食欲魔人日記 11年06月 第4週
6月20日 月曜日
エスニック料理な夜。
「POMPADOUR」のチーズパン
アメリカンチェリー
アイスカフェオレ

昨日に引き続き、「POMPADOUR」のパンの朝御飯、今朝はチーズを練り込んだフランスパンを軽く温めていただいた。
 
「ごめん、めんどくさいから無造作に出させていただくね」
と、昨日買ってきた小山のようなアメリカンチェリーを、ジップロックの袋に入れたままどすんと食卓に出したら「ホントに無造作だ!」とだんなと息子に笑われた。いや……チェリー熟しまくってて柔らかいから、「器に入れて、食べ残ったらまた戻して」という流れであんまりベタベタ触ったりしたくないのね……。
 
熟したチェリーは甘くて美味しいけれど、でもこれ、まだまだ100粒くらいあるから早いうちに選り分けて柔らかすぎるものはコンポートに加工してしまったほうが良さそうな感じ。息子も、ちょっと歯ごたえの残るチェリーの方が良いらしくて
「なんか柔らかいのばっかだねー」
と、あんまり食べてくれなかったのだった。コンポートにしちゃえばヨーグルトやワッフルのトッピングなどにあれこれ使えるから多分便利。最近コンポートづいてます。

茹でとうもろこし
練り胡麻のガドガド風
ガッパオ&ジャスミンライス
ソトアヤム
ビール(FOSTER'S)

週末に特に「これを作ろう」という思いはないまま、お肉屋さんで鶏もも肉を購入して、その直後に八百屋でお手頃価格のバジルパックを見つけてしまったのだった。
 
「ガッパオ?」
「うん、ガッパオ」
だんなとそう言葉を交わしながらバジルを籠に入れ、ガッパオ良いよねぇ〜……と、鶏もも肉はガッパオにしましょ、ということに(本当はそれが昨日の夕飯になる予定だった)。
 
普通は粗挽きぐらいな感じの細かく切った鶏肉を使うことが多いガッパオ、私は小指の先ほどのちょっとごろりとしたサイズの肉の方が好み。本来は赤パプリカも加えるところ、手持ちがなかったので「まぁいいや」とスルーした。鶏とバジル、以上!という大変潔い感じのガッパオを作る。
 
味付けは、ナムプラーと砂糖、そしてオイスターソースを少々。鶏肉を調味しつつ火を入れて、バジルを入れたら火を止める(ていうか火を止めてからバジル入れる、くらいの感じ)。汁ごとご飯にかけて、目玉焼き添えたらできあがり。そろそろ旬到来の、茹でとうもろこしを添えた。
 
……で、タイ料理のガッパオと合わせるのはどうよと思いつつ、添えたのはソトアヤム(=インドネシアの鶏スープ)とガドガド(=インドネシアの厚揚げサラダ)。
 
ソトアヤムはスープミックス使って簡単に、ガッパオ分から少し取り分けた鶏を茹でて、スープミックス加えて、あとはミニアスパラと人参ともやし、春雨を適当に。本当はゆで卵も入れたいところだったけれど、ガッパオに卵は使ってしまったので自重した。
 
ガドガドは、本来ピーナッツクリームを使うところ、手持ちがないので練り胡麻で代用。他の調味料はそのままに、ナムプラーやライム汁、砂糖やおろしにんにくなどなど加えて調整してみたら、なんとなくそれっぽくなったので良し良しと具を和えた。両面こんがり焼いた厚揚げともやし、きゅうりとレタスとトマトをタレとざっくり和えたらできあがり。
 
なんかこう、「肉じゃがにユッケジャンとナムル添えました」みたいな、「中華丼に味噌汁と青菜のおひたし添えました」みたいな(あれ、でもこれ普通にアリだわね)、国の食文化無視した献立でスミマセンという内容になってしまったけれど、なんとなく全体がナムプラー味でまとまったので「これでよし」と自分としては納得の夕御飯。
 
ちゃんとタイ米炊いてみたら、「わータイ米だー」「お、ちゃんと炊いたんだ♪」と、だんなも息子も喜んでくれた。こういうおかずの時はやっぱりジャスミンライスがよく似合う。

6月21日 火曜日
外見が不思議な感じのグラタンが今日の夕御飯。
自家製抹茶あんぱん
牛乳
アメリカンチェリー

手元にまだまだ10袋近くある(←安売りされていたので調子に乗ってあれこれ買ってしまった結果)cuocaの食パンミックス粉。
 
昨日の午後、そのうちのひとつ「京都宇治抹茶食パンミックス」を使って、パンを焼いてみた。この粉だったら似合うはず〜、と、買い置きのゆであずき缶も出してみた。
 
ここしばらくの定番の作り方で、一次発酵終了までパン焼き機にまかせ、その後は手で成形&オーブン焼きで。最終発酵前に丸くのばしたパン生地で大さじ1ほどの粒あんをくるんで、それから焼いた。cuocaの食パンミックス、記載通りに水を入れるとやたらと柔らかい生地になってしまって、手で扱うのはかなり大変。適当に強力粉はたきながら成形したけど、そこそこな見た目のあんぱんがめでたく6個ばかり焼き上がった。
 
「というわけで、あんぱん焼いてみました」
 
と出したら、「あんぱん作ったの!?」と軽い驚きの反応を貰えて、自分的には満足。
 
なかなか美味しくできたあんぱん、息子が2個平らげてから学校に出かけていった。
 
食後には、ほんの少し、固めのものを選り分けておいたアメリカンチェリー。残りは全部、昨夜のうちに(急に思いたって11時過ぎという時間に……)コンポートに加工してしまった。プレーンヨーグルト買ってきて、トッピングして食べようかなと。余裕があったらワッフル焼きたいところだけど、これから数日、そんな余裕はあるかなぁ?と未定な状況。
 
それはそれとして、あんぱんに合わせるのはやっぱり牛乳。

「FLO」のショートケーキ
カフェオレ

今日から数日、だんなは海外出張。お昼前にスーツケース転がして空港に出発した。
 
で、それと入れ替わるように秋田から母が上京。「夫が出張でいないのだけどこっち来る?」と聞いたら、喜んでやってきた。本当は母、3月末に一度上京する予定だったのだけれど震災で流れたのであちこち行きたいところがあるらしい。
 
無事東北新幹線で東京駅に着いたらしい母から
「都会に飢えている私としてはミスドでもいいからカフェオレ飲んでいきたいって感じ」
とメールがあったのだけれど、「えーミスド〜?コーヒーだったらうちで淹れるからケーキとかにしない?」と返事した後待ち合わせて、地元駅ビルの洋菓子屋さんをあれこれ覗いて「FLO」でタルトやケーキ買って帰ってきた。私の分はショートケーキ。
 
地元にあっていつでも買えると思うと案外買わないもので、FLOのケーキを食べるのは久しぶり。このお店のタルトは「すごくしっかりした甘さがある」印象が強いけれど、ショートケーキは甘すぎるということもなく、苺たっぷりクリームたっぷりで良い感じ。

チーズ(テテ・ド・モア)
鳥はむ入りミックスサラダ
豚バラのひらひらグラタン
「アンデルセン」の長時間熟成発酵食パン
梅乃宿 ゆず酒 ロック

母は外食したそうだったけれど、今日のところは息子も習い事があって汗どろどろで帰ってくるからと、家ごはん。
 
手持ちの食材で、でもなるべく洋風なもので……と、「豚バラのひらひらグラタン」なるものを作ってみることにした。ケンタロウさんレシピで、茹でたじゃがいもと薄切り豚バラ肉を重ねて生クリームベースのソースとチーズをかけてオーブン焼きにする、という簡単料理。
 
月曜に届く野菜セットを、今週はセットの代わりに「おまかせ野菜」なるものにしてみたところ、「コール・ラビ」という耳慣れないものが届いたので、グラタンにこれも入れてみることにした。独特の心地よい芳香があるこの野菜、でも食感や外見は「ブロッコリーの芯の部分」にとても似た感じ。レシピのじゃがいもの一部をコール・ラビに置き換えて支度した。
 
