昨夜、帰ってみると息子が大熱を出しているのであった。土曜日に外出した時にはしゃぎすぎちゃったかなー、と今日は一日涼しい部屋にて親子ごろごろ。
全く食欲の無いらしい彼と一緒にマンゴープリンを食す。息子にはアクエリアスをたらふく飲ませてやり、私は牛乳をコップ1杯。
「Vege Deli」という聞き慣れない名前の惣菜屋さん、つい先日横浜みなとみらいのクィーンズイーストにオープンしたらしい。マンゴプリンがあったのでうきうきと買ってきてみたものだ。このお店のオーナーは、なんと「アクアパッツァ」の日高良実シェフの奥様でいらっしゃるらしい。
……で、あんまり悪くは言いたくないけど、このマンゴープリンはあんまり美味しくなかったのであった。
まぁ、そもそもが私の基準が"中華料理のデザート"としてのそれを理想としているので、ケーキ屋のマンゴプリンや中華料理店でないお店のものはどうしても低く評価せざるをえないんだけれども、それにしたって果実の甘さと酸味を包み込むミルク分や柔らかい食感や、"優しい"要素が全て抜けているような感じ。うーーーーーーん、いまいち。
Q.何故、私は5食続けてマンゴプリン喰ってますか。
A.なぜなら冷蔵庫にあるから。
というわけで、お昼御飯もマンゴプリン。マンゴプリン欠乏症ならぬマンゴプリン過剰症になってしまいそうな今の私。
まぁ、あるから食べる、という理屈もあるけど食欲が全くないらしい息子の前で旨そうにカレーライスとか喰うのも悪いような気がするし。彼が横でヨーグルト喰ってる脇でマンゴプリンを食べてみる。
「翠華」は中華街の目立つところにある料理店だ。本店は鶴見の「翠華樓」。
料理もマンゴプリンも本店の方が美味しいよ、と言われていたのだけれども、マンゴプリンの味は確実に本店のほうが上だということが証明された。
横浜中華街は、あの場の雰囲気とか他では見られない雑貨屋、調理道具屋、食材屋、お茶屋などが密集していてそれは私も大好きだ。だけれども、あそこで美味しい中華料理を食べようという考えはもしかして間違っているんじゃないかと最近思うようになった。中にはそりゃ美味しいところもある。昨日、Sさんも「こことここ、抑えておけばオッケーよ♪」とおっしゃってたように、「これ!」と思う数件を見つけておけばあとははっきり言ってろくでもない店の方が多い。
昨日、マンゴプリンを買い歩いていて、あまりにも志の低い店が多くて多すぎて、私は悲しくなってしまったのであった。
果物屋でマンゴー買ってきて、あとは生クリームと砂糖とゼラチンくらいがあれば簡単につくれるデザートなのだ。原価だって1個100円もかからずに出来るだろう。なのに、作らない。添加物だらけの(身体に悪いとかそういう問題はさておき、不味いのだ。とにかく。)マンゴプリンの素使っておいて平然と料理店併設のショップで売ってみたり、売店に全く違うメーカーの大量生産もののマンゴプリン置いておいて「人気商品!」なんて札つけてみたり。
ううう、みんなマンゴープリン嫌いですか?もっと愛そうよマンゴープリン。
焼肉ビビンバ丼
アイス烏龍茶
夕方になって、急遽やらなきゃいけない仕事を貰ってしまったので、一人しこしことパソコンに向かう。
だんなが帰るコールをしてくるまでそんな時間になっているとも気付かなくて、申し訳ないと思いつつお弁当を買ってきてもらう。
「ほっかほっか亭でいーい?」
と言いつつ、彼は数駅隣の駅で途中下車して弁当を買ってきてくれた。息子にうどんがセットされた天ぷら御飯のセット、彼には鶏唐弁当、私には焼肉ビビンバ丼。
