香りが違う。とろけるような生肉の食感と味も捨てがたいものだったけれど、薄切りのをさっと炙っていただくのもまた格別だった。ブリスケットの部位はむしろ焼いた方が楽しめるかもねと、カルパッチョ用にたたいてあったものをほんの2秒ばかり、片面を炙って軽く塩してすぐさま口に。息子はそれをゴーダチーズ、ミックスリーフと一緒にチーズ用のクラコットで挟んでサンドイッチ風にして食べるという暴挙(?)に及んでいたけれど、「なにこれ!すんごく美味しい!」と御満悦だった。ああ、私が人生初めて食べるこのお肉、息子は11歳で味わえるなんて。なんて生意気な。
 
そうして明日は熟成豚を焼いて食べてみる予定。
こういう食材を前にすると、もっともっともっともっと肉を焼く技術とか「食材の"今が一番おいしいよ"を聞き取れる超能力」とか、そういうものが欲しいなと思ってしまう。
 
近所のお肉屋で「ちょっといい肉」を買う時の倍額以上はかかるけれど、でも「そこそこの焼き肉屋、ステーキ屋で1人400g分の肉食べてお酒飲んで1人1万5千円」などということを思うと、熟成肉を大人買いして家でステーキ!焼き肉!というのは決して贅沢すぎることではないのかも。田園調布はちと遠いけど、次回は自分で買いに行ってみようと思う。

12月15日 火曜日
熟成肉の夕べ、その2!
「marond」のカレーパン
カフェオレ
みかん

朝御飯はカレーパンで。
 
昨日地元のパン屋さん「marond」に寄って、朝御飯用のパンをとひととおり棚を眺め、「揚げたて!」の文字つきのカレーパンの前で「やっぱり……これかしら?」と立ち止まって、1人1個のカレーパンを買ってきてしまった。そこそこのサイズがあって、そこそこ安くて、なんというか「普通にちゃんと美味しい」カレーパン。安心して食べられる味だから、時々食べたくなる。
 
息子がなかなか起きなかったり、他のことあれこれやっていたらほんのり焼きすぎてしまった気があったけれど、その分衣もサクサクと非常に香ばしく良い感じ。
&
カレーパンって自分で作れるものかしら……いや、作れたとしてもかなりめんどくさいよね、これは、などと思いながらもぐもぐもぐ。
最近みかんの消費量が減ってるよ!息子さん!などと話しつつ、まだ段ボールに30個単位で残っているみかんを食後に1個ずつ。

マッシュポテト・ほうれん草炒め
熟成豚のタリアータ ブロッコリーのソース
ローズマリーと熟成豚の風味のピラフ
簡単ミネストローネ
ビール(サッポロ黒ラベル)

今日の夕御飯は、昨日に引き続いて熟成肉専門店「中勢以」さんの熟成肉を。今日の素材は豚肉ということで、こちらは生食できないので中まである程度火を通しつつ、いただくことに。
 
こちらについては、「焼いた時に出る脂で、ぜひご飯を炊いてみて!」とTさん(←今更名前を伏せる必要もあるのかしらと思いつつ……)にお勧めいただき、レシピも送っていただいたので炊いてみることにした。肉を焼くのとご飯を炊くのとどう並行作業すれば良いのかしらと思いつつ、脂の面から肉を焼き、じわじわと肉に火を通しつつ染み出た脂を別鍋に移して手早くご飯の仕込みもした。スキレットにカバーをしておいたとはいえ、ご飯が炊きあがる頃には肉は冷めてしまっていたので改めて表面を軽く炙ってみたりして。
 
味付けは塩胡椒でシンプルに、肉もご飯もローズマリーで香りをつける。ご飯はほんのりにんにく風味で、肉にはブロッコリーをピュレ状にした生クリーム入りのソースを添えて。
 
肉にはシンプルにマッシュポテト(これもTさんのアイディアを拝借……)と、あと、肉を焼いた後のスキレットで最後に残った肉汁を絡ませるようにしながらほうれん草を炒めたものを添えた。スープは、特売していたのを買ってきた"ミネストローネの素"を試しにと初めて使用した簡単ミネストローネ。きのこやキャベツなど、ありもの野菜をあれこれ放り込んでみた。
 
さて、で、熟成肉。
 
焼くなり漂うのは、なんとも香ばしい脂の香り。「肉の匂いじゃないみたい」というと語弊があって、確かに肉の匂いではあるのだけれど、もっとバターのようなナッツのような独特な甘い香りが漂ってくる。端に大きな脂の層があるのでそこから炙って、溶け出た脂をピラフ用に取り分けつつ、肉にもしっかり絡めるようにして焼いていった。最終的にスキレットに若干残ったのでそれを使ってほうれん草炒め。
 
更に、皿に盛らなかった脂の固まり部分は細かく切ってじくじく焼き、最後に醤油味の"ラードチャーハン"にして食べてしまった。それでも残った脂は冷凍保存。脂の端も捨てることなく(だって安くはないお肉だし)、隅から隅まで堪能させていただいた。美味しかったー!昨日に引き続き、「なんじゃこりゃー!」という風に美味しかったー!
 