あとは、自家製鳥はむを入れたミックスサラダ、チーズに今日買ってきたばかりの食パン。お供に、ゆずリキュールのロック。
 
上に薄切り豚肉の乗るグラタンはなんだか不思議な外見で、でもなかなか美味しいものだった。器に溜まるチーズクリームをパンにつけながら食べるのも良い感じで、ささっと簡単に作れたのも嬉しいところ。
 
さて、明日から御馳走続きになる、予定……(明日はフレンチとお寿司らしい……)。

6月22日 水曜日
母と「タテルヨシノ」に行ってきましたよー
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
バタートースト
ヨーグルト・自家製コンポートいろいろ
アイスカフェオレ

母は私以上に「パンとコーヒー紅茶(あとヨーグルトとかフルーツとか)」が好き。
ならばと久しぶりにアンデルセンで「長時間熟成発酵食パン」を買ってきた。この近隣で買えるパン屋さんの食パンの中ではこのパンが美味しいなと思う。
 
ブロックで買ってきた食パンなので厚切りにしてからバターに塗ってオーブントースターへ。食卓にはプレーンヨーグルトと一緒にずらりと自家製の枇杷コンポートとアメリカンチェリーコンポート、マンゴーの果肉(これはコンポートじゃなくて)、練乳や砂糖を「好きに食べてねー」と並べた。
 
アメリカンチェリーのコンポートはかなり砂糖を控えめに作ったのだけれど、なんとなくボヤけた味になってしまっていて反省。こういうのはやっぱりある程度ちゃんと甘味をつけないと締まらないものなんだなーと改めて思った。

銀座 「タテルヨシノ」にて
 Menu Confection \4800
 チーズプレート \1800
 食前酒(ホワイトミモザ) \2000
 白ワイン(Geyerhof Gruner Veltliner Steinleithn) \8000
豪遊〜……

「一度行ってみたいと思って、行ってないところがあるの」
と、母。それはどこ?と聞いてみれば「H&M」なのだそう。
 
そんなに言うほどお洒落な服ばっかりってわけじゃないし、超安いってわけじゃない……と思うよー?……と言いつつ、でもそういえば母は新生銀座三越もまだ行ってなかったんだっけ?と、銀座にお出かけすることにした。
 
せっかくだからステキなところ(=美味しくて、雰囲気良くて、サービスも心地よくて、というところ)で昼御飯にしましょう!と、いうことで、予約したのは銀座三越裏手のビルに入っている「タテルヨシノ」。以前母と一緒に汐留のホテル内の店舗に来て、母はタテルヨシノが気に入ったらしい。あら、あの店ならまた行きたいわ、ということだったので昨日の夜慌ただしく予約を入れてみたのだった。母曰く、「赤ピーマンのクレームブリュレ」が美味しすぎて忘れられなくて、だそう。
 
食材の組み合わせやソースのプレゼンテーションの仕方などがほんのり前衛的で、でもとんがりすぎていなくて、そしてお皿の風景がなんとも「美しい」ここのお料理。分量は若干軽めの感があるからあんまり男性向けではないかなという感もある(少なくとも、だんなの好みそうな方向ではないかな……と)けれど、「おとっときの食事」の幸せな気分が存分に味わえるので私はタテルヨシノがとても好き。
 
早めに銀座に到着して、「ほら、ここの吹き抜けの空間がステキなんだよ〜」と銀座三越のレストランフロアあたりをぷらぷらしつつ、地下食料品売り場もひやかした後にお店に向かった。あちこち歩き回ったからすっかり空腹だ。
 
ランチコースは3種類、「メインディッシュはお肉食べたい……でも、そんなにがっつりコースの品数はなくていい」という趣向だと、一番お安い「Menu Confection」がプリフィクススタイルで良い感じ。これにしましょう、と、食前酒舐めながら母と相談しながら決めて、デザート以外の料理の選択は違うものにしてみた。
 
ビルの12階にあるお店は天井がひたすら高く、汐留方面に大きくとられた窓がとても気持ち良い空間。テーブルの間隔も広々としていて、白色を基調としたピシッと直線的に「整った空間」の印象のある汐留のお店とはまた違った心地よさがあった。給仕の方たちもフレンドリーで、良い感じ。想定していた以上の豪遊になってしまったけれど、「ここに来て良かったね」と思える幸せなランチタイムを過ごすことができた。
 

チーズのシューと野菜のタルト
銀座「タテルヨシノ」にて、食欲をそそるチーズ風味の突き出し 「ホワイトミモザ」(オレンジではなくグレープフルーツを使ったミモザ)をいただきながらの突き出しは、一口サイズの甘くないチーズ味のシューが2つと、色合い豊かな野菜のタルト。
 
シュー特有の、モフッとした歯触りが心地よく、チーズの香ばしさが食欲をそそる。
 
モスグリーンのこのお皿の色合いもとても好み。このシマシマのお皿、可愛いけど、自分の家にあっても使いこなせないんだろうなぁ。
 
ゆめたまごの前菜
銀座「タテルヨシノ」にて、ゆめたまごの前菜♪これ大好きなんだ……。 卓上にはバゲット風の小さなサイズのフランスパンがやってきて、そして小さな前菜がやってきた。
 
「ゆめたまご」という卵の、その褐色の殻を器にした前菜は何度か口にしたことがあるから、「タテルヨシノ」の自慢の一皿、なのだと思う。
 
白身に見立てたように詰められているのはサワークリームベースの、ほんのりレモンが香るクリームで、その下に半熟のトロリとした黄身が入っている。蜂蜜と胡椒で風味づけしてあって、すっぱ甘くてほんのりスパイシー、とろりと濃厚な口当たりの、不思議な調和のとれた美味しさ。
 
このあたりで食前酒は飲み干してしまったので、白ワインをボトルで1本いただくことにした。フルーティーだけれど、でも甘すぎず、かといって辛すぎずでもないものを、とお願いしたら、「今日選んでいただいたお料理にはこちらが合うかと」と、「Geyerhof Gruner Veltliner Steinleithn」というオーストリアのワインを勧めてくれた。
 
キリリと冷やしても強い香りが漂うこっくりした味わいのワインで、ゆるゆるとぬるくなっていくと一段深い香りと味が広がっていく魅力的なもの。飲みきれるかしらね?と笑いながら飲んでいたのだけれど、結局綺麗に空になりましたとさ……。
 
前菜:ニース風サラダのコテンポラリィ見立て マグロのグリルと共に
銀座「タテルヨシノ」にて、面白いお皿の風景だったニース風サラダ そして前菜、私が選んだのは「ニース風サラダのコテンポラリィ見立て マグロのグリルと共に」、母が選んだのは「季節の野菜 モネの庭園をイメージして」。
 
「モネの庭園」は、今日の写真一番上のもので、花畑のように色鮮やかな野菜満載のものだった。
 
「こちら、本日使用したお野菜でございます」とリーフレットもやってきて、それによると、
ヤングコーン・絹さや・防風・明日葉・からし水菜・伏見唐辛子・スティックセニョール・黄インゲン・スナップエンドウ・モロッコインゲン・紅芯大根・ミニ大根・青芯大根・黒大根・ルタパカ・紫人参・姫人参・金美人参・ミニデトロイト・クレッセント・黄カリフラワー・紫カリフラワー・ロマネスク・グリーンアスパラ・芽キャベツ・黄ズッキーニ・緑ズッキーニ・アピオス・紫芋・バターナッツ・イタリアンパセリ・セルフィーユ・ディル・アマランサス・フルーツトマト・アイスプラント・グラパラリーフ
……が入っているのですって。もう大変。
 
私の方のニース風サラダは、「正しいニース風サラダ」を分解して再構成したもの、なのだとか。
 
なんとなく、「卵とトマトが入ってるサラダだっけ?」という印象だったニース風サラダ、ちゃんと定義があって「じゃがいも、さやいんげん、トマト、オリーブ、ゆで卵、アンチョビ、ツナetcが入っていなければならない」的なものなのだそう。
 
ツナは、日本が誇るホンマグロ、いんげんやじゃがいもは野菜のテリーヌ仕立てにして、いんげんはパリパリのおせんべい状のものに……と、なんだか面白いことになっているニース風サラダだった。なんだかパズルのようなお皿。
 
