食欲魔人日記 99年7月 第1週
7/1 (木)
青春牛すじカレー
キャベツとコーンのスープ
アイスコーヒー

昨日から冷蔵庫に保存場所を移していた、残りの牛すじカレーをご飯と炒め、最後の「青春すじ肉カレー」。
カレー作成後4日も経つと肉も野菜もルーも渾然一体となり、酒池肉林の桃源郷、松坂牛すじの最後のバトル!といった風情だ。わけわかりませんが。
今日は軽やかに卵は抜き。
息子は今日から保育園でプールなのだそうだ(しかも毎日)。うらやましいことである。

鶏きじ焼き丼
コールスローマヨネーズ味
 抹茶入り玄米茶

朝一番、会社再編成の除幕式やらなにやらで社内はちょっと騒然としていた。
会社名の頭に「東」の一文字が増えるだけで、会社というものは何かと大変らしかった(って、会社名モロバレか、これ)。だがそれはそれとして、今日の仕事は取りたてて大急ぎのものもなく、いたって平和な木曜日である。
弁当は、冷蔵庫に残っていた最後の1枚の鶏肉を焼いて、醤油と味醂と味噌のたれにチャポンと漬けてご飯の上に乗せた、きじ焼き丼。
味噌系にはやっぱマヨネーズだらうとゆーことで前日にキャベツやにんじんを適当に切っておいたのを適当に和えてみた。
全体的に悪くなくって美味しかったんだけど、もうちーっと鶏肉に味が染みてると良かったなと今後の展望にしてみる次第。

カブとトマトのコンソメスープ
ご飯

だんなは
「今日は出先から直帰するから、結構早く帰れるよ♪」
と言っていた。昼間、仕事中にメールが来て、
「職場内の歓送迎会があるみたいだから、ちょこっと顔出さなきゃいけないかも」
と言ってきた。
だけど、多分8時頃には帰れるんだろー、と、息子も一緒に食べられるようなおかずを考えて、いつも以上に早めに帰って一生懸命準備していたのだった。
なのに、なのに、6時を過ぎても7時を過ぎても8時を過ぎてもだんなは帰宅しない。どころか電話も無い。
息子は待ちくたびれて夕食食べないまま眠りこけ始めるし、私も昼食後から何も食べてないから当然空腹だ。イライラが募る。

結局帰ってきたのは9時半も近くなった頃だった。
9時にいくらなんでも遅くなったし、と息子に予定とは違ったあり合わせの夕飯食べさせ、風呂に入れている最中に帰ってきた。
……しょぼん。

7/2 (金)
オムレツ&ウィンナー
カブとトマトのコンソメスープ
ご飯

眠い。なーんか知らんが、眠い。
今日はだんなが昼休みに予定があるとかで、弁当作らなくて良かった日だけど、30分余分に眠れたのにまだ眠い。
ほげほげしていたらだんながオムレツを作ってくれた。

チョウシ屋
 メンチカツパン(コッペ)
 ピーナツバターサンド(食パン)
カルピスウォーター

最近すっかりお気に入りのチョウシ屋で買ったお昼ご飯。
今日は午前中営業やら何やらででかけていたので、帰りにちょこっと寄って買ってきた。昼の行列はちょっとヤダし。
11時半に店に寄ると、客は誰もいなくて、おっちゃんもおばちゃんも揚げ物と戦っている最中だった。
そろそろ注文に慣れた私は、
「メンチカツパン、コッペでね。ピーナツサンド、こっち食パンね♪」
とさらりと注文。今日は念願のピーナッツバターサンドを食べるのじゃ。

ガラガラな為、今日はおっちゃんの作業を目前に眺めることが出来た。
コッペパンを袋から出し、包丁ですっと横に切れ目を入れる。
揚げたての、揚げ鍋の脇にある網からメンチカツをひとつつかみ、そぎ切りにする(←この滑らかな動作におっちゃんの仕事を見た)。
パンをわしっと広げ、そこに木べらでちょちょいとカラシ(これがまた真黄色のいかにもなやつんだんだな)を塗る。
カツを挟む。
ハケで、さらさらのウスターソースをちょちょいと塗る。あまりつけすぎないのがどうやらおっちゃんなりのコツのようだ。
3秒程度の早業で、油紙に包んで輪ゴムで止める。
次、ピーナツバターサンド。
食パン2枚を袋から出す。
返す左手で、棚の上に乗るブリキ缶かピーナッツバターをてんこもりに木べらにつけ、ざざざっと1枚に塗る。
いかにも適当な動作で2枚を合わせる。
またもや4秒程度の早業で、油紙に包んで輪ゴムで止める。
以上、しめて360円。うう、なんか幸せやん。