本当は、温度計をきちんと使って中心温度がこの温度になるまで加熱!とするのが一番だそうだけれど、あいにく肉用の温度計は持っていない(油用のしかない……)から、勘で調理。中心が赤くなるよりはと自分の勘より若干長めに火を通したら、案の定ちょっと焼きすぎ?な仕上がりになってしまったけれど、パサつくほどの火入りにもならなかったから、良しとする。しっかりめに塩をしたのがほどよくて、クリーム味のブロッコリーソースは肉そのものも味わいつつ少しずつ添えて。
 
普通の豚肉と、銘柄豚(耶馬渓豚とか、プラチナポークとか、東京Xとか)の味も食べ比べてみると全然違うものだけれど、熟成豚というのはまた違う方向に全然違う「豚」なのだなぁと思い知らされた。私なんかが焼いてこれだけ美味しいのだから、1kg単位で懇意の料理屋さんなどに持ち込んで「これ焼いて!」とお願いして食べさせてもらえたら、どんなことになってしまうのかしら、と。
 
12月になってからこっち、美味しすぎるものばかり口にしているから「2009年一番美味しかったもの」がどんどん上書きされていきます……。

12月16日 水曜日
最近買った、いそぎんちゃくリング。
「marond」の小倉あんぱん
ホットミルク

昨日の朝食べたカレーパンと一緒に買ってきた、小倉あんぱんが今日の朝御飯。このところ甘い系のパンはご無沙汰な気がするなと買ってきたのだけれど、よく考えたら月曜の朝はドーナツ。甘いものしっかり食べてるじゃん一昨日……と苦笑いしながら、ともかくも、あんぱん。
 
息子は最近「ホットミルク」に御執心で、甘味をつけない、ただ温めただけの牛乳を喜んで飲んでいる。今日はまた一段とすごい冷え込みで、息子ならずともホットミルクが恋しい気分だったので、家族皆でホットミルク。温めると甘さが増すし、このミルクの匂いかいでいると眠くなっちゃうんだなぁ……。朝起きて早々、「昼寝したい」とか思ってしまったりして。

いわし天
蓮根のそぼろ煮
かじきまぐろのハチミツ照り焼き丼
具沢山の和風スープ
麦茶

昨日一昨日と「熟成肉焼くから、なるべく夕食に間に合う時間に帰ってきてねー!」と、だんなに無理言って帰ってきてもらっていたから、さすがに今日は遅いらしい。
 
久しぶりに息子と2人のご飯だねと、かじきまぐろを照り焼きにして丼で食べた。普通のブリ照りが醤油と味醂ベースなところ、バターと醤油とはちみつで調味して、刻み葱と共にご飯に乗せたもの。
 
今朝、だんなのお弁当用に作った鶏そぼろの残りは炒めた蓮根と合わせて小鉢にし、富士宮で買ってきたいわし天を軽く炙った。あとは、白菜、きのこ、人参、玉ねぎ、いんげん、大根などなど、適当な野菜を次々切って入れて作った野菜山盛りの具沢山スープ。
 
「よし!なんとなく和食風になった!粗食風(あくまでも"風")になった!」
と自画自賛して、昨日一昨日よりは幾分油っけの少ない夕飯を。
 
今年、「大地〜」から何度か届いて、改めて味わってみると、蓮根って美味しいなぁと思う。洋風にも和風にも使えるし、シャキシャキした歯ごたえも好ましいし、けっこう調理して食べるのを楽しんでいるところ。今まで苦手意識持っていてごめんよ、蓮根。
 
……で、今日は、これという写真が撮れなかったので、数日前に届いた「designsix」のリングの写真を。
 
先日、雑誌をめくっていたところ「イソギンチャクをモチーフにした」という、ジュエリーの写真を見て「いいなぁ」と思ったのだけれど、その価格がなんと7桁。とても綺麗なリングだったけれど当然買える価格でもなく「無理無理無理」とトップページで呟いていたら、「お手頃価格でイソギンチャクリング、ありますよ」と、メールで教えてくださる方がいた。
 
そして、販売しているサイトを見に行って一目惚れ。
かわいい!でっかい!派手派手しい!と、大変にツボで、2009ウィンター限定カラーなるものも出ていたことから3つばかり買ってみてしまった。色々な色が混ざっているものの方がそれっぽい気もしたけれど、実際自分の服に似合うかというと微妙なところにも思われたので、服の色味に近いもの&お遊びでクリスマスカラーも、という感じで。
 
うん、可愛いです。気に入った!

