食欲魔人日記 11年07月 第2週
7月4日 月曜日
ちんじゃおる〜す〜♪
「ミスタードーナツ」の
 焼きド(オレンジピール)
 チョコファッション
アイスカフェオレ

今日は月曜、だんなは朝ジム、息子は朝練。平日始まって早々、早い朝の始まり。
 
なので、「すぐ食べられるものを」と、昨夜ミスドでドーナツ買ってきた。私は種類豊富な焼きドから今回はオレンジ味を選び、あとは「基本に還ろう」とチョコファッションを選択。
 
しっとりとした食感の「焼きド」は、ドーナツのようでいてなんか違う、「焼き菓子」みたいな感じ。オレンジピールの入る爽やかな甘さだったけれど、「ミルクレイズド」と同様、なんだか練乳のような風味があった。
 
やっぱり私にとっては、オールドファッション系の生地が「ミスドの味」なのよねぇと思いながら久しぶりのチョコファッションを堪能しながらアイスカフェオレをぐびぐび。
 
で、7時過ぎにはすっかり家が静かになって、さて洗濯機回しちゃって、あとゴミまとめて、そうそう今日は猫砂も全とっかえする予定だったんでしたー……と暑くならないうちに家事しちゃえとバタバタ。
 
これまで10時過ぎ、11時近くに届くことも多かった毎週の野菜の宅配が今日もセットで届いたのは、9時半にならない頃。どうも震災以来、野菜セットは「産地が選べないから」(東北の野菜も基準値以内なら普通に届く)という理由があるのかどうなのか、あるいは"震災不況"の影響もあるのか、この宅配サービス全体の会員数が少なくなっているのかしら?という印象がある。
 
今週の「ベジタS」は
 
人参3本・かぼちゃ1/4個・とうもろこし1本・トマト3個・キャベツ1玉・ルコラ1把
 
といった感じだった。夏野菜が色々で、好きな野菜が多くて良い感じのセット(小松菜が入ってなくてひと安心……いや、小松菜嫌いじゃないけどやたら頻度が高いので……)。
 
茄子やピーマン、ズッキーニも冷蔵庫にあるから、近日中に具沢山のミネストローネでも作ろうかな、と企んでみた。邪道かもしれないけど、ミネストローネにかぼちゃやさつまいも入れるのがけっこう好み。

茹でとうもろこし
スティックきゅうりとちぎりキャベツ
青椒肉絲
ニラ玉汁
羽釜御飯
ビール(hite)

夕飯は、手持ちのちょっと厚めの薄切り豚肉使って、買い置きのピーマンをちょっと消費してしまおうということで青椒肉絲。
 
そういえば今日はだんな帰ってくるのかしら、と、お昼に
「今日は帰れそうですかー?」
とメールしたら、送信したと同時にメール受信して、その受信メールの中身は「今日は帰るよー」のだんなからのもの。
 
えええええ?と驚いて
「今、送信したと同時に受信したんだけどー」
とまた送ったら、またほぼ同じタイミングで「送ったら同時にメール来た」とだんなからメールが届いた。今日も夫婦間電波は絶好調の模様。……いや、だったら「今日帰る・帰れない」の内容までやりとりできれば便利なのに、そこまでは残念ながらできないんだなぁ……(そりゃ無理だ)。
 
今日届いたとうもろこしは早速茹でて食べることにして(あ、また、もろこし御飯にしても良かったかな、と今後悔……)、新鮮なキャベツはちぎって生のまま、牛角の「やみつき塩キャベツ」風ににんにく塩和えで。火を使うと室内気温も一気に上がるし、生で食べられるものは生で〜という感じで副菜は適当に用意した。半端に残っていたニラも食べてしまいたかったので、これは汁物に。
 
今日のだんなの帰宅は早そうだったので、「では青椒肉絲はお願いします」と、材料を全部切るところまで用意しておいて、あとは帰宅後のだんなに調理をお願いした。
 
私は、醤油と味醂の和風の味付けならともかく、中華の味付けは(そこそこ色々な料理に挑戦しているつもりではあるのに)「適当に、ささっと」というのが全くできない。いつもレシピ確認して、「オイスターソースが〜大さじ2で〜」とかやっている。その点だんなは、「なんだか中華炒めな味付け」がすごく上手い。青椒肉絲、あんかけ焼きそば、肉と卵の炒りつけといったものが、全部同じ方向を向いた味付けなのに、んで適当に炒めている風なのに、それぞれ全部違った仕上がりになる。マーベラスだ。
 
「今日はねー、クック・ドゥ風にしてみました」
「って、どんな!?」
「なんかこう……ちょっとあんかけソースみたいな?ほら、こないだの東天紅のは"ソースが具に染みてる"風だったけど、今回は"とろみのあるソースが具を包んでる風"な……」
「それがクック・ドゥ風なの?」
「……そうかなぁ、と?」
「そうなんだ?」
 
だんなと話しながら、わかったようなわからないような、な「クック・ドゥ風」。今日もちゃんと美味しかった。子供の頃は「ピーマンと筍除けて肉だけ食べる」なんて暴挙に出ていたけれど(←それが許されていた、甘やかされたお子様だったのでした……息子がそんな事したら「なら喰わんで良し!」とおかずごと取り上げるレベル)、今は筍もピーマンも美味しく食べる。むしろピーマン山盛り希望。
 

7月5日 火曜日
ビール飲みつつ、今夜はパスタとローストチキン
黒胡麻きなこワッフル
ベーコンエッグ
アイスカフェオレ
ぶどう(デラウェア)