昼休みになって食べたメンチカツパンはまだ衣さくさく、ちょっとカツの蒸気でパン全体がしっとりしていたけど、ニクニクニクニクしていてサイコーに美味しかった。うー魂に響く味。サイコー。
んで、やっぱりハマッてしまったのがピーナツバターサンド。
ピーナッツバターは、水飴たっぷり入っているようなとろーんとしたやつで、ピーナッツのつぶつぶも無い、のぺー、とろーん、へろーん、とした感じのクリームだ。
あの、紙パック入りの、スーパーで売っているようなチープなやつを彷彿とさせるやつだ。
これがねぇ、懐かしい味でいいんだわこれが。
中央あたりが分厚くこんもりしちゃってたのも良い感じだし、大体パンの耳がそのままついていたりなんかして、なんかもう「どうにでもしちゃってよ、ああん」状態に私を陥れた。

豚ひき肉の北欧風
R1/Fの脇屋友詞さんサラダ
 つるつるチャイニーズ冷やしそば
 ポテトバンバンジー
 金針菜と子大豆もやしのサラダ[青とうがらしソース]
ご飯
ビール

本日は、息子お迎えをだんながやってくれるとゆーので退社後そそくさと銀座に向かう。
ボーナスから5万円を下ろして握りしめ、まずは銀座松屋のクラランスに向かい、そろそろ無くなりかけていたローションとクレンジングとその他色々購入。
店員さんにリフトマンスール(←塗るとスースーするスリミング剤)を勧められ、
「あー、それってムヒみたいで気持ちいいんですよねー♪」
と軽やかに返し、周囲の店員3人ほどをフリーズさせたような気がするが、まぁそんなことは些細な問題なのである。
だって、風呂上がりにリフトマンスールを背中に塗ると、スースーしてすんげく気持ち良いのである。使用法が間違ってるとは思うけど。

で、そのまま地下食料品のR1/Fで今月のサラダを購入。先月は山田宏巳さん、今月は脇屋友詞さん。トゥーランドットの悪夢が蘇る。
んが、とりあえずやっぱり美味しそうだったのでサラダは買う。
とりあえず、店頭にあった3種を購入。あと、「なす・いんげんのピリ辛サラダ」てーのもあったらしいけど置いてなかった。

次、明治屋に行って念願の"高級バター"を購入。
どっかの牧場の限定品らしきバター、225g×2個セットで1000円のやつと、当初からの目的だったカルピスバター450g1200円のやつを前に、しばし固まり思案する。なんか限定品らしいやつはやつで、とっても美味しそうだし、カルピスバターはまぁどこでも見かける事は出来るけどやっぱりそうそう買えないもんだしー……と悩んで悩んでカルピスバターにしてみた。
カルピスバターって言っても、別にカルピスで出来てるわけじゃない。カルピスを作る過程で出てくる乳脂肪分を使って出来ているバターらしい。なんでもカルピス数本だか数十本分でやっと1つのバターになるとか。そう思うと、箱の上に輝く「特撰バター」の大きな文字も頷けるってやつで。
さぁ、ついに買ったぞ豪華バター!早速明日はトーストするんだもんね、と明治屋隣のダロワイヨで厚切り食パンを購入して帰宅。

本日のおかずは、昨日下ごしらえしたままだった「豚ひき肉の北欧風」。どのへんが北欧風なのか、作ってる本人もいまいちわからなかったが、とりあえずビールと合って旨かった。豚ひき肉を角切りベーコンと小麦粉とこね、牛乳を加えてしっとりさせてタネとして、これをパンケーキみたく焼く。で、上にじゃがいもと玉ねぎとピーマンを角切りにして炒めて塩胡椒したやつをどどんと乗せる。それだけ。ほら、やっぱりどこが北欧風なのか読者さまにもわかるまい。はっはっは(いばってどーする)