12月17日 木曜日
メニューが次々変わろうとも、これは変わらない味のもつ煮込み。
イングリッシュマフィンのソーセージエッグトースト
カフェオレ
みかん

今日の朝御飯はイングリッシュマフィンのトーストサンド。半割にしてチーズを乗せて焼いたマフィンに、挟んだのは炒めた薄切りソーセージと目玉焼き。
 
毎度、作ってから「これにレタスとトマトを挟んでもいいかも、あとアボカドも……」などと思い至るのだけれど、諸々の買い置きがなかったりして(ソーセージや卵を常備するのは忘れないのにねぇ……)、今日も「次こそは」と思うのだった。アボカドサンド、良いよね。スモークサンドとクリームチーズと……なんて組み合わせもいずれ試したいところ。

「テング酒場」にて
 味噌キャベツ
 もつ煮込み豆腐 煮卵入り
 カリカリとり皮ポン酢和え
 ハムカツ
 串焼き(シロ・豚バラ・もちベーコン・いかだ)
 焼売
 生ハムピザ
 ねぎとろ巻き
 かにチャーハン
 ホッピー (中おかわり)
 などなど、家族で。

今日は微妙に忙しく、しかも体調も今ひとつで「いかん、どうにも眠い……」と午後4時を過ぎたところで昼寝ならぬ夕寝をはじめてしまい、目覚めたのは6時をとうに過ぎた頃。
 
「しまった、今日は豚の塊肉を煮ようと思っていたのに……」
と呆然としているうちに、だんなから「そろそろ帰るよー」と連絡もあり、どうしましょうどうしましょうと焦るまま、「もう、どっか食べに行っちゃおう」ということに。
先日、やたらと混雑していて料理を待たされたり間違えられたりしてかなり残念な感じになっていた駅前の「テング酒場」に、もう一度行ってみることにした。忘年会シーズンとはいえ、平日の半端な曜日ということもあってか、さほど混雑しておらず、今日は注文したものもすんなりテーブルに来て良い感じ。
 
メニュー内容は開店当時から幾分変わった感があって、前ほどの魅力がなくなってきた気がするのだけれど、でも看板メニューだろう「もつ煮込み豆腐」は変わらず。煮卵入れてもらって、豆腐どっさりモツどっさりの味噌味煮込みを今日も堪能した。串焼きのシロだとか、カリカリに焼いた鶏皮なども貰って、いかにもな居酒屋メニューをあれこれ堪能。
 
今日はなんとなくホッピー気分だったので、「中」のお代わりをして2杯ばかり。テーブルにやってくるのが氷と焼酎入りのジョッキと瓶のままのホッピーなので、ホッピーを注いで飲むとホッピーの方が余って注ぎ足しながら飲むことになる。だから、ホッピー少なめにしたままアルコール度数高めのを1杯目飲んで、ジョッキに入った焼酎(店によってをれを"中"とか"玉"とか言う)をお代わりして、残ったホッピーを注いで……という具合。本当は氷が入っていない方が美味しいなと思うけど。
 
今日も味噌キャベツをバリボリ囓りながら、息子の好物のハムカツや焼売も注文して、シメはカニチャーハンをだんなと半分こ。ややしょっぱかったけれど、そこそこの分量で400円を切っているのだから、やたらと安い。
「あー!なんかね、自分の作る料理に飽き飽きしていたところだったの!」
とぼやいたら、だんなが笑っていた。

12月18日 金曜日
なんとも優しい味だった「いちごミルクブレッド」
「アンデルセン」の
 チェダーチーズ
 いちごミルクブレッド
カフェオレ
みかん

だんなは朝ジムにつき、簡単に食べられるパンを「アンデルセン」で昨夜買ってきた。もう閉店間際のタイミングだったので、息子好物の「ミルクフランス」も残って折らず、だんな用にはベーコンチーズパン、私と息子はごろっと大きめのフランスパン生地にチェダーチーズを詰めたその名も「チェダーチーズ」というパン(そのまんま……)を半分こすることに。更に、この季節の商品らしい「いちごミルクブレッド」というキュートな外見のパンもあったので1/2本分買ってきてみた。
 
「いちごミルクブレッド」は、生地に苺のピュレを混ぜ込んだような、淡いピンク色のほの甘いパン。上にはアイシングとドライストロベリーを砕いたものがかけられている。チーズパンが巨大なので、いちごミルクブレッドは1cm厚さほどに薄切りにしたものを1枚ずつ囓った。
 
それほど甘くはないけれど、ホイップクリームとか生の苺とか添えて食べたい感じだねぇ……と話しながらもぐもぐ。
 
で、この「いちごミルクブレッド」の名称を確かめるためにネットで「アンデルセン」のサイトを見ていたところ、「パン鍋フォンデュ」なる商品の紹介をみつけてしまった。
 
濃縮タイプのソースで、これを薄めて具を入れて煮込み、トマト味もしくはクリーム味の鍋仕立ての煮込み料理をいただいた後、残った煮汁にフォンデュ用チーズを溶かしてチーズフォンデュとしてパンを楽しむ……というものらしい。トマト味もクリーム味もどちらもちょっと気になったので、今度お店で見てみようかと。

温野菜のサラダ
和牛のサイコロステーキ きのこ添え
具沢山の和風スープ
羽釜御飯
麦茶

だんなは飲み会とのことで、息子と2人の夕御飯。
 
40%offになっていた200gばかりの牛ステーキ肉をみつけたので買ってきて、サイコロステーキにしてしまうことにした。あまり分量もないので、同じスキレットできのこも炒めて、薄切り玉ねぎを敷いた皿に盛りつける。味付けはバターと醤油。
 