昨日の夕方、「そういえば明日の朝御飯考えてなかったなー」と、買い物に行くのもめんどくさいしとパンを焼くことにした。パンミックスやレトルト食品などを適当に突っ込んでいる食材袋に手を突っ込んでラベルも見ずに出してみたのは、cuocaの「黒胡麻きなこ食パンミックス」。
 
また不思議な味のを出しちゃったぞ……と思いつつ、一次発酵の段階まではパン焼き機にお任せして、いつも通りオーブンで焼こうかなと思っていた。けど、目に入ってしまったのはワッフルメーカー。
 
昨日は甘い朝御飯だったし、ワッフルはもちろん大好きで明日にでも食べたいけど甘くするのは気分じゃないし、「じゃあパン生地をワッフルメーカーで焼いたらどうなるのかしら」と思ったら興味が止まらなくなってしまった。リエージュ風ワッフルはイースト入れてパン生地状のお団子にしたものを焼くわけだから、大きな問題はないはず……と思いながら、適当にちぎって丸めてちょっとのばしてからメーカーにセットしてみた。
 
焼きあがりは上々、端っこをちょっとつまんで食べたらちゃんと火も入っているし問題はないみたい。……だけど、「外見はワッフルなのに、味は甘さのかけらもない」パンの味わいのがっかりさは異常、というのも身をもって理解してしまった。見た目が見た目だけに期待してしまい、その期待に反するこの味わいは、なんという味気の無さ。「いちごみるくパン」とかだったらまた違った結果になったかもしれないけれど、よりにもよって「黒胡麻きなこ」という渋めの味。
 
でもまぁ、面白いからこのままいっちゃえ〜と、作った生地全部ワッフルメーカーで焼いてみた。
 
朝食時、だんなに
「えーと、見かけはワッフルですけど、甘くないですから。生地はパンですから」
と言いつつ出したら、「逆が良かった……」としょんぼりした顔をされた。見かけはパンだけど味はワッフルだったら、そりゃ私も幸せです。でもワッフルという食べ物は、バターも砂糖も侮れない量入ってるんです。
 
息子にも「甘くないねぇ〜」と苦笑いされ、で、結局ハチミツとか添えながら食べている私たち。甘くなくした努力はあんまり意味のないものになってしまったのだった。
 
添えたのはベーコンエッグと、今シーズン初デラウェア。巨峰のような芳醇な甘さのないデラウェアだけれど、息子曰く「種がなくて食べやすいから大好き」なのだそう。私はどっちかというと大粒の葡萄の方が好きなんだけどなーと思いつつ、でも爽やかに甘酸っぱいデラウェアも美味しかった。

チキンのオーブン焼き
ズッキーニとアップルスモークベーコンのコンキリエ
超具沢山ミネストローネ
ビール(Corona)

今日のだんなの帰宅、午後6時。
 
なんでも職場の「サマータイム制」を使うことにしたのだそうで、これから3ヶ月、朝ジム予定の曜日以外の日を、出勤時間2時間前倒しにすることにしたのだそう。2時間早く出る代わりに2時間早く定時退社することになる。それだと息子よりも早く出勤することになるので、朝御飯をちゃんと用意する(=うどん茹でたりとか?)となると、私は5時半起きということに。……んまぁ、大変……と思いつつ、だんなが夕方早く帰ってくることは大歓迎。
 
茄子を美味しく食べる方法、かぼちゃを美味しく食べる方法がこれだとは思っていないけれど(だから、せっかく届いた野菜をこれに使ってしまう事に少々後ろめたいような気持ちがなくもないのだけど)、向いている野菜が色々揃ったので、鍋いっぱいにミネストローネを作ることにした。
 
ベーコンとにんにく炒めて、刻み野菜を次々加えて、水煮トマト缶と水を加えて煮込んでいく。今日使ったのは玉ねぎ、人参、セロリ、ピーマン、茄子、ズッキーニ、かぼちゃ、さつまいも、コールラビ、キャベツ。大変に具沢山な感じになった。
 
ミネストローネにかぼちゃやさつまいもなどを入れるのはちょっと邪道な気もするけれど、ポクポクした食感と甘さがトマトスープには案外と良く似合っているので、手元にある時は入れてしまう。
 
あとはチキンのオーブン焼きと、半分残しておいたズッキーニを使って「ズッキーニとパンチェッタのパスタ」のレシピを参考にパスタ料理を。
 
鶏肉は、塩胡椒してオリーブ油ととんかつソース(!)を塗りこみ、セロリの葉や玉ねぎなどの野菜や薄切りレモン、バジルなどと共にジップロックに入れて最低30分ほどおいて馴染ませてからオーブン焼きにするというもの。使ったソースの分量はそう多くもないから、焼き上がりはさほど「まんまとんかつソースの味」というわけではなく、しっとりめのローストチキンができあがって、これはなかなか良い感じ。
 
大昔にデータベースに入れたレシピで、当時は「どの本に載っていたか」といったデータは残していないので誰のレシピかはわからないのだけれど、調味料の組み合わせとかからすると栗原はるみさんの本に載っていたものとかじゃないかな……と思う。
 
パスタは、数年前の『ELLE a table』に掲載されていた、イタリアンのシェフの料理。
パンチェッタの代わりに、以前COSTCOで買ってきたアップルスモークベーコンを使った。賞味期限切れちゃう〜と慌てて使うことにしたこのベーコン、良い感じにしっとりしていて脂も美味しく、かなり良い具合のアメリカ〜ンな感じのベーコンだった。ミネストローネに入れたのもこのベーコン。
 