メインディッシュ:仔羊のロースト ペルシヤード風
銀座「タテルヨシノ」にて、メインディッシュの羊〜! メインディッシュは、私は羊、母は牛。
 
「こちらは、とてもクラシックなスタイルのお料理です」
だそうで、骨つきの羊はロゼ色に火入れされて、ペルシ(=パセリ)のペーストが片面に塗られている。ソースもほんのりパセリ風味。
 
羊と並行に美しくアスパラが並べられ、そこに丸ズッキーニやアーティチョークなどの野菜、そしてひし形にカットされた「羊の皮目のお肉ひとかけら」。
 
この、ひとかけらの皮目のお肉が憎らしいほど美味しかった。そこそこ脂もついているので、「あえてこのひとかけら」の分量が丁度良いのだろうと思いつつ、でも倍量欲しい。いや、3倍量欲しい、という感じ。羊本体ももう、文句なしの美味しさだった。
 
銀座「タテルヨシノ」にて、こちらは母のメインディッシュ、牛ホホ肉の赤ワイン煮込み 「蒸した山芋」のピュレを添えた牛ホホ肉の煮込みは、かなり濃厚な味わい(ひとかけ味見させてもらった)。
 
モザイク模様のように、肉の上に角切りの野菜が盛られて、添えられた野菜も私の皿とは全く違うことに今日も感動してしまった。
 
チーズプレート
銀座「タテルヨシノ」にて、ワインが残ったのでちらっとチーズ コースではこの次デザートなのだけれど、ワインがグラスにまだちょっとばかり残っているのを見て、
「食後にチーズはいかがでしょう」
と、魅惑的なワゴンがどんごろどんごろやってきた。
 
シェーブル3種類を含めた、食べ頃のチーズが10種類近く並んでいたかと思う。お勧めのシェーブルと、ごろりと丸ごとのサイズで存在感を放っていた美味しそうなミモレット、あと、柏の葉でくるまれたちょっと変わったチーズ(たしか国産、広島のものなのだとか……これもシェーブルっぽかった)も。
 
くるみのパンにくるみとレーズンのパン、マンゴーソースとベリーのジャムなどと共にリズムよく盛られた皿がなんだか楽しい。
 
デセール:ピニャコラーダ ココナッツのエスプーマ
銀座「タテルヨシノ」にて、デザートは「ピーニャコラーダ」 デザートは2択だったのだけれど、私も母も「こっちがいいな」と、「ピニャコラーダ ココナッツのエスプーマ ガラムマサラの香るバナナのグラス」を。
 
ココナッツとパイナップルのピーニャコラーダの味わいに、ねっとりとした甘さのバナナと、そこになぜか「ガラムマサラ」。面白い組み合わせの、でも調和した素敵なデザートだった。
 
小菓子
銀座「タテルヨシノ」にて、食後の小菓子。マカロンマカロン♪ タテルヨシノと言えば、食後のプチフールがワゴンに乗ってどんごろどんごろやってくる……という印象が強いのだけれど、残念ながら今日は(このお店が、なのか、このコースが、なのか、全体的に見直されて、なのかはわからないけれど)こんな感じのプチ卯フール。
 
マカロン2種類、チョコレート、アーモンドチョコがやってきて、つまみながらエスプレッソで締め、となった。
柔らかなクリームが挟まれたマカロンは、とても持ち運ぶことはできなさそうな繊細な食感。最後の最後まで手抜かりなし、の幸せな「食後のお菓子」だった。

銀座 「LA MAISON GINZA」にて
 バニラアイスクリーム ライチとグレープフルーツのジュレスープ \1200

早めにスタートしたランチを終えた後、引き続き銀座をぷらぷら。
 
今日は各所で30度超えの真夏日、35度以上を記録するところもあったそうで、とにかく一日大変な暑さだった。雲もないから突き刺さる日差しは痛いほど。
 
H&M見て、ついでにユニクロも見て、「ああ、疲れたね、どっかで休もうか」と、母。
「あー……だったら、この裏手にハーゲンダッツのカフェがあるよ。値段も……いいんだけど」
と答えたら、「行きましょう!そこ行きましょう!」と、すごい勢いで食い付いてきた。母はアイスクリームが大好きだ。
 
「LA MAISON GINZA」で、期間限定デザートを 私は期間限定デザート、「バニラアイスクリーム ライチとグレープフルーツのジュレスープ 」を。
 
「ライチピューレとグレープフルーツ果汁を合わせたスープに、バニラアイスクリーム、ヨーグルトムース、グレープフルーツの果肉を浮かべ、グレープフルーツのグラニテと砂糖漬けのピールを飾りました」というデザート。
 
バテるほどの暑さの中では、この柑橘の酸味がなんとも心地よくて美味しかった。グレープフルーツ特有の苦味が、意外な感じでバニラアイスとよく似合っていた。薄ピンク色の色合いもとても綺麗。
 
「LA MAISON GINZA」にて、こちらは日本風パルフェ。 こちらは母が選んでいた「パルフェ〜ジャポネ〜」。
 
「グリーンティーアイスクリーム、バニラアイスクリームに、きな粉サブレ、抹茶のゼリーを組み合わせ、小倉あん、白玉、ごまのヌガティーヌで飾った和の味わいが楽しめるぜいたくなパフェ」
 
とのことで、銀座の甘味屋さんのメニューに出てきても似合いそうな内容のパフェだった。
 
……と、のんびりしていたところで、息子の学校から電話。
息子が不調を訴えて保健室に行ったところ、発熱していたとのことで「早退させてもよろしいでしょうか」という内容だった。あらあら大変〜と、急ぎ帰宅。

鳥はむ入りミックスサラダ
お刺身(マグロ・イカそうめん)
ビール(サッポロ黒ラベル)

息子は幸い「フラフラで歩けない」ということもなく、私たちが帰宅するよりも早く帰宅してベッドに転がっていた。熱以外には頭痛とか咳とかといった症状もないようで、とりあえず安静を命じつつ、「夕飯、何か食べられそうなものある?」と聞けば「うーん……」と。
 
「冷たいうどんにしようか?うどんもだしも冷やしてさ」
と提案したら「それなら食べられる!」と。うん、なんだか元気そう、良かった。
 
当初の予定では「夜は寿司か居酒屋か」と話していたのだけれど、私と母もなんだかんだでお腹が空かず、息子の体調に関わらず「夜の外食は無理ね」「自重しましょう」ということに。
 
息子にうどんを用意して食べさせて寝かせた後に、駅ビルの魚屋さんで買ってきたお刺身でごく簡単な夕御飯にした。ビール飲み飲みお刺身つまんで、昨夜の残りのサラダも出したらちょうど良い腹具合。
 

6月23日 木曜日
今日は千疋屋の食べ放題♪
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「Johan」の
 チョコブレッド・メープルブレッド
 アップルマンゴーデニッシュ
カフェオレ

昨日、銀座への到着は三越がオープンする10時を少しだけ過ぎたところ。
 
息子が喜ぶしJohanでチョコブレッド買っていこうかな販売時間を調べておこうかしらねぇ、と、お店に行ってみたら、チョコブレッドは開店10時ちょうどの販売なのだった。これはラッキー。
 
開店直後の店頭にはほとんどお客さんはおらず、並ぶこともなく普通にチョコブレッドを買えてしまった。それと並んで売られていた「メープルブレッド」(チョコブレッドのチョコがメープルになったもの)も。それと、季節商品らしい「アップルマンゴーデニッシュ」なるものを見つけたので、それも一緒に買ってきた。おかげで、それ以降銀座散策する間中、けっこうな重さになったパン袋をぶら下げて歩くことになったのだけれど、後悔はしない。
 
母の好みのコーヒー淹れて(母はキリマンジャロみたいな酸味の強いコーヒーが好き……だんなは酸味なし苦味強めの方が好きなので我が家のストックのコーヒーでは好みの方向が違うのねー……)、それをカフェオレにしていただきながら、買ってきたパンを少しずつもぐもぐ。
 