先日作った、やたらと具沢山な和風スープも残っていたので、あとはブロッコリー、いんげん、人参、里芋を茹でて温野菜のサラダ。ローストガーリックを砕いたものを散らして、ピエトロドレッシングをかけた。
 
今日は夕方遅くまでみっちり仕事していたので、「御飯を炊く間の時間で出来るものを」と適当に調理したのだけれど、肉っ気あり野菜も多めでなかなか良い感じになってくれた夕御飯。
 
最近、さつまいもをスープに入れてみるのが自分の中の小さなブームで、「ミネストローネに入れたさつまいもは良い感じ」という結論に達した。味噌汁も悪くはないけれど甘くなってしまうし、今回の澄まし汁タイプの和風スープには使った具のバランスからか、ちょっと似合わなかったかも(味付けと具の組み合わせによっては充分ありかも)。シンプルにポタージュにしてしまえばさつまいもに限らずたいていの野菜は「あり」なのだろうけど、ピュレなどにしていない、あるていど塊の状態になっているさつまいもをもぐもぐしたいという欲望があるので、うまいこと汁物、煮物に使えないか考え中。

12月19日 土曜日
パッエリーア♪パッエリーア♪
チーズトースト
カフェオレ

昨夜はだんなの帰りを待ちつつオンラインゲームに励んでしまって、就寝は2時すぎ。だんなも同じタイミングで布団に入ったはずなのに、8時を過ぎた頃に起きた私が一番の寝坊っぷりで、軽く悔しい思いをした。
 
軽く朝御飯済ませておでかけしましょう、と、朝食はチーズトーストとカフェオレ。息子のリクエストは「四角いチーズを乗せたトースト!」とのことで、応じてスライスチーズ乗せのチーズトーストで。

池袋 「伝説のすた丼屋」にて
 すた丼 \600
 ギョーザ \300

今日は池袋にお出かけ。夕御飯はどこかに飲みに行くことにして、昼はさてどうしようと。
 
「すた丼行かない?あるいはラーメンとか」
とだんなが提案して、
「すた丼!?食べる!」
と私があっさり食いついてきたので、だんなは少し驚いたらしかった。ええ、私、すた丼好きなんですよ。かなり好きなんですよ。
 
で、昼御飯は池袋の「伝説のすた丼屋」で。
 
「豚薄切り肉のにんにく醤油焼き丼」という風なもので、別添で生卵も添えられてくる。具がやたらと少ないわかめの味噌汁つきで、普通サイズは600円。
 
甘さはさほどつけていないタレはややしょっぱくて、でもそれがにんにくの香りと共に食欲をそそる、なんとも男くさい(というかにんにく臭い……)丼屋さんだ。
 
5個で300円の餃子も1皿とって、だんなと半分こ。がっつり丼を楽しんだ後は、演劇集団キャラメルボックス2009クリスマスツアーの「エンジェル・イヤーズ・ストーリー」を観劇に。
 
今回、息子にとってはあまり面白みがないお話かなと、相談の結果、息子はネットカフェでお留守番。だんなと2人、前から数列目というかなり前方の列で新作ストーリーを堪能してきた。
 
事故の後遺症で突然「人の心の声」が音として聞こえるようになった中年のおじさんが主人公。聞きたくもない家族の声などを聞いてしまいつつ、娘の危機を知って奔走する……というストーリーで、「人に見えないものが見える、人に聞けないものが聞こえる」という良くも悪くもキャラメルボックスの王道的ストーリー。
 
かなり無理矢理さを感じる展開もあって、それは昔の「キャンドルは燃えているか」とか「カレッジ・オブ・ザ・ウィンド」あたりにも通じるものではあったのだけれど、その昔の作品の無理矢理さは許せてもこの新作の無理矢理さは違和感に感じてしまうのは、私が年を取ってしまったせいなのかしらん。いつも以上にたくさんのベテラン勢が参加していた芝居は誰も彼もが達者で演技の方は安心して見ていられた。
 
観劇後、息子を拾って冬用の上着などを買い物しつつ、夕飯は東京駅に移動して。
 
そろそろ「160cm」サイズになりつつある息子。ジュニアサイズは150cmまでのものが多くて、でもメンズのSだとまだ大きめだったりして、この時期服選びは実に大変。ダウンジャケットを買いましょうとユニクロに行って、悩んだあげくにレディースのMサイズを買ってみたらこれがぴったり。もう君はデザインが許すかぎりレディースのMを着ればいい……。

八重洲 「BAR ANDALUCIA YAESU」にて
 イベリコ豚レセボの生ハム \1500
 白アスパラガスの陶板焼き \900
 マラガ風エビの陶板焼き \1100
 イベリコ豚のセクレト \1800
 オマールエビのパエリア \3000
 クレーマ カタラーナ \400
 卵黄のデザート \400
 本日のアイスクリーム \300
 サングリア グラス \500
 サングリア ピッチャー \2800
 コーラ \630
久々のスペインバルを大堪能

「沖縄料理屋さんで泡盛のんだくれる?」
「……あ、新宿ルミネのお店、もう無くなっちゃってるよ」
「マジでか!?」
どうしよう、どこ行こう、と話し合っていたのは昨日の夜からで、でも今日になって
「なんかね、スペインバル行きたい。パエリアつついてサングリア飲みたい気分」
と呟いたら、だんなが「それだ!」と乗ってくれた。
 