角切りベーコンと薄切り玉ねぎを炒め、そこに拍子木切りのズッキーニと角切りトマトも加え炒め、茹でたてのショートパスタ加え和えたら最後にペコリーノ・ロマーノを散らしてできあがり。ベーコンに続いてアレンジし放題という感じで、本来ペンネを使うところをコンキリエにしてしまい(ペンネがほんの少ししか残ってなかったので……)、ペコリーノ・ロマーノの代わりにスプリンツを使ってしまった。
 
今日のビールはこれだ!とCoronaを出して、野球中継などだらだら見ながらの、なんだか気分は「夏休みの夕御飯」。
パスタは、オリーブ油もほとんど加えていないので、「アーリオ・オーリオ」系よりも更にさっぱりした味わい。献立の組み立てをうっかりしてしまってガスコンロ&オーブン大活躍の、室内気温急上昇な組み合わせにしてしまったけれど、味の方は上々だった。

7月6日 水曜日
うりゃーっと、「かつ煮」
「サンジェルマン」の
 マンゴーのデニッシュ
 ハニーピーナッツクリーム 1/4本
 練乳クリーム 1/4本
アイスカフェオレ
ぶどう(デラウェア)

だんなが早く通勤するようになって「手軽に食べられるものを用意しないと」ということで、昨日「サンジェルマン」で買ってきたパンあれこれ。
 
柔らかい、真っ白なドッグパンに練乳クリームが詰められた「ミルクフランス」風のパンと、同じパンにピーナッツバターが詰められた「ハニーピーナッツクリーム」。
 
新商品というわけではないみたいだけれど見慣れない品だわと思っていたら、同系列の「TENDRESSE(タンドレス)」というパン屋さんでお馴染みの品だったのであるらしい。
 
だんなにはその2本を1/2本ずつ出して、私と息子は残りの1/2本を更に半分こにしつつ、ちょっと小ぶりなマンゴーデニッシュを1個ずつ。
 
サンジェルマンのデニッシュ類は、ふかふかした歯触りで、「バターたっぷりで層が複雑、バリバリした食感」という方向のものとはかなり異なるもの。優しい味わいで、これはこれでけっこう好き(でもバターたっぷりの方が好き……)。
 
マンゴーデニッシュのマンゴーの下に入っていた白いクリームは、カスタード系ではなくてヨーグルトの味わいでさっぱりしていたのが良い感じ。白いサンドパン2種類は、見た目通りのふかふかした歯触りで、クリームもそのパンの歯触り同様とても優しい味。練乳クリームは「アンデルセン」のミルクフランスよりも若干甘さ控えめな印象だった。
 
「ん〜、これも悪くはないけど、美味しいけど……」
「やっぱり僕はアンデルセンのミルクフランスが好きだなー」
1本の1/4サイズを2口食べたくらいでは判断しがたいけど、でもアンデルセンのミルクフランスの無双っぷりは、なかなか覆せない様子なのだった。

「RF1」の
 ほうれん草と生ハムのイタリアンサラダ
 あぐー豚のさっぱりサラダ
ちぎりキャベツ
かぼちゃと玉ねぎの炒めマリネ
チーズコロッケ
かつとじ煮
ミネストローネ
羽釜御飯
ビール(FOSTER'S)

今日は一日家でのんびりの予定だったのだけれど、夕方急遽千葉におでかけ。
 
息子が眼鏡のフレームを誤って派手に曲げてしまって、それをお店に直してもらいに行きましょう、もしかしたらフレーム取り替え(保証期間中とのことで3割負担で良いそうだけど……)かもしれないけど……と、部活をお休みして帰ってきた息子と夕方2人で家を出発。
 
「ん〜〜〜〜頑張ってみますけど、これは直す最中にパキッといっちゃうかもしれないですねぇ……」
と、眼鏡購入の時にも親身になって相談してくれた店員さんが、あれこれ頑張ってくれて、めでだく無料で修理完了。メガネドラッグさんどうもありがとう(私もコンタクトレンズでお世話になっています……)。
 
眼鏡屋を出て、千葉三越でパン買い終わると、帰ってから御飯を炊くのだったらちょっと急がなければいけないし、でも今すぐここ食べて帰るのはちょっと早いという微妙な時間帯。
 
だんなは帰ってこられるのかしら遅くなるのかしらと思ってもこちらも連絡がなく、さてどうしましょうと思っていたら、息子が隣で
「家に帰って御飯炊いてさ、かつ丼にしない?」
と提案。
 
あー、かつ丼だったら御飯炊きさえすればすぐ作れるし、それは良いかもねー……と、お肉屋のお総菜コーナーでロースカツ2枚買って帰ってきた。もうすぐ我が家というところで、「今から帰れるけどー」と、だんなから電話。
 
じゃあ、カツ丼は「かつ煮」にしてお酒の肴にもできるようにして、あとはありものでなんとか、とバタバタしていたら、「サラダとか買って帰るよ」とだんなもあれこれ買ってきてくれた。これもまた、酒の肴になりそうな肉系サラダに、閉店間際でお値打ち価格になっていたチーズ入りのコロッケ。野菜あり肉ありの、なかなかな御馳走になった。
 
かつ煮は中サイズのテフロンフライパンに作って、フライパンのまま食卓へ。息子が早速がばぁとよそって御飯に盛るのを見ながら、ビール飲み飲み私とだんなはおつまみで。上に三つ葉を散らしたいところだったけれどあいにくその手の葉っぱは香菜しかなくて、香菜散らして喜ぶのは私しかおらず。ちょっと寂しい見た目ながら作ったそのまんまの感じで出した。

7月7日 木曜日
豆腐が見えませんが、皮蛋豆腐。香菜山盛り!
「サンジェルマン」の
 塩パン(ポモドーロ)
アイスカフェオレ
ヨーグルト(チチヤス低糖)