チョコブレッドの美味しさは変わらずのものだけれど、メープルブレッドが優しい甘さでとても好みな味だった。ローストしたアーモンドたっぷりのマンゴーデニッシュも「さすがJohan」の風格の美味しさ。
 
昨日体調不良で早退した息子、本人は既に「治ったよ?動けるよ?」という態度だけれど熱を計ってみれば37度台半ばという感じで微熱がおさまらないので学校はお休み。朝食時には「まだ食欲ない〜」とのことで、「これだったら後で食べられそう」という息子好物の「まるごとりんご」(地元のパン屋さん「marond」の人気商品)を急ぎ買ってきて、あとはヨーグルトとかアイスクリームとか諸々用意。
 
「お母さんたち、お出かけする予定なんだけど出かけちゃってもいいかな……?」
熱が出ている以外は特に症状もなく元気そうではあるので大丈夫かな?と声かけると、「いいよいいよ、出かけちゃって〜」だそう。
 
ちらっと後ろ髪引かれつつ、お出かけさせてもらうことにした。まぁ、おばあちゃんが家にいると「大丈夫?スイカ食べる?さくらんぼ食べる?」と色々うるさく話しかけたりするからね……(昨夜も「うどん!?うどんだけ!?うどんだけなんてダメよ〜もっとちゃんと食べないと〜」とうるさかったのだった……)。

舞浜 「千疋屋フルーツパーラー」にて
 世界のフルーツ食べ放題 \4200

今日の目的地は舞浜。駅前のショッピングモール「イクスピアリ」の中にある千疋屋で週に2回(水曜夜、木曜昼)開催されている人気企画「世界のフルーツ食べ放題」に行ってきた。
 
「またいつか千疋屋行きたいなぁ……果物をこれでもかと食べたいなぁ」
と思っていたところでの母の上京だったので、これ幸いと、上京の話が出た直後にお店に電話を入れてみた。
 
「毎月1日に、翌月の分の予約を受け付ける」形の食べ放題企画なので、電話した時点では当然のように空席はなく、キャンセル待ち3組目です、とのこと。3組目だったらキャンセル出て滑り込めるんじゃないかなぁと思っていたら、期待通りに先週末、「空きが出ましたのでご案内させていただきます」と電話があった。ばんざーい。
 
2時間制で4200円。他のお店でそこそこ豪華なランチコースを(しかもお酒つきで)いただけるくらいの金額だけれど、この内容だったら高くはない……と思う。安くもない、とも思うけど。
 
テーブルに案内されると、既に卓上に並べられているのがスモークサーモンと海老をトッピングした胡麻ドレッシングのサラダとフルーツサンド(1人2切れ)、ハムサンド(これも1人2切れ)。この料理と、後に各テーブルに配られることになるスペシャルフルーツは食べ放題の対象外。渡された分量だけをいただくことができる。
 
そして食べ放題開始後1時間サービスされるのが、マンゴーカレーライスとパイナップルハッシュドビーフライス、コンソメスープ。1時間後にはそのコーナーが片づけられて、今度はデザート類が並び出す。今日出てきたのはクレームブリュレとさくらんぼのゼリー、フルーツヨーグルト、そして「季節のケーキ」としてマンゴーをトッピングしたショートケーキ。
飲み物は温かいコーヒー紅茶の他、レモネードにパッションエード、アップルアイスティーとピーチアイスティーなどなど。
 
「千疋屋フルーツパーラー」にて、これが今日の食べ放題フルーツ♪ そして、ずら〜っと並ぶフルーツあれこれ。
 
清見オレンジ、ハウスみかん、グレープフルーツ、パイナップル、バナナ(バナナチップも)、枇杷、いちじく、葡萄(ピオーネ)、普通のキウイとゴールデンキウイ、スイカも2色で赤いのと黄色いの。
 
メロンは3種でアンデスメロンとマスクメロンとクインシーメロン。
あとはアメリカンチェリー、フィリピンマンゴー、パパイア、ライチ、ランブータン、ドラゴンフルーツ、パッションフルーツ、マンゴスチン。
 
そして醤油とわさびも用意されたアボカド。
 
前回は冷蔵庫にタッパーに入ったドリアンも用意されていた記憶があるけれど、今回はドリアンの姿はなかった。……ちょっと楽しみにしていたんだけどなードリアン……。
 
「千疋屋フルーツパーラー」、食べ放題にはサラダとフルーツサンドもついてきます 早速食べるぞー、と、早々にカレーライスとハッシュドビーフを"あいがけ"(皿を分断するように細長く堤防のようにご飯を盛って、その左右にカレーとハッシュドビーフをよそう感じで)に盛りつけて、フルーツも好みのものを1皿盛りつけて持ってきた。
 
枇杷が嬉しいなーマンゴスチンも超嬉しい!と、マンゴーやスイカと共にあれこれ盛って、フルーツサンドのカラフルさもあいまってテーブルの上は一気に華やかなものに。
 
カレーもハッシュドビーフもフルーツの自然な甘さを感じるもので、私はこれがとても好き。母もマンゴーカレーが気に入ったらしく、
「あら、レトルトカレー買って帰れるじゃない」
と、お店の人に話して早々にお土産を包んでもらっていた。
 
残念ながら期待の枇杷は「すご〜く甘い」というほどでもなかったけれど、大ぶりで香りも良い上質なもの。やっぱり食べ放題のフルーツなので「どれもが千疋屋の店頭で販売されるのと同等のクオリティ」というわけにはいかないのはもっともで、でもフィリピンマンゴーやパパイア、パイナップルの甘さは最高のもの。
 
ちょうどひと通り料理やフルーツを貰ってきて着席した頃に各テーブルに配られたのが「今日のスペシャルフルーツ」、宮崎産のアップルマンゴー。大きく切られた果肉が1人2切れ。果実1/2個が2人分、といった分量が配られた。
 
これがんもう、「これ、控えめに言ってもお店で買うと1個3000円クラスの果実だよね?」と思えるくらいの素晴らしさ。国産マンゴーは外国産と比べて繊維が少なく香りが上品なものだけれど、最高の甘味と香りだった。ほどよくひんやり冷えたマンゴーはたいそう美味しくて、これ食べられただけでも「あぁ、来て良かったなぁ」と。
 
3種類のメロン食べ比べと清見オレンジ、パッションフルーツ 生のパッションフルーツが食べられたのも久しぶりな事で嬉しかったし、生のいちじくも完熟していて柔らかな甘さが口いっぱいに。
 
カットの1つ1つずつ、食べやすく丁寧にナイフが入れられたメロンの食べ比べも楽しかった。
 
マスクメロンはさすがの芳醇な味わいで、でも爽やかな口当たりのアンデスメロンも素敵。オレンジ色の果肉のクインシーメロンも、しっかり甘いのに果肉が崩れすぎない適度な歯ごたえを保っていて、こちらも美味しかった。
 
醤油の小皿も貰ってきて熟れたアボカドもしっかりいただいたりしたのだけれど(美味しかった……♪)、腹具合が落ち着いてきた後半は、もっぱら好きな果物ばかりを盛ってきてしまい、マンゴー・マンゴー・枇杷・マンゴー・パイナップル・パパイア・マンゴー……みたいな流れに。つまるところ、マンゴーばかり食べていた。
 
「千疋屋フルーツパーラー」にて、シメのデザートいろいろ いつのまにかカレーやハッシュドビーフは下げられて、そこに出てきたのが「デザート」4種類。
 
苺やキウイなどの角切りフルーツが入ったフルーツヨーグルトに、「季節のゼリー」はアメリカンチェリー(に、グレープフルーツの果肉入り)。
 
カラメルソースが別添のクレームブリュレと、スポンジケーキはマンゴーの乗ったショートケーキ。全種類しっかりいただいた。
 
確か前回は、この場所に並んだのは焼き菓子で、アイスクリームが1人1個ずつ配られたりした記憶があるのだけれど、これは嬉しい変化。最後にこういったデザートがあれこれ出てくるのは気分も盛り上がるし、乳製品好きの私には願ってもないことだった。
 