添付のすりおろしにんにくと辛味だれをかけて、普通のビビンバのようにぐっちゃぐちゃにかき混ぜて食す焼肉ビビンバ丼。牛肉たっぷり、案外まともな味がして、しかもお弁当屋独特のなんというかジャンキーくさいところもあって、これが美味しいと思えてしまう私も味覚が洗脳されているよな〜と思う。
たまにはいいけど、たまにでいいや。
明日はちゃんと御飯作りますです、はい。息子ははしかのおそれが出てきてしまったことだし。
発熱息子の看病、2日目。
9時半ころに起きてきただるそうな息子と一緒に今日もマンゴープリンの朝食。まだまだあるのだ、マンゴープリン。
たくさんあったマンゴープリンも隨分減った。今、冷蔵庫に残っているのは料理店の手作りプリンじゃなく、いかにも不味そうな大量生産もののパック入りのものばかり。ああ、どれもこれも美味しそうには見えないなぁ……と溜息つきながら冷蔵庫を漁る。
結局、ブルボン社製のものを食べてみることに。マンゴープリンなのに、何故か桜桃入り。
牛乳を横に置いて飲みながら、未だ食欲がいまいちない息子にはヨーグルトを、私にはマンゴープリンを。
やっぱり、期待通りというか期待はずれというかイマイチなのでした。あう。
ミルクティ
冷凍庫からサンドイッチ用パンの残りを発見。これを使って、お昼御飯はフレンチトースト。
パンを少し解凍して、卵のソースにつける。牛乳たっぷり、砂糖も少々。で、奮発してカルピス特撰バターをたっぷり溶かしたフライパンで上下こんがりと焼く。メープルシロップ添えて、できあがり。
風邪の所為か口内炎ができてしまって不機嫌な息子も、フレンチトーストはがつがつ食べた。ハチミツ入りのホットミルクもがぶがぶ飲んだ。私も私で、たっぷりの煮出し紅茶を作ってマグカップ2杯にたっぷり飲む。
サンミゲール、麦茶
日曜日に横浜中華街に行ったとき、永楽製麺所の売店で「玉子ちぢれ麺」3玉セットを買ってきた。醤油だれつき。
折しもだんなもだんなで、豚バラ肉をマーケットで買ってきてくれていた。ならばと本日昼間、チャーシューを煮始めることにする。
今までだんなが一人こっそり(……というわけでもないけど)作っていた自家製チャーシュー、「作り方教えて」と聞いてみたら「dancyuの97年12月号を見よ」という言葉が返ってきた。どれどれ。
【自家製チャーシューのつくりかた】
1. 豚バラ肉を30〜40分くつくつと下茹でする。下茹で水は美味しいスープになる。 |
うおぉぉ、呆れるほど簡単なレシピだ。いいのかこんなんで。
ちなみに「教える人 杜栄 四川飯店 嘉賓閣 総料理長」なんて書いてある。お題目は「入魂の本格手打ちラーメンを打とう」。
手打ちラーメンはめっちゃ難しそうだったけどチャーシュー作成は案外簡単なレシピなのであった。いつも、めちゃめちゃ美味しいじゃーん、と思って喰っていたチャーシューが、醤油と酒しか入っていなかったなんてかなり意外。
思うに、醤油をこれでもかとたっぷり入れるところにポイントがあるのだろう。水は入らない、ひたすら醤油と酒のみの煮汁。しかも我が家の醤油はちょっとだけ良いものだ。1本200円の醤油に800円投資したところで、そうフトコロは痛まないし、その600円の差で食卓をおおいに潤わせることができる。だから調味料はいつもちょっとだけ良いものを揃えている。多分醤油の旨さもチャーシューの旨さにつながっているのだと思う。
そういうわけで、午前中から煮込まれて染み込まされていたチャーシューができているのである。
あとは、永楽製麺所の麺を使ってラーメンに仕立てるのみ!