今日の朝御飯は「サンジェルマン」の新商品「塩パン(ポモドーロ)」というもの。
 
「もっちりとした生地にイタリア産のトマトダイスと天日塩、ゴーダチーズをのせて焼き上げました」
だそうで、フォカッチャのようなねっちりもっちりした四角いパンにトマトやチーズが乗っている。「塩パン」というほどには強い塩気は感じず、ねちもちした食感もあいまってなかなか食べ応えのあるパンだった。
 
食後には
「チチヤス旨いよね」
「グリコヨーグルト健康も美味しいよね」
「あと牧場の朝も捨てがたいよね」
などと話しながらだんなとスーパーで買ってきたチチヤスヨーグルト。
 
あと、練乳いちごヨーグルトと朝食りんごヨーグルトも好き。アロエヨーグルトもけっこう好き。で、ダノンも好きだけど、あれはなんだか「贅沢品」な感じがして滅多に手を出さなかったりする。

かぼちゃと玉ねぎの炒めマリネ
皮蛋豆腐(香菜山盛)
回鍋肉
大根と葱のスープ
羽釜御飯
ビール(キリン一番搾り)

今日は息子の帰宅5時過ぎ、だんなの帰宅6時前。
5時くらいからゆるゆると夕御飯の支度を始め、「夕飯前にお風呂入っちゃえ」と全員入浴を済ませて、台所よりは涼しい居間に食器並べて阪神戦のテレビもつけて、「夏の週末の夜」的な夕御飯。今日のメニューはホイコーロー。
 
回鍋肉はいつもの感じに豚バラのブロックを茹でてスライスするところから。薄切り肉を使うよりは多少は手間がかかるけれど、茹で汁はそのままスープに加工できるし肉の旨味が圧倒的に違うので、めんどくさがりやの私もこればっかりはちゃんとやっている。キャベツとピーマンは湯通ししておいて、最後に肉と炒め合わせて合わせ調味料(相変わらず、周富徳さんのレシピの配合が好み…甜麪醤より醤油が多かったりするの)絡ませればできあがり。
 
副菜にはそろそろ豆腐を食べたいと思っていたこともあって、添えたのは皮蛋豆腐。
 
豆腐に皮蛋添えて、香菜もしこたま添えて、醤油と酢と砂糖と胡麻油で適当に作ったタレをかけて「桃ラー」乗せて……と、簡単だけれどたいそう幸せな皿。だんなも息子も私ほどには皮蛋(と、あと香菜も)が好きではないので、私一人分皮蛋大盛り香菜大盛り。ますます幸せな事になっていた。
 
皮蛋、泥つきのものを買ってきたりすると剥いたばかりの段階では強烈なアンモニア臭が漂ったりもするので、事前に剥いて切っておくと幸せな感じ。数十分〜1時間も放置すればイヤな匂いはすっかり揮発してなくなってくれる。
 
一週間ほど前、ネットニュースに「「最も気色悪い食べ物」にピータン―米CNN」というものが流れていて、「気色悪くもないし、すごい美味しいんだけどなぁ……」と、「ていうか皮蛋食べたい」とうずうずしていた今日この頃。今日も大変美味しくいただいた。
 
「気色悪い食べ物」、自分としては「虫系」はどうにも生理的嫌悪感がぬぐえないけれど、虫を除くならフィリピンの「バロット」(ベトナムだと「ホビロン」、でしたっけ、孵化直前の雛が入ってるゆで卵)の方がエグさでは上ではないかなとは思う。
 
……でも、食べない国の人たちからすれば、日本でお馴染みのウニとかカニミソとかタコあたりもなかなか気持ち悪いものだろうなとも思うので、そうやって「自分には理解できない」というだけの目線で他国の食文化を切り捨てるような行いはいかがなものかしら〜……と思いを馳せたりするのだった。
 
結論としては「皮蛋は旨いよ」ということで。
 
今日は作り置きのかぼちゃのマリネと火を使わない皮蛋豆腐を用意したし、スープも豚の茹で汁を使ってささっと用意できたものなので、あんまり台所の気温が上がらずに何より。夜にはここ数日で一番の冷たい風も吹いてきて、なかなか良い感じの木曜の夜だった。

7月8日 金曜日
千葉そごうのビアガーデン。屋上じゃないけど、これは楽しいね〜♪
「サンジェルマン」のコーンパン
厚切りベーコンソテー&スクランブルエッグ
アイスカフェオレ
葡萄(デラウェア)

手元には「Johan」のコーンパンもあるのだけれど、先に買ったものから食べてしまわないとなー、と、今朝は「サンジェルマン」のコーンパンで朝御飯。なんだかコーンパンがたくさんある今日この頃。
 
今日も6時に起きて半分寝ぼけながら「パン焼くでしょー……あとベーコン焼いて……スクランブルエッグでいっか……?」と、何も考えずにボウルに卵を3個ぱっかんぱっかん割って、牛乳加えて塩と胡椒をぱらぱら振って、で、醤油の小瓶を手にしてチャーッと入れて、
「うわぁ!」
と我に返った。何醤油入れてんの私。
 
どうやら本気で寝ぼけていたらしく、手が勝手に玉子焼きを作ろうとしてしまっていたらしい。幸い、注いでしまった分量は「卵1個使う玉子焼きに入れる醤油の分量」程度だったから、さほど悲劇的な事態にはならなかったけれど、ふわふわのミルキーなものになる予定だったスクランブルエッグはほんのり褐色がかった香ばしいものになってしまった。
 
まぁ、言わなきゃ「このスクランブルエッグ醤油入ってる」とはわからない程度……だと思うけど、そこはちゃんとだんなと息子に「醤油入れちゃいました」と報告して、「お母さん何やってんのー」と笑われている私。