かくして「フルーツ食べ放題」、字面ではなかなかお上品な感じがしなくもないのに、歩く時にうっすら前屈みになってしまいそうなほどにお腹一杯。
 
留守番の息子に「生きてるー?」とメール入れたら「殺すなし!」と元気な返事が返ってきた。体調問題なさそうならちょっとお買い物して帰りたいけどいい?と連絡して、母とちらっとイクスピアリ散策して、幕張のアウトレットモールも覗いたりしながら午後3時頃帰宅した。うっかり大荷物……。

「銚子丸」にて
 鶏の唐揚げ
 まぐろトロブツ
 あじ握り
 ウニ軍艦
 ブリ握り
 こはだ握り
 イクラ軍艦
 えんがわ西京炙り握り
 大トロ握り
 トロたく巻き
 生ビール
などなど、ちょい軽めに(ええ、ちょい軽め……これでも)

帰宅してみると、息子はすっかり元気な様子。「お♪おやつの時間だ〜」と、朝のうちに買ってきておいたアイスクリームをもしゃもしゃ食べたりしている。
 
「どうする?夕食、ちらっと外に出て食べてみる?」
おばあちゃん久しぶりの上京だし、パスタのお店とか、焼き鳥とか、あとお寿司とか……と、いくつか店名挙げたら、息子曰く
銚子丸がいいなー」
銚子丸だったら食べられそう、ということなので、タクシー乗って最寄り店に向かってしまうことにした。らくちん。
 
私と母は2貫盛りの1皿を2人で1貫ずつ食べる感じにして、あれこれと好みのものを注文。まぐろのトロ部分の切り落としの刺身風盛りがあったのでこれをおつまみにビール飲みつつ、ついうっかり「鶏の唐揚げ」も食べてしまった。あとはキャンペーン価格中のアジやウニも。
 
それでも昼間の豪遊が尾を引いていて、私もあまり「がっつり食べるぞーお腹減ったぞー」という感じではなくて、いつもよりだいぶ控えめな感じで食事を終えた。
 
元気そうだった息子も「すっかり本調子」とはいかないようで、つい数日前に11皿平らげる姿を披露したばかりなのに今日はたったの5皿。
 
母としては御馳走のし甲斐があまりなかったようで、
「やっぱりだんなさん一緒じゃないと寂しいわねー」
「張り合いがないわねー」
だそう。ご期待に添えずスミマセン……(いや、でも、お腹一杯よ……)。

6月24日 金曜日
今日のおやつ、バナナのブリュレ。
「Johan」の
 チョコブレッド・メープルブレッド
スイカ・さくらんぼ
カフェオレ

昨日、午後には熱も下がってすっかり元気そうだった息子が夜になって再び発熱。今朝になっても37℃を少し越える微熱が続いていて、
「今日もダメかー……学校休みなさいね」
ということに。小学生時代と比較して格段に忙しくなった中学校生活、ここ連日の暑さもあってか、「とうとう疲れがピークに来ましたよ」という感のある息子なのだった。
 
それでも昨日と異なり食欲も存分にあるらしく、「チョコブレッドあるよ、メープルブレッドも」と言うと、「食べる、食べる」と。
それぞれスライスして適当にテーブル中央に置いた大皿に盛り、昨日母が買ってきてくれていたスイカとさくらんぼ(佐藤錦!)も食卓に出した。
 
国産のさくらんぼなんて、自分ではなかなか買わないものだから(昨日の千疋屋の食べ放題でもさすがに出なかったし)、たいそう久しぶり。アメリカンチェリーは比較的わかりやすい甘味があるけれど、国産の薄紅色のさくらんぼの優しく儚い甘さもまた格別だった。ものっすごく甘くて美味しいという類の果物ではないけれど、さくらんぼは好きなフルーツのひとつ。

「シェ・ケン」の
 フレンチ弁当
アイスカフェオレ

午前中は「千葉そごうでお買い物したい」という母に付き合って、私もお出かけ。
 
昨日も一昨日も暑かったけれど、今日は更に輪をかけて暑い一日。これまで我が家ではなんとかクーラーのお世話にならずに済ませてきていたけれど、今日はもういよいよ限界、という感じだ。
 
何がつらいって、お出かけしていて「電車内が暑い」「駅ビルに入ってもやっぱり暑い(少なくとも「涼しい」とはとても思えない)」「デパートもやっぱり涼しくない」と、どこに移動しても汗がひくことがないのがつらい。ヨレヨレになって帰ってきて、で、我が家は更に輪をかけて暑い……となると、「節電」の心もいよいよ砕けそうになる。というか、砕けた。「ダメですゴメンナサイ熱中症で倒れます」と、帰宅後にクーラーの電源を入れた。子供部屋の(一応安静中の)息子もこれでは干からびてしまうわ。
 
なんでも熊谷では午後2時過ぎに39度8分を記録したとか。「発熱」どころじゃない、「インフルエンザ」レベルのこの気温……。8月は「例年並」と予想されているらしいけれど、この夏、無事に越すことができるのかしら。
 
ともあれ、そんな中、千葉のデパートを歩き回ってきた。息子のお昼御飯のリクエストは「和幸のカツ丼」。カツ丼が食べたいと思えるくらいに復調したなら何より、と、リクエストにお応えして、私と母の分は千葉そごうに出店している千葉のフレンチレストラン「CHEZ KEN」のお総菜類を買ってきた。
 
私が選んだ「フレンチ弁当」は650円ほどの価格で、日替わりおかずでお魚メインとお肉メインの2種類がある。
今日のお肉はもち豚のグリル、マスタードのソース添え。黒米と、ほうれん草を練り込んだタリアテッレ風のパスタ(にちらっとトマトソース)、あとはじゃがいものグラタン風や人参のグラッセ、ブロッコリーなどの温野菜も盛られていた。母はグラタンとキッシュを選択。
 
「ついでに夕御飯も買っていきなさいよ、らくちんよ」
買ったげるから、と母に言われて、夕飯用の鴨の燻製なども買ってきた。
 
朝淹れたコーヒーの残りをカフェオレにして、「あついー気温高すぎー」とぐいぐい飲みつつ、お昼御飯。
なんというか、「デパ地下のお総菜屋さんの味」ではなくて、「レストランの味」なのが嬉しいこのお店。添えられた温野菜なども1つ1つ手がかけられたもので、それが家で簡単に楽しめるのはありがたいことだ。
 
息子もぺろっとカツ丼完食。昼過ぎには平熱に落ち着いた。やれやれ。

「PONT DES ARTS」の
 バナナブリュレ
ジンジャーミルクティー

今日の母は都内泊。
 
明日明後日の週末はまた一緒に過ごす予定なのだけれど、
「金曜午後にはだんなが帰ってくるからー……その日は寝る場所が寝室のベッドでなくて子供部屋か居間になっちゃうけどいいかしら?」
と聞いたら「イ・ヤ♪」と(我が家には客間などという余剰空間はありませぬ……ここ数日は、私がだんなのベッドで寝て、母が私のベッドで寝ていたわけ……)。おひとり様わくわく都心1泊ライフを満喫するのだそうだ。母、もう一度新生銀座三越を歩く気満々なのであるらしい。
 
ホテルにチェックインできる時間になったらすぐ入るんだ〜とわくわくしていたので、では出発前にと我が家でお茶。
 
千葉そごう地下の特設コーナーに出店していたのが、パンやケーキを扱う「PONT DES ARTS(ポンデザール)」というお店で、冷蔵ケースに入っていた直径20cmほどの「バナナブリュレ」が美味しそうだったのでこれを買ってきてみた。薄いスポンジケーキの土台の上に、濃厚に甘いトロリとしたバナナの果肉入りソースの層があり、その上にブリュレ生地がたっぷり。持ち運んで家で食べることを前提としているのか、表面はあえてキャラメリゼしない風に仕上げているようだった。
 
バナナの甘さの分ブリュレ生地の甘さは若干控えめで、ちょうど良いバランス。私の乳製品好きは母からの遺伝らしく、母もこういうデザートが大好き。生姜シロップ落としたミルクティー飲みながら1/4切れずつブリュレを平らげて、そうして母は「また明日ね〜♪」と我が家を去っていった。
 