だんなが帰宅してすぐ手伝ってくれてまもなくチャーシューラーメンが完成した。件のチャーシューたっぷり、ついでに白髪葱にチャーシューたれとみじん切りチャーシューを染み込ませた"葱チャーシュー"もたぷり添える。
スープはあっさり系の取り立てて思うところもないものだったけど、麺はやはり"これ!"という感じだった。中華街内に店を構える永楽製麺所。中華街のほとんど全ての店がここの麺を使っているとかいないとか。売店では翡翠麺やらイーフー麺やら、あまり他では見かけない麺がざくざく売っていてとてもわくわくしてしまった。今度はもうちょっと珍しい麺を買ってこよう♪
息子の看病3日目。
どうやら心配していたブツブツも出ずハシカではなかったらしい。単なる風邪だったらしく、もう息子はご機嫌に駆けずり廻るようになった。ただ、舌にできた口内炎が痛いらしく、御飯はあまり食べたがらない。
で、朝食はいきなりフルーチェ。
私はイチゴフルーチェが大好きなんである。息子もきっと大好きなはずだ(おいおい)。牛乳にフルーチェ溶いて、冷蔵庫にて1時間ほど冷やしておく。大きめボールにたっぷりフルーチェ入れて、親子して大きなスプーン持ってそれにとりかかる。うーん、ヒヤヒヤしててプルプルしてて甘くて美味しいぞー。やっぱりフルーチェ大好きだ。
だんなは、フルーチェがあまり好きではないらしい。いや、もともと好きだったけど、大学時代のある事件をきっかけに喰えなくなったのだそうだ。
学園祭にて、だんなの所属していたサークルが喫茶店を開き、そこの目玉商品が「ジャンブフルーチェ」だったのだとか。
5袋分(20人前)のフルーチェをお客に供し、喰えたら無料で賞品もつく、というものであったそうだ。参加者はけっこう多かったらしいが、誰もが4袋分をクリアしたあたりで脱落していったのだという。……目の前で大漁のイチゴフルーチェが消費されていく様を見てたら、そりゃ胸焼けもしてきようものだけど、それだけなら「あんなこともあったなぁ」という思い出で済むものだっただろう。
で、そこで事件が起こったんだけど……これ話したら読んだ人もフルーチェが喰えなくなる恐れがあるので色消しておきます。食欲魔人日記が読者の食欲減退させるのはいかがなものか、だし。部分をドラッグしたら見えるようになりますです。
↓ココカラ
で、そのイベントだけど、フルーチェ5袋も喰えるやつはそうそういなかった。大概が脱落していったのだそうだが、その脱落ぶりがすさまじいものだったという。
牛乳分たっぷりのフルーチェ、当然喰ったら胃が充満する。こみあげてくるわけですな。端的に言うと、吐く、と。
発泡スチロールのどんぶりに5杯のフルーチェ、5杯目を挑戦者が喰ってるときにその悲劇は度々起こったらしい。こみあげてくるものを抑えきれずに、えろえろえろ〜と吐いてしまう。今喰っていたそのどんぶりに。それが、まんまフルーチェだったそうだ。喰ってるものと吐いたものと、まったく見かけは同じフルーチェ。フィルムの逆まわしを見たかのような見事っぷりだったとか。
↑ココマデ
以来、だんなはフルーチェ喰えません。なんだか可哀相。そんなイベントするなっていう話もあるけど。
麦茶
銀座の「梅林」というとんかつ屋には"スペシャルカツ丼"なるものがあり、これが卵2個入りのものだったりする。
それを真似て、スペシャル丼。カツ丼ではなく親子丼だけど。
玉ねぎたっぷり割り下で煮て、鶏肉も放り込み、溶き卵を流して半熟にしたところへ今度は卵を上から割り入れる。2個目の卵がやわやわと固まったらできあがり。三つ葉があいにくなかったので、代わりに海苔を散らしてみる。
ちょっと"つゆだく"状になってしまった親子丼だけど味は上々だった。冷房の効いた部屋で親子丼。いいねぇ。
牛肉とにんにくの芽のオイスターソース炒め
ハムとキャベツのミルクスープ
御飯
サンミゲール、麦茶