千葉そごう 「ビアガーデン」にて
 春雨サラダ・棒棒鶏・キムチ
 ハム・チーズ
 グリルソーセージ・ジャーマンポテト
 唐揚げ・ポテトフライ・オニオンリング
 角切りステーキ・スペアリブ
 カルボナーラのパスタ
 冷やしうどん・茄子と南瓜の天ぷら
 ザバイオーネ(という名前のヨーグルトデザート)
 豆乳プリン・アップルゼリー
 生ビール
 スミノフのグレープフルーツジュース割り
 スミノフのオレンジジュース割り
……などなど。

最近買う方も使う方もちょっとご無沙汰になっていた「共同購入クーポン」。
 
手持ちにまだ残る数店分のクーポンは6月に使用期限が来るものがないからと、うかうかしてしまっていたのだけれど、確認したら7月末に期限が来るものが2枚と、8月上旬に切れるものが1枚。こりゃ大変と家族会議して、いくつか予約を入れることにした。
 
で、昨日、お店に電話。
「明日なんですが、まだ席ありますか?」
「あ〜、あいにく明日は……満席になってしまってまして……」
と、伺おうと思っていた千葉のピザ屋さんにはふられてしまって、予約は別の日程で改めて入れておいてもらった。
 
で、この流れで外食気分が盛り上がってしまったので、どのみち今日は外食ということにしましょうかと、習い事が終わった息子と仕事を終えただんなと落ち合って夕飯にはやや遅めの時間の夜の町をぷらぷら。金曜に歩くことはあんまりなかったので油断していたのだけれど、いつもはすんなり入れるあの店もこの店も今日ばかりはかなりな混雑で、いずこもすんなり入れない。
 
ありゃりゃー失敗したー「あの店にしようか」って言った時点で予約入れておくべきだったねと、ここは最後の手段と、駅近くまで戻ってきて千葉そごうのビアガーデンに行ってみることに。
 
確か去年か一昨年あたりまでは、地下のフードコートの一角にある自然食系ブッフェレストランで開催されていたビアガーデン。いつのまにかその自然食ブッフェレストランは撤退していて(いつも空いている店だったからねぇ……)、フードコート全域を使っての大がかりなビアガーデンに変化していた。バージョンアップ、と言って良いのだと思う。入店が「閉店まであと2時間」の滑り込みだったこともあり、客席全体、お客さんができあがっていてかなりの賑やかさ。
 
2時間食べ放題飲み放題で、男性3500円女性3250円。
 
屋内屋外共に席が用意されていて、屋外に設えたステージではフラダンスショーが開催されていた。屋内は冷房が効いているとはいえ、高めの温度設定なのでむしろ屋外の方が風が吹いて気持ちよいかもという状況。
 
飲み物は屋外、食べ物は屋内に並べられて、フードコートの各店舗の店頭にあれこれ料理が並んでいる。サラダやデザートなどは壁際の特設コーナーに。注文して作って貰える冷やしうどんやパスタ料理、鉄板ステーキ炒飯のお店の店頭にはサイコロステーキやスペアリブなどが並んでいた。千葉そごうサイトのレポートページによるとこんな感じ
 
何しろこれまでが「飲み放題はいいけど、料理もまずくはないけど、とにかく"肉"が無いのよね……」という感じだったので(何しろ自然食ブッフェ、豆腐とか野菜とかが中心、玄米とかあっても、ビヤガーデンでそういうのあってもねぇ、という……)、その反動のように、今年はむしろ「肉ばっか」。野菜はサラダコーナーにちょびちょびっと、の他はキムチくらい。あと枝豆、も野菜に入れて良いのかしら。
 
あとは笑っちゃうくらい「肉!」。肉団子にハンバーグに唐揚げなどなど揃っていて、これはなかなか嬉しかった。息子の方は「うどんがある!スパゲッティもある!」とこちらは炭水化物メニューの充実振りに目がハート。
 
期間限定の企画なのか、このビアガーデンのシーズン通しての企画なのか、ドリンクコーナーの一角にはウォッカ・スミノフの特設コーナーが。レースクイーンっぽい格好のコスチューム着用のお姉さん2人が、ソーダ割りやジュース割りを作ってくれちゃうのだった。
 
調子に乗って、ビール(これはセルフ)2杯飲んだ後は、私もサラリーマンのお兄さんたちと一緒に並んで、お姉さんにスミノフのジュース割りを「お酒多めで」とか言いながら作ってもらって、すっかり酔っぱらいに。……ウォッカを舐めたらいけないね……焼酎泡盛にはけっこう強いから油断してました……。
 
惜しむらくは、何しろ入店が遅めだったから、ブッフェ台が酔客たちによってすっかりぐちゃぐちゃになった後だったこと。6時過ぎとか、まだちょっと明るい混雑前の時間帯からゆるゆるやれば、次はもっと楽しめると思う。

7月9日 土曜日
うなー♪うーなー♪歌うほど好きなう〜な〜♪
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「Johan」のコーンパン
炒めウィンナ
やっとラストのミネストローネ
アイスカフェオレ
ヨーグルトwithアメリカンチェリーコンポート

この週末、息子は2日とも部活で今日はしかも弁当持ち。
 
土曜日なのに大変なことだ……と、早起きしておにぎり作って豚肉の生姜焼きなど作ってお弁当の具材の粗熱がとれるのを待ちながら朝食の算段。
 
朝晩こまめに火を入れているとはいえ、いい加減そろそろ食べきってしまいたいミネストローネを食べてしまおうと、「Johan」のコーンパン温め、炒めウィンナ添えてミネストローネと。あとはプレーンヨーグルトにアメリカンチェリーコンポートを添えたものを。
 