以前、銀座にあったスペインバル(一度行ったことがあるけど、美味しくて幸せだったのだった)が八重洲に移転したのだという。店名も変わったらしいその店は、「BAR ANDALUCIA YAESU」というお店。
 
開店直後に伺ってみたらお客はまだ他に誰もおらず、早々に手切りの生ハム盛り合わせとサングリアを注文。クーポンつかって無料で1杯もらったサングリアは早々に空になってしまい、次にピッチャー(6杯分入っている)、それでも飲み足りずにグラスでもう1杯もらって、やっと「あー、飲んだ飲んだ、美味しかったー」と御満悦になれた私。赤ワインはそれほど得意でなく、選択できるならたいてい白ワインを頼んでしまうのだけれど、サングリアは別。元々ワインには強いので、口当たりの良いサングリアは1リットルでも2リットルでも飲めそうな勢いだ。
 
陶器製の鍋を直火にかけて調理したあれこれがメニューに並び、その中から白アスパラガスとエビを1皿ずつ。どちらもオリーブ油たっぷりにんにくたっぷり、赤唐辛子が数本入り、味つけは基本的に塩胡椒。シンプルながら、そりゃもう不味かろうはずもない組み合わせで、実際すばらしく美味しかった。太いホワイトアスパラガスは筋っぽくなくて甘さを感じる上質なものだったし、大きな海老もプリプリと、陶板の底に溜まるオイルをパンに吸わせて食べるのもまた幸せ。
 
イベリコ豚のグリルは、タイムを散らしながら塩胡椒味で焼いた焼いた肩ロース風の肉に、カレーの香りのするラタトゥイユ風煮物を添えたもの。イベリコはいつ食べても、脂に甘さがあって香ばしく、おいしいお肉だ。
 
そして、最初のオーダーの時から注文を入れておいたオマール海老のパエリアも、ほどなく炊きあがってテーブルに。
海老!ムール貝!あさり!イカ!と魚介具沢山のサフランの香りの御飯にレモンぎゅうぎゅう絞ってシメにたっぷりいただいた。手をベタベタにしながら殻つきの海老の身もしゃぶり尽くして、そしてデザートも。
 
息子はアイスクリーム、だんなはクレーマ・カタラーナ(スペイン風クレームブリュレ)、私は「卵黄のデザート」とメニューに紹介されていた焼き菓子……というか、プリン的なものを。
 
香港の蛋撻にもっと大量に卵の黄身を入れたような、甘さ強めのしっとりとした卵色のお菓子はとても素朴な味わい。とろけるような柔らかさのだんなのデザートもたいそう美味しかった。卵と乳製品が大好物だから、こういう類の自家製デザートが揃っているのは、最後までとても嬉しいこと。しっかりめの甘さも、「これでお食事はおしまい!」という感があって、私はとても好きなのだった。
 
のんびり八重洲界隈のクリスマスイルミネーションを眺めつつ帰宅して、明日も早いしねと早々に就寝。

12月20日 日曜日
今日は1枚も写真を撮れず……これは昨日の「すた丼」
ジャンフェス入場前行列並びつつ
 パン・オ・ショコラ
 渋皮栗のマフィン
 コーヒー

今朝は6時半に目覚まし時計をかけておいたのに、私は6時起き、息子に至っては5時半起き。2人してどれだけ楽しみにしてたんだか、と苦笑いしつつ、だんなを起こさないようにこそこそと外出の準備をはじめた。
 
そんなに早く出かけても寒い中で並ばなきゃいけない時間が増えるだけだよと、のんびりめに身支度整えて、息子と2人お出かけした。目的地は幕張メッセ、昨日今日と開催されている「ジャンプフェスタ2010」略して「ジャンフェス」だ。
 
少年ジャンプの年に一度のお祭りで、物品販売や各種ステージ、新作ゲームの発表など、諸々の催しがある。私の目当ては事前抽選により観覧できるONE PIECEステージ。主要キャラの声優たちが集まって、キャラクターのノリそのままにワイワイやるのだけれど、去年と同様、原作者 尾田英一郎先生が登場するステージを見られることになった。
 
「息子の名前の方が当たりやすいよね。男児!小学生!千葉在住!このステータスならきっと当たる……!」
と、息子の名前でせっせとステージ観覧券を応募していたところ、今年もめでたく当選。招待券1枚で2名が観覧することができる。
 
息子はゲームの体験版やら配信データやらが目当てだそうで、今回も朝早めに出発して開場の1時間ほど前到着を目指した。
 
なにしろ幕張メッセは海のそば、朝方の寒さと風の冷たさは尋常ではないから、ユニクロのヒートテック着てスキー用のアンダーシャツ着て手袋とマフラーも装備、カイロまで持って万全の準備でのお出かけ。
 
やっぱり外で待つ間はおそろしく寒く、せめてもと、家からトラベルマグに入れて持っていったコーヒー飲みつつ、朝御飯にはパンを並びながらもぐもぐ。
 
昨日のうちにサンシャインシティ内の成城石井で買ったチョコデニッシュと、渋皮つき栗入りのしっとりとしたマフィン。さんざん歩くだろうしせめて栄養はとっておきましょう、と、息子もメロンパンをもぐもぐもぐ。
 