脇屋さんサラダはすんげく旨かった。
つるつるチャイニーズ冷やしそばは、春雨と寒天を麺に見立てた胡麻ドレッシングのサラダ。若干胡麻油の量が多めでギトギトする感もあるけど、案外さっぱりとしていて、こりゃ夏に良い。ビールにも良い。気に入ったので、また絶対買う。
ポテトバンバンジーは、それなりに美味しかったけどいまいち。「スモークチキンそしてジャスミン茶で風味を立てた胡麻ソース」とあったけど、胡麻胡麻感が私的にはちょっと足りなかったような。その割にちょっとこってり。
金針菜サラダ。これが期待値いまいちだった割に、めちゃめちゃ良かった。ソースがちょっと不思議な香りがすると思ったら台湾の醤油「油膏醤」というのを使っているとか。もやしたっぷりで肝心の金針菜は少な目なのが残念だけど、デパート惣菜だと考えたらしょーがないんだろう。これで充分美味しいし。むむー。なんか悔しいぞ、脇屋。

7/3 (土)
バターたっぷり厚切りトースト
アイスカフェオレ

昨日買ってきた特撰カルピスバターを活用して、早速トーストを焼く。
最初にバターを塗っておき、トーストが出来たところで更にバター。うう、なんてゴージャスなんだ、なんてカロリー高そうなんだ。
しかしカルピスバターは旨かった。牛乳の香りがほわわわわんとただよい、どっしりと濃厚でそのくせくどくない。

ああ、シアワセな朝御飯……と私と息子が二人で洋朝食の悦びを満悦していたところ、だんなが「俺はご飯だな」と一人ご飯を食べていた。しかもしかも、最初は「佃煮で食べよう」とか言っていたのに、私がバターを塗っているのを見て、
「そうだ、バターご飯にしよう♪」
などと不届き極まりない事を言いやがる。何が不届き極まりないって、バターご飯はトーストよりもずっと美味しそうだからだ。そんなの許せん。
そんな私を前に、だんなはご飯の上にバターをこんもりと乗せ、溶かし、醤油をチャーとたらし、かき混ぜて喰い始めた。ああ、バター醤油のかほり。なんて美味しそうなんだ。
一口貰いました。敗北しました。くそぅ。

福臨門魚翅海鮮酒家にて飲茶
安蝦咸水角 (えび入りもち米の揚げギョーザ)
[月昔]味蘿蔔[米羔] (大根もち)
筍尖蝦餃皇 (海老蒸しギョーザ)
魚翅灌湯餃 (フカヒレ入りスープギョーザ)
煎餃子 (ニラ入り焼きギョーザ)
蟹黄干蒸売 (カニ玉子のせシュウマイ)
蟹肉魚翅飽 (フカヒレ入りカニ肉小セイロまんじゅう)
[虫豪]油叉焼飽 (チャーシュウ入りまんじゅう)
香茜腐皮巻 (中国パセリ入り湯葉の焼きもの)
脆皮芝麻球 (ごま揚げ団子)
時菓凍布甸 (果物入りプリン)
杏仁豆腐
 ([]内の文字はこれで1文字とみなしていただけると吉)

今日は待ちに待った福臨門魚翅海鮮酒家での飲茶。
わたくしのボーナスが予想以上に沢山貰えることになったので、早速予約して行くことにしたのである。私のおごりだ、ふっふっふ。
電話予約で、「ベビーカーの子供がいるんですけれども……」と申し訳なさそうに伝えたところ、快く
「大丈夫でございますよ。ベビーチェアのご用意してお待ちしております。」
と温かく言っていただく。うれしい。

あいにくの雨の中、小雨に濡れつつ昼12時に入店するとまだ客はちらほらと3組ばかり。おちついた中年夫婦や……奥にはジーンズ姿のカップルなんてのもいる。思っていたよりくだけた感じの客の服装であり雰囲気だ。昼の飲茶なら、そんなに肩肘はらずに来ても問題無いらしかった。
普通のメニューの他に、机の上には3枚ほどの複写式飲茶のメニュー。25種類の点心名が並んでいて、個数を書き込めるようになっている。当然今日は飲茶!ってんで、他のメニューには見向きしないで(あ、今日のオススメ、ってやつはちゃんと見たけど)飲茶をひたすら注文する。