あ、静かな午後、なんだか久しぶり……と思っているうちに、入れ替わるように2時間後、だんなが出張から帰ってきた。

ローストビーフのサラダ
かぼちゃと豚肉の蒸し焼き
「シェ・ケン」の
 鴨のロースト オレンジソース
 ほうれん草のキッシュ
韓国海苔
羽釜御飯
マッコリ

今回のだんなの出張先は韓国で、お土産にと山ほどの韓国海苔(=息子の好物)と、微発泡性のマッコリを買ってきてくれた……のは良いけれど、ペットボトル入りのマッコリが機中の気圧で漏れ出てしまうというハプニングつき。
 
漏れ出たのはせいぜい100mlというところだろうけれど(残りはちゃんと瓶内に残っていた)、でもスーツケースがマッコリ臭い。乳酸菌臭い。これは大変〜と、とりあえず重曹溶かしたぬるま湯浸したタオルでせっせと拭き掃除してみた。漏れ出たということは隙間があるということなので、これは早速飲んでしまわなければ!と、夕飯はマッコリと共に。
 
昼間、お弁当と一緒に買ってきた「シェ・ケン」の総菜と、お手頃価格だったローストビーフは手持ちのレタスやラディッシュと合わせて。あとは、初めて使ってみた「シリコンスチーマー」を使っての、かぼちゃと豚肉の蒸し料理。とにかく手持ちの食材や総菜をなんとかしようと準備したら、どれもこれも肉入りの料理になってしまったのだった。反省。
 
シリコンスチーマーは、これまで、
「便利なのはよーくわかるし、1つ持っていれば使い勝手が良いのも理解できる。でもでも、素材感がなんだか苦手〜」
と、ずっと尻込みしていた調理器具。
 
昨日、幕張のアウトレットモール内の雑貨屋さんを眺めていた折に、母が棚の前で
「私ねぇ、なんか、こういうの1個買って持ってるのよ。でも使い方わからなくて」
と言っていたものだから、近くにいた店員さんと一緒になって
「とりあえずじゃがいも1個からでもチンしてみればいいじゃん」
「お肉やお魚もねぇ、美味しく火が通りますよ」
「水も油も使わないで調理できるから簡単なんだってよ」
などと母にレクチャー。
 
話が一段落したところで、
「じゃあ由紀ちゃんも持ってるの?」
と、まさかのお鉢が回ってきたのだった。
 
「い、いや……私は持ってない、んだけど……」
「あらぁ、じゃあ1個買いなさい。買ったげるから」
「こちらの商品が人気でございますよぅ♪」
「い、いやぁ……(どうせ買うなら吟味したいんだけどなぁ……ごにょごにょ)」
 
あらまぁヤブヘビでした、と思う間もなく、店員さんと母からと2方向からサラウンドでオススメされて、まぁいいや買って貰えるなら買ってもらっちゃえ、と、楕円型の、蓋が取れるタイプのシリコンスチーマーを1個買ってもらってしまったのだった。綺麗な空豆色をした品で、フォルムもなかなか好みのタイプ。
 
初めて己のものになったシリコンスチーマー、ぷにょぷのよと独特の手触りのこの物体は、確かになかなか便利なもの。サラダに使うスティックブロッコリーもあっさり火が通ったし、試しにと手持ちの食材で作ってみたかぼちゃと豚肉の蒸し焼きもあっさり簡単にできあがった(薄切りにしたかぼちゃと豚薄切り肉を交互に並べてチン、火が通ったところで焼肉のタレかけてできあがり)。何より、調理したその「鍋」ごと食卓に出せるのが簡単で嬉しい。洗うのも食洗機任せで大丈夫だし。……一人暮らしだったりしたら、この調理器具1つで全部済ませてしまえそうな(もとい、済ませてしまいそうな)勢いだ。
 
お土産の韓国海苔もさっそくいただきつつ、出張中の楽しい話など聞きながらの夕御飯。乳製品好きとしてはマッコリは相当好みなお酒なのだけれど、だんなが買ってきてくれたのはとりわけ飲みやすいものだったものだから、買ってきてくれたペットボトル2本全部飲み干してしまったのだった。
 
さすがにそれだけ飲むと良い気分。今9時半だけど、そろそろ寝ようと思います。

6月25日 土曜日
ホテル日航東京の松花堂会席。うまーでした。
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
チョコブレッド・バタートースト
すいか・さくらんぼ
アイスカフェオレ

出張から帰って早々、だんなには酷な事だけれどもこの週末は土日両日イベント続き。
 
狙ったわけではないけれどこの週末は土日両日お台場でのイベント参加の予定で、「千葉に帰ってまた翌日出てくるのめんどくさいからもうお台場に泊まっちゃえ」と、お台場のホテルを予約した。母に伝えたら母も「私も行くわー」とたいそう乗り気で、ゆりかもめ始発の新橋駅で待ち合わせ。
 
朝御飯は、ありものを食べてしまいましょとJohanやアンデルセンの残りのパンを集めて、冷蔵庫からフルーツも出して、せっせと食べることに。
耳の側が厚めに残っていた長時間発酵食パンは格子に切れ目を入れてハニトー風にした。

ホテル日航東京内 「日本料理 さくら」にて
 松花堂会席「胡蝶」 2×\5250
 日本酒(浦霞) \1365
 日本酒(醸し人九平次) \3675
母と2人で昼酒〜

お昼前に母と無事に落ち合って、ゆりかもめ乗ってお台場へ。
 
だんなと息子は2人で、メディアージュ内のソニー・エクスプローラサイエンスでの「分解ワークショップ」に参加の予定で、「富士宮焼きそば食べてから会場に向かうね〜」と夕方まで別行動することに。
 
ソニー製品を持ち寄って(持参しない参加者には会場側で用意してくれる)、ソニーのエンジニアの人たちにあれこれ解説受けながら「とにかく分解しまくる」という愉快なワークショップで、これまで何度か申し込んでは当選できずにいたイベント。今回やっと当選したので、「どうせ分解するならラジカセみたいなのが良くない?」と、適当に入手したジャンク品の"ドデカホーン"を抱えて参加したのだった。ビデオカメラやデジカメなどを持参する参加者が多い中、巨大な古めかしいラジカセはなかなか目立つ存在だったみたい。
 
で、私と母は宿泊荷物をホテルに預けてから、「どこで食べる?」とホテルのレストランガイドを眺めてうろうろ。泊まるのは「グランパシフィック LE DAIBA」なのだけれど、あちこち眺めた結果、ホテル日航東京で和食を、ということになった。お寿司屋や天ぷら屋さんなどの和食系レストランが一角に集まった、海に面したレストランフロアに向かって、「日本料理 さくら」でお昼御飯。
 
ホテル日航東京「さくら」にて。居心地の良い空間でした。 あんまり時間がかかる料理も面倒だね、と、「松花堂会席」なる「胡蝶」というコースをいただくことにした。
 
"東北応援"の日本酒メニューから浦霞を1合貰い、そこで調子づいてしまって醸し人九平次も1合貰い、昼からけっこう良い気分。
 
今日の献立は、
 先付 青梗菜ひたし
 小吸椀 小柱安平 しめじ かいわれ大根
 松花堂
     焼物 伊佐木若狭焼き
     御造り 鯛 鮪
     口代り 蓮芋唐墨掛け 川海老艶煮 新丸十蜜煮 細巻玉子 
               太刀魚酢橘寿し メ鯒アーモンド揚げ
     焚合せ 南瓜 焼目長芋 振り隠元 勘八オランダ煮 かえで麩
 お食事 もろこし飯
 水菓子
……という感じ。
 
松花堂は、「豪華なお弁当」という感じで見た目もたいそう楽しめた。先付の、ちょっとした青梗菜のおひたしなどもちゃんと美味しくて、母も私も大満足。味付けも薄すぎず濃すぎずの好みな感じだった。大きな窓からテラスを挟んでレインボーブリッジ方面がとてもよく見えたりするのも御馳走の一つだったかも。
 
振り返ってみればお肉が全く出ず、ホタテにイサキにタイにマグロ、川海老、太刀魚、メゴチ、カンパチ……とずいぶん色々な種類のお魚が出てきた。メゴチのアーモンド揚げが、どこか洋風な味わいもあって美味しかったものの一つ。
 