安売りしてきて買ってきたにんにくの芽が数日前から冷蔵庫で保管されていたので、これを使って中華料理。ついついいつもいつもオイスターソース炒めにしてしまう、代わり映えのしない私のにんにくの芽料理。にんにくの芽の甘さや匂いが一番美味しく喰えるのがオイスターソース炒めだと思ってしまっているようで、どうも他の料理法をする気がしないのであった。鶏のレバーと一緒に塩炒めにしたりするのも良いと聞いているけど、どうも。
牛肉とにんにくの芽をXO醤で香りづけした胡麻油で炒めて、オイスターソースと醤油と紹興酒を投入。ただそれだけでおかず完成。
先日お義母さんに買ってもらったスモークサーモンが未開封だったのでこれをつまみに出して、あとは冷蔵庫残り物処分を兼ねてハムとキャベツのミルクスープ。炊きたて御飯に冷えたビール。
そういえば、来週の明日から我が家は早めの夏休みが始まるのであった。
ああ、日本食たくさん食べておこう。現地に行ってだんなが日本食欠乏症にならないように。(←だんなは新婚旅行でバリ島に行く時、真剣な面もちでかぶき揚げを買っていったのよ)
麦茶
御飯はある。うどんもあるし、肉まんなんかもあったりする。
でも、暑くて眠くて何食べていいかわからない。
「そばかー?」
「うん、そばしよー。ざるそばー。」
とだらけた会話のまま、だらだらと蕎麦を茹で始める。
我が家の日本蕎麦は長野県須坂市は小麦屋総本店の「名代手折りそば」一辺倒。だんなと結婚した時に、だんなが実家から持ち込んだそれは蕎麦の美味しさもさることながら添付のめんつゆが良い感じに美味しくて、以来こればっか食べている。無くなると、だんなの実家に「なくなったよー」と言うと、すぐさままた10袋単位でいただけてしまったりする。結婚するまで、乾麺なんぞはそれほど差があるもんじゃないと思っていたけど、美味しいものは美味しいのだとわからせてくれた日本蕎麦だ。
本日は、ざるそば。冷水できりりと冷やした麺に、揉み海苔散らして刻み葱を添える。麺ができるまでの数分間、蕎麦猪口とめんつゆは冷凍庫で冷やしておいて、冷たい蕎麦をできるだけ冷たくいただく。うーん。目が覚める。
粋じゃないと言われようと、私は麺をつゆにたっぷりつけて食べてしまう。本当は下数センチをサッとつけてつるるるるとすするのが粋なんだろうけど、つゆの味がちゃんとする方が私は好き。
江戸っ子をネタにした落語で、死に際に
「死ぬ前に一度でいいから、蕎麦にたっぷりつゆをつけて喰いたかった……」
と漏らして死んだ、というものがあったとかなかったとか。
なーんだ、江戸っ子だってつゆつけて食べたいんじゃん、とそこから教訓を得た私は今日もたっぷりつゆつけて喰うのである。
ねぎみそバーガー
オニオンリング
バナナケーキ
グランベリーソーダ
ひっさしぶりに息子保育園へ登園。私も真面目にお仕事に勤しむ。
昼御飯は、無性にジャンクフードを食べたくなった。
値段のマクドか味のモスか。あるいはケンタでチキンサンド、はたまたウェンディーズでケチャップたっぷりつけたフライドポテト……。結局近場のフレッシュネスバーガーに行くことにした。久しぶりのフレッシュネスバーガー。
好物の甘辛味噌のついた葱入りのねぎみそバーガー、新発売のグランベリーソーダに定番のオニオンリング。ついついデザートにバナナケーキも1つ。これだけ買うと、お会計は1000円くらいになってしまう。決して安くはないフレッシュネスバーガー。それでもお客がたくさんやってきているのはやっぱり味に定評があるからだろう。
いつもながらの黄色いバンズに挟まったねぎみそ乗せハンバーグ。肉もパンもあつあつで、冷たいソーダをコップから直接飲みながらばくばく食べる。オニオンリングにはケチャップをつけて。ちょっと粉っぽくて硬めのバナナケーキもぺろりと平らげて、午後の仕事に臨む。
あち〜。
野菜とハーブのトマトソースのスパゲッティ
鶏肉とレタスのサラダ
ソーセージと玉ねぎのスープ
サンミゲール、アイスカフェオレ
昨日、自宅に小さな小包が届いた。差出人は「西麻布アクアパッツァ」。中からはパスタソースのセットが出てきた。「お中元」なんて書いてあって「うわあぁぁぁうわあぁぁぁ」と一人慌てふためく。う、嬉しいかも。
5種類セットのパスタソース、ついこの間その広報のホームページを作成したばかりのものだ。買おうと思っていたけど……いただいてしまった。