最初は、あまりの暑さにビールを注文。メニューを見つつ、咸水角、大根餅、焼き餃子、それとここの名物でもあるフカヒレ入りスープ餃子も頼む。大抵点心は3つ盛り4つ盛りだけど、スープ餃子だけは1つしか入ってない、ってんでこれは2つ注文。1皿1500円だ。ちょっと痛い。

最初に来たのは、揚げ物である咸水角。甘辛い具を餅米で包んで揚げた、餃子というより揚げ餅である。これがんもう、揚げたてで周囲さくさくでその1mm下はもちもちした食感。中のとろみのある餡とあいまって、油と炭水化物と甘いタンパク質の三位一体で……というとダイエットの天敵であるに相違ないけど、そんなこたー関係ない。美味しい。これまでいろんなところで食べたけど、どこで食べたのよりも美味しい。でもこれは3つで900円もする。1つ300円。一口100円。うう、高いぜ福臨門。でも旨いぜ。悔しいぜ。

続いて来たのは大根餅と蝦餃。これも、特に「ここがすごい!」というナニモノかがあるわけじゃないけど、妙に美味しい。確実に美味しい。餃子の皮のふっくら加減、餅の焼き加減、中に入る干し海老の旨味、どれをとっても他では味わえない最高のレベルの味になっている。
大根餅は、本当は「子供が食えるし」という、あまり考え無しで注文したものだったけど、子供にあげるのが勿体なくてほとんど親が喰っていたという。
このへんでビールが無くなり、プーアル茶を貰って(お茶は好きなの選べて、無料らしかった。嬉しい。)がぶがぶ飲みながら点心をつつく。
この、妙に臭くて黒くて飲むとすっきりするプーアル茶(ポーレイ茶、ともいう)はとても飲茶と合うのだな。好みなのだな。

次には待ちに待った「ふかひれ入りスープ餃子」の登場である。恭しく、ガラスの透明な器に茶色がかった透明のスープが入り、黄色い皮に包まれた大きな餃子が沈んでいる。店名にある「魚翅=ふかひれ」をふんだんに使った、ここの名物料理なのである。
スープ餃子の美味しさというのをこれまであまり分かってなかったが、このスープ餃子もまた、
「ごめんなさい、御店について私、これまでヒドイ事を申しておりました。」
と土下座したくなるほど美味だった。(でも香港本店はヒドかったんですもの)
餃子そのものもまぁ、フカヒレ入り海老入り帆立入り蟹入りでゴージャスで高級感のある味で美味しいんだけど、涙ちょちょぎれそうになったのはスープだ。金華ハムを豪勢に使ってつくるこの店の「上湯」(シャンタン=スープ)はその作り方を公表しているらしい。が、その材料の豪華さ、手に入れ難さでどの店も真似しようにも真似出来ない、と、以前どこかで読んだことがあった。
スープ一口飲んで、
「こ、この味はあぁぁぁぁ!」
と期せずしてミスター味っ子ごっこに突入してしまう我らである。
本当に美味しいもの食べちゃうと、「美味しい」以外に言葉に出ないものだと悟ってしまった。
そーいえば、この料理と一緒に「生姜の赤酢漬け」というのがついてきて、「好みでスープに入れてどうぞ」と言われていたのだったが、スープそのままのあまりの美味しさに入れるのを忘れてしまったのであった。不覚……。

「今日のオススメ」にあった、焼き餃子もやってきた。
胡麻油の香りがただよう、底に綺麗な焼き色のついた餃子は、確かにラーメン店で出てくる餃子を彷彿とさせるものだった。
んが、中身はニラたっぷりのみっしりした肉あんがぎっしり、皮はもちもちで、これもんもう、「白い御飯を山盛り下さい」と宣言したくなるシロモノだ。しかしこれも3つで900円。1つ300円、一口100円……と思うとちょっと背筋が寒くなる。