最後に出てきたお食事は、とうもろこしをたっぷり混ぜて炊き込んだ「もろこし飯」と、漬物の小皿と赤だしのなめこ汁。御飯のお代わりは無料でいただけるそうで、相当悩んだのだけれどお代わりは自重しておいた。プチプチと弾けるような食感のとうもろこしがとても甘くて、たいそう箸が進んでしまった。
 
食後のデザートはスイカか、冷やしぜんざいかの2択で母も私もぜんざいを。
適度に小豆の粒の残ったキーンと冷えたぜんざいに、口に入れるととろけるような食感の草餅が一口分沈んでいた。
 
昼から優雅な気分で楽しんでしまった食事後、
「これ……今日使えますか?」
と、携帯電話画面に表示した「雨の日クーポン」を提示してみたら、「はい、お使いいただけますよ♪」とのこと。
 
女性客対象で、雨の日にそのクーポンを提示すると、お食事代が20%引きになるうえ、化粧品のサンプルセットをいただけたりもする嬉しい企画。今日は一日芳しくない空模様だったので試しにと出してみたら、九平次代が無料になるくらいの割引を受けることができた。ばんざーい。いただいたミキモトの化粧品セットも豪華な内容。ますますばんざーい。
 
食後はホテルのチェックイン時間までアクアシティやデックスをぷらぷらしたのだけれど、魅力的なお店がすっかり消え去っていてびっくりしてしまった。
魅力的な雑貨屋さんなどがそれなりにあったりしたのに、好きだったお店は悉く撤退していて、高校生相手みたいな安価な服屋や靴屋、"東京土産""日本土産"を扱うような店ばかりがやたらと並んでいる印象。
 
なのに土曜の午後だというのにビル内はさほど混雑しておらず、ちらっと通りかかったレストランフロアもなんだか閑散としていた。ここ、日本酒出す和風の居酒屋だったはずなんだけどー、という一角はその内装のまま「休憩スペース」みたいに簡素なテーブルと椅子が並ぶコーナーになっちゃっていたり。
 
期待ほどには楽しめなかった散策で、でもインド綿を扱うお店でネパールのかんざしが半額だったものだから、そこでちらっとお買い物。そこで3時になったので早々にホテルに向かうことにした。

ホテル日航東京内 「Grill&Wine Taronga」にて
 ファミリープラン 4×\4725
 生ビール 3×\997
 白ワイン(Brown Brothers) \7875
 白ワイン(グラス) \1260
 マンゴージュース \945
ここから「雨の日クーポン」で6000円以上割引になりましたとさ〜♪

だんなと息子がワークショップを終えて帰還したのは午後5時半過ぎ。
 
私と母はホテルの部屋でのんびりしていたのだけれど、その間、「ホテルの部屋のブレーカーが落ちる」という希有な体験をしていた。
「ブラウス皺になっちゃったからアイロンかけたいわー」
と母が言い出したのでアイロン借りることにして、客室係のお兄さんが持ってきたのはアイロン台つきの立派なアイロンセット。
 
早速アイロンを電源に繋いだその時、背後の別の電源では「お茶飲みましょ」と湯沸かしポットが絶賛稼働中だったのだった。ほどなくして、バコンと落ちる部屋の照明。え、ホテルの各部屋にもブレーカーってついてるの?と、びっくりしながら客室係に電話して(幸い、部屋の電話は使えなくなってなかった)、復旧してもらった次第。
 
なんでも、節電の影響で、ホテル全体の電圧が今ひとつ安定していない状況なのだそう。
「通常はこちら2つの機器をお使いいただいても問題がないはずなのですが……申し訳ございません」
とのことだった。部屋毎にブレーカーついてるもんなんだねー(内装工事とかで部屋毎の電源落としたりする必要もあるだろうから当然といえば当然だけども)、と、新鮮な驚きだった私たち。
 
夕飯は、だんなや息子とも相談しつつ、「がっつり肉料理!」「中華とかよりは洋食!」ということで、またほたホテル日航東京に向かいグリル&ワインのお店、「Taronga」に赴き、パーティーメニューの「ファミリープレート」をいただいてきた。
 
前菜からデザートまで、全ての料理が大皿でやってきて、それを取り分けるスタイル。期待以上にボリュームたっぷりな内容で、メインディッシュの600gサイズ牛ブロックはたいそうな迫力だった。
 
各々の席の前には、布製のナプキンと共に仕切りのついた細長い角皿。
グリル料理はおおむね塩胡椒の味付けだけでやってくるので、カウンターから好みのソース類を盛りつけてきて、適宜自分で調味してお召し上がりください、という趣向のお店だ。
 
並ぶソースはたいそう色々揃っていて、ピンクソルトや粒胡椒、マスタード、ビネガー各種、おろしにんにくや刻み葱などのシンプルなものをはじめとして、
黒オリーブ&アンチョビ、ジェノヴァペースト、胡麻と味噌のディップ、たくあんのタルタルソース、ガーリックオニオン、ドライトマトチーズディップ、ホースラディッシュクリームなど、手の込んだものも色々と。
 
ソースにはそれぞれ「魚に合います」「鶏肉に合います」といった説明札がついているので、それを見ながら好みのものをあれこれ持ってきてみた。香りの強いものが好きな私としては、ガーリックオニオン・ワサビソース・ホースラディッシュクリームなどを中心に。

ベジタブル
最初に中央にやってきた皿は「ベジタブル 厳選野菜のグリル」。ロールキャベツ状に巻かれてから焼かれたちりめんキャベツと、ヤングコーンが1人1つ。
 
味つけは本当にシンプルに塩のみで、そこに「どれつければいいかな?」とわいわい話しながらいただいた。歯ごたえのあるちりめんキャベツとヤングコーンは共に甘さが強くて食欲をそそる味。
 
スターター
ホテル日航東京「Taronga」にて、ファミリープレート。これが前菜。 続く「スターター」は、冷たい前菜いろいろ。
 
シーザーサラダ風のレタスベースのサラダ、アボカドディップを添えた鮪のサラダ、ひんやり冷たい冷製キッシュと、サラミ風のハム。
 
どれも一人分に盛りつけるとさほどの量でもなくなるけれど、4人分が1皿に盛られるとなかなかの迫力で、見た目にも楽しかった。
 
冷たいキッシュが意外な美味しさ。食感がプリンのようで優しい味わい。
 
 
パスタ
ホテル日航東京「Taronga」にて、ファミリープレート。パスタが来ましたよー。 パスタ料理は「小海老たっぷりのクリームパスタ」。
 
トマトクリームのソースは息子も好みな内容で、母も「トマトソースのパスタはあんまり得意じゃないけれど、これは美味しいわねぇ」と。
 
フィッシュプレート
ホテル日航東京「Taronga」にて、ファミリープレート、どどんとお魚料理。 で、お魚料理のプレート。
 
タラバガニのクラブケーキと、タスマニアサーモンのグリル、そしてたっぷりのフライドポテト。
 
脂の乗ったサーモンにはジェノバペーストも良く似合うし、わさびベースのソースを添えても新鮮な味。「たくあんのタルタルソース」も不思議な美味しさだった。
 
クラブケーキは、オムレツやグラタンに通じる口当たりのふわんふわんなものだった。
 
メインプレート
ホテル日航東京「Taronga」にて、オージービーフ、美味しいところが600g♪ いよいよ登場のメインディッシュは「14日間熟成ドライエイジドビーフのグリル」と「オーストラリア産牛リブアイロース」が計600gサイズで登場。
 
注文どおりのミディアムレアに焼き上げられたお肉には、ソースコーナーから唯一温かいソースのローストビーフ向けのグレービーソースを持ってきて、それを添えたりしながらいただいた。
 
我が家はオージービーフよりはアメリカ牛を贔屓にしてしまっているけれど、美味しい部位の"熟成肉"となると話は別で、しっとりとした赤身の肉は旨味たっぷりで脂の部分も香りと旨味が詰まっている感じ。
 