ちょうど昨日「サンジェルマン」のコーンパンを食べたところだけれど、やっぱり「Johan」のコーンパンは別格に美味しいなぁと改めて思った。生地の具合も焼き加減もそれほど違った風には見えないのに、旨味が違う、というか。
 
材料の違いなのかな、1個あたりの値段はそれほど大きく違わない印象なんだけどな、と思いながらもぐもぐ。

銀座 「ひょうたん屋」にて
 鰻重 上 \2000
 肝焼き \300
 瓶ビール(大) \700

息子は夕方まで部活だし、せっかくだからお出かけしましょう、と、今日もたいそうな暑さになりそうな中、だんなとお出かけ。
 
「あー、合羽橋行きたいかも」
「何か買うものあったっけ?」
「なんだったかな調理器具欲しいと思ってたんだけど……あ、行ったらバターは買いたいけど」
いやいや待て待て、今の我が家の冷凍庫には「ガリ梨(=ガリガリ君梨味)」が大量に詰まっていてバター1個分の余裕もなかったんでした……と思い直して、「銀座に行こう」ということに。
 
「銀座なら……今日は"ひょうたん屋"が営業してるよ?」
「……それは、奢ってくれるということですね?」
「……いいですよ?」
だんなが鰻を奢ってくれるそうなので、やった銀座に行く理由がもう一つ増えた!と、有楽町駅に昼前到着のその足でそのままお店に向かうことに。
 
その前に、ちょうど前を通りかかったので「わしたショップ」に寄り道した。
 
美味しそうなミニマンゴー売ってたら買うだけだから、5分で済むから……と言いつつだんなを引っ張って入ったのだけれど、賞味期限切れ間近で310円という素敵な値引きになっていた1kg入り(!)の沖縄そばの麺をうっかり買ってしまい、他にも小ぶりのマンゴー2個パック(1500円)、見切り品の4個入りミニマンゴー(980円が780円)、これまた見切り品コーナーにあった沖縄にんにくと白ゴーヤー、特売だったわしたポーク(チーズ入り)などを抱えてレジに向かうことになり、初手からけっこうな大荷物。沖縄そばがずしりと重い。
 
で、予定外の重い紙袋抱えて「ひょうたん屋」到着。
「あらーいらっしゃい〜。今日はご家族?3人?」
「いや、息子は部活だから奥さんと2人で来たよ」
「あらーそうなのー」
なんて挨拶交わしながら(だんなはすっかり顔見知り……)奥のテーブルについて、週末だしねと「肝焼きまだあります?じゃあそれ2本と、ビール大瓶もください」と、鰻屋さんの至福昼酒。
 
銀座「ひょうたん屋」でビール飲みながら肝焼き〜♪至福〜♪ お酒無しで「鰻重と肝焼き」を頼むと、鰻重の鰻の隣に串を抜いた肝焼きが乗せられてくるのだそうな。
 
今日は「ビール飲みながら肝焼き」だったので、鰻重が出てくる前に小皿に乗った肝焼きが登場。
 
鰻重についてくるお漬物(大根ときゅうり)もパリポリ囓りながら、ビール飲んで肝焼き囓って「うま〜い」と身悶えする私たち。
 
待望の鰻重は、今日も最高に美味しかった。
 
かなり固めに炊かれた御飯も好みだし(うちで炊く御飯も固め寄りなので)、関西風に、蒸さずに焼かれた歯ごたえのある鰻もとっても好み。とろけるようなふくふくした口当たりの鰻とは全くベクトルが違うので好みがわかれるところかもしれないけれど(で、私は「関西風こそ至高」と思っているわけではなくて、どちらも好きなのだけど)、むっちむちプリンプリンしたこのお店の鰻の食感や、なんとも香ばしい焼かれっぷり、タレの味、諸々全部がツボだったりするのだった。
 
しかも銀座なのに「"上"頼んでも2000円」(ランチのみ提供の「並」にいたっては1400円)という良心価格。
 
お店はしっかり冷房入れてくれていたのだけれど、御飯も鰻も吸物もアツアツの鰻重をすっかり平らげる頃には体中汗まみれ。でも真冬に食べるより真夏に食べる鰻の方がなんだか美味しい気がする。
 
食後はお店向かいのコンビニで
「ここには"ガリ梨"があるんですよ奥さん」
と、だんながデザートに(?)ガリ梨買ってくれたので、シャリシャリ囓りながら銀座通り方面へ移動した。
 
で、午後は、今日のお出かけの一番の目的だったPOLA MUSEUM ANNEXで開催中の「松尾高弘 インタラクティブアート展」を見に。
 
畳15畳広さの空間に大きな作品が2つきり、という観覧無料の展覧会で、「クラゲのアートがあるせりあさんお好きそう」と友人が教えてくれたのだった。
 
クラゲをモチーフにしたアートが「Aquatic Colors」(youtubeの紹介動画)で、もうひとつが、雨をモチーフにした「White Rain」(youtubeの紹介動画)。どちらも人の体が近づくと光が動いたり映像が浮かび上がったりする面白いもの。
 
半透明のスクリーンに手や体をかざすと、そこにわさわさと大量のミズクラゲの動画が浮き上がってくるのが楽しくて、しばしそこで遊んできた。
 
じゃああとは適当に散策して帰りますかーと、伊東屋→山野楽器→木村屋→ユニクロ(モンハンTシャツ目当て)→肉のハナマサ→せとうち旬彩館という感じで新橋に向かっててくてく。
 