というわけで、5種類のパスタソースセット。クリームソースやミートソース、トマトソースにジェノヴァペーストなどが真空パックになっている。大きめの具は混ざっていないみたいだから、きっと鶏肉加えたり帆立貝入れたりしたら美味しいと思う。今日は「野菜とハーブのトマトソース」を、何も加えないでそのままちょっと太めのスパゲティにぶっかけて食べちゃう。
お供は茹で鶏肉の乗ったサラダと、その茹で汁を使って作ったスープ。所用時間20分の簡単料理。
ズッキーニや茄子、トマトが入ったトマトソーススパゲティはなかなかイケた。素直な野菜の味がする、少し酸味のあるソースだ。
だが……大食漢が揃う我が家に「2人前」ソースはちょいと少なかった。普通2人前のパスタは160g、我が家では300gほど茹でているのだ。足りるはずがない。
「ソース足りない……」
「足りない……」
とだんなが冷蔵庫からピエトロのパスタソースを持ってきた。「スパドレ イタリアンガーリック」なる、"混ぜて喰うだけ"のパスタソース。面白がって買ってきたそれをだんなは神妙な面もちでソースの無くなった残りのパスタにかけて混ぜる。
「……入れすぎた。しょっぱい……」
とだんな。1人前に大さじ2ほどを混ぜろというそのソース、かなり塩辛いものだったらしい。
「……チーズでもかけよう……」
目の前のだんな、どんどん悪あがきを始める。マーフィーの法則で「一度不味くなった料理は何をやっても不味いまま」というものがあるのを知っているはずなのに、ほんの少しトマトソースが赤く色づく程度に残っているパスタにバジルの葉が入る塩辛いソースをまぶし、今度はパルメザンチーズをパラパラふっている。
「あ、塩辛さが少しマイルド……」
とだんなは言っているが……なんかそれ、不味そうだよ、だんな……。
ツナマヨネーズパン
チョココロネ
アイスカフェオレ
昨日、近所のパン屋で「惣菜パン20%OFF」なんてやっていて、ついつい5個ほどパンを買ってきてしまったのである。
素朴な雰囲気の、町のパン屋さん然としたごく普通のパン屋さんだ。すこぶる美味しいわけじゃないけど不味くはない。お客さんも多からず少なからず入っている、そんな感じのパン屋さん。
チョココロネ2個とクリームパン、ツナマヨネーズパンにハムエッグパン。家族3人で適当に分けつつ食べる。お供は冷たいカフェオレを。
そろそろ夏本番!という雰囲気になってきた。麦茶ポットはがんがん空になるし、だんなが作るアイスコーヒーも恐ろしい早さでなくなっていく。
そろそろアイスドリンクの作成も増えてきた。アイスコーヒーは常にポット1つが冷蔵庫で冷やされ、1つが常温で水出し作業に入り(8時間くらいかかるのね)、麦茶ポットもフル回転。ついでに私も水出しアイスティー作成に乗り出す。冷蔵庫にずらりと並ぶアイスドリンクポットの列。
アイスティー、普通の熱い紅茶を氷で冷やして作るのはテクニックが必要だ。どうしても薄くなるし、上手にやらないとすぐに白濁する現象が起こってしまう。
でも、水出しなら安全だ。時間がかかるのさえ厭わなければ、丁度良い濃さの美しいアイスティーが簡単に作れる。
お茶っ葉を適量(水1リットルに対して10gくらい)ポットに入れて水入れて、常温で一晩おく。ただこれだけだ。紅茶専門店のレピシエには丁度良い感じのアイスティーポットが売られていて、目下これがお気に入り。
さー、今年も沢山アールグレイのアイスティー作るぞー。
息子が口内炎で苦しんでいる横で、何故か私も口内炎。右ほっぺたの下の方にでっかいやつが出来てるみたいで、痛いのなんの、である。咀嚼するにも響くくらいだから相当なものだろう。
というわけで、昼御飯は流動食。酸味は染みるのはわかっていながらも100%のオレンジジュース。
あうあう、痛い。
中華料理的視点で見ると、口内炎には西瓜や冬瓜が良いらしい。
口内炎や吹き出物というのは身体に熱がたまっているのが出ているのだそうで、瓜類はその熱を外に出す働きがあるのだとか。