ここまで食べたところで小休止。
すかさず蟹焼売他いくつかを第二弾で注文。
最初に来たのは蟹肉焼売。にくにくしていて噛むと肉汁がじゅわー……と。不味いものが来るはずは無いと、もう分かっているにも関わらず、
「ああ、やっぱり美味しい〜」
とのたうち回る私たち。

そして大好物のチャーシュー饅頭。甘辛く煮込んだチャーシューの入った叉焼飽は、餡饅も肉饅を、更にはカスタード饅をも超えた私の中のナンバーワン饅頭だ。どこの店でもあるとついつい頼む叉焼飽だけど、ここのは、もしかしたら生涯食べた中で最高のものじゃなかろうかと思うほど美味だった。チャーシューのほろほろ感といい、甘辛いたれの具合といい、皮のふわふわ加減といい。
ただただ、残念なのは小ぶりなこと。3個で1100円。1個400円弱。一口100円……(もういいって)

次に来たのは「中国パセリ入り湯葉の焼き物」。
中国パセリとは即ち香菜であり、従ってわたくしの大好物である。中国パセリの文字を見て、頼まない私は私ではないのである。
湯葉の焼き物、というから腸粉的ものかと思ったら、きっぱり揚げ物の、薄っぺらいものだった。3切れやってきて1100円。一緒にウスターソースもついてきて、これをつけて食べろという。
薄い間に、海老あんのようなものが挟まれ、中に香菜の葉が透けて見える。そのまま食べても香菜の香りがほわんとして美味しいが、出されたウスターソースをつけると一層美味しい。ソースの甘さがこの揚げ物に妙に合う。

本当は小龍包を頼みたかったけど、今月の飲茶メニューには無いということで(何でも月代わりで2種類の点心メニューがローテーションするのだとか)、代わりのフカヒレ入り蟹肉饅頭を注文。うすら黄色い皮の可愛い饅頭は、小龍包ほどのスープたっぷりという感じでは無かったけど、ほんわか甘味のある饅頭でなかなかグゥ。でもやっぱり小龍包が食べたかった。残念。

食べた食べたの9品目。いい加減満腹になってきたのでデザートに入る。
芝麻球は当然として、更に必須の杏仁豆腐とマンゴプリンも当然注文。
芝麻球は、普通の黒い胡麻風味のあんではなく、うす茶色の栗あんだった。柔らかい甘さのあんが、こんがり狐色の胡麻と、油吸った餅と重なって妙に美味しい。4つ皿に盛られて、1つ1つ爪楊枝が刺さっている。ふー、シアワセだ。

最後のシメは当然のマンゴプリン。詳細はきっちりここに記して、私的には国内第3位の味、という感じだった。
杏仁豆腐は驚きの1500円のシロモノ。これもアーモンドエッセンスなどという邪道なものは1滴も入れない、杏仁一辺倒のきわめて真っ当なものだった。上にはメロンやパパイヤ、スイカなどのフルーツ盛りだくさん。でも、自分としては、杏仁豆腐は杏仁豆腐だけが好きだったりしたからちと残念。メロンの香りなんかが強すぎて、杏仁豆腐そのものの味がちょっと希薄だったんだなー。美味しかったんだけど、相当に。

以上、1時間半ののんびりした昼食でございました。
喰った喰ったの1万7千463円。ひえー……(汗)
でも、帰宅して早々、
「メニュー変わった1ヶ月後にまた来よう」
などと言っている我らである。当然今度はだんなのおごりだな。っふ。
(ま、マジっすか?!(汗):だんな談)

かつおのたたき
まぐろの刺身
茹で枝豆
R1/Fの
 なす・いんげんのピリ辛サラダ
 海老とブロッコリーのタルタル風サラダ
玉ねぎとわかめの味噌汁
ご飯
ビール

豪華な昼食の後は、雨を避けつつデパートへ。
昨日買えなかった、R1/Fの脇屋友詞さんサラダの1つ、「なす・いんげんのピリ辛サラダ」を発見したので早速購入。説明書きに
「ビールがすすむ、ご飯がすすむ。うれしいような、困ったようなおいしさです。」
なんて書いてあって、気にならない方がウソである。
で、「夕食はビールに枝豆だぁ!」と枝豆を買い、ついでに銀座松屋で刺身のサクが安売りしていたのでそれも買い、夕食は和風宴会。