文房具買ってパン買ってTシャツ買って肉買って、最後にどかんとさぬきうどん買って、「なんで銀座に来たのに私たち、食品ばっかり持って帰りますか?」という状態になって帰ってきた。
 
最後に地元の駅ビルで夕飯の食材も見繕い、1個たったの150円だったフィリピン産パイナップルを買ってしまい、刺身だ豆腐だでますます大荷物。なのにうっかりお花まで買って(&買ってもらって)しまって、よろよろしながら帰宅した。

チーズ(ベルキューブ・ビストロ)
茹で枝豆
ちぎりキャベツ
冷や奴
お刺身(マグロ・アジ・コチ・帆立・イワシ)
しじみの赤だし
羽釜御飯
ビール(キリン一番搾り・サッポロ黒ラベル)

帰ってから急ぎ冷蔵品を冷蔵庫にしまいこんで、買ってきた花を花瓶にいけた。
 
ひまわりの季節の到来ですねー 駅ビルの花屋でみつけたのは1輪105円という嬉しいお値段のひまわり。
 
先日までベランダの紫陽花を飾っていたところ、しおれたそれを撤去したら途端にダイニングテーブルが寂しくなってしまったので今度はこれだとひまわりを買ってきたのだった。
 
くちなし。清楚な見た目も良いけれど、なんといっても香りが素敵。
ひまわり買った後で見つけてしまったのが、別のお花屋さんにあった「くちなし」。
 
あー、くちなしだ、いい香りなんだよねぇ……でも日持ちしないからなぁ……と、あまり安くはなかったその値段を見て唸っていたら「じゃあそれは俺が買ってあげよう」とだんなが買ってくれた。
 
ばんざーいばんざーいと、ひまわりは食卓へ、くちなしは居間の私のノートパソコンの隣に花瓶を置いた。あーもー良い香りすぎる。
 
夕飯は、なるべくあっさり、火を使わない方向で……ということでお刺身。
駅ビルの魚屋さんで適当に見繕って買ってきた4品パック(マグロ・コチ・アジ・帆立)と、1パック盛りだったたっぷりのイワシの刺身。イワシは見た目以上にしっかり脂が乗っていて、「あ、ゴメン、青魚はサンマ至高だと思ってたけどこのイワシはヤバイ……かなり美味しい……」と、今日の夕飯一番の御馳走がこのイワシ、ということに。
 
あとはなんとなく冷たい系、ということで、ちぎりキャベツ(に「キャベツのうまたれ」)、枝豆、冷や奴といった簡単メニュー。たまにはしじみの味噌汁も良いかしらねーと買ってきたしじみは、我が家には珍しく赤だしで仕立てた(でも息子には不評かなと、ちょっと田舎味噌も混ぜて赤だし感をちょっと緩和)。
 
この、赤だしの味噌汁がやけに美味しくて、だんなも私も最後にお代わり。
私の生まれ育った食文化では、赤だしの味は日常のものではない(あと九州の麦味噌の味も馴染みは薄い…白味噌は更に未知の世界の味)のだけれど、外食で出てくると「お♪赤だしだ♪」と嬉しくなる存在。今度またなめこの赤だしとか作ってみようかなと思う。

7月10日 日曜日
沖縄そば!
「木村屋」の
 白桃カルピスあんぱん
 小夏ジャムパン
牛乳
沖縄産ミニマンゴー

昨日の「銀座の買い物、戦利品」が今日の朝御飯。
 
木村屋總本店のカルピスあんぱんとジャムパン、そして「わしたショップ」で買ってきたミニマンゴー。袋から出して食べるだけ、という簡単な食事だったけれど、たいそう幸せな朝御飯だった。
 
毎年の夏の季節商品である木村屋のカルピスあんぱん、昨日は更に白桃入りの「白桃カルピスあんぱん」なるものも並んでいた。
「白桃だってー」
「きっと息子好きだね」
と、家族皆揃って「白桃カルピスあんぱん」は1個ずつ購入。あとは各自好みなものをと、だんなは桜あんぱん、息子にはチーズクリームあんぱん、そして私が選んだのは小夏ジャムパン。
 
どれも木村屋ならではの、ほのかに甘い酒種生地で作られていて、平べったい形状のジャムパン系もすごく美味しい。なんとなくマーマレードの味が恋しい気分だったので、ほろ苦い小夏ジャムパンも幸せに美味しい。まんま「白桃とカルピス」の味がする白桃カルピスあんぱんも、また食べたいわと思える幸せな味だった。
 
食後に1人1個のミニマンゴー。今日も部活の息子には鶏卵サイズのを皮だけ剥いて「かぶりついて食べなさい」と渡し、私とだんなの分は更に小ぶりのマンゴー1個と、逆に大きめサイズ(あんぱんサイズくらいの)のをそれぞれ剥いて適当に一口大にカットしてからフォークでつつくことにした。
 
枇杷やプラムのような感覚で食べられるマンゴーというのが楽しいし、甘さや香りもとても濃厚。「大きな普通のマンゴーより美味しい」とまでは言わないけれど同程度にちゃんと美味しく、可食部分の重量で比較すると大きなマンゴーを買うよりおおむねお値打ちというのも嬉しいところ。
 
でもすっかりメジャーな存在になってしまったのか、「8個くらい入って1000円くらい」という感覚でいたのだけれど、昨日の販売価格はその1.5倍くらい。今回はたまたま見切り品コーナーにもミニマンゴーが置かれていたので、黒斑点が少し出てきてしまっていたそれを買ってきたのだった。