早速近所に西瓜を探しに行ってみる。まだ少し季節も早いのか、並んでいるのはどれも不味そうで高そうだった。とほほほほ。
生姜焼き弁当
アイス烏龍茶
だんなが「遅くなるよ」と言うのでお肉屋さんで唐揚げ200gを買ってきた。ビール飲みつつこれをつまみ、息子には冷凍御飯をチンして何か作ってやればいいやという魂胆。
しかし午後8時前、「やっぱり帰るわ」と連絡が。がーーーーん。御飯炊いてないし、おかずもないです、すんませんだんな。
というわけで、近場の駅でほか弁を買ってきていただく。申しわけない。
私は生姜焼き弁当、だんなはのり弁、息子にはうどん。
やや甘ったるい生姜焼きをぱくつきつつ御飯を食す。不味くはない。ていうかほか弁の味だ。
だんなは目の前でシアワセそうにのり弁を喰っている。
「のり弁ってさぁ……。」
何やらしみじみ言うのだ。
「弁当の中で、唯一、名よりも内容がゴージャスな弁当だよなぁ……。」
と言い始める。
「のり弁」のなんたるかをあんまり知らない私の頭の中は「???」だ。のり弁は、御飯に海苔乗せて、適当なおかずが入っているものではないんですか?そりゃ「のり」とか言う割にはちゃんとおかずは入っていますが。
「違うよ!おゆきさんはのり弁のなんたるかを知らないのかね!?」
と、講釈を垂れ始めるだんな。
曰く、
・のり弁は御飯、海苔、おかずの3層で構成されている。
・のり弁の海苔の下にはおかか醤油、あるいは昆布の佃煮が入っている。
・おかずはきんぴらごぼう、白身魚のフライをもって常とする。
・ちくわ揚げなども入っている場合がある。
・お店としては如何に安くあげるか、がポイントとなる。
……のだそうだ。
「そしてね、これは"特タルのり弁"、なんだよ。」
と心なしか得意そうなだんな。
「ほらほら、白身魚にタルタルソースがついてるし、鶏唐揚とメンチカツまで入っている!」
と力説している。
あーーー、そうですか。それは良かったねぇ、だんな。
「……君ねぇ。のり弁のなんたるかを知らないなんて、育ちが良さそうだよ!?」
とまで言われた私。
そ、そんなに奥が深いのか!?のり弁……(汗)
目玉焼き
アイスカフェオレ
朝8時半すぎ、いつもより早く目を覚ましてみると、だんなが早速FF9などやっているのである。相変わらずのゲーマーぶりだ(←人のことは言えません)。
で、台風が過ぎ去りつつある空を眺めつつ朝食の支度。
昨日買ってきた食パンをトーストにして海苔乗せて、海苔トースト。半熟の目玉焼きにアイスカフェオレ。海苔トーストは海苔の部分を囓るとずるずる剥がれてきて、海苔ばかり食べることになってしまう。パン半分ほどを残したところで海苔がなくなってしまい、残りのトーストには目玉焼きを乗せてかぶりつく。
台風はどうやら無事に通り過ぎたらしい。早速お出掛けすることにする。
讃岐ランチ \850也
「中華を食べよう!」
と銀座の龍譚酒家に行く。……土日はランチはやってない。
「じゃあ、ひょうたん屋だ!」
とそのすぐ側にあるお気に入りの鰻屋に行く。2週に1度休みになる土曜の休みに見事に当たる。
「あうーーーー。」
「ううううーーー。」
と台風一過の空の下さまよい歩こうとしたところ、「さか田」の店頭メニューが目に入った。讃岐うどんの専門店だ。
「これ!『恐るべきさぬきうどん』に載ってた!」
「そう言えば、美味いと聞いたことがある!」
「ここにあったのかーーーー」
「知らなかったーーーーーー」
と昼食は急遽さぬきうどんに決定。
銀座の裏通り、狭く古いビルの2階にその店はある。こざっぱりとした店内に席は15ほど。席はほとんど埋まっている。2人がけの小さなテーブルに補助椅子を出して貰って1家3人がちんまりと腰掛けた。
「讃岐ランチ」なる850円のセットメニューがあるらしい。選べるうどんと日替わり御飯、小皿に漬物という一式が来るらしく、うどんはかやく、ざる、ぶっかけ(温・冷)、生じょうゆ(温・冷)、きつね、わかめから選択可能。私はぶっかけのひやひや、だんなはかやくを注文。ものの2分ほどで2つのセットがテーブルに並んだ。