予定されていた9時開場よりも幾分早く、8時半にならない頃に入場が始まったため、外で待つ時間が思いのほか少なく済んだのは幸い。

ジャンフェス会場にて
 サーモン&チーズ入りホットサンド \400
 プリン入りホットサンド \400
 ココア \300

会場には「ボンゴレファミリー秘伝ツナ入りミートソーススパゲティ」だとか「螺旋丸ポテト」とか「土方スペシャル!豚すき焼き丼マヨネーズ付き」とか「ゴムゴム焼きそば」(ゴムっぽい歯触りなのかしら……)とか、ジャンプ作品にちなんだそれらしい食べ物が諸々屋台形式で売られている。
 
でも息子が
「これ食べたい」
と言ったのは、テレビ番組「ジャンBANG!」プロデュースのホットサンド。
 
アッキーナプロデュースのサーモン&チーズ入りホットサンドと、ザリパイプロデュースのプリン入りホットサンドを、「えー、本当にプリン入り食べるの……?」と戦々恐々となりながら、買ってみて息子と半分こして食べた。
 
おお、プリン入りホットサンド、案外ちゃんと美味しくてびっくり。出来たてだったのかちゃんとアツアツで、中に冷たいプリンが詰まっていたのがなんとも不思議で、でも悪くなかった。
 
以下、例によって鬱陶しい萌え語りが続くので、興味がある方だけ(推定10人くらいじゃないかと……)どうぞ↓

今年はまた「銀魂」人気がすごくて、休憩していたベンチから見回しただけで銀さんコスプレが7人くらい見える感じ。すぐ隣で銀さんと高杉と柳生九兵衛が並んで焼きそば食べていたかと思えば、彼らと入れ替わりに「寺門通親衛隊」の法被を着た銀さん・新八・神楽が寺門通とやってきて休んでいたりする。真選組コスプレも多かったし、今年の銀魂人気は去年に輪をかけてすごかった。
 
でも、全体的にはコスプレは少なめ。グッズショップで「スケット・ダンス」の主人公の帽子とゴーグルが売られていたこともあり、ボッスーン頭の人が多かったのが可愛らしかった。
 
思わず
「息子はコスプレしないのかな?」
ボッスーンセット買ってあげるよ、したかったらしてもいいよ?と言ったら
「絶対ヤダ」
だそうで。
若気の至りで一度くらいやってみてもいいんじゃないかなーとお母さんは思っていたりして。
 
あとは相変わらずREBORN人気もテニプリ人気もすごい様子。クローム髑髏を10人以上は見たし、青学ジャージ姿もそりゃもうたくさん。人気作品の割に、ONE PIECEのコスプレは、実は毎回あまり見ないのだった。
 
めちゃめちゃ混んでいたけれど、原画展示コーナーもしっかり拝んできた。今年のONE PIECE原画は
・モノクロ:「助けにきたぞ〜!!!」見開き(557話:コミックス未収録)
・モノクロ:海賊"王下七武会"見開き(550話:56巻)
・カラー:STRONG WORLD 週刊ジャンプ3週連続表紙のもの
・カラー:STRONG WORLD 麦わら一味スーツバズーカ(565話:カラー口絵)
・カラー:ルフィ・ゾロ・ナミ・虎の和風イラスト(526話表紙)
の5点。
 
こう、動物の書き方やら何やら、鳥山明先生を思い出させるなぁと思いつつ、いかにも少年漫画らしい絵を堪能。
小畑健先生の原稿の美しさは言うまでもなく、他に見るのを楽しみにしていたのは「めだかボックス」と「ぬらりひょんの孫」。実に線が綺麗……というか、好きな感じだ。「REBORN!」は六道骸登場シーンの見開き原稿だったものだから、いつ通っても女の子がたくさん人垣を作っていた。REBORN!も、すっかり絵が耽美系になってしまったねぇ……。
 
あ、あと、「リリエンタール」原画は紳士(=目下、週刊ジャンプ随一のだんなお気に入りキャラ)のチェスシーンだったから、だんなに「生原稿に紳士いた紳士!」と速攻メール。すぐさま「紳士いいよ紳士!」返事がきたところを見ると、だんなの紳士萌えは相当なものらしい。うん、紳士いいね紳士。
 
今日は本当にすさまじい混雑で、午前中早々に整理券配布もののイベント類は配布終了。場所によってはただ歩くのも大変なほどで、午後はベンチに座って呆然としつつ、持参したポメラで昨日と今日の日記をつけていた次第。
 
そして午後4時、待望のワンピステージ。
14:40受付開始で、他にやることもなくなったしと14:10頃にステージ入り口を目指したところ、すでに500人以上の行列。招待券にあらかじめ「○ブロック」とA〜Fのブロックの指定があり、私たちは右側前から2つめのブロック。私たちは「E」だったので相当後方かと覚悟していたのに、左側前からABC、右側前からDEFという割り振りで、CFブロックが一番後ろという、ちょっと不思議な(というか、Cブロックの人が可愛そうな感じの)ブロック分けだった。
 