柔らかい葉の部分を集めたクレソンと、皮が軽く弾けるくらいに火を通した甘酸っぱいプチトマトが添えられていた。
 
デザート
コーヒー紅茶をいただきながらのデザートも、やっぱり大皿サービスで。
 
シフォンケーキ風のふわふわなスポンジ生地のケーキは1人1切れ、あとは1切れずつミルフィーユとチーズケーキ、チョコレートケーキ、バニラアイスクリームが皿に並んでいた。あとは飾りで一口大にカットされたパイナップルやさくらんぼも数個ずつ。
 
母とだんなは「もうお腹一杯〜」とグロッキー気味だったけれど、デザート別腹の私はまだまだやる気。息子も私以上にやる気で、ものすごい勢いでミルフィーユとチーズケーキを奪っていった。
 

2時間ほどの楽しい夕食、支払い時に、またまた「雨の日クーポン」を提示してみた。女性向けサービスだから受け付けてもらえないかもだし、受け付けてもらえたとしても私と母の分のお料理分が割り引きになるくらいかしらねぇ……なんて言っていたら、総額からの20%offという太っ腹。
 
結局、6000円以上も割引してくれて、化粧品サンプルもまた貰えてしまったのだった。お部屋に帰って化粧品の説明リーフレット見てみたら、化粧水のミニボトルだけで1000円分以上入っているような分量で、
「あらやだー得しちゃったわねぇ」
「ねー、出してみて良かったねー」
と、ベッドの上に戦利品を並べてニヤニヤしている母と私。

6月26日 日曜日
お台場のHOOTERSでお昼御飯〜。
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「ホテル グランパシフィック LE DAIBA」にて
 朝食ブッフェ

旅行中の私はたいがい早起きだけれど、私の母は更に輪をかけて早起き。
同室の母が何やらがさがさ活動し始めたので時計を見たら、まだ4時。4時じゃん、早すぎるよ、もー……と二度寝して、私は6時過ぎまでぐーぐー寝ていた。
 
朝食は、宿泊プランについていたブッフェ朝食を上階のラウンジで。
 
ホテル グランパシフィック LE DAIBA のブッフェ朝食。 デニッシュ類あれこれ揃ったパンコーナーに白米にお粥、サラダにフルーツ、ハムにソーセージに卵料理あれこれ……と一通り揃った朝食ブッフェ。
 
でも残念ながら「オムレツ担当シェフがいる」とか「リクエストで焼きたてのワッフルやパンケーキをサーブ」といった内容ではないのだった。
 
開業当時の"ル・メリディアン"時代はともかく、今はすっかりお手頃価格ホテルに変化したグランパシフィック、安い宿泊プランを選べば「ツインルーム2部屋予約しても2万円台」なんて価格だったりするから、朝食もそれほど豪華なものではない感じ。
 
一通り軽く食べればいいかなーと、野菜サラダにハム類、カリカリベーコンと目玉焼きとハッシュドポテトと温野菜。パン・オ・ショコラと小さめサイズワッフル1切れ、あとはフルーツ(メロン、パイナップル、フルーツカクテル)とヨーグルト、グレープフルーツとミルクティー、という感じの朝御飯。スープコーナーに「じゃがいものポタージュ」があったのは嬉しかった。

お台場 「HOOTERS ODAIBA GARDEN」にて
 チキンラップサンドセット \900
     ジンジャーエール

今日は私たち(私、だんな、息子)、お台場で開催のイベントに参加予定。
 
母とは、このホテルをチェックアウトしたらここでお別れ〜……のはずだったのだけど、
「私、千葉にある美術館行きたいんだけど」
「へ?また千葉行くの?」
「そう。場所調べてくれる?」
と、午前中部屋で過ごしているうちに、そんな話に。
 
その美術館、お台場を昼前に出るようじゃあ行って戻って今日の新幹線乗るのはけっこう急ぎ足のスケジュールになるんじゃないかなぁ……と、調べ報告するうちに
「あら、じゃあ今日は千葉のホテルに泊まって、明日その美術館に行くわ」
という話になった。
慌てて、持参していたノートパソコンでホテルの予約をとってみる。母……今更ですが、行動力ありすぎです……(ちなみに母、昨日の夜は一人でとんかつ食べに行ったそうです、銀座三越に……)。
 
私たちは、お昼にHOOTERSって店で食べてからイベントに行く予定なんだけど母はどうする?と聞いたら「そこは興味ないから行かないわ」だそうで、チェックアウト後は別行動になった。(また明日、私はその千葉の美術館に母を連れて行く予定。)
 
JR新橋駅やゆりかもめの駅構内で、あの馴染みのあるコスチュームと目立つオレンジ色のロゴマークのポスターが貼られているのを見て知ったのだけれど、お台場に夏の間の期間限定で「HOOTERS ODAIBA GARDEN」がオープンしているのだそう。
 
ぶっちゃけ、料理がすごく美味しいお店というわけではないのだけれど、あのいかにもなアメリカ〜ンな雰囲気が大好き。おねぇちゃんの制服も大好き。というか、おねぇちゃんの制服が大好き。
 
ディナータイプは赤坂の店舗などと似たメニューがあるらしいけれど、週末のランチタイムはホットドッグなどの簡単なメニューだけを提供しているそうで、ちらっとそれを食べてからイベントに向かうことにした。
 
お台場「HOOTERS」、肌寒い中、おねぇさんいつもの衣装でがんばってます。 今日は半袖でいると少し肌寒いくらいの気温、そんな中、おねぇさんたちは今日も元気にタンクトップ&ホットパンツ姿。
 
メニューはホットドッグ系とラップサンド系の計5種類ほどのもので、私はチキンのラップサンドとジンジャーエールのセットメニューを選択した。
 
野菜がそこそこたっぷり巻かれたラップサンドに、添えられているのはトルティーヤチップにチーズソースをかけたもの。面白いオマケがついてきたわ、と、好物のトルティーヤチップをパリパリポリポリいただいた。しかし今日は厚い雲がたれこめた曇天で肌寒い。おねぇさんたち、大変だ。
 
で、午後にリアル脱出ゲーム「人狼村からの脱出」に挑戦してきた。
 
「人狼」はかなり昔からあるパーティーゲームの一種。今回は、人狼そのものをプレイするわけでなく、人狼をモチーフにして「人狼が誰かを突き止め、狼に喰われないうちにその村を脱出する」という趣向のリアル脱出ゲームだ。
 
ネタバレ禁止だそうなので多くは語れないけれど、我が家3人脱出失敗、見事に狼のエサとなりました……。
めっちゃがんばったんだけどなぁ……足手まといにはなっていなかったはず(……と、思いたい)なのだけど、今回もたいそう難しかったのでありました。

鶏の唐揚げ(スーパーの)
だんな特製 五目かた焼きそば
ビール(キリン一番搾り)

睡眠時間はたっぷりめにとっているものの、さすがに連日のお出かけで疲れ気味。息子も病み上がりでの週末だったし、だんなは出張から帰って翌日早々からのお台場遠征だったしで、家族全員「やれやれ、疲れたね〜」と、脱出ゲーム後は急ぎ帰宅した。
 
夕飯は簡単に、「永楽製麺所」の皿うどん用パリパリ麺があったので、それを使ってかた焼きそば。なんとこの麺、賞味期限が3ヶ月もある。
 
「確か買ってきてもらったのが5月頭だから……1ヶ月以上経っちゃったし大丈夫かしら?」
と数日前袋を確認したら、賞味期限は7月の日付だったので軽く驚いた次第。それでも期限ぎりぎりまで放置しておくよりはと、気付いた今のうちに早めに食べてしまおうか、と思っていたのだった。
 
「だいじょぶだいじょぶ、俺が買い物してくるよ〜」
と、私が旅行鞄の中身を片づけて洗濯などしているうちに、だんながささっとスーパーで材料を買ってきて、料理もやってくれた。私は、「うずらの卵の殻剥き」を手伝ったくらい。
 
ビールのあてに唐揚げも買ってきてくれたので、それをつまみつつパリパリ麺をもぐもぐ。いい具合のとろみのついたあんを吸った麺が、ちょっと柔らかくなったところを啜るのがなんとも快感。