「ぶっかけ」には麺ひたひたに冷たいつゆがかかり、大根おろしのてんこ盛りとおろし生姜が乗っている。たっぷりの万能葱のみじん切りも。長い長い麺で、普通に麺を持ち上げてみると両端が一向につゆの中から出てこない。少々難儀しながら、ずるるるるーと麺をすする。
「おお!」
シコシコとコシの強い麺、滑らかな喉越しにさっぱりとしただしの味。
「歯ごたえのある麺だねぇ。」
「いやいや、こういうのを"エッジのたった"と表現するのだ。」
「"噛みしめのある味"と言いますか……」
「おおおー、なんだか『恐さぬ』の実況みたくなってきたぞ。」
妙に盛り上がっている私たちである。
確かに素晴らしく美味いうどんだった。東京では自宅で食べるカトキチ冷凍うどん位いしか美味しいと思ったものはなかったけれど、「生きているうどん」とはこういうものを言うのかな、と少し分かった気がした。
日替わり御飯は煮昆布入りのかやく御飯、それに焼き豆腐の田楽にそら豆の煮物、梅干しがついていた。何度も入れにきてくれる冷たい麦茶も美味しかった。
あああ、なんだかまた讃岐詣でへの熱が高まってしまうのである。
トルティーヤチップスとサルサソース
ガーリックフライドポテト
牛肉のカルパッチョ
スモークチキン入りシーザーズサラダ
キリン一番絞り生、ハーフ&ハーフ
台場AQUACITY内 アマートアマートにて
モッツァレラとバジリコのパスタ
ニューヨークチーズケーキ
アイスカフェラテ
銀座で買い物して、新橋からゆりかもめにてお台場へ。パレットタウンで買い物してAQUACITYに移動してまた買い物。へとへとになって気が付けばもう4時過ぎだ。
「ビールだ〜〜〜〜〜。」
「ビールが恋しい〜〜〜〜。」
「飲んじゃえ飲んじゃえ。」
とAQUACITY内のキリンのビアホールに駆け込んで生ビールにて乾杯。ビールに似合うつまみもどかどか取る。自家製トルティーヤにカルパッチョ、サラダにポテト。大きな窓からは夕陽が沈んでいく様とレインボーブリッジがそりゃ良く見えて、とても良い気持ち。日がまだ出ている時間からビールをがばがば飲んでいるのもまた気持ちが良い。
正直、ビールさえ飲めればいいやと思って適当に入ったお店ではあったけど、料理はどれも思った以上に美味しかった。いつかどこぞで食べた牛たたきのように凍っていたということもなかったカルパッチョは目の前で挽いてくれた黒胡椒が香ばしくイケていたし、にんにくの匂いがこれでもかとぷんぷんするフライドポテトも悪くなかった。
いつも自宅ではオリーブ油と白ワインビネガーをベースにして作るシーザーズサラダは白濁したドレッシングと粉チーズがまんべんなくレタスと和えられていて新しい美味しさに気付かせてもらえたし、このサラダとトルティーヤチップスがあれば何杯もビールが飲めそうな感じだった。
やっぱりこの季節のビールはサイコーだ。
1時間ほどで大変良い気分になってしまった私たちだったが、少々胃袋は物足りない。
「何だか物足りないかも」
「御飯ぽいのが食べたいかも」
「いやいやパスタが食べたいかも」
と赤い顔した一向はそのままエスカレーターをどかどかと降りてイタリア料理店AMATO AMATOに駆け込んだ。
AMATO AMATO、10年くらい前、渋谷東急本店にオープンした頃は全日行列で入ろうと思っても入れなかったお店だ。台場にオープンした、というのでうきうきと入ってみる。
あまり多いとは言えないパスタやピザのメニュー、メインを食べなくてごめんよ、と思いながらパスタを2皿注文。ついでにケーキセットも頼んでしまう。
私はモッツァレラとバジリコのパスタ、だんなはペスカトーレ。ミルフィーユとアイスティーのセットにニューヨークチーズケーキとアイスカフェラテのセット。さっきビールを2杯飲んだんじゃなかったか、つまみをたらふく食べたんじゃなかったか、と自問しつつパスタの皿にとりかかる。炒めたにんにくの良い香りが鼻から入ると、これまたいくらでも食べられちゃうのよね。なんででしょうね。とほほほほ。