今年から(=今秋のアニメツアーから)この手のイベントの身分証明チェックはかなり厳密になっていて、今回も保険証を持参して当選者の氏名と住所の確認がきっちり行われた。当選ハガキに当選者の男女の別と年齢まで記載されているから、オークションなどでチケットを入手するのも大変そうだ。
 
以下、更に鬱陶しいワンピースステージレポ……(ほんと、もうワンピブログとか立ち上げちゃった方が早いですかね……)。
 
オープニングは田中真弓(=ルフィ役)、矢尾一樹(=フランキー役 & Mr.ボン・クレー役)が登場して、コミックス56巻の9ページ分のアフレコ。
「必ずアニキ救って来いやァ〜!!!」
「ボンちゃーん!」
の感動シーンで(しかも生声!!)いきなり涙が出そうになりすつつ、生矢尾一樹ボイスで
「ナーハッハッハ!あちしよ!あ・ち・しー!」
が聞けて幸せ。相変わらず達者だ。そして若い……。
 
その後、山口勝平(=ウソップ役)・平田広明(=サンジ役)、岡村明美(=ナミ役)・中井和哉(=ゾロ役)がそれぞれ客席後方から客席脇通路を通ってステージへ。中井さんが途中でコケて、周囲から「ゾロのくせに」「かっこいいゾロのくせに」とからかわれる。
ちなみに全員、ストロング・ワールドの各キャラと同じ風のスーツ姿。
 
今ステージは大谷育江(=チョッパー役)、山口由里子(=ロビン役)、チョー(=ブルック役)は出演せずにビデオのみでの参加、
大谷「(パン食べながら)このあんぱんにジャム塗って、もっと甘く美味しくしなさいよ!」
山口「(5秒はばたいて)ごめんなさい、もうダメ……(と画面から消える)」
チョー「(体を斜めにして壁に突き刺さり)45度!(更に下方向に体ずらして)30度!(言い終える前に崩れ落ちる)」
という、原作にちなんだ小ネタを披露していた。
 
10作目映画公開記念ということで、前9作のおすすめシーンを2チーム(ナミ・ウソ・フラ組、船長・ゾロ・サン組)に別れて発表、面白くない回答についてはゴッド尾田(ストロングワールドということでストロングな虎のかぶりもの着用)がドライアイスを解答台に噴射ということだったけれど、のべつまくなしに噴射させるゴッド尾田。
 
ナミ組発表名シーン
1作目映画のナミとウソの掛け合いシーン
3作目映画「夢のサッカー王」登場のゴッド尾田アフレコキャラ登場シーン
船長組発表名シーン
8作目アラバスタ映画のクライマックスシーン(普通に泣きそうになる)
9作目チョッパー映画のクライマックスシーン(周囲からすすり泣き山盛り)
9作目チョッパー映画、なぜかハイキングベアへの「登山マナーの一礼を忘れるな」のシーン
船長「大事でしょ!?山のマナー! はい皆さん、一同礼!」
と礼したその顔にゴッド尾田がアイス噴射。お約束のような展開に、でも隣の息子が腹抱えて笑っていた。
 
その後、10作目最新作の紹介。
長なわとび(ストロング長なわとび)を声優団が飛び、飛べた数×10秒だけ映画のシーンを放映しましょうということで長なわとび大会。
「じゃあ映画が100何分だから、680回飛べば全部流せるね!」
と平田さんが言い、「サンジすげぇ!」という声が挙がるも、中井さんに「さっき裏で必死に計算してた」と暴露される。
 
1度目8回成功八尾さんがひっかかって終了、2度目ハイヒール脱いで挑んだ岡村さんがすっころぶ、3度目、一度も飛べずに田中さんがこける、という体たらくで、最年少声優が40歳(田中さんに至っては54歳……)という年齢層高めな声優さんたちは、皆して疲れ果てていた(そういう状況で、なぜなわとびを……)。
 
「というわけで、僕たちを4分くらい休ませてください」
と、結局新作映画の出だし4分を放映。
 
シャイな尾田先生にも何度か話がふられ、でもとつとつと答える先生。
「これだけ全力投球した映画への手応えは?」
先生「それは見てくださった皆さんに判断してもらうことです」
「シキに舵輪が刺さってるけど、あれはどうして?」
先生「うっかり舵輪が刺さるっていいなと思って……いつか"うっかり舵輪"のキャラを描こうと思っていました」
「シキのお母さんとかおばあちゃんとかの話も見たい」
先生「これ以上仕事を増やさないでください」
「今後のワンピースの展開は?」
先生「言ったらつまらないから言わないけど、来年も大変な盛り上がりが何度かあります」

 
最後に声優から一言ずつご挨拶。
岡村「映画を見てくださった方はわかりますね、ナミの本気を見せます!」(と、2段重ねになっていた下のスカートを外してミニスカに)
中井「(ずっと高めの地声で話していたのに、ゾロ声で)皆の応援があれば、俺はまだまだ強くなれる……!! (地声に戻して)と思います♪」
記憶に残ったのはこんな感じ。(すみませんゾロ声聞けて記憶が飛びました)
 