ピリ辛サラダは、干し海老とザーサイの隠し味が効いているとかで、本当に困ったような美味しさだった。本当にビールにもご飯にも合うし。200g買ってきたサラダが、コンマ5秒で無くなる勢いだ。
ところで、「夕飯は軽くにしとこうね」と昼過ぎに話したような記憶があるけど、それは多分妄想か空想だったんだろうな、きっとな。

7/4 (日)
だんな特製炒飯
麦茶

冷凍ご飯がいくつもたまり、冷凍庫内がいかんともし難い状態になり困惑していたら、だんなが炒飯を作って冷凍ご飯の処理に取り込んでくれた。
本日の具は、昨日買ってきた厚切りポークハム、卵、そしてグリーンピース。
グリーンピースは、味的にはどーでも良い存在ではあるけど、やっぱりちょっと入ると一気に中華料理屋の炒飯ぽくなるから不思議なものだ。我が家では最近、冷凍グリーンピースを常備するに至っている。

マクドナルド某店にて
 かるびマック
 フライドポテト
 チキンナゲット2個ばかし
 バニラシェーク

本日は、だんなの実家におでかけである。
お父様の還暦誕生日が先日やってきて、そのお祝いだったりする。
お祝いのネクタイ(KENZOのハデーなやつを買ってみたのさ)を持ち、ベビーカー押してぶいぶいと千葉県某所に向かう。
で、駅前のマクドナルドで、ひさしぶりのジャンクフード。先日よりCMで流れているかるびマックを食べたくて食べたくてしょーがなかった私、「今ならシェーク半額!」なんて話まで聞いたら黙っていられないというやつで。

かるびマック、ちょりっと辛口でレタスたっぷしでなかなか良かったす。
何故期間限定ハンバーガーはこんなに美味しいんだマック!どーして月見バーガーを定番化しないんだマック!
まぁ、定番したらしちゃったらでついついこまめに行っちゃいそうで、それも困っちゃうんだけど。

カマンベールチーズ、焼き豚
豆腐と椎茸の煮込み
カツオのたたき
タコの酢じめ
マグロのづけ
うに、いくら
吹き寄せ寿司
ビール、ワイン
メロン

昼過ぎ、夫の実家に到着。母も父も弟も妹も、全員揃ってなんだかすごい状態だ。
いつも親子3人で、わりかし静かに暮らしている我が家なもんだから、息子もなんだかナチュラルハイに突入し、愛想笑いをふりまいてはじーちゃんばーちゃんをデレデレにさせている。

夕食は、皆で皿を囲んでの宴会。ビールで乾杯しつつ、お母さん手製の焼き豚や煮込みをつまみ、義弟が買ってきた高地のカツオ叩きなどを食す。新鮮で味の強いカツオは、同じく義弟が買ってきてくれた柚絞りを醤油と一緒にたらして食うと、なんとも言えず美味しかった。遠慮せず、がつがつと食う。
シメは、昼過ぎから一生懸命仕込んでいたちらし寿司をいただく。
吹き寄せ寿司、と言うらしい。まぐろや海老や穴子や卵や何やらがどっさり入った寿司はシアワセな豪華さだった。お母さんは料理上手である。
何でも嫁入り時には焼き肉(市販のたれ使用)が数日続き、お父さんが「もうちょっと別のは作れないか」と言ったら今度は刺し身が出てきたという逸話の残る人だが、今のお母さんを見ているととりあえず信じられない話である。

帰宅9時半。
日曜日に大騒ぎして、ちょっと疲れたりなんかもしたが、お父さんは大層ご機嫌で楽しかったようで、めでたしめでたしだ。
ところで、一大イベントであるお父さんの「還暦」祝いは、こんなもんじゃ終わらないらしい。子供たちが結託して長男であるだんなが指揮を執って豪華食事会を開く予定のようである。第一候補は「福臨門魚翅海鮮酒家」になってるらしい(私の入れ知恵が少しあり)。ひゅーひゅーだな。楽しみじゃ。