「モッツァレラとバジリコ」という割には何故かバジルの葉が1枚上に乗ったきりのパスタだ。ベースはたっぷりのトマトソースで、上にぱらぱらとモッツァレラの角切りが乗せられている。テーブルにきてから数分でチーズはやわやわと柔らかくなり、そこをフォークで絡めながらわしわしと食べる。良い加減のアルデンテに新鮮な香りのする良い感じのトマトソース。だんなのペスカトーレにはスカンピやムール貝、イカやアサリがたっぷりと盛られていてこれまた豪華で旨そうだ。お互いトマトソースベースにも関わらず、あちらは潮の香りがしてくるしこちらはフルーティーな酸味がある。おお、とても美味しいぞ。
「すみません。所詮デパートのテナントだと思って侮っておりました。」
と皿に一礼。
そして、削ったホワイトチョコレートがたっぷりと散らされたニューヨークチーズケーキ。炭のように黒いクッキー生地に硬めのベイクドチーズケーキが乗っている。濃厚でこちらも美味♪実は、さっきのビアホールでも「ニューヨークチーズケーキ」の文字を見てしまって、ずっとチーズケーキが食べたかったのだ。満足満足。
何だか食べまくりだった今日。バスや電車に乗って帰る気力もあんまりなくて、
「タクろー、タクろー♪わたしはっ弱気〜♪」
「タクるの、大好き〜♪どんどんタクろー♪」
ととなりのトトロのテーマ曲の節でもって歌いながらタクシーに乗り帰宅。
……ダメじゃん(笑)
麦茶
朝10時半、遅すぎる起床。
冷蔵庫を夫婦して覗きこみ、
「ヤバめの豚肉が、あります。」
「……焼きそば、ですかな。」
と家族会議。
腰の軽いだんなが焼きそばともやしを調達しにとっとと外に出ていった。で、塩味ベースのオイスターソースがほんのり混じる上海焼きそばの完成。
「仕上げに胡麻油を垂らしたところがポインツです!」
とだんな。確かにいつもと違う胡麻の香りが漂っている。
だんなと結婚するまではもやしの美味しさがわからなかった私。もやしなんてものは栄養もなさそうだし大した美味しさがあるわけじゃなし、"お金ピンチの時の救済役"くらいにしか思っていなかった。
でも、
「焼きそばにもやしは必須だよ!味噌ラーメンにもなきゃいけない!」
と力説するだんながしょっちゅうしょっちゅうもやしの入った料理を作ってくれるようになって、もやしの美味しさに開眼した私。
焼きそばに混ざるもやしはシャクシャクと良い歯触りがして本当に美味しいのだ。
スモークタン
アクアパッツァ製レトルトパック
魚介とブロッコリーのクリームソースのスパゲティ
サンミゲール
珍しく、一家揃ってやる気がない。
「ピザ〜〜〜?」
「ピザも、なぁ……。カツ丼、とか。」
「おおおーーーー。いいねぇ〜〜〜〜。」
と非常に間の抜けた会話の後、いつも頼んでいる近所ではめっぽう美味い蕎麦屋に出前を頼む。が、日曜定休。
「ぬおぉぉぉぉ、カツ丼気分が高まっていたのに〜〜。」
「うーん。やっぱりピザにする?」
「いやいや、ほか弁までチャリ走らせてなんとしてもカツ丼を……。」
「そ、それはかなり面倒では……」
「いっそのことみんなでチャリ乗ってフォルクスでも行くぅ?」
「んんんー、めんどくさい〜〜〜。」
ますますやる気がなくなっているのである。
で、結局重い腰を上げたのは私だった。
「真空パックあるし、スパゲティにしちまいましょー。」
とスパゲティを茹で茹で。冷蔵庫で4種類保存されていたパスタソースのうちの1つ、クリームソースのものを取り出して湯で温める。ビールのつまみにスモークサーモンとスモークタン。薄切りにするだけ。
魚介が入るというクリームソースは淡泊そうな感じがして、茹でたてのパスタにバターを絡めることにする。湯気のたつスパゲティに大きなバターの塊を放り込みかき混ぜてうりゃうりゃと溶かす。良い香りが漂ったら盛りつけてソースかけてできあがり。恐ろしく手抜きな夕飯だ。
細かい魚介がごろごろと入るソースは、とても旨味があって美味しかった。サラサラの滑らかなソースの中に大きな魚介の身がごろんごろんと入っている方が本当だったら好みなのだけど、そのあたりは大量生産のパック入りの限界なのかもしれない。イカや貝、白身魚の身らしきものがたっぷりざくざくと入っているソースをパスタにツルツル絡めながら食べた。