その後は「ビンクスの酒」を皆で歌って、船長の「せーの!」の合図で会場全員で「メリークリスマス!」、ゴッド尾田がスイッチを押す「おだっち砲」で会場全体にキラキラテープが飛び散って、ステージは終わった。
 
帰宅してからネットで見たところ、昨日のステージには現テレビアニメ主題歌を歌う矢口真里はじめヘキサゴンメンバーがゲスト登場したとのこと。
 
現オープニングはニュースになるほどに悪評ぷんぷんで、もちろん私も「えー、今の原作のこの展開にこの主題歌ってどうよ」
と思っている。「全然ワンピース好きでもないし読んでもないでしょ?」という変な歌詞だし(そのアニメ用に作られた曲ではないのならわかるけれど、ONE PIECEのために作った曲がこれだってんだから……!!)、ONE PIECEに思い入れがある人でこの曲を許容できる人はあんまりいないんじゃないかなと思う。
 
1つ前の東方神起の「Share The World」のオープニングはかなり好きで(絵も格好良かったし)、録画で見るときもオープニングからちゃんと見るくらいだったのに、今の放送は極力録画で見て、オープニングは全て飛ばして見るくらい嫌い。アイキャッチでちょびっと流れるだけでも音量ミュートにしたいくらい。史上最悪のONE PIECE主題歌であることは間違いない、と私は思っている。
 
さぞ昨日のステージを見たお客さんたちは業腹だったろうなぁと思っていたら、やっぱりそんな感じだったみたいで……興醒めで会場シーンとなってしまっていたらしい。滅多に見られない、麦わら声優が9人揃った昨日のステージなんだから、そんな変な余興は要らなかったよねぇ……ヘキサゴンメンバーは喝采で受け入れられると思っていたのかしら。


 

と、以上、予定以上に語りまくってしまいました。ほんとうにすみません。オタクですみません。
 
多分、ONE PIECE、声優陣が今風の若手声優たちが演じていたのなら、ここまで(声優方向には)はまらなかったと思う。
藤波竜之介だのイタダキマンだのさすがの猿飛だの佃半平太だの、私の子供時代のアニメ好きを支えてくれていた田中真弓さんが主役を張って、更に私の青春の一端を担っていた「やってやるぜ!」の藤原忍の矢尾さんが参加したりと、声優陣の年齢層高めなところがもうたまらん、というか。
 
ああ、隠してないところでまで語ってしまうところだった。自重自重。

豚味噌鍋 (豚肉、白菜、長ねぎ、うどん)
日本酒(菊姫 山廃純米 無濾過 呑切原酒)

かくして、ヨレンヨレンに疲れ果てて帰宅。バス1本、数十分で帰宅できるところに住んでいる幸運に感謝しながら、バスの中で息子は爆睡。私も「もう歩きたくもない……」という気持ちだったのだけれど、バスの中で
「……明日、君の学校、弁当持参じゃなかったっけ……?」
「そうだよ?」
と、思い出さなきゃいけなかったことを思い出してしまった。
 
これは大変!と帰宅してから買い物へ。夕飯は、寒いわ腹減ったわで、豚味噌鍋にすることにした。というか、だんなが
「じゃあ豚味噌鍋にしよっか?」
と言ってくれて、「それー!」と。
 
昨夜は洗濯物もらくに畳まず寝てしまい、今朝は今朝で洗濯も猫の世話も何もせずに家を出たというのに、だんなは私が遊びほうけている間、いろんな事をやってくれていたらしい。夕食の支度も
「ごめん!マフィアのお世話したらすぐ葱刻むから……!!」
とやっている間に、すっかり全ての支度が整っていた。私がやったことは、猫に餌をやったことくらい。
 
「疲れたー!でも楽しかったー!」
でも、明日お弁当作りだってよ、この時期に、しかも月曜に、ありえなくない?と、「弁当作り」に対して私がぷーぷー言っていたら(疲れて空腹だから気も立ってた)、
「はいはい、美味しいお酒飲もうね、鍋たくさん食べなさい」
と、だんなが「これ飲みましょう」と菊姫を。山廃純米!無濾過!呑切原酒!と魅惑的なキーワードが並ぶお酒、濃厚で香りが良くて、でも荒々しくて、繊細さを感じるお酒ではないけれど、主張のある美味しいお酒だった。日本酒は「辛ければ良いってもんじゃない」と知ったけれど、でも「辛くて悪いというものでもない」と感じるお酒。ついつい杯を傾けまくってしまい、今日も4合瓶が空になった。……というか、日本酒の4合瓶は一度で空になるものだ、と思っておいた方が良いのかもしれない。
 
私も息子もすっかり腹ぺこだったので(途中で"ジャンプ屋台村"で何か買おうと思ったけれど、丼もの1つ買うのに40分待ちということで諦めた……)、息子もうどんを1玉半くらいは食べていたし、私もそんな感じ。白菜美味しいよ肉美味しいようどん美味しいよと、美味しい鍋と美味しいお酒でやっと人心地ついた。
なんだかすごく充実していたこの週末。