冷凍チャーハン〜
麦茶

午前中はささっと買い物に行って、予定のない今日はのんびり料理の一日。
 
昨日買ってきた沖縄そばを早速いただくことにしましょうと、鰹だしを大量にとって、豚バラ肉の下煮して、下煮が終わったらだしと泡盛と砂糖と醤油と味醂で煮込み煮込んで「らふてぇ」作り。それと並行に、食べきってしまったところだったのでかき氷用の練乳作り。ガスコンロに甘い匂いの白いシロップと豚バラ肉の鍋が並んでいる様はなかなかシュールな光景だ。
 
前回はあまり「煮詰める」風にしないで仕上げてしまった練乳は、反省を活かして良い具合のとろみがつくまでちゃんと「練った」、文字通りの練乳に。美味しいマンゴーがあるうちにマンゴーかき氷も良いなと思うけれど、国産のアップルマンゴーでかき氷なんてちょっと贅沢すぎるかな。
 
で、「あとは醤油味で炊いていくだけです」という段階まで済ませたところで息子も部活から帰ってきて、お昼はごくごく簡単に冷凍チャーハン。
 
お昼はかんったんなものが良いよねとスーパーを歩いていて、「お総菜コーナーの、のり巻きセットと稲荷寿司でいいんじゃ?」などと話しつつ、結局落ち着いたのが冷凍チャーハン。プライベートブランドの冷凍チャーハンはびっくりするほどお安くて、それをだんながテフロンフライパンでざかざか炒めて出してくれた。
 
「俺はエビピラフもけっこう好きなんだよ?」
「知ってる……でも今日はチャーハンな気分だったんだよね」
じゃあ今度はあの冷凍ケースからエビピラフ選んで買ってきましょうね、などと話しながらもぐもぐ。

茹で枝豆
ゴーヤーチャンプルー
沖縄そば
ビール(Corona)
 
練乳かき氷

今日の夕飯は、シンプルながらけっこう手間はかかる沖縄料理1品と、手間はほとんどかからない沖縄料理1品(と、枝豆)。
 
まずはゴーヤーチャンプルーを仕上げ、麺用の湯を沸かしたりスープを温めたりしているうちに「先にビール飲んでこれをつつこう」と、チャンプルーと枝豆を先にテーブルに出した。
 
ゴーヤーチャンプルーは、ゴーヤーとポーク(ランチョンミート)、豆腐と卵の炒め物。味付けは塩と、かつおぶしを入れるところもあったりなかったり、といった感じのよう。今回は、わしたショップで安売りされていた「白ゴーヤー」を使ってみた。
 
白ゴーヤーは、「日に当てずに育てたゴーヤー」というわけではなくて、白く育つ品種のゴーヤー。柔らかめで苦味も淡く、台湾ではスープの具などに使われていて「あれ?ゴーヤーっぽいのに苦くないし白いぞ?」と、初めて口にした時はちょっと驚いたのだった。
 
豆腐は本来固めの崩れにくい「島豆腐」を使うものなので、スーパーの普通の木綿豆腐は念入りに水切り。キッチンペーパーでぐるぐる巻いてレンジに2分ほどかけ、染み出た水で濡れたペーパーを取り替えて冷めるまで待つ。かなりしっかり水が抜け、今回はほとんど崩れのない追い感じのチャンプルーにすることができた。
 
で、まずはその豆腐をフライパンで炒めて、焼き色がついたら豆腐はフライパンの片隅に寄せて、空いたところにポークとゴーヤーを投入。塩して良い具合に火が通ったら溶き卵回しかけてかつおぶしも加え、卵に火が通るまでざっかざかと混ぜ炒めればできあがり。
 
苦味が薄めとはいえ、皆無ではない白ゴーヤー。ゴーヤーの苦味は大好きというほどに好きなものではないけれど(で、苦味のあるビールには合わない感じもあるのだけれど ← ゴーヤーは泡盛といただく方が幸せかな)、夏には時々恋しくなる。今年の我が家の「緑のカーテン」は緑の実のゴーヤーなので収穫を楽しみにしつつ、でもまだ雄花しか咲いていないので食べられる実が採れるのはまだ先の話になりそうだ。
 
息子にしてみたら、「ゴーヤーチャンプルーはゴーヤー抜きだと最高に美味しいのに」という感じだろうけれど(でも一応ゴーヤーもちゃんと食べる)、ゴーヤー抜いちゃったらそれは「ゴーヤーチャンプルー」じゃないからなぁ……。
 
で、締めに沖縄そば。
 
冷蔵の麺は熱湯で数十秒湯がくだけ。スープは鰹だしと豚の茹で汁を合わせて、調味は塩ベースでほんの少しの薄口醤油。あとは煮込んでおいた「らふてぇ」乗せて、かまぼこ乗せて、刻み万能葱と紅生姜乗せてできあがり。「こーれーぐーす」(唐辛子の泡盛漬け)添えて、好みで垂らしながらいただく。
 
「らふてぇ」を仕込むところからやらなければ、もうちょっと簡単に出来るのだろうけど、らふてぇ仕込みも含めての沖縄そばの美味しさかなぁ、と思っているので、昼から汗してがんばった。
 
「製法的には中華麺」なのだそうな沖縄そば、でもコシがあるとかツルリとした食感であるとかいう感じではないので、ラーメンとは全く異なる独特なもの。「細めのうどん」みたいな感じで、ちぢれはなく、鰹と豚のスープに、そして何より豚の角煮「らふてぇ」に良く似合う麺だと思う。
 
1kg入りの沖縄そばの袋には200gずつ小分けにされた麺が5パック。1人1パックずつで大丈夫だよね?と茹でたら、なかなかのボリュームで充実した腹具合になった。アツアツの麺を食べて家族全員汗みどろ。
 
そして食後に「暑い〜我慢できない〜」とかき氷食べている私たち。かけるのはもちろん自家製